健康効果、ダイエット、風邪や花粉症予防にも効果がある重曹クエン酸水。巷で話題になっているがために、
- 健康にいいといった効果はデマ・嘘
- 効果なし
- 危険でデメリットしかない
そんな口コミや評判がgoogleの検索にも出ていました。
健康に意識を向けて重曹クエン酸水を飲み始めようと思っている皆さんが安心して飲んで楽しめるよう、その真相を丁寧にお伝えしていきます。
【悪いウワサの真相】デマ・嘘といった重曹クエン酸水の評判について
アクアソムリエ久保さん結論から言えば重曹クエン酸水は過剰な量・間違った材料でなければ危険性はありません。
それでも「効果はデマ」「効果なし」や「危険」といったネガティブな評判があるのは、いったいなぜでしょうか。重曹クエン酸水について、その効果は本当にデマなのか、それとも懸念すべき真実があるのか、その真相を解説していきます。
重曹クエン酸水の効果についてのウワサ
重曹クエン酸水には、消化を助ける、体のpHバランスを整える、デトックス効果などが期待できます。
この効果には一定の科学的根拠があります。たとえば、重曹は胃酸を中和する働きがあり、一時的に胃もたれや胸やけを緩和する効果などなど。つまり重曹クエン酸のその効果について、デマや嘘では決してないということです。
アクアソムリエ久保さんしかしこれらの効果は個人差が大きく、実際には長期的な健康効果に関する科学的研究はまだ不十分でしょう。
「効果なし」という評判の背景
「効果なし」という声が挙がる主な理由は、過度の期待から来るものです。重曹クエン酸水が万能薬のように語られることがありますが、実際にはその効果は限定的です。
また、正しくない飲み方で効果を感じられなかった場合も、「効果なし」という印象を持つ原因になります。
危険性に関するウワサ
重曹クエン酸水の安全性については、適切な濃度で使用する限り健康な成人には大きな問題はありません。
ただし、過剰に摂取した場合は胃腸の不調やナトリウムの過剰摂取による健康リスクを引き起こす可能性があります。
- 高血圧の人
- 妊娠中の女性
- 特定の疾患を持つ人
アクアソムリエ久保さんこれらに当てはまる人は、飲む前にまずはお医者さんに相談しましょう。
効果なし、なわけがない重曹クエン酸水の魅力｜基本的な仕組みとメリットのおさらい
「重曹＆クエン酸水」は、重曹（弱アルカリ性）とクエン酸（酸性）を水に溶かし、化学反応によってシュワシュワと発泡する特性を活かしたものです。よく知られるメリットとして、胃酸の中和やクエン酸サイクルを活用した疲労回復、さらには掃除や除菌に使う人も多いです。
- 胃酸の中和による胸焼け・胃もたれ軽減（即効性を期待）
- 乳酸を中和し、運動後の疲労回復をサポート
- 掃除用にすると、油汚れやピンク汚れ（ピンクぬめり）除去に有効
- 発泡性を活かして口内ケア・うがいにも活用できる
ただし、重曹水やクエン酸水それぞれならまだ安全性が比較的高いものの、「混ぜること」によって「発泡・中和作用が強まる」分、濃度やタイミングを誤ると体調不良を招いたり、家の中で思わぬトラブルを起こすこともあります。
2. 抑えておきたい！重曹＆クエン酸水の主なデメリット
消化器系への負担
重曹とクエン酸を同時に摂取すると、一時的に胃の中で大量の二酸化炭素が発生し、胃の膨張感やゲップ、場合によっては腹痛や胸やけを引き起こすことがあります。特に空腹時や濃度が高すぎる場合は、胃粘膜を刺激し、消化不良や胃痛の原因になることもあるため注意が必要です。
腎臓や高血圧への影響
重曹にはナトリウムが含まれているため、過剰に摂取すると高ナトリウム血症を引き起こすリスクがあります。また、クエン酸を大量に摂取すると、逆にカルシウムの吸収を妨げる可能性が指摘されており、これらが積み重なると腎臓に負担がかかったり、腎結石や高血圧を助長する恐れもあります。
歯や口腔内への影響
重曹自体は研磨作用によって歯の着色を落とすメリットがありますが、クエン酸の酸性度が強いため、長期間にわたって濃度の高い重曹＆クエン酸水でうがいや歯磨きを行うと、歯のエナメル質が溶けやすくなるリスクがあります。また、口腔内のpHが急激に変動すると歯茎への刺激や口内乾燥を招き、口臭悪化につながる場合もあります。
家庭内トラブルや掃除中の事故リスク
掃除用途で重曹とクエン酸を混ぜると発泡性が高くなるため、キッチンシンクや排水口で泡が溢れることがあります。排水管に詰まりがあると泡が逆流して床や壁が汚れたり、排水パイプにダメージを与える場合もあります。また、浴室や洗面所で使用すると床が濡れて滑りやすくなり、転倒事故のリスクが増大します。
分量や飲むペースを間違えると危険の可能性｜重曹クエン酸水の正しい飲み方
以下の点にはぜひ気をつけていただきたいです。
- 分量
- 飲むペース
この2点についてそれぞれ解説していきます。
気をつけたいポイント①：分量
重曹クエン酸水を飲む際には、分量を正確に守ることがとても大切です。コップ一杯（約200ml）に対し重曹とクエン酸の一般的な推奨量は、
- 重曹：小さじ1/4
- クエン酸：小さじ1/2
この比率を大幅に超えると、胃腸の不調やナトリウムの過剰摂取につながり、高血圧のリスクを高める可能性があります。
気をつけたいポイント②：飲むペース
重曹クエン酸水は、一日に数回までとし、特に空腹時の摂取は避けましょう。空腹時に摂取すると、胃酸の過剰中和が起こり消化不良や胃の不快感を引き起こすことがあります。
理想としては食後がいいでしょう。
胃酸が活発に分泌されるタイミングで飲むことで、胃酸の過剰な中和を避けることができます。
実際にあった！主婦のリアルな失敗談３選
ここからは、3組の主婦による会話形式で「重曹＆クエン酸水」を使ったときに起こった失敗例を紹介します。あくまで個人の体験談ですが、参考にしてリスクを回避しましょう。
【登場人物】
・Dさん（30代 主婦）
・Eさん（40代 主婦）
・Fさん（50代 主婦）
＜消化器系トラブル編＞
D：「先週から疲れてて、夜に重曹＆クエン酸水をゴクゴク飲んでみたんだけど…なんかお腹がゴロゴロして、夜中に胃が痛くなっちゃったの。」
E：「えっ、それって濃度が濃すぎたんじゃない？私も一度、強気に小さじ1ずつ溶かして飲んだら、胃がパンパンに張ったことがあるの。」
D：「そうなの？私はただ体にいいかなって…でも空腹時に一気飲みしちゃったのがマズかったみたい。」
E：「次からは薄めにして、食後30分くらい経ってから飲むといいよ。」
＜口腔内トラブル編＞
E：「Fさん、この前鏡を見たら歯の縁がなんだか白く濁ってるように見えてね？」
F：「あら、それって重曹でゴシゴシしすぎたせいかもね。うちは掃除用に余ったクエン酸も一緒に使ってたから、口の中がピリピリして虫歯じゃないか心配になったよ。」
E：「私も最近、朝晩うがいに使ってたら、歯茎が少しヒリヒリして…。慌てて歯医者に行ったら、『酸性度が高すぎますね』って言われたの。」
F：「口腔ケア用なら、クエン酸はもっと薄めにしないとダメみたいね。」
＜家庭内トラブル編＞
F：「子どもの靴がカビてたから、排水口に重曹＆クエン酸水を流してみたらさ、思いっきり泡が溢れてリビングの床まで水浸しになっちゃったのよ！」
D：「うわぁ、それは大変だったね。うちも一度、キッチンの排水口につまってたから試したら、勢いよく泡が上がってシンクの外まで飛び散ったわ。」
F：「しかも、水を慌てて拭いたらすべって転びそうになって…本当に危なかった。」
D：「掃除のときはバケツで受け皿を作るか、あらかじめ排水口の詰まりを取り除くのが鉄則みたいね。」
重曹＆クエン酸水の濃度によるデメリット比較表
| 濃度（重曹：クエン酸） | pH目安 | 主なリスク | 推奨使用頻度 |
|---|---|---|---|
| 0.5g：0.5g（薄め） | 約8.0 | ほぼ問題なし（長期連続使用は注意） | 週2～3回まで |
| 1g：1g（中程度） | 約9.0 | 軽度の胃の膨満感、歯のエナメル質摩耗リスク | 週1～2回まで |
| 2g：2g（濃いめ） | 約9.5以上 | 胃痛・胸やけ、歯のヒリヒリ、腎臓への負担増大 | 初心者は避ける |
表のとおり、濃度が高まるほど胃への刺激や歯へのダメージ、ナトリウム過剰リスクが急激に上昇します。まずは「薄め（0.5g：0.5g）」から試し、身体の反応を確認してから濃度や使用頻度を調整しましょう。
注意点まとめ＆安全に使うためのポイント
- 空腹時は避ける：胃粘膜を傷めやすいため、必ず食後30分以上空ける
- 薄めから始める：重曹・クエン酸各0.5g程度の薄めの濃度から試す
- 使用頻度の目安を守る：週に1～2回程度までに留め、長期連続使用は避ける
- 口腔ケア時は更に薄める：歯磨きやうがいに使う場合はクエン酸0.1～0.3gまでに抑える
- 家中で使う際は水分を拭き取る：泡が溢れたらすぐに拭き取り、床の滑りやすさを防止
- 持病や薬を服用中の方は医師に相談：特に高血圧・腎臓疾患・妊娠中は要注意
Q＆A（よくある質問）
毎日飲んでも大丈夫？
なるべく週1～2回程度にとどめましょう。毎日連続使用すると胃や腎臓への負担が蓄積しやすく、高ナトリウム血症や歯へのダメージリスクが高まります。
子どもや高齢者も使える？
子どもや高齢者はさらに薄め（重曹0.3g：クエン酸0.3g程度）に調整し、服用後の体調をよく観察してください。特に腎機能が低下している方は医師と相談が必要です。
掃除に使うならどのくらいの濃度が最適？
掃除用途では重曹10g：クエン酸10gを500mlのぬるま湯に溶かす程度で十分です。ただし、発泡が激しくなるため、排水口やシンクの詰まりを事前に確認し、小さな容器で試してから使用しましょう。
飲み続けたらダイエット効果はある？
重曹＆クエン酸水自体に直接的なダイエット効果は期待できません。ただし、胃もたれ軽減や乳酸の中和で食欲コントロールや運動後の疲労回復につながり、間接的にダイエットサポートにはなる可能性があります。
まとめ：正しく理解して安全に活用しよう
重曹＆クエン酸水は、疲労回復や掃除、口内ケアなどに幅広く使える便利なアイテムですが、濃度や使用頻度を誤ると副作用や事故リスクがあることを理解しておきましょう。特に空腹時の摂取、高濃度での長期連続使用、排水詰まりへの配慮がないまま掃除に使うと、胃痛・胸やけ・歯のダメージ・床の滑り事故などのトラブルを招きやすくなります。
まずは薄めの濃度（重曹0.5g：クエン酸0.5g）で週1回程度から試し、ご自身の体調や使用状況に合わせて調整してみてください。本記事の注意点や表・グラフを参考に、安全・快適な「重曹＆クエン酸水ライフ」をスタートしましょう。
なお、持病がある方や薬を服用中の方、妊娠中・授乳中の方は、必ず専門医に相談したうえで取り入れるようにしてください。
