炭酸成分を配合したクレンジング剤や洗顔料も販売されており、その美容効果は益々注目されています。
今回は炭酸水洗顔の美容効果やデメリットをお伝えします。
- 炭酸クレンジングは新陳代謝アップや肌のキメを整えるなどの効果あり
- 洗顔頻度は週1回~2回がベスト
- 炭酸水入りの化粧水もおすすめ
炭酸水で洗顔するとうれしい4つの効果
炭酸水には健康に良い様々な効果があり、お肌に使用することで次のような効果が期待できます。
ただし、人によっては「まったく効果を感じない!」という意見もあるので実際に試してみるしかなさそうですね。
1.肌の生まれ変わりを促進
炭酸水で洗顔すると肌の細胞内の酸素量が増え自然治癒力を高める効果があります。
いわゆる「ターンオーバー」ですね。
個人差もありますが健康な皮膚のターンオーバー周期は約28日で繰り返され、どんどん新しい細胞に入れ替わっていきます。
しかし、年齢を重ねるにつれてターンオーバー周期が長くなり細胞が生まれ変わるのに時間がかかってしまいます。
その結果、シミが濃くなったり傷跡がなかなか消えなかったりするのです。
炭酸水で洗顔すればターンオーバー周期がスムーズになる効果が期待できます。
2.血行促進で新陳代謝がアップ
炭酸ガスが肌に浸透して、毛細血管に吸収されると血中の二酸化炭素濃度上がり血液の流れが良くなります。
そして、血流が良くなると新陳代謝(しんちんたいしゃ)がアップします。
新陳代謝は25歳頃から低下していくといわれており、新陳代謝が低下するとお肌のターンオーバー周期にも影響します。
炭酸水の洗顔によって新陳代謝がアップしターンオーバー周期も良くなるでしょう。
3.肌のキメを整える
炭酸水で洗顔すると毛穴がキュッと引き締まりお肌のキメを整え、お肌のハリも期待できます。
これは収斂作用(しゅうれんさよう)という効果になります。
収れん作用(しゅうれんさよう)とは?
タンパク質を変性させることにより組織や血管を縮める作用でアストリンゼント効果とも呼ばれる。
収れん作用には止血・鎮痛・防腐などの効果があり、化粧品や医薬品としても用いられている。
4.炭酸ガスで肌表面の汚れを浮かす
炭酸ガスが毛穴に入り込んだ微細なほこりや皮脂などの汚れを浮かしてくれます。
そして、浮いた汚れをそのまま洗顔で洗い流せるので洗浄効果がアップします。
正しい炭酸水の洗顔方法
炭酸水を使って洗顔する方法は大きく3つあります。
敏感肌の方はなるべく肌への刺激が少ない洗顔から試してみましょう。
1.炭酸水でクレンジングを泡立てる
普段から使用しているクレンジングを炭酸水で泡立てます。
炭酸ガスが含まれているので「キメ細やかで弾力のあるモチモチ泡」を作ることができます。
炭酸水で天ぷら粉を作るとふわふわサクサクになると言われていますよね。
同じようにクレンジング材を炭酸水で泡立てることで、水とはまた違ったモチモチ泡になります。
2.炭酸水ですすぎ洗いをする
クレンジングで洗顔する前にまず炭酸水で顔をすすぎます。
もしくは洗面器に炭酸水を入れて30秒~1分ほど顔を浸し3回ほど繰り返します。
そうすることで毛穴が開き汚れが浮き出るので、クレンジングした際に汚れが落ちやすくなります。
3.炭酸水パック
コットンに炭酸水をたっぷりと染み込ませて、ひたひたになった状態のまま顔にのせて数分間パックします。
炭酸水は刺激が強いので頻度は週に1~2回がおすすめです。
また、炭酸水には保湿効果はありませんので、必ず化粧水や乳液などでしっかり保湿することを忘れずに。
炭酸水で洗顔するときの注意点
洗顔する頻度は週1回~2回がベスト
敏感肌の人にとっては炭酸ガスの刺激が強く感じることがあります。
その場合は無理をして続けず、頻度を下げるか炭酸水洗顔自体をやめましょう。
また、お肌に異常がなくとも炭酸水を使った洗顔は週1回~2回が理想です。
ノンフレーバーで無糖の炭酸水を選ぶ
当然のことですが、炭酸水は砂糖の含まれていないものを選びましょう。
原材料が水と炭酸だけのものですね。
天然水を使った炭酸水や純水を使った炭酸水のどちらでも構いません。
ただし、天然水に含まれているミネラルは飲むことでしか体内に吸収されませんので洗顔に使うには勿体ない気がします。
できれば水と炭酸水だけの安いものを使いましょう。
実はカロリーゼロはkcalではない?
よくラベルに「カロリーオフやゼロカロリー」といった表記がされています。
実はこれらの表記がされている飲み物や食べ物にはカロリーは含まれています。
カロリーオフやゼロカロリーは5kcal未満なら表記できるように、消費者庁の栄養表示基準によって定められています。
ゼロカロリー ノンカロリー | 100g当たり5kcal未満 (飲料は100mL当たり5kcal未満) |
---|---|
カロリーオフ | 100g当たり40kcal未満 (飲料は100mL当たり20kcal未満) |
つまり、炭酸水でも500mlのペットボトル1本あたり25kcal未満であればゼロカロリーと表示できるのです。
また「低カロリー・カロリーオフ・カロリーライト」などの表記は500mlのペットボトル1本あたり100kcal未満で表示できるということです。
洗顔用に炭酸水を購入するのであれば、必ず無糖のノンフレーバーを選びましょう。
作り置きや飲みかけの炭酸水は避ける
500mlのペットボトルを一度開封したとして、そのまま2.3日後にもう一度洗顔に使うのはやめましょう。
炭酸ガスの抜けた炭酸水で洗顔しても効果はありませんし、なによりお肌に使用するには不衛生です。
強炭酸を選んだ方がいい
炭酸水はできるだけ強炭酸を選びましょう。
微炭酸の場合は効果を感じにくい上に泡の持続性が低いです。
微炭酸と強炭酸ではクレンジング材を泡立てたときのキメ細かさやモチモチ感も全然違ってきます。
洗顔に使うなら安い炭酸水がいい
前述したように炭酸水の洗顔ではミネラルウォーターでも純水でも効果は変わりません。
あくまで炭酸ガスの強弱で効果に差が出るくらいです。
そこで20種類以上の炭酸水を選べた結果わかった、洗顔に最適な炭酸水を紹介します。
サンガリア 伊賀の天然水 強炭酸水
種類 | 天然水 | 炭酸強度 | とても強い |
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硬度 | 約10~30mg/L(軟水) | カロリー | 0kcal |
値段 | 1,857円(1000ml×12本) |
安くて強炭酸で洗顔に使うには最適な「サンガリア 伊賀の天然水 強炭酸水」です。
さらに炭酸の強さを表すGV(ガスボリューム)最大値のレベル5です。
炭酸がとても強くて飲んでもおすすめ、洗顔に使用しても安くておすすめの炭酸水です。
1本が1リットル単位なので自宅でペットボトルが溜まる数も少なくて済みます。
炭酸水入りの化粧水もある
炭酸水で洗顔するのはやはり勿体ないと思うかもしれません。
炭酸水が美容に注目され始めてから今では炭酸ガスが配合されているクレンジングや化粧水が販売されています。
その中でも特に人気のあるものを2つ紹介します。
PLOSION マイクロバブルウォッシュ
毛穴よりも小さなマイクロバブルと炭酸を合わせた洗顔。
マイクロバブルによる美容効果はシャワーヘッドのミラブルで一気に注目されるようになりましたね。
炭酸マイクロバブルの力を是非、実感してみてください。
マイクロバブルの効果が気になる方は『シャワーヘッド・ミラブルを実際に6ヵ月間使用した感想』をご覧ください。
フロムCO2 フェイシャルウォッシュ
なんと6年のも歳月をかけて石鹸に高濃度の炭酸を含ませるという、難しい技術に成功した炭酸クレンジング。
濃度の高い炭酸泡洗顔料で洗えば、古い角質によるくすみをクリアにして透明感のあるお肌へ導きます。
炭酸水で洗顔を試してみたいと考えている方は、どちらか1つは試してみても損はしないと思います。