思考発話法ユーザビリティテストとは
思考発話法ユーザビリティテストとは、ユーザにタスク(課題)を提示し、その実行過程において考えていることを話しながら操作してもらう手法です。
ユーザの行動と発話から、インターフェース上のどの部分に問題があるのか、なぜその問題が起きたのかを詳細に把握できます。
何ができるか/ご利用想定シーン
- ユーザビリティ問題の抽出
ユーザテストでは実際のターゲットとするユーザに、ある目的のタスク(課題)を行ってもらい、その際の行動、発話を記録・観察し、分析の材料とします。ユーザのタスクの実行過程における失敗や混乱、さらに発話内容からインターフェースの具体的な問題点が明らかとなります。ヒューリスティック評価だけでは得にくい問題点を抽出することが可能です。
- ユーザビリティ問題の原因探索
ユーザを観察しながら、問題点の抽出とともに、その問題の深刻さ(独力で回復できるか)、頻出度(頻繁に操作する内容か、何度やっても間違えてしまうか)などの推測をします。インターフェースの具体的な問題点の抽出にとどまらず、なぜ失敗したのか、なぜ不満を述べたのかを明らかにできます。
利用例・向いているテーマ
- 組み込み系ソフトウェア、Webサイトのユーザビリティ検証
- 組み込み系ソフトウェア、WebサイトのUIの設計