一対比較法とは
一対比較法は、複数あるプロダクトの選好度の順位付けを行う手法です。評価物の全てのペアに対して、1対1比較を繰り返すことによって、対象物同士の微妙な差異を反映した選好度を数値化することができます。
何ができるか/ご利用想定シーン
- デザイン案の評価・選定
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- 一対比較法では、類似度の高いプロダクト同士でも、その差異を詳しく評価、分析することができるため、商品開発時のデザイン案やコンセプト案の選定などに有効な手法です。また、複雑なコンセプトや多面的な要素をもったプロダクトの比較においても、回答者は1対1で「どちらがより好ましいか?」を判断すればよいので、1回ごとの評価の負担が比較的軽く、評価の矛盾が起きにくいというメリットがあります。
アウトプット例
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- 一対比較法では、プロダクトごとに集団の平均的な選好度の値が得られ、それぞれのプロダクト間の選好度の差の大きさを確認することができます。また、プロダクト間の差が「統計的に意味のある差であるか」を検証する、検定を行うことができます。