ペーパープロトタイピングとは
ペーパープロトタイピングとは、UIのプロトタイプの作成、ユーザーテスト、問題点の洗い出し、プロトタイプの変更、というサイクルを繰り返すことで、よりユーザブルなUIを設計する手法です。
何ができるか/ご利用想定シーン
- プロトタイプの作成
UCDにおけるプロトタイプとは、ユーザーインタフェース(UI)上の問題点を実装前に洗い出すための試作品のことです。UIの問題点をなくすことが目的のため、変更が容易にできるよう、紙に手書きしたり(ペーパープロトタイプ)、PowerPointで作成したりします。
- ユーザーテストと問題点の洗い出し
ターゲットとなるユーザーにタスクを課し、プロトタイプを操作してもらいます。テスト中またはテスト直後に、ユーザーの行動や発話を分析して、UI上の問題点を洗い出します
- プロトタイプの変更・作り直し
発見された問題点に応じて変更の方針を立て、プロトタイプに手を加えたり作り直したりします。
次のテストでは、その新しいプロトタイプをユーザーに操作してもらい、変更の方針や方法が正しかったのかを検証します。問題が改善されなければ、さらに上記のサイクルを繰り返します。 - ペーパープロトタイピングのメリット
この、プロトタイプの作成→ユーザーテスト→問題点の洗い出し→プロトタイプの変更、というサイクルを何度も繰り返すことで、UIは徐々にユーザブルになっていきます。設計の段階で問題点をなくすため、実装後に問題点を見つけて修正するのに比べ、開発コストを低く抑えることができます。
イードのペーパープロトタイピングの特長
- 一般パネルを使ったユーザーテストが可能
ユーザーテストの調査協力者は、そのUIのターゲット像と合致する必要があります。イードなら、独自のリサーチパネル・約16万人の中からピンポイントで協力者をリクルートできます(サンプルサプライを含めると約60万人の中からリクルート可能です)。
- お客様の社内での簡易的なユーザビリティテストもサポート
ユーザビリティテストには費用や時間がかかります。そのようなコストを抑えたいというお客様のために、イードでは、お客様の社内でテストを実施される際のサポートやコンサルテーションもいたしております。たとえば、社内での調査協力者リクルートやプロトタイプ作成の方法の伝授、テスト環境の構築のお手伝いなどをいたします。
利用例・向いているテーマ
- ハードウェア、組み込み機器(カーナビゲーションシステム、携帯電話、デジタルカメラ等)
- パソコン用ソフトウェア、Webサイト等