マンション向けの光回線のおすすめは？確認ポイントと導入方法を解説！

本記事ではマンション向けの光回線のおすすめを紹介しています。

マンション向け光回線を選ぶときは、月額料金や通信速度、利用期間など、重視するポイントによっておすすめは違います。

本記事では、工事不要の場合申し込みから開通までの期間やマンションでオンラインゲームにおすすめの光回線についても解説しています。

マンションに光回線を導入したい方や、どの光回線にしようか迷っている方は、ぜひ最後までお読みください。

マンションで光回線を契約する前に確認するポイント

マンションで光回線導入を考えている方は、契約前に以下の3つのポイントを確認しましょう。

光回線を契約したいマンションで初めにおこなうのは、光回線が導入済みか確認することです。

マンションの導入状況によって、回線工事内容や開通までの時間が違います。

光回線が導入済みの場合は開通工事不要で契約できるため、工事費や工事の立会いなどの負担が少なくて済みます。

光回線が導入されていない場合は、光サービスの提供エリアを確認のうえ管理会社などに新規工事が可能か確認し、許可を取ったうえで申し込んでください。

すでに光回線が導入されているマンションで別の光回線を契約したい場合も、大家さんや管理会社からの許可が必要です。

光回線を契約できない場合は、ポケットWi-Fiやホームルーターなどの工事不要で利用できるインターネット回線を検討しましょう。

マンションに光回線が導入済み（工事済み）か確認

マンションの光回線は、建物への導入状況により工事内容が異なります。

マンションに光回線が導入済みの場合は光回線の開通工事が不要なので、申し込みから短期間で利用開始できるケースが多いです。

光回線導入済み（回線工事済み）マンションであるかは、以下の方法で確認できます。

ただし導入済みの場合でも、マンションの配線方式によって通信速度が大きく違うため注意が必要です。

① 大家さんや不動産会社、管理会社に確認する

マンションの光回線導入状況は、契約前のマンションなら不動産会社、契約済みなら大家さんや管理会社へ問い合わせてください。

契約できる光回線が限定されていない場合は、希望の光回線を伝えるとスムーズに手続きができます。

ただし光回線の導入状況についてすぐに返答がないこともあるため、急ぎの場合は以降の確認方法も試してみてください。

② 不動産サイトの賃貸物件情報を確認する

Web上の賃貸物件情報サイトでは、マンションのインターネット対応状況から利用できる光回線事業者まで確認できる場合もあります。

マンションの光回線対応状況には、以下の3パターンがあります。

インターネット完備
工事不要ですぐにインターネットを利用できる状態。
インターネット対応
共有スペースまでの回線工事は完了しているが、利用するにはプロバイダとの契約や回線を部屋へ引き込む工事が必要な状態。
インターネット非対応
建物自体に光回線が通っていない状態。

ただし記載されている情報が古く、実態と違うこともあるため、大家さんや管理会社にも確認すると安心です。

③ 光コンセントが設置されているか確認する

入居前にマンションの部屋に入れる場合は、光コンセントの有無から光回線の導入状況を確認できます。

室内に光コンセントがあっても、共有スペースがら各部屋までケーブルが届いていないケースや、ケーブルが断線しているケースもあるため、光コンセントの有無での確認はあくまで目安として考えましょう。

また、配線方式によって通信速度が遅くなる可能性があるため、事前に配線方式も確認しておくとよいでしょう。

光回線がひかれていない場合、工事ができるか確認

マンションの構造や工事内容によっては工事ができないケースもあるため、必ず大家さんや管理会社に確認し、必要な場合は許可を取りましょう。

マンションのインターネット状況によって、許可が必要かどうかは変わります。

インターネット完備
工事の必要はないので確認や許可も不要。
インターネット対応
許可が不要なケースもある。
インターネット非対応
工事は大がかりになるため必ず許可が必要。

インターネット完備以外のマンションの場合は、大家さんや管理会社に確認すると安心です。

大家さんや管理会社に確認する際は、導入したい光回線の回線工事のホームページを見せるなど、工事内容や費用をわかる範囲で説明すると許可が下りやすいです。

マンションの契約前なら、大家さんは物件を売るために工事許可を出しやすいので、可能なら申し込み時に開通工事の交渉をおこなうとよいでしょう。

開通工事が可能な場合は、退去時の撤去工事が必要かどうかまで確認しておくと、引っ越す際もスムーズに手続きできます。

工事の許可が下りなかった場合は光回線を契約できないので、ホームルーターやポケット型Wi-Fiなど、工事不要で利用できるインターネット回線がおすすめです。

導入済み以外の光回線の個別契約ができるか確認

すでに光回線が導入済みのマンションでも、個別契約すると新たに別の光回線を導入できます。

マンションで光回線を個別契約する際は工事が必要になるので、大家さんや管理会社からの許可が必要です。

また、光回線の契約はマンションプランではなく戸建てプランと同じ扱いになります。

そのため、希望する光回線業者に連絡し、導入するマンションで戸建てプランが利用可能か確認することも必要です。

マンションで光回線を個別契約すると、1つの回線を各世帯で共有する必要がないので、高速で安定したインターネット通信が期待できます。

また、プロバイダやプランの自由度が高く、他の住人と共有するリスクも減らせます。

光回線の個別契約を考えている方は、おすすめ光回線から検討してください。

マンションで選ぶ際の比較ポイントとおすすめ光回線

マンションで契約する光回線を選ぶ際は、以下の3つのポイントで比較しましょう。

月々の支払いの負担を減らしたい方は、光回線の月額料金が安く解約金もかからない「GMOとくとくBB光」がおすすめです。

また、テレワークやオンラインゲームなどで快適にインターネットを利用したい方は、通信速度が速い「NURO光」や「NURO光 for マンション」が導入されているマンションを探してみましょう。

総合的にコストがかからない光回線なら、高額なキャッシュバックが貰える「auひかり」や「ドコモ光」をご検討ください。

マンションの月額料金や解約金を比較

マンションタイプの光回線は、マンションの各世帯で設備を共有している分月額料金は安くなりますが、同じプロバイダでも通信速度（ギガ）や契約期間によって料金が変わります。

以下の表は、主な光回線10社のマンションプランの月額料金をまとめたものです。

光回線	基本月額料金 （マンションプラン）
NURO光 for マンション	2ギガ：2,540円 10ギガ：3,090円
GMOとくとくBB光	1ギガ：3,773円 10ギガ：5,940円
NURO光	2ギガ：5,200円 10ギガ：5,700円
ドコモ光	1ギガ：4,400円 10ギガ：6,380円
auひかり	1ギガ：4,180円 10ギガ：5,588円
ビッグローブ光	1ギガ：4,378円 10ギガ：6,270円
ソフトバンク光	1ギガ：4,180円 10ギガ：6,380円
eo光	1ギガ：3,876円
コミュファ光	1ギガ：4,070 円 10ギガ：5,940 円
GameWith光	1ギガ：4,840円 10ギガ：7,370円
楽天ひかり	1ギガ：4,180円

上記の光回線のうち、月額料金が安いのは「NURO光 for マンション」です。

ただしNURO光 for マンションは提供エリアが限定的で、導入済みのマンションでしか契約できない点に注意しましょう。

マンションに「NURO光 for マンション」が導入されていない場合は、月額料金が安くお得なキャンペーンを適用できる「GMOとくとくBB光」がおすすめです。

GMOとくとくBB光のキャッシュバック金額は最大138,000円です！

10ギガのプランの特長は圧倒的な通信速度ですが、その分月額料金は高く設定されており提供エリアも限られます。

また契約期間縛りのないプランの月額料金は高くなる傾向がありますが、解約金の請求がないため解約を検討しやすいメリットがあります。

月額料金が安いおすすめの光回線は「GMOとくとくBB光」

GMOとくとくBB光は月額料金が安く、キャッシュバックキャンペーンも充実しているお得な光回線です。

光コラボのサービスなので提供エリアが広く、フレッツ光回線の設備があるマンションでは工事不要で利用できます。

もし工事が必要な場合でも、36ヵ月の利用で最大26,400円分の工事費が実質無料になるため安心です。

スマートフォンとのセット割はありませんが、格安SIM「mineo」とセット契約でデータ容量から最大6ヵ月間一律10GB増量特典があります。

また大手キャリアのように、セット割のある光回線に縛られることがありません。

格安SIM（格安スマホ）利用者にとって、契約期間の縛りもなく、解約時に違約金もかからない点は最大のメリットです。

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マンションの通信速度を比較

光回線	通信速度（実測値）
GMOとくとくBB光	下り：292.37Mbps 上り：358.23Mbps Ping値：18.49ms
NURO光	下り：632.5Mbps 上り：636.87Mbps Ping値：11.56ms
ドコモ光	下り：288.06Mbps 上り：340.18Mbps Ping値：18.49ms
auひかり	下り：600.65Mbps 上り：674.45Mbps Ping値：13.35ms
ビッグローブ光	下り：278.97Mbps 上り：314.6Mbps Ping値：17.87ms
ソフトバンク光	下り：330.35Mbps 上り：389.16Mbps Ping値：14.97ms
eo光	下り：833.37Mbps 上り：763.99Mbps Ping値：14.47ms
コミュファ光	下り：659.48Mbps 上り：647.11Mbps Ping値：13.87ms
GameWith光	下り：530.18Mbps 上り：591.87Mbps Ping値：15.38ms
楽天ひかり	下り：216.17Mbps 上り：231.6Mbps Ping値：17.97ms

関西エリアにお住まいなら、上記比較においてeo光が最速の光回線です。

eo光より提供エリアを広げて検討するなら、NURO光がおすすめの光回線です。

下り・上りの速度が速いだけでなく、Ping値も小さいのでオンラインゲームにもおすすめです。

 YouTube視聴やSNSの閲覧では特に下り速度が重要
 動画を投稿したりテレワークをする場合は上りの速度をチェック
 オンラインゲームをする場合は、応答速度を表すPing値が重要

NURO光の契約前には、提供エリアと導入済マンションか確認してください。

個人契約などその他の光回線を利用する場合は、契約前に通信速度実測値の確認をおすすめします。

各光回線のホームページに記載されている通信速度は理論上の最大速度で、実際の通信速度とは異なります。

マンションでも快適にインターネットを使いたい方は、上記通信速度の実測値を参考にしてください。

通信速度が速くオンラインゲームの利用を考えている人は「NURO光」

NURO光は他の光回線と比べて、実際の通信速度が速くオンラインゲームでも快適にプレイできます。

また、光回線は1ギガと10ギガからプランを選べるものが多いですが、NURO光は2ギガと10ギガのプランが提供されているので、「1ギガでは物足りないけど10ギガは持て余してしまう」という方にもおすすめです。

契約期間ありのプランなら、特設サイトからの申し込みで開通から11ヵ月後に60,000円のキャッシュバックが受け取れます。

スマートフォンをソフトバンクで契約しているなら、スマートフォンの利用料金が永年毎月最大1,100円割引されてさらにお得です。

契約から2ヵ月以内の解約なら契約解除料や工事費残債がかからないので、お試しで初めてみるのもよいでしょう。

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導入されている場合は「NURO光 for マンション」がおすすめ

NURO光 for マンションの基本情報
初期費用	3,300円
月額料金	2ギガプラン：2,540円～ 10ギガプラン：3,090円～
通信速度	下り：632.5Mbps 上り：636.87Mbps Ping値：11.56ms
契約期間	2年（2ギガのみ） 3年 契約期間なし
エリア	2ギガプラン 北海道、関東（東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬）、東海（愛知、静岡、岐阜、三重）、関西（大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良）、中国（広島、岡山）、九州（福岡、佐賀）（一部エリアを除く）  10ギガプラン 宮城、福島、山形の一部エリア
スマホセット割	なし
キャンペーン	25,000円 キャッシュバック 工事費実質無料
解約金	2ギガ（3年契約）プラン：528円 2ギガ（2年契約）プラン：363円 10ギガ（3年契約）プラン：1,078円

すでにNURO光 for マンションが導入されている場合は、通信速度が速いNURO光回線を安く利用できるのでぜひ検討しましょう。

キャッシュバック金額は25,000円と少ないですが、建物内での契約人数が10人以上の場合は月額料金がNURO光の半額以下になりお得に利用できます。

▼2ギガプラン／3年契約の場合の月額料金▼

契約者数	月額料金
NURO光	5,200円
10人以上	2,540円
9人	2,870円
8人	2,980円
7人	3,090円
6人以下	3,200円

希望のマンションに「NURO光 for マンション」が導入されていない場合でも、40戸以上の場合なら設備導入希望のエントリーをおこない導入完了すると申し込みできるようになります。

10ギガプランは宮城・福島・山形のみ提供されている点、39戸以下のマンションでは利用できない点に注意しましょう。

マンションの実質支払い総額を比較

キャッシュバックや割引などのキャンペーン、工事費、解約金などを加味すると、光回線の月額料金が安くても総額は高くつく場合があります。

そのため、できるだけ費用を抑えたい場合は、利用期間ごとの実質支払い総額を比較して安いものを選びましょう。

マンションの光回線で月額料金が安いのはGMOとくとくBB光ですが、実質支払い総額は最安ではありません。

1年以内の利用ではドコモ光がおすすめです。

ドコモ光はキャンペーンで新規工事費無料なので、短期間で解約する場合でも工事費残債の請求はありません。

また、3階建て以下のマンションならauひかり（マンションタイプ：ミニギガ）が安いです。

ドコモ光もauひかりもは契約しているスマートフォンによってスマホ割が適用できさらにお得になります。

3階建以下のアパートなら「auひかり」がおすすめ

auひかりは月額料金が高めですが、最大94,000円の高額キャッシュバックが貰えるので1年〜3年以内の契約なら実質支払い総額は最安値です。

auひかりマンションは安く、なかでも3階建て以下のマンションで契約できる「マンション ミニギガ」が特におすすめです。

ただし、auひかりマンションは通信速度が十分に出ないこともあるため、auひかりホーム（戸建て）の利用も検討してみましょう。

3年以上の利用では、マンションミニギガよりもauひかりホームのほうが実質支払い総額が安くなります。

3階建て以下のマンションで条件を満たせばauひかりホームが契約できる可能性もあるため、通信速度が気になる方は大家さんや管理会社にauひかりホームを使えるか確認してみてください。

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1年以内の利用なら「ドコモ光」がおすすめ

ドコモ光は、最大60,000円キャッシュバックに加えて、工事費無料キャンペーンがお得です。

多くの光回線では工事費実質無料の場合が多く、キャンペーンの割引き終了前に解約すると工事費残債が一括で請求されます。

しかし、ドコモ光では工事費が完全無料なので、1年以内に解約しても工事費残債は発生しない分、実質支払総額が安くなります。

スマートフォンをドコモで契約している方は、スマホ割適用でさらにお得です。

また「ドコモ光1ギガ/10ギガ 新規お申込み特典」で1ギガプランは最大20,000ポイント、10ギガプランなら2,000ポイントのdポイントが進呈されます。

速度遅延を起こしにくいv6プラスの接続方式を採用しているので、安く利用したいけれど通信速度も気になる方にもおすすめです。

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光回線をマンションで利用する際の注意点

光回線をマンションで利用する際は、以下の3点に注意してください。

光回線の通信読度は配線方式によって、ある程度の上限があります。

ただし、配線方式を考慮してもなお通信速度が遅い場合は、ルーターのスペック不足や回線混雑などが考えられるため、原因に応じた対処をしましょう。

また、光回線を個人で契約して開通工事をおこなった際、契約内容によっては解約時に撤去工事が必要となり、工事の手続きや撤去工事費など、余計な手間や費用がかかることがほとんどです。

撤去工事費の負担を減らしたい方は、他社解約違約金をキャッシュバックしてくれる光回線への乗り換えもおすすめです。

短期間で光回線を解約する可能性がある方は、契約期間にも注意しましょう。

光回線の多くは契約期間が決められており、期間内に解約すると解約金が請求されてしまいます。

そのため、光回線を利用したい期間が短い場合は、契約期間がない光回線やホームルーターのような工事不要のWi-Fi契約も検討してみてください。

導入済みの光回線の通信速度が遅い場合がある

マンションの光回線の通信速度が遅い場合は、以下の可能性が考えられます。

①光配線方式以外の配線方式が使用されている

光回線は、配線方式によって通信速度の上限が変わります。

配線方式	通信速度（理論値）
光配線方式	1Gbps～10Gbps
VDSL方式	50Mbps～100Mbps
LAN配線方式	100Mbps

比較的新しいマンションに多い「光配線方式」では1Gbps～10Gbps程度の通信速度が見込めますが、「VDSL方式」や「LAN配線方式」では、配線の途中で光ファイバー以外の接続方法をとっているため通信速度は遅いです。

配線方式をあとから変更する簡易度は高く、大家さんや管理会社の許可のもとマンション規模での工事が必要となります。

そのため、配線方式が気になるなら、マンション選びの段階で光配線方式を採用しているマンションを探すのが賢明です。

②ルーターや周辺機器の性能が悪い

Wi-Fiルーターや周辺機器の規格が古い、経年劣化により不具合が生じているなど、ルーターや周辺機器の性能が悪いと通信速度も遅くなります。

以下の表は、光回線で使われている主なルーターの規格と最大通信速度を表しています。

策定時期	規格	最大通信速度
2024年	Wi-Fi 7	36Gbps
2020年	Wi-Fi 6E	9.6Gbps
2019年	Wi-Fi 6	9.6Gbps
2013年	Wi-Fi 5	6.9Gbps
2009年	Wi-Fi 4	600Mbps

より最新のWi-Fiルーターであるほど通信速度は速いです。

通信速度を重視するなら「Wi-Fi 6」以上のルーター、通信速度にこだわらない場合でも「Wi-Fi 5」以上のルーターがおすすめです。

また、LANケーブルなど、光回線の通信に使用する周辺機器が通信速度低下の原因になっていることもあるため、周辺機器の性能や使用年数を確認してみましょう。

③利用者が多く回線が混雑している

マンションなどの集合住宅では、共用部まで導入された1つの光回線を各部屋で分け合っています。

そのため、夜間や休日は利用者が多くなり、回線混雑によって通信速度が遅くなりがちです。

回線混雑は、混雑する時間帯を避けることで対策ができます。

たとえば、ゲームのダウンロードを平日の昼間におこなって夜にプレイするなど、完全に混雑時間を避けられない場合でも少しの工夫で快適にインターネットを利用できる可能性があります。

④プロバイダ側に問題がある

光回線の通信方式にはIPv4とIPv6があり、同じ光回線でもIPv4よりもIPv6のほうが通信速度は速いです。

契約している光回線のプランがIPv4のみに対応していた場合、IPv6対応のプランに変更すると通信速度が改善できます。

また、その他のプロバイダ側の問題としては、一時的に工事やメンテナンスをおこなっている場合もあります。

個人で契約した場合、退去時に撤去工事が必要になるケースがある

マンションなどの賃貸物件から退去するときは、住んでいた部屋を借りる前の状態に戻す「原状回復」をおこなう必要があります。

そのため、光回線を個人契約して開通工事をおこなった場合も、基本的に撤去工事が必要です。

撤去工事が必要かどうかは、大家さんや管理会社、光回線のプロバイダに確認しましょう。

特に引越しをする場合は撤去工事の時期に注意してください。

手続きが遅れて退去までに撤去工事が完了しない場合は、撤去完了までの賃料が発生したり別途費用が請求されたりする可能性があります。

引越しが決まったら、できるだけ早く撤去工事の手続きをおこないましょう。

光回線によっては撤去工事費が発生します。

光回線	撤去工事費 （原状回復する場合）
GMOとくとくBB光	0円
NURO光	11,000円
ドコモ光	0円
auひかり	11,000円〜31,680円
ビッグローブ光	0円
ソフトバンク光	0円
eo光	11,000円
コミュファ光	13,200円
GameWith光	転用：33,000円 事業者変更：17,600円
楽天ひかり	0円

撤去工事は無料の光回線も多いですが、撤去工事費用が発生する場合は数万円と高額になるので注意してください。

撤去工事費用の負担を減らしたい方は、他社解約違約金をキャッシュバックしてくれる光回線への乗り換えもおすすめです。

契約期間内に解約すると解約金がかかる可能性がある

光回線は、プロバイダやプランによっては契約期間が定められています。

光回線	契約期間 解約違約金
GMOとくとくBB光	3年 0円
NURO光	2年 3,740円
	3年 2ギガ：3,850円 10ギガ：4,400円
	契約期間なし：0円
NURO光 for マンション	2年 363円
	3年 2ギガ：528円 10ギガ：1,078円
	契約期間なし：0円
auひかり	2年 【戸建て】 ギガ得プラン：4,460円 【マンション】 お得プランA：2,290円 お得プラン：2,730円
	3年 【戸建て】 ずっとギガ得プラン：4,730円
	契約期間なし：0円
ドコモ光	2年 戸建て：5,500円 マンション：4,180円 ドコモ光ミニ：2,970円
	契約期間なし：0円

上記の表のうち、GMOとくとくBB光は契約期間はあるものの解約金は0円なので、契約期間はないようなものです。

一方で、GMOとくとくBB光以外の光回線では契約期間があるプランと契約期間なしのプランが用意されていて、契約期間ありのプランは月額料金は安いですが更新月以外の解約では違約金が発生します。

また、契約時に工事費やルーター代の支払いを分割払いにした場合は、分割払いの支払いが完了する前に解約すると残債を一括で支払うことになるため、解約時期に注意が必要です。

解約時に請求される違約金や分割払いの残債の負担を減らしたい方は、そもそも契約期間や解約金がないプランを利用するか、他社解約金キャッシュバックキャンペーンをおこなっている光回線に乗り換えるのがおすすめです。

光回線をマンションで利用する際によくある質問

最後に、記事本文で解説しきれなかったよくある4つの質問を紹介していきます。

インターネット契約には主に「光回線」「ホームルーター」「ポケット型Wi-Fi」の3種類があり、契約までの大まかな流れは同じですが、光回線は工事が必要な分、他の契約よりも手続きが多いです。

マンションで光回線が使えない場合、エリアやマンションの構造のほか、大家さんや管理会社からの許可が取れないなどの原因が考えられます。

工事不要で光回線を導入する場合、申し込みから開通までの期間が短くなり、最短で1週間程度で利用できる光回線もあります。

オンラインゲームでは通信速度が速くPing値が低い光回線が好ましく、特におすすめなのはGameWith光です。

それでは、各項目を詳しく解説していきます。

マンションでインターネットを契約する流れは？

マンションでインターネットを契約する大まかな流れは以下のとおりです。

①インターネット回線の種類を決める

まずは、契約したいインターネット回線の種類を決めましょう。

インターネット回線は主に以下の3種類あります。

光回線

インターネット通信に光ファイバーを利用したサービス。

高速で安定した通信が可能で通信制限もなく、オンラインゲームや動画視聴に最適。

ただし、ほかの回線と比べて料金が高い傾向がある。

＞おすすめの光回線はこちら

ホームルーター

無線タイプのインターネットで、ホームルーターをコンセントに挿して使う。

開通工事不要で利用でき、ポケット型Wi-Fiよりも同時接続台数が多い。

ただし、光回線よりも安定性に欠ける。

＞おすすめのホームルーターはこちら

ポケット型Wi-Fi

無線タイプのインターネット回線で、持ち運びできるモバイルルーターを使う。

移動中や外出先でも利用でき、開通工事も不要。

月額料金は安いが、通信が不安定になりやすく、毎月のデータ容量に上限があるものが多い。

＞おすすめのポケット型Wi-Fiはこちら

通信品質重視なら光回線、料金・手軽さ重視ならポケット型Wi-Fiがおすすめです。

「工事できないけれど、なるべく快適にインターネットを使いたい」という方は、ホームルーターを選びましょう。

②マンションのインターネット状況、工事の可否を確認する（光回線）

契約したいインターネット契約が光回線の場合は、マンションのインターネット状況を確認しましょう。

マンションのインターネット状況は、「インターネット完備」「インターネット対応」「インターネット非対応」に分けられます。

「インターネット完備」の場合は工事なしで光回線が使えますが、「インターネット対応」や「インターネット非対応」の場合は工事が必要なケースもあるため、大家さんや管理会社に工事の可否を確認してください。

詳しくは、本記事「マンションで光回線を契約する前に確認するポイント」にて解説しています。

③プロバイダを選ぶ

使いたいインターネット回線が決まったら、プロバイダを選びます。

プロバイダを決める際は、必ずマンションの住所が提供エリア内にあるか確認しましょう。

また、料金やサービス内容だけでなく、キャンペーン内容でも比較するとよいです。

④プランを決めて契約手続きをおこなう

プロバイダが決まったら、具体的なプランやオプションを決めて契約手続きをおこないます。

プロバイダによっては、データ容量などによってプランが複数あるものや、スマートフォンとのセット割が使える場合もあるため注意しましょう。

プランの内容、オプション、利用可能なキャンペーンなどをよく比較することが大切です。

⑤開通工事を予約して実施する

光回線を契約した場合は、開通工事を予約します。

工事の予定日は、申し込みから早くて2～3週間後、繁忙期では数ヵ月後になることもあるため、できるだけ早めの手続きをおこないましょう。

開通工事には立ち合いが必要で、通常1～2時間程度かかります。

⑥機器の接続を設定をおこなう

ルーターや周辺機器が届き機器の設置や設定が完了すると、インターネット回線が利用できるようになります。

マンションで光回線が引けないのはなぜ？

マンションで光回線が引けないときは、以下のケースが考えられます。

マンションの住所が使いたい光回線の提供エリア外にある場合、物理的に光回線を引けません。

また、マンションの配管に光ファイバーなどの配線を通すスペースがない場合、配管が劣化している場合、外壁が煉瓦などでできていて穴を開けられない場合なども工事できません。

設備上の問題では、MDF（主配線盤）に物理的に空きがない場合や、設備が古くて新しい光回線に対応していない場合などがあります。

また、エリアや構造上、設備上の問題がなくても、建物の損傷リスクや費用の問題、工事の手配や立ち合いなどの管理の手間を避けるなどの理由で、大家さんや管理会社から許可が得られないケースもあります。

光回線が引けない場合は、工事不要で契約できるホームルーターやポケット型Wi-Fiがおすすめです。

工事不要の場合申し込みから開通までの期間はどれくらい？

マンションに光回線が完備されており開通工事不要で契約できる場合、申し込みから比較的短期間で利用開始できる場合もあります。

▼申し込みから開通までの期間（工事不要の場合）▼

GMOとくとくBB光	2週間程度
NURO光 for マンション	最短1～2週間
auひかり	2週間程度
ドコモ光	2～3週間

光回線の開通工事をおこなう場合、通常は申し込みから1ヵ月後程度、繁忙期では2～3ヵ月後に工事の予約が取れることもあります。

回線が導入済みで開通工事の必要がない場合は、2週間ほどで利用できるプロバイダがほとんどです。

NURO光 for マンションなら最短1週間で開通します。

そのため、申し込み後なるべく早く光回線を使い始めたい方は、引越し先のマンションを決める際に「光回線が導入済み」の物件から選ぶのがおすすめです。

また、開通工事が必要で利用開始まで光回線が使えない期間がある場合は、開通までの期間にモバイルWi-Fiルーターをレンタルできるサービスを活用しましょう。

オンラインゲームの光回線はどれがおすすめ？

マンションでオンラインゲームをプレイする場合、以下の光回線がおすすめです。

▼オンラインゲームをするのにおすすめの光回線▼

おすすめ光回線	ダウンロード速度 アップロード速度 Ping値
GameWith光	530.18Mbps 591.87Mbps 15.38ms
NURO光	632.5Mbps 636.87Mbps 11.56ms
hi-hoひかり with games	525.13Mbps 636.98Mbps 25.49ms
コミュファ光 ゲーミングカスタム	1498.01Mbps 1783.71Mbps 10.61ms

オンラインゲームを快適にプレイできるダウンロード速度の目安は、「Fortnite」や「VALORANT」のようなFPSでは70Mbps以上、FPS以外のオンラインゲームでは30Mbps程度です。

上記の光回線は通信速度も十分に出ており、ラグの程度を示すPing値も小さいので、対戦ゲームをする場合でもストレスなくプレイできるでしょう。

特におすすめなのはGameWith光です。

GameWith光は、遅延回避や混雑回避のシステムが徹底しており、FPSやTPSなどのオンラインゲームでも快適にプレイできる光回線です。

プレイスタイルに合わせて「1Gプラン」「10Gプラン」「Proプラン」の3プランから自分に合ったものを選べます。

また、下り最大2Gbpsの高速通信でPing値も低いNURO光、プロのe-スポーツチームも実際に利用しているhi-hoひかり with games、通常プランに＋770円（税込）のオプションでゲーミングカスタムを付けられるコミュファ光もおすすめです。

まとめ

マンションで光回線を契約する際は、光回線が導入済みか、開通工事や個別契約できるかを契約前に確認しましょう。

マンションでインターネットを利用するうえで重視するポイントによって、おすすめの光回線は違います。

▼目的別のおすすめ光回線▼

また、導入したい光回線の通信速度や工事費、解約金などを事前にチェックすることも重要です。

光回線が使えない場合は、ホームルーターやポケット型Wi-Fiなどの工事不要で利用できるインターネット契約も検討してみてください。