残クレ（残価設定ローン）は、アルファードやベンツなどの高級車・輸入車を手軽に手に入れられる方法として注目を集めていますが、中にはそんな残クレに対し「やばい」「後悔してる」といった感想を述べられている方もいます。
しかし一方で、自動車ローンを利用されている方のうち、残クレで車を買う人の割合は約7割にも上るという報告（参考：TS CUBIC（トヨタファイナンス））もあり、実際の評価には大きなばらつきがあるようです。
そこで当記事では残クレ利用者向けに独自のアンケートを取り、その後悔してる人の失敗談から残クレがやばいと言われる原因と対処法、頭金を入れる意味などを詳しく解説していきます。
まずは以下に残クレ利用者の失敗談・後悔談をまとめますので、以降の内容もしっかりと参考にしていただき、ご自身にピッタリな車の乗り方を検討されてみてください↓↓
↓スクロールで複数の評判、口コミを見る事が可能です↓
悪い評判車を買い換える場合は、金利が高いので、
支払いに余裕がなくなる可能性があるので、
よく考えて判断しなければならない。
悪い評判残債を住宅ローンに組み込み、
一括返済をしたが金利ばかり支払っており
残額がほとんど減っておらずがっかりした。
残価クレジットで購入するなら
途中で乗り換えたほうがお得なのかな？と感じた。
悪い評判一括で払えるほど貯金はあったので、
残クレにしなくても、
一括で支払えば良かったかなと思う。
5年の間に、事故で廃車になるとかだと、
なんかもったいない気がする。
悪い評判私が組んでいた会社は一括で残りを相殺するか、
またローンを組んで乗るか、
手放すという選択ができました。
一括で残りなんて払えないし、
またローンを組むとなると
全体で支払った金額が普通の新車より高いし
無理だなと思って手放したことが後悔しました。
悪い評判走行距離に縛りがあるので、
運転をしているとどうしても
それが気になってしまい自由度が下がりますし、
車種によっては高額になるので
選択肢が限られたのは後悔しました。
悪い評判距離など一定の制限があるので、
若干の不自由は感じます。
常に借り物という意識がどこかにある点は
落ち着かないかもしれません。
金額的にあまり得ではないという点も
時々思い出してしまいます。
悪い評判一括で支払うよりも総額は高くなるのが
最大のデメリットではありますが、
事前に分かって契約をするので
後悔というほどではありません。
悪い評判走行距離の制限があるので、
長距離ドライブのときなどに
気を使う必要があることです。
また、車のカスタマイズが
自由にできないということもあります。
悪い評判特に後悔はしていないのですが、
初めのうちは走行距離を気にして
あまり自由に乗れなかったのがちょっと後悔です。
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残クレの仕組みとは？安く車を買えるからくり
残クレは「一括払いや通常のカーローンより安く車が買える方法」として注目を集めていますが、その裏側には少し複雑なからくり（仕組み）が隠されています。
このからくりをしっかりと理解していない場合、結果的に車の購入費が高くついてしまうことになりかねませんので、ここでしっかりとその仕組みについて確認をしておきましょう。
残クレの仕組みを画像で分かりやすく解説
上記の画像は残クレのからくりを簡潔に表したもので、残クレでは車両価格からあらかじめ残価（契約満了時点での下取り額）を差し引くことで、その分だけ利用者が支払う総額が安くなるという仕組みになっています。
例えば100万円の車を買おうとするとき、本来であればその全額を支払わないといけませんが、残価が30万円に設定された残クレを利用すれば、残りの70万円（+金利）のみを支払えばよいということになります。
ただし契約満了後も同じ車に乗り続けたい場合は、残価を全額支払って車を購入しなければいけないため、その場合は一括払いやカーローンでの購入と比べ、支払総額が高額になってしまう可能性が高いです。
残クレは車両の返却を前提で利用するのがおすすめ
残クレの契約満了後は、以下に詳細をまとめている通り「返却」「乗り換え」「買取」の3つから、その後の車両及び契約の扱いを選択することができます↓↓
- 返却
- 残価分の支払いは不要
- 車両の状態が悪い場合は精算金が発生する可能性あり
- 乗り換え
- 下取り価格が残債額を上回る場合は差額を頭金に充当
- 下取り価格が残債額を下回る場合は差額を支払う
- 買取
- 残価を一括で支払うか、新たにローンを組んで買い取る
- 再ローンの金利は当初の契約時よりも高く設定される傾向がある
- 再ローンの審査は初回契約時より厳しくなりやすい
上記の中でおすすめなのは「返却」と「乗り換え」の2つで、「買取」は初めに設定した残価（下取り額）を全額負担しなければいけないため、残クレを利用する意味がほとんど無くなってしまいます。
残クレの最大のメリットは「残価（下取り額）の分だけ返済総額が安くなる」という点にありますので、基本的には買取を前提に利用するべきものではありません。
もしあなたが残クレのように月々の金銭的負担を抑えつつ、さらには契約満了後に追加費用なしで車をもらいたいというのであれば、以下のような車がもらえるプランがあるカーリースの方がおすすめです↓↓
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残クレがやばい・後悔してると言われる原因と対処法
残クレがやばいと言われる原因には主に以下のようなものがありますが、ここではその対処法を解説していきますので、ご利用を検討される際はぜひ参考にされてみてください。
残クレは一括購入と比べて支払総額が高くなる
| 費用の種類 | 残クレ （5年契約） | 一括払い | |
|---|---|---|---|
| 車両価格 | 1,000,000円 | ||
| 残価分の値引き | －20万円（仮定） | 0円 | |
| 金利 | 3～5% | なし | |
| 支払総額 | 満了後返却 | 905,792円 (手元に車なし) | 1,000,000円 (手元に車あり) |
| 満了後買取 | 1,132,241円 (手元に車あり) | ||
上記の表は100万円の車を購入した時の、残クレ（5年契約）と一括払いの支払額を比較したものですが、これを見てもわかるとおり、残クレで車を買取する場合の支払総額は一括払いの総額よりも大幅に高くなります。
また、残クレの返済方式は「元利均等返済」が主流であり、この方式は月々の返済額が一定である代わりに総返済額が高くなる方式なので、この点も相まって残クレは一括払いと比べて非常にコスパが悪いです。
とはいえ、車のような高価な品を現金一括で購入するのは大変ですし、「元利均等返済」が主流なのは他のカーローンも同様ですので、支払総額の高さに目をつぶれば十分有用であると言えるでしょう。
また、残クレの最終支払い回で「返却」や「乗り換え」を選べば残価の支払いが不要になるため、総額を安く抑えたい場合は「買取」以外の選択肢を選ぶのがおすすめです。
残クレはマイカーローンと比べて金利が高い
| 支払い方法 | 金利の相場 |
|---|---|
| 残クレ （残価設定ローン） | 3～5% |
| マイカーローン （銀行系） | 1～5% |
| カーリース | 金利なし |
上記は残クレとマイカーローン、カーリースの金利を比較したものですが、この表を見ると残クレが最も金利が高くつく車の乗り方であることが分かります。
加えて、残クレは据え置いた残価にも金利がかかる（例えば車両価格100万円、残価20万円の車でも金利は100万円全額に対してかかる）ため、その点も支払総額や月々の返済額の負担増につながってしまいやすいポイントです。
なお、下記の関連記事では残クレとマイカーローンの金利や支払額を詳細に比較していますので、残クレのご利用を検討しておられる方は、併せて参考にしたうえで検討を進められることをおすすめします↓↓
車を自分にものにするには残価の返済が必要
上記の画像は残クレの仕組みを簡潔に解説したものですが、車のイラストの青色になっている部分がクレジット契約中に支払いが免除される残価（下取り額）になります。
しかし、車を自分のものにする（＝車を下取りしてもらわない）場合は、この残価の部分の支払い義務が発生するので、残クレの支払い最終回でこの残価を全額清算しなければいけません。
この残価部分の支払いは同じディーラーで再クレジット契約を結ぶか、あるいはマイカーローンへの借り換えでも充当できますが、再クレジットや借り換えができない場合は一括で支払う必要があるためご注意ください。
またその点では、月々の負担を抑えつつ、最終的に車を自分のものにしたいという方には、以下のような追加費用なしで車がもらえるプランがあるカーリースの方がおすすめになることも多いです↓↓
走行距離制限があるので残クレは長距離運転に不向き
| 会社名 | 走行距離制限 | 追加料金 |
|---|---|---|
| トヨタ | 12,000km × 契約年数 | 1km超過につき 5円 |
| ホンダ | 月間走行距離1,000km | 1km超過につき 5〜10円 |
| 日産 | 月間走行距離1,000km、 または1,500km | 車種ごとに異なる |
| スズキ | 3年プラン：40,000km 4年プラン：50,000km 5年プラン：60,000km | 1km超過につき 5円 |
| 三菱 | 月間走行距離1,000km、 または1,500km | 1,000km超過ごとに 5,000円 |
残クレには契約満了時の残価（下取り額）を保持するために、車の状態を良好に保つ目的で上記のような走行距離制限が設けられることが多いです。
類似の車の乗り方であるカーリースも走行距離制限があるのは同様ですが、以下に挙げるように残クレよりも上限が長いものも多いため、どちらかといえばカーリースの方が長距離運転に向いていると言えます。
- SOMPOで乗ーる：月間2,000km、月間3,000km
- KINTO：1ヶ月あたり1,500km（もらえるプラン無し）
- オリックスカーリース：月間2,000km
- MOTAカーリース：月間2,000km
- ENEOS新車のサブスク：月間1,000km～3,000km（もらえるプラン無し）
また上記以外のカーリースでも、最終的に車がもらえるプランであれば原状回復や残価清算の義務がなく、この走行距離制限を実質無制限にすることも可能です。
年収や過去の信用情報によっては審査に通らないことがある
残クレの審査基準は公にはされていませんが、一般的には下記の条件を満たしていれば審査に通過できる可能性が高いとされます↓↓
- 年収：200万円以上
- 勤続年数：1年以上
- 勤務先や雇用形態：大手勤務や正社員、公務員が有利
- 資産：なくても良いがあれば有利
- 債務履歴：多重債務や金融事故の経験がないこと
しかし、この基準を満たしていない方は残クレの審査に通過できない可能性があり、その場合は当然そのメーカー・ディーラーで車を購入することはできません。
また、もし残クレの審査に落ちてしまった時は他の方法を検討する必要がありますが、その際は残クレよりもさらに審査が甘い車の乗り方を検討した方が、無用な手続きを繰り返さずに済みます。
その点、カーリースにはローンや他社カーリースと比べて審査基準が緩い会社もいくつか存在するので、残クレの審査に落ちてしまった時は、以下のような審査の甘いカーリースをおすすめします↓↓
残クレがやばいと言われるのはなぜ？後悔してる人の失敗談
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5年の間に、事故で廃車になるとかだと、
なんかもったいない気がする。
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またローンを組んで乗るか、
手放すという選択ができました。
一括で残りなんて払えないし、
またローンを組むとなると
全体で支払った金額が普通の新車より高いし
無理だなと思って手放したことが後悔しました。
悪い評判走行距離に縛りがあるので、
運転をしているとどうしても
それが気になってしまい自由度が下がりますし、
車種によっては高額になるので
選択肢が限られたのは後悔しました。
悪い評判距離など一定の制限があるので、
若干の不自由は感じます。
常に借り物という意識がどこかにある点は
落ち着かないかもしれません。
金額的にあまり得ではないという点も
時々思い出してしまいます。
悪い評判一括で支払うよりも総額は高くなるのが
最大のデメリットではありますが、
事前に分かって契約をするので
後悔というほどではありません。
悪い評判走行距離の制限があるので、
長距離ドライブのときなどに
気を使う必要があることです。
また、車のカスタマイズが
自由にできないということもあります。
悪い評判特に後悔はしていないのですが、
初めのうちは走行距離を気にして
あまり自由に乗れなかったのがちょっと後悔です。
上記の評判・口コミは、当サイトが独自に実施したアンケートの結果をまとめたものですが、ここではそのアンケート結果を基に、残クレがやばいと言われる原因を探っていきます。
- 「残クレは支払総額が高額でやばい」と後悔してる人の失敗談
- 「残クレの金利が高くてやばい」と後悔してる人の失敗談
- 「残クレの車をもらえる条件がやばい」と後悔してる人の失敗談
- 「残クレの走行距離制限がやばい」と後悔してる人の失敗談
「残クレは支払総額が高額でやばい」と後悔してる人の失敗談
悪い評判一括で払えるほど貯金はあったので、
残クレにしなくても、
一括で支払えば良かったかなと思う。
5年の間に、事故で廃車になるとかだと、
なんかもったいない気がする。
悪い評判一括で支払うよりも総額は高くなるのが
最大のデメリットではありますが、
事前に分かって契約をするので
後悔というほどではありません。
残クレは金利が平均3～5％と高く、さらに元金均等払いよりも返済総額が高くなる「元利均等払い」の方式が主流であるため、現金一括払いや他のカーローンと比べて支払総額が高額になりやすい点に不満を感じている方が多いです。
また、残クレには月々の支払に車検（3年目以降）・税金・メンテナンス費用が含まれていないため、車の維持にかかる費用が高額になりやすい点にも注意しなければいけません。
その点、類似の車の乗り方であるカーリースの場合、メンテナンスプラン（月3,000～5,000程度）に加入することでそれらの維持費用を月額料金に含めることが可能です。
安く車検やメンテナンスを受けられる行きつけの整備店がある方は残クレでも良いですが、そうでない方は維持費用コミコミのカーリースの方が便利かつお得に利用できる可能性が高いでしょう。
なお、下記の関連記事ではこのメンテナンスプランを含むカーリースのメリットについて解説していますので、興味がある方はぜひ本項目と併せてチェックをされてみてください↓↓
「残クレの金利が高くてやばい」と後悔してる人の失敗談
悪い評判残債を住宅ローンに組み込み、
一括返済をしたが金利ばかり支払っており
残額がほとんど減っておらずがっかりした。
残価クレジットで購入するなら
途中で乗り換えたほうがお得なのかな？と感じた。
悪い評判車を買い換える場合は、金利が高いので、
支払いに余裕がなくなる可能性があるので、
よく考えて判断しなければならない。
上記の評判・口コミにもあるように、残クレやカーローン、カーリースなどの月々定額で車に乗れるサービスの中では、残クレが最も金利が高くなりやすいサービスになります↓↓
| 支払い方法 | 金利の相場 |
|---|---|
| 残クレ （残価設定ローン） | 3～5% |
| マイカーローン （銀行系） | 1～5% |
| カーリース | 金利なし |
車の返却を前提とする場合であれば、残価（下取り額）が据え置きされる残クレの方が、元金が少なく済むぶん安くなるものの、車を買取する場合は残価分の支払い義務も発生するため、他の支払い方法の方が有利です。
そのため、残クレを利用する場合は契約満了時に車を返却することを前提にし、車を自分のものにしたい方はカーローンや車がもらえるプランがあるカーリースを優先して検討されるのが良いでしょう。
「残クレの車をもらえる条件がやばい」と後悔してる人の失敗談
悪い評判私が組んでいた会社は一括で残りを相殺するか、
またローンを組んで乗るか、
手放すという選択ができました。
一括で残りなんて払えないし、
またローンを組むとなると
全体で支払った金額が普通の新車より高いし
無理だなと思って手放したことが後悔しました。
上記の口コミでも触れられている通り、残クレでは契約中の支払い最終回のタイミングで、「残価（+ローン残債）を一括で清算して車をもらう」か「清算せず車を手放す（乗り換えも含む）」かのいずれかを選ぶことになります。
この残価（下取り額）は同じメーカー・ディーラーでの再クレジットや、マイカーローンへの借り換えなどでも充当することができますが、その際は改めて再クレジットや借り換えの審査を受けなければいけません。
しかし、この再クレジットや借り換えの審査は通常よりも通過基準が厳しく設定されている場合が多いため、希望したからといって必ず実現できるものではない点に注意が必要です。
その点では、追加費用や追加の審査なしで車をもらうことができるカーリースの方が、将来的な見通しを立てやすいでしょう↓↓
「残クレの走行距離制限がやばい」と後悔してる人の失敗談
悪い評判走行距離に縛りがあるので、
運転をしているとどうしても
それが気になってしまい自由度が下がりますし、
車種によっては高額になるので
選択肢が限られたのは後悔しました。
悪い評判距離など一定の制限があるので、
若干の不自由は感じます。
常に借り物という意識がどこかにある点は
落ち着かないかもしれません。
金額的にあまり得ではないという点も
時々思い出してしまいます。
上記の評判・口コミでは、残クレの走行距離制限に対する不満の声が聞かれますが、これは残クレの走行距離の上限がが月あたり1,000km程度の短いものが多いためです。
この走行距離の上限を超えても、それ以上車に乗れなくなるなんてことは無いものの、契約満了時に超過距離1kmあたり5～10円の追加料金を請求されてしまうため、この点を「自由度が低い」と感じてしまう方もおられます。
なお、走行距離制限が設定されている点はカーリースも同様ですが、以下のように残クレと比べて上限が長めに設定されているものも多いため、その点ではカーリースの方が走行距離に関する自由度は高いです↓↓
- SOMPOで乗ーる：月間2,000km、月間3,000km
- KINTO：1ヶ月あたり1,500km（もらえるプラン無し）
- オリックスカーリース：月間2,000km
- MOTAカーリース：月間2,000km
- ENEOS新車のサブスク：月間1,000km～3,000km（もらえるプラン無し）
また、下記の表やリンク先の記事では、当サイトがおすすめするカーリースをランキング形式でご紹介していますので、カーリースのご利用も併せて検討されたい方は、ぜひこの機会にチェックをされてみてください↓↓
| カーリース・サブスクの おすすめTop3 | |
|---|---|
| SOMPOで乗ーる | 輸入車のリースがある 細かなリース期間の設定が可能 頭金、初期費用が不要 公式 詳細 |
| ニコノリ | トップクラスの安さ 契約から納車まで代車が1ヶ月無料 最短2週間で納車 公式 詳細 |
| 定額カルモくん | 独自の審査基準 月額料金が安いため審査に通りやすい 公式 詳細 |
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残クレは頭金を入れる意味がないと言われる理由
ここでは、残クレの頭金に関連する下記3つの項目について詳しく解説をしていきますので、残クレで頭金を入れるべきか否かを迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください。
意味がないと言われるのは残クレが頭金不要で契約できるから
通常のカーローンで頭金を入れるメリットには「借入総額を減らせる」や「返済期間を短くできる」といったメリットがあります。
しかし、残クレは車の下取り額をあらかじめ車両価格から差し引いているので、通常のローンよりも借入総額が少なく済み、返済期間も3～5年と短く設定されているものが多いです。
また、そもそも残クレは頭金不要で契約できるため、頭金を入れられることすら知らない方も多く、その辺りの事情も影響して「頭金は意味がない」と言われることが多いものと考えられます。
残クレの頭金はまったく意味がないわけでは無い
残クレの頭金は意味がないとはよく言われますが、実はそんな残クレの頭金にも、下記のような見逃せないメリットが存在します↓↓
- 審査に通りやすくなる
- 月々の支払いを減らせる
- 支払総額を減らせる
- 返済期間を短くできる
これらのメリットは通常のカーローンで頭金を入れるのと同じものですが、金利が高めに設定されることが多い残クレ（平均3～5％）では、通常のカーローンよりも金利を抑える効果が強く働くことに期待できます。
ただし次項で解説する理由により、残クレで頭金を用意することにはまだまだ検討の余地があるので、頭金を入れる・入れないの判断は以下の解説を読んでから慎重におこなうようにしてください。
頭金を入れるなら残クレよりも通常のローンの方がおすすめ
| 支払い方法 | 金利の相場 |
|---|---|
| 残クレ （残価設定ローン） | 総額の3～5% |
| マイカーローン （銀行系） | 総額の1～5% |
| カーリース | 金利なし |
上記の表は残クレと他の車の乗り方の金利を比較したものですが、残クレの金利は平均で3～5％程度と高めに設定されることが多いです。
また、残クレの金利は車両価格から残価（下取り額）を差し引いた金額ではなく、車両価格全体にかかってしまうため、単純に金利の額だけで見れば非常にコスパが悪い車の乗り方と言えます。
それに加え、残クレとカーローン、カーリースの審査基準はほぼ同じであるため、「頭を金を入れて月々の負担を抑えつつ車を買いたい」という目的であれば、金利や手数料が安いカーローンの方がお得に利用しやすいでしょう。
なお、下記の関連記事では残クレとマイカーローンのどちらがお得なのかを、金利や支払額の比較で徹底検証していますので、この点について更に詳しく知りたい方は、本項目と併せてチェックをされてみてください↓↓
残クレで後悔してる人の7つの特徴
当サイトが独自に実施したアンケートの結果を検証してみたところ、残クレを利用して後悔している人には、以下のような共通する特徴があることが分かりました。
金利が安いマイカーローンに申し込める人
| 支払い方法 | 金利の相場 |
|---|---|
| 残クレ （残価設定ローン） | 総額の3～5% |
| マイカーローン （銀行系） | 総額の1～5% |
| カーリース | 金利なし |
上記の表に示している通り、残クレの金利は平均で3～5％と、銀行系マイカーローンの平均1～5％に比べて高めに設定されていることが多いです。
また、残クレの金利は車両価格から残価（下取り額）を差し引いた金額ではなく、車両価格全体に対してかかるため、車を買取する前提で契約すると余計に払った金利の分だけ損をすることになります。
車を下取りしてもらうのを前提にすれば、元金が安いぶん残クレの方が支払額を抑えることができますが、返済終了後も同じ車に乗り続けたい方は、マイカーローンの方がお得に利用することが可能です。
なお、下記の関連記事では残クレとマイカーローンのどちらがお得なのかを、金利や支払額の比較で徹底検証していますので、残クレとマイカーローンのどちらにするかでお悩みの方は、ぜひチェックをされてみてください↓↓
車の購入総額を安く抑えたい人
残クレの契約満了後は「返却」「乗り換え」「買取」の3通りから、その後の車両の扱いや契約継続の有無などを選択することができます↓↓
- 返却
- 残価分の支払いは不要
- 車両の状態が悪い場合は精算金が発生する可能性あり
- 乗り換え
- 下取り価格が残債額を上回る場合は差額を頭金に充当
- 下取り価格が残債額を下回る場合は差額を支払う
- 買取
- 残価を一括で支払うか、新たにローンを組んで買い取る
- 再ローンの金利は当初の契約時よりも高く設定される傾向がある
- 再ローンの審査は初回契約時より厳しくなりやすい
ただし、残クレで車の買取を選ぶ場合、残価を一括で支払うか新たにクレジット・ローンを組んで車を買い取る必要があり、これをおこなうと金利の分だけ通常のカーローンよりも高くついてしまうことになります↓↓
| 残クレとローンの支払額を比較 | ||
|---|---|---|
| 比較条件 | 購入額は200万円と仮定 残価は70万円を想定 契約中の金利は固定 支払い回数は60回（5年） | |
| 月々の支払い額 | 1回目：27,197円 2回目以降：25,700円 （年利3.5%で計算） | 35,055円 （年利2%で計算） |
| 総支払い額 | 2,243,197円 （年利3.5%で計算） | 2,103,300円 |
上記の表にまとめた通り、200万円の車を購入する場合の比較では、残クレの方がカーローンよりも14万円以上も支払い総額が高くなる（5年契約の場合）という結果が出ているため、残クレでの車の購入はあまりおすすめできません。
返済・乗り換えが前提であれば残クレの方がお得になることも多いですが、同じ車に長く乗り続けたい場合は、残クレよりもマイカーローンや車をもらえるカーリースの方がお得に利用しやすいでしょう。
走行距離制限に縛られず自由に運転したい人
| 会社名 | 走行距離制限 | 追加料金 |
|---|---|---|
| トヨタ | 12,000km × 契約年数 | 1km超過につき 5円 |
| ホンダ | 月間走行距離1,000km | 1km超過につき 5〜10円 |
| 日産 | 月間走行距離1,000km、 または1,500km | 車種ごとに異なる |
| スズキ | 3年プラン：40,000km 4年プラン：50,000km 5年プラン：60,000km | 1km超過につき 5円 |
| 三菱 | 月間走行距離1,000km、 または1,500km | 1,000km超過ごとに 5,000円 |
上記の表にあるとおり、残クレには月1,000km～1,500kmまでの走行距離制限があり、これを超過した場合は支払い最終回のタイミングで超過距離に応じた追加料金を請求されます。
この制限は最初に設定した残価（下取り額）を維持するために必要なものなのですが、毎日長距離を通勤される方や車で旅行を楽しみたい方などにとっては、不自由さを感じることにつながる難点になります。
かといって「カーローンは新車の乗り換えを制限されるからイヤだ」という方には、以下のような残クレよりも走行距離制限が緩いカーリースがおすすめです↓↓
- SOMPOで乗ーる：月間2,000km、月間3,000km
- KINTO：1ヶ月あたり1,500km（もらえるプラン無し）
- オリックスカーリース：月間2,000km
- MOTAカーリース：月間2,000km
- ENEOS新車のサブスク：月間1,000km～3,000km（もらえるプラン無し）
乗り慣れた車に長く乗り続けたい人
| 会社名 | 契約期間 |
|---|---|
| トヨタ | 3年（販売店によって異なる） |
| ホンダ | 3年、4年、5年 |
| 日産 | 3年、4年、5年 |
| スズキ | 3年、4年、5年 |
| 三菱 | 3年、4年、5年、6年、7年 |
上記の表に国産主要メーカーの契約期間をまとめている通り、残クレは契約期間が3～5年と短く設定されているものが多く、基本的に同じ車に長期的に乗り続けることは想定されていません。
そのため、残クレを利用して乗っている車を自分のものにしたいと思う場合、残価（下取り額）を利用者が負担して買い取る必要があるのですが、それだと金利が高い分だけ損をしてしまう可能性が高いです。
この点を鑑みれば、初めから車の購入を想定しているのであれば審査基準もほぼ同じカーローンを選択するか、追加費用なしで車をもらうことができるカーリースの方が、残クレよりもお得に利用しやすいでしょう。
返済中も自由に車のカスタマイズを楽しみたい人
残クレでは契約満了後にディーラーが車を下取りする可能性があるため、原則として原状回復が必要な契約中の車のカスタマイズは許可されていません。
もしルールを破ってカスタマイズをした場合、原状回復費用を請求される可能性が高いため、くれぐれもディーラーに無断で車のカスタマイズをおこなわないようにしてください。
なおその点では、残クレと類似の車の乗り方であるカーリースには、下記のような契約中のカスタマイズが自由にできるものもあるので、興味のある方は合わせて検討してみると良いでしょう↓↓
喫煙者やペットと一緒に車に乗りたい人
残クレには、実際の下取り査定額が契約時に設定した残価を下回る場合、その差額を契約満了時に全額清算しなければいけないというルールがあります。
基本的には国産メーカーのほとんどは残価（下取り額）の差額清算が不要になる保証があるものの、この制度は経年劣化等を除くユーザー側に原因がある事由には適用されないため注意が必要です。
この適用外の範囲には事故や不注意による傷・凹みだけでなく、タバコやペットのニオイ、シートの汚れや焼け焦げなども含まれるため、喫煙者やペットと一緒に車に乗りたい方には不自由に感じられやすいでしょう。
そういった方には残クレよりも自由度の高いカーローンの方がおすすめですので、その辺りはご自身の利用環境や目的に合わせて選び分けるのがベストです。
運転に慣れてない人・ペーパードライバー
残クレの残価額の保証がユーザー側に原因がある事由には適用されないという点は先に述べた通りですが、この「ユーザー側に原因がある事由」には事故による損傷も含まれます。
そのため、残クレ契約中に事故で車の修理が必要になった場合の費用は全てユーザー負担であり、さらに全損で廃車になってしまった場合でもローン残債の支払いや残価の清算義務は残ります。
そのため、残クレはまだ車の運転に慣れていない方やペーパードライバーの方にはおすすめできず、どうしても残クレを利用する必要がある場合も自動車保険への加入を強くお勧めします。
なお、カーリースには任意保険が初めから料金に含まれている「KINTO（トヨタのカーリース）」もあり、車の運転技術に不安がある方はそちらのご利用もおすすめです。
以下の関連記事では、そんな「KINTO」の任意保険の詳細や、ユーザーの評判・口コミなどを詳しくまとめていますので、残クレと並行して検討されたい方は併せて参考にされてみてください↓↓
残クレで後悔しない人の7つの特徴
当サイトが独自に実施したアンケートを基に検証してみた結果、「残クレを利用して良かった」と感じている方々には下記のような共通点があることが分かりました。
セカンドカーやチョイ乗り用の車が欲しい人
| 会社名 | 走行距離制限 |
|---|---|
| トヨタ | 12,000km × 契約年数 |
| ホンダ | 月間走行距離1,000km |
| 日産 | 月間走行距離1,000km、 または1,500km |
| スズキ | 3年プラン：40,000km 4年プラン：50,000km 5年プラン：60,000km |
| 三菱 | 月間走行距離1,000km、 または1,500km |
上記の表にまとめた走行距離制限の比較では、どの国産メーカーも、残クレの走行距離の上限を月あたり1,000～1,500km程度に設定していることが分かりました。
これを日割りにすると1日約30～50kmほどになるため、日ごろからよく車に乗る方には少し物足りないところですが、ご近所へのお買い物や子供の送り迎え程度の用途であれば十分な距離とも言えます。
そういった点から、残クレはメインの車というよりはセカンドカーやチョイ乗り用途での利用に向いており、この範囲であれば上限超過による追加料金の心配もご無用です。
常に新しい車に乗り続けたい人
参照元：Googleform
上記のグラフにもあるとおり、当サイトが実施したアンケートに回答された方全員が、残クレを3～5年の短い契約期間で利用されています。
基本的にこの契約期間は車検の時期に合わせて設定されており、残クレ利用者は3年目・5年目といった車検費用がかかるタイミングで契約継続の有無を選択できるため、余計な費用をかけずに新車に乗り換えることが可能です。
また、車の残価（予想下取り額）が実際の車の査定額を下回る場合には、その差額を新車への乗り換え時の頭金に充当できるので、車を大切に扱っている方ほどお得に乗り換えができることにもなります。
近いうちに大きなライフプランの変化が見込まれる人
残クレは3～5年の短い契約期間で利用でき、さらにローン残債を完済すれば中途解約（早期完済）も可能なため、比較的ライフプランの変化に合わせやすい車の乗り方です。
なお、早期完済をするときのローン残債は、その時点での下取り額と残価の差額で計算されるので、車の状態が良ければ「このまま返済を続けた場合」より支払総額を安く抑えることもできます。
ただし、残クレには3年未満の短い契約プランを組めるものが無く、中途解約にかかる費用を0円に抑えるのが難しいケースも多々あるため、その辺は事前のシュミレーションやディーラーへの相談が不可欠です。
また、もう少し柔軟に期間の設定やライフプランの変化への備えをおこないたい場合は、以下のような1年単位での契約や無料で解約ができるカーリースを併せて検討してみるのも良いでしょう↓↓
低金利キャンペーンを利用できた人
残クレを利用することができる自動車メーカーやディーラーでは、上記画像にあるような低金利キャンペーンを実施しているところがあります。
こういった低金利キャンペーンでは、通常3～5％が相場である残クレの金利を0～2％程度に抑えることができるので、たまたま利用できた方は非常にラッキーと言えます。
ただし、同様のキャンペーンは特定車種の販促を目的として実施されるものであるため、申し込める期間が短かったり、利用できる車種が限定されていたりするところがネックです。
何にせよ車がすぐに必要な方や、ほしい車種が決まっている方が狙って利用できるようなものでありませんし、あくまでも「タイミングが合えばラッキー」程度に考えておくのが良いでしょう。
低収入でも高級車や輸入車に乗りたいという人
参照元：Googleform
上記のアンケート（グラフ）は実際の利用者に残クレを選んだ理由を聞いたものですが、このアンケートでは全体の約6割が「月々の支払額を抑えられるから」、また全体の2割が「憧れの車種に手が届くから」と回答されています。
この支払額を安く抑えつつ、ちょっと背伸びした高級車や輸入車に乗れるという点は、残クレの大きな魅力の1つであり、これは残クレが契約満了後に車の下取りをすることを前提に提供されているサービスであることが所以です。
3～5年の契約期間が過ぎると車を返却しなければいけない点は残念ですが、車の買取や再クレジット（実質的な契約延長）も可能ですので、契約後の扱いについてはある程度は自由度が担保されていると言えます。
ただし、初めから車を自分のものにする前提なら、金利が0円で維持費用もコミコミにできるカーリースの方がお得なので、その辺はご自身の利用状況やお財布事情に合わせて選び分けるのがおすすめです。
初期費用を用意するのが難しい人
残クレは原則として頭金なしで利用できる（任意で入れることは可能）ため、頭金が必要な他のローンや分割払いと比べると、比較的気軽に車を購入しやすいというメリットがあります。
一般的な車の購入にかかる頭金は車両本体価格の20～30％程度が相場ですが、その分の資金の準備を省けると思えば非常に有益であると言えるでしょう。
ただし、そんな残クレでも各種税金や自賠責保険料の初期出費は避けられないため、その点では税金や自賠責保険料なども月額料金に含まれ、車の乗り出し費用を完全に0円にできるカーリースには少し劣ります。
おまけにカーリースは車検費用やメンテナンス費用も月額料金にコミコミにできるので、初期費用と維持費用の追加費用を合せて回避したいという方は、残クレの代わりに以下のようなカーリースを選ぶのもおすすめです↓↓
| カーリース・サブスクの おすすめTop3 | |
|---|---|
| SOMPOで乗ーる | 輸入車のリースがある 細かなリース期間の設定が可能 頭金、初期費用が不要 公式 詳細 |
| ニコノリ | トップクラスの安さ 契約から納車まで代車が1ヶ月無料 最短2週間で納車 公式 詳細 |
| 定額カルモくん | 独自の審査基準 月額料金が安いため審査に通りやすい 公式 詳細 |
→全国版おすすめカーリースはこちら
「残クレはやばい…」と後悔しないための注意点
この章では、当サイトが独自に実施したアンケートから分かった、残クレで後悔する結果にならないための注意点について、下記5つのポイントに分けて対処法を解説していきます。
ここまで解説してきた内容の振り返りも兼ねておりますので、残クレのご利用を検討される際の最終チェックやトラブルシューティングにお役立てください。
自分の返済能力に見合った価格の車を選ぶこと
| プリウス（G）の支払い例 | |
|---|---|
| 車両価格 | 3,200,000円 |
| 残価率 | 34％ |
| 支払い回数 | 60回 |
| 手数料率 | 5.90% |
| 月々の支払い額 | 【初回】 50,627円×1回 【2回目以降】 46,700円×58回 |
| 最終回支払額 | 1,088,000円 |
| 支払総額 | 3,847,227円 |
※更新日：2025年6月1日
※参照元：トヨタモビリティ富山の公式サイト
上記の表はトヨタの人気車種であるプリウスの残クレで購入した場合の料金を、「頭金・ボーナス併用払いなし」かつ「60回払い」の条件でシュミレーションしたものです。
この条件だと支払総額は本来の車両価格の1.2倍以上にもなり、さらに車を買取する場合は返済最終回で100万円を超える支払いが必要になります。
この最終回の支払額は車両価格が高いほど、また残価率（契約満了時点で残る車の価値）が高い車ほど高額になるため、無計画に車を選んでいると後々になって後悔する結果につながります。
車を返却・乗り換えする場合は月々の支払額に注意しておけば特に問題はないですが、契約満了後に車を買取する可能性がある場合は、できるだけご自身の収入に見合った車を選ぶようにしましょう。
またその点では、車を自分のものにする際に追加費用が発生しない「車をもらえるカーリース」の方が、将来の見通しが付きやすいので、残価の支払いを煩わしく感じる方は併せて検討されてみることをおすすめします↓↓
残クレ契約中は走行距離制限を超過しないよう注意する
| 会社名 | 走行距離制限 | 追加料金 |
|---|---|---|
| トヨタ | 12,000km × 契約年数 | 1km超過につき 5円 |
| ホンダ | 月間走行距離1,000km | 1km超過につき 5〜10円 |
| 日産 | 月間走行距離1,000km、 または1,500km | 車種ごとに異なる |
| スズキ | 3年プラン：40,000km 4年プラン：50,000km 5年プラン：60,000km | 1km超過につき 5円 |
| 三菱 | 月間走行距離1,000km、 または1,500km | 1,000km超過ごとに 5,000円 |
残クレでは契約満了時の車の下取り額を保持するために、上記のような走行距離制限が設けられており、これを超過すると1kmあたり5～10円の追加料金が発生します。
国産メーカーが提供する残クレでは残価が保証されている（差額精算が発生しない）ものが多いですが、この超過料金は保証と関係なく請求されるため、無計画に車を乗り回すと予期せぬ出費に困らせられることになります。
そのため、長距離運転を常にしている方は走行距離制限のないカーローンを検討するか、以下のような走行距離の上限が長いカーリースのご利用がおすすめです↓↓
- SOMPOで乗ーる：月間2,000km、月間3,000km
- KINTO：1ヶ月あたり1,500km（もらえるプラン無し）
- オリックスカーリース：月間2,000km
- MOTAカーリース：月間2,000km
- ENEOS新車のサブスク：月間1,000km～3,000km（もらえるプラン無し）
なお、最終的に車をもらえるカーリースには残価清算や原状回復の義務が無いため、上記以外のカーリースでも車をもらえるプランであれば、走行距離制限を実質無制限にすることも可能です。
車を買取する場合は資金の積み立てや分割払いを検討しよう
上記の画像は残クレの契約満了時に車をどうするかによって、ユーザーが負担する費用の違いを比較したものですが、「買取」を選んだ場合は車両価格の全額をユーザーが負担することになります。
なお、契約中に据え置かれていた残価部分については、残クレの支払い最終回のタイミングで全額支払う必要があり、この時点で残価を清算する資金がない場合は車を返却せざるを得ません。
一応、残価の支払いについては再クレジットやローンの借り換えも可能ですが、これらは必ずしも審査に通るものでは無いため、車の買取を希望する場合はできるだけ計画的に資金の積み立てをしておくのがおすすめです。
残クレは基本的に契約中でも車の売却や譲渡ができるため、どうしても車を買取する資金がない場合やディーラーの下取りよりも高く車を売りたいという場合は、車買取業者への売却を検討してみるのもおすすめです。
この場合は一時的にローン残債と残価を買取業者に立て替えてもらうことができ、売却成立後は買取金額と立て替えたローン残債・残価を相殺してもらうことができます。
業者によっては立て替えに対応していないところもありますが、買取額はディーラーの下取り額より高くなることが多いため、車の状態が良い（高く売れそうな）場合は併せて検討してみると良いでしょう。
なお、以下に高価買取に定評があるおすすめの車買取業者3選をまとめますので、興味がある方は下記表やリンク先の記事も併せて参考にされてみてください↓↓
| 【車買取業者のおすすめTop3】 | |
|---|---|
カーネクスト | どんな車も0円以上買取保証 評判や口コミがいい ネットと電話で査定が完了 ※出張査定は不可 公式 詳細 |
カーセブン | 7日間までキャンセル無料 楽天ポイントやマイルサービスと提携 ご契約金の半額を当日中に前払い 公式 詳細 |
ネクステージ | 査定額完全保証付き 東証プライム市場に上場している 中古車業界でNo.1の売上実績あり 公式 詳細 |
→全国版の車買取業者のおすすめランキング1～10位はこちら
もしもの事故に備えて必ず自動車保険に加入すること
残クレ契約中に乗っていた車で事故を起こした場合、車の修理費用や被害者への損害賠償の費用等が掛かるのはもちろんのこと、事故で車が全損になったとしてもローン残債と残価（下取り額）の支払い義務は残ります。
そのため、事故によって発生する費用をカバーするための自動車保険は必須と言えるのですが、残クレでは車の所有者であるローン会社ではなく、直接的に所有権を持たない契約者が保険への加入をしなければいけません。
残クレ契約中は車の名義がローン会社のものになっているため勘違いしがちですが、この点はお間違いの無いようにご注意ください。
なお、残クレと類似のサービスであるカーリースの中には、下記の関連記事にある「KINTO」のような月額料金に任意保険が含まれているものもありますので、残クレのご利用と併せて検討してみるのもおすすめです↓↓
残クレの契約期間は基本的に3年、4年、5年しかないので注意
| 会社名 | 契約期間 |
|---|---|
| トヨタ | 3年（販売店によって異なる） |
| ホンダ | 3年、4年、5年 |
| 日産 | 3年、4年、5年 |
| スズキ | 3年、4年、5年 |
| 三菱 | 3年、4年、5年、6年、7年 |
上記の表は国産自動車メーカーの残クレの契約期間をまとめたものですが、多くの場合は3～5年と、カーローンやカーリースに比べてその契約期間は非常に短いです。
対して銀行系のマイカーローンでは24～96回払いのものが主流で、カーリースは長いもので11年契約、短いものでは1ヶ月単位や1年単位で利用できるものがあります。
この点から、「最も幅広いユーザーのニーズに合わせられる車の乗り方はカーリースである」と言え、以下のような1年単位で契約できるカーリースは特に柔軟に契約期間が設定できるため非常に便利です↓↓
ただし、新車のカーリースの車がもらえるプランについては7～9年以上の契約を条件にしているものが多いため、その場合は比較的契約期間が短めの中古車カーリースを検討するのもおすすめです↓↓
貧乏人のローンだから恥ずかしい？残クレで車を買う人の割合
残クレは月々の支払額や支払総額を抑えられ、収入に不安がある方でも高級車や輸入車に比較的手が届きやすいことから、「貧乏人のローン」などと揶揄されることがあります。
しかし、それは全くの誤解であり、実は残クレは利用者の収入状況に関わらず、幅広い層の方々に重宝されている車の買い方なのです。
残クレで車を買う人の割合
上記のグラフは自動車ローンのうち、残クレ（残価設定ローン）・残額据置払い・通常の分割払いの利用者の割合をそれぞれ比較したものです。
このグラフでは自動車ローンを利用されている方の約73％が残クレを選ばれており、残クレが「貧乏人のローン」ではなく、幅広い層の方々に選択されている車の乗り方であることが分かります。
残クレは貧乏人のローンではない根拠
上記のグラフは高所得層に分類される「年収600万円以上の方」が、残クレ（残価設定ローン）・残額据置払い・通常の分割払いの中から、どの自動車ローンを主に利用されているかを示したものです。
このグラフでは、高所得層にあたる方々の7割以上が残クレを選ばれていることが分かり、この結果からも残クレが決して「貧乏人のローン」ではないことは明らかです。
むしろ、車の購入費用を安く抑えられる点は「時代に合った賢い車の乗り方」と言えるので、残クレが恥ずかしいものなどという誤解・思い込みは今すぐ捨てた方が良いでしょう。
なお、下記の関連記事では残クレで車を買う人の割合を、「収入別」「年齢別」といった利用者の属性ごとに解説していますので、この点について更に詳しく知りたい方は併せて参考にされてみてください↓↓
車を残価設定ローン（残クレ）で買う人の割合が多い理由
残クレで車を買う人が多い理由には主に下記のようなものがあり、同様の希望やお悩みを持っている方には、残クレがより有益に利用できる可能性が高いです↓↓
- 月々の支払額を抑えられるから
- 憧れの車種にも手が届きやすいから
- 残価（契約満了時の下取り額）が保証されているから
- ライフスタイルの変化に備えやすいから
- 3～5年毎に簡単に新車へ乗り換えられるから
特に将来の下取り額（残価）を据え置くことで月々の支払額を抑えられる点は、車を所有するための出費をできるだけ少なく抑えたい方には大きなメリットになります。
なお、下記の関連記事では残クレで車を買う人が多い理由をさらに詳しく解説していますので、興味がある方はぜひ本項目と併せてチェックをされてみてください↓↓
「残クレはやばい」は嘘？残価設定ローンの4つのメリット
↓スクロールで複数の評判、口コミを見る事が可能です↓
良い評判月の支払いをそれなりに抑えられているので、
他の費用に回せるので、余裕がないひとむきであり、
助かっております。
良い評判途中で違う車に乗りたくなっても買取が保証されているため、
子供の成長に合わせて車を小さくしたりと
車の乗り換えの幅が広がると感じた。
月々の返済が低くなり、途中で変えれるという安心感があった
良い評判査定額があらかじめ決められていて、
乗り続けるか新車にするかを判断できること。
私の場合は、契約時パートだったこともあり、
月々の返済無しで、頭金を満額まで入れて、
残りを5年後に払うという設定にした。
今は無職なので、ローンを組むことなく、
利用できる選択があるのも助かった。
良い評判メンテナンス（オイル交換など）が
無料で受けられたことは良かったなと思います。
本当はなりたい車だけど月々購入したら払えないし、
銀行ローンは通らないしで悲しかったけど、
残クレならローンも通り
乗りたい車が新車で乗れるのでよかったです。
良い評判下取り価格などの保証がしっかりとしていたので
安心感が湧きましたし、
納期までがスピーディーだったのはとても良かったです。
良い評判他の方法だと所有できないと思っていた車に乗れるのは大きいです。
欲しいものを買わずに妥協するといつまでも気になってしまうので、
満足できなかったまま毎日を過ごしてしまうことになると思います。
良い評判貯蓄が無くても支払いできる金額でローンを組むことができるため、
欲しいタイミングで購入することができた。
良い評判月々の支払い額を抑えつつ、
乗りたい車種、新車に乗ることができる点。
今後家族構成などの変化に合わせて
短いサイクルでの車の買い替え検討ができる点。
良い評判毎月の支払額が抑えられるので、
お金に余裕ができたことが良かったです。
また、短いサイクルでの乗り換えが可能になるので、
最新の車に乗ることができるところも良いです。
良い評判支払い額が少なくなるので利用しましたが、
もともとすぐに手放す予定だったのでお得に利用できました。
好きな車にも乗れたので良かったです。
当記事では「残クレはやばい」というネガティブな噂について様々な検証を行ってきましたが、実はそんな残クレにも上記のような良い評判や口コミの声が多数寄せられています。
ここでは、そんな残クレの良い評判や口コミから、残クレのメリットについて検証と解説をしていきますので、残クレのご利用を検討されている方は是非参考にされてみてください。
残価が差し引かれるので月々の返済額を抑えられる
参照元：Googleform
当サイトが独自に実施したアンケート（上記グラフ）では、全体の約6割の方が残クレを選んだ理由に「月々の支払額を抑えられるから」と回答されていました。
なお、これはガソリン代や食料・衣類・光熱費など、生活に必須である物品が次々と値上げされる中、「車の購入や維持にかかる費用を少しでも安く抑えたい」というニーズが強く反映されたものと考えられます。
その点では、残クレは残価（下取り額）をユーザーが実際に支払い車両価格から差し引くことで、通常のローンよりも安く車に乗ることができるため、そういったニーズにピッタリと合致した車の乗り方です。
ただし、残クレで契約満了後も同じ車に乗り続けるにはこの残価分を全額支払う必要があるので、初めから同じ車に長く乗り続ける前提であれば、以下のような追加費用なしで車がもらえるカーリースも良い選択肢の1つになります。
ただし、カーリースは契約期間中の車検費用やメンテナンス費用、税金などが料金に含まれるぶん、残クレよりも月々の支払額が高くなりがちなので、その辺はご自身のニーズやご利用環境に合わせて選び分けるのがおすすめです。
3～5年ごとに気軽に新車に乗りかえられる
参照元：Googleform
上記のグラフは当サイトが独自に実施したアンケートの結果をまとめたものですが、このアンケートでは残クレ利用者の全員が3～5年という短い期間で契約をされているという結果が出ています。
これは残クレに3～5年の短い契約期間が設定されているものが多いこともありますが、残クレを利用される方の多くはそれを見越したうえで、「新車への乗り換えがしやすい点」に魅力を感じている方が多いです。
実際、通常の車の買い替えでは、車の購入・古い車の下取りや売却・名義変更や登録といった煩わしい手続きが多いですが、残クレの場合は簡単な事務手続きをするだけで簡単に新車への乗り換えをすることができます。
また、残クレでは初めに設定した残価（下取り額）が実際の査定額を下回る場合、その差額を次の車を購入する際の頭金に充当できるため、車を大切に扱っている方ほどお得に乗り換えをおこなえる点も大きなメリットです。
ただし、残クレには3年以下の皿に短い期間で契約できるものがほとんど無いため、もっと柔軟にライフプランの変化に合わせたいという方は、以下のようなカーリースを併せて検討するのも良いでしょう↓↓
残クレでは下取り価格が保証されている
残クレを利用したことが無い方の中には、契約満了後の残価清算（査定額との差額精算）に不安をお持ちの方もおられることと思われますが、残クレには残価保証（下取り額の保証）があるため、その点は安心して利用できます。
ただし、以下の事由により残価が保たれない場合は保証の対象外になる可能性があるため、残クレの契約中はできるだけ大切に車に乗ることが望まれます↓↓
- 利用者有責による汚破損
- 事故
- 走行距離制限の超過
- 違法改造
- その他規約に反する行為
なお、上記に挙げた理由により残価が保証されない場合、またはもっと高く車を買取してもらいたいという場合は、以下のような車買取業者に売却するのがおすすめです。
業者によっては車の売却に必要な手続きを代行してくれたり、一時的にローン残債や残価を立て替えてくれたりと、余計な手間や資金の準備なしで買取をしてもらるため非常におすすめです↓↓
| 【車買取業者のおすすめTop3】 | |
|---|---|
| カーネクスト | どんな車も0円以上買取保証 評判や口コミがいい ネットと電話で査定が完了 ※出張査定は不可 公式 詳細 |
| カーセブン | 7日間までキャンセル無料 楽天ポイントやマイルサービスと提携 ご契約金の半額を当日中に前払い 公式 詳細 |
| ネクステージ | 査定額完全保証付き 東証プライム市場に上場している 中古車業界でNo.1の売上実績あり 公式 詳細 |
→全国版の車買取業者のおすすめランキング1～10位はこちら
憧れの高級車や輸入車にも手が届きやすい
残クレ契約中は車両価格から残価（下取り額）を差し引いた部分だけを支払いすれば良く、たとえば車両価格が100万円で残価が20万円の車の場合、実際の支払額は残りの80万円（+金利）のみで済みます。
また、契約満了後の車の扱いは「買取」「返却」「新車への乗り換え」から選べ、「返却」か「乗り換え」を選ぶことで残価部分の清算も不要になるため、憧れの高級車や輸入車にも手が届きやすいです。
ただし、残クレは車検費用や税金、メンテナンス費用などの高級車・輸入車ほど高くつく部分が料金に含まれていないので、憧れの車を手に入れた後の維持費用が高くつくというデメリットがあります。
その点、カーリースはそれらの維持費用を月額料金に含めることができ、将来の見通しや家計の管理がしやすいため、収入に不安がある方には残クレよりもお得かつ便利に利用できるケースも多いです。
その代わりカーリースの方が月額料金がお高めになりますが、この辺は「契約満了後に車を自分のものにしたいか・したくないか」で、残クレと以下のようなカーリースを選び分けるのが良いでしょう↓↓
| カーリース・サブスクの おすすめTop3 | |
|---|---|
| SOMPOで乗ーる | 輸入車のリースがある 細かなリース期間の設定が可能 頭金、初期費用が不要 公式 詳細 |
| ニコノリ | トップクラスの安さ 契約から納車まで代車が1ヶ月無料 最短2週間で納車 公式 詳細 |
| 定額カルモくん | 独自の審査基準 月額料金が安いため審査に通りやすい 公式 詳細 |
→全国版おすすめカーリースはこちら
残クレはやばいという噂に関するよくある質問
ここでは、ここまで解説しきれなかった「残クレはやばい」という噂に関するよくある質問に、Q＆A形式で分かりやすく回答をしていきますので、ここまでの内容で不明な点がある方は参考にされてみてください。
- アルファードを残クレで買うと月々いくらになる？
- 残クレでローン地獄に陥ってしまう原因は？
- 残クレとローンどっちが得？
- 残クレでを走行距離制限をオーバーしたらどうなる？
- 残クレで最終回の支払いができない時はどうすればいい？
アルファードを残クレで買うと月々いくらになる？
トヨタモビリティ富山の公式サイトにあるシュミレーションツールを使用して、アルファード（Z）の月々の支払額や最終回の支払額を算出した結果は以下のとおりです↓↓
| アルファード（Z）の支払い例 | |
|---|---|
| 車両価格 | 5,550,000円 |
| 残価率 | 53% |
| 支払い回数 | 60回 |
| 手数料率 | 5.90% |
| 月々の支払い額 | 【初回】 68,610円×1回 【2回目以降】 65,700×58回 |
| 最終回支払額 | 2,941,500円 |
※更新日：2025年6月1日
※参照元：トヨタモビリティ富山の公式サイト
なお、このシュミレーションに頭金やボーナス併用払いは含んでいないため、頭金の納入やボーナス併用払いを活用することで月々の支払額や最終回の支払額を抑えることも可能です。
また付帯するオプションやグレードによっても金額は異なるので、さらに詳細な支払額等については個別にお近くのディーラーにお問い合わせをされるのが良いでしょう。
残クレでローン地獄に陥ってしまう原因は？
残クレでローン地獄に陥ってしまう最も大きな原因は、「収入に見合った車やプランを選ばなかったこと」にあります。
これを回避するには以下のようなポイントに注意して契約を結ぶことが重要ですので、ここでしっかりと確認をしておくようにしてください↓↓
- 返済能力合わせた車やプランを選ぶこと
- 車の買取をする場合は資金を積み立てておく
- 残価清算の必要がないように大切に車に乗ること
- 契約期間が長い方が月々の返済額は小さくなる
- 事故に備えて自動車保険に加入しておくこと
また以下のような車がもらえるカーリースであれば、上記の「車の買取資金の調達」や「残価清算」のリスクを避けられるので、そちらも残クレと併せて検討されるのがおすすめです↓↓
なお、下記の関連記事では「残クレで地獄を見ないための注意点」をさらに詳しく解説していますので、残クレのご利用を検討される際はしっかりとチェックをしておきましょう↓↓
残クレとローンどっちが得？
| 残クレとローンの比較（60回） | ||
|---|---|---|
| 比較項目 | 残クレ | カーローン |
| 年利 | 3～5% | 銀行系：2～4％ ディーラー：3～9％ 自社：0% |
| 月々の支払い額 | 1回目：27,197円 2回目以降：25,700円 （年利3.5%で計算） | 35,055円 （年利2%で計算） |
| 総支払額 （支払い回数60回） | 2,243,197円 （年利3.5%で計算） | 2,103,300円 （年利2%で計算） |
| 残価 | 70万円 | なし |
- 車体価格: 200万円
- 返済回数: 60回（5年）
- 設定残価（残クレの場合）: 70万円（車両価格の35%と仮定）
- その他条件: 頭金・手数料は含まず、金利は固定で変動なし
上記の表は残クレと通常のカーローンの金利や支払額を比較したものですが、総支払額の欄を見ていただければわかるとおり、車を買い取ることを前提にした場合はカーローンの方がお得になる場合が多いです。
また、カーローンで購入した車は所有者が自由に買取先を選んで売却できるので、下取り相場を上回る額で売却することができれば、その場合もカーローンの方が金銭面では有利になります。
ただし、残クレで車を返却・乗り換えする場合は残価（表では70万円）の支払いが不要になるため、この場合は残クレの方がお得に利用できる可能性も十分にあるでしょう。
なお、下記の関連記事では残クレとマイカーローンの違いを詳しく解説していますので、両方を並行して検討されたい場合は、ぜひ参考にされてみてください↓↓
残クレでを走行距離制限をオーバーしたらどうなる？
| 会社名 | 走行距離制限 | 追加料金 |
|---|---|---|
| トヨタ | 12,000km × 契約年数 | 1km超過につき 5円 |
| ホンダ | 月間走行距離1,000km | 1km超過につき 5〜10円 |
| 日産 | 月間走行距離1,000km、 または1,500km | 車種ごとに異なる |
| スズキ | 3年プラン：40,000km 4年プラン：50,000km 5年プラン：60,000km | 1km超過につき 5円 |
| 三菱 | 月間走行距離1,000km、 または1,500km | 1,000km超過ごとに 5,000円 |
上記の表を見ていただくとわかるとおり、残クレの走行距離制限を超過した場合の追加料金は、1kmあたり5～10円ほどに設定されていることが多いです。
また、さらに注意していただきたいのが、走行距離制限を超過していると下取り額（残価）の補償が受けられなくなる可能性がある点で、特に車の返却・乗り換えを検討されている方は要注意です。
この点は類似の車の乗り方であるカーリースも同様ですが、下記のようにカーリースの方が走行距離の上限が長いものが多いので、この辺は用途やご利用環境に合わせて選び分けると良いでしょう↓↓
- SOMPOで乗ーる：月間2,000km、月間3,000km
- KINTO：1ヶ月あたり1,500km（もらえるプラン無し）
- オリックスカーリース：月間2,000km
- MOTAカーリース：月間2,000km
- ENEOS新車のサブスク：月間1,000km～3,000km（もらえるプラン無し）
なお、最終的に車をもらえるカーリースには残価清算や原状回復の義務が無いため、上記以外のカーリースでも車をもらえるプランであれば、走行距離制限を実質無制限にすることも可能です。
残クレで最終回の支払いができない時はどうすればいい？
残クレで車を買取する際の最終回の支払いについては、現金一括で支払う方法のほか、同じ店舗で再クレジット契約を結ぶ方法や、他のマイカーローンなどに借り換える方法があります。
ただし、これらの方法は改めてローン会社の審査が必要であり、その審査基準は残クレを契約した時よりも厳しめに設定されている場合も多いため、利用できないケースも想定しておかなくてはいけません。
最も手っ取り早いのは、車の買取資金を自分で積立しておくことですが、それが難しい場合は車の返却や車買取業者への売却を検討するようにしてください。
とくに車買取業者への売却はディーラーの下取りよりも高く売れることがほとんどで、検討する価値は非常に大きいです↓↓
残クレはやばいと言われる原因と対処法まとめ
・残クレがやばい・後悔してると言われる原因と対処法
→残クレは一括購入と比べて支払総額が高くなる
→残クレはマイカーローンと比べて金利が高い
→車を自分にものにするには残価の返済が必要
→走行距離制限があるので残クレは長距離運転に不向き
→年収や過去の信用情報によっては審査に通らないことがある
・残クレがやばいと言われるのはなぜ？後悔してる人の失敗談
→「残クレは支払総額が高額でやばい」と後悔してる人の失敗談
→「残クレの金利が高くてやばい」と後悔してる人の失敗談
→「残クレの車をもらえる条件がやばい」と後悔してる人の失敗談
→「残クレの走行距離制限がやばい」と後悔してる人の失敗談
・残クレは頭金を入れる意味がないと言われる理由
→意味がないと言われるのは残クレが頭金不要で契約できるから
→残クレの頭金はまったく意味がないわけでは無い
→頭金を入れるなら残クレよりも通常のローンの方がおすすめ
・残クレで後悔してる人の7つの特徴
→金利が安いマイカーローンに申し込める人
→車の購入総額を安く抑えたい人
→走行距離制限に縛られず自由に運転したい人
→乗り慣れた車に長く乗り続けたい人
→返済中も自由に車のカスタマイズを楽しみたい人
→喫煙者やペットと一緒に車に乗りたい人
→運転に慣れてない人・ペーパードライバー
・残クレで後悔しない人の7つの特徴
→セカンドカーやチョイ乗り用の車が欲しい人
→常に新しい車に乗り続けたい人
→近いうちに大きなライフプランの変化が見込まれる人
→低金利キャンペーンを利用できた人
→初期費用を用意するのが難しい人
→低収入でも高級車や輸入車に乗りたいという人
・「残クレはやばい…」と後悔しないための注意点
→自分の返済能力に見合った価格の車を選ぶこと
→残クレ契約中は走行距離制限を超過しないよう注意する
→車を買取する場合は資金の積み立てや分割払いを検討しよう
→残クレの契約期間は基本的に3年、4年、5年しかないので注意
→もしもの事故に備えて必ず自動車保険に加入すること
・「残クレはやばい」は嘘？残価設定ローンの4つのメリット
→残価が差し引かれるので月々の返済額を抑えられる
→3～5年ごとに気軽に新車に乗りかえられる
→残クレでは下取り価格が保証されている
→憧れの高級車や輸入車にも手が届きやすい
ここまで、残クレはやばいと言われる原因や対処法、実際のユーザーの失敗談などを紹介してきましたが、上記にここまでの内容を簡潔にまとめましたので、残クレのご利用を検討される際の判断材料にお役立てください。
「TS CUBIC（トヨタファイナンス）」の調査によれば、車を残価設定ローン（残クレ）で買う人の割合は自動車ローン利用者の約7割を占めており、その便利屋や手軽さは多くのカーユーザーたちから熱い注目を集めています。
しかし、残クレには「金利が高い」「車の購入総額が高い」といった金銭的なデメリットも多く、そのご利用にはしっかりとした検討と他サービスとの比較が必要になります。
どちらかといえば、残クレは車の相場やローンの仕組みに詳しい方向けの車の乗り方と言えるので、ご利用を検討される際は当記事や関連記事を参考に、ご自身に合ったサービスかどうかをしっかりと吟味するようにしましょう。
