野菜ジュースと青汁・スムージーの違い 栄養素・手間・味を徹底比較

忙しい毎日の中で、簡単に野菜の栄養をとりたいと思っている方は多いでしょう。スーパーには野菜ジュース、カフェにはスムージー、ネットには青汁と選択肢も豊富です。野菜不足の解消や美容・ダイエットなど、自分の目的にあって、しかも続けられる飲料はどれでしょうか。

この記事では、野菜ジュース、青汁、スムージーの違いを栄養素、手間、味の観点から比較し、あなたのライフスタイルや目的に合った選び方をご紹介します。

この記事でわかること
  • 野菜ジュースは複数の野菜を搾汁・濃縮した加熱処理品
  • 青汁は緑黄色野菜を乾燥・粉末化し栄養を凝縮
  • スムージーは生の食材をミキサーで砕いた非加熱飲料
目次

野菜ジュース・青汁・スムージーの基本的な違い

スムージーを飲む女性

健康志向の高まりとともに注目されている三種類の飲み物スムージー・青汁・野菜ジュースには、それぞれ異なる特徴があります。どれも野菜や果物由来の栄養素を含みますが、作り方や栄養価、味わいに大きな違いがあるのです。

原材料と製造方法の違い

野菜ジュースはトマトやニンジンの搾汁・加熱処理品、青汁は緑黄色野菜の粉末、スムージーは生の食材をミキサーで砕いたもの

野菜ジュースはトマトやニンジンなど複数の野菜を搾汁・濃縮し、パッケージ化したものです。多くの商品は加熱処理されているので、長期保存が可能です。市販品には果物を混ぜることで飲みやすくしていますが、糖分やカロリーが高くなる側面があります。カゴメやデルモンテなど大手メーカーから販売され、手軽に入手できることが特徴的です。

青汁は主に大麦若葉、ケール、明日葉などの緑黄色野菜を乾燥・粉末化したものです。野菜の栄養素を凝縮していて、特にビタミンやミネラル、食物繊維が豊富です。多くは粉末タイプで、飲む際に水や牛乳で溶かして使用します。伝統的な健康飲料として日本で長く親しまれてきた歴史があります。

スムージーは生の果物や野菜をミキサーやブレンダーで砕いて作る飲み物です。素材そのものを使うため、食物繊維や酵素など熱に弱い栄養素が生きています。作りたてを飲むのが基本で、保存は効きません。家庭で手作りすることも、ジューススタンド的な専門店で扱っていることもあります。

栄養素の特徴比較

野菜ジュースは特定の栄養素が豊富だが繊維は少なく、青汁は栄養密度が高く、スムージーは生きた酵素と食物繊維を含む

野菜ジュースはカロリーが低く、リコピン(トマト)やβカロテン(ニンジン)などの特定の栄養素が豊富です。ただし、搾汁過程で食物繊維の多くは失われてしまいます。

市販商品は塩分や糖分が添加されていることがあるため、野菜ジュースの購入時には成分表示の確認が重要です。製造過程で一部のビタミンが損なわれる可能性もありますが、一定の栄養価は維持されています。

青汁は野菜を丸ごと粉末化しているため、食物繊維やクロロフィルなどの成分が豊富です。特に葉緑素に由来する栄養素が多く含まれ、ビタミンK、カルシウム、鉄分なども摂取できます。栄養素密度が高いのが特徴で、少量でも多くの栄養を摂取できるのが魅力です。製法によっては生の野菜に近い栄養素を保持している場合もあります。

スムージーは生の食材をそのまま使用するため、熱に弱いビタミンCや酵素が豊富です。また果物や野菜の皮ごと使うことが多いため、食物繊維も摂取できます。栄養素が生きているのが最大の特徴ですが、果物が多いとカロリーや糖質が高くなる傾向があるので注意が必要です。

味と飲みやすさの違い

野菜ジュースは甘みがあって飲みやすく、青汁は独特の風味があり、スムージーは素材の味わいが楽しめる

野菜ジュースは一般的に飲みやすく設計されていて、リンゴやぶどうなど果汁入りの商品は甘みがあって親しみやすい味わいですが、糖分が増えるデメリットがあります。コンビニやスーパーで手軽に購入でき、開封してすぐに飲めるのも大きなメリットです。

青汁は伝統的には独特の苦みと青臭さがあり、「飲みにくい健康飲料」というイメージが強かったのは事実です。しかしメーカー側もそのことは認識していて、最近の青汁は飲みやすさを重視した味付けが増えていて、抹茶風味やフルーツ風味など選択肢が広がっています。

スムージーは使用する食材で味わいが大きく変わります。果物主体のものは自然な甘みがあり、緑葉野菜を多く使ったグリーンスムージーは苦みや青臭さなどが残った状態になります。自分で作る場合は好みの味に調整できるのが魅力です。素材の新鮮さや組み合わせによって味わいが変わるので、自分だけのオリジナルレシピを楽しむことができます。

製品タイプ別のメリット・デメリット

野菜ジュースと青汁、スムージーには、それぞれ明確な長所と短所があります。自分のライフスタイルと相性が良いのはどれか、くわしく見ていきましょう。飲む目的やかけられる手間によって、ご自分にどれがあっているかが異なります。

野菜ジュース 手軽さと多様な商品展開

野菜ジュースのメリット・デメリット
  • 手軽に購入・消費できる
  • 比較的安価で経済的
  • 長期保存が可能
  • さまざまなフレーバーが楽しめる
  • 飲みやすい味わい
  • 市販品は添加物や糖分・塩分が含まれることがある
  • 搾汁過程で食物繊維などの栄養素が減少
  • 生の野菜と比べると栄養価はやや劣る
  • 製造過程で熱に弱い栄養素が失われる

野菜ジュースは特に忙しい社会人や学生など、料理をする時間があまりない単身者に向いています。コンビニで手軽に購入でき、すぐに飲める利便性が最大の魅力です。毎日の習慣として続けやすく、財布にも優しいのがポイントです。

ただし、野菜本来の栄養をすべて摂取したい方や、添加物を気にする方にとっては物足りない面もあるでしょう。市販品は商品によって糖分や塩分の含有量が異なるため、購入時には成分表示をチェックすることをおすすめします。特にダイエット中の方は要注意です。

青汁 高い栄養価と機能性

青汁のメリット・デメリット
  • 栄養素が高濃度に凝縮されている
  • 食物繊維が豊富で腸内環境をサポート
  • 携帯しやすい個包装タイプが多い
  • 機能性を重視した製品が多様に展開
  • 長期保存が可能
  • 独特の風味があり飲みにくく感じる場合がある
  • 野菜ジュースよりもやや高価
  • 水に溶かす手間がかかる
  • 水で溶かすと満足感が少ない場合がある

青汁は健康や美容に強い関心を持つ方、効率的に栄養を摂取したい方に適しています。また便秘傾向のある方にも食物繊維の豊富さから推奨されることが多いです。最近では目的にあわせて、乳酸菌やコラーゲンなどを添加した機能性が高い製品も増えており、目的に合わせて選べる製品展開がおこなわれています。

初めて青汁を試す方は、飲みやすいフレーバーのものから始めると良いでしょう。また、水だけでなく豆乳や牛乳で割ると風味がまろやかになり、飲みやすくなります。粉末が溶けにくい場合はシェイカーなどを活用すると便利です。慣れてくれば、濃い目に作って野菜本来の風味を楽しむこともできるでしょう。

スムージー 新鮮さと満足感

スムージーのメリット・デメリット
  • 生の食材の栄養素がそのまま摂取できる
  • 食材の組み合わせを自由にアレンジできる
  • 食物繊維が豊富で満腹感がある
  • 熱に弱い酵素なども摂取可能
  • 味わいや食感が豊かで満足感がある
  • 準備に手間と時間がかかる
  • 食材を常に新鮮な状態で用意する必要がある
  • 保存がきかず、作りたてを飲む必要がある
  • ミキサーなどの機材が必要
  • 果物が多いと糖質とカロリーが高くなる

スムージーは自分の健康に積極的な取り組みたい方、料理や食に興味がある方、朝食代わりに充実した一杯を飲みたい方に向いています。手作りすることで、自分の体調や好みに合わせた最適な組み合わせを見つけられるのも魅力です。

ただし、市販品より準備の手間がかかる点が課題です。忙しい朝に毎回作るのは現実的ではないという声もあります。最近は冷凍フルーツを活用したり、週末にまとめて食材を準備しておくなどの時短テクニックも広まっています。専門店で購入する選択肢もありますが、コストはやや高めになる傾向があります。

目的別おすすめの選び方

お腹と腸活

健康や美容に関する目的によって、最適な選択は変わってきます。自分が何を重視するかを明確にし、それに合った飲み物を選びましょう。ここでは代表的な目的別におすすめの選び方を紹介します。

栄養補給を目的とするなら

青汁が最も栄養密度が高く、効率的な栄養補給が可能。野菜不足が気になる忙しい方におすすめ

総合的な栄養を効率よく摂取したいなら、青汁がおすすめです。特に野菜不足を感じている方や、忙しくてバランスの良い食事が難しい方に適しています。青汁に含まれる栄養素は凝縮されており、少量でも多くの栄養を摂取できます。特に緑黄色野菜由来のビタミン、ミネラル、食物繊維がバランスよく含まれているのが特徴です。

ただし、栄養の種類によっては他の選択肢が適している場合もあります。例えばリコピンを摂りたいならトマトベースの野菜ジュース、ビタミンCなら生の食材を使ったスムージーが効果的です。自分が特に補給したい栄養素は何かを考慮して選ぶと良いでしょう。

ダイエットをサポートしたいなら

カロリー制限には低カロリーの野菜ジュース、置き換えダイエットには満足感のあるスムージーが最適

カロリー制限を意識したダイエット中なら、低カロリーの野菜ジュースが適しています。特に糖質オフや塩分控えめを謳った商品を選ぶと良いでしょう。食前に飲むことで満腹感を得られ、食事量の調整に役立ちます。野菜ジュースなら手軽に続けられるので、ダイエット挫折のリスクも低減できます。

一方、置き換えダイエットを考えているなら食物繊維が豊富で満足感のあるスムージーが向いています。朝食や夕食をスムージーに置き換えることで、カロリー摂取を抑えつつ必要な栄養素は確保できます。特にタンパク質源としてヨーグルトや豆乳を加えると、空腹感を抑える効果が高まります。ただし、果物が多すぎると糖質が高くなるので注意が必要です。

便通改善を目指すなら

食物繊維が豊富な青汁かスムージーがおすすめ。水溶性・不溶性食物繊維のバランスが腸内環境を整える

腸内環境の改善には食物繊維が豊富な青汁かスムージーがおすすめです。青汁に含まれる水溶性・不溶性食物繊維はバランスが良く、腸内細菌のエサになるとともに腸の蠕動運動を促します。多くの青汁は大麦若葉やケールを原料としており、これらは食物繊維の含有量が特に多い野菜です。

スムージーも同様に食物繊維が豊富ですが、さらに生きた酵素も含まれているため、消化機能のサポートにも役立ちます。特に便秘傾向がある方は、朝起きてすぐにスムージーを飲むと効果的です。果物と緑葉野菜をバランスよく組み合わせると、水溶性と不溶性の食物繊維をどちらも摂取できます。

野菜ジュースは搾汁過程で食物繊維の多くが失われているため、便通改善という観点では他の2つに比べるとやや劣ります。ただし、最近は食物繊維を強化した商品も増えているので、製品選びが重要です。購入時には「食物繊維入り」「食物繊維強化」などの表示がある商品をチェックしましょう。

美容効果を求めるなら

肌の調子を整えるなら抗酸化成分が豊富なスムージーが最適。クロロフィル豊富な青汁も人気

肌の調子を整えたり、アンチエイジングを目指すなら、抗酸化成分が豊富なスムージーがおすすめです。特にベリー類や緑葉野菜を使ったスムージーはポリフェノールやビタミンCが豊富で、美肌効果が期待できます。これらの成分は肌細胞を酸化ストレスから守り、コラーゲン生成をサポートする役割があります。

また、クロロフィルが豊富な青汁も美容目的では人気です。デトックス効果があるとされ、肌の調子を整えるのに役立つという声も多く聞かれます。さらに青汁には抗酸化物質も含まれており、肌の老化防止にも寄与すると考えられています。粉末タイプなので持ち運びが簡単で、オフィスでも手軽に美容ケアができるのも魅力です。

野菜ジュースの中でもトマトベースのものはリコピンが豊富で、紫外線ダメージから肌を守る効果が期待できます。時間のない朝に手軽に摂取できるのも魅力です。赤・紫色の色素を含む野菜ジュースは、抗酸化作用を持つアントシアニンなどのポリフェノールが豊富です。

運動パフォーマンス向上を図るなら

運動前後は水分と栄養補給が大切。運動前にはエネルギー源になるスムージー、運動後にはミネラル豊富な青汁がおすすめ

運動のパフォーマンスを高めたいなら、タイミングと目的に応じた選択が重要です。運動前(30分前)に飲むならスムージーが適しています。適度な糖質と栄養素でエネルギー源になり、水分補給もできます。バナナやオレンジなどの果物を使ったスムージーは、運動に必要な糖質を補給しつつ、消化に負担をかけないのが特徴です。

運動後には青汁がおすすめです。運動で失われたミネラルを補給し、アルカリ性食品である野菜の成分が体の疲労回復を助けます。また青汁に含まれるビタミンB群は、エネルギー代謝を促進し、疲労回復をサポートします。運動後30分以内に摂取するとより効果的です。

野菜ジュースは、手軽さを重視するなら運動中の水分補給用として役立ちます。特にトマトジュースなどは、運動で失われる電解質(ナトリウム、カリウムなど)の補給に効果的です。ただし、糖分の多い野菜ジュースは避け、塩分控えめのものを選ぶと良いでしょう。

効果的な飲み方と摂取タイミング

朝食と飲む青汁

いつどのように飲むかによって、これらの飲み物の効果や満足度は大きく変わります。目的に合わせた飲み方を知っておきましょう。飲むタイミングやアレンジ方法を工夫することで、より効果的に栄養を摂取できます。

時間帯による効果の違い

朝は代謝活性化や栄養補給に、昼は食べ過ぎ防止に、夜は就寝2〜3時間前までに飲むのが理想的

に飲むことで、夜の間に不足した水分や栄養素を補給でき、一日の代謝を活性化させるのに役立ちます。特に青汁は朝食と一緒に、スムージーは朝食代わりに飲む方が多いです。野菜ジュースも朝の水分補給に適しています。空腹時に飲むと栄養素の吸収率が高まるという説もあります。

は活動のピークを迎える時間帯です。疲れを感じ始める午後の時間に野菜ジュースを飲むことで、エネルギーチャージができます。ランチの前に飲めば食べ過ぎ防止にもなります。オフィスでも手軽に飲める野菜ジュースや青汁は、忙しい昼時間帯の栄養補給に最適です。

は消化器官に負担をかけないよう、就寝の2〜3時間前までに飲むのが理想的です。特に青汁は腸内環境を整える効果があるため、夕食後に飲む方も多いです。ただし、スムージーは果物の糖質が気になる方は夜の摂取を控えめにした方が良いでしょう。就寝直前の摂取は胃に負担をかける可能性があるため避けましょう。

食事との関係

食事前に飲むと食事量を自然と減らせ、食事と一緒なら栄養バランスを整え、食事代わりならスムージーが最適

食事の前に飲むと、食べる量を自然と減らせる効果が期待できます。特にダイエット目的なら、食事の15〜30分前に野菜ジュースや青汁を飲むのがおすすめです。胃の中である程度の容量を占めることで、満腹中枢が刺激され、食事の際に過食を防ぐ効果があります。

食事と一緒に飲むと、栄養バランスを整えられます。特に野菜不足を感じる食事の際に野菜ジュースを添えると良いでしょう。例えば、肉中心の食事の時に青汁を飲むことで、不足しがちな野菜の栄養素を補うことができます。食事中に飲む場合は、消化を妨げないよう少量ずつ飲むのがコツです。

食事の代わりにするなら、栄養バランスに気を配ったスムージーが適しています。タンパク質源としてヨーグルトや豆乳、健康脂質としてアボカドやナッツを加えると、より満足感のある一食になります。朝食代わりに栄養満点のスムージーを飲めば、忙しい朝でも効率よく栄養補給ができます。

継続的な飲用のポイント

自分の好みに合わせる、習慣化する工夫をする、適量を守ることが継続のコツ。短期間ではなく長期的な健康をめざそう

どれだけ栄養価が高くても、続けなければ効果は限定的です。継続するためのポイントをいくつか紹介します。

自分の好みに合わせることがもっとも重要です。無理に苦手な味を飲み続けるのは難しいものです。青汁が苦手なら飲みやすいフレーバーを選んだり、野菜ジュースなら自分の好きな味を見つけましょう。スムージーは自分好みにカスタマイズできるのが大きな魅力です。

習慣化する工夫も大切です。たとえば「朝のコーヒーの前に青汁」「通勤途中に野菜ジュース」など、生活パターンとリンクさせましょう。また、飲み忘れ防止のためにスマホのアラーム機能を活用するのも一つの方法です。

適量を守ることも長続きのコツです。「健康にいいから」と言って飲みすぎると、カロリーオーバーや栄養過多になる可能性があります。パッケージに記載された推奨量を目安に、1日1〜2回程度が適切です。体調や生活スタイルに合わせて調整しましょう。

よくある疑問と誤解

野菜と青汁粉末、青汁ドリンク

野菜ジュースや青汁に関しては、さまざまな疑問や誤解が存在します。科学的な視点から見てみましょう。正しい知識を持つことで、より効果的に活用できるようになります。

「毎日飲むな」は本当か

適量であれば毎日飲んでも問題なし。ただし野菜ジュースだけで野菜摂取を完結させないよう気をつけよう

「野菜ジュースを毎日飲むな」という情報を目にすることがありますが、これは過度な摂取や偏った栄養摂取に対する警告と考えるべきです。

適量であれば、野菜ジュースを毎日飲むことに大きな問題はありません。ただし、野菜ジュースだけで野菜摂取を完結させようとするのは避けるべきです。実際の野菜には、ジュースでは摂取しにくい食物繊維や、加工過程で失われる栄養素があります。

理想的には野菜ジュースは生野菜の補助として位置づけ、バランスの良い食事の一部として取り入れるのが良いでしょう。青汁やスムージーも同様で、基本的には実際の野菜や果物も食べつつ、補助的に活用するのがおすすめです。

糖質が多いという懸念について

市販の野菜ジュースには確かに糖質が多いものも。成分表示をチェックして100mlあたりの糖質量が5g以下の商品を選ぼう

市販の野菜ジュースには確かに糖質が多く含まれているものがあります。特に果汁入りの商品は甘味を増すために果糖が多く含まれていることがあります。一般的な果汁入り野菜ジュース(200ml)は、糖質が10〜20gほど含まれているものも珍しくありません。

しかし、すべての商品が高糖質というわけではありません。近年は糖質オフを謳った商品も増えているので、気になる方は成分表示をチェックしましょう。100mlあたりの糖質量が5g以下の商品を選ぶと良いでしょう。

青汁は基本的に糖質が低めで、スムージーは使用する果物の量によって糖質量が変わります。糖質制限をしている方は、青汁や野菜中心のスムージーが適しています。自家製スムージーなら、果物の量を調整して糖質をコントロールすることも可能です。

「野菜の代わりになる」は本当か

完全な代替品にはならないが補助的役割としては有効。特に青汁とスムージーは栄養価が高く、野菜不足を補うのに役立つ

結論から言えば、野菜ジュースや青汁、スムージーは生の野菜の「完全な代替品」にはなりません。しかし、補助的な役割としては非常に有効です。

特に野菜ジュースは製造過程で食物繊維の多くが失われるため、腸内環境への影響は生野菜に劣ります。また熱処理によって失われる栄養素もあります。

一方、青汁は野菜を丸ごと粉末化しているため栄養価は高く、スムージーは生の食材を使うため栄養素の損失が少ないという特徴があります。

理想的には、これらの飲み物と実際の野菜をバランスよく摂取することで、より総合的な栄養摂取が可能になります。特に野菜嫌いの方や忙しい方にとっては、不足しがちな栄養素を補う貴重な手段となるでしょう。

まとめ あなたのライフスタイルに合った選択

三者それぞれに特徴があり、一概にどれが最も優れているとは言えません。重要なのは自分のライフスタイルや目的に合ったものを選ぶことです。

それぞれに向いている人
  • 野菜ジュースは、手軽さを重視する方、忙しい毎日を送る方、特別な準備なしで栄養補給したい方に適しています。
  • 青汁は、効率的に栄養を摂りたい方、食物繊維をしっかり摂取したい方、携帯性を重視する方におすすめです。
  • スムージーは、新鮮な食材を活かしたい方、満腹感を得たい方、自分好みにカスタマイズしたい方に向いています。

自分の生活リズム、嗜好、健康目標を考慮しながら、これらの飲み物を上手に取り入れていきましょう。また、一つだけに固執せず、状況に応じて使い分けるのも賢い選択です。例えば、平日の忙しい朝は野菜ジュース、週末の朝はゆっくりスムージーを作る、夜は青汁を飲むといった具合です。

大切なのは継続すること。自分が無理なく続けられる方法で、植物性の栄養素を日常に取り入れていきましょう。日々の小さな習慣が、長い目で見た健康維持につながります。

野菜ジュースのおすすめランキング5選

野菜ジュースは目的や配合成分によって「栄養補給型」「機能性重視型」「無添加純正型」などに分類できます。栄養補給型は一日分の野菜350g相当を凝縮、機能性重視型は特定栄養素を強化、無添加純正型は添加物を加えず野菜本来の味わいを重視するなど、商品づくりが異なります。

〜 評価のポイント 〜

評価は原材料の品質、栄養素の豊富さ、製法へのこだわり、添加物の少なさ、そして実際の飲み心地を総合的に判断しています。あなたの健康目標や好みに合ったものをお選びください。特に今回ご紹介する商品は定期購入で大幅割引があるものばかり。この機会にぜひお試しください!

カゴメ「つぶより野菜」

カゴメの野菜ジュースでおすすめなのが「つぶより野菜」

原材料の野菜には国産の6種のみ使用。健康と美容意識が高い方にも安心です。もちろん、1日分の野菜350g分を摂取できます。

また、野菜を食べているような“つぶつぶ食感”とすっきりした味を両方楽しめる所も、「つぶより野菜」のポイントです。

一回のみのお届けだと税込7,776円ですが、定期コースなら税込6,480円/月。1年間で12,912円(送料・税込)おトクになります。

カゴメ「つぶより野菜」
  • 単品:税込7,776円、定期コース:税込6,480円
  • 送料無料
  • 195gx30本/1ケース
  • 初回限定:税込1980円!15本

\ 初回限定でおためし! /

カゴメ「ケーリッシュ青汁」

便秘や中性脂肪がきになる方には、カゴメ「ケーリッシュ青汁」がおすすめ。原材料にはカゴメが新開発した葉野菜「ケーリッシュ」を使用。青汁の原材料として定番の「ケール」を品種改良しました。

葉野菜「ケーリッシュ」は、健康成分スルフォラファンを豊富に含み、肝臓(ALT値)の健康維持をサポートします。豊富な食物繊維に加え腸活をサポートする成分も配合しています。

  • 善玉菌の増加をサポート 発酵性食物繊維配合
  • 生きて腸まで届く植物性乳酸菌 ラブレ菌配合

一回のみのお届けだと税込4,428円ですが、定期コースなら税込3,888円/月。初回限定のおためし価格も用意されています。

カゴメ「ケーリッシュ®青汁」
  • 単品:税込4,428円、定期コース:税込3,888円
  • 送料無料
  • 粉末タイプ30袋入り
  • 初回限定:税込980円!15袋

\ 初回限定でおためし! /

世田谷自然食品「十六種類の野菜」

健康食品メーカーの世田谷自然食品と言えば、CMで見かける「グルコサミン」が有名。

その世田谷自然食品が健康食品のノウハウをつかって作った野菜ジュースが「十六種類の野菜」。

1日分の野菜350gよりは少ないものの、1本に280g分の野菜を凝縮。日々の野菜不足を補うのに役立ちます。

1セット10本で2700円(税込)のみにセットや、2ヶ月ごとに2セットお届けすると24%OFF(送料無料)、3ヶ月ごとに3セットお届けすると26%OFF(送料無料)など、申し込み方のバリエーション豊富なのが特徴です。

健康食品メーカーらしく砂糖・食塩・香料・保存料・着色料無添加で、初回限定以外の方の90%以上が「おトク定期便」を選んでいます。

世田谷自然食品「十六種類の野菜」
  • 単品:税込7,020円、定期コース:税込5,583円
  • おトク定期便は2セット以上で送料無料(1セットのときは送料330円(税込))、今回のみのお届けは2セット以上で送料無料(1セットのときは送料660円(税込))
  • 160gx30本/1ケース

\ 初回限定でおためし! /

伊藤園の野菜飲料シリーズ

カゴメと並び野菜ジュースの人気メーカーと言えば「伊藤園」。

特に初回限定や定期購入サービスはありませんが、1日分の野菜350g相当を摂取できる「1日分の野菜」をベースに、栄養強化型、食物繊維や鉄分強化型、しょうがMIXなど、味や栄養分のバリエーションが豊富なのが特徴です。

  • 1日分の野菜
  • 栄養強化型 1日分の野菜
  • 1日分の野菜 食物繊維
  • 1日分の野菜 鉄分緑の野菜
  • 1日分の野菜 ビタミン12種
  • 1日分の野菜 にんじん&しょうがMIX

ご自分にあった味や成分を見つけるのに、色々試してみてはいかがでしょうか。

伊藤園の野菜飲料シリーズ

※ベースとなる「一日分の野菜」の場合

  • 1本200ml
  • 1日の野菜摂取量350g分を使用
  • 砂糖・食塩無添加

デルモンテ「リコピンリッチトマト飲料」

トマトケチャップが有名なデルモンテでは、トマトジュースも出しています。

完熟トマトの甘みと旨みを生かした濃厚な味わいの濃縮トマト飲料です。ほかの野菜ジュースと異なり1本800mlと大容量ですが、トマト30個分のリコピンを含有しています。

トマトに豊富に含まれるリコピンは、その抗酸化作用から生活習慣病の予防に役立つことが期待されています。

800mlx6本と、消費ペースが読みづらいので注意しましょう。

デルモンテ「リコピンリッチ」

※ベースとなる「一日分の野菜」の場合

  • 単品:税込3,369円、定期コース:税込3,032円
  • 800ml×6本
  • 砂糖・食塩無添加
  • 1本にトマト30個分のリコピンを含有
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