体に良い野菜ジュースの見分け方!原材料や無塩・無糖・添加物の確認方法

野菜不足の解消に便利な野菜ジュース。コンビニやスーパーの棚にも、さまざまな種類が並んでいます。しかし、パッケージの「無添加」「砂糖不使用」「塩分控えめ」などの表示、そして原材料表示を見ても、何を基準に選べばいいのか迷ってしまうものです。

この記事では、野菜ジュースを選ぶ際に注目すべき原材料表示の読み方や、無塩・無糖商品の選び方、添加物の確認方法などを詳しく解説します。健康を意識した野菜ジュース選びに役立つ情報を、わかりやすくお伝えしていきます。

この記事でわかること
  • 原材料は使用量の多い順に記載されている
  • 「○○野菜使用」より「野菜汁○○%」の表示が重要
  • フルーツが先に記載されている商品は果物が多い
目次

野菜ジュースの原材料表示を読み解くポイント

野菜と野菜ジュース

コンビニやスーパーの棚に並ぶ野菜ジュース。原材料表示を見ると、意外な成分が含まれていることに気づくかもしれません。野菜ジュースといっても、実は果物や塩分、砂糖などが含まれているケースが少なくありません。

原材料表示の読み取り方を知ると、その商品の特徴を自分で読み取れます。

原材料表示の基本ルールを知る

原材料は使用量の多い順に記載され、最初の原材料が野菜以外なら実際の野菜含有量は少ない可能性が高い

食品表示法では、原材料は使用量の多い順に記載することが義務付けられています。つまり、一番最初に書かれた原材料がもっとも多く含まれているということです。野菜ジュースで「りんご」や「オレンジ」が先に記載されていれば、実はそれらの果物が野菜より多く含まれている可能性があります。

「○○・△△・□□(野菜汁)」という表記も注意が必要です。この場合、野菜汁全体の量ではなく、個別の野菜の量が少ないために一括表記されている可能性があります。純粋な野菜ジュースを求めるなら、最初に記載されている原材料が「トマト」や「にんじん」などの野菜であることを確認しましょう。

食品表示法ではある程度幅がある記載方法が認められていますが、逆に言えばそこから色々読み取れるのです。

野菜使用量に注目する

「○○種類の野菜使用」より「野菜汁○○%」表示が重要で、数値が高いほど実際の野菜含有率が高い

パッケージに「○○野菜使用」「△種類の野菜を使用」などの表記があります。ただし、この表示だけでは実際にどれだけの量が含まれているかはわかりません。中には「30種類の野菜使用」と謳いながら、一部の野菜はごく微量しか含まれていないケースもあるのです。

より正確に野菜の含有量を知るには、「野菜汁○○%」という表示を確認してください。この数字が高いほど、野菜の含有率が高いことを意味します。総合的に判断するために、この表示と原材料表示を併せて確認することをおすすめします。

無塩・減塩野菜ジュースの選び方

塩分と高血圧

健康志向の高まりから、塩分を控えた野菜ジュースを選びたいと考える方も多いでしょう。野菜ジュースに塩分が加えられている理由と、無塩・減塩商品の選び方について見ていきましょう。

野菜ジュースに塩分が含まれる理由

風味向上と保存性確保のため塩分が添加され、市販品では200mlあたり1.0g前後の食塩相当量を含むものも多い

野菜ジュースに塩分が含まれる主な理由は、風味の向上と保存性の確保です。少量の塩分を加えることで、野菜の甘みが引き立ち、飲みやすくなります。また、塩分は防腐効果もあるため、保存料としての役割も果たしています。

しかし、1日の塩分摂取量が気になる方や、高血圧などで塩分制限が必要な方にとっては、野菜ジュースからの塩分摂取も無視できません。市販の野菜ジュースには、200mlあたり1.0g前後の塩分が含まれているものもあります。

塩分表示の見極め方

栄養成分表示の「ナトリウム」または「食塩相当量」で確認し、「食塩無添加」表示でも原材料由来の塩分は含まれる可能性がある

「減塩」や「塩分控えめ」などの表示があっても、他の製品と比較してどの程度塩分が少ないのかは、栄養成分表示で確認する必要があります。具体的には、100mlあたりの「ナトリウム」または「食塩相当量」の数値をチェックしましょう。

食塩相当量が表示されていない場合は、ナトリウム量から計算することができます。計算式は「ナトリウム(mg) × 2.54 ÷ 1000 = 食塩相当量(g)」です。例えば、ナトリウムが120mgなら、食塩相当量は約0.3gとなります。

完全な「無塩」表示がある商品は非常に限られていますが、「食塩無添加」と記載された商品なら、人工的に塩分を加えていないことを意味します。ただし、原材料に含まれる自然なナトリウムは含有している場合があるため、完全に塩分がゼロというわけではないことに注意しましょう。

無糖・砂糖不使用商品を見極める方法

角砂糖

野菜本来の味を楽しみたい、または糖分の摂取を控えたいという方には、無糖や砂糖不使用の野菜ジュースが適しています。しかし、これらの表示にも注意すべきポイントがあります。

「砂糖不使用」と「糖類ゼロ」の違い

「砂糖不使用」は他の糖類や野菜自体の糖分を含む可能性があり、「糖類ゼロ」は100mlあたり0.5g未満の総糖類量を意味する

「砂糖不使用」は文字通り、砂糖(ショ糖)を使用していないことを意味します。しかし、果糖や果糖ブドウ糖液糖、還元水飴などの他の糖類は含まれている可能性があります。また、野菜や果物自体に自然な糖分が含まれていることも忘れてはなりません。

一方、「糖類ゼロ」と表示されるためには、100mlあたりの糖類が0.5g未満である必要があります。これは添加された糖類だけでなく、原材料に含まれる自然な糖分も含めた総量です。つまり、完全に糖分を避けたい場合は、「糖類ゼロ」表示を選びましょう。

隠れた甘味料をチェックする

アスパルテーム、スクラロース、ステビアなどの人工甘味料や、エリスリトールなどの糖アルコールが使用されていることもある

糖類を使わなくても、人工甘味料や甘味成分が使われていることがあります。代表的なものには、アスパルテーム、スクラロース、ステビアなどがあります。これらは低カロリーまたはノンカロリーですが、人工甘味料に敏感な方は原材料表示を確認するとよいでしょう。

また、「還元麦芽糖水飴」や「エリスリトール」などの糖アルコールも、甘味を付与するために使用されることがあります。これらはカロリーが低いため、「低カロリー」表示の商品に使われることが多いです。

添加物の見極め方と「無添加」表示の真相

食品成分の調査

多くの方が気にする添加物。野菜ジュースではどのような添加物が使われ、「無添加」表示にはどんな意味があるのでしょうか。

野菜ジュースによく使われる添加物

香料、酸味料、ビタミンC、増粘剤、香辛料抽出物などが一般的に使用され、それぞれ風味向上や保存性向上の役割を持つ

野菜ジュースでよく見かける添加物には、以下のようなものがあります。

  • 香料 – 風味向上のため
  • 酸味料 – 味のバランスを整えるため
  • ビタミンC – 酸化防止や栄養強化のため
  • 増粘剤 – 飲み口の改善のため
  • 香辛料抽出物 – 風味付けのため

これらは食品添加物として認可されていて、安全性が確認されていますが、できるだけ自然な原材料だけでつくられた野菜ジュースを選びたい方も多いでしょう。

「無添加」表示の意味を理解する

「無添加」は曖昧な表現で、特定の添加物のみを対象としている場合があり、表示の範囲を確認することが重要

「無添加」という表示は曖昧な部分があります。全ての添加物を使用していないのか、それとも特定の添加物だけを使用していないのか、表示だけでは判断が難しい場合があります。

具体的には「保存料・着色料無添加」という表示なら、保存料と着色料は使われていませんが、他の添加物(香料や酸味料など)は使われている可能性があります。「合成添加物不使用」であれば、天然由来の添加物は使用されているかもしれません。

本当に添加物を気にする場合は、原材料表示をくわしく確認し、不明な点があれば製造元に問い合わせることをおすすめします。

品質と価格のバランスを考える

野菜ジュースの価格帯は非常に幅広く、100円程度のものから1,000円以上する高級品まであります。価格の違いは、原材料の質や製法、含有成分などによるものです。

価格帯による原材料の違い

低価格品は果物割合が多く濃縮還元製法が中心、高価格品は有機野菜や低温殺菌、特殊成分の添加などの特徴がある

一般的に、低価格帯の野菜ジュースは、コストを抑えるために果物の割合が多かったり、濃縮還元製法が採用されていたりします。一方、高価格帯の製品は、有機野菜の使用や低温殺菌製法の採用、特殊な成分の添加などが行われていることが多いです。

どちらが良いというわけではなく、自分の目的や予算に合った選択が大切です。毎日飲むなら、継続できる価格帯の商品を選ぶことも重要なポイントになります。

製法の違いに注目

ストレート果汁は風味や栄養価が高く、濃縮還元果汁はコストパフォーマンスに優れ、冷凍果汁は鮮度を維持できる

野菜ジュースの製法にも違いがあります。濃縮還元果汁などは、用語を聞いたことがある方も多いでしょう。その具体的な作り方は、以下の通りです。

  • ストレート果汁 – 搾りたての野菜・果物を直接パッケージしたもの
  • 濃縮還元果汁 – 水分を蒸発させて濃縮し、後で水を加えて戻したもの
  • 冷凍果汁 – 搾りたての状態で冷凍し、解凍してパッケージしたもの

一般的に、ストレート果汁は風味や栄養価が高いとされていますが、その分コストも高くなります。日常的に飲むなら、濃縮還元果汁でも十分な栄養摂取は可能です。

スーパーの商品から専門的な健康飲料まで

野菜ジュースの種類は、一般的な市販品から健康飲料まで色々です。それぞれの特徴を理解し、自分に合った商品を選びましょう。

市販の野菜ジュースの特徴

スーパーやコンビニの商品は手軽さと飲みやすさが特徴だが、果物や塩分、糖分が多めに含まれているものが多い

コンビニやスーパーで購入できる野菜ジュースは、手軽さと飲みやすさが特徴です。トマトジュースやにんじんジュース、複合野菜ジュースなどがあります。価格も比較的リーズナブルで、忙しい現代人の野菜不足を補うのに適しています。

ただし、飲みやすさを重視しているため、果物や塩分、糖分が多めに含まれているものが多いことは知っておくべきでしょう。

「野菜ジュース」と表示されていても、実は「野菜・果実ミックスジュース」であることも少なくありません。

特化型健康飲料の特性

青汁などの特化型健康飲料は栄養価の高い素材を使用し、添加物を極力抑えているが、価格は一般的な野菜ジュースより高め

一方、通信販売やドラッグストアで販売されている青汁など健康飲料は、特定の栄養素や健康効果に焦点を当てている場合が多くなっています。大麦若葉やケール、明日葉などの栄養価の高い野菜を使用し、健康維持や美容をサポートすることを目的としています。

これらの製品は一般的な野菜ジュースより高価ですが、スーパーベジタブルと呼ばれるような栄養豊富な野菜を原材料にしていたり、濃縮された栄養成分を手軽に摂取できるメリットがあります。

まとめ

野菜ジュースを選ぶ際は、安心できる原材料か、成分のバランスはどうなのか気になりますよね。食品は法律で成分表示が義務付けられているので、成分表を見る習慣をつけましょう。また、表示が義務付けられていなくても、商品の売りとなるような無塩・無糖・無添加などの特徴は、公式サイトやパッケージに表示があるはずです。

  • 原材料表示:量が多い順なので、野菜が最初に記載されているか確認
  • 野菜含有率:「野菜汁○○%」の数値をチェック
  • 塩分:食塩相当量またはナトリウム量を確認
  • 糖分:「砂糖不使用」と「糖類ゼロ」の違いを理解
  • 添加物:「無添加」の範囲を確認
  • 製法:ストレート果汁か濃縮還元かをチェック
  • 価格:継続できる価格帯を選択

さらに言うと、継続して飲むためには、自分が無理なく続けられる味と価格帯の商品を選ぶことがポイントです。

野菜ジュースのおすすめランキング5選

野菜ジュースは目的や配合成分によって「栄養補給型」「機能性重視型」「無添加純正型」などに分類できます。栄養補給型は一日分の野菜350g相当を凝縮、機能性重視型は特定栄養素を強化、無添加純正型は添加物を加えず野菜本来の味わいを重視するなど、商品づくりが異なります。

〜 評価のポイント 〜

評価は原材料の品質、栄養素の豊富さ、製法へのこだわり、添加物の少なさ、そして実際の飲み心地を総合的に判断しています。あなたの健康目標や好みに合ったものをお選びください。特に今回ご紹介する商品は定期購入で大幅割引があるものばかり。この機会にぜひお試しください!

カゴメ「つぶより野菜」

カゴメの野菜ジュースでおすすめなのが「つぶより野菜」

原材料の野菜には国産の6種のみ使用。健康と美容意識が高い方にも安心です。もちろん、1日分の野菜350g分を摂取できます。

また、野菜を食べているような“つぶつぶ食感”とすっきりした味を両方楽しめる所も、「つぶより野菜」のポイントです。

一回のみのお届けだと税込7,776円ですが、定期コースなら税込6,480円/月。1年間で12,912円(送料・税込)おトクになります。

カゴメ「つぶより野菜」
  • 単品:税込7,776円、定期コース:税込6,480円
  • 送料無料
  • 195gx30本/1ケース
  • 初回限定:税込1980円!15本

\ 初回限定でおためし! /

カゴメ「ケーリッシュ青汁」

便秘や中性脂肪がきになる方には、カゴメ「ケーリッシュ青汁」がおすすめ。原材料にはカゴメが新開発した葉野菜「ケーリッシュ」を使用。青汁の原材料として定番の「ケール」を品種改良しました。

葉野菜「ケーリッシュ」は、健康成分スルフォラファンを豊富に含み、肝臓(ALT値)の健康維持をサポートします。豊富な食物繊維に加え腸活をサポートする成分も配合しています。

  • 善玉菌の増加をサポート 発酵性食物繊維配合
  • 生きて腸まで届く植物性乳酸菌 ラブレ菌配合

一回のみのお届けだと税込4,428円ですが、定期コースなら税込3,888円/月。初回限定のおためし価格も用意されています。

カゴメ「ケーリッシュ®青汁」
  • 単品:税込4,428円、定期コース:税込3,888円
  • 送料無料
  • 粉末タイプ30袋入り
  • 初回限定:税込980円!15袋

\ 初回限定でおためし! /

世田谷自然食品「十六種類の野菜」

健康食品メーカーの世田谷自然食品と言えば、CMで見かける「グルコサミン」が有名。

その世田谷自然食品が健康食品のノウハウをつかって作った野菜ジュースが「十六種類の野菜」。

1日分の野菜350gよりは少ないものの、1本に280g分の野菜を凝縮。日々の野菜不足を補うのに役立ちます。

1セット10本で2700円(税込)のみにセットや、2ヶ月ごとに2セットお届けすると24%OFF(送料無料)、3ヶ月ごとに3セットお届けすると26%OFF(送料無料)など、申し込み方のバリエーション豊富なのが特徴です。

健康食品メーカーらしく砂糖・食塩・香料・保存料・着色料無添加で、初回限定以外の方の90%以上が「おトク定期便」を選んでいます。

世田谷自然食品「十六種類の野菜」
  • 単品:税込7,020円、定期コース:税込5,583円
  • おトク定期便は2セット以上で送料無料(1セットのときは送料330円(税込))、今回のみのお届けは2セット以上で送料無料(1セットのときは送料660円(税込))
  • 160gx30本/1ケース

\ 初回限定でおためし! /

伊藤園の野菜飲料シリーズ

カゴメと並び野菜ジュースの人気メーカーと言えば「伊藤園」。

特に初回限定や定期購入サービスはありませんが、1日分の野菜350g相当を摂取できる「1日分の野菜」をベースに、栄養強化型、食物繊維や鉄分強化型、しょうがMIXなど、味や栄養分のバリエーションが豊富なのが特徴です。

  • 1日分の野菜
  • 栄養強化型 1日分の野菜
  • 1日分の野菜 食物繊維
  • 1日分の野菜 鉄分緑の野菜
  • 1日分の野菜 ビタミン12種
  • 1日分の野菜 にんじん&しょうがMIX

ご自分にあった味や成分を見つけるのに、色々試してみてはいかがでしょうか。

伊藤園の野菜飲料シリーズ

※ベースとなる「一日分の野菜」の場合

  • 1本200ml
  • 1日の野菜摂取量350g分を使用
  • 砂糖・食塩無添加

デルモンテ「リコピンリッチトマト飲料」

トマトケチャップが有名なデルモンテでは、トマトジュースも出しています。

完熟トマトの甘みと旨みを生かした濃厚な味わいの濃縮トマト飲料です。ほかの野菜ジュースと異なり1本800mlと大容量ですが、トマト30個分のリコピンを含有しています。

トマトに豊富に含まれるリコピンは、その抗酸化作用から生活習慣病の予防に役立つことが期待されています。

800mlx6本と、消費ペースが読みづらいので注意しましょう。

デルモンテ「リコピンリッチ」

※ベースとなる「一日分の野菜」の場合

  • 単品:税込3,369円、定期コース:税込3,032円
  • 800ml×6本
  • 砂糖・食塩無添加
  • 1本にトマト30個分のリコピンを含有
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