「病棟の看護師を辞めたい」と悩んでいませんか。
病棟の仕事はかなりきつく、四六時中辞めることばかり考えてしまうという声をよく聞きます。「頑張ろうとは思っているけど、もう限界寸前」と疲弊してしまう方が非常に多いです。
まず前提として、限界な状態で無理をし続けるのはやめておくべきです。精神的にまいってしまい、いざ次の仕事探しをしようとしても、体調を崩して上手くいかなくなることもあります。
ただ辞めたい理由によっては、勢いのままに転職しない方が良いこともあります。きちんと辞めたいと思う理由を見極めて、それに合わせて最善の選択をしましょう。
そこでこの記事では、転職コンサルタントとして多くの看護師さんの悩みを聞いてきた私が、病棟看護師を辞めたいと考える理由や解決策について、口コミを元に紹介していきます。
- 病棟看護師を辞めたい理由ランキングTOP7
- なるべく早く今の職場を辞めた方が良い病棟看護師さんの例
- 辞めずに病棟看護師をもう少し続けてみるべきケース
- いきなり病棟看護師を辞めるのではなく「まずは異動の相談」がおすすめ
- 悩んだら病棟勤務を辞めて、別の職場に転職するのもおすすめ
- 病棟看護師を辞めたい人におすすめする看護師転職サイト
皆さんのお悩み解消のために、少しでも助けになれば幸いです。
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1. 病棟看護師を辞めたい理由ランキングTOP7
当サイトでは、病棟看護師経験者51人を対象にアンケートを実施して、「一番辞めたいと思った瞬間はどんな時ですか?」と質問し、結果を分類したうえでランキング形式にまとめました。
病棟は看護師の職場の中でも特にキツイ仕事で、四六時中辞めることばかり考えてしまうという方はかなり多いようでした。
1位.人間関係の悩み
人間関係の悩みは、病棟看護師の辞めたい理由として断トツでした。
「女性だらけの職場ならではの派閥やいじめなどの問題があり、関わりたくない」といったコメントが多数寄せられています。
苦手な人とも絶対に関わらないといけない
看護師ならではの人間関係の問題
人間関係が悪いと負のループに陥る
病院・クリニックで働く看護師はほとんどが女性であり、閉鎖的な環境で働いているため、女性同士の噂話や陰口などは、多くの職場で起こり得るようです。
中でも特に年上のベテラン看護師さんとの関わり方に悩む方が多いようでした。
人をケアする仕事なのに、人間関係が原因でストレスを溜めてしまい、自分が体調を崩してしまっては元も子もありません。
人間関係の悩みは基本的に自力で解決が難しく、上記の回答者も最終的に退職という選択を取ったようでした。
2位.体力的に限界
「人手不足によって業務のしわ寄せがきている」「残業・夜勤が多すぎて、続けられない」という方も実に多くいます。
残業が多く、業務に支障が出る
人手不足で夜勤ばかりになる
特に夜勤は、少人数かつ暗い病棟内で対応するものですし、忙しくて仮眠が取れないなど、身も心も憔悴しやすい状況なので、体調を崩してしまっても無理はありません。
また人手不足の状況では、一人当たりの負担も大きく職場は常にピリピリするもので、「必要以上にキツイ言い方をされる」「八つ当たりのような対応をされる」など、その他の問題にも派生してしまいます。
3位.ミス・インシデントが怖い
ミスやインシデントに対する恐怖感も、辞めたい理由の上位にランクインしました。
特にキャリアの浅い看護師に多い理由ですが、ベテランの方からも「一つのミスが命に直結する恐怖がある」といった声も寄せられました。
働くのが怖くなった
向いてないのではないかと感じる
特に新人のうちは、思うようにいかないことも多いでしょう。一人前の看護師になるまでに一定の時間がかかると頭では理解していても、看護が上手くできず自分に対してイライラする状況が続くと、想像以上に大きなストレスになってしまいますよね。
4位.患者からのハラスメント
入院患者からのハラスメント(暴言・暴力)に悩んでいる方も多いです。
患者さんから心無い言葉を浴びせられることに対して、しんどさを感じているという声も多々ありました。
患者や家族からのクレームはつらいものがある
頑張っても報われない
頑張って耐え続けていても、患者さんからの言葉で心が折れてしまう。こういったことがきっかけで、退職を本気で考える看護師さんもいらっしゃいました。
暴言以外にも暴力・セクハラも多く、病院側が把握していない(報告されていない、潜在的なハラスメント)も多々あります。実際に看護協会のコラムでは、「報告されていない潜在的なハラスメントがあると思う」と感じている看護師は全体の8割近くもいると記載されています。
患者さんのために身も心もすり減らして仕事をしているのに、その相手に理不尽なことを言われたり暴言を吐かれたりしたら、報われなさを感じるのも当然です。
5位.仕事に対する無力感
仕事に対して「自分は何もできない」と無力感を感じる方も多く、回答で目立ったのが、「患者さんの死」が身近にあることについてでした。
看護師という仕事だからこその悩みであり、精神的なダメージから辞めたいと思ってしまっても無理はありません。
自分はいったい何ができたんだろうと落ち込んでしまう
気持ちの切り替えができない
他にも「はじめは憧れていた仕事だったが、現実を見るともう無理だと思うようになった」といった声もありました。
「命を救うために仕事をしているのに、いざ自分が何をしたら良いのか分からない…」という事態が起きたときも、責任感の強さが無力感に変わってしまうこともあるようです。
6位.理不尽な扱いを受ける
立場が上の人から理不尽な扱いを受けた時に「辞めたい」と思ったという方もいました。
看護師の主張は通らないこともある
一生懸命に仕事をしても報われない
体力的にハードな環境で働いているのに、理不尽に叱責されたり、報われないと感じたりしたときに、我慢の限界を迎えるというケースも多いようです。
7位.医師との関わり方に悩む
人間関係の中でも、医師との関係に悩むという看護師さんも多いようでした。
理不尽に怒鳴られる
理不尽な目にあっても立場上従わなければならず、ただでさえ女性同士の人間関係でイライラしているのにさらにストレスが溜まるなど、精神的に辛い環境で働いている看護師さんも多いようです。
2.なるべく早く今の職場を辞めた方が良い病棟看護師さんの例
結論として、以下に該当する場合は、今の職場を辞めた方が良いことが多いです。
- 2-1.体調やメンタルに異変が生じている
- 2-2.職場環境が客観的に見て著しく悪い
- 2-3.パワハラが横行している
- 2-4.転職すべきか悩んでいる状態が6カ月以上続いている
- 2-5.職場に相談できる人が誰もいない
それぞれ詳しく解説します。
2-1.体調やメンタルに異変が生じている
体調やメンタルに異変が生じている場合は、退職を検討するのがおすすめです。
実はこれは、心の病気の初期症状と言われている症状です。(参考:厚生労働省『こころの病気の初期サインに気づく』をもとに作成)
この状態を放置し、無理をして働き続けるのは非常に危険です。心身の状態が悪化してしまえば、身体を壊して病院を辞めることになったり、再就職が難しくなったりと、あなたの人生・キャリアにマイナスな影響を与えます。
心が壊れる前に辞めた方がいい
2-2.職場環境が客観的に見て著しく悪い
職場環境が客観的に見て著しく悪い場合も、改善されることはほとんどないので、辞めるべきであると言えます。
残業
残業は看護師が辞めたいと思う要因の一つです。残業代が支給されない(申請できない空気がある)はもちろん、残業が常態化している場合も、かなり悪い環境と言えます。
事実、看護師の87 %は月残業30時間未満のようです。これを超える看護師はかなり少数であり、客観的に見てもかなり残業が多い職場と言えるでしょう。(参考:メディカルサポネット『看護師白書2020年度版』)
夜勤
夜勤回数も三交代制で月9回以上が続くようなら、体力的にキツイ職場と言えます。
「看護職の夜勤・交代制勤務ガイドライン」では、夜勤回数は、3 交代制勤務の場合月 8 回以内を基本とすると定められており、9回夜勤を行った人は全体の2%です。(参考:「安全,健康,生活を念頭においた看護師の 1ヶ月72時間夜勤規制に関する研究報告書」)
月9回以上の夜勤が当たり前でかなり辛い
2-3.パワハラが横行している
上司や医師からのパワハラが横行している職場は、精神的な負担も大きいため、心底辛いと思うのであれば、早いうちに退職することをおすすめします。
パワハラは主観的な概念であり、一概に断定できませんが、例として厚生労働省では「精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」と定めています。
職場のパワーハラスメントとは、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」と定義をしました。
出典:厚生労働省『パワーハラスメントの定義について』
この定義を踏まえると、例えば以下のような事例はパワハラに該当すると考えられます。
「残業するのは個々の能力が低いから」と言われ続けた
このような環境は前述の「体調やメンタルに異変が生じる」のような状況になり得るので、本当に辛いと感じるのであれば辞めるのも一つの方法です。
2-4.転職すべきか悩んでいる状態が6カ月以上続いている
悩んでいる状態が6カ月以上続いているなら、転職をおすすめします。
職場での不満・悩みが理由で転職をする際、まずその不満・悩みが「一時的なものかどうか」で考える必要がありますが、目安として6カ月以上続くなら、解決の見込みはないと判断できるからです。
例えば、人手不足で残業時間が増え、看護師の負担が増大しているとしても、一時的な人手不足であれば、6カ月以上続くことはまずありません。
これに対して、いつまで経っても今の状態が続くようなら、「人員を増やすつもりがない」「労働環境を改善する予定がない」など、職場に改善の見込みはないと言えます。
今の不満・悩みを明確にし、それがが6カ月以上続いているかを一つの目安として判断しましょう。
2-5.職場に相談できる人が誰もいない
職場に相談できる看護師が誰もいないなら、転職を前向きに検討しても良いでしょう。
職場に何でも話せる看護師がいるかは意外と重要で、そういった存在が一人でもいれば労働環境が多少きつくても乗り越えられたりするものです。
しかし気を許せるような看護師がいないなら、悩み事も相談できず、フラストレーションは溜まる一方になってしまいます。というよりそういった職場は、人間関係の悪い殺伐とした環境になりがちです。
ここまでのまとめ
以下に当てはまる方は、キャリアのことなどは一旦度外視して、辞めた方が良いことが多いです。
- 体調やメンタルに異変が生じている
- 職場環境が客観的に見て著しく悪い
- パワハラが横行している
- 転職すべきか悩んでいる状態が6カ月以上続いている
- 職場に相談できる人が誰もいない
ただ辞める理由によっては、もう少し続けたほうが好ましいケースもあります。
3.辞めずに病棟看護師をもう少し続けてみるべきケース
ここまでは「病院を辞めるのをおすすめするケース」について紹介しましたが、一方で、(1)人間関係の悩み、(2)ミスや失敗を繰り返してしまうという悩みの場合は、一旦続けてみることをおすすめします。
3-1.人間関係の悩みは要検討
人間関係の悩みについては、一度立ち止まって検討が必要です。
もちろん、看護師の人間関係はとにかく面倒で理不尽なことも多く、自分の行動で改善するのは簡単ではありません。かなりの気力や体力、時間が必要でしょう。
ただ人間関係の悩みはどの職場にもつきもので、「せっかく転職したのに同じような人がいた」ということも珍しくありません。最悪の場合、「前よりもっと人間関係が悪い職場だった」ということもあり得ます。
そのため、「人間関係の悩みだけ」で辞めてしまうのは避けた方が無難です。
判断基準
- 悩みは「人間関係についてのみ」
→いったん改善を試みて、何も変わらなかったら退職 - 悩みは「人間関係について」以外にもいくつかある(例:労働環境 など)
→退職した方が良い。少なくとも環境を変えることで、それ以外の悩みが解決する可能性が高い
では、(1)に該当する方はどうすれば良いかというと、まずは以下に掲載する「苦手な相手とも良好な関係を築く心理学的手法」を試してみてください。
そして、それでも職場環境に改善が見られないようであれば、転職を検討するのがおすすめです。
円満な人間関係を築く心理学的テクニック
1.相手との共通点を見つける
人は共通点を持つ相手に親近感を覚えます(類似性の法則)。
相手の話に耳を傾けて、自分と共通する部分があれば、積極的に自己開示してみると良いでしょう。
2.周囲に自分から話しかける
人は好意を示してもらった相手に好意を持つと言われています(好意の返報性)。
良好な関係を築きたいという意思を示す意味でも、積極的に自分から話しかけてみると良いでしょう。
3.ポジティブな感情を表情に出す
自分は好意的に接しているつもりでも、表情に出ていなければうまく伝わらず、良好な関係が築けないケースもあります。
例えば「嬉しい」と言っているのに表情が曇っている場合、受け手は視覚情報=表情を重視して「嬉しくないのでは」と捉えてしまいます(メラビアンの法則)
4.人間関係はある程度のところで割り切る
必要以上に周囲と仲良くしようと考えず、「仕事上で必要不可欠なやり取りができればOK」くらい割り切って考えるのも大切です。「自分ではコントロールできないものに一喜一憂しない」という考え方で、アドラー心理学では課題の分離と言われています。
苦手な人が居たとしても、他人の行動は変えられません。無理になんとかしようとせず、自分のペースを乱されないようにある程度距離を取って、最低限のやり取りで仕事に集中してみましょう。
『看護師の人間関係の悩みに効果抜群!心理学にもとづく6つの改善策』の記事も参考にしてください。
3-2.ミスや失敗を繰り返してしまうという悩みは改善の余地がある
「ミスや失敗が多い」「向いていないのではないか」という悩みは、たいていの場合、改善の余地があります。特にキャリアが浅いうちは早まった決断はしないようにしましょう。
特に若手のうちは、先輩から教わったことはもちろん、「日々の業務の気づき」や「学んだこと」「失敗したこと」など、徹底的にメモを取ることをおすすめします。
そしてそのメモを、終業後に見返してみましょう。
忙しい中で学んだことを100%覚えておくのは難しいですが、その日にあったことを振り返ってメモしておくだけで、要点を忘れずに済みます。
私はいつもメモの残し、仕事終わり10分程度で見直して、問題点や進捗状況などを毎日把握していました。きっとそう言う地道な努力が必要なのかもしれないです。仕事の追われる状況は皆同じです。後はミスを減らすだけです。
そして重要なのが、そのメモから失敗の原因を分析することです。「なぜ失敗してしまったのか」を繰り返し自分に問うことで、ミスの本質的な原因にたどり着けます。
トヨタが実践する「なぜなぜ分析」を看護の現場に応用!
一般企業の例ですが、自動車メーカーのトヨタでは、一つの問題に対して「なぜ」という質問を5回繰り返すことで、生産ラインの改善を行っていたと言われています。(通称:なぜなぜ分析)
看護師の例でいうと、以下のような分析になるはずです。
【失敗:患者の容態が変わったので医師に指示を仰いだが、情報不足のまま報告してしまい怒られた】
- なぜ怒られたのか
→情報を詳細まで把握できてなかったので、医師から聞かれたことにすぐ返せなかった - なぜ聞かれたことにすぐ返せなかったのか
→患者さんの容態が急変し、焦っていた - なぜ焦りが生まれたのか
→入院したばかりの患者さんのため、基本的な情報を把握できておらず、どのような状態かの見当がつかなかった
このように3回「なぜ」を繰り返しただけでも失敗の本質に気づけます。この場合、入院患者の情報を入念に確認することで、同様のミスを回避できるはずです。
原因が分かれば、「出勤時間を少しだけ早くして、(申し送り前に)情報収集をしておく」といった具体的な改善行動につながるでしょう。
他にも仕事の進め方について知りたい方は、『「仕事ができない」と悩む看護師必見!ベテラン看護師から学ぶ仕事の進め方』の記事も参考にしてください。
4.いきなり病棟看護師を辞めるのではなく「まずは異動の相談」がおすすめ
辞めたいと思ったときは、いきなり退職届を出すのではなく、まずは「異動できないかどうか相談してみること」をおすすめします。
特に人間関係のトラブル(特定の人が苦手など)は、部署を変えれば解決が見込めます。
異動の相談をした際、柔軟に調整してもらえるケースは実は意外と多いです。
なぜなら、病院側としても、すぐに退職されるよりは部署異動などで調整して勤務を継続してもらった方が助かるからです。(看護師の採用はかなりコストがかかるので、多少調整が難しくても辞められるよりマシ、というのが病院側の本音です)
異動については、まずは直属の上司に打診しましょう。そうすると上司からさらに看護部長に話が進み、人員の状況などを鑑みて問題なければ対応してもらえます。
ちなみに、辞めたいと思ったときは「いまの環境が辛いです」「しんどくてご飯も食べられなくて」のようなニュアンスで相談するのがおすすめです。いきなり退職をほのめかさない方が賢明です。
5.悩んだら病棟勤務を辞めて、別の職場に転職するのもおすすめ
前述した看護師さんの悩みの中で、病院以外に転職することで解決できるものもあります。
例えば夜勤や仕事内容、責任の重圧などは、病院以外であれば悩むことも少なくなるでしょう。
病院以外の職場一覧
- 一般のクリニック
- 健診センター(労働衛生機関)
- 保育園
- 児童養護施設
- 大学の保健室
- 治験医療機関
- 企業(産業看護師)
- 訪問看護ステーション
- 介護施設
病院以外であれば夜勤や命に関わるような業務もなく、ストレスがかかりにくいです。
病院以外の職場については『意外な場所も!病院以外に転職したい看護師に人気の職場一覧【夜勤なし&高収入も可】』を参考にしてください。
補足:看護師経験を活かして別の仕事に転職するのも一つの方法
看護師という職種そのものにモチベーションがないという方は、全く違う仕事に転職するのも一つの方法です。
看護師からの転職に多い職種
- 営業職
- 事務職
- 美容関連職種
- 販売・サービススタッフ
- 医療事務
- 治験コーディネーター
- 看護専任教員
怪我や腰の痛みがひどかったり、働くモチベーションが低下した場合には、全く別の仕事も考えてみてください。
その他おすすめの転職先と、職種別転職サイトに関しては「看護師からの転職におすすめ他職種18選!看護師以外の別の仕事をしたい方におすすめの転職先」をお読みください。
6.病棟看護師を辞めたい人におすすめする看護師転職サイト
数ある転職サイトのなかから、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い看護師向け転職サイト」をピックアップしました。
転職サイト選定基準
- 求人数 …総求人数が多いほど、理想にぴったりの求人を見つけやすい
- 利用者満足度(提案&サポート力) …利用者の口コミをもとにサービスの質を評価。優秀なキャリアアドバイザーに担当してもらえれば、理想の職場を提案&手厚いサポートが期待できる
利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職サイトは、以下のとおりとなりました。
転職サイト | 求人数|総合満足度 |
---|---|
1位 看護roo! | 55,907件|◎4.3 利用者満足度96.3%、看護師さんからの人気No1の転職サイト。細かい条件で求人が探しやすく、面接対策&サポートも手厚い。 |
2位 レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 135,763件|○3.8 総求人数トップレベル!累計40万人以上の利用者がいる転職サイト。LINEで最新の求人情報が得られるなど、気軽に転職活動ができる |
3位 マイナビ看護師 | 60,875件|◎4.1 求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国22箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい |
※求人数2022年8月更新
この記事では3サイトに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』を参考にしてください。
1位.看護roo! | 看護師さん利用者満足度No.1
『看護roo!』は、転職経験のある看護師さんから最も選ばれている、人気No1の看護師転職サイトです。
登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人も多数保有しています。
看護roo!の特徴
- 利用者満足度96.3%
- 公開求人55,907件+非公開求人も多数
- 面接同行や選考対策など手厚いサポート
さらに、細かい条件を組み合わせて仕事探しができるため、希望にぴったりの求人を見つけやすくなるでしょう。
『看護roo!』は、30年以上に渡る転職支援実績のある株式会社クイック(東証一部上場企業)が運営するサービスです。
信頼と実績も十分で、面接時に希望者には専任の女性スタッフが同行してくれるなど、きめ細かいサポートが魅力といえます。
こんな看護師さんにおすすめ
- みんなが使っていて、実績豊富な人気のサイトを利用したい
- 給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい
- はじめての転職で不安なのでプロに相談したい
2位.レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 求人多数で選択肢の幅が広い!
『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』は、求人数がトップレベルの転職サイトです。キャリアアドバイザーが、病院や施設を訪問して直接取材を行っており、現場のリアルな情報を提供しています。レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の特徴
- 累計利用者数40万人以上
- 友だちに勧めたい転職サイトランキングNo.1
- 総求人数は135,763件と転職サイトトップレベル
「人間関係や施設の雰囲気はどうか」「子育て中の看護師が働きやすい環境か」などの情報を踏まえて、最適な提案をしてもらえるのもポイントです。
また、LINEで「新着求人情報が届く」「担当のキャリアアドバイザーに相談できる」など、気軽に転職活動ができる点も魅力的といえます。
こんな看護師さんにおすすめ
- できるだけたくさん求人が見たい
- 職場の雰囲気や内部情報を知りたい
- 気軽に求人探しがしたい
3位.マイナビ看護師|ペースに合わせて転職できる
『マイナビ看護師』は、大手人材企業マイナビが運営する定番の転職サイトです。数週間で内定を目指す「スピード転職」や、数ヶ月に渡ってゆっくりと職場を探す「じっくり転職」など、求職者の都合に合わせたスピード感でのサポートをしてくれます。
マイナビ看護師の特徴
- 看護師認知度5年連続No1の定番転職サイト
- 求人数は6万件以上
- 大手マイナビならではの情報ネットワークも強み
加えて、面接の日程調整なども、キャリアアドバイザーが代行してくれるサービスも提供しています。自分のペースで転職活動を進めるのに最適な転職サイトといえるでしょう。
こんな看護師さんにおすすめ
- なるべく早く次の仕事を見つけたい
- 数ヶ月かけて余裕を持って転職活動したい
さいごに
今はつらい時期かもしれませんが、きっと今の皆さんの経験や知見が生きる場面が訪れることと思います。
そのためにも、自分の可能性を狭く考えないようにして、ご自身の新たな道を探してみるのも良いのではないでしょうか。
転職活動に関する悩みとそれに対する解決策は『看護師が転職前・転職活動中に抱える悩みをプロの目線でまとめて解決!』で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
あなたの今後の人生がより明るいものであることを祈っています。