出前館の配達には、1件だけの「シングル」のほか、2件同時の「ダブル」があります。この記事では、出前館のダブル配達の仕組みや報酬について解説します。
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出前館の配達オファーは3パターン
出前館の配達オファーには、3つの種類があります。
- シングル
- 同店ダブル
- 他店ダブル (2025年2月~)
① シングル
受け取り1か所、お届け1か所

通常の配達パターン、「シングル」。1つのお店で料理をピックアップし、1人の注文者へ届けます。
② 同店ダブル(PDD)
受け取り1か所、お届け2か所

ダブル配達のうち、1つのお店の配達を2件同時におこなう「同店ダブル」。
ということで「PDD」とよばれます。
なお、PDD案件のリクエストが入るタイミングは、以下の2パターンです。
同店セット
2件の配達リクエストがまとめて同時に入ります。
同店追加
1件の配達を受諾したあとに、同じお店の配達リクエストがもう1件追加で入ります。
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「同店セット」と「同店追加」、違いはリクエストがまとめて入るか、ばらばらに入るか。どちらにしても、配達員は1つのお店で2件の商品をピックアップし、各注文者に届けます。
③ 他店ダブル(PPDD/PDPD)※2025年2月~
受け取り2か所、お届け2か所

出前館で2025年2月初旬より導入された配達オファー。こちらもダブル配達ですが、違うお店でピックアップし、各注文者に届けるパターンです。
同店ダブルと同じく、配達員にリクエストが入るタイミングは以下の2パターンに分かれます。どちらのパターンでも、アプリに表示される配達順により、「PPDD」または「PDPD」のコースになります。
他店セット
2件の配達リクエストが同時に入ります。
他店追加
1件の配達を受諾したあとに、異なるお店の配達リクエストがもう1件追加で入ります。ちなみに、Uber Eats だと「数珠る(じゅずる)」とよばれる状況です。
ダブル配達(同店・他店)の注意点
上記で解説した出前館のダブル配達について、注意点をあげていきます。
表示された配達順を守る
ダブル案件の配達順は、出前館のドライバーアプリ上で表示されます。この配達順を必ず守るようにしましょう。自分で地図で見ると、逆のほうが近いのに…ということもあり得ますが、守らないとペナルティ(トラブルカウント)になるおそれがあります。出前館のシステムがもう少し熟成されてくると、このへんの齟齬は解消されてくるかもしれません。
なお、「追加」のダブル案件の場合は、リクエストを受けた順と、お届け順が逆になるケースもあります。このとき、注文者に違う商品を渡してしまうなどのミスが起きやすいので、十分な注意が必要です。
大きな配達バッグを用意
ダブル配達の案件をとる予定であれば、あらかじめ容量の大きな配達バッグを用意しましょう。
それでも商品の量が多すぎて一人で運べない場合は、無理をせずに配達サポートセンターに電話をしてください。たいていの場合は別の配達パートナーがヘルプできてくれます。
単価は2倍ではない
ダブル配達の単価は、当然シングルの単価より高いです。ただし、単純にシングルの2倍になるわけではありません。
こうしたセットオファーの報酬について、出前館公式は
配達距離・時間・注文数と配達員数のバランス・加盟店状況等を総合的に判断して、オーダーごとに最適な報酬を算出する
旨を配達員に通知しています。
リクエストが入るときに、アプリ上に配達距離と単価が見られるので、割に合わないと思ったら受諾前にキャンセルすることが可能です。
移動距離は成果の対象外
他店のダブル案件でPDPDの場合、注意点があります。
1件目のドロップ先から2件目のピックアップ先に移動する距離は、成果の対象外、つまり報酬は支払われません。

商品を運んでいない距離は成果の対象外
これはシングルでも同じです。配達リクエストが入り、現在地からお店に商品を取に行く(商品を運んでいない)距離について、出前館では報酬が支払われません。
配達距離が長くなることも
また、出前館のリクエストで表示される距離は「直線距離」です。実際配達するには回り道をしなくてはならず、もっと距離が長くなることがあります。
このため、気になる人は、リクエストが飛んできたときに地図アプリを使って実際の距離がとのくらいか確かめる必要があるでしょう。

マクドナルドはダブル案件対象外
同店、他店とも出前館のダブル配達案件は、マクドナルドは対象外。シングルのみの案件になります。
出前館 ダブル案件のメリット
出前館のダブル案件はどんなメリットがあるでしょうか。
配達件数を増やせる
出前館のダブル案件(PDD、PPDD、PDPD)は、基本的に、同じ方面だったり近い距離だったりします。このため、配達件数を増やして、効率的に稼げるメリットが考えられます。
都心部など、もともと案件数の多いエリアは、とくにその恩恵が受けられそうです。
今後の勝率アップに期待
2025年2月の解禁後、エリアによってはPPDD、PDPD案件が高頻度で出ています。現役配達員のレビューを見ると、エリアや日時で差異はあるものの、勝率は5分5分か、どちらかというとよい印象もあります。
今後、出前館のシステムがさらに改良され、より効率的に配達できる距離・時間の算定ができるようになると、配達員はダブル案件でもっと稼げるようになると推測されます。
出前館 ダブル案件のデメリット
反対に、出前館のダブル案件はどんなデメリットがあるでしょうか。
単価が割安な場合も
ダブル案件は、一見単価が高いように見えて、走行距離が著しく長い場合、シングルより割安になることがあります。
走行距離はアプリに表示されるより実際は長いケースもあり、気になる人は受諾前に自分で地図アプリを使い確認する手間も発生するでしょう。
遅延覚悟
また、ダブル案件は時間がタイトなことが多く、遅延になりやすいです。どのフードデリバリーも多少の遅延は仕方のないことですが、評価に影響することがいや、お客さんに連絡をするのがいや、などの気持ちが大きいならダブル案件はデメリットが多いかもしれません。
受諾前に所要時間をよく確認し、むりなく配達できるか、予約・代引きなど遅延のリスクにつながる案件ではないかなどをチェックする必要があるでしょう。
‟解体” ができない
また、出前館のダブル案件は、1件受けて、1件断ること(いわゆる‟解体”)ができない点もデメリットです。
逆にいうと1件キャンセルすると、もう1件もキャンセルになります。
まとめ
出前館のダブル配達案件の仕組みや報酬について説明しました。2件同時にこなせるので、効率的といえますが、リスクもあります。出前館の配達員アプリでは、店や届け先の位置、距離、所要時間などがわかるので、検討したうえでダブル配達の受注を検討しましょう。