転職サイトを活用して転職活動を進めている看護師の中には、
- 「転職サイトからの連絡がわずらわしい」
- 「転職サイトの利用をやめたいが、直接伝えにくい」
という方も多いでしょう。
転職サイトからの連絡は、一言メールで断りの連絡を入れるだけで、簡単に止めることができます。
この記事では、看護師転職サイトの人事コンサルタントを務めた経験を持つ私が、転職サイトの適切な断り方を状況別に紹介していきます。
いずれもコピペするだけで良いので、ぜひ参考にしてください。
すべて読めば、転職サイトからの連絡のわずらわしさから解放されるでしょう。
| 看護師転職サイト | サービスの特徴 |
|---|---|
 1位：看護roo!（看護ルー）公式サイト詳細を見る | 公開求人数：22万件以上｜満足度：4.3 ・アンケート満足度の人気◎ ・業界トップクラスの求人数 20代30代40代 全国 |
| 公開求人数：約20万件※｜満足度：4.2 ・有名メディア『ナース専科』の運営企業が提供 ・応募先施設への猛プッシュが力強い 20代～40代 全国 |
 3位：レバウェル看護公式サイト 詳細を見る | 公開求人数：約23万件｜満足度：4.0 ・地方の求人にも強い ・施設の内部事情にも精通したサポート 20代30代40代 全国 |
| 公開求人数：約6.5万件｜満足度：3.9 ・スピーディーかつ質の高い提案 ・地域ごとに専門のキャリアパートナーが対応 20代30代40代 常勤パート・非常勤 全国 | |
 5位：マイナビ看護師 公式サイト 詳細を見る | 公開求人数：約8.5万件｜満足度：3.6 ・求人検索システムの使いやすさが◎ ・一般企業・治験関連企業にも強い 20代30代40代一般企業 常勤パート・非常勤全国 |
※2025年11月17日更新
※弊社が実施した独自アンケートの結果に基づきます
※本記事は看護roo!、レバウェル看護、マイナビ看護師、看護師ワーカー、ナース専科 転職などのPRを含みます。
状況別：看護師転職サイトの断り方【コピペでOK】
転職サイトの断り方を、以下の状況別に紹介します。
状況に応じて、参考にしてください。
面談の断り方
面談の断り方の文面例は、以下の通りです。
面談の断り方
〇〇株式会社 〇〇様
いつもお世話になっております。〇〇です。
大変恐縮ですが、諸般の事情につき、転職活動を一時休止することとなりました。
つきましては、ご設定頂いております面談の日程をキャンセルさせて頂き、
転職活動を再開する際に、改めさせて頂けましたら幸いです。
ご調整を頂いたにも関わらず、大変申し訳ございません。
何卒宜しくお願い致します。
面談を断るに至った背景と、以降の面談が不要であるという点を伝えます。
面談予定をキャンセルする場合は、丁重な謝意を述べておくことも忘れないようにしましょう。
補足：面談の日程を変更する場合
面談の日程を変更する場合は、以下のように、候補の日時を複数提示しましょう。
面談の日程を変更
〇〇株式会社 〇〇様
いつもお世話になっております。〇〇です。
大変恐縮ですが、諸般の事情につき、次回のアポイントの変更をお願いしたく、メールを送らせて頂きました。
以下のいずれかの日程に、ご変更をお願いできませんでしょうか。
〇月〇日（〇曜）〇時～
〇月〇日（〇曜）終日
〇月〇日（〇曜）終日
ご調整を頂いたにも関わらず、大変申し訳ございません。
何卒宜しくお願い致します。
案件紹介の断り方
転職サイトからの案件紹介を断る文面例は、以下の通りです。
案件紹介の断り方
〇〇株式会社 〇〇様
いつもお世話になっております。〇〇です。
求人をご選定頂き、誠にありがとうございます。
ただ大変恐縮ですが、諸般の事情につき、転職活動を一時休止することとなりました。
つきましては、一度案件の検討の時期を見送りたいと思います。直近で転職活動を行う予定はありませんが、再開する際には、求人のご紹介を頂けましたら幸いです。
何卒宜しくお願い致します。
転職サイトからの案件紹介の連絡を止めたいという方は、「転職活動を一旦休止する」という理由を添えて、断りの連絡を入れましょう。
直近に転職をする意思がないことを伝えれば、不要な連絡をもらうこともなくなります。
書類選考を辞退する断り方
書類選考を辞退する際の文面例は、以下の通りです。
書類選考を辞退する断り方
〇〇株式会社 〇〇様
いつもお世話になっております。〇〇です。
日頃よりサポートをして頂き、誠にありがとうございます。
大変恐縮ですが、先日書類選考を進めて頂いた〇〇の件、選考を辞退させて頂きたく存じます。仕事内容・待遇・条件などを考慮したうえでこのような結論となりました。お手間をおかけしてしまい、大変申し訳ございません。
上記、何卒よろしくお願い申し上げます。
一度求人に応募し、書類選考に進んだものの、気が変わってしまい断りを入れるケースです。
企業とのやり取りが発生している場合もあるため、丁重な文面で謝意を伝えましょう。
また、応募の取りやめを繰り返してしまうと、次第に求人を紹介されづらくなってしまうため、注意が必要です。
病院との面接の断り方
病院との面接を断る文面例は、以下の通りです。
面接の断り方
いつもお世話になっております。〇〇です。
日頃よりサポートをして頂き、誠にありがとうございます。
面接をご調整頂いております〇〇の件、大変恐縮ですが、選考を辞退させて頂きたく存じます。
仕事内容・待遇・条件などを考慮したうえでこのような結論となりました。お手間をおかけしてしまい、大変申し訳ございません。深くお詫びを申し上げます。
上記、何卒よろしくお願い申し上げます。
面接を断る理由と、丁寧な謝意を伝えましょう。
企業側とのアポイントを取りやめることになるため、特に誠意をもって対応する必要があります。
また、面接の断りも何度も行ってしまうと、次第に求人を紹介されづらくなってしまうため、注意が必要です。
内定を辞退する
内定を辞退する場合の文面例は、以下の通りです。
内定の断り方
いつもお世話になっております。〇〇です。
日頃よりサポートをして頂き、誠にありがとうございます。
先日内定を頂いた〇〇ですが、内定を辞退させて頂きたく思います。
非常に悩みましたが、仕事内容・待遇・条件などを考慮したうえでこのような結論となりました。お手間をおかけしてしまい、大変申し訳ございません。
〇〇様には職務経歴書から面接対策、全てを万全にサポートして頂き、多くのお手間をおかけしましたことを、深くお詫びを申し上げます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
内定をもらったあとに、複数の就業先を比較検討し、断りをいれるのはよくあることです。
しかし、選考過程において転職サイト側と病院側の手間や時間を割いてもらっていることは事実ですので、丁寧な文面で謝意を伝えることは忘れないようにしてください。
「別の病院に縁を感じて転職を決めたため」のような具体的な理由を添えても良いでしょう。
転職活動を辞める
転職活動の終了に伴い、転職エージェントの利用を辞める際は、以下の文面で伝えましょう。
転職活動を辞める旨を伝える
〇〇株式会社 〇〇様
諸事情につき、転職活動を停止することとなりました。
つきまして、一度退会をしたくご連絡させて頂きました。
直近で転職活動をする予定はございませんが、また再開する際には、連絡させていただきたいと思います。何卒宜しくお願い致します。
ご対応頂き、誠にありがとうございました。
退会する場合は、担当者に連絡しなくても、退会用の窓口や問い合わせフォームを通して手続き可能です。
一例として主要大手サイトについては、下記の表にまとめています。
| 転職サイト | 退会方法 |
| 看護roo | ログイン後退会ページから手続き |
| レバウェル看護（旧 看護のお仕事） | 公式サイトの退会フォームから退会申請 |
| ナースではたらこ | お問い合わせフォーム「その他のご質問」から手続き |
ここまでは、看護師転職サイトの断り方の例を紹介しました。
転職サイトはそれぞれサービスの質に違いがあります。
したがって、しつこい連絡に不満があるという方は、転職サイト選びに失敗している可能性もあります。
次の章では、転職サイトの対応について詳しく解説しています。
しつこい連絡が不満！転職サイト選びに原因があるかも？
しつこい連絡や対応の悪さに不満を抱いている方は、転職サイト選びに原因があることが考えられます。
すべての転職サイトがあなたの転職活動に良い影響を与えるとは限りません。
対応が不誠実な転職サイトも多く、質の悪い転職サイトを使い続けるとトラブルになることもあります。
転職サイト選びの重要性について詳しく見ていきましょう。
対応が不誠実な転職サイトも多い
対応が不誠実な転職サイトが多いのも事実です。
というのも、転職サイトは求職者を医療機関に仲介し、その紹介手数料で運営するというビジネスモデルだからです。
より多くの人材を紹介するほどに、高い収益を上げることができます。
そのため、希望条件に合っていない求人を紹介してきたり、半ば強引に応募を勧めてきたりする転職サイトもあるようです。
対応が不誠実な転職サイトの利用は、あなたの転職活動を支えるどころか、むしろ逆効果になってしまうこともあります。
質の悪い転職サイトを使い続けるとトラブルになることも
質の悪い転職サイトを使い続けると、以下のようなトラブルになることも想定されます。
(1).条件に合わない提案ばかりされる
悪質な転職サイトは、とにかく求職者を転職させようと、条件に合わない求人を提案してくることがあります。
「とりあえず応募してみましょう」とやや強引に背中を押され、興味のない職場へ面接に行ったり、準備に時間を割いたりすることもあるでしょう。
転職の軸が明確に定まっていない方は、言われるがままに応募してしまい、自分に合わない職場に内定を決めてしまうということもあるかもしれません。
また、求職者のニーズよりも、採用されやすそうな病院を優先して紹介してくるというケースもあるようです。
(2).転職のモチベーションが下がる
応募を急かしてくる転職サイトは、求職者の都合を考えずに、とにかく頻繁に電話をかけてきたり、大量のメールを送ってきたりする傾向にあります。
これらに逐一対応したうえで、希望条件に合わない求人ばかり紹介されれば、次第に転職活動のモチベーションが下がってくることもありえます。
あるいは、焦りの気持ちが生まれたり、担当者とのやり取りがストレスになってくることも考えられます。
転職サイトは、あなたのキャリアをサポートする重要な存在です。
だからこそ、少しでも信頼できないと思ったり、不快な気持ちになったりした場合は、潔くその転職サイトの利用はやめることをおすすめします。
適切なサポートが受けられる！転職サイトの選び方
適切なサポートが受けられる転職サイトは、以下の点に留意して選びましょう。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
居住地域に対応しているか確認する
まずは転職サイトが居住地域に対応しているか確認しましょう。
また転職サイトによっては、扱う求人の内容や雇用形態が異なることもあるため、希望する求人が多く揃っているかは、事前に把握しておく必要があります。
いずれも公式サイトの公開求人を検索してみることで確認できます。たいていの場合、公開求人の閲覧のみであれば、会員登録なしで閲覧可能です。
扱う求人の量・質を確認する
扱う求人の量・質を確認しておきましょう。
求人が取り揃えられていない転職サイトを使う場合、「希望に合わない求人をひたすら紹介されてしまう」という可能性があります。
転職サイトの中には、求人数が著しく少なかったり、いわゆるブラックと呼ばれるような職場の求人が混ざっていたりすることもあるでしょう。
こちらも公式サイトの公開求人を大まかに確認し、どのような求人があるのかを把握しておきましょう。
利用者の口コミを探してみる
ネット上にある利用者の口コミを探してみるのもおすすめです。
もちろん、匿名で書き込まれるネット上の口コミは、信憑性にかけるものもあるため、すべてを鵜吞みにすることは危険です。
しかしながら、転職サイト側の対応に何かしらの根本的な問題がある場合は、同様の口コミが多数寄せられていることも多々あります。
評判を調べておくだけで、失敗を避けることもできるでしょう。
当サイトには、それぞれの転職サイト利用者の声を詳しくまとめた記事もありますので、ぜひ参考にしてください。
関連記事
3社ほど登録して1～2社に絞る
利用する転職サイトの候補が決まったならば、まずは3社ほど登録してみたうえで、1～2社に絞ることをおすすめします。
転職サイトとの相性は、担当してくれるキャリアコンサルタントによって左右されるからです。
優秀なキャリアコンサルタントに出会えれば、的確なアドバイスをもらえたり、希望に最適な求人を提案してもらえたりできるでしょう。
ただし、キャリアコンサルタントとの相性は実際に登録してみて、面談を行わない限り判断できません。
そのため、まずは複数のサイトを利用し、キャリアコンサルタントとの相性を見極めることをおすすめしています。
なお、転職サイトの利用は無料のため、気軽に登録して問題ありません。
電話なしの転職サイトを使うのもおすすめ
「とにかく担当者からの電話連絡がわずらわしい」という方は、電話なしの転職サイトを使うのも一つの方法です。
完全電話なしで転職サイトを利用したい方は、『ジョブメドレー看護』がおすすめです。
『ジョブメドレー看護』は、一般的な看護師転職サイトと仕事探しの進め方が異なります。違いを一言で言うと、ジョブメドレー看護には「担当者制度」がそもそもありません。
| ジョブメドレー看護 | 一般的な看護師転職サイト | |
| 電話連絡 | なし | あり (メール・LINEも可) |
| 担当者 | なし (希望者は担当者に相談可) | あり |
| 仕事探し | 自分で探す (スカウトメールあり) | 担当者から提案 |
| 応募のやり取り | 自分で病院とやり取り | 担当者が応募・日程調整を代行 |
ほとんどの転職サイトは、担当者とやり取りしながら、事務所への応募も転職サイトを介して行いますが、ジョブメドレー看護は、自分で希望条件に合う求人を検索して応募をして、企業とのやりとりも転職サイトを介さずに行います。
このため、担当者から電話が来ることは一切ありません。自分のペースで、ゆっくり求人を探せます。
詳しくは『電話なしで使える看護師転職サイトはある？面倒なやり取り不要のおすすめサイト』の記事で解説しているので気になる方は参考にしてください。
【厳選】利用者満足度の高い看護師転職サイト
数ある転職サイトのなかから、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い看護師向け転職サイト」をピックアップしました。
転職サイト選定基準
- 求人数 …総求人数が多いほど、理想にぴったりの求人を見つけやすい
- 利用者満足度(提案&サポート力) …利用者の口コミをもとにサービスの質を評価。優秀なキャリアアドバイザーに担当してもらえれば、理想の職場を提案＆手厚いサポートが期待できる
利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職サイトは、以下のとおりとなりました。
| 転職サイト | 求人数｜総合満足度 |
|---|---|
| 1位 看護roo! | 22万件以上（2025年7月15日時点）｜◎4.3 利用者満足度96.3%、看護師さんからの人気No1の転職サイト。細かい条件で求人が探しやすく、面接対策＆サポートも手厚い。 |
| 2位 レバウェル看護（旧 看護のお仕事） | 135,763件｜○3.8 総求人数トップレベル!累計40万人以上の利用者がいる転職サイト。LINEで最新の求人情報が得られるなど、気軽に転職活動ができる |
| 3位 マイナビ看護師 | 60,875件｜◎4.1 求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国22箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい |
※求人数2022年8月更新
この記事では3サイトに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』を参考にしてください。
1位.看護roo！ | 看護師さん利用者満足度No.1
『看護roo!』は、転職経験のある看護師さんから最も選ばれている、人気No1の看護師転職サイトです。
登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人も多数保有しています。
看護roo!の特徴
- 利用者満足度96.3%
- 公開求人22万件以上（2025年7月15日時点）＋非公開求人も多数
- 面接同行や選考対策など手厚いサポート
さらに、細かい条件を組み合わせて仕事探しができるため、希望にぴったりの求人を見つけやすくなるでしょう。
『看護roo!』は、30年以上に渡る転職支援実績のある株式会社クイック（東証一部上場企業）が運営するサービスです。
信頼と実績も十分で、面接時に希望者には専任の女性スタッフが同行してくれるなど、きめ細かいサポートが魅力といえます。
こんな看護師さんにおすすめ
- みんなが使っていて、実績豊富な人気のサイトを利用したい
- 給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい
- はじめての転職で不安なのでプロに相談したい
2位.レバウェル看護（旧 看護のお仕事） | 求人多数で選択肢の幅が広い！
レバウェル看護（旧 看護のお仕事）の特徴
- 累計利用者数40万人以上
- 友だちに勧めたい転職サイトランキングNo.1
- 総求人数は約14万件と転職サイトトップレベル（※2025年4月22日時点）
「人間関係や施設の雰囲気はどうか」「子育て中の看護師が働きやすい環境か」などの情報を踏まえて、最適な提案をしてもらえるのもポイントです。
また、LINEで「新着求人情報が届く」「担当のキャリアアドバイザーに相談できる」など、気軽に転職活動ができる点も魅力的といえます。
こんな看護師さんにおすすめ
- できるだけたくさん求人が見たい
- 職場の雰囲気や内部情報を知りたい
- 気軽に求人探しがしたい
3位.マイナビ看護師｜ペースに合わせて転職できる
数週間で内定を目指す「スピード転職」や、数ヶ月に渡ってゆっくりと職場を探す「じっくり転職」など、求職者の都合に合わせたスピード感でのサポートをしてくれます。
マイナビ看護師の特徴
- 看護師認知度5年連続No1の定番転職サイト
- 求人数は約7.9万件（※2025年4月22日時点）
- 大手マイナビならではの情報ネットワークも強み
加えて、面接の日程調整なども、キャリアアドバイザーが代行してくれるサービスも提供しています。自分のペースで転職活動を進めるのに最適な転職サイトといえるでしょう。
こんな看護師さんにおすすめ
- なるべく早く次の仕事を見つけたい
- 数ヶ月かけて余裕を持って転職活動したい
転職サイトを使用しない求人の探し方
どうしても担当者からの連絡がわずらわしいという方は、転職サイトを使用せずに求人を探すこともできます。
方法1.ハローワーク
ハローワークは就職支援を行う行政機関です。
ハローワークがおすすめな人
- 今の職場を辞めてから転職活動する予定
- 自分のペースで転職活動をしたい
「仕事を辞めて、失業手当を貰いながらゆっくりと転職活動をしたい」と考えている方は、受給申請のためにハローワークを訪れることになります。その際、ハローワークに設置された機械端末で求人を検索したり、窓口の職員に相談したりできます。
ハローワークは国営の機関のため、どの医療機関とも金銭的な利害関係がなく、中立公正な立場で求人紹介や転職アドバイスをしてくれるのが魅力です。転職サイトでは求人応募を強いてきたりすることも稀にありますが、ハローワークではその心配もありません。
| メリット | デメリット |
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求人の質に注意！ハローワークは補助的に使うのがおすすめ
ハローワークは転職活動に役に立つサービスですが、ハローワークだけしか使わないのはハイリスクです。
なぜなら、ハローワークには質の低い求人が紛れ込んでいることがある上に、掲載されている求人情報には、嘘が書かれているケースが多くあるからです。
事実、求人票の内容と労働条件が異なるという報告が6,811件も寄せられており、更に医療業界は虚偽報告の件数が最多です。（参考：平成30年度厚生労働省公表資料）
そのため、他の手段も活用しながら、あくまで補助的な役割として使用することをおすすめします
なお、ハローワークを活用した転職については、『看護師の転職でハローワークは使うべき？利用の流れやメリット・デメリットを徹底解説』の記事で解説しているので、気になる方は参考にしてください。
方法2.ナースセンター
ナースセンターとは、看護人材確保を目的として設置された行政機関です。
ナースセンターがおすすめな人
- 看護知識が豊富な人に相談したい
- 自分のペースで転職活動をしたい
専用サイト「eナースセンター」では、希望勤務地やライフスタイルから、インターネット上で求人検索が可能です。
ナースセンターでは他にも、相談員による就業相談や、再就職に向けた研修の開催なども行っています。
相談員の多くが看護師経験者なので、専門的な話もしやすく、親身に相談に乗ってくれるでしょう。
ただ、病院・施設側からの満足度は低く、採用活動に積極的には活用されていません。
事実、病院を対象にした調査では、最も採用実績があった採用媒体としてナースセンターを挙げた施設はわずか2.3%しかありませんでした。（参考『看護職員等の医療職採用に関する諸問題：アンケート調査の分析と考察』）
そのため、得られる求人情報数が他の手段と比べて少なくなる可能性が高いです。ナースセンターも他の手段も活用しながら、補助的な役割としての利用をおすすめします。
| メリット | デメリット |
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方法3.知人の紹介
知人や友人、元同僚からの紹介で転職するという方法もあります。
おすすめな人
- 看護学校の同級生と未だに交流がある
- 人間関係などリアルな情報を知っておきたい
紹介のメリットは、求人広告からは分からないリアルな情報も事前に教えてもらうことにより、双方のミスマッチを減らせることです。
また紹介経由の応募は、他の手段経由の応募よりも採用されやすい傾向にあります。病院側にとっても、素性の知らない人を採用するよりは、紹介経由での採用の方が信頼できるからです。
ただし、「面接や見学をしてイメージと違っていたとしても断りづらい」「退職を言い出しづらくなる（早期離職の場合は特に）」などのデメリットも大きいため、注意が必要です。
| メリット | デメリット |
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方法4.直接応募
働いてみたい病院があるなら、その病院に直接応募してみるという方法もあります。
直接応募がおすすめな人
- 働いてみたい病院がある
- 近場で働くと決めている
転職サイトに求人を出していなくても、「人手不足で人材を確保したい」という病院は珍しくありません。そういった場合、病院公式サイトの採用ページなどで、看護師の募集情報を出しているはずです。
直接応募のメリットは、採用される確率が高いことです。転職サイトなどを経由すれば、病院側にコスト（仲介料）がかかりますが、直接応募での人材採用では、ほとんどコストはかかりません。
また求人広告を出していない病院なら、同時期に応募する人も少なく、競争率も低いでしょう。
評判が良くて気になっている病院などあれば、公式ホームページを確認してみましょう。
| メリット | デメリット |
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【結論】状況別の断り方 例文集
転職サイトを利用していると、さまざまな場面で「断り」の連絡を入れる必要が生じます。ここでは、状況別に使える断り方の例文を紹介します。コピペでそのまま使えるテンプレートですので、ぜひ参考にしてください。
以下の7つの状況別に、具体的な例文を用意しました。
- 面談の断り方
- 案件紹介の断り方
- 書類選考を辞退する断り方
- 担当者の変更を依頼する
- 病院との面接の断り方
- 内定を辞退する
- 転職活動を辞める
それぞれの状況に応じて、適切な文面を選んでご活用ください。
面談の断り方
転職サイトからの面談の提案を断る場合の例文です。
【例文】面談の断り方
〇〇株式会社 〇〇様
いつもお世話になっております。〇〇です。
大変恐縮ですが、諸般の事情につき、転職活動を一時休止することとなりました。
つきましては、ご設定頂いております面談の日程をキャンセルさせて頂き、転職活動を再開する際に、改めさせて頂けましたら幸いです。
ご調整を頂いたにも関わらず、大変申し訳ございません。
何卒宜しくお願い致します。
ポイント:
- 面談を断るに至った背景を簡潔に伝える
- 以降の面談が不要であることを明確にする
- 丁重な謝意を忘れずに添える
補足：面談の日程を変更する場合
面談を断るのではなく、日程を変更したい場合は、以下のように候補日時を複数提示しましょう。
【例文】面談の日程変更
〇〇株式会社 〇〇様
いつもお世話になっております。〇〇です。
大変恐縮ですが、諸般の事情につき、次回のアポイントの変更をお願いしたく、メールを送らせて頂きました。
以下のいずれかの日程に、ご変更をお願いできませんでしょうか。
・〇月〇日（〇曜）〇時～
・〇月〇日（〇曜）終日
・〇月〇日（〇曜）終日
ご調整を頂いたにも関わらず、大変申し訳ございません。
何卒宜しくお願い致します。
案件紹介の断り方
転職サイトから紹介された求人を断る場合の例文です。
【例文】案件紹介の断り方
〇〇株式会社 〇〇様
いつもお世話になっております。〇〇です。
求人をご選定頂き、誠にありがとうございます。
ただ大変恐縮ですが、諸般の事情につき、転職活動を一時休止することとなりました。
つきましては、一度案件の検討の時期を見送りたいと思います。直近で転職活動を行う予定はありませんが、再開する際には、求人のご紹介を頂けましたら幸いです。
何卒宜しくお願い致します。
ポイント:
- 転職活動を一旦休止することを明確に伝える
- 直近に転職する意思がないことを伝えれば、不要な連絡も減る
- 将来的に再開する可能性を残しておくことで、関係を維持できる
書類選考を辞退する断り方
応募して書類選考に進んだものの、辞退したい場合の例文です。
【例文】書類選考を辞退する断り方
〇〇株式会社 〇〇様
いつもお世話になっております。〇〇です。
日頃よりサポートをして頂き、誠にありがとうございます。
大変恐縮ですが、先日書類選考を進めて頂いた〇〇の件、選考を辞退させて頂きたく存じます。仕事内容・待遇・条件などを考慮したうえでこのような結論となりました。お手間をおかけしてしまい、大変申し訳ございません。
上記、何卒よろしくお願い申し上げます。
ポイント:
- 企業とのやり取りが発生している場合もあるため、丁重な文面で伝える
- 辞退の理由を簡潔に添える
- 応募の取りやめを繰り返すと、次第に求人を紹介されづらくなるため注意
担当者の変更を依頼する
担当者との相性が合わない場合、変更を依頼する例文です。
【例文】担当者の変更を依頼する
いつも大変お世話になっております。
現在転職の支援をして頂いている○○と申します。
現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、現在志望しております○○業界に詳しいアドバイザーの方と一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
ポイント:
- 担当者本人に丁寧に伝えるのが、最も角が立たずに済む方法
- 言いづらい場合は、各サイトの窓口から依頼する
主要転職サイトの担当者変更窓口:
| 転職サイト | 担当者変更方法 |
|---|---|
| 看護roo | お問合せフォームから依頼 |
| レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | サポート窓口にて対応 |
| ナースではたらこ | あんしんサポート窓口にて対応 |
注意点:
- 担当者とトラブルが起きている場合、他社サイトを使うことも検討しましょう
病院との面接の断り方
病院との面接を辞退する場合の例文です。
【例文】面接の断り方
いつもお世話になっております。〇〇です。
日頃よりサポートをして頂き、誠にありがとうございます。
面接をご調整頂いております〇〇の件、大変恐縮ですが、選考を辞退させて頂きたく存じます。
仕事内容・待遇・条件などを考慮したうえでこのような結論となりました。お手間をおかけしてしまい、大変申し訳ございません。深くお詫びを申し上げます。
上記、何卒よろしくお願い申し上げます。
ポイント:
- 面接を断る理由と、丁寧な謝意を伝える
- 企業側とのアポイントを取りやめることになるため、特に誠意をもって対応する
- 面接の断りを何度も繰り返すと、求人を紹介されづらくなるため注意
内定を辞退する
内定をもらったものの、辞退する場合の例文です。
【例文】内定の断り方
いつもお世話になっております。〇〇です。
日頃よりサポートをして頂き、誠にありがとうございます。
先日内定を頂いた〇〇ですが、内定を辞退させて頂きたく思います。
非常に悩みましたが、仕事内容・待遇・条件などを考慮したうえでこのような結論となりました。お手間をおかけしてしまい、大変申し訳ございません。
〇〇様には職務経歴書から面接対策、全てを万全にサポートして頂き、多くのお手間をおかけしましたことを、深くお詫びを申し上げます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
ポイント:
- 内定後に複数の就業先を比較検討し、断りを入れることはよくあること
- ただし、転職サイト側と病院側の手間や時間を割いてもらっていることを忘れずに
- 丁寧な文面で謝意を伝える
- 「別の病院に縁を感じて転職を決めたため」など、具体的な理由を添えても良い
転職活動を辞める
転職活動そのものを終了し、転職サイトの利用を辞める場合の例文です。
【例文】転職活動を辞める旨を伝える
〇〇株式会社 〇〇様
諸事情につき、転職活動を停止することとなりました。
つきまして、一度退会をしたくご連絡させて頂きました。
直近で転職活動をする予定はございませんが、また再開する際には、連絡させていただきたいと思います。何卒宜しくお願い致します。
ご対応頂き、誠にありがとうございました。
ポイント:
- 担当者に連絡しなくても、退会用の窓口や問い合わせフォームから手続き可能
主要転職サイトの退会方法:
| 転職サイト | 退会方法 |
|---|---|
| 看護roo | ログイン後退会ページから手続き |
| レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 公式サイトの退会フォームから退会申請 |
| ナースではたらこ | お問い合わせフォーム「その他のご質問」から手続き |
まとめ：断りは丁寧に、明確に
転職サイトへの断りの連絡は、以下のポイントを押さえることが重要です。
- 丁寧な言葉遣い: 感謝と謝意を忘れずに
- 明確な理由: 簡潔に断る理由を伝える
- 迅速な連絡: 決まったらできるだけ早く伝える
- 今後の可能性: 関係を維持したい場合は、その旨を添える
これらの例文を参考に、状況に応じて適切な断り方を選択してください。丁寧な対応を心がけることで、今後も良好な関係を維持できます。
また、転職サイトの対応に不満がある場合は、サイト選びに失敗している可能性もあります。複数のサイトを比較し、自分に合ったサービスを見つけることも、スムーズな転職活動のために重要です。
そもそもなぜ？連絡がしつこくなる理由
転職サイトに登録した途端、頻繁に電話やメールが来るようになり、「しつこい」と感じた経験はありませんか。仕事中に何度も着信があったり、夜遅い時間に連絡が来たりして、ストレスを感じている方も少なくないでしょう。
しかし、なぜ転職サイトの連絡はこれほど頻繁になってしまうのでしょうか。ここでは、連絡がしつこくなる理由を、転職サイト側の事情も含めて客観的に解説します。背景を理解することで、冷静に対処できるようになり、適切な距離感で転職サイトを活用できるはずです。
理由1：担当者にノルマや成果目標が課されている
転職サイトの担当者(キャリアアドバイザー)は、多くの場合、成果目標やノルマを課されています。具体的には、「月に◯件の面接設定」「◯名の転職成功」といった数値目標があり、それを達成することが求められています。
この目標を達成するために、担当者は多くの求職者と接触し、できるだけ早く転職を進めてもらおうと、積極的に連絡を取ります。特に月末や四半期末など、目標達成の期限が近づくと、連絡がさらに頻繁になる傾向があります。
あなたへの影響:
- 担当者が焦って連絡頻度が高くなる
- 「この求人どうですか?」と、合わない求人でも紹介される
- 「早く面接を受けましょう」と急かされることがある
対処法:
- 初回面談時に「じっくり検討したい」「自分のペースで進めたい」と明確に伝える
- 希望する連絡頻度(週1回、メールのみなど)を具体的に伝える
理由2：好条件の求人は早く埋まってしまう
転職サイトが扱う求人の中には、「好条件だが、すぐに募集が埋まってしまう」求人も多く存在します。特に、給与が高い、夜勤なし、福利厚生が充実しているなどの人気求人は、応募が殺到するため、紹介してから数日で募集終了になることも珍しくありません。
そのため、担当者は「この求人を逃したら後悔させてしまうかもしれない」という思いから、急いで連絡を取ろうとします。特に、あなたの希望条件にマッチする好条件の求人が出た場合、担当者は「今すぐ伝えなければ」と焦るのです。
あなたへの影響:
- 「この求人はすぐ埋まります」と急かされる
- 検討する時間が十分に取れないまま、判断を迫られる
- 夜間や休日にも連絡が来ることがある
対処法:
- 「好条件の求人は確かに魅力的だが、冷静に判断したい」と伝える
- 「◯日以内に返事をします」と期限を自分で設定する
- 本当に急ぎの求人かどうか、冷静に見極める(時には急かすための口実のこともある)
理由3：他の転職サイトに取られたくない
あなたが複数の転職サイトに登録している場合、各サイトの担当者は**「他社に取られたくない」**という競争意識を持っています。
転職サイトのビジネスモデルは、あなたが転職に成功することで初めて収益が発生します(成功報酬型)。つまり、あなたが他社経由で転職してしまうと、これまでサポートに費やした時間と労力が無駄になってしまうのです。
そのため、担当者は「他社より早く、良い求人を紹介しよう」「他社より手厚くサポートしよう」と競い合い、結果として連絡が頻繁になります。
あなたへの影響:
- 複数のサイトから同時に連絡が来て、対応が煩雑になる
- 「他のサイトも使っていますか?」と頻繁に確認される
- 「うちから応募した方が有利です」と強調される
対処法:
- 複数サイトを利用していることを正直に伝える(隠す必要はない)
- 「複数のサイトを比較しながら、最適な求人を選びたい」と伝える
- 最終的に信頼できる担当者1〜2名に絞り込む
理由4：新規登録直後は特に連絡が集中する
転職サイトに登録した直後は、ヒアリングや求人紹介のために、連絡が特に集中します。この時期は、あなたの希望条件、転職理由、経歴などを詳しく聞き取る必要があるため、面談の調整や追加の質問で、どうしても連絡頻度が高くなります。
また、登録直後は「転職意欲が高い」と判断され、優先的にサポートされる傾向があります。逆に、登録してから時間が経つと、「転職意欲が下がった」と判断され、連絡が減ることもあります。
あなたへの影響:
- 登録後数日〜1週間は、毎日のように連絡が来る
- 面談の日程調整、追加の質問、求人紹介など、対応に追われる
- 「転職サイトはこんなに大変なのか」と疲れてしまう
対処法:
- 登録直後の連絡集中は「一時的なもの」と理解する
- 初回面談で希望条件をしっかり伝えれば、その後は落ち着く
- 「初回面談後は、週1回程度の連絡にしてほしい」と事前に伝える
理由5：担当者の経験不足やコミュニケーションスキルの問題
担当者の中には、経験が浅く、適切な連絡頻度やタイミングを理解していない方もいます。特に新人のアドバイザーは、「こまめに連絡を取ることが良いサポート」と誤解していることもあります。
また、求職者の立場に立って考える配慮が不足している担当者もいます。例えば、あなたが「現在の仕事が忙しい」と伝えているにもかかわらず、平日の日中に何度も電話をかけてくるような場合は、コミュニケーションスキルに問題がある可能性があります。
あなたへの影響:
- 適切でないタイミング(仕事中、夜遅くなど)に連絡が来る
- 同じ内容の連絡が何度も繰り返される
- 希望条件を伝えているのに、合わない求人ばかり紹介される
対処法:
- 連絡可能な時間帯を明確に伝える(「平日19時以降、土日の午前中のみ」など)
- 改善されない場合は、担当者変更を依頼する
- 経験豊富な担当者へのアサインを希望する
理由6：システム的に自動で連絡が送られている
転職サイトの中には、自動配信システムを使って、メールや求人情報を一斉送信しているところもあります。これは、担当者が個別に送っているわけではなく、システムが自動的に配信しているため、あなたの希望条件に合わない求人が届くこともあります。
特に、大手の転職サイトでは、求職者の数が多いため、すべてを手動で管理することが難しく、自動配信に頼っている部分もあります。
あなたへの影響:
- 希望条件に合わない求人が大量に届く
- メールボックスが転職サイトからのメールで埋まる
- 本当に重要な連絡を見逃してしまう
対処法:
- メールの配信設定を変更する(週1回のまとめ配信など)
- 希望条件を詳細に設定し、マッチング精度を上げる
- 不要なメールは配信停止の手続きをする
理由7：転職市場の競争が激化している
近年、看護師の転職市場は非常に活発で、多くの転職サイトが競争しています。そのため、各サイトは「いかに早く、より多くの求職者をサポートするか」に力を入れており、結果として連絡が積極的(=しつこく感じる)になっています。
また、看護師不足が深刻化している医療機関も多く、「良い人材をできるだけ早く採用したい」というニーズが高まっています。そのため、転職サイト側も、求職者に対して積極的にアプローチせざるを得ない状況にあります。
あなたへの影響:
- 複数のサイトから同時に連絡が来て、対応が大変
- 「早く転職を決めないと」と焦らされる雰囲気を感じる
対処法:
- 自分のペースを守り、焦らずに転職活動を進める
- 「急いで決める必要はない」と担当者にはっきり伝える
- 信頼できるサイト1〜2社に絞り込む
これらの理由を理解すれば、「なぜこんなに連絡が来るのか」という疑問が解消され、感情的にならずに冷静に対処できるようになります。
大切なのは、転職サイトはあくまでツールであり、あなたがコントロールする立場にいるということです。希望する連絡頻度やタイミングを明確に伝え、必要に応じて担当者変更を依頼するなど、主体的に行動しましょう。
【最重要】トラブルを未然に防ぐ予防策
転職サイトとのトラブルの多くは、登録後に発生するのではなく、実は登録時や初回面談時の対応次第で防げるものです。多くの人は「連絡がしつこくなってから」対処しようとしますが、それでは遅すぎます。
ここでは、トラブルを事前に防ぐための3つのステップを、具体的な行動とセリフ例を交えて解説します。これらを実践することで、ストレスなく転職サイトを活用でき、あなたのペースで転職活動を進められるようになります。
STEP1：登録時に「連絡の希望ルール」を明確に伝える
転職サイトへの登録が完了すると、多くの場合、担当者から初回の電話やメールが来ます。この最初の接触時に、あなたの希望する連絡ルールを明確に伝えることが、トラブル予防の第一歩です。
多くの人は「まだ関係ができていないのに、細かいことを言うのは申し訳ない」と遠慮してしまいますが、これは逆効果です。最初にルールを伝えておくことで、担当者もあなたの希望を理解し、適切な距離感でサポートしてくれるようになります。
【登録時チェックリスト】伝えるべき5つのポイント
登録直後の電話やメールで、以下の5つを必ず伝えましょう。
連絡可能な時間帯
悪い例: 「いつでも大丈夫です」(曖昧)
良い例: 「平日は19時以降、土日は午前中のみでお願いします」(具体的)
【使えるセリフ例】 「現在の仕事が忙しいため、電話は平日の19時以降、または土日の午前中にお願いできますでしょうか。日中は対応が難しいため、緊急でない連絡はメールでいただけると助かります」
希望する連絡手段
悪い例: 「どちらでも構いません」
良い例: 「基本はメールで、緊急時のみ電話でお願いします」
【使えるセリフ例】 「普段の連絡はメールでお願いします。電話が必要な場合は、事前にメールで日時を調整していただけると助かります」
希望する連絡頻度
悪い例: 「適度に連絡ください」(曖昧)
良い例: 「週1回程度、求人紹介をまとめて送ってください」(具体的)
【使えるセリフ例】 「転職は急いでいないので、良い求人があれば週1回程度まとめてご紹介いただければ十分です。毎日のように連絡をいただくと対応が難しいため、ご配慮いただけると幸いです」
転職の希望時期
悪い例: 「良い求人があれば」(曖昧)
良い例: 「3ヶ月後を目処に、じっくり検討したいです」(具体的)
【使えるセリフ例】 「転職は3〜6ヶ月後を考えています。焦らず、条件に合う職場をじっくり探したいので、自分のペースで進めさせてください」
現在の転職活動の状況
悪い例: 「特に何もしていません」
良い例: 「他にも2社登録しており、比較しながら進めています」
【使えるセリフ例】 「現在、他の転職サイトにも2社登録しており、複数のサイトを比較しながら進めたいと考えています。そのため、強引な勧誘はご遠慮いただけると助かります」
【実践例】登録直後の電話での会話例
担当者: 「この度はご登録ありがとうございます。早速ですが、ご希望の条件をお伺いしたいのですが、今お時間よろしいでしょうか?」
あなた: 「ありがとうございます。今は仕事中なので、改めてお時間をいただけますか? 今後の連絡についても、いくつかお願いがあります」
担当者: 「承知しました。では、改めてご連絡させていただきます」
あなた: 「ありがとうございます。その際ですが、平日は19時以降、または土日の午前中でお願いできますでしょうか。また、普段の連絡はメールで、求人紹介は週1回程度まとめて送っていただけると助かります。転職は3ヶ月後を目処に、じっくり検討したいと思っています」
担当者: 「承知しました。では、そのようにさせていただきます」
ポイント:
- 最初のやり取りで、希望を明確に伝える
- 「申し訳ないのですが」など、丁寧な前置きをすることで、角が立たない
- 遠慮せず、具体的に伝えることが重要
STEP2：初回面談で「転職活動のペース」と「希望の優先順位」を宣言する
登録後、多くの転職サイトでは対面または電話での初回面談が行われます。この初回面談は、今後の転職活動の質を左右する最も重要な場面です。ここで、あなたの転職活動のペースと希望条件の優先順位を明確に宣言しましょう。
初回面談で伝えるべきことは、大きく分けて以下の3つです。
転職活動のペースと温度感を明確に伝える
担当者は、あなたがどれくらい本気で転職を考えているのか、急いでいるのかをまず知りたがります。ここで曖昧な返答をすると、担当者は「急いでいる人」と判断し、連絡が頻繁になります。
【伝えるべき内容】
- 転職の希望時期(◯ヶ月後、◯年後など)
- 転職活動のペース(じっくり派 or 急ぎ派)
- 転職に対する温度感(絶対転職したい or 良い求人があれば検討)
【使えるセリフ例】
じっくり派の場合: 「転職は半年後を目処に考えています。現職も続けながら、理想の職場をじっくり探したいです。焦って決めて後悔したくないので、自分のペースで進めさせてください。良い求人があれば検討しますが、条件に合わないものは遠慮なく断りますので、ご了承ください」
急ぎ派の場合: 「できれば2〜3ヶ月以内に転職したいと考えています。ただし、焦って妥協はしたくないので、条件に合う求人を優先的に紹介してください。頻繁に連絡をいただいても対応できますが、条件に合わない求人の紹介は控えていただけると助かります」
情報収集段階の場合: 「まだ転職するか迷っている段階です。まずは市場の状況や、自分の市場価値を知りたいと思っています。すぐに転職する予定はないので、連絡は控えめにしていただき、良い求人があれば教えていただく程度で構いません」
希望条件の優先順位を明確に伝える(MUST/WANT条件)
自己分析で作成した「MUST/WANT条件シート」を、初回面談で担当者に共有しましょう。これにより、担当者はあなたの希望を正確に理解でき、的確な求人を紹介してくれるようになります。
【伝え方の例】
「私の転職の決め手となる条件を整理してきました。特に重要なのが以下の3つです。
MUST条件(絶対に譲れない):
- 夜勤なし
- 通勤時間30分以内
- 年収380万円以上
この3つは絶対条件ですので、一つでも満たさない求人は紹介不要です。
WANT条件(できれば叶えたい):
- 有給取得率が高い
- 研修制度が充実
- 職場の雰囲気が良い
WANT条件は優先度順に並べています。すべて満たす必要はありませんが、優先度の高いものほど重視してください」
ポイント:
- 書面(メモやシート)で共有することで、口頭より正確に伝わる
- 「絶対条件」と「希望条件」を明確に区別する
- 「この条件以外は紹介不要」とはっきり伝える
「合わない求人への対応方針」を事前に宣言する
希望条件に合わない求人を紹介された場合、どう対応するかを事前に宣言しておくことで、無駄なやり取りを減らせます。
【使えるセリフ例】
「もし、MUST条件を満たさない求人をご紹介いただいた場合は、検討せずにお断りさせていただきます。『とりあえず話だけでも聞いてみませんか?』と言われても、条件が合わなければ時間の無駄になってしまうので、遠慮なく断らせていただきます。ご了承ください」
ポイント:
- 事前に「合わない求人は断る」と宣言しておくことで、後で断りやすくなる
- 「検討します」など曖昧な返事をしないことを明言する
これらをすべて伝えることで、担当者はあなたの希望を正確に理解し、適切なサポートをしてくれるようになります。
STEP3：「合わない担当者」の初期サインを見抜き、早い段階で変更を申し出る
初回面談や最初のやり取りで、「この担当者は合わないかも」と感じることがあります。多くの人は「もう少し様子を見よう」と我慢してしまいますが、合わない担当者との転職活動は、時間とエネルギーの無駄です。
初期段階で「合わない」と判断し、早めに担当者変更を申し出ることが、スムーズな転職活動の鍵となります。
【要注意】合わない担当者の初期サイン10選
以下のサインが複数当てはまる場合は、早めに担当者変更を検討しましょう。
あなたの話を聞かず、一方的に話す
初回面談で、あなたの希望や悩みをじっくり聞かず、担当者が一方的に求人を紹介したり、転職市場の話をしたりする場合は要注意です。
希望条件を無視した求人を紹介する
「夜勤なし」と伝えているのに、夜勤ありの求人を「とりあえず見てみませんか?」と紹介してくる場合、あなたの希望を理解していない可能性があります。
「とりあえず」「まずは」を多用する
「とりあえず面接を受けてみませんか?」「まずは話だけでも聞いてみませんか?」と、判断を急かす言葉を多用する担当者は、あなたのペースを尊重していません。
連絡が異常に早い、または異常に遅い
メールの返信が1時間以内に来るなど異常に早い場合、または逆に3日以上返信がない場合、コミュニケーションのバランスが取れていません。
求人のデメリットを教えてくれない
良い面ばかりを強調し、「残業は多いですか?」「離職率は?」と聞いても、曖昧な回答しかしない場合、情報を隠している可能性があります。
「他のサイトは使わない方がいい」と言う
「うちが一番いい求人を持っています」「他のサイトは使わない方がいいですよ」など、他社を否定する発言をする担当者は、自社の利益を優先している可能性があります。
看護業界・医療業界の知識が浅い
「急性期と慢性期の違いは?」「認定看護師の取得方法は?」といった基本的な質問に答えられない場合、専門性が不足しています。
連絡のタイミングが配慮に欠ける
「平日19時以降にお願いします」と伝えているのに、日中に何度も電話をかけてくる場合、あなたの希望を尊重していません。
上から目線、または馴れ馴れしい
「◯◯さんの市場価値だと、この程度の求人しかないですよ」など、上から目線の発言や、初対面なのに馴れ馴れしいタメ口を使う担当者は要注意です。
「早く決めないと他の人に取られます」と焦らせる
「この求人は人気なので、今日中に返事をください」など、不安を煽って判断を急かす担当者は、あなたのペースを無視しています。
【実践】合わない担当者への対処法
上記のサインが複数当てはまる場合、以下の3つのステップで対処しましょう。
ステップ1: まずは希望を再度明確に伝える
担当者が理解していない可能性もあるため、まずは希望を再度伝えます。
【使えるセリフ例】 「先日もお伝えしたのですが、私の絶対条件は『夜勤なし』です。今後、夜勤ありの求人は紹介不要ですので、よろしくお願いします」
ステップ2: 改善されなければ、担当者変更を申し出る
再度伝えても改善されない場合は、遠慮なく担当者変更を申し出ましょう。
【使えるセリフ例(担当者本人に伝える場合)】 「いつもサポートいただきありがとうございます。ただ、正直に申し上げますと、私の希望と紹介いただく求人にズレを感じています。もし可能であれば、◯◯分野に詳しい別の担当者の方にご対応いただけないでしょうか」
【使えるセリフ例(サポート窓口に伝える場合)】 「現在の担当者の方には感謝していますが、より専門的なアドバイスをいただける方にサポートをお願いしたいです。担当者変更をご検討いただけますでしょうか」
ステップ3: それでも改善されなければ、他の転職サイトを優先する
担当者を変更しても満足できない場合は、そのサイト自体が合っていない可能性があります。無理に使い続けず、他のサイトを優先しましょう。
【早期判断のメリット】
- 時間と労力の無駄を防げる
- ストレスが減り、転職活動に集中できる
- 信頼できる担当者と出会える可能性が高まる
- 転職活動の満足度が上がる
ポイント:
- 「もう少し様子を見よう」は時間の無駄
- 初回面談〜2回目のやり取りで判断する
- 合わないと感じたら、遠慮なく変更を申し出る
これらの予防策を実践することで、転職サイトは「しつこくて面倒な存在」から「あなたの転職を強力にサポートする最高のパートナー」へと変わります。
転職サイトはあくまでツールです。あなたが主導権を握り、上手にコントロールすることで、理想の転職を実現できるのです。
それでも改善しない場合の最終手段
予防策を実践し、適切に断りを入れても連絡が止まらない場合があります。そんなときは、我慢せずに次の手を打つべきです。ここでは、状況が改善しないときに取るべき最終手段を、優先順位の高い順に解説します。
手段1: 担当者の変更を申し出る
こんなときに有効
- 担当者との相性が悪い、または対応に不信感がある
- サイト自体のサービスは気に入っているが、担当者だけが問題
- まだ転職活動を続けたいが、今の担当者とは続けられない
担当者変更のメリット
担当者を変えるだけで、驚くほど状況が改善するケースは少なくありません。
- 相性の良い担当者に出会える: 同じサイトでも、担当者によって対応の質は大きく異なります
- サービスを継続できる: サイトの求人データベースや機能はそのまま利用可能
- 気持ちをリセットできる: 新しい担当者と、改めて希望条件を整理できます
具体的な申し出方法
多くの転職サイトには、担当者変更を受け付ける専用窓口があります。遠慮せず、早めに連絡しましょう。
【主要サイトの窓口情報】
| サイト名 | 窓口 | 連絡先 |
|---|---|---|
| 看護roo! | お客様窓口 | 0120-512-919（平日9:00-21:00） |
| レバウェル看護 | お客様サポート窓口 | support@leverages-c.jp |
| ナースではたらこ | あんしんサポート窓口 | 0120-921-960（平日9:30-20:00） |
担当者変更の依頼文例
メールでの依頼例
件名: 担当者変更のご相談
お世話になっております。
現在、転職サポートを受けている〇〇（氏名）と申します。
この度、担当者の変更をお願いしたくご連絡いたしました。
現在の担当者である〇〇様には大変お世話になっておりますが、
希望条件や転職のペースについて認識の相違があり、
このまま転職活動を進めることに不安を感じております。
つきましては、別の担当者の方にサポートをお願いできないでしょうか。
お手数をおかけいたしますが、ご対応のほどよろしくお願いいたします。
氏名: 〇〇〇〇
登録電話番号: 000-0000-0000
登録メールアドレス: xxxxx@example.com
電話での伝え方のポイント
- 窓口に直接連絡: 担当者本人ではなく、専用窓口へ
- 簡潔に理由を伝える: 「連絡頻度が合わない」「希望と異なる求人ばかり紹介される」など
- 希望を明確に: 「連絡は週1回程度」「急性期病院の経験がある方」など、新担当者への要望を伝える
担当者変更時の注意点
- 変更は正当な権利: 遠慮する必要はありません。サービスの一環です
- 具体的な理由があると◎: 「連絡頻度」「提案内容のミスマッチ」など、改善してほしい点を伝えると、より相性の良い担当者を選んでもらえます
- それでも改善しない場合: 担当者を変えても状況が変わらない場合は、サイト全体の方針が合っていない可能性があります。次の手段を検討しましょう
手段2: 評判の良い他の転職サイトに乗り換える
こんなときに有効
- 担当者を変更しても改善しない
- サイト全体の対応方針に不満がある
- 求人の質や量に満足できない
乗り換えを検討すべきサイン
以下のような状況なら、思い切って他のサイトに切り替えるべきです。
- 何度断っても連絡が止まらない: サイト全体の営業方針が強引な可能性
- 希望と異なる求人ばかり: 保有求人が自分の希望エリア・条件に合っていない
- 担当者変更後も状況が同じ: 個人の問題ではなく、組織的な問題
- 口コミや評判が悪い: 同様のトラブル報告が多いサイト
看護師に評判の良い転職サイト3選
乗り換え先を選ぶ際は、**「連絡頻度の調整がしやすい」「利用者満足度が高い」**サイトを選びましょう。
| サイト名 | 特徴 | 連絡頻度の調整 | おすすめポイント |
|---|---|---|---|
| 看護roo! | 利用者満足度96.3%、手厚いサポート | ◎ 希望に応じて調整可 | 初回登録時に連絡頻度を細かく設定できる。担当者の質が安定している |
| ナース人材バンク | 地方求人に強い、年間10万人以上が利用 | ◎ LINEやメールのみも可 | 電話が苦手な人向け。地方・地域密着型の求人が豊富 |
| ナースではたらこ | 逆指名制度あり、働きたい病院に直接交渉 | ○ 担当者による | 「あの病院で働きたい」が叶う。サポート窓口の対応が丁寧 |
スムーズな乗り換えの手順
ステップ1: 新しいサイトに登録
- 前のサイトで困った点を明確に伝える
- 「連絡は週1回、メールのみ希望」など、最初から希望を明示
ステップ2: 前のサイトを退会または休止
- 複数サイトを並行利用すると、連絡が増えて逆効果
- きちんと退会手続きを取る（後述の「退会方法」参照）
ステップ3: 新サイトで活動開始
- 最初の面談で、前サイトでの不満点を伝えると、同じトラブルを避けられる
- 「前のサイトでは連絡が多すぎて困った」と正直に話してOK
乗り換え時の注意点
- 複数サイトの同時利用は避ける: 同じ求人に複数ルートで応募してしまうトラブルが発生します
- 前サイトの退会は必須: 中途半端に残すと、連絡が続く原因になります
- 新サイトでは最初が肝心: 登録時に希望を明確に伝えることで、その後のトラブルを大幅に減らせます
主要サイトの退会方法
| サイト名 | 退会方法 | 窓口 |
|---|---|---|
| 看護roo! | 電話またはメール | 0120-512-919 / support@kango-roo.com |
| レバウェル看護 | 電話またはメール | 0120-963-668 / support@leverages-c.jp |
| ナースではたらこ | 電話 | 0120-921-960（平日9:30-20:00） |
退会時の伝え方例
お世話になっております。
転職活動の方針を見直すことになり、一旦サービスの利用を停止したいと考えております。
退会の手続きをお願いできますでしょうか。
今後、登録情報の削除もお願いいたします。
これまでありがとうございました。
転職サイトなしで成功させるコツ
転職サイトを使わない場合、自分で情報収集と準備をする必要があります。
情報収集
- 病院のホームページで職場の雰囲気を確認
- 口コミサイト（「ナスコミ」など）で評判をチェック
- 見学や面談で直接質問する
応募書類の準備
- 履歴書・職務経歴書のテンプレートはネットで入手可能
- 志望動機は「なぜこの病院なのか」を具体的に
面接対策
- よくある質問（転職理由、志望動機、夜勤の可否など）をシミュレーション
- 逆質問を用意（残業時間、教育体制、離職率など）
給与交渉
- 事前に相場を調べておく（同エリア・同規模の病院の求人票を参照）
- 希望額は具体的に、理由とともに伝える
こんな人は転職サイトなしがおすすめ
- 自分のペースを守りたい人: 連絡に追われずに活動できます
- 転職先が既に絞れている人: 直接応募の方が早く、余計なやり取りがありません
- 過去にトラブル経験がある人: 同じストレスを繰り返さずに済みます
まとめ: 状況に応じて柔軟に対応しよう
改善しない場合の最終手段は、段階的に進めることが重要です。
- まずは担当者変更: サイトは気に入っているなら、担当者を変えるだけで解決することも
- それでもダメなら乗り換え: 他の評判の良いサイトを試してみる
- どうしても合わないなら別の方法: 転職サイト以外の選択肢も十分有効
大切なのは、我慢しないことです。転職活動は本来、あなたのキャリアをより良くするための前向きな行動。ストレスを感じ続けながら進める必要はありません。
自分に合った方法を選び、納得のいく転職を実現してください。
看護師転職サイトの断り方に関するQ&A
ここでは、転職サイトを断る際に多くの方が抱える「聞きにくい疑問」にお答えします。本文でカバーしきれなかった細かな不安を解消し、安心して行動に移せるようサポートします。
Q. 断るとブラックリストのようなものに載ってしまいますか?
A. 載りません。そのような仕組みは存在しないので、安心してください。
転職サイトを断ったり、途中で利用を停止したりしても、業界全体で共有されるブラックリストのようなものはありません。各転職サイトは独立して運営されており、他社と利用者情報を共有することは個人情報保護法により禁止されています。
なぜ「ブラックリストに載るのでは?」と不安になるのか
この不安は、以下のような誤解から生まれます。
- 「また使いたくなったときに断られるのでは?」: 再登録は問題なく可能です。過去に断った履歴があっても、サービス利用を拒否されることはありません。
- 「同じ業界内で情報が回るのでは?」: 転職サイト間での利用者情報の共有は法律で禁止されています。A社を断ってB社に登録しても、A社での履歴がB社に知られることはありません。
実際に記録されるのは「利用履歴」のみ
転職サイト側が記録しているのは、あくまでそのサイト内での利用履歴だけです。
- 登録日、面談日、応募履歴など
- 退会・利用停止の記録
これらはサービス改善や再登録時のスムーズな対応のために保管されるもので、あなたに不利に働くことはありません。
むしろ、きちんと断る方がプラス
無視や放置をすると、システム上は「連絡が取れない利用者」として扱われ、その後の再登録時に本人確認が厳しくなる可能性があります。一方、きちんと断りを入れて退会すれば、記録もクリーンに残り、将来的に再利用したくなったときもスムーズです。
結論: ブラックリストの心配は不要です。遠慮なく、自分の意思を伝えましょう。
Q. 内定承諾後に辞退するのは、法的に問題ないのでしょうか?
A. 法的には問題ありません。ただし、マナーとして誠意ある対応が必要です。
法的な観点: 労働契約は「入職日まで」は成立していない
内定を承諾した段階では、正式な労働契約はまだ成立していません。民法上、労働契約が成立するのは「実際に働き始める日(入職日)」とされています。
したがって、内定承諾後であっても、入職日前であれば辞退は可能です。これは労働者の権利として認められています。
ただし、「損害賠償請求」のリスクはゼロではない
法的には辞退可能ですが、以下のような場合、まれに病院側から損害賠償を請求される可能性があります。
- 入職日直前(数日前)に突然辞退した
- 病院側がすでに大きな準備コスト(研修準備、他の候補者の不採用など)をかけていた
- 辞退理由が虚偽であることが証明された
ただし、実際に請求されるケースは極めて稀です。看護師の採用市場では、内定辞退は一定数発生するものとして病院側も想定しており、よほど悪質でない限り、法的措置を取られることはありません。
誠意ある辞退の方法
法的に問題なくても、マナーとして誠実な対応が求められます。
辞退を決めたら、すぐに連絡する
- 早ければ早いほど、病院側も次の候補者を探す時間ができます
- 「迷っている」段階でも、早めに相談するのがベター
理由は簡潔に、誠実に伝える
- 「家庭の事情で勤務条件が合わなくなった」
- 「他の病院とも比較検討した結果、そちらに決めました」
- 長々と説明する必要はありませんが、誠意は伝えましょう
転職サイト経由の場合は、担当者にまず相談
- 担当者が病院側に上手に伝えてくれます
- 「どう伝えればいいか」もアドバイスしてもらえます
内定辞退の例文
件名: 内定辞退のご連絡【氏名】
〇〇病院 採用ご担当者様
お世話になっております。
先日内定をいただきました、〇〇〇〇と申します。
この度は、貴院より内定をいただき、誠にありがとうございました。
大変申し訳ございませんが、家庭の事情により、
内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。
貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず、
このような結果となり、深くお詫び申し上げます。
貴院の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
氏名: 〇〇〇〇
電話番号: 000-0000-0000
結論: 法的には問題ありませんが、できるだけ早く、誠意を持って連絡することが大切です。
Q. 何度も連絡を無視し続けても大丈夫ですか?
A. 物理的には可能ですが、おすすめしません。きちんと断る方が、あなたにとってメリットが大きいです。
無視を続けるとどうなるか
転職サイトからの連絡を無視し続けた場合、以下のような流れになります。
初期(1〜2週間)
- 電話、メール、SMSが繰り返し届く
- 「確認のため」と称して連絡頻度が上がることも
中期(1ヶ月前後)
- 「登録情報の確認」「意向確認」などの名目で連絡が続く
- 担当者が変わることもある
長期(2〜3ヶ月以降)
- 徐々に連絡頻度が下がる
- 最終的には「休眠ユーザー」として扱われ、連絡が止まる
つまり、完全に放置すれば、いずれは連絡が止まります。しかし、それまでに数ヶ月かかり、その間ストレスを感じ続けることになります。
無視し続けることのデメリット
ストレスが長引く
- 着信やメール通知のたびに憂鬱になる
- 「また来た…」という精神的負担が続く
重要な連絡を見逃すリスク
- 転職サイトからの連絡を無視し続けるうちに、他の重要なメール(応募先病院からの連絡など)を見落とす可能性
再登録時に不利になる可能性
- 将来、同じサイトを使いたくなったときに、「過去に連絡が取れなかった利用者」として扱われ、再登録が面倒になることも
担当者の時間を無駄にする
- 担当者も「連絡が取れない理由」を探すために時間を使います。一言断れば、お互いに時間を節約できます
きちんと断る方が圧倒的にラク
無視を続けるよりも、一度だけ明確に断る方が、短期間で確実に連絡を止められます。
最短で連絡を止める方法
- メールまたは電話で「利用を停止したい」と明確に伝える
- 退会手続きを依頼する
- 「今後の連絡は不要」と明言する
これだけで、数日以内に連絡は止まります。数ヶ月間無視し続けるよりも、圧倒的に効率的です。
「断りづらい」という気持ちは理解できます
無視してしまう理由の多くは、「断るのが気まずい」「どう伝えればいいかわからない」という不安です。
しかし、転職サイト側も断られることには慣れています。利用者全員が転職に至るわけではないことは、彼らも理解しています。
簡単な断り方の例
件名: サービス利用停止のお願い
お世話になっております。
転職活動の方針を見直すことになり、現在サービスの利用を停止したいと考えております。
退会手続きをお願いできますでしょうか。
今後の連絡は不要です。
ご対応のほどよろしくお願いいたします。
たったこれだけで、すぐに連絡は止まります。
結論: 無視し続けることは可能ですが、時間も精神的負担も大きいです。一度だけ勇気を出して断る方が、圧倒的にラクで確実です。
さいごに
看護師転職サイトの断り方について解説しました。
転職サポートの質は転職サイトによって千差万別です。
対応に誠実さを感じないと思った際は、早めに断ったり、退会したりするべきでしょう。
丁寧なサポートを受けて転職活動をしたいと考えている看護師の方には、当サイトで紹介した転職サイトを使ってみてください。
あなたの今後の人生がより明るいものとなることを祈っています。
