転職を検討している看護師の方の中には、
- 評判が良く人気な転職エージェントを知りたい
- 似たようなエージェントたくさんあるけど、どれが1番良いんだろう
と悩まれる方も多いかと思います。
転職エージェントによって特徴や強みは異なります。
漠然と選んでしまうと、かえって転職成功から遠のいてしまう可能性もあるでしょう。
そこでこのページでは、元総合病院看護部の採用担当を務めた私が、転職経験のある看護師のアンケートをもとに、本当に評判が良い転職エージェントをまとめました。
(目次)
- 看護師転職におすすめの転職エージェントランキング5選
- 失敗しない!看護師転職エージェントの選び方
- 看護師転職エージェントの利用で受けられる4つのサポート
- 看護師転職エージェントを利用する際の注意点
- 転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
- 【図解】転職エージェント利用の流れ
- 看護師転職を成功に導く5つのポイント
このページを読み終わる頃には、どの転職エージェントを使うべきかを正しく判断できるようになり、後悔のない転職のための第一歩を踏み出すことができるでしょう。
1.看護師転職におすすめの転職エージェントランキング5選
数ある転職エージェントの中から、以下の3点を基準に、「利用者からの満足度の高い看護師向け転職エージェント」をピックアップしました。
転職エージェント選定3つの基準
- 求人の質・量:看護師求人の量や質は十分かどうか
- 提案力:求職者のニーズにぴったりの提案をしてくれるかどうか
- サポート力:コンサルタントからの手厚いサポートを受けられるかどうか
さらに、当サイトが看護師723人を対象に行った独自アンケートの調査結果を加味し、利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、看護師におすすめの転職エージェントは、以下の通りとなりました。
転職エージェント | 求人の質・量 | 提案力 | サポート力 |
1位.看護roo! | ○ 4.1 | ◎ 4.3 | ◎ 4.1 |
2位.レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | ◎ 4.2 | ◎ 4.2 | ○ 3.7 |
3位.ナースではたらこ | ◎ 4.0 | ○ 3.8 | ◎ 4.1 |
4位.看護師ワーカー(旧医療ワーカー) | ○ 3.8 | △ 3.4 | ◎ 4.1 |
5位.ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク) | ◎ 4.1 | ○ 3.9 | △ 3.4 |
それぞれ詳しく紹介します。
1位.看護roo! | 看護師さん利用者満足度No.1
『看護roo!』は、転職経験のある看護師さんから最も選ばれている、人気No1の看護師転職サイトです。
登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人も多数保有しています。
看護roo!の特徴
- 利用者満足度96.3%
- 公開求人55,907件+非公開求人も多数
- 面接同行や選考対策など手厚いサポート
さらに、細かい条件を組み合わせて仕事探しができるため、希望にぴったりの求人を見つけやすくなるでしょう。
『看護roo!』は、30年以上に渡る転職支援実績のある株式会社クイック(東証一部上場企業)が運営するサービスです。
信頼と実績も十分で、面接時に希望者には専任の女性スタッフが同行してくれるなど、きめ細かいサポートが魅力といえます。
こんな看護師さんにおすすめ
- みんなが使っていて、実績豊富な人気のサイトを利用したい
- 給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい
- はじめての転職で不安なのでプロに相談したい
2位.レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 求人多数で選択肢の幅が広い!
『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』は、求人数がトップレベルの転職サイトです。キャリアアドバイザーが、病院や施設を訪問して直接取材を行っており、現場のリアルな情報を提供しています。
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の特徴
- 累計利用者数40万人以上
- 友だちに勧めたい転職サイトランキングNo.1
- 総求人数は135,763件と転職サイトトップレベル
「人間関係や施設の雰囲気はどうか」「子育て中の看護師が働きやすい環境か」などの情報を踏まえて、最適な提案をしてもらえるのもポイントです。
また、LINEで「新着求人情報が届く」「担当のキャリアアドバイザーに相談できる」など、気軽に転職活動ができる点も魅力的といえます。
こんな看護師さんにおすすめ
- できるだけたくさん求人が見たい
- 職場の雰囲気や内部情報を知りたい
- 気軽に求人探しがしたい
3位.ナースではたらこ | サポートは抜群、働きたい病院を指名できる!
ナースではたらこの特徴
- 気になる病院を指名して探せる
- 問い合わせのフリーダイヤルは24時間受付
『ナースではたらこ』は、医療機関への「逆指名求人」が特徴的な看護師転職サイトです。
逆指名求人とは、求職者が気になる病院を指名すれば、求人募集が行われていない場合でも、その都度キャリアアドバイザーが求人の状況や条件を確認してくれるという仕組みです。
求職者側から病院を指名できるため「以前から気になっている病院で働きたい」という方にとっては、役に立つサイトと言えるでしょう。
また、問い合わせのフリーダイヤルは24時間受付をしているので、夜勤が多く・勤務シフトが不規則という方でも安心です。
こんな看護師さんにおすすめ
- 「この病院で働きたい」という希望がある
- 勤務シフトの都合上、なかなか転職活動をする時間がない
4位.看護師ワーカー(旧医療ワーカー) | 求人数が豊富で全国でおすすめ!
『看護師ワーカー(旧医療ワーカー)』は約63,000件もの公開求人数を保有する、国内最大級の看護師専門転職サイトです。
転職実績も3万件以上で、かつ利用満足度も高く他を圧倒しています。
また、他サービスと異なり、地域ごとに専門のキャリアパートナーが対応してくれるため、特に地方在住の方におすすめです。
他の転職エージェントと合わせて登録すれば、希望の条件での転職に近づきます。
5位.ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク) | 満足度98.8%で求人豊富!
- 年間利用者10万人以上
- 地域に特化した専任のキャリアアドバイザーが在籍
同社のキャリアコンサルタントは地域専任の担当制となっており、各エリアの医療機関の看護師募集状況などの最新情報を熟知しているため、スピーディかつ詳細な情報収集が期待できます。
また、病院を病床数で絞り込んだり、介護施設を施設形態で検索できたりと、求人の探しやすさにも定評があります。
サイトの求人情報が「職場スタッフの口コミ」や「給与モデル」まで詳細に記載されている点も特徴的で、転職後の働き方を具体的にイメージできるでしょう。
- スピード感のある対応をしてほしい
- 応募に詳しい情報を集めておきたい
2.失敗しない!看護師転職エージェントの選び方
看護師向け転職エージェントの適切な選び方は以下の通りです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
2-1. 居住地域に対応しているか確認する
まずは転職エージェントが居住地域に対応しているか確認しましょう。
また転職エージェントによっては、扱う求人の内容や雇用形態が異なることもあるため、希望する求人が多く揃っているかは、事前に把握しておく必要があります。
いずれも公式サイトの公開求人を検索してみることで確認できます。たいていの場合、公開求人の閲覧のみであれば、会員登録なしで閲覧可能です。
2-2. 扱う求人の量・質を確認する
扱う求人の量・質を確認しておきましょう。
転職エージェントの中には、求人数が著しく少なかったり、いわゆるブラックと呼ばれるような職場の求人が混ざっていたりすることもあります。
こちらも公式サイトの公開求人を大まかに確認し、どのような求人があるのかを把握しておきましょう。
2-3. 利用者の口コミを探してみる
ネット上にある利用者の口コミを探してみるのもおすすめです。
もちろん、匿名で書き込まれるネット上の口コミは、信憑性にかけるものもあるため、すべてを鵜吞みにすることは危険です。
しかしながら、転職エージェント側に何かしらの根本的な問題がある場合は、同様の口コミが多数寄せられていることも多々あります。
評判を調べておくだけで、失敗を避けることもできるでしょう。
2-4. 3社ほど登録して1~2社に絞る
利用する転職エージェントの候補が決まったならば、まずは3社ほど登録してみたうえで、1~2社に絞ることをおすすめします。
転職エージェントとの相性は、担当してくれるキャリアコンサルタントによって左右されるからです。
優秀なキャリアコンサルタントに出会えれば、的確なアドバイスをもらえたり、希望に最適な求人を提案してもらえたりできるでしょう。
ただし、キャリアコンサルタントとの相性は実際に登録してみて、面談を行わない限り判断できません。
そのため、まずは複数のサイトを利用し、キャリアコンサルタントとの相性を見極めることをおすすめしています。
なお、転職エージェントの利用は無料のため、気軽に登録して問題ありません。
3.看護師転職エージェントの利用で受けられる4つのサポート
転職エージェントは選考前から、入職後までとにかく手厚いサポートを無料で行ってくれます。
具体的に受けられるサポートは、以下の通りです。
それぞれ詳しく解説します。
3-1. 面談(希望条件などのすり合わせ)
転職エージェントに登録をすると、転職エージェントの担当者から連絡がきます。そして、その後時間を合わせて、対面もしくは電話で面談を行います。
面談では、「転職しようか迷っている」「こんな職場に転職したい」など、転職に関するあらゆる悩みを相談することが可能です。
面談内容の例
- 希望の給料やボーナスの水準
- 夜勤なし、休みやすいなどの働き方の要望
- 希望の勤務場所(立地や交通の便)
- 「クリニックで働きたい」などの転職先の希望
転職に踏み切る場合、この面談の内容に応じて、あなたにぴったりの求人を紹介してくれるようになります。
一方、転職エージェントを使わずに1人で転職活動を進めようとすると、自分の今の不満や、スキル、今後のキャリアなどを客観的に把握しづらく、転職活動を間違った方向に進めてしまう恐れがあります。
3-2. 求人の紹介
面談の後は、あなたの要望に合わせて求人紹介に進みます。
興味がある求人があれば、そのまま応募することが可能です。
転職エージェントだからこそ知っている就業先の職場の雰囲気なども交えながら、あなたに合った求人・職場を提案してもらえます。
また、転職エージェントの場合、ネット上などに公開されている公開求人の他に、ネット上には公開されない「非公開求人」も存在します。
非公開求人とは?
転職エージェントに登録している人だけが閲覧・応募できる求人のことです。
非公開求人は一般的に、高収入・好待遇なものが多い傾向にあります。
※転職エージェントを使わずに一人でやろうとすると、以下のような点で労力がかかるでしょう。
・好条件な求人をなかなか見つけられにくい
・膨大な量の求人から自分の要望に合ったものを探さなければならない
・求人票以上の情報を知らないまま応募しなければならない
・応募書類を一人で作成し、自分で応募しなければならない
効率的に転職活動を進めたいのであれば、転職エージェントの利用は欠かせません。
3-3. 選考のサポート
転履歴書の作成や面接対策など事前の選考サポートを行ってくれる点も、転職エージェントの大きな魅力です。
はじめて転職をする方や、どのように自己PRをすればよいのか分からないという方にとっては、大きな助けとなるでしょう。
転職エージェントのキャリアコンサルタントは、「応募先のクリニックはこのような人材を求めているので、こういった方向性で自己PRしましょう」のように、志望先に合った具体的なノウハウを教示してくれます。
転職のプロからの実践的なアドバイスは、選考通過に直結するでしょう。
※転職エージェントを使わない場合、面接や履歴書の対策を全て1人で行わなければならなくなります。自己PRの方向性が間違っていた場合なども、客観的に気づくのは難しく、転職活動が難航してしまう恐れもあるでしょう。
3-4. 内定後のサポート
転職エージェントは、以下のような内定後のサポートも実施してくれます。
- 年収・条件などの調整・交渉
- 入職手続きの代行
- 現職の退職交渉のアドバイス
特に年収や条件の交渉など、なかなか言い出しづらいことも代行してくれるという点は、大きな魅力と言えるでしょう。
また、転職エージェントの中には、入職後も困ったことがあれば気軽に連絡できるような仕組みを整えていることもあります。
※転職エージェントを利用しない場合、煩雑な手続きをすべて自分で行わなければならなくなります。
4.看護師転職エージェントを利用する際の注意点
看護師転職エージェントを利用する際の注意点は、以下の通りです。
それぞれしっかりと理解しておきましょう。
4-1.希望条件をはっきりと伝える
転職エージェントを利用する際は、希望条件をはっきりと伝えることを意識しましょう。
具体的に条件を伝えることで、あなたの理想に最も近い求人を紹介してもらえるようになります。
もし仮に希望にそぐわない求人を提案された場合も、「なんとなく魅力的でない」のような曖昧な言い回しではなく、「年収が理想よりも下回っている」のように、伝えるようにしてください。
そうすることで、キャリアコンサルタントとの認識を合わせられ、より的確な提案を受けられるでしょう。
転職活動の軸を明確にすることが大切
転職エージェントから様々な提案を受けると、視野が広がる一方、混乱を招くこともあるかもしれません。
特に、漠然と転職活動を行なっている方は、様々な意見やアドバイスを聞くことによって、転職活動の軸がぶれてしまいやすいです。
転職活動を始める際には、「なぜ転職しようと思ったのか」「どういう職場が理想なのか」をしっかりと言語化できるまで考えてみることをおすすめします。
4-2.スケジュール管理をしっかり行う
スケジュール管理をきちんと行い、進捗などの連絡、報告は定期的にスピーディーに行うことが大切です。
転職エージェントを複数利用すると、エージェントとの面談や求人応募の手続き、面接の日程調整が複雑になり、トラブルになることもあるからです。
また、転職エージェントは転職意欲の高い人へのサポートを手厚くするので、レスポンスが早い人に条件の良い求人を優先的に紹介します。
ですので、転職用の手帳を用意したり、エージェントごとにメールのフォルダを分けたりと、工夫して自己管理し、スピーディーに連絡することを心がけましょう。
4-3.看護師転職エージェントのメリット・デメリットを正しく知っておく
転職エージェントは、転職活動における様々なサポートを受けられることから、以下のようなメリットがあります。
転職エージェントのメリット
- 転職のプロに相談できる
- 効果的な選考対策で内定率が高まる
- 面接日程を調整をしてくれる
- 求人広告からは分からない情報がわかる
- 無料で利用できる
とはいえ、利点ばかりではありません。
転職エージェントには以下のようなデメリットがあると言えます。
転職エージェントのデメリット
- キャリアコンサルタントとの相性が悪いと、スムーズに転職活動が進まない
- 興味の薄い求人でも応募を強いられる可能性がある
- 転職意欲が低いと対応を後回しにされやすい
このような側面があることも理解しておきましょう。
しかしこれらのデメリットは基本的に、転職エージェントとの相性が悪いことから生じるものです。
したがって、いくつかのエージェントに登録し、担当者との相性を見極めることで、これらのデメリットは解消できるでしょう。
5転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。 「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。 例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。 更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。 そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。 ※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。 担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。 コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。 この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。 そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。 企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。 企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。 優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。 以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。 上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。6【図解】転職エージェント利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。 転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。 登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。 例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。 正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。 事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。) 初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。 思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。 それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。 場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。 最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。 自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。 求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。 あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。 対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。 面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。 また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!Step 10.退会手続きをする
転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。 万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。 転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。 転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。7.看護師転職を成功に導く5つのポイント
看護師転職を成功に導く5つのポイントをまとめました。
内定率をできるだけ高めたい方は、上記を意識しておきましょう。
7-1.転職理由を明確にする
転職活動を始める際には、まず「なぜ転職をしようと思ったのか」を深く突き詰めて考える時間を設けましょう。
これにより、転職活動の方向性が定まり、効率的に仕事探しを進められるようになります。
例えば、「慌ただしい職場でミスを繰り返し、度重なる叱責に、精神的につらいと感じるようになった」のであれば、
- クリニックなどの比較的穏やかな職場を選ぶ
- 人間関係の良好な職場を選ぶ
といった具体的な条件が明確になってきます。
転職理由が漠然としたままですと、同じような職場に転職してしまう可能性があるため、まずは一度自分を見つめる時間を作ることが大切です。
7-2.模擬面接などの事前練習が鍵
内定獲得は、徹底した事前準備が欠かせません。
面接で「いかに好印象を与えるか」「どれだけ自分を魅力的にアピールできるか」は、転職の成否を左右します。
面接で緊張せずに、うまく話すためには、転職エージェントの模擬面接を活用して場馴れしておくことが最も効果的です。
特に初めての転職を行う看護師の方は、入念な準備を行っておくことをおすすめします。
7-3.転職にベストなタイミングで転職活動を行う
転職にベストなタイミングで転職活動を行うことも大切です。
看護師転職は、1月・6月・11月がおすすめであると言われています。
求人が増え始める時期であり、かつ医療機関の採用ニーズが高くなる時期だからです。
一方、4月・12月は、採用が消極的になるため、あまりおすすめできません。
詳しくは『看護師が転職活動に踏み切るベストな時期とタイミング』の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
7-4.退職理由はポジティブな内容を伝える
退職理由は、できるだけポジティブな内容を伝えることを意識しましょう。
仮に「業務量が多すぎたから」といった理由であっても、そのまま伝えてしまうと採用担当者にマイナスな印象を与えてしまいます。
愚痴や不満のようなニュアンスで伝えるのは避けてください。
退職理由を伝えるポイントは、なるべく前向きな言い回しに変換することです。
例えば、「業務量が多すぎたから」の場合は、「落ち着いた環境で、患者さん一人ひとりを向き合える職場に転職したいと思ったから」のように、ポジティブな表現に言い換えることで、採用担当者に好印象を与えられるようになります。
7-5.転職先の雇用条件・職場情報は、入念にチェックしておく
転職後に後悔しないためには、雇用条件・職場情報を入念にチェックしておくことが欠かせません。
気になる点があれば、面接時に質問して、疑問を解消しておきましょう。
また、雇用条件はもちろん、以下の点も予め把握しておきたいところです。
- 職場の人間関係は良好か
- 残業は月平均どの程度発生するのか
- 研修体制は万全か
もし「直接は聞きづらい」「応募前に知っておきたい」という方は、転職エージェントの担当者に相談してみましょう。
求人情報からは分からない情報を教えてくれることがあります。
さいごに
看護師さん向けの転職エージェントを紹介しました。
転職エージェントは、看護し転職を成功させるためになくてはならない存在です。
ただし、担当者との相性や、あなたの希望条件によって転職エージェントには向き不向きがあります。
そこでまずは、上記転職エージェントの中から2~3つに登録し、比較しながら利用してみることをおすすめします。
転職エージェントランキング | 特徴 | |
1位 | 看護roo! | 非公開求人の量が豊富、面接対策◎ |
2位 | レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 求人多数で求人に困ることはない |
3位 | ナースではたらこ | サポートは抜群、行きたい病院を逆指名できる |
4位 | ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク) | 特に地方在住の方におすすめ |
5位 | マイナビ看護師 | 看護師向けコンテンツが充実! |
6位 | 看護師ワーカー(旧医療ワーカー) | 求人数が非常に多く、特に地方在住の方におすすめできる |
7位 | 美容外科求人ガイド | 美容外科に特化した求人を紹介 |
あなたの転職活動が成功することを、陰ながら応援しております。