スマホの機種変更は、手順を踏めばキャリア店舗に行かなくても、自分で問題なく進められます。
端末や通信プランの契約から、SIMカードの設定・初期設定・データ移行・動作確認など、順を追って進めるとスムーズに切り替えが可能です。
機種変更の方法は、キャリアで端末と一緒に契約する方法と、家電量販店やECサイトで購入した端末と格安SIMを組みあわせる方法の2通りがあります。
当記事では、スマホの機種変更を自分で実施する際の全体の流れや、iPhone・Android別の事前準備・データ移行方法を解説します。
最後まで読んで、事前準備から動作確認までしっかり把握し、失敗のない機種変更を進めましょう。
自分でスマホを機種変更するときの全体の流れ
スマホの機種変更では、事前準備・端末とプランの契約・SIM設定・初期設定・データ移行・動作確認をおこないます。
各手順を正しく進めることでトラブルなく機種変更が完了しますが、アプリによっては個別対応が必要なため注意が必要です。
自分でスマホを機種変更するときの全体の流れを把握するため、以下6つのステップに分けて詳細を解説します。
- STEP1:事前にやるべき準備項目まとめ【iPhone・Android共通】
- STEP2:新しいスマホを購入し通信プランを契約する
- STEP3:SIMカードまたはeSIMを設定する
- STEP4:スマホの初期設定を行う
- STEP5:データ移行・アプリの引き継ぎを行う
- STEP6:スマホの動作確認をする
各ステップを理解することで、失敗のないスムーズな機種変更が可能になるでしょう。
STEP1:事前にやるべき準備項目まとめ【iPhone・Android共通】
スマホの機種変更をスムーズに進めるには、以下の事前の準備が重要です。
- データ移行方法を決めて準備する
- 主要アプリの引き継ぎ方法を確認する
- アカウント情報を整理し、再設定手順も把握しておく
まず、データ移行の方法を決めましょう。
Android同士ならGoogleaアカウント、iPhone同士なら端末を近づけるだけで利用可能なクイックスタートやパソコンを利用するiCloud・iTunesを使った復元が基本です。
データ移行方法に関する詳細は、後述の「機種変更・データ移行前にiPhone・Androidでやること」を確認してください。
次に、LINEやゲームアプリなどのアプリの引き継ぎ準備をおこないます。
アプリの引き継ぎに関する詳細は、後述の「アプリごとに引き継ぎ設定が必要」を確認してください。
さらに、Apple IDやGoogleアカウントのログイン情報も確認しておきましょう。
ログインに必要なメールアドレスやパスワードを忘れている場合は、以下の公式サイトから本人確認をおこない、再設定する必要があります。
上記準備を済ませておくことで、機種変更後のトラブルを未然に防げます。
STEP2:新しいスマホを購入し通信プランを契約する
新しいスマホを用意する際は、端末と通信プランの契約方法を決める必要があります。
契約方法は以下の2通りにわかれます。
- キャリア/サブブランドでスマホとプランをセット契約
- SIMフリー端末+格安SIMを別々に用意
1つ目は、大手キャリアやサブブランドで端末と通信プランをまとめて契約する方法です。
オンラインショップや店舗で簡単に手続きでき、機種変更に慣れていない方にも安心です。
詳しくは、後述の「キャリアごとに自分で機種変更する手順」をご確認ください。
2つ目は、家電量販店やECサイトでSIMフリー端末を購入し、別途格安SIMなどで通信プランのみを契約する方法、料金を抑えたい方におすすめの選択肢です。
詳しくは、「格安SIM(スマホ)比較&おすすめ24選ランキング!」の記事で解説しているため、ご確認ください。
自身のニーズや予算に応じて、最適な組みあわせを選びましょう。
STEP3:SIMカードまたはeSIMを設定する
機種変更後に通信を使えるようにするには、SIMカードまたはeSIMの設定が必要です。
契約形態に応じて手順が異なりますが、いずれも正しく設定すればすぐに利用を開始できます。
- 新しい端末の電源を切ってからSIMカードを挿入する
- 電源を入れると自動で認識される
- 認識されない場合は、再起動やAPN設定を確認する
- 通信会社から届いたQRコードを端末で読み取る
- 表示される案内に従ってeSIMを有効化する
- Wi‑Fi環境が必要な場合があるため、事前に準備する
物理SIMとeSIMのどちらを使うかによって設定方法は異なりますが、いずれも事前に準備を整えておけば安心して移行可能です。
STEP4:スマホの初期設定を行う
新しいスマホを使う前に、基本的な初期設定を完了させる必要があります。
iPhoneとAndroidでは設定項目に違いがありますが、画面の指示に沿って操作すれば難しくありません。
以下に、代表的な設定内容をまとめました。
- 言語・国・キーボード設定を選択する
- Wi‑Fiに接続し、Apple IDでサインインする
- Face IDやTouch IDの登録をおこなう
- 必要に応じてiCloudからデータを復元する
- 言語や地域、Wi‑Fi接続を設定する
- Googleアカウントでログインする
- 指紋や顔認証などの生体認証を登録する
- バックアップデータから復元を実行する
各OSで基本設定を完了することで、スムーズにデータ移行やアプリの復元を進められます。
STEP5:データ移行・アプリの引き継ぎを行う
スマホの機種変更では、データ移行とアプリの引き継ぎ作業が重要です。
移行方法は端末の組みあわせによって異なるため、自分のケースにあった手順で実施するのがポイントです。
- iPhone同士:クイックスタートの利用やiCloud・iTunesでバックアップを取り新端末に復元する
- Android同士:Googleアカウントでバックアップし、初期設定時に復元する
- iPhone→Android:専用のデータ移行ツールやGoogleドライブを使用する
- Android→iPhone:「iOSに移行」アプリを使い、Wi‑Fi経由で移行する
LINEやアプリによっては個別の引き継ぎ設定が必要な場合があります。
詳細は、後述の「機種変更・データ移行前にiPhone・Androidでやること」で確認してください。
確実な手順を押さえて、大切なデータを安全に移行しましょう。
STEP6:スマホの動作確認をする
スマホの初期設定が完了したら、実際に使用できるか必ず確認することが大切です。
以下の項目を基準に動作チェックをおこないましょう。
- モバイル通信が有効で、ブラウザなどが問題なく使えるか
- Wi‑Fi接続が安定しており、速度や接続状態に問題がないか
- 電話の発着信が正常にできるか
- SMSやメッセージアプリの送受信が可能か
- カメラやマイクなどのハード機能が正しく動作するか
データ移行や初期設定が完了した後に1つずつ確認しておくことで、安心して新しいスマホを使い始められます。
動作不良があれば、早めにサポートに相談しましょう。
機種変更・データ移行前にiPhone・Androidでやること
iPhoneはiCloud、AndroidはGoogleアカウントを使って事前にバックアップを取ることが重要です。
どちらもWi‑Fi接続が必要で、正しく設定すれば機種変更時にデータを安全に復元できます。
以下で、機種変更・データ移行前にiPhone・Androidでやることを解説します。
大切なデータを失わないためにも、早めに対応しておくことが安心につながります。
iPhoneのバックアップ
iPhoneのデータを守るには、事前にiCloudでバックアップを取っておくことが重要です。
Wi‑Fi環境があれば手元で簡単に設定でき、端末を紛失・故障した際にも復元が可能です。
- 「設定」アプリを開き、自分の名前をタップ
- 「iCloud」→「iCloudバックアップ」を選択
- 「iCloudバックアップ」をオンにし、「今すぐバックアップを作成」を実行
- バックアップ完了までWi‑Fi接続を維持
バックアップの容量が足りない場合は、不要なデータを整理するか、iCloud+の契約を検討しましょう。
正しく設定しておくことで、機種変更時もスムーズにデータを引き継げます。
Androidのバックアップ
Android端末のデータを確実に引き継ぐには、Googleアカウントを使ったバックアップが有効です。
初期設定時に自動復元できるため、あらかじめ準備しておくと安心です。
- 「設定」アプリを開き、「システム」→「バックアップ」を選択
- 「Google One バックアップ」をオン
- アカウントを確認し、「今すぐバックアップ」をタップ
- 完了までWi‑Fi接続と電源を確保
写真や動画はGoogleフォト、連絡先や予定はGoogleカレンダーと連携しておくと便利です。
バックアップを正しく設定することで、機種変更後もスムーズに使い始められます。
機種変更で新しいスマホへデータを移行する方法
iPhone・Android間の機種変更では、端末の組み合わせごとに最適な移行方法が異なります。
iPhone同士であればクイックスタート、Android同士であればGoogleアカウント、OSが異なる場合は専用アプリの活用により、スムーズにデータを引き継げます。
以下で、4つのデータ移行パターンごとの手順を解説します。
- iPhoneからiPhoneへデータ移行する方法
- AndroidからAndroidへデータ移行する方法
- iPhoneからAndroidへデータ移行する方法
- AndroidからiPhoneへデータ移行する方法
スムーズな移行のために、自分の機種と状況にあった方法を確認してください。
iPhoneからiPhoneへデータ移行する方法
iPhone同士で機種変更する場合は、「クイックスタート」を使った移行が簡単で確実です。
クイックスタートを使えば、旧端末と新端末を近づけるだけで設定やデータが自動的に転送されます。
- 旧iPhoneと新iPhoneの電源を入れ、近くに置く
- Wi‑FiとBluetoothを有効にする
- 新iPhoneに表示されるアニメーションを旧iPhoneで読み取る
- 新iPhoneに旧iPhoneのパスコードを入力する
- Face IDやTouch IDなどの設定を進める
- データ転送方法を選択し、iPhone同士を接続したままデータ移行を進める
クイックスタートの詳細やiCloud・iTunesを使ったデータ移行方法は、「iPhoneの機種変更でやることまとめ|データ移行・LINE・アプリの引き継ぎ手順も解説」を確認してください。
AndroidからAndroidへデータ移行する方法
Android同士で機種変更する場合は、Googleアカウントを使ったデータ移行が便利です。
事前に旧端末でバックアップを取っておくことで、初期設定時に自動で復元できます。
- 旧端末でGoogleアカウントにログインし、バックアップを有効にする
- 新端末の初期設定で同じGoogleアカウントにログインする
- 復元画面が表示されたら、バックアップデータを選択する
- アプリや設定・通話履歴・SMSなどが自動で復元される
Googleアカウントを使えば、ケーブル不要でスムーズに移行できます。
データ移行の手間を減らしたい方におすすめの方法です。
iPhoneからAndroidへデータ移行する方法
iPhoneからAndroidへの機種変更では、ケーブル接続や専用アプリを使った以下の方法でデータ移行できます。
- USBケーブルを使って直接接続し移行
- 「Android に移行」アプリを使ってWi‑Fi経由で移行
iPhoneからAndroidへのデータ移行は、以下の手順を参考にしてください。
- 新しいAndroid端末の初期設定を開始する
- 画面の指示に従ってUSBケーブルで2台を接続する
- iPhone側の許可画面で「信頼する」を選ぶ
- 画面の指示に従ってデータ移行を実行する
- Android端末の初期設定を開始する
- データの移行方法として「iPhoneまたはiPadからの移行」を選択する
- Androidに表示されたQRコードをiPhoneのカメラで読み取る
- iPhoneに「Android に移行」アプリをインストールする
- 「Android に移行」アプロを開き、画面指示に従ってデータを移行する
上記いずれも基本的な操作で完了し、データの移行も比較的スムーズです。
なお、データ移行できるデータ・できないデータを以下にまとめました。
分類 | 詳細 |
---|---|
データ移行できるデータ | 連絡先 写真と動画 カレンダーの予定 無料アプリ※ 音楽※ SMS/iMessage※ メモ※ ホーム画面の壁紙通話履歴※ WhatsAppチャット・データ※ |
データ移行できないデータ | iCloud写真・動画 iMessageの履歴(一部SMSは移行可能) 有料アプリ・アプリ内購入データ パスワード/アカウント情報 Safariのブックマーク・履歴 ヘルスケア(健康)データ アラーム設定 ボイスメモ eSIM情報 一部のローカルファイル |
事前に移行可能なデータを確認し、必要に応じて手動で対応する準備も大切です。
AndroidからiPhoneへデータ移行する方法
AndroidからiPhoneへのデータ移行には、「iOSに移行」アプリを使うのが簡単で確実です。
iPhoneへのデータ移行は、初期設定中に以下の手順を実施します。
- iPhoneの初期設定中に「Androidからデータを移行」を選択する
- Androidに「iOSに移行」アプリをインストールする
- 「iOSに移行」アプリを起動し、iPhoneに表示されたコードを入力する
- Wi‑Fiで接続し、転送するデータを選んで移行開始する
なお、データにより以下のように移行可否が異なる点にご注意ください。
分類 | 詳細 |
---|---|
データ移行できるデータ | 連絡先 メッセージ 写真・動画 カレンダー Gmailアカウント 一部無料アプリ |
データ移行できないデータ | 音楽 着信音 アプリのログイン情報 有料アプリ 通話履歴 |
事前に移行対象を確認し、必要に応じて手動で補完するようにしましょう。
キャリアごとに自分で機種変更する手順
大手4キャリアでは、オンラインショップを利用することで自宅で機種変更が完結します。
オンラインショップを活用した機種変更は、忙しい人でもスムーズに手続きできる便利な方法です。
以下で、キャリアごとに自分で機種変更する手順を解説します。
各社で必要な手順や条件の詳細は異なる部分があるため、自分の利用状況にあった方法を見つけてください。
ドコモで機種変更する手順
ドコモでは、ドコモオンラインショップを利用すれば、自宅で手軽に機種変更の手続きが可能です。
忙しい方でも店頭に行かず、端末とSIMの契約まで完結できます。
以下に、ドコモオンラインショップで機種変更する手順をまとめました。
- ドコモオンラインショップにアクセスする
- 希望する端末を選び、カラー・容量・購入方法(機種変更)・支払い方法を指定する
- ドコモIDでログインする
- 商品受取方法を入力する
- 料金プラン・サービスを選択する
- 支払い方法を選択して申し込みを確定する
端末が届いたら初期設定やデータ移行を実施しましょう。
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auで機種変更する手順
auで機種変更する際は、auオンラインショップを活用すれば店舗に行かずに完結できます。
auオンラインショップの申し込みから端末受取までの流れは、次のとおりです。
- auオンラインショップにアクセスする
- 端末を選び、カラー・容量・契約種別(機種変更)・購入方法を選択する
- au IDでログインする
- 支払い方法・料金プランを選択する
- 本人確認書類をアップロードする
- 申し込み内容を確認して確定する
端末が届いたら初期設定とデータ移行をおこないましょう。
自宅で完結できるため、時間を有効に使いたい方に向いています。
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ソフトバンクで機種変更する手順
ソフトバンクでは、ソフトバンクオンラインショップを使って自分で機種変更の手続きをおこなえます。
ソフトバンクオンラインショップの機種変更手順は、以下のとおりです。
- ソフトバンクオンラインショップにアクセスする
- 希望端末を選び、受取方法・手続き内容(機種変更)を選択する
- ソフトバンクIDを入力してログインする
- 機種のカラー・容量・支払い回数を選択する
- プランを選択し、本人確認書類をアップロードする
- 支払い方法を選択し、申し込み内容を確認して確定する
届いた端末で初期設定・データ移行をおこなえば、来店せずに利用開始できます。
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楽天モバイルで機種変更する手順
楽天モバイルでの機種変更は、楽天モバイルオンラインショップを利用すれば来店不要で手続きできます。
楽天モバイルで機種変更する手順は、以下のとおりです。
- 楽天モバイル公式サイトにアクセスする
- 希望する機種とカラー・容量・支払い方法を選択する
- 楽天IDでログインし、本人確認書類をアップロードする
- 支払い方法を設定して申し込みを確定する
端末が届いたら初期設定とデータ移行をおこないましょう。
オンラインで完結するため、時間を有効活用できます。
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自分でスマホを機種変更するときの注意点
機種変更時は、バックアップやアプリの引き継ぎ、SIMやeSIMの確認が不可欠です。
設定を誤るとデータ消失や通信トラブルの原因になるため、事前準備が重要です。
また、分割払いの残債やAPN設定の有無も忘れずに確認しましょう。
以下に、自分でスマホを機種変更する際に気をつけたい7つのポイントを解説します。
- バックアップを忘れると復元できない
- アプリごとに引き継ぎ設定が必要
- おサイフケータイ・スマホ決済は機種変更前に手続き必須
- SIMサイズが合わない場合があるので要確認
- eSIM端末はWi‑Fi環境を準備する
- キャリアによってはAPN設定が必要になることがある
- 分割払いの残債があるか確認しておく
失敗しない機種変更のために、必ず確認してください。
バックアップを忘れると復元できない
機種変更時にバックアップを忘れると、連絡先や写真など大切なデータが復元できなくなります。
確実にデータを残すため、以下の方法でバックアップを取っておきましょう。
iPhoneの場合(iCloud推奨) |
---|
設定 → Apple ID → iCloud → iCloudバックアップをオン Wi‑Fi接続時に「今すぐバックアップを作成」を実行 |
Androidの場合(Googleアカウント推奨) |
設定 → Google → すべてのサービス → バックアップと復元 → バックアップ → Google Oneバックアップを有効化 「今すぐバックアップ」を選択して手動実行 |
事前のバックアップを怠ると復旧できないデータもあるため、移行前に必ず確認しておきましょう。
アプリごとに引き継ぎ設定が必要
スマホを機種変更する際は、アプリごとに個別の引き継ぎ設定が必要です。
共通のバックアップでは対応できないアプリもあるため、事前の確認が重要です。
代表的なアプリと設定のポイントを、以下にまとめました。
- LINE:設定 → アカウント → 「引き継ぎの許可」をオン
- ゲームアプリ:各アプリの「データ引き継ぎ」機能を利用(IDやパスワードが必要な場合あり)
- 電子決済(PayPayなど):アカウントにログインし再認証を実施
- 銀行アプリや証券アプリ:ワンタイムパスワードや初期化が必要なケースもあり
使用中のアプリを確認し、移行手順を事前に確認しておきましょう。
おサイフケータイ・スマホ決済は機種変更前に手続き必須
おサイフケータイやスマホ決済サービスは、機種変更前に事前の引き継ぎ操作を済ませないと再利用できなくなる可能性があります。
以下のアプリで正しく手続きしておくことで、移行後も安心して利用を続けられます。
- モバイルSuica:アプリ内で「カードを預ける(機種変更)」を選択
- 楽天Edy:残高を引き継ぐには楽天Edyアプリのメニューより機種変更手続きが必要
- QUICPay/iD:GoogleウォレットやAppleウォレットで削除後に再登録
- PayPayなどのスマホ決済:アカウント情報でログインすれば継続利用可
引き継ぎを忘れると残高が失われることもあるため、必ず機種変更前に確認しておきましょう。
SIMサイズが合わない場合があるので要確認
スマホを機種変更する際は、SIMカードのサイズが端末にあっているか必ず確認しましょう。
サイズが異なる場合は差し込めず、通信できなくなるおそれがあります。
代表的なSIMサイズは、以下のとおりです。
- 標準SIM:サイズが最も大きく、古い機種で使われている
- microSIM:中間サイズ、一部の古いスマホやタブレットで使用
- nanoSIM:現在主流の最小サイズ、iPhoneや多くのAndroid端末で採用
サイズがあわない場合は再発行や交換が可能ですが、SIM発行手数料が発生する可能性が高いです。
事前に端末の対応サイズを確認しておくことで、無駄な手間や余計な費用の発生を避けられます。
eSIM端末はWi‑Fi環境を準備する
eSIMを使う端末で機種変更をおこなう場合は、Wi‑Fi環境の準備が必須です。
eSIMの開通にはネット接続が必要となるため、事前に通信手段を確保しておくことが重要です。
- Wi‑Fiに接続できる場所(自宅・フリーWi‑Fiなど)を確保しておく
- QRコードによるeSIMのプロファイル読み込みにはインターネット接続が必須
- SIM再発行や切り替え手続きはキャリアのマイページなどで実施
物理SIMのように差し替えるだけでは使えないため、通信環境の準備を整えておきましょう。
キャリアによってはAPN設定が必要になることがある
格安SIMを利用する場合やSIMフリー端末に機種変更する場合、一部のキャリアではAPN設定が必要になります。
APN設定をしないと、モバイル通信やSMSが使えない状態になります。
APN設定が必要になる主なケースは、以下のとおりです。
- 大手キャリア以外でSIMカードを利用する場合
- SIMフリー端末を家電量販店や通販で購入した場合
- eSIMで開通作業をおこなったが自動設定されなかった場合
APN情報は各通信事業者の公式サイトで確認可能です。
初期設定後に通信できない場合は、APN設定を見直してみましょう。
分割払いの残債があるか確認しておく
スマホの機種変更を検討する際は、使用している端末に分割払いの残債が残っていないか必ず確認しましょう。
残債の有無によって、支払いが二重になる可能性があります。
- 契約中のキャリアのマイページで支払い状況を確認する
- 残債がある場合は一括精算か継続分割かを選択する必要がある
- 端末返却プログラムを利用している場合は適用条件を再確認
- 残債がある状態でも機種変更は可能だが、月額負担が増える場合あり
不意な出費やトラブルを避けるためにも、事前の確認を徹底しましょう。
自分でスマホを機種変更するときによくある質問
自分でスマホを機種変更するときによくある7つの質問に回答します。
- スマホの機種変更は自分でできる?
- スマホの機種変更はSIMカードを差し替えるだけ?
- eSIM端末でも自分で機種変更できる?
- Androidの機種変更でアプリの一括移行はできる?
- LINEのトーク履歴がうまく引き継げないときはどうすればいい?
- キャリアは変えずに本体のみ機種変更できる?
- 機種変更したらSIMカードの返却は必要?
スムーズに機種変更できるように、疑問点は早期に解決しておきましょう。
スマホの機種変更は自分でできる?
スマホの機種変更を自分で進めることは十分可能です。
クラウドや公式アプリを活用すればスムーズに移行でき、難しい専門知識もいりません。
機種変更時の代表的な手順は、以下のとおりです。
- 旧端末で自動バックアップ(iCloudやGoogle One)を有効化
- 新端末の初期設定時に旧端末やクラウドからデータ復元
- eSIM切り替えやSIM差し替え、キャリアの開通手続きもオンラインで完結
クラウドからの復元で連絡先や写真などのデータが移行でき、手動の追加準備も少なくて済むため、初心者でも安心して機種変更できるでしょう。
スマホの機種変更はSIMカードを差し替えるだけ?
スマホの機種変更は、SIMカードを差し替えるだけで完了しないことが多く、追加対応が必要です。
SIMカード差し替え以外に必要な対応は、以下のとおりです。
- 連絡先や写真などのデータ移行
- LINEや金融・決済アプリなどの引き継ぎ設定
- 格安SIMやSIMフリー端末ではAPN設定
- eSIM利用時は再発行手続きとQRコード読み取りによる再設定
SIMのみ乗り換え予定の方は、各種設定を忘れずにおこないましょう。
eSIM端末でも自分で機種変更できる?
eSIM端末でも、自分で機種変更の手続きは可能です。
必要な準備と以下の操作をおこなえば、スムーズに移行できます。
- 旧端末でeSIMのプロファイルを削除または無効化する
- 通信事業者のマイページなどからeSIM再発行を申請する
- 新端末でQRコードを読み取り、eSIMを有効化する
- 初期設定後に通信・通話が可能かを確認する
iPhone同士であれば、「eSIMクイック転送」で即時eSIMの移行が可能です。
Wi‑Fi環境が必要な場合もあるため、事前に整えておくと安心して進められます。
Androidの機種変更でアプリの一括移行はできる?
Androidの機種変更でも、アプリの一括移行はある程度の自動化が可能です。
以下のように、クラウドや同期機能を活用すれば対応可能です。
- 新端末を起動し、Googleアカウントでログインする
- Google Playの「マイアプリ&ゲーム」から「ライブラリ」を選択する
- インストール済みアプリを一括選択し、新端末へ自動インストールする
- アプリ内データは個別にクラウド同期やバックアップ設定が必要
上記手順で多くのアプリは一括で戻せますが、LINEや決済アプリなどは個別の引き継ぎ操作が求められます。
移行漏れを防ぐため、同期設定や手続き確認もしておくと安心です。
LINEのトーク履歴がうまく引き継げないときはどうすればいい?
LINEのトーク履歴が引き継げない場合も、正しい手順を確認すれば自分で対応可能です。
トーク履歴が引き継げない場合の主な対応手順は、以下のとおりです。
- 旧端末でLINEアプリとOSを最新状態に更新する
- トーク履歴をiCloudまたはGoogleドライブに再バックアップする
- 新端末で同じアカウントにログイン後、「トーク履歴を復元」で実行
- クラウド容量不足や通信エラーの場合は、Wi‑Fi環境と権限設定を見直す
事前の確認と再操作で復元できるケースは多いため、慌てず一つずつ対応しましょう。
キャリアは変えずに本体のみ機種変更できる?
キャリアを変更せずにスマホ本体のみ購入して機種変更することは可能です。
SIMカードやeSIMの設定を以下のとおり正しくおこなえば、自分で対応できます。
- 旧端末からSIMカードを取り出す(またはeSIMの削除を実行)
- 新端末にSIMカードを挿入、またはeSIMを再発行・再設定する
- 電源を入れてモバイル通信と通話が利用できるか確認する
- 通信できない場合は、APN設定や端末の対応バンドを見直す
事前にSIM種別や端末の対応可否を確認しておくと、スムーズに機種変更できます。
機種変更したらSIMカードの返却は必要?
機種変更後のSIMカードは、基本的に返却不要ですが、サービスによっては返却する必要があります。
SIMカードの返却の有無については、以下のパターンを参考にしてください。
- 多くのキャリア(ahamoや楽天モバイルなど)は返却不要で、自宅で破棄可能
- SIMを貸与している格安SIM(OCNモバイルONEやIIJmioなど)は、解約時に専用窓口への返送が必要です
とくにSIM貸与型の場合は、返送手続きを忘れずにおこないましょう。
不安な場合は破棄する前に、カスタマーサポートへ確認することをおすすめします。
まとめ|スマホの機種変更は自分でできる!正しい手順で安全に移行しよう
当記事では、自分でスマホを機種変更する際の手順や注意点について解説しました。
以下のポイントを押さえておくと、スムーズに移行が進められます。
当記事を参考にすれば、店舗に行かなくても安全かつ確実に機種変更できるため、自分自身で機種変更を実施してみましょう。
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