「大変なことが多い仕事だけど、看護師にしかない魅力ってなに?」
「看護師として働き続けることは、自分にとって正しい選択なのだろうか?」
日々の業務に追われていて以前ほどモチベーションを保てなくなった、やりがいないと悩んでいませんか。
多くの看護師は患者や家族との関わりにやりがいを見出します。しかし経験の浅い初期の2年間は自己嫌悪に陥りがちで、職場の人間関係に悩み、やりがいが低下することがあります。
本記事では、看護師100人にアンケート調査を実施し「職場で一番やりがいを感じるのはどんな時ですか?」という質問への回答からわかった問題と解決法を紹介しています。
- やりがいを感じる7つのエピソードと例文
- 看護師としての仕事に魅力を感じる3つのポイント
- 看護師としてのやりがいが低下する5つの原因
- 仕事のやりがいを感じないときの5つの対処法
- やりがいある職場探しに最適な転職サイト
最後まで読めば看護師としてのやりがいを再発見し、日々の業務に新しい意義を見出す方法を知ることができます。
看護師100人に聞いた仕事でモチベーションが上がる瞬間(例文も紹介)
まずは、看護師100人を対象に調査した『職場でやりがいを感じる瞬間』をランキング形式で紹介します。
看護師100人に聞いた「やりがいを感じる瞬間」
順番に紹介していきます。
1位:患者さんや家族から「ありがとう」と感謝の言葉をもらったとき28票
看護師のやりがいとして最も多かった回答は、「患者さんから感謝の言葉をもらったとき」でした。
患者様と良好の関係を築け、「○○さんがこの病院に居てくれてよかったよ」という言葉をかけて頂けた時には、この職場で頑張ってきてよかったという気持ちと、患者様との良好な関係性を築けていると明確に認識でき、大変嬉しかったのを覚えています。
自分の仕事によって、患者さんの不安が取り除けた、患者やその家族から喜んでもらえた、と感じられると、辛いことがあっても仕事を頑張っていけるでしょう。
看護師は体力的につらいと感じる場面が多い仕事の一つです。
しかし、患者さんに「ありがとう」と言ってもらえたり、患者さんが喜んでいる姿を見たりすると「仕事を続けよう」と感じる看護師が多いといえます。
2位:患者さん一人ひとりと深いつながりを感じたとき23票
2番目に多かった回答は、「患者さん一人ひとりに寄り添えること」でした。
患者さんの些細な変化に気づけたり、患者さんが考えている希望に応えられたりしたとき、やりがいを感じるという声が多く見られました。
痛みの緩和を痛み止めや麻薬管理だけではなく、誕生日をお祝いしたり、音楽を聞いたり、廊下に季節のものを飾る、花を飾る、家族写真を飾るなどしてなかなか外出できない患者さんにも季節を感じたり、残りの余命をその人らしく過ごせる様にお手伝いできること。
患者様としっかり向き合える点です。前職では人手も少なく業務に追われて1日を終える状態で、患者様に寄り添った看護が一切出来なかった状況でした。今は時間的な余裕や身体的な余裕がある事で気持ち的にも落ち着いて業務に取り組む事が出来ます。そして患者様とじっくり向き合える時間がうまれ充実した看護が出来ています。
患者さんの身の回りの世話を担当する看護師は、医師よりも身近に感じられる存在です。
患者さんの不安を取り除いたり、どうすれば心地よく過ごせるかを考えたりする取り組みに、やりがいを感じる人が多いといえます。
3位:担当した患者さんが元気になったとき16票
3番目に多かった回答は「担当した患者さんが元気になったとき」でした。
初めての精神科でした。内科とは違って検査では病状や原因が分からず訴えや行動から症状を診る必要があります。患者本人も病気の自覚がなくて、納得のできない入院を余儀なくされます。治療が進み、症状が落ち着いて見違えるように良くなった姿をみると、治療できて良かったとやりがいを感じます。関わった患者さんから明日も来てくれるなど言われると嬉しくなります。
長期間通院していた方が当院を卒業でき、一緒に卒業を喜べた時にやりがいを感じました。
看護師の仕事は激務ではありますが、自分が一生懸命お世話をしてサポートをした患者が回復していく姿を見ると、辛さも吹き飛ぶのではないでしょうか。
4位:看護師としてのこれまでの経験が活かせたとき15票
4番目に多かった回答は「看護師としての経験が活かせたとき」でした。
採血や点滴のための針を刺さなければならないことが多く、そのためには良い血管を見抜くことや痛みが少ない場所を選ばなくてはならないので、その技術を今までより生かせる所でやりがいがあるとおもいました。
内科クリニックの外来で、多くの患者さんの処置をこなして、点滴や採血の経験を積むことができた。その経験のおかげで、緊迫する場面でも自信を持って、冷静に対応できるようになり、患者さんやスタッフから感謝されることや、頼りにされることが増えて、やりがいを感じるようになった。
看護師は採血や点滴などの、知識だけでなく経験が必要な業務も多くあります。
看護処置が正確に素早くできるようになったり、これまでの経験が活かせたりする瞬間が多くなると、やりがいを感じられるようです。
その他の看護師にしかない魅力を感じた瞬間を紹介!
上位4つのやりがい以外にも、さまざまな回答が集まりました。
一つずつ紹介していきます。
患者の笑顔を見られたときに癒される
看護師は労働時間が長く、体力的・精神的にもハードな仕事ですが「患者さんの笑顔を見ると疲れが吹き飛ぶ」という声がありました。
介護施設サービスセンターであるため、高齢者がたくさんいます。その中で認知症も方も大変多く大変です。直接お世話をするのは,介護士ですが,自分たちもいろいろ手伝ったりします。そんな中で高齢者の笑顔がとても可愛いです。そんな笑顔に癒されます。
自分や職場が行ったサービスで快適な生活をおくることができたり喜んでくれると、とても嬉しいですよね。
同僚から頼られると自分の存在価値を感じる
患者さんから感謝される以外にも「同僚から頼られると、やりがいを感じる」という声もありました。
仕事仲間が私に頼ってくれることがとにかくやりがいを感じます。ドクターではないのでできる事は限られてきますが頼ってくれることがとにかく嬉しく思いました。
新人看護師の時は、ミスを繰り返してしまったり怒られることも多いですが、経験がついてきて同僚から頼られるようになると、自分の存在価値を感じてやりがいを感じやすくなります。
新たな知識や経験が得られ成長を感じることかできたとき
仕事に慣れてきた20代後半の看護師からは「新たな知識や経験が得られると、やりがいを感じる」という回答がありました。
専門分野のクリニックなので、特定の分野に関する知識を深く学ぶ事が出来る点にやりがいを感じます。
またクリニックですが定期的に外来手術も行なっているため手術業務もあり新たな知識を持つ事が出来て、学ぶ楽しさもあります。
興味のある分野について知識を身につけ、知識を活かした看護をすることで、よりやりがいを感じるでしょう。
看護師がやりがいを感じる瞬間を職場別に紹介!
続いて、看護師としてのやりがいについて職場別に紹介します。
【職場別】看護師のやりがい
順番に紹介していきます。
病棟勤務|担当した患者さんが退院できたとき
病棟に勤務している看護師は「担当した患者が退院できたとき」にやりがいを感じると回答がありました。
入院患者が退院に向けて何が必要か、退院に向けてのその人の課題とその人の現在の状況(どこまでができて、どこからができないか)を考えると共に、どうすればその課題ができるようになって退院できるかを患者や他の医療スタッフと共に考えて、出できた案を実行すること。
病棟看護師は、手当てや医師のサポート以外にも、担当している患者がどうすれば退院できるかを考える必要があり、夜勤や残業の多い職場でもありますが、献身的にサポートを行った患者が回復して退院できた時は何よりも嬉しいのではないでしょうか。
病棟勤務の看護師は、患者さんの命に携わる瞬間が多く、仕事を通してプレッシャーを感じる傾向があるでしょう。
しかし、患者さんの退院を見据えて試行錯誤する取り組みによって、やりがいや達成感を強く感じられる魅力があります。
保健室勤務|看護師として身につけた知識や技術を活かせたとき
続いて、大学の保健室に転職した看護師さんのやりがいを紹介します。
「これまで培ってきた技術を活かせる瞬間にやりがいを感じる」という声が挙がりました。
保健室で働いています。看護師時代の知識や技術を活かせる場面が多くあります。突き指をして指が腫れている子に対して、骨折の可能性も考えて、シーネ固定をしたり、アイシングしたりと、新人の保健室の先生では戸惑うようなこともさらっとできてしまいます。
病棟やクリニックとは異なり、看護師ひとりで対応する責任が問われます。
しかし、幅広い分野の知識や経験が身につく魅力があり、やりがいのある職種の一つといえます。
クリニック勤務|患者さんと親密なコミュニケーションが取れたとき
クリニック勤務の看護師からは、仕事のやりがいとして「患者とのコミュニケーションが取れること」が挙げられました。
心臓リハビリテーションでの勤務のため、患者さんとの会話の機会が多く直接ありがとう言ってもらえることが増えた。病棟勤務時代は寝たきりの方も多かったがクリニックは比較的元気な患者が多いため、会話が多くできるのが何よりのやりがいとなっている。
クリニックは定期的に通院する患者も多く顔馴染みとなる患者も多くなります。患者とのコミュニケーションを楽しんでみると、仕事の楽しく感じられるようになるでしょう。
病棟勤務の看護師に比べて、患者さんと密に接する場面が多く、やり取りを通してモチベーションにつなげているようです。
介護・福祉施設|一人ひとりと向き合い必要なケアができたとき
介護・福祉施設で働く看護師からは、やりがいとして「お年寄りとの交流が楽しく、一人ひとりとじっくり向き合える」という内容の声が挙がりました。
じっくり1人1人の利用者さんと向き合って看護ケアをすることができるため、その人に必要なケアをしっかり考えることができるところがやりがいにつながっています。また日常生活に密着しているので、その人らしい生活を守りながらケアができるところもいいと思います。
介護・福祉施設の看護師は利用者を長い期間サポートするので、利用者との距離も近くなり些細な変化に気が付きやすくなります。
健康管理だけでなく、利用者が快適に生活するにはどうしたら良いかを考えて実行できるのも、やりがいを感じられる要素といえます。
訪問看護ステーション|利用者さんの希望を叶え、感謝をされたとき
訪問看護ステーションで活躍する看護師からは「患者さん一人ひとりと寄り添えている」という働き方に、やりがいを感じているようです。
訪問ステーションに勤めてのやりがいと思うことは利用者に寄り添った看護を出来ることです。会話の中から学ぶことが沢山あることです。以前の勤務していた所で利用者と話すことは限られた会話でしたが、現在は医療的な所だけではなく精神的な側面のアプローチも大変必要と学びました。
訪問看護は、看護師1人で患者の看護をするため、負担や責任も大きいですが、患者やその家族とのコミュニケーションが多く患者の希望を看護に反映しやすいです。
訪問看護ステーション勤務では看護の技術に限らず、利用者一人ひとりの希望を叶え、感謝をされたときにやりがいが感じられます。
看護師のやりがいは感謝されたり、患者さんに寄り添えたりしたとき感じる
ここまで、看護師100人に聞いた仕事のやりがいを紹介しました。
患者さんから感謝の言葉をもらったり、一人ひとりに寄り添えたりしたときに、やりがいを感じる看護師が多いといえます。
また、自身の知識や技術を活かして仕事に貢献できたときも、やりがいを感じる瞬間の一つです。
さらに看護師のやりがいは、職場によって変わることも分かりました。
看護師の働き方でやりがいを感じる3つのポイント
次に、看護師の働き方について、やりがいを感じる要素を紹介します。
それでは、順番に紹介していきます。
高度な医療知識や看護技術で患者の健康や生活の質の向上に貢献できる
看護師として働くやりがいには、専門性が高いことが挙げられます。一般教養に加えて、実習経験や資格取得などが求められるからです。
医療や看護に精通した人材が求められる看護師は、就任が決定した段階で、やりがいを感じる方も多いようです。
また、医療や看護は、日々の生活とも密接な関係があります。ケガや病気への適切な対処を把握しているため、私生活においても看護師としての経験を活かせることが魅力といえるでしょう。
患者さんの健康と生活の質を改善し、命に携わっている感覚を実感できる
看護師は「自分の仕事が人々の役に立っている」と感じる場面が多い職種の一つです。
日常的に患者さんを看護するため「今日も人々の命を救っている」「患者さんを元気づけられた」と実感できます。
看護師は患者さんとコミュニケーションを取る場面が多く、命に携わっている感覚を直接的に受け取る職種です。社会貢献度が高いと実感しやすい点で、やりがいを感じられるでしょう。
他の職種に比べて給与・賞与が高い
看護師は、給与や賞与の条件が良いことも、やりがいにつながる要素です。
厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均年収は508万円、月収は35万円と発表されています。
←左右にスクロールできます→
①きまって支給する 現金給与額 | ②年間賞与 その他特別給与額 | 平均年収 (①×12+②) | |
---|---|---|---|
看護師全体 | 35万1,600円 | 86万2,100円 | 508万1,300円 |
また就職先によっては、基本給に加えて、夜勤手当や資格手当による給与アップも目指せるでしょう。
看護師は人の命に関わり、責任がともなう職業である反面、安定した収入を得られる魅力があります。
次の章からは、看護師としてやりがいが低下してしまう原因について、詳しく紹介していきます。
看護師としてのやりがいが低下する5つの原因
看護師としてのやりがいを感じられない原因には、以下の5つが考えられます。
看護師がやりがいを感じられない原因
どの理由が、ご自身に当てはまるのか見ていきましょう。
将来的になりたい理想の姿や目標がない
目標やキャリアビジョンがない状態で働いている看護師は、仕事にやりがいを感じにくい傾向があります。
「患者さんに対して、どのような接し方を意識するのか」「将来どのような役職で看護師を続けたいのか」などが明確でない方は要注意です。
目標を設定せずに何となく働いている場合、仕事でのつらい場面を乗り越えられず、挫折してしまうでしょう。
将来的に担当したい役職や診療科、目標などを一度じっくり考えて5年後、10年後にはどうなりたいかを洗い出しましょう。
失敗を繰り返して落ち込み自己嫌悪に陥っている
仕事での失敗を繰り返して落ち込み、やりがいを感じられていない可能性も考えられます。
特に看護師としての経験が浅い方や、職場に慣れていない方にみられる原因です。
しかし、仕事の失敗から生まれる自己嫌悪は、経験と共に解決できます。
下記のグラフでは、就職後2年目までは「看護師に向いてない」と感じる割合が上がり続け、ストレスが高くなると報告されています。就職後3年目になると、ストレスは低くなっていくようです。
参考:京都大学 就職後 3 年間の職業性ストレス、SOC、バーンアウトの状況の調査
つまり看護師は、3年経過するまでミスを繰り返してしまったり、職場に慣れなかったりと悩んでいるといえます。
しかし3年ほど従事した看護師は、経験が定着し、ミスも減ってくる傾向があるようです。
仕事によって自己嫌悪に陥っている方は、長期的に見据えて解決する必要があるでしょう。
自分の希望とは異なる部署に配属されている
看護師として、希望とは異なる部署に配属されている場合は、やりがいを感じられない傾向があります。
例えば、患者さんと密にコミュニケーションを取りたいと考えているにも関わらず、急患対応をしていてはやりがいを感じにくいでしょう。
ご自身の得意分野や、好きな仕事に取り組めない状況は、やりがいを損なわれてしまいます。
「現在の仕事は、本当に自分がやりたい内容か」「100%のパフォーマンスで貢献できているか」を、一度考えてみましょう。
大変なことが多いのに努力が正当に評価されない
看護師として、ご自身の努力が正当に評価されない場合は、やりがいを感じることはできません。
例としては「仕事を早くこなせるのに待遇は変わらない」「頑張っていてもリーダー職を任せてもらえない」などが挙げられます。
看護師は経験年数で評価される職種であるため、未経験や経験が浅い看護師は、自分の評価に不満を抱くでしょう。
しかし看護師としての経験を積めば、リーダー職や管理職を任されるようになり、収入を増やせます。
看護師としての経験が浅い場合は、評価制度に不満あったとしても、転職は避けましょう。
経験が積み上がり業務に慣れやりがいないと感じる
看護師としての経験が積み上がり仕事に慣れた場合、やりがいを感じにくくなってしまう可能性があります。
なぜなら、新しい知識や技術を取り入れる機会が減り、内容に飽きを感じてしまうからです。
実際に、看護師がやりがいを感じられなくなるストレスは、年々大きくなることが報告されています。
参考:京都大学 就職後 3 年間の職業性ストレス、SOC、バーンアウトの状況の調査
加えてベテラン看護師は、知識や経験を活かして得られた成功体験にやりがいを感じているようです。(参考:熟練外来看護師のやりがい獲得の過程に潜在する 実践知の可視化)
看護師としての経験年数が長い方は、患者さんや後輩看護師への接し方を見直して、仕事への満足度が高くならないか検討してみましょう。
看護師としてやりがいを感じない時の5つの対処法
看護師としてやりがいを感じられない原因を踏まえて、解決策を5つ紹介します。
看護師がやりがいを感じるための対処法
一つずつ詳しく紹介していきます。
親しい人に相談して感情を言葉にする
仕事にやりがいを感じられない場合は、一度親しい人に相談してみましょう。
なぜなら悩みを抱え込み続けてしまうと、ストレスが溜まり、我慢できなくなってしまうからです。
実際に、ネガティブな感情を口に出してストレスが緩和される仕組みは、心理学的にも有効とされています(カタルシス効果)。
我慢に耐えられなくなる前に、悩みを打ち明けられる機会を設け、精神状態を改善しましょう。
希望部署に異動できないか面接などで上司に相談する
今の職場でやりがいを感じられない場合は、異動できないか相談してみましょう。
看護師の仕事自体にではなく、今の職場や仕事内容にやりがいを感じられていない場合も考えられます。
同じ職場内での異動なら、転職への負担や転職失敗のリスクが発生しないため安心です。
転職を決意する前に、異動することで現状を改善できないか考えてみてください。
仕事以外で熱中できる趣味などを探す
看護師としての仕事にやりがいを感じられない方は、私生活のなかで熱中できるものを探すと良いでしょう。
例えば、趣味に打ち込んだり、旅行に行ったりなどが挙げられます。「稼いだお金で◯◯する」と目的を設定すれば、仕事へのモチベーションも上がりやすくなるでしょう。
また、職場以外の人々と交流するのもおすすめです。新たな気づきや人脈を形成し、職場とは異なる刺激を得られるため、気分転換やストレス解消になるでしょう。
看護師になった原点を振り返り初心を思い出す
看護の仕事にやりがいが感じられない場合は、看護師になった当時の記憶や感情を思い出してみましょう。
看護師を目指すきっかけになった出来事や、目標に向けて勉強・実習を乗り越えた期間などが考えられます。
また、看護師への就任が決まった当時は喜びや達成感、やる気に満ちていた瞬間などを経験したでしょう。
現在の状況では、目標や理想の看護師像を叶えられているでしょうか?
ご自身が看護師になった原点を振り返り、当時の目標や感情を思い出したうえで、気持ちを新たに仕事へ取り組んでみましょう。
思い切って転職し病院を変えてみる
「どんなに思考錯誤しても、今の働き方にやりがいを感じられない」という方は、思い切って転職するのもおすすめです。
ご自身でも気付かないうちに、今の職場自体を負担に感じている場合があります。
転職して環境を変え、もう一度初心に帰れば、新鮮な日々を通して目標を見つけやすくなるでしょう。
おすすめの転職サイト
転職サイトの利用を検討している方は、『看護roo!』や『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』などの、看護師専用の転職サイトを活用することがおすすめです。
看護師専用のサイトを利用することで、看護師転職に特化したフォローを受けることができ、より転職活動成功に近づきやすくなります。
また、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』では、当サイトが独自に取得したアンケートから、利用者満足度の高い転職サイトを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
【看護師必見】やりがいある職場探しに最適な転職サイト
最後に、看護師がやりがいある職場を探すために最適な転職サイトを紹介します。求人数が豊富なサイトとなっているため、ぜひ活用してみてください。
数ある転職サイトのなかから、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い看護師向け転職サイト」をピックアップしました。
転職サイト選定基準
- 求人数 …総求人数が多いほど、理想にぴったりの求人を見つけやすい
- 利用者満足度(提案&サポート力) …利用者の口コミをもとにサービスの質を評価。優秀なキャリアアドバイザーに担当してもらえれば、理想の職場を提案&手厚いサポートが期待できる
利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職サイトは、以下のとおりとなりました。
転職サイト | 求人数|総合満足度 |
---|---|
1位 看護roo! | 55,907件|◎4.3 利用者満足度96.3%、看護師さんからの人気No1の転職サイト。細かい条件で求人が探しやすく、面接対策&サポートも手厚い。 |
2位 レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 135,763件|○3.8 総求人数トップレベル!累計40万人以上の利用者がいる転職サイト。LINEで最新の求人情報が得られるなど、気軽に転職活動ができる |
3位 マイナビ看護師 | 60,875件|◎4.1 求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国22箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい |
※求人数2022年8月更新
この記事では3サイトに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』を参考にしてください。
1位.看護roo! | 看護師さん利用者満足度No.1
『看護roo!』は、転職経験のある看護師さんから最も選ばれている、人気No1の看護師転職サイトです。
登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人も多数保有しています。
看護roo!の特徴
- 利用者満足度96.3%
- 公開求人55,907件+非公開求人も多数
- 面接同行や選考対策など手厚いサポート
さらに、細かい条件を組み合わせて仕事探しができるため、希望にぴったりの求人を見つけやすくなるでしょう。
『看護roo!』は、30年以上に渡る転職支援実績のある株式会社クイック(東証一部上場企業)が運営するサービスです。
信頼と実績も十分で、面接時に希望者には専任の女性スタッフが同行してくれるなど、きめ細かいサポートが魅力といえます。
こんな看護師さんにおすすめ
- みんなが使っていて、実績豊富な人気のサイトを利用したい
- 給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい
- はじめての転職で不安なのでプロに相談したい
2位.レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 求人多数で選択肢の幅が広い!
『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』は、求人数がトップレベルの転職サイトです。キャリアアドバイザーが、病院や施設を訪問して直接取材を行っており、現場のリアルな情報を提供しています。レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の特徴
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「人間関係や施設の雰囲気はどうか」「子育て中の看護師が働きやすい環境か」などの情報を踏まえて、最適な提案をしてもらえるのもポイントです。
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3位.マイナビ看護師|ペースに合わせて転職できる
『マイナビ看護師』は、大手人材企業マイナビが運営する定番の転職サイトです。数週間で内定を目指す「スピード転職」や、数ヶ月に渡ってゆっくりと職場を探す「じっくり転職」など、求職者の都合に合わせたスピード感でのサポートをしてくれます。
マイナビ看護師の特徴
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こんな看護師さんにおすすめ
- なるべく早く次の仕事を見つけたい
- 数ヶ月かけて余裕を持って転職活動したい
看護師はやりがいのある職種!解決法を試して仕事の喜びを取り戻そう
本記事では、看護師100人に聞いた仕事のやりがいや、やりがいを感じられない原因と解決策について紹介しました。
看護師のやりがいは、職場によって異なり、経験年数とともに解消されていくと分かりました。少なくとも就任してから2年間は、自己嫌悪に陥りやすい傾向があるようです。
今回紹介した内容を参考にして、看護師としてやりがいを感じられる働き方のために、解決策を試してみましょう。
どうしても解決できない場合は、転職サイトでの無料相談を活用してみてください。
あなたの看護師としての未来が、より明るくなることを祈っています。
患者さんに「全然いたくなかったよ、すごいね」「気にかけてくれてありがとう」と声を掛けてもらった時にやりがいを感じました。患者さんとやりとりをしてこその仕事なので、なるべく気持ちに寄り添ったり、思いに共感したりしていきたいと思い、取り組んでいました。