【看護師の結婚】転職先どうやって選ぶ?事前に確認すべきポイントも紹介

看護師 結婚 転職

結婚を予定されている看護師さんは、

「結婚したら、家庭と両立できるのかな」
「転職先はどうやって選んだらよいのだろう」

と悩む人も多いでしょう。

結婚のタイミングで転職する看護師さんの多くは、夜勤なしの職場や、家からの近さを優先して職場を選ばれています。

ただ、そのような職場を選んでも、転職に失敗した…と感じる人もいるため、事前にポイントを押さえるなど、しっかりとした対策が必要となるのです。

そこでこの記事では、元看護師で転職コンサルタントの私が、結婚で転職する看護師が知っておくべきポイントを全解説します。

  1. 【体験談から解説】結婚を機に転職する看護師は転職先をこう選んでいる!
  2. 2年目・3年目看護師も結婚転職してOK!
  3. 結婚による転職を成功させたい看護師が事前に確認すべき4ポイント
  4. 看護師が結婚による転職を成功させるための5ポイント

最後まで読めば、ご自身のライフプランに合わせた最適な選択ができるでしょう。

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目次

1.【体験談から解説】結婚を機に転職する看護師は転職先をこう選んでいる!

多くの看護師さんが結婚のタイミングで仕事をどうするかを悩み、転職を決断しています。この章では、結婚を機に転職した看護師さんの転職先の選び方について、弊社で取得した体験談を交えてご紹介します。

早速見ていきましょう。

1-1.病院以外の職場を選ぶ

結婚を機に転職した看護師さんの中には、病院以外の職場を選んだという方もいらっしゃいます。

病院で働く場合、その多くはシフト制であることから、結婚するうえではワークライフバランスが取りにくいことをデメリットに感じるのでしょう。

病院以外の職場を選ぶことで、勤務が一定のサイクルとなり、スケジュールと体調管理の両面から家庭と両立がしやすくなります。

口コミ・評判

企業勤務・26歳
カレンダー通りの休日、残業がほぼない、といった自分のライフワークバランスにあっている職場だったため。

1-2.小規模な病院や夜勤なしの職場を選ぶ

結婚を機に転職をする方で、小規模な病院や夜勤なしの職場を選ばれる方はとても多いです。具体的には、外来やクリニック、デイサービス(介護施設)などが挙げられます。

夜勤がない職場に勤務することで、家庭と両立しやすいことはもちろん、生活のすれ違いが減りやすくなる点は大きなメリットです。

口コミ・評判

外来勤務・29歳
外来で夜勤がないことが一番の理由となります。それと、自宅から勤務先が近いこともいいと思ってそこを選ぶことにしました。

口コミ・評判

クリニック勤務・32歳
夜勤がない勤務形態が良かったのと、自分が以前働いていた診療科も入っていたので比較的働きやすいのではないかと思いました。

1-3.家からの近さを最優先に職場を選ぶ

結婚を機に転職する場合、多くの方が家から近いことを最優先に職場選びをされています。

転職時は多くの希望条件が出てきますが、どんなに良い条件でも「家から近い」点だけは外せない、という方はとても多いです。

家から近い職場を選ぶことで、時間に余裕が生まれやすいことに加え、将来的に出産・育児をする際も、仕事を続けやすいでしょう。

口コミ・評判

病棟勤務・35歳
家から通いやすい場所かどうか。子供がいるので、家庭と仕事の両立、子育て世代に理解がある職場かどうか。を重視して決めました。

口コミ・評判

クリニック勤務・28歳
家から通いやすく、時給が高かった事に加えて今の職場は健康診断や内視鏡検査などいろいろ行っていて、スキルアップできると思い選びました。

1-4.プライベート最優先で働けるかで選ぶ

家庭やプライベートを最優先にして働けるかという観点で、仕事を選ばれている方もいます。以下の方のように、単発派遣など、ご自身の都合にあわせた働き方をすることも一つの方法です。

特に結婚直後の方で、新生活が落ち着くまでは仕事をセーブしたいという方にとっては、最適な働き方であると言えます。

口コミ・評判

単発派遣・25歳
結婚をしたので家庭も大事にしたいと思い、自分のペースで働くことのできる働き方を選びました。

2. 2年目・3年目看護師も結婚転職してOK!

新人時代である1年目を乗り越え、2年目、3年目というタイミングで、結婚が決まる人もいます。

看護師としてまだ伸び盛りとも言えるこのタイミングで結婚が決まった場合、仕事よりも結婚を優先して良いでしょう。

その理由として、看護師には資格があり、かつ多くの病院が人手不足であるため、たとえ経験が少ない看護師さんでも採用されるケースが非常に多いからです。

なによりも、結婚はタイミングが重要です。仕事を優先した結果、せっかくの御縁を逃してしまう危険性もあります。

特に、子供を持ちたいという希望がある場合、結婚のタイミングで早めに転職をしておくことで、後に産休・育休を取得しやすくなるという大きなメリットもあるため、ライフイベントとも合わせて検討するようにしましょう。

3.結婚による転職を成功させたい看護師が事前に確認すべき4ポイント

この章では、結婚による転職を成功させたい看護師が事前に確認しておくべき4ポイントを紹介します。以下のポイントを押さえることで、転職成功に加え、入職後の仕事も上手くいきやすくなるでしょう。

早速ご紹介します。

3-1.残業の有無とその程度がどれくらいか

残業の有無とその程度がどれくらいかを事前に確認しておくことは大切です。

結婚によって生活が変化し、限られた時間で家事などをこなそうと思っているときに、残業が多い職場に転職してしまうと、体力的に大きな負担がかかります。

それによって、家庭と両立しにくくなるだけでなく、仕事へ悪影響を及ぼしてしまう可能性もあるのです。

残業が見込まれている場合には、それが恒常的に発生するものなのか、発生する場合は何時間くらいなのか、一定の時期に増えることがあるのかなど、傾向をあわせて確認しておきましょう。

3-2.結婚に理解のある職場かどうか

結婚に理解のある職場かどうかも事前に確認しておくことがおすすめです。

転職希望先の職場が、既婚者に対して理解があるかどうかを確かめるには、面接時に「既婚看護師は何人くらいいるのか」を質問してみることがおすすめです。

既婚女性が多ければ、出産や育児に理解が得られやすく、働きやすい環境が整っていると考えられますし、少ない職場と比べて休みなどの融通が利く可能性も高いでしょう。

また、院内託児所がある病院や就業先などを選ぶことも手段の一つです。

3-3.休みをしっかり取れる環境なのか

結婚で転職をする場合、休みをしっかり取れる環境なのかは必ず確認しておきましょう。

転職後の失敗で多いのが、事前の確認不足による転職後のミスマッチです。特に看護師の場合、入職してみたら人手不足で、前職よりも休みが少なくなってしまっては、本末転倒です。

入職前に雇用条件を確認することはもちろん、面接時に質問することや、口コミサイトを活用してご自身で転職先の実態を調べるなどが必要と言えます。

ナスコミ』や『ナース専科』、『病院転職ラボ』は、実際にその病院で働いた方が「人間関係」や「労働の実態」などのリアルな評価を投稿しているサイトであるため、覗いてみるとよいでしょう。

3-4.育児支援制度の取得実績はどれくらいなのか

育児支援制度の取得実績がどれくらいなのかも、入職前に確認しておくことがおすすめです。

産休や育休などの福利厚生が整備されていても、実際に活用されていないということもあるため、取得率までチェックしておくと安心です。

尚、育児休業については、入社から一定期間経過してからでないと取得できない場合が多く、非正規雇用の場合、1年以上の継続雇用が条件になると法律で定められています。

また、子育てしながら働きたいと考えている方は、院内託児所があるかもチェックしておきましょう。補助や自己負担、定員数や状況、土日祝も預かってくれるかという観点で確認をしておくと安心です。

4.看護師が結婚による転職を成功させるための5ポイント

看護師が結婚による転職を成功させるためには、以下の5ポイントを押さえることがおすすめです。ぜひチェックしていただき、ご自身の転職活動に活かしてみてください。

順番に見ていきましょう。

4-1.職場に求める条件の優先順位を決める

転職活動を始める前に職場に求める条件の優先順位を定めましょう。

特に結婚後の生活を考えると「転勤がない職場が良い」「育休制度が充実した職場が良い」といった、今までと異なる条件が出てくる可能性もあります。また、パートナーと相談して優先順位を定めることもおすすめです。

参考までに、結婚で転職する看護師さんによくある職場選びの条件を以下にまとめました。

  • 転勤がない
  • 家から近い職場
  • 夜勤がない
  • 土日休み
  • 月残業時間20時間未満
  • 自分のスキルを活かせる
  • 職場の人間関係が良い
  • 時短勤務など働き方の融通が利く
  • 家賃補助などの福利厚生が充実している

上記は一例ですが、このような転職軸の中から三つほど自分の中で重要度の高いものを選びましょう。

4-2.クリニックや外来など、家庭を優先しやすい職場を選ぶ

クリニックや外来など、家庭を優先しやすい職場を選ぶことも、ポイントの一つです。

結婚のタイミングで転職する看護師さんのニーズの多くに「夜勤がない職場」「日勤のみで土日休み」などがありますが、クリニックや外来は、これらの条件を満たす職場が多いからです。

また、このような職場で働く看護師は、結果として他の職場や診療科よりも既婚女性が占める割合が多い傾向があり、その点においても、働きやすい職場であると言えます。

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4-3.長く働く意思を見せる

長く働く意思を見せることも結婚する女性が転職成功確率を上げるためのポイントです。というのも、採用担当者は候補者がすぐに辞めてしまうことを恐れているからです

特に女性の場合、「出産までの腰掛け仕事なのではないか」「旦那の転勤があったら退職するのでは?」といったことを気にされている可能性が高いです。

そのため長く働く意思を示し、「家庭との両立が難しくないのか」といった質問をされたら、

  • 家事や子育てをパートナーとこのように分担している
  • 保育園の利用予定がある
  • 家族のサポートを受けられる環境である

といった、具体的な根拠を示して両立できることを伝えると良いでしょう。

4-4.パートで働く

パートで働くという選択をすることも、選択肢の一つです。

クリニックなどの日勤中心の小規模な医療機関の場合、そこで働く看護師さんの多くはパート勤務です。このため、正社員にこだわりがない人は、パートの方が仕事を探しやすいでしょう。

給与は時給制となり、待遇面が正社員ほど恵まれない分、仕事の責任が減り、勤務日数や時間が短くなることで柔軟な働き方ができるようになります。家庭と両立することに関するストレスが軽減される点は、最大のメリットです。

勤務先の医療機関によっては、雇用形態の変更ができる場合もあるため、一度確認してみることもおすすめです。

4-5.転職のプロに相談する

転職の成功確率を上げるためには転職のプロに相談することが必要不可欠です。

というのも、転職のプロである転職サイトの担当者は、選考対策や推薦文の作成だけでなく、応募先職場が女性にとって働きやすい職場であるかといった情報も提供してくれるからです。

全て無料で利用することができ、日程調整や書類の作成・管理などを代理で行なってくれるため、利用をおすすめしています。

おすすめの転職サイト

転職サイトの利用を検討している方は、『看護roo!』や『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』などの、看護師専用の転職サイトを活用することがおすすめです。

看護師専用のサイトを利用することで、看護師転職に特化したフォローを受けることができ、より転職活動成功に近づきやすくなります。

また、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』では、当サイトが独自に取得したアンケートから、利用者満足度の高い転職エージェントを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

さいごに

看護師の結婚による転職についてお伝えしました。

看護師が結婚のタイミングで転職する場合、結婚後の生活と両立できることや、働きやすい職場環境かどうかを事前に確認し、ポイントを押さえた転職活動をすることが大切です。

しかし、残業の有無や職場の人間関係などは、自力での情報収集が難しいこともあるため、看護roo!看護師のお仕事などの転職サイトをぜひ活用してみてください。

担当者との相性や、あなたの求める求人によって合う合わないなども出てくるかと思いますので、転職サイトの中から2~3つに登録し、比較しながら利用してみることがおすすめです。

このページを通して、あなたの転職活動が成功し、素敵な結婚生活となることを、応援しています。

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この記事を書いた人

現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。

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