看護師の転職時期はいつがベスト?転職活動を始めるべきタイミングも解説

看護師 転職 時期

「看護師の転職におすすめな時期はいつ?」「転職活動はいつから始めればいい?」とお考えですね。

結論から言うと、看護師の転職活動は「次の職場で働き始めたい時期の3か月前」からスタートするのがベストです。

例えば、4月から新しい病院で働きたいなら、遅くとも1月から、余裕を持って仕事を探すなら12月から仕事探しを始めましょう。

この記事では、看護師転職のプロとして数多くのキャリアチェンジを支援してきた私が、「看護師が転職活動を始めるのにベストな時期」を図解をまじえながら分かりやすく解説します。

すべて読めば、いつどのタイミングで転職活動を始めれば良いか理解できるでしょう。

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※2025年7月16日更新
※弊社が実施した独自アンケートの結果に基づきます

※本記事は看護roo!、レバウェル看護、マイナビ看護師、ナースではたらこ、ナース専科 転職などのPRを含みます。

目次

看護師が転職活動を始める時期は「入職希望の3か月前」がベスト

看護師が転職活動を始める時期は「入職希望の3か月前」がベスト

転職活動を始めるタイミングは、「次の職場で働き始めたい時期」から逆算して、早めに行動を始めることをおすすめします。

結論から言うと、「入職希望の3か月くらいの時期から、少しずつ転職活動の準備を始めておく」のがベストです。

転職活動の時期を考える上でポイントになるのは、

  • 転職活動にかかる期間
  • 辞めると職場に伝える時期

です。この2つの期間を考慮して、スケジュールを立てていきます。

働きながらの転職活動にかかる期間は「2か月前後」を目安にする

今の病院に勤めながら転職活動をするなら、期間は2か月前後かかると考えておきましょう。

流れとしては

  • 転職準備・求人探し:2週間~1か月
  • 応募・面接:1か月程度

が目安です。

一度退職して転職活動をする場合、時間に融通が効くのでスムーズに進みますが、働きながら仕事を探す場合、やや長期化する傾向にあります。

「このくらいの時期から働きたい」と大まかに考えておき、そこから逆算して2か月前から、以下のような準備を始めておきましょう。

転職活動の準備

  • 次はどんな仕事をするか(どんな病院で働くか)条件を考えておく
  • 条件に合う求人があるかどうか転職サイトに相談してみる
  • 別の仕事に転職するなら、業界や職種の情報を収集しておく

補足:なるべく早く転職先を決めたいなら転職サイトに相談する

転職サイト(人材紹介会社)を活用すれば、求人提案から面接の日程調整まで、転職活動をトータルでサポートしてくれるので、大幅な期間短縮が見込めます。

当サイトが転職サイト経験のある看護師100人を対象に実施した調査では、およそ半数が「1か月程度で決まった」と回答していました。

看護師転職活動期間

転職サイト利用者の約半分が「1か月程度」に転職先を決めています。中には2週間で決まったという方もいました。

そのため、なるべく早い時期に転職を決めたい方は『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』で紹介しているサイトを活用して、効率的に転職活動を進めてみてください。

退職は「辞める1か月前まで」には必ず伝える

内定が決まったら、すぐに今の職場に「辞めます」と伝えましょう。

目安としては遅くても辞める1か月前まで、理想は2~3か月前に言っておくことです。

伝える時期が早いほど、病院は余裕を持って人員募集を行えるため、円満に辞めやすくなります。

具体的なタイミング

  • 就業規則に明記された時期
    …「○か月前に伝えること」と明記されているなら、それに従う
  • 休み希望の提出期限の前
    …シフトが確定する前には必ず伝える(※)
  • 最悪でも1か月前には伝える
    …これを超えてギリギリになると、円満退職が難しい

※時期は病院によって異なります。筆者が以前勤めていた病院は、休暇希望を1か月半~2か月前に申請しなくてはならず、休暇希望の締め切り後に退職の意志を伝えた後輩が師長から嫌味を言われてました。師長がシフト作成をしていたので、退職者が出るとやり直しをしなくてはならなくなったようです。

転職活動のスケジュール例

一例として、「4月から心機一転、新しい職場で働きたい!!」という方は、12月頃から求人探しを始めておくのが良いでしょう。以下のようなスケジュールで進めていくのが望ましいです。

看護師転職活動スケジュール

上記のスケジュールでは、少々余裕を持って「3か月半前」から転職活動をスタートさせています。

  • 12月上旬~中旬から転職活動を開始
  • 2月中旬に転職先が決まり、退職の意思を告げる
  • 3月末で退職し、4月頭から新しい職場で仕事スタート

このようなスケジュールであれば、病院側もある程度余裕を持って人員補充を行えるので、職場に迷惑が掛かりにくくなり、円満退職に近づきます。

補足:入職のタイミングは「4月(新年度)から」がおすすめ

入職のタイミングは「4月から」がおすすめです。早めに転職が決まったとしても、3月中の入職は極力おすすめしません。

3月は有給消化を行う看護師も多く、入職したとしてもかなり人手が足りてない状況からスタートしなければならないからです。

また看護師長なども年度末に異動があるので、チーム体制が整っていない可能性もあります。

4月まで待てば新入職員が入るタイミングなので、同じ時期に入職すると、新入職員と仲良くなりやすいというメリットもあります。

看護師転職に有利な時期は10月から3月

看護師転職に有利な時期は10月から3月

転職をなるべく有利に進めたいなら、「冬から春先(1月~3月)」の時期がおすすめです。

理由1.求人の選択肢が豊富になり、希望にぴったりの職場が見つけやすいから

看護師の求人は、冬から春先にかけて増えます。そのため、転職先の選択肢が豊富になり、希望にぴったりの職場が見つけやすくなります。

事実、ハローワークで募集される看護師求人は、1月から増え始めて3月がピークです。

看護師求人数の年間推移

求人が増えることで、選択肢が豊富になる

年度末に退職予定の看護師に代わる人材を確保するため、この時期は求人が増加します。

効率よく転職活動を行い、働きやすい職場を見つけるためには、「どれだけ多くの求人情報を手に入れ、比較検討するか」が何より重要なので、なるべく色んな求人を検討したい方は、この時期に仕事探しをしてみるのがおすすめです。

理由2.冬のボーナスを受け取った後に退職できるから

金銭的なことを考えると、極力ボーナスを受け取った後に退職するのが望ましいです。

一般的な病院の冬ボーナス支給時期は、12月頃なので、この時期まではしっかりと在籍しておき、支給後(1月~3月)に転職するという流れが理想的なスケジュールになります。

ボーナス支給後に転職

「ボーナスをもらって辞める」でOK

注意点として、ボーナス支給には病院ごとに条件があり、賞与額決定の前に退職の意思表示をしてしまうと、ボーナスを減額されたり受け取れなくなったりする可能性があります。

就業規則を確認の上、ボーナス支給前に転職してしまわないようにしましょう。

補足:次におすすめな時期は10月頃

「冬から春先」の次におすすめな時期は、10月頃です。

理由

  • 年度末ほどではないが、求人数が比較的多い時期だから
  • 夏のボーナスを受け取った後に退職できるから

「求人数(選択肢)が多い」と「ボーナスを受け取れる」という2つの理由から、10月も転職に最適な時期と言えます。

そこから3月まで、求人数は堅調に増加し続けるので、「できるだけ多くの求人が出回っている時に転職したい」という方は、この間に転職活動を行ってください。

看護師の転職では「年度始まりから初夏」の時期を避けた方が無難

看護師の転職では「年度始まりから初夏」の時期を避けた方が無難

一方で、「年度の始まりから初夏(4月~6月)」の時期に転職活動するのは避けた方が無難です。

理由1.求人数がグッと少なくなるから

看護師求人は、年度末にかけて増加を続けますが、4月になった途端に歯止めがかかり、一気に減少します。

病院側の採用ニーズも低くなるため、「なかなか良い求人が見つからない」という状態が続く可能性が高いです。

そのため、遅くとも「3月中に内定を決める」というスケジュール感で、早めに行動に移しておくことをおすすめします。

タイミングを逃してしまった方は、「夏のボーナスを受け取り、秋にかけて求人が増え始める時期まで待つ」のが良いでしょう。

理由2.ライバルが一気に増えるから

4月~6月にかけては、仕事を探す看護師の数も一気に増加します。

3月末という区切りで退職をする看護師が多いからです。

退職できる月が暗黙の了解で決まっていることも多い

筆者が勤務していた大学病院では、退職ができる月「3月、9月、1月」と決まっていました(就業規定ではなく、暗黙の了解レベル)

なぜなら、翌月に人員補給のタイミングがやってくるからです。

  • 3月
    翌月に新卒&既卒が大量に入職(院内異動は数人程度)
  • 9月
    翌月が院内異動の時期
  • 1月
    翌月が院内異動の時期。新人が入ってくる前に異動し業務に慣れてもらう

もちろん、上記以外の月に辞めても問題はありませんでしたが、人手不足で、即戦力がすぐには入ってこないので、人員補充の時期までは「スタッフが一人少ない状態」状態で働き続けなくてはならなくなります。残った人たちに迷惑がかかってしまうということもあり、上記の時期に退職するのが暗黙の了解になっていました。

なお上記の中で一番多かった退職時期は3月でした。キリの良い年度末まで勤めあげる人がほどんどです。

3月に退職して仕事を探す人が増えるので、4月・5月あたりは競争率がやや高めになります。

この時期に転職活動を行う場合は、想定よりも長い時間がかかってしまう可能性があることを考慮しておきましょう。

ただし、大手総合病院・大学病院などの採用試験を受ける場合、翌年の4月入職の採用試験は年度の前半にかけて行われるのが一般的なので、この時期から転職活動を始める必要があります。

看護師の転職におすすめな時期まとめ【年間スケジュール】

看護師転職スケジュール

4月・5月・6月:「待ち」の時期

年度末にかけて転職活動には追い風の市況感が続きますが、4月になると一点、転職活動には不向きとなります。

これまで採用活動を行っていた病院では、たいていの場合人材が充足した状態になりますし、3月に退職した看護師が仕事を探し始めるからです。

転職活動は難航する可能性が高いでしょう。

特に5月は、年間を通して最も転職活動に向いていない時期です。

求人数の減少は続いているにも関わらず、仕事を探す人の数が1年のうち最も多くなるからで、実際に、有効求人倍率は5月が最も低くなります。

補足:有効求人倍率とは

「求職者1人あたりどのくらいの求人があるか」を示す値です。求人倍率が高いほど、転職市場に良い条件の求人が出回っている(=好条件の病院が見つかりやすい)状況です。

反対に求人倍率が低い時期は、なかなか良い求人が見つからないということも多々あります。

7月・8月:秋の転職活動はこの時期からスタート

求人倍率は回復し始める時期で、夏のボーナスが出た後あたりから、退職・仕事探しをする人が徐々に増え始めます。

年内に転職したい方は、この時期から求人探しや、転職サイトへの登録などを少しずつ始めてみることをおすすめします。

9月・10月・11月:秋の転職活動はこのあたりの時期で内定を決める

9月・10月・11月になると、求人数が増加し始めます。

そのため、より多くの選択肢を得られるようになるため、条件の良い職場も見つかりやすくなるでしょう。

病院が「看護師を採用したい」と考え始めるタイミングで、求人倍率も高くなりはじめますが、仕事を探す看護師は少ない状況なので、非常にチャンスの時期と言えます。

夏の終わりころから少しずつ転職活動の準備をしておけば、スムーズに内定を獲得しやすいです。

12月・1月:冬の転職活動はこの時期からスタート

求人倍率は一年のうち最も高く、ライバルの数は最も少ないという絶好の機会です。

一年を通して最も転職活動におすすめな時期と言えます。

1月も採用ニーズが高い時期であり、「年末で退職した」方にとって、再就職に向けた活動をするには良い時期です。

この辺りから情報収集を入念に行っておくと良いでしょう。

2月・3月:冬の転職活動はこのあたりの時期で内定を決める

年間を通して最も求人が多い時期です。まだライバルの数もそれほど多くないので、2月のうちに内定を決められるようなスケジュールで転職活動をするのが理想的です。

求人倍率も高い水準ですが、4月・5月に向けて下落します。またこの辺りから徐々に仕事を探す人も増えてくるので、3月中に内定を決め、4月から働き始めるというスケジュールが望ましいです。

【経験年数別】本当にベストな転職時期は?(1・3・5年目のリアル)

看護師が転職するベストな時期は看護師歴5年目以降

【経験年数別】本当にベストな転職時期は?(1・3・5年目のリアル)

「まずは3年続けないと一人前になれない」という言葉に、プレッシャーを感じている方もいるかもしれません。

しかし、転職のベストタイミングは、すべての看護師に共通するものではありません。
また、
あなたの経験年数ライフステージ雇用形態によって、最適な時期や考えるべきことは大きく異なります。

つまり、働き方の価値観が多様化する今、転職のベストタイミングは、あなたの経験年数とキャリアプランによって異なります。

ここでは、あなたの経験年数に合わせた転職の考え方と、成功のポイントを解説します。

新卒・第二新卒(~3年目):焦らず「成長できる環境か」を見極める時期

「石の上にも三年」という言葉通り、まずは2~3年、現在の職場で看護師としての基礎を築くのが理想です。経験が浅い段階で焦って転職すると、貴重な学習機会を失い、次の職場でも活躍できない可能性があります。

ただし、心身に不調をきたすほど教育体制が合わない場合は、無理は禁物です。その際は、第二新卒の受け入れ実績が豊富で、研修制度が整っている職場を最優先に探し、着実に成長できる環境へ移ることを考えましょう。

中堅看護師(3~5年目):キャリアアップを目指す絶好のタイミング

一通りの業務をこなし、即戦力として高く評価されるこの時期は、キャリアアップや待遇改善を目指すのに最適です。

今後のキャリアプラン(専門性を高めるか、ジェネラリストを目指すかなど)を明確にした上で、資格取得支援より専門的なスキル給与・役職アップなど、具体的な目標を持って転職活動に臨みましょう。

ベテラン看護師(5年目~):引く手あまたの市場価値を活かす時期

5年以上の豊富な経験を持つ看護師は、転職市場で非常に重宝されます。即戦力としてはもちろん、管理職や教育担当としての役割も期待されるでしょう。

特定の時期にこだわる必要はあまりありません。管理職候補専門性を活かしたクリニック企業看護師など、これまでの経験をどう活かしたいかというビジョンを明確にすることが、満足のいく転職に繋がります。

口コミ・評判

匿名

病院の裏側をお話しすると、5年目の転職というと、まさに引く手あまたです。それまでの経験を積んできた診療科によりますが、転職成功率はかなり高くなります。そもそも5年目になると、辞める時は相当引き留めにあうはずです。技術レベルとしては若手よりも一段階上くらいで、ほぼ何でもできる状態になっており、ベテラン看護師からすると相当頼りやすい存在だからです。

【ライフステージ・雇用形態別】暮らしに合わせた転職時期

看護師のおすすめな転職時期を状況別に紹介

キャリアだけでなく、暮らしの変化も転職を考える重要なきっかけです。ここでは、子育てや働き方に合わせた最適なタイミングと、職場選びのポイントを解説します。

子育て中の看護師:家庭の生活リズムが安定してから

子どもの入園・入学といった春の時期は、親子ともに新しい環境に慣れるのに時間がかかります。仕事と育児で心身ともに疲弊してしまわないよう、家庭の生活リズムが落ち着いた頃に転職活動を始めるのがおすすめです。

職場選びのポイント

  • 託児所の有無、病児保育との連携

  • 残業の少なさ、日勤のみ、パート勤務などの柔軟性

  • ママさんナースの在籍実績や、子育てへの理解度

面接では、子どもの急な発熱時などに頼れるサポート体制があることを正直に伝えつつ、仕事への意欲と両立のための工夫をアピールすることが重要です。

派遣・パートの看護師:契約更新や生活の変化がタイミング

柔軟な働き方ができる派遣・パートは、ライフスタイルの変化に合わせて仕事を選びやすいのが魅力です。

派遣看護師の場合

契約更新の2~3ヶ月前から転職活動を始めると、ブランク期間なくスムーズに次の職場で働き始められます。高時給の求人が多い一方、ボーナスや昇給がない点も考慮して、自身のキャリアプランに合っているか検討しましょう。

パート看護師の場合

パートナーの転勤や子どもの成長など、ご自身のライフスタイルや家庭の状況が変わったときが、働き方を見直すベストなタイミングです。面接時には「扶養内での勤務を希望するか」「シフトにどの程度柔軟に入れるか」といった希望を明確に伝えておくことで、入職後のミスマッチを防げます。

【徹底比較】在職中に転職?退職後に転職?あなたに合うのはどっち?

転職活動を始めるタイミングとして、多くの看護師が悩むのが「働きながら次の職場を探すか、一度退職してから探すか」という問題です。

どちらの方法にもメリット・デメリットがあり、あなたの性格や経済状況、転職先に求める条件によって最適な選択は異なります。

まずは以下の比較表で、それぞれの特徴を客観的に把握し、その後に詳細な解説を読んで、ご自身に合う方法を見つけてみましょう。

一目でわかる!在職中 vs 退職後の転職活動 比較表

比較項目在職中の転職活動退職後の転職活動
金銭的な安定◎ 収入が途切れず、経済的な心配が少ない。△ 貯蓄がないと焦りが出やすい。
精神的な余裕△ 仕事との両立で、心身ともに疲れやすい。◯ 時間に追われず、自分と向き合う時間が取れる。
選考での有利さ◯ 「現役」という強みがあり、評価されやすい。◯ ブランクが長引くと不利になる可能性も。
活動に割ける時間△ 面接日程の調整が難しい場合がある。◎ 平日の面接にも柔軟に対応できる。

在職中の転職活動|メリット・デメリットと向いている人

メリット

  • 金銭的な安定による精神的な余裕
    毎月の収入があるため、経済的な心配をせずに転職活動を進められます。「早く新しい職場を見つけないと……」という焦りがないため、現職があるという精神的な余裕から、採用面接にも落ち着いて臨めるでしょう。

  • 自分のペースでじっくり比較検討できる
    気持ちにゆとりがある状態だと、複数の求人を比較検討できるのも大きなメリットです。あなたのペースで転職活動を進め、本当に納得のいく職場をじっくりと探すことができます。

デメリット

  • 多忙なスケジュール管理
    今の仕事をこなしながら、履歴書作成や面接対策を並行すると、多忙なスケジュールになります。特にシフト制勤務の場合、面接日程を調整するのに苦戦するかもしれません。

  • 今の職場にバレる可能性がある
    休憩室で転職エージェントと電話しているのを目撃されたり、面接のための有給取得が増えたりすると、職場に転職活動が知られてしまうリスクがあります。スキマ時間を活用するなどの工夫が必要です。

【こんな人におすすめ】

  • 貯金にあまり余裕がなく、収入が途切れると不安な方

  • 現在の職場に大きな不満はなく、じっくり良い条件の求人を探したい方

  • キャリアにブランク(空白期間)を作りたくない方

退職後の転職活動|メリット・デメリットと向いている人

メリット

  • 転職活動に十分な時間をかけられる
    時間にゆとりがあるため、転職活動に集中できます。企業研究や書類作成に十分な時間をかけられるので、第一志望から内定をもらうための対策を万全におこなえます。平日の面接に柔軟に対応できるのも強みです。

  • 自分自身と向き合い、キャリアプランを立て直せる
    一度仕事から離れることで、これまでの経験やスキルを棚卸しし、今後のキャリアをゆっくり考えられます。働きながらでは気付けなかった、本当に自分が得意な業務や好きな分野を発見し、看護師としての明確な目標やビジョンを定められるでしょう。

デメリット

  • 経済的な不安定さと金銭的ストレス
    毎月の収入が途絶えるため、経済的に厳しくなる可能性があります。活動が長引くと、金銭面でのストレスが「妥協した転職」に繋がるリスクも。ある程度の貯蓄が不可欠です。

  • 無職であることへの精神的な焦り
    友人や元同僚が働いている中で自分だけ職がない状態だと、精神的に焦りを感じやすいでしょう。「早く仕事を見つけないと」という焦りが、冷静な判断を妨げてしまうこともあります。

【こんな人におすすめ】

  • 現在の職場のストレスが限界で、心身のリフレッシュが必要な方

  • 一度立ち止まって、自分のキャリアプランをじっくり考え直したい方

  • 平日にしか見学や面接ができない職場を希望している方

角が立たない!円満退職のための伝え方とマナー

転職先が決まり、いよいよ現在の職場に退職の意思を伝えるフェーズ。これは、転職活動の中でも特に精神的な負担が大きい場面かもしれません。

しかし、お世話になった職場への感謝を示し、最後まで責任を果たす「円満退職」は、あなたの社会人としての評価を守り、気持ちよく次のステップに進むために非常に重要です。看護師業界は意外と狭いもの。どこで誰と繋がるかわかりません。

ここでは、角を立てずに円満退職するための具体的な伝え方とマナーを、3つのポイントに分けて解説します。

上司への退職の意思の伝え方【トーク例付き】

退職の意思を伝える際は、段取りがすべてです。感情的にならず、以下のポイントを押さえて冷静に進めましょう。

伝える順番の鉄則:最初は必ず「直属の上司」

最も重要なルールは、最初に退職の意思を伝える相手は「直属の上司(師長・主任など)」であることです。

仲の良い同僚や先輩に先に話してしまうと、噂が上司の耳に入り、「なぜ自分に先に相談がないのか」と管理能力を問われているように感じさせ、関係がこじれる原因になります。必ず、正式な報告として上司に直接伝えましょう。

伝えるタイミングと場所

  • タイミング: 就業規則を確認し、定められた期間(通常は退職希望日の1〜2ヶ月前)を守りましょう。上司の業務が比較的落ち着いている時間帯を見計らい、「ご相談したいことがあるのですが、5分ほどお時間をいただけないでしょうか?」と事前にアポイントを取るのが丁寧な進め方です。

  • 場所: 他のスタッフに話が聞こえない、面談室やカンファレンスルームなどの個室を依頼しましょう。周りを気にする必要がなく、落ち着いて話ができます。

【そのまま使える】退職交渉のトーク例

あなた「師長、お忙しいところお時間をいただきありがとうございます。突然で大変申し訳ないのですが、一身上の都合により、〇月末で退職させていただきたく、ご相談に参りました。」

上司「そうなのですね。急で驚きました。差し支えなければ、理由を聞いてもいいですか?」

あなた(前向きな理由の場合)「はい。以前から関心のあった在宅看護の分野で、より深く患者様の生活に寄り添う看護を実践したいという気持ちが強くなりました。こちらでは多くのことを学ばせていただき心から感謝しておりますが、新たな挑戦をしたく考えております。」

あなた(ネガティブな理由を伝える場合/建前)「家庭の事情により、今後の働き方を見直す必要が出てまいりました。この職場では大変お世話になり名残惜しいのですが、退職させていただきたく決断いたしました。」

【ポイント】
職場の不満(人間関係や給与など)をストレートに伝えるのは避けましょう。たとえそれが事実であっても、円満退職のためには感謝の気持ちを伝えつつ、前向きなキャリアプランや、やむを得ない個人的な事情を理由とするのが賢明です。

「立つ鳥跡を濁さず」引き継ぎのポイント

あなたの退職後、残されたスタッフや患者さんに迷惑をかけないよう、丁寧な引き継ぎを心がけることは社会人としての最後の責任です。

引き継ぎのスケジュール

退職日が正式に決まったら、すぐに上司と相談し、後任者と引き継ぎのスケジュールを立てましょう。退職日の1週間前までには主要な業務の引き継ぎを終え、最終週はイレギュラー対応や挨拶回りに充てられると理想的です。

誰が見てもわかる「引き継ぎ資料」を作成する

口頭での説明だけでなく、必ず文書で資料を残しましょう。後任者があなたがいなくても業務を遂行できるよう、以下の項目を盛り込むと親切です。

  • 担当業務一覧: 日次・週次・月次のタスクリスト

  • 担当患者さんの情報: 特に注意すべきケアのポイント、ご家族の特徴や関係性など

  • 委員会・係の業務内容: 年間スケジュール、関連資料の保管場所

  • 関連部署・担当者の連絡先リスト

  • よくあるトラブル事例とその対処法

  • 各種マニュアルや書類の保管場所(物理・データ共に)

ボーナスをもらって辞めるのは気まずい?よくある疑問と対処法

「ボーナスは満額もらいたい。でも、支給直後に辞めるのは気が引ける…」これは多くの看護師が抱える悩みです。結論から言うと、権利と配慮を両立させることで、この問題はクリアできます。

Q1. ボーナスをもらってすぐ辞めると「ボーナス泥棒」だと思われない?

A1. 心配ありません。法律上・権利上は全く問題ありません。

ボーナス(賞与)は、これまでの労働に対する対価として支払われるものです。支給日に在籍している以上、受け取る正当な権利があります。

Q2. 印象を悪くせずにボーナスをもらうベストなタイミングは?

A2. 最もスマートなのは「ボーナス支給前に退職の意思を伝え、支給後に退職する」方法です。

例えば、夏のボーナス(6月下旬支給)をもらって7月末に退職したい場合、5月中には上司に退職の意思を伝えます。

これにより、「ボーナスをもらうことだけが目的で辞めるわけではない」という誠意が伝わり、上司も人員補充などの計画を立てやすくなります。

Q3. もし支給後に退職を伝えることになったら?

A3. より一層、丁寧な姿勢と完璧な引き継ぎを心がけましょう。

やむを得ず支給後に伝える場合は、退職理由を話す際に「ボーナスをいただいた直後のご報告となり、大変心苦しいのですが…」と一言クッション言葉を添えるだけでも、相手が受ける印象は大きく変わります。

感謝の気持ちをいつも以上に伝え、最後まで責任を持って業務を全うする姿を見せることが、信頼を損なわないための鍵となります。

看護師が時期に関係なく転職を成功させるコツ

看護師が時期に関係なく転職を成功させるコツ

ここからは、看護師が時期に関係なく転職を成功させるコツを解説します。

効果的な転職ノウハウを確認して、自身の転職活動にお役立てください。

退職して職場を移りたい理由を明確化する

転職活動をおこなう際は、なぜ転職したいのかを明確に考えておきましょう。そうすれば、転職活動の軸が見つかりあなたにマッチした求人を見つけられます。

転職したい理由の一例

  • これまでの看護の経験を活かして、より大きな病院で多くの患者さんを支えたい
  • 働くうちに関心を持った精神医療に特化している病院で働きたい
  • 地域に根差したクリニックで、地域住民の安全安心な生活に貢献したい

「現職に不満があるから」「他の職場のほうが給料が良さそうだから」のような具体性に欠く転職理由の場合は、仕事の軸が定まっていない状態です。そのため、仕事にやりがいを感じにくく早期退職を繰り返す可能性もあるでしょう。

仕事に安定性を求めたいなら、転職活動をスタートさせるまえに、転職したい理由・転職の軸を明確する作業に力を入れてみてください。

面接官に納得してもらえるような志望動機を準備する

面接官は入社後に活躍してくれる人材を求めているため、志望動機では「自分はあなたの会社で活躍できる人材です」というメッセージを伝えていくのが効果的です。以下のステップに沿えば、説得力のある志望動機が作りやすいです。

志望動機を作る3ステップ

  • Step1:経験やスキルを振り返り強みを見つける
  • Step2:志望する病院やクリニックの目指しているビジョンを調べる
  • Step3:自分の強みを活かしてビジョン達成に向けてどう貢献できるか考える

あなたの経験やスキルを振り返り、面接官が納得できる志望動機を完成させましょう。

なお、以下の記事では看護師の面接でよく聞かれる質問や好印象を与えるポイントを解説しているので、ぜひ確認してみてください。

転職サイトをうまく活用する

転職サイトで転職支援のプロからサポートを受けると、第一志望から内定を獲得しやすいでしょう。

転職サイトでは、求人の紹介だけでなく合格率アップにつながる履歴書の書き方や印象のよい面接での受け答え方法も教えてくれます。求職者に寄り添って求人紹介から内定までフォローしてくれるので、転職活動を進めるうえで強力な味方となるでしょう。

人生の分岐点でもある転職に絶対に失敗したくないと感じる人は多いはずです。転職活動を成功させるために、転職サイトをうまく活用してみましょう。

補足:転職サイトとは?

転職サイトは、看護師転職のプロからサポートを受けられる、人材紹介サービスです。

求人広告サイトと異なり、登録するとキャリアコンサルタントが担当者となり、あなたの転職活動をトータルで支援します。

転職サイトを利用することで、以下のような転職支援を受けられます。

  1. キャリア相談
  2. 求人紹介・提案
  3. 履歴書や職務経歴書の添削
  4. 面接対策
  5. 面接のセッティング
  6. 給与交渉

特に、あなたに最適の求人を提案してくれる点は、非常に魅力的です。

「自宅から20分以内」「200床以下の病院」「給与は今より5万円以上」など条件が複数ある場合、ハローワークや求人広告サイトでは探しづらいことも多々あります。

また、自分がどのような職場に転職したいか、目的や条件がうまく明確になっていない方も多いでしょう。

ですが、転職サイトを利用すれば、キャリアコンサルタントに希望を伝えるだけで、あなたのニーズにマッチした求人を提案してくれます。

加えて、履歴書の書き方や面接の練習などの選考サポートも受けられます。

特にはじめて転職活動を行う方や、絶対に失敗したくないという方におすすめです。

まずは相談からOK!看護師におすすめの転職サイト

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転職サイト選定基準

  1. 求人数 …総求人数が多いほど、理想にぴったりの求人を見つけやすい
  2. 利用者満足度(提案&サポート力) …利用者の口コミをもとにサービスの質を評価。優秀なキャリアアドバイザーに担当してもらえれば、理想の職場を提案&手厚いサポートが期待できる

利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職サイトは、以下の通りとなりました。

看護師転職サイトサービスの特徴
看護roo!1位:看護roo!
公式サイトを見る
詳細を見る
公開求人数:22万件以上(2025年7月15日時点)
満足度:4.3

アンケート満足度平均1位の人気転職サイト
手厚いサポートが魅力の定番サービス
20代30代40代
常勤首都圏関西東海
2位:レバウェル看護
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公開求人数:約14万件
満足度:4.2

突出した公開求人数に注目!
施設の内部事情にとても詳しいアドバイス抜群の転職サイト
20代30代40代
常勤パート・非常勤全国北海道東北首都圏関西東海中国・四国九州
マイナビ看護師3位:マイナビ看護師
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公開求人数:約4.7万件
満足度:4.0

求人検索システムの使いやすさは必見!
看護師の一般企業・治験関連企業転職にも強い
20代30代40代一般企業
常勤パート・非常勤全国首都圏関西東海

〔求人数〕2025年4月22日時点

この記事では3サイトに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』を参考にしてください。

1位.看護roo! | 看護師さん利用者満足度No.1

看護roo

看護roo!の特徴

  • 利用者満足度96.3%
  • 公開求人22万件以上(2025年7月15日時点)+非公開求人も多数
  • 面接同行や選考対策など手厚いサポート

看護roo!』は、転職経験のある看護師さんから最も選ばれている、人気No1の看護師転職サイトです。

登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人も多数保有しています。
さらに、細かい条件を組み合わせて仕事探しができるので、希望にぴったりの求人を見つけることができるでしょう。

看護roo!』は、30年以上に渡る転職支援実績のある株式会社クイック(東証一部上場企業)が運営するサービスです。

信頼と実績も十分で、面接時に希望者には専任の女性スタッフが同行してくれるなど、きめ細かいサポートが魅力といえます。

こんな看護師さんにおすすめ

  • みんなが使っていて、実績豊富な人気のサイトを利用したい
  • 給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい
  • はじめての転職で不安なのでプロに相談したい

なお、以下の記事で看護roo!の口コミやメリット、つかうのがおすすめなタイプについて解説しています。看護roo!の詳細な評判が気になる人は、ぜひ参考にしてみてください。

2位.レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 求人多数で選択肢の幅が広い!

レバウェル

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の特徴

  • 累計利用者数40万人以上
  • 友だちに勧めたい転職サイトランキングNo.1
  • 総求人数は約14万件と転職サイトトップレベル(※2025年4月22日時点)

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』は、求人数がトップレベルの転職サイトです。

キャリアアドバイザーが、病院や施設を訪問して直接取材を行っており、現場のリアルな情報を詳細まで把握しています。

したがって、、「人間関係や施設の雰囲気はどうか」「子育て中の看護師が働きやすい環境か」などの情報を踏まえて、最適な提案をしてもらえます。

また、LINEで「新着求人情報が届く」「担当のキャリアアドバイザーに相談できる」など、気軽に転職活動ができる点も魅力的です。

こんな看護師さんにおすすめ

  • できるだけたくさん求人が見たい
  • 職場の雰囲気や内部情報を知りたい
  • 気軽に求人探しがしたい

関連記事

3位.マイナビ看護師|ペースに合わせて転職できる

マイナビ看護師

マイナビ看護師の特徴

  • 看護師認知度4年連続No1の定番転職サイト
  • 求人数は約7.9万件(※2025年4月22日時点)
  • 大手マイナビならではの情報ネットワークも強み

マイナビ看護師』は、大手人材企業マイナビが運営する定番の転職サイトです。

数週間で内定を目指す「スピード転職」や、数ヶ月に渡ってゆっくりと職場を探す「じっくり転職」など、求職者の都合に合わせたスピード感でのサポートをしてくれます。

そのため、「ゆっくりと考えたいのに連絡が煩わしい」「早く転職したいのにサポートが遅い」といったミスマッチもなく、自分のペースで転職活動を進められるでしょう(面接の日程調整なども、キャリアアドバイザーが代行してくれます)。

こんな看護師さんにおすすめ

  • なるべく早く次の仕事を見つけたい
  • 数ヶ月かけて余裕を持って転職活動したい

看護師の転職時期についてよくある質問

看護師の転職時期についてよくある質問

転職を検討中の看護師さんによくある質問に対して、まとめて回答していきます。

Q1.大手総合病院・大学病院はどんな採用スケジュールですか?

大手総合病院など規模の大きな組織の場合、翌年4月入職の採用を前年度から行っていることがあります。大規模病院の場合のスケジュール

そのため、毎年一定数以上を定期採用しているような大規模な医療機関に転職したい場合は、前年度の4月から少しずつ準備を始めることをおすすめします。

大手病院の4月入職に向けた転職スケジュール

  • 4月~
    情報収集&採用試験
  • 4月~8月
    選考&採用試験
  • 9月
    遅くともこの時期までに内定が決まる

内定後は、「現在の職場で3月まで働く」「早めに退職してアルバイトなどを行う」など様々です。

早期に退職してブランクが空くことを懸念される方も多いですが、内定決定後のブランクはキャリアに支障が生じるわけではないので問題ありません。

Q2.大手総合病院の面接時期はいつ頃が多いですか?

4月入職の病院の場合、前年の夏ごろまでに面接が行われることが多いです。不定期採用の病院では、特に傾向に違いはありません。

面接の回数は、いずれの場合でも1回であることがほとんどです。

Q3.クリニックはどんな採用スケジュールですか?

一般的にクリニックの求人が多い時期は、病院と同じ2月から3月の年度末です。クリニック志望の看護師は、その時期を狙って転職活動をスタートさせるとよいでしょう。

なお、小規模なクリニックは、毎回同じタイミングで求人を出すのではなく、欠員が出た際に求人を出す場合もあります。クリニックでの勤務を希望している看護師は、求人が出ていないか随時チェックしておきましょう。

Q4.看護師として働いていますが「病院を変えるべきタイミングかどうか」で悩んでいます

結論、以下に該当するようであれば、病院を変えるのも検討してみると良いでしょう。

病院を変えるべきタイミングかどうかの判断基準

  • 体調やメンタルに異変が生じている
  • 職場環境が客観的に見て著しく悪い
    例:夜勤の回数が月に10回以上 / 残業が毎日2~3時間ある
  • パワハラが横行している
  • 転職すべきか悩んでいる状態が6カ月以上続いている

「今悩みを抱えていて、その悩みが環境(病院)を変えない限り解決しないもの」であれば、転職も推奨できます。

ただし、転職活動は極力「働きながら」行う方が良いので、勢いで辞めてしまわないようにしましょう。

Q5.転職の面接で「いつから働けるか」と聞かれたらなんと答えればいいですか?

「1カ月後を目安に勤務開始できると思います。具体的な日時については、退職日と調整させてください」と答えましょう。というのも、転職が決まれば今の病院に「辞めます」と伝えなければなりませんが、これは「遅くても1カ月前まで」に言っておく方が望ましいからです。

そのため、面接で「■月■日から働けます」と言い切ってしまうと、退職日との調整がうまくいかないときにトラブルになりやすいです。

入職日は、ある程度期間を取って回答するのがポイントです。

Q6.求人探しは具体的にどう進めればいいですか?

求人探しの手段は以下の方法がありますが、最もおすすめなのは、転職のプロによるサポートが受けられる「転職サイト」です。看護師求人探し手段

転職サイト利用のメリット

  • 自分に合った転職先を提案してくれる
  • 転職のプロにキャリア相談ができる
  • 応募書類の添削を受けられる
  • 面接対策ができ、選考通過率がアップする
  • 病院とのやり取りを代行してくれる
  • あなたのことを病院の採用担当者にアピールしてくれる
  • 内定決定後もサポートしてくれる

サービスの質は担当者次第で左右されますが、担当者は変更可能なので、それほど懸念点ではありません。

全手段の中で転職サイトがおすすめな人

  • 転職するのがはじめてで不安
  • 給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい
  • なるべく早く次の仕事を見つけたい
  • 実績豊富な看護転職のプロにまずは相談したい

ただ担当者と二人三脚で転職活動を進めていく転職サイトは、「マイペースに仕事探しをしたい」という方にとっては不向きなので、その場合はハローワークやナースセンターを活用すると良いでしょう。

看護師の転職時期まとめ

看護師の転職時期まとめ

看護師の転職にベストな時期について解説しました。

結論を再度述べると、希望入職時期の3か月前から余裕を持って行動を開始するのが最適でした。

少しでも有利に進めるなら、12月頃から求人探しを少しずつ始めておき、遅くとも3月までに内定を決める、というスケジュールが理想です。

転職活動は2~3か月程度かかると想定し、早めの準備・対策をしておきましょう。転職の方法や仕事探しについては、『看護師転職の方法・手順と求人を自分で探すやり方』で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

あなたの今後の人生がより明るいものとなることを祈っています。

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この記事を書いた人

現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。

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