40代看護師の転職・再就職は難しい?データで読み解く転職難易度と面接官の本音

看護師 40代 転職 難しい

「40代看護師の転職って難しい?」とお考えですね。

結論からお伝えすると、40代だからと言って転職が極端に難しくなることはありません。看護師は他の仕事と比べて採用ニーズが高く、キャリアを積んだベテラン看護師さんであれば難なく次の仕事が見つかるはずです。

ただ厳密に言うと、40代後半になると若干ではありますが、転職の難易度は高めになります。また、長いブランクから復職する方は、転職活動が思ったよりスムーズに進まないこともあるでしょう。

そこでこの記事では、転職のプロとして数多くのキャリアチェンジを支援してきた私が、40代看護師が転職を成功させるために知っておくべきことを網羅的に紹介していきます。

  1. 【看護師転職】40代だからと言って難しくなるわけではない
  2. 40代看護師の転職ハードルが高くなる3つの要素
  3. 40代看護師の転職成功のコツ|年齢を理由に諦める必要なし
  4. 40代看護師から高評価の転職サイト3選
  5. 40代看護師の転職理由|アンケートから抜粋
  6. 40代看護師が活躍しやすい職場

この記事を読めば、40代の転職で何をどう意識しておけば良いか分かるでしょう。

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※2025年11月17日更新
※弊社が実施した独自アンケートの結果に基づきます

※本記事は看護roo!、レバウェル看護、マイナビ看護師、看護師ワーカー、ナース専科 転職などのPRを含みます。

目次

【看護師転職】40代だからと言って難しくなるわけではない

結論を再掲すると、看護師の採用のされやすさに年齢はそれほど大きく関係しません。40代(またはそれ以降)だからと言って難しくなるわけではないと考えて良いでしょう。

理由①.看護師は常に人手不足だから

一般的な転職では、年齢を重ねるほど不利になると言われますが、看護師はそうではありません。

主な理由として、看護師は常に売り手市場であることが挙げられます。

看護師の有効求人倍率(一人当たりどれくらい求人があるか。数字が大きいほど人手不足であることを示す)は、2020年時点で2.06倍で、全職種の1.08倍と比べて倍以上高くなっています。

看護師の求人倍率

看護師は全職種と比較して、2倍以上「人手不足」である

参考:e-stat『一般職業紹介状況(職業安定業務統計)

2020年以降、転職市場が変動した時でさえ、それほど大幅な下落はありませんでした。看護師は常に人手不足であり、経験豊富な看護師ほど即戦力として重宝されます。年齢が高くても採用担当者から敬遠されにくい点は、看護師ならではです。

理由②.経験豊富なベテランほど採用されやすいから

看護師の中途採用は「即戦力かどうか」が何より重視されるので、言い換えると、キャリアが長いほど、採用されやすいと言えます。

特に看護師は30代前後で一度退職することも多く(結婚や出産といったライフステージの変化)、中堅・ベテラン層が不足している病院も珍しくありません。

長年のキャリアを積んできた40代看護師は教育コストがかからないのはもちろん、これまでの経験をもとに新人教育やリーダーの立場も期待されることもあります。

理由③.すぐ辞めると思われにくいから

40代という年齢は、採用選考でむしろ有利に働くことがあります。具体的に言うと「すぐ辞めると思われにくい」という点です。

40代となると急な結婚や出産で突然退職する可能性は、20~30代よりも低くなります。子育てがひと段落して復職するという方も多いでしょう。

病院の採用担当者は、候補者のスキルはもちろんですが、「この人はすぐに辞めたりしないだろうか」という点もじっくり見極めています。看護師の採用には非常にお金がかかるからです。

採用担当者の本音

  • 【20代】…スキルが不安。即戦力人材が欲しい
  • 【30代】…採用しても結婚の予定があるとすぐ退職してしまうかも(配偶者の転勤や出産)

→40代であれば、スキル・経験も十分で、長く働いてくれそう!

子育てをしている看護師の場合、子供の教育費や家のローンなどまとまった収入が必要な人も多いため、長く勤めてくれるのではないかと期待して採用する職場もあるようです。

本章のまとめ

以下の理由から、看護師の転職は40代だからと言ってそれほど身構える必要はありません。

  • 看護師は常に人手不足だから
  • 経験豊富なベテランほど採用されやすいから
  • すぐ辞めると思われにくいから

ただそうは言っても、全ての看護師に該当するわけではありません。次章では、40代看護師の中でハードルが高めになってしまう条件について解説します。

40代看護師の転職ハードルが高くなる3つの要素

結論、ブランクが長く、かつ40代後半の看護師はハードルが高めになってしまいやすいです。

ハードルが高めになる具体的な条件

  • 40代後半
  • ブランクが5年以上空いている
  • 若手メインの職場(ハードワークな職場や美容系クリニック)を志望している

→該当するほどハードルが高くなっていく

本章では、40代看護師の転職ハードルを引き上げてしまう要素を詳しく解説していきます。

40代後半になると、転職(再就職)成功率はやや下がる

40代でも十分転職はできるとはいえ、やはり年齢が多少影響するのは事実で、40代後半になると転職成功率は下がります。

実際に、ナースセンター経由で仕事を探した人を対象にした調査では、40代後半以降「応募した施設に就職した(採用された)割合」がグッと低くなることが分かっています。

ナースセンター資料

看護師の転職成功率は40代後半以降低め

背景としては、「退職的にハードな職場では体力的についていけない」「他世代のスタッフと比べると夜勤可能日数が少なくなる」などを採用側が懸念していると考えられます。

このことから、40代後半の転職は他の年代よりもややハードルが高めです。入念な準備と対策が欠かせません。

ブランクが5年以上空いている

ブランクが長い看護師も、再就職のハードルは上がります。目安として、5年以上現場を離れている方は、採用側が難色を示す可能性もあるでしょう。

「たった数年のブランク」と思っていても、体はハードな現場に慣れていないので、

  • 以前は難なくできていた採血や点滴がスムーズにできない
  • 物品の場所や新しい技術がなかなか覚えられない
  • 周囲は自分より若くて動きも機敏なスタッフばかりでついていけない
  • 昔と違ってカルテが電子化されていて、上手く操作できない

など、戸惑いを覚える方は珍しくありません。長いブランク空けの看護師を採用し、教育コストが想定よりもかかった経験のある病院では、40代看護師の採用に後ろ向きになることもあります。

若手メインの職場は採用されづらい

職場の平均年齢が低い職場は、当然ながら採用されづらい傾向にあります。特に体力的にハードであったり、スキル研鑽が必要だったりする職場への転職はかなり難しいでしょう。

体力的にハードな職場

  • ICU
  • 救急部門
  • 外科系の診療科
  • 手術室

美容クリニック大手の美容系医療機関では、20~30代の患者さんが多いので同じ年代の看護師が採用されやすい傾向にあります。そのため、40代以降の転職が難しくなることもあるようです。

また、平均年齢が20代後半~30代の職場では、「周囲と上手く馴染めるか」を懸念されることもあります。

40代看護師の転職:メリット・デメリット比較表

40代での転職は、豊富な経験という強みがある一方で、年齢ならではの懸念もあります。まずは全体像を把握し、自分の強みを活かせる転職戦略を立てましょう。

40代看護師転職のメリット(有利な点)40代看護師転職のデメリット(不利になる可能性)
即戦力となる高い経験値とスキル
10年以上の臨床経験により、幅広い症例への対応力や高度な看護技術を習得している。新人教育の期間が不要で、入職後すぐに戦力として活躍できる。
体力面や夜勤対応への懸念
20〜30代と比べて体力の衰えを感じ始める年代のため、夜勤や長時間労働への適応力が懸念される。採用側も体力面でのリスクを考慮することがある。
高いコミュニケーション能力とマネジメント能力
患者様や家族との信頼関係構築、多職種連携、後輩指導など、コミュニケーションやマネジメントのスキルが身についている。チームをまとめる力が評価される。
新しい環境への順応性への不安視
長年同じ職場で働いてきた場合、新しいルールや電子カルテシステムへの適応に時間がかかるのではないかと懸念される。「前の職場ではこうだった」という固定観念を持たれる可能性も。
定着率が高く、長期的な貢献が期待される
ライフステージが安定しており、育児休暇や頻繁な転職のリスクが低い。長期的に働いてくれる人材として、採用側にとって安心材料となる。
若手中心の職場では馴染みにくい場合がある
20代の若手スタッフが多い職場では、年齢差によるコミュニケーションのギャップや、「年上の新人」という立場への居心地の悪さを感じることがある。
ライフプランが安定しており、キャリアに集中できる
子育てが一段落している、住宅ローンの見通しが立っているなど、私生活が安定している分、仕事に集中しやすい。突然の退職リスクが低い。
給与や条件面でのこだわりが強くなる傾向
家族の生活や住宅ローン、教育費などの経済的責任があるため、給与や待遇面での譲れない条件が多くなる。採用側にとっては「条件が合わせにくい」と感じることも。

40代の転職では、メリットを最大限にアピールしつつ、デメリットを事前に対策することが成功の鍵です。

40代看護師の転職成功のコツ|年齢を理由に諦める必要なし

40代の看護師がスムーズに転職活動を終わらせるなら、「謙虚な姿勢」と「40代ならではの武器」を示すことを意識しておいてください。

ブランクが長い方は、復職に向けた研修などを受けておくのも良いでしょう。

本章では主に採用面接において、良い印象・評価を得るために必要なことを解説します。これらを頭に入れておけば、年齢による採用側の懸念を払しょくできます。

転職成功のコツ①.謙虚な姿勢は必須

40代看護師の転職・再就職活動において、謙虚な姿勢は欠かせません。

もちろん、これまで積み重ねてきたキャリアを示してアピールすることは重要ですが、経歴を誇示するばかりでは、面接官も「この人を採用して良いのだろうか」と不安に思ってしまいます。

新しい人材を採用する際、面接官は「今いるスタッフと上手くやっていけるだろうか」をかなり重視します。自己主張があまりに強い人は、どれだけ輝かしい経歴があってもチームの輪を乱す可能性があると判断されやすいです。

採用面接は、

  • 常に初心を忘れず、新しいことを日々勉強する意欲を示す
  • 前の職場を否定しない
  • 分からないことがあれば(たとえ年下からでも)教えてもらう

など謙虚な姿勢で臨むことは必須です。

特に最初は、仕事の進め方などを年下看護師から教えてもらうことになるでしょう。「年下世代とも上手くやっていける」という印象を与えるためにも、過剰な自己PRは避けた方が賢明です。

転職成功のコツ②.自己PRは応募先で役立つ知識・経験に絞る

過剰な自己PRを避けるべきとはいえ、あなたの強みはしっかりと伝えなければ採用にはつながりません。

謙虚さを損なわない自己PRをする上で一番意識すべきなのは、アピールポイントを応募先で役立つ知識・経験に絞ることです。

そうすると、過剰な自己PRになりませんし、あなたを採用するメリットがストレートに面接官に伝わります。

  • 幅広い知識・経験を全て伝える
    →何が強みなのか分かりにくい
  • 応募先の病院で役立つ知識・経験を絞って伝える
    →あなたを採用するとどういうメリットがあるのか面接官がイメージしやすい

「応募先の病院では、どういった経験を持つ人が求められているのか」を把握するために、必ずやるべきは「応募先病院の情報収集」です。求人広告に「○○な人材を募集」と書かれているケースもありますが、それ以外にも病院の公式サイトなどから情報を集めることで、採用ニーズの仮説を立てられます。

採用ニーズの仮説を立てる3ステップ

  1. 情報収集
    • 求人広告
    • 病院の採用サイトに掲載されている看護部のメッセージ
  2. 「○○の実績がある人材」「○○力のある人材」が欲しいのでは?と仮説を立てる
  3. これまでの経歴を振り返り、ニーズに合いそうな経験・スキルをピックアップする

このようなプロセスを経て、応募先に対して最も魅力的と言える要素をアピールしていきます。

「ニーズに合いそうな経験・スキル」の選択肢は、経歴が浅い若年層よりも、しっかりとキャリアを積み重ねた40代の方が多くなるので、しっかりと病院の採用ニーズを把握できれば、一気に有利になります。

転職成功のコツ③.ブランクが不安なら復職研修を受けておく

ブランクが長いことを不安に思ったまま面接に臨んでしまうと、それが態度に表れてしまい、面接官からも「大丈夫かな」と不安視されてしまいます。

お互いが不安に思うようでは採用に至らないので、「確かにブランクは長いが大丈夫」と言い切れる自信をつけておきましょう。そのために一番おすすめなのは、復職研修を受けることです。

都道府県の看護協会が運営しているナースセンターでは、無料の求人紹介だけでなく現在離職中の看護師に向けた再就職支援にも力を入れています。

内容

病院・施設へ再就職を想定した包括的な研修と特定の看護技術に特化した研修

■【病院への再就職を目指すコース】

  • 講義(最近の医療・看護の動向、医療安全、感染管理について)
  • 電子カルテの操作方法
  • 採血・注射(静脈・筋肉・皮下)に関する講義と演習
  • 急変対応
  • 与薬に関する講義
  • フィジカルアセスメント
  • 日常生活援助
  • 病棟・外来の見学実習(指導看護師とともに一部実践
  • 職員との交流会・就業相談

■【施設への再就職を目指すコース】

  • 講義(施設の特性、看護の役割、医療安全、感染管理について)
  • 各施設(介護老人施設、訪問看護ステーション、クリニックなど)の見学実習、一部ケアの実践
  • 職員との交流会・就職相談

■【注射・採血演習】

  • 採血・注射に関する講義(必要物品・刺入部位・禁忌などの確認)
  • 真空管採血(直針・翼状針)演習
  • 点滴静脈注射の演習

<参加方法>
以下の流れに沿って手続きを進め研修に参加します。

(1)ナースセンターが運営する求人サイト「eナースセンター」へ求職者登録する。
(2)希望の研修施設・日程を確認し申し込む(メール・電話・郵送など)。
(3)受講決定通知が届き、研修の受講が決定。

上記が大まかな参加申し込み方法ですが、詳細は都道府県ナースセンターによって異なるのでHPを確認しましょう。また新型コロナウイルス感染対策のため、受講前2週間の健康チェックが必要となる場合があります。

<費用>
無料または材料費・保険料のみ。

<期間>
技術演習のみの研修→半日程度。
病院実習も含む研修→1日~5日。

<場所>
復職者支援研修受け入れ施設(病院・介護施設・訪問看護ステーションなど)
都道府県ナースセンター・看護協会
※研修ごとに会場は異なるので、詳細は各都道府県ナースセンターHPで確認しましょう。

補足:転職サイトの活用もおすすめ

40代の看護師転職を成功させるなら、転職サイトの利用もおすすめです。

転職サイトは、担当者(キャリアアドバイザー)があなたの経歴やスキルに適した病院を紹介してくれる転職支援サービスです。転職サイトは病院の採用担当者と直接やり取りし、「こういう人材が欲しい」というニーズを把握しているので、「40代のキャリア豊富な人材こそ積極的に採用したい」と考えている病院を紹介してもらえます。

病院の内情も把握しているので「ブランクが長くても大丈夫そうか」「残業はどのくらいあるか」などの気になることも確認した上で応募できます。

40代看護師から高評価の転職サイト3選

数ある転職サイトのなかから、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い看護師向け転職サイト」をピックアップしました。

転職サイト選定基準

    1. 求人数 …総求人数が多いほど、理想にぴったりの求人を見つけやすい

 

    1. 利用者満足度(提案&サポート力) …利用者の口コミをもとにサービスの質を評価。優秀なキャリアアドバイザーに担当してもらえれば、理想の職場を提案&手厚いサポートが期待できる

 

 

利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職サイトは、以下のとおりとなりました。

 

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利用者満足度96.3%、看護師さんからの人気No1の転職サイト。細かい条件で求人が探しやすく、面接対策&サポートも手厚い。
2位
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
約14万件|○3.8
総求人数トップレベル!累計40万人以上の利用者がいる転職サイト。LINEで最新の求人情報が得られるなど、気軽に転職活動ができる
3位
マイナビ看護師
約7.9万件|◎4.1
求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国22箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい

 

※求人数2025年4月20日更新

この記事では3サイトに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』を参考にしてください。

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さらに、細かい条件を組み合わせて仕事探しができるため、希望にぴったりの求人を見つけやすくなるでしょう。

 

看護roo!』は、30年以上に渡る転職支援実績のある株式会社クイック(東証一部上場企業)が運営するサービスです。

 

信頼と実績も十分で、面接時に希望者には専任の女性スタッフが同行してくれるなど、きめ細かいサポートが魅力といえます

 

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    • はじめての転職で不安なのでプロに相談したい

 

 

看護roo!の詳しい情報は、下記の記事でもご覧になれます。

2位.レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 求人多数で選択肢の幅が広い!

レバウェル看護

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』は、求人数がトップレベルの転職サイトです。キャリアアドバイザーが、病院や施設を訪問して直接取材を行っており現場のリアルな情報を提供しています。

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の特徴

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関連記事

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なお、マイナビ看護師の詳細は、下記の記事でも確認できます。またおすすめの転職サイトについて、より詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。

40代看護師の転職理由|アンケートから抜粋

当サイトで看護師さん100人を対象に行ったアンケート調査の中から、40代の方のリアルな「転職理由」を抜粋して紹介します。

子育てと両立しながら仕事がしたい

40代の看護師ならではの理由として、子育てと両立して仕事がしたいという声が多く聞かれました。

その詳細は人それぞれですが、多くは「家庭との両立することによる体力的負担」「子供といる時間が欲しかった」「子供の教育費としてお金が必要」などの理由が挙げられています。

子育てをしながらの夜勤は限界だった

口コミ・評判

外科病棟勤務→訪問看護師(42歳)
子育てをしながらの夜勤は限界を感じました。夜勤明けの参観日や習い事の親の当番など体にこたえました。

子育てにお金が必要だった

口コミ・評判

整形外科病棟勤務→クリニック訪問看護(42歳)
総合病院では出産を機に退職。そして潜在看護師から転職するときは、経済的な問題から働かざるをえなくなりました。そのため転職をしました。

 子供からの言葉で転職を決意した

口コミ・評判

病棟勤務→介護施設勤務(41歳)
時間通りに帰れないことで、子供との時間が全く取れず、子供に「お母さん怒ってばっかりいる」といわれたことです。

家庭を大事にしながらも仕事がしたい、お金が必要など、これらは40代看護師ならではの理由であると言えます。

夜勤が無い職場に転職する方や、看護師としてのキャリアを活かして訪問看護の仕事をする人も多いです。

体力的に余裕を持った働き方がしたい

40代になって夜勤がきつくなったなど、体力的に余裕を持った働き方がしたいと感じて転職する方も多くいらっしゃいます。

ベテランゆえの大変さに耐えられなかった

口コミ・評判

病棟勤務→HCU勤務(45歳)
認定看護師なので、週3回の朝7:30から行われるD rカンファに参加しなければならなくて、その時は朝6時から家を出て通勤していました。その前残業には残業代は付かず、行かないと文句を言われることもあり、通勤時間も50分くらいかかるため身体的に無理だと判断し転職しました

身体的精神的に限界だった

口コミ・評判

病棟勤務→病棟勤務(42歳)
80時間も残業していたが、全額残業手当が付かなかった。当直明けで帰りが毎回昼過ぎになり居眠り運転を数回して、命の危険を感じたから。お局のパワハラがエグくて、半年以上生理が止まったから。

看護師はそもそも精神的にきついと感じる職場が多く、そんな中でさらに残業や夜勤が多い職場に勤務している方で、40代となって体力的に厳しくなった、という声は多く聞かれました。

肉体労働も多い仕事であるため、長く看護師として働くためにも、40代以降に転職を考える人が増えるのでしょう。

キャリアアップしたい

看護師として40代まで働いてきたからこそ、キャリアアップを目的に転職をする方もいらっしゃいます。

知識を活かして新しいことがしたい

口コミ・評判

病棟勤務→訪問看護ステーション勤務(40歳)
これまでの看護人生を振り返り、フィールドを変えて、寄り添う看護を展開したいと思ったので転職をしました。

40代看護師は多くの経験や知識を得ていますが、昇進したくてもポストが空いていない、給料が上がらない、これまでの知識を別の場所で活かしたいなど、思うようにキャリアアップできない職場もあります。

このため、さらに看護師としてのキャリアを積むべく、あえて転職をする方もいらっしゃるのです。

40代看護師が活躍しやすい職場

この章では「求人が見つけやすい」「40代で採用されている人が多い」「体力的な負担が少ない」という3点をポイントに40代看護師が活躍しやすい職場を5つ選出しました。

1位.総合病院 2位.訪問看護 3位.診療所・クリニック 4位.療養型病院 5位.介護施設

順番に見ていきましょう。

1位.総合病院

総合病院は、管理職やキャリアアップを希望する40代看護師におすすめです。

総合病院は、最先端の医療に触れられることや、複数の病棟で幅広い経験を積めるなどのメリットが多くありますが、同様に高い経験値が求められます。

規模が大きい病院ほど、40代看護師は管理職として活躍するケースが多いため、看護師長やリーダーとして働きたい方はチャレンジしてみると良いでしょう。

尚、管理職求人は、後述する転職サイトの非公開求人として募集されることが多く、一般公募されることは少ない点は認識が必要です。

メリット・デメリット

メリット:

  • キャリアアップの機会が豊富:師長、主任などの管理職ポジションが多く、40代のマネジメント経験を活かせる
  • 最先端の医療に触れられる:高度な医療機器や新しい治療法を学べ、専門性を高められる
  • 教育体制が充実:院内研修や専門資格取得支援制度が整っている
  • 福利厚生が手厚い:退職金制度、住宅手当、育児支援など、大規模病院ならではの充実した福利厚生
  • 幅広い診療科での経験:複数の病棟を経験することで、看護師としての視野が広がる
  • 認定看護師・専門看護師を目指せる:専門性を追求するキャリアパスが明確

デメリット:

  • 夜勤が必須の場合が多い:40代で体力的に夜勤が厳しくても、シフト制で夜勤を求められることがある
  • 責任とプレッシャーが大きい:管理職になると、スタッフ管理、業績管理、インシデント対応など責任が重くなる
  • 残業が多い傾向:急患対応、カンファレンス、委員会活動などで残業が発生しやすい
  • 人間関係の複雑さ:組織が大きい分、部署間の調整や人間関係のストレスが生じることも
  • 競争が激しい:キャリアアップを目指すライバルも多く、昇進には実績と評価が必要

給与水準の目安

総合病院の給与は、病院の規模や地域、役職によって幅があります。

一般スタッフ(夜勤あり):

  • 年収450万〜550万円
  • 月給30万〜38万円(夜勤手当4〜5回分を含む)

主任クラス:

  • 年収500万〜600万円
  • 月給35万〜42万円+役職手当

師長クラス:

  • 年収600万〜750万円
  • 月給40万〜50万円+役職手当

副看護部長・看護部長:

  • 年収750万〜900万円以上

総合病院は夜勤手当が大きく、また賞与(ボーナス)が年間4〜5ヶ月分と手厚いことが多いため、年収ベースでは高水準になります。管理職になると夜勤がなくなる分、基本給と役職手当が上がる仕組みです。

40代に求められるスキルや役割

総合病院で働く40代看護師には、単なる臨床スキルだけでなく、マネジメント能力やリーダーシップが求められます。

求められるスキル:

  • 高度な臨床判断力:複雑な症例や急変時に、的確に判断し対応できる力
  • マネジメント能力:スタッフの勤務管理、業務改善、目標設定と評価
  • 教育・指導力:新人や若手看護師への技術指導、プリセプター経験
  • 多職種連携:医師、薬剤師、リハビリ、医療ソーシャルワーカーなど多職種との調整力
  • 問題解決能力:現場の課題を発見し、改善策を提案・実行する力
  • コミュニケーション能力:患者・家族への説明、スタッフとの信頼関係構築

期待される役割:

  • チームリーダー・主任:病棟全体の業務管理、スタッフの調整役
  • プリセプター・教育担当:新人教育や後輩指導の中心的存在
  • 専門委員会のメンバー:感染対策、医療安全、褥瘡対策などの委員会活動
  • 管理職候補:将来的に師長や看護部長を目指すキャリアパス

総合病院では、40代は「ベテラン看護師」として、臨床現場を支える柱となる存在です。若手のロールモデルとなり、組織全体の看護の質を高める役割が期待されています。

2位.訪問看護

訪問看護は、ご自身のペースで働きやすい職種です。病院の経験を次のキャリアに活かしたいという方に良い職場でしょう。

日勤のみの職場が多く、1人で業務にあたるため自分のペースで看護がしやすい点はメリットです。

40代までに得た経験を活かしながら、患者さんにしっかり向き合う看護をしたい方におすすめと言えます。

ただ、夜間や土日に対応が必要となるオンコール制度を採用している職場もあるため、入職前にどのような勤務体系なのかよく確認しておきましょう。

関連記事 訪問看護ステーションの看護師として転職するには?

メリット・デメリット

メリット:

  • 日勤中心で働きやすい:基本的に平日日中の勤務で、夜勤がない職場が多い
  • 自分のペースで看護ができる:1人で訪問するため、じっくりと患者様と向き合える
  • 患者様との深い関係性:継続的に同じ患者様を担当するため、信頼関係を築きやすい
  • 幅広い看護技術を活かせる:医療処置、服薬管理、リハビリ支援、ターミナルケアなど多様な経験が活きる
  • ワークライフバランスが取りやすい:予定が立てやすく、プライベートとの両立がしやすい
  • 訪問件数に応じた給与:インセンティブ制度がある職場では、頑張り次第で収入を増やせる
  • 自律的な働き方:自分で判断し、行動する裁量が大きい

デメリット:

  • オンコール対応の負担:夜間・休日に緊急連絡があり、場合によっては訪問が必要
  • 1人での判断が求められる:医師がそばにいないため、自分で判断する責任が重い
  • 移動の負担:天候に関わらず、車や自転車で複数の利用者宅を訪問する体力が必要
  • 利用者・家族との関係調整:在宅という密な環境での対応は、病院以上に気を遣うことも
  • 緊急時の対応ストレス:容態急変時に1人で対応しなければならない不安
  • 教育体制が不十分な場合も:小規模ステーションでは、研修や相談体制が整っていないことがある

給与水準の目安

訪問看護の給与は、雇用形態(正社員・非常勤)や訪問件数によって変動します。

正社員(常勤):

  • 年収400万〜550万円
  • 月給28万〜38万円

オンコール手当込み:

  • 年収450万〜600万円
  • オンコール手当:1回1,000〜3,000円、出動時は別途5,000〜10,000円

訪問件数インセンティブあり:

  • 年収500万〜650万円以上
  • 1件あたり500〜1,500円のインセンティブが加算される職場も

非常勤(パート):

  • 時給1,800〜2,500円
  • 訪問1件あたり3,000〜5,000円(歩合制)

訪問看護は、病院の夜勤手当がない分、基本給はやや低めですが、オンコール手当やインセンティブで補える職場も多く、働き方次第では病院と同等以上の収入を得ることも可能です。

40代に求められるスキルや役割

訪問看護では、40代看護師の豊富な臨床経験が非常に重視されます。

求められるスキル:

  • 幅広い疾患への対応力:在宅には、がん、難病、認知症、小児など多様な利用者がいる
  • 高度な観察・アセスメント力:医師不在の中で、異常を早期発見し適切に判断する力
  • 医療処置のスキル:点滴、褥瘡ケア、人工呼吸器管理、胃ろう管理、ストーマケアなど
  • コミュニケーション能力:利用者・家族との信頼関係構築、多職種(ケアマネ、PT、OTなど)との連携
  • 自律的な判断力:1人で訪問するため、自分で考え、行動し、責任を持つ力
  • 精神的なタフネス:緊急時や看取りの場面でも冷静に対応できるメンタルの強さ
  • 運転技術:車での訪問が多いため、安全運転のスキル(ペーパードライバーは難しい)

期待される役割:

  • ベテラン訪問看護師:複雑な症例や難しい利用者を担当する中心的存在
  • 新人教育・同行指導:新人や訪問看護未経験者への同行訪問、技術指導
  • 管理者・所長候補:小規模ステーションでは、管理者(所長)として運営に関わる
  • 地域連携の窓口:病院、ケアマネジャー、行政との連携を担う
  • 看取りのエキスパート:ターミナルケアの経験を活かし、穏やかな最期を支える

訪問看護は、40代の経験と判断力が最も活かされる職場の一つです。「1人の患者様にじっくり向き合いたい」「病院の忙しさから離れたい」という方には、やりがいのある選択肢と言えます。

3位.診療所・クリニック

診療所やクリニックも、40代看護師におすすめの職場です。

夜勤がなく、土曜午後や日曜が休診となる職場が多いため、働きやすく、プライベートとの両立がしやすい点は大きなメリットでしょう。

しかし、研修制度がほとんどないケースも多いことや、勤務中はかなり忙しい職場もあるため、入職後の仕事内容や職場の雰囲気を事前に知っておくことは大切です。

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メリット・デメリット

メリット:

  • 夜勤がない:日勤のみで、生活リズムが整いやすく体力的な負担が少ない
  • 土日休みが多い:多くのクリニックは土曜午後・日曜・祝日が休診で、家族との時間が取りやすい
  • 通勤しやすい立地:自宅近くのクリニックを選べば、通勤時間を短縮できる
  • アットホームな雰囲気:小規模な職場が多く、スタッフ同士の距離が近い
  • 専門分野に特化できる:皮膚科、整形外科、眼科など、特定の診療科のスキルを深められる
  • 残業が少ない職場も:診療時間が決まっているため、時間通りに帰れることが多い
  • 患者様との継続的な関係:通院患者様と顔なじみになり、信頼関係を築ける

デメリット:

  • 給与が低めの傾向:夜勤手当がないため、病院と比べて年収が下がることが多い
  • 研修制度が少ない:小規模クリニックでは、体系的な教育や研修がほとんどない
  • 業務範囲が広い:看護業務だけでなく、受付、清掃、在庫管理など多岐にわたることも
  • 忙しさの波が激しい:インフルエンザ流行期や午前中の外来は非常に混雑し、休憩が取れないことも
  • 人間関係が密:少人数の職場のため、合わない人がいると逃げ場がない
  • 院長の方針に左右される:個人経営が多く、院長の考え方や人柄で働きやすさが大きく変わる
  • キャリアアップの機会が少ない:管理職ポジションがほとんどなく、昇進の道が限られる

給与水準の目安

診療所・クリニックの給与は、診療科や地域、クリニックの規模によって差があります。

一般的なクリニック:

  • 年収350万〜450万円
  • 月給25万〜32万円

美容皮膚科・美容外科:

  • 年収400万〜600万円
  • 月給30万〜40万円+インセンティブ

専門クリニック(透析、内視鏡など):

  • 年収400万〜500万円
  • 月給28万〜35万円

パート・非常勤:

  • 時給1,500〜2,200円

クリニックは夜勤手当がない分、病院勤務より年収が下がる傾向にあります。しかし、美容系クリニックや専門性の高いクリニックでは、病院並み、あるいはそれ以上の給与を得られることもあります。また、残業が少なく土日休みという働き方を重視するなら、給与と引き換えに得られる価値は大きいでしょう。

40代に求められるスキルや役割

クリニックでは、40代看護師は「即戦力」として、幅広い業務をこなすことが期待されます。

求められるスキル:

  • 診療科に応じた専門知識:整形外科なら骨折・リハビリ、皮膚科なら皮膚疾患の理解など
  • 採血・点滴などの基本技術:クリニックでは看護師が採血を担当することが多い
  • 迅速な対応力:外来の混雑時にも、スムーズに患者様を案内し、処置を行う
  • コミュニケーション能力:患者様への説明、不安の傾聴、クレーム対応
  • 事務作業のスキル:電子カルテ入力、予約管理、レセプト業務の補助など
  • 柔軟性:看護業務以外にも、受付、清掃、在庫管理など臨機応変に対応する姿勢
  • マルチタスク能力:複数の業務を同時進行で効率的にこなす力

期待される役割:

  • ベテラン看護師として若手を指導:パートや新人看護師への業務指導
  • クリニックの運営サポート:院長の右腕として、クリニック全体の業務を支える
  • 患者様との信頼関係構築:常連患者様の顔と名前を覚え、安心感を提供
  • 緊急時の冷静な対応:急変や体調不良の患者様に、落ち着いて初期対応を行う
  • 業務改善の提案:効率的な業務フローや患者様サービスの向上策を提案

クリニックは、病院のような階層的な組織ではないため、40代看護師は「何でもできるベテラン」として、頼りにされる存在です。ワークライフバランスを重視しながらも、専門性を活かして働きたい方には適した職場と言えます。

4位.療養型病院

療養型病院は、穏やかなペースで働きたい40代看護師におすすめする職場です。

患者さんの容態が安定しているため、落ち着いて業務をこなしやすく、緊急入院や突発的な業務がほとんどないため残業が少ない点が特徴と言えます。

医療行為が少なめであることからも、ブランクがある方や、看護技術に不安がある方でも働きやすい職場が多いでしょう。

一方で、急性期病院とくらべると年収が下がりやすい点がデメリットとなるため、ご自身の希望する働き方や業務内容と照らし合わせて検討することがおすすめです。

メリット・デメリット

メリット:

  • 体力的な負担が少ない:患者様の容態が安定しているため、急変対応や緊急処置が少ない
  • 残業がほとんどない:予定された業務が中心で、突発的な仕事が少なく定時で帰りやすい
  • ゆったりとした看護:患者様一人ひとりと向き合う時間が取れ、丁寧なケアができる
  • ブランクがあっても働きやすい:高度な医療処置が少ないため、久しぶりの復職でも安心
  • 夜勤の負担が軽い:急変が少なく、夜勤中も比較的落ち着いて過ごせる
  • 長期的な患者様との関係:入院期間が長いため、患者様や家族との信頼関係を深められる
  • 精神的なストレスが少ない:急性期のようなピリピリした雰囲気が少なく、穏やかな環境

デメリット:

  • 給与水準が低い:急性期病院と比べて、基本給や手当が少なく年収が下がる傾向
  • 看護技術の維持が難しい:高度な医療処置が少ないため、スキルが低下する不安
  • 単調な業務になりがち:日々のルーティンワークが中心で、刺激や成長を感じにくい
  • 介護的な業務が多い:入浴介助、排泄介助、食事介助など、体力を使う介護業務の比重が大きい
  • 看取りの場面が多い:長期療養の末、亡くなる患者様が多く、精神的な負担を感じることも
  • キャリアアップの機会が少ない:教育体制や専門性を高める機会が限られる
  • モチベーションの維持が難しい:急性期のようなやりがいを感じにくく、マンネリ化しやすい

給与水準の目安

療養型病院の給与は、急性期病院と比べて低めの設定が一般的です。

一般スタッフ(夜勤あり):

  • 年収350万〜450万円
  • 月給24万〜32万円(夜勤手当3〜4回分を含む)

経験者(勤続5年以上):

  • 年収400万〜480万円
  • 月給28万〜35万円

主任・リーダークラス:

  • 年収450万〜550万円
  • 月給32万〜38万円+役職手当

療養型病院は、急性期病院と比べて夜勤手当が低く(1回3,000〜5,000円程度)、賞与も年間2〜3ヶ月分と少なめです。そのため、年収ベースでは急性期より50万〜100万円ほど低くなることが一般的です。

ただし、残業がほとんどなく、精神的・体力的な負担が少ないことを考えると、「給与と引き換えに働きやすさを得る」という選択肢として検討する価値があります。

40代に求められるスキルや役割

療養型病院では、40代看護師は「安定した看護を提供できるベテラン」として期待されます。

求められるスキル:

  • 基本的な看護技術:バイタルサイン測定、内服管理、褥瘡ケア、吸引、経管栄養など
  • 観察力・アセスメント力:微細な変化を見逃さず、異常の早期発見ができる力
  • 介護スキル:入浴介助、排泄介助、体位変換など、身体介護の技術
  • コミュニケーション能力:高齢患者様や認知症患者様との関わり方、家族への説明
  • 多職種連携:介護士、リハビリスタッフ、医師、MSWなどとの協働
  • 精神的な安定性:看取りの場面でも、患者様や家族に寄り添える心の強さ
  • 忍耐力:単調な業務の中でも、丁寧なケアを続けられる姿勢

期待される役割:

  • 安定した看護の提供:急がず焦らず、確実に日々の看護業務をこなす
  • 新人・若手の指導:介護業務や高齢者看護の基本を教える
  • 患者様・家族との信頼関係構築:長期入院患者様の精神的な支えとなる
  • リーダー・主任としての調整役:スタッフ間の連携、業務の円滑化を図る
  • 看取りのケア:穏やかな最期を迎えられるよう、家族も含めたケアを行う

療養型病院は、「急性期のスピード感についていけなくなった」「もっとゆっくり患者様と向き合いたい」という40代看護師にとって、体力的・精神的に働きやすい環境です。給与面でのデメリットはありますが、長く無理なく働き続けたい方には適した選択肢と言えます。

5位.介護施設

介護施設も40代看護師が活躍しやすい職場です。

介護施設の看護師は、老人ホームやデイサービスなどの施設で高齢者の健康管理や、投薬管理をします。

医療や看護の立場から入居者をサポートする看護師は、病院などとくらべると落ち着いて仕事がしやすく、デイサービスの場合は夜勤がありません。

ただ、介護士や理学療法士などと連携しながら業務を進めることや、職場によっては介護の仕事もするため、事前に介護の業務量や仕事内容を確認しておくと、後悔しない転職先が見つけやすいでしょう。

メリット・デメリット

メリット:

  • 夜勤なしの施設も多い:デイサービスや訪問入浴では日勤のみで働ける
  • 医療行為が少ない:高度な処置がほとんどなく、健康管理が中心で負担が軽い
  • 体力的な負担が比較的少ない:急変対応が少なく、ゆったりとしたペースで働ける
  • 高齢者との関わりが好きな人に向いている:入居者との日常的なコミュニケーションが楽しめる
  • 看護師としての存在価値が高い:施設内で医療の専門家として頼りにされる
  • ワークライフバランスが取りやすい:残業が少なく、プライベートとの両立がしやすい
  • 求人数が多い:高齢化社会で介護施設は増加しており、求人が見つけやすい

デメリット:

  • 給与水準が低め:病院と比べて年収が低く、夜勤手当もない職場が多い
  • 介護業務が多い:看護業務だけでなく、入浴介助や排泄介助など身体介護も求められる
  • 看護師が少数:施設によっては看護師が1〜2名のみで、相談相手がいない孤独感
  • 医療的な判断を一任される:医師が常駐していない施設では、看護師の判断に責任が重い
  • 介護士との役割分担が曖昧:「看護師なのに介護もするの?」という不満を感じることも
  • 緊急時の対応負担:急変時には救急搬送の判断や家族への連絡など、重い責任がある
  • スキルアップの機会が少ない:医療行為が少ないため、看護技術の向上は期待できない

給与水準の目安

介護施設の給与は、施設の種類(特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、デイサービスなど)や運営法人によって差があります。

特別養護老人ホーム(特養):

  • 年収350万〜450万円
  • 月給25万〜32万円(夜勤ありの場合)

有料老人ホーム:

  • 年収380万〜500万円
  • 月給27万〜35万円

デイサービス(日勤のみ):

  • 年収320万〜400万円
  • 月給23万〜30万円

訪問入浴(日勤のみ):

  • 年収350万〜420万円
  • 月給25万〜30万円

パート・非常勤:

  • 時給1,600〜2,200円

介護施設は、病院と比べて給与が低めですが、夜勤なし・残業なしで働ける職場も多く、「収入よりも働きやすさ」を重視する40代看護師には適しています。また、パート勤務で家庭と両立しながら働く選択肢もあります。

40代に求められるスキルや役割

介護施設では、40代看護師は「医療の専門家」として、施設全体の健康管理を担う中心的存在です。

求められるスキル:

  • 健康管理の知識:バイタルチェック、内服管理、褥瘡予防、栄養管理など
  • 高齢者看護の理解:認知症ケア、転倒予防、嚥下障害への対応など
  • 緊急時の対応力:急変時の初期対応、救急搬送の判断、家族への連絡
  • コミュニケーション能力:入居者や家族との信頼関係、介護士との円滑な連携
  • 多職種連携:介護士、ケアマネジャー、リハビリスタッフ、嘱託医との協働
  • 観察力・アセスメント力:日常の変化から体調不良の兆候を早期発見
  • 柔軟性:看護業務だけでなく、必要に応じて介護業務もこなす姿勢

期待される役割:

  • 施設内の医療の専門家:入居者の健康状態を管理し、異常の早期発見と対応
  • 介護士への指導・アドバイス:医療的な視点から、介護士にケアのアドバイスを行う
  • 家族への説明・相談対応:入居者の健康状態を家族に説明し、不安に寄り添う
  • 嘱託医との連携:定期的な医師の診察時に、入居者の状態を報告し指示を仰ぐ
  • 緊急時のリーダーシップ:急変時には冷静に判断し、スタッフを指示して対応する

介護施設は、「病院の忙しさから離れたい」「高齢者とゆっくり関わりたい」という40代看護師にとって、働きやすい環境です。医療行為は少ないものの、入居者の生活全体を支える看護には、大きなやりがいがあります。

これらの職場は、それぞれ異なる特徴とメリット・デメリットがあります。ご自身の優先順位(給与、働きやすさ、キャリアアップ、やりがいなど)を明確にし、自分に合った職場を選ぶことが、40代の転職成功の鍵となります。

看護師以外の選択肢も?40代から目指せる異業種キャリア3選

「40代で看護師を続けるのが体力的に厳しい」「夜勤のない仕事に転職したい」——そんな思いを抱えている方にとって、看護師の資格や経験を活かせる異業種への転職は、有力な選択肢の一つです。

ここでは、40代からでも挑戦可能で、看護師としての経験が強みになる3つの異業種キャリアをご紹介します。いずれも医療知識を活かしながら、夜勤のない働き方ができる職種です。

治験コーディネーター(CRC)

治験コーディネーター(Clinical Research Coordinator:CRC)は、新薬開発のための臨床試験(治験)をサポートする専門職です。医療機関と製薬企業の橋渡し役として、治験が安全かつ円滑に進むよう調整します。

仕事内容

治験コーディネーターの主な業務は、治験に参加する患者様のケアと、治験に関わるさまざまな調整業務です。

  • 患者様への説明とサポート:治験の内容をわかりやすく説明し、同意取得をサポート。治験期間中の不安や疑問に対応
  • スケジュール管理:患者様の来院日程調整、検査スケジュールの管理
  • データ収集・管理:検査データや症状の記録、有害事象の報告
  • 医師・製薬企業との調整:治験担当医師と製薬企業の間に立ち、情報伝達や進捗管理
  • 症例報告書の作成補助:治験データを正確に記録し、報告書作成をサポート

基本的にデスクワークが中心で、夜勤はありません。ただし、治験の進行状況によっては残業が発生することもあります。

40代からの転職難易度

治験コーディネーターは、40代からの転職が比較的しやすい職種です。その理由は以下の通りです。

転職しやすい理由:

  • 臨床経験が重視される:新卒よりも、実際に患者ケアの経験がある看護師が求められる
  • コミュニケーション能力が必須:患者様との信頼関係構築には、看護師としての経験が大きな強み
  • 医療知識の理解:疾患、検査、薬剤に関する基礎知識があることが前提
  • 需要の増加:新薬開発の活発化により、CRCの需要は年々増加傾向

求められるスキル:

  • 基本的なPCスキル(Word、Excel、データ入力)
  • 英語力(読解力)があると有利(治験関連文書は英語が多い)
  • 細かい作業への適性(データ管理、書類作成)

未経験からCRCになる場合、多くの企業が入社後に研修制度を用意しています。また、日本臨床薬理学会が認定する「CRC認定資格」もあり、キャリアアップの道筋も明確です。

想定年収

治験コーディネーターの年収は、経験や勤務先によって幅がありますが、以下が目安です。

  • 未経験(1年目):年収350万〜400万円
  • 経験3〜5年:年収400万〜500万円
  • ベテラン(10年以上)・管理職:年収500万〜600万円以上

勤務先は、治験施設支援機関(SMO)という企業が中心です。大手SMOでは福利厚生も充実しており、産休・育休制度、時短勤務なども整っています。

病院勤務の看護師と比べると、夜勤手当がない分、初年度は年収が下がる可能性があります。しかし、夜勤なしで土日休みという働き方を重視するなら、十分に検討価値のある選択肢です。

看護師経験が活かせる点

治験コーディネーターとして、看護師経験は以下の場面で大きな強みになります。

患者様との信頼関係構築

治験は患者様の不安が大きい状況です。看護師として培ってきた「患者様の気持ちに寄り添う力」「わかりやすく説明する力」は、治験参加への同意取得や、治験期間中のサポートに直結します。

医療知識の理解

疾患、検査、薬剤に関する基礎知識があるため、治験プロトコル(実施計画書)の理解が早く、医師との会話もスムーズです。

多職種連携の経験

看護師として医師、薬剤師、検査技師などと協働してきた経験は、治験チームでの調整業務に活かせます。

観察力と記録力

患者様の微細な変化を観察し、正確に記録する力は、有害事象の早期発見や正確なデータ収集に不可欠です。

治験コーディネーターは、「臨床現場から少し離れたいけれど、医療に関わり続けたい」「患者様のために働きたい」という40代看護師にとって、理想的なキャリアチェンジの一つです。

産業保健師

産業保健師は、企業で働く従業員の健康管理を担当する専門職です。病気の治療ではなく、従業員が健康に働き続けられるよう「予防」と「健康増進」に重点を置いた活動を行います。

仕事内容

産業保健師の業務は、従業員の心身の健康を守るための多岐にわたる活動です。

  • 健康診断の実施・事後フォロー:健康診断の企画・実施、結果に基づく保健指導や再検査の勧奨
  • メンタルヘルス対策:ストレスチェックの実施、相談対応、休職者の復職支援
  • 健康相談・保健指導:従業員からの健康相談(生活習慣病、禁煙、メンタル不調など)に対応
  • 健康教育・啓発活動:健康セミナーの企画・実施、社内報での健康情報発信
  • 職場環境の改善提案:産業医や人事部門と連携し、働きやすい職場づくりを提案
  • 労働衛生管理:長時間労働者への面談、作業環境のチェック

勤務時間は企業の就業時間に準じるため、基本的に平日日勤のみで、夜勤や休日出勤はありません。ワークライフバランスが取りやすい職種です。

40代からの転職難易度

産業保健師への転職は、保健師資格が必要という点で、看護師資格のみでは就けない職種です。ただし、以下の条件を満たせば、40代からでも挑戦可能です。

転職の条件と難易度:

パターン1:すでに保健師資格を持っている場合

看護師として働きながら保健師資格を取得済みの方は、40代からでも産業保健師への転職が可能です。ただし、以下の点が課題になります。

  • 求人数が限られる:大企業や健康経営に力を入れている企業が中心で、中小企業では保健師を置いていないことが多い
  • 実務未経験のハードル:産業保健師経験者が優遇されるため、未経験からの転職はやや難しい
  • 地域差:都市部の方が求人は多く、地方では選択肢が限られる

それでも、看護師としての臨床経験があれば、健康相談対応やメンタルヘルス支援において強みになります。

パターン2:これから保健師資格を取得する場合

看護師資格のみで、これから保健師を目指す場合、以下の方法があります。

  • 保健師養成学校(1年課程):看護師資格を持っていれば、1年間で保健師国家試験の受験資格を得られる
  • 通信制大学:働きながら学べる通信制の看護大学で、保健師課程を履修(2〜3年)

ただし、40代で学校に通い直すのは、時間的・経済的な負担が大きいため、よく検討する必要があります。

想定年収

産業保健師の年収は、勤務先企業の規模や業種によって大きく異なります。

  • 中小企業(従業員500人未満):年収400万〜500万円
  • 大企業(従業員1000人以上):年収500万〜700万円
  • 外資系企業・大手製造業:年収700万〜800万円以上

企業の正社員として雇用されることが多く、企業の福利厚生(退職金、住宅手当、家族手当など)を受けられるのも大きなメリットです。

また、産業保健師は企業の就業時間内の勤務が基本なので、残業も比較的少なく、ワークライフバランスを重視する40代には魅力的な働き方です。

看護師経験が活かせる点

看護師としての臨床経験は、産業保健師として以下の場面で強みになります。

健康相談・保健指導のスキル

従業員からの健康相談(高血圧、糖尿病、メンタル不調など)に対して、看護師として培った「傾聴力」「アセスメント力」「わかりやすく説明する力」が直接活かせます。

疾患・治療に関する知識

生活習慣病、メンタルヘルス、がん、感染症など、幅広い疾患に関する知識があることで、従業員への適切なアドバイスが可能です。

緊急時の対応力

職場で従業員が体調不良や怪我をした際、看護師としての救急対応経験が役立ちます。

メンタルヘルス支援

病棟で患者様の精神的なサポートをしてきた経験は、メンタル不調を抱える従業員への対応に活かせます。

産業保健師は、「治療」から「予防」へと視点を変え、従業員が健康に働き続けられる環境づくりに貢献できるやりがいのある仕事です。保健師資格を持っている40代看護師にとっては、キャリアの新たな選択肢として検討する価値があります。

医療機器メーカー(クリニカルスペシャリスト)

クリニカルスペシャリスト(Clinical Specialist)は、医療機器メーカーで働く専門職で、自社製品の技術サポートや、医療現場での使用方法の指導を担当します。営業職とは異なり、技術的な専門知識を活かして医療従事者をサポートする役割です。

仕事内容

クリニカルスペシャリストの主な業務は、医療機器の適切な使用を支援することです。

  • 製品トレーニング:病院やクリニックで、医師・看護師に対して医療機器の使い方を指導
  • 立ち会い業務:手術や検査の現場に立ち会い、機器のセッティングや操作サポート
  • トラブル対応:機器の不具合やトラブル発生時の原因究明と解決策の提案
  • 製品デモンストレーション:新製品の紹介や、導入検討中の医療機関へのデモ実施
  • フィードバック収集:医療現場からの意見を収集し、製品改良に活かす
  • 学会・セミナーのサポート:医学会や研修会での製品展示、技術セミナーの企画・運営

扱う医療機器の種類は幅広く、手術用ロボット、人工心肺装置、透析装置、内視鏡、カテーテル、ペースメーカーなど、専門性の高い製品が中心です。

40代からの転職難易度

クリニカルスペシャリストは、40代からでも転職可能な職種ですが、いくつかの条件があります。

転職の条件と難易度:

有利な点:

  • 臨床経験が重視される:実際の医療現場を知っていることが大きな強み
  • 看護師の視点が価値を持つ:医療機器を「使う側」の視点で、現場のニーズを理解できる
  • 需要の増加:医療機器市場の成長に伴い、クリニカルスペシャリストの需要は拡大中

求められる条件:

  • 特定分野での臨床経験:例えば、手術室経験者は手術支援ロボットのメーカー、循環器病棟経験者は心臓カテーテルのメーカーなど、専門分野とのマッチングが重要
  • コミュニケーション能力:医師・看護師と円滑にコミュニケーションを取り、信頼関係を築く力
  • フットワークの軽さ:複数の医療機関を訪問するため、出張や移動が多い
  • 学習意欲:医療機器の技術は日々進化するため、継続的な学習が必要

未経験からの転職:

医療機器メーカーの多くは、入社後に製品トレーニングを実施するため、未経験からでも挑戦可能です。ただし、営業職(セールス)ではなく、技術職(クリニカルスペシャリスト)を希望する場合は、その旨を明確に伝える必要があります。

想定年収

クリニカルスペシャリストの年収は、勤務先企業や担当製品によって異なりますが、比較的高水準です。

  • 未経験(1〜3年目):年収400万〜500万円
  • 経験者(3〜5年):年収500万〜650万円
  • ベテラン・シニアスペシャリスト:年収650万〜800万円以上

外資系医療機器メーカーの場合、年収がさらに高い傾向にあります(年収700万〜1000万円も可能)。また、営業手当や出張手当が別途支給されることも多く、病院勤務の看護師と比べて年収が上がるケースが多いです。

働き方の特徴:

  • 基本的に平日日勤で、夜勤はなし
  • ただし、手術立ち会いなどで早朝・夜間・休日出勤が発生することもある
  • 出張が多い(担当エリアによっては週の半分以上が出張)
  • リモートワークが可能な企業も増えている

看護師経験が活かせる点

看護師としての臨床経験は、クリニカルスペシャリストとして以下の場面で強みになります。

医療現場の実態を理解している

実際に医療機器を使ってきた経験があるため、「どこが使いにくいか」「どんな機能があると便利か」という現場目線でのフィードバックができます。

医師・看護師との信頼関係構築

「元看護師」という経歴は、医療従事者からの信頼を得やすく、製品トレーニングや立ち会い業務がスムーズに進みます。

専門分野の深い知識

例えば、手術室経験者なら手術の流れや無菌操作を理解しており、循環器病棟経験者なら心臓カテーテル検査の知識があるため、製品の使用場面を具体的にイメージできます。

患者安全への意識

医療機器の使用において最も重要なのは患者安全です。看護師として培った「安全への高い意識」は、トラブル予防や適切な使用方法の指導に直結します。

クリニカルスペシャリストに向いている人:

  • 技術や機械に興味がある
  • 人に教えることが好き
  • フットワークが軽く、出張が苦にならない
  • 継続的に学ぶ意欲がある
  • 医療現場に関わり続けたいが、直接の患者ケアからは離れたい

クリニカルスペシャリストは、「患者様のケア」という直接的な看護からは離れますが、「医療機器を通じて医療の質を向上させる」という形で、医療に貢献できるやりがいのある仕事です。40代で体力的な負担を減らしたい、かつ専門性を活かして高収入を得たいという看護師にとって、魅力的な選択肢の一つです。

異業種への転職を成功させるために

40代からの異業種転職は、決して簡単ではありません。しかし、看護師としての経験と専門知識は、これらの職種において大きな強みになります。

転職を考える際のポイント:

  • 自分の強みを明確にする:どの診療科での経験が、希望する職種で活かせるか整理する
  • 情報収集を徹底する:実際に働いている人の話を聞く、転職エージェントに相談する
  • 段階的なキャリアチェンジを考える:いきなり転職するのではなく、副業や短期研修で適性を確認する
  • 経済的な準備をする:年収が下がる可能性も考慮し、家計の見直しをしておく

看護師としてのキャリアだけでなく、異業種という選択肢も視野に入れることで、あなたの40代以降のキャリアの可能性は大きく広がります。

【お悩み別】40代看護師のよくある不安Q&A

40代での転職を考える理由は人それぞれですが、多くの看護師が共通して抱える不安があります。ここでは、よくある悩みに対して、具体的な解決策とおすすめの職場をご紹介します。

Q. 子育てや介護と両立できるか不安です…

A. 日勤のみ・残業少なめの職場を選ぶことで、家庭との両立は十分に可能です。ライフステージに合わせた働き方を重視する職場が増えています。

40代は、子育ての真っ最中だったり、親の介護が始まったりと、家庭の責任が重くなる時期です。「看護師として働き続けたいけれど、家族を優先したい」という思いは、決してわがままではありません。

両立しやすい職場の選び方

日勤のみの職場を選ぶ

夜勤がないだけで、生活リズムが整い、家族との時間が確保しやすくなります。

おすすめの職場:

  • クリニック・診療所:土日休みが多く、診療時間が決まっているため残業も少なめ
  • 健診センター:日勤のみで土日休み。予約制のため突発的な業務が少ない
  • デイサービス:夜勤なし、日祝休みが多い。高齢者との関わりが中心
  • 訪問看護(オンコールなし): ステーションによってはオンコール当番なしの条件で働ける
  • 企業内診療所・産業保健:企業の就業時間内の勤務で、残業もほとんどない

勤務時間の融通が利く職場を選ぶ

子どもの送迎時間や親の通院に合わせて、勤務時間を調整できる職場が理想的です。

おすすめの働き方:

  • パート・非常勤勤務:週3日、午前のみなど、自分の都合に合わせて働ける
  • 時短勤務制度のある病院:正社員でも6時間勤務など、短時間正社員制度を導入している職場
  • 派遣看護師:単発や短期の仕事を選べ、自分のスケジュールに合わせて働ける

職場の理解と協力体制を確認する

面接時に、以下の点を確認しましょう。

  • 子育て中・介護中のスタッフが他にもいるか
  • 急な休みや早退に対応してもらえる体制があるか
  • 有給休暇が取りやすい雰囲気か
  • 託児所や保育施設が併設されているか(病院の場合)

実際の両立例

ケース1:小学生の子どもがいるAさん(43歳)

  • 職場:近所のクリニック(整形外科)
  • 勤務形態:パート勤務、週4日、9:00〜16:00
  • 工夫点:子どもの学校行事がある日は事前に休みを申請。クリニックは少人数でアットホームな雰囲気のため、急な発熱での早退にも対応してもらえる

ケース2:親の介護が始まったBさん(46歳)

  • 職場:デイサービス
  • 勤務形態:正社員、日勤のみ、8:30〜17:30
  • 工夫点:土日休みのため、週末に親の通院付き添いができる。夜勤がないため、夜間に親の様子を見に行くことも可能

給与面での注意点

日勤のみの職場は、夜勤手当がない分、病棟勤務より年収が50万〜100万円ほど下がることがあります。しかし、「家族との時間」「心身の健康」という目に見えない価値を考えると、決して損な選択ではありません。

また、パート勤務でも時給1,800〜2,200円と高めの設定が多く、週3〜4日でも十分な収入を得られるケースもあります。

転職活動のポイント

  • 転職サイトで「日勤のみ」「残業少なめ」で絞り込む:条件に合った求人を効率的に探せる
  • 面接で正直に状況を伝える:「子育て中のため、残業が難しい」と事前に伝えることで、入職後のミスマッチを防げる
  • 職場見学で雰囲気を確認:実際に働いているスタッフの年齢層や、休憩時間の過ごし方などを観察する

家庭との両立は、職場選びと働き方の工夫次第で十分に実現できます。あなたのライフステージに合った職場を見つけることが、長く看護師として働き続ける秘訣です。

Q. 体力的に夜勤がもう辛いのですが、給料は維持できますか?

A. 夜勤なしでも給料を維持できる職場は存在します。専門性を活かせる分野や、日勤でも高収入が得られる職場を選ぶことがポイントです。

40代になると、20代の頃のように夜勤明けでも元気に過ごせるわけではありません。「夜勤が辛い」と感じるのは、体が正直に限界を訴えているサインです。無理を続けると、体調を崩したり、仕事のミスにつながったりするリスクもあります。

夜勤なしでも給料を維持できる職場

美容クリニック・美容皮膚科

美容クリニックは、日勤のみでありながら高収入を得られる数少ない職場の一つです。

給与水準:

  • 年収400万〜600万円(経験により変動)
  • 月給30万〜40万円+インセンティブ

仕事内容:

  • 美容施術の補助(レーザー治療、ヒアルロン酸注射など)
  • カウンセリング、施術前後の説明
  • 予約管理、受付業務

メリット:

  • 日勤のみで土日休みの職場も多い
  • ノルマがある職場もあるが、達成時のインセンティブで収入アップが可能
  • 患者様は健康な方が中心のため、精神的な負担が少ない

注意点:

  • 美容医療の知識を新たに学ぶ必要がある
  • 接客・営業的な要素が強い職場もある
  • ノルマがストレスになることも

健診センター・人間ドックセンター

健診センターは、予約制で業務が規則的なため、残業も少なく働きやすい職場です。

給与水準:

  • 年収380万〜500万円
  • 月給28万〜35万円

仕事内容:

  • 健康診断の問診、採血、身体計測
  • 検査の説明、結果に基づく保健指導
  • 受診者の誘導、データ入力

メリット:

  • 日勤のみで土日休み
  • 急患対応がなく、予定通りに業務が進む
  • 健康な人が対象のため、精神的な負担が少ない

注意点:

  • 病棟勤務より年収は下がる傾向
  • 繁忙期(春の健診シーズン)は忙しい
  • 単調な業務に感じることも

訪問看護ステーション(オンコールなし)

訪問看護は基本的に日勤のみで、オンコール当番がない職場を選べば、夜間対応の負担もありません。

給与水準:

  • 年収400万〜550万円(オンコールなしの場合)
  • 月給28万〜38万円

仕事内容:

  • 利用者宅への訪問看護(医療処置、服薬管理、健康観察など)
  • 多職種との連携(ケアマネジャー、医師、リハビリスタッフ)

メリット:

  • 自分のペースで看護ができる
  • 患者様との深い信頼関係を築ける
  • 訪問件数に応じたインセンティブがある職場も

注意点:

  • オンコールありの職場では、夜間・休日対応がある
  • 1人での判断が求められるため、責任が重い
  • 車の運転が必須の職場が多い

治験コーディネーター(CRC)

治験コーディネーターは、看護師資格を活かせる企業勤務で、日勤のみ・土日休みが基本です。

給与水準:

  • 年収400万〜550万円(経験により変動)
  • 月給28万〜38万円

仕事内容:

  • 治験に参加する患者様のサポート
  • 治験スケジュール管理、データ収集
  • 医師・製薬企業との調整

メリット:

  • 日勤のみで土日休み
  • 夜勤がないのに、病院並みの給与が得られる
  • デスクワーク中心で体力的な負担が少ない

注意点:

  • PCスキル(Word、Excel)が必要
  • 未経験からの転職は初年度の給与がやや低め
  • 出張や移動が多い場合も

クリニカルスペシャリスト(医療機器メーカー)

医療機器メーカーの技術職として、医療現場をサポートする仕事です。

給与水準:

  • 年収450万〜700万円(外資系はさらに高額)
  • 月給30万〜45万円

仕事内容:

  • 医療機器の使い方の指導
  • 手術・検査への立ち会いサポート
  • トラブル対応、製品デモンストレーション

メリット:

  • 基本的に日勤のみ(ただし手術立ち会いで早朝・夜間出勤の可能性あり)
  • 高収入が期待できる
  • 専門性を活かせる

注意点:

  • 出張が多い
  • 技術的な知識の習得が必要
  • フットワークの軽さが求められる

給与を維持するためのポイント

専門性を活かせる分野を選ぶ

単に「夜勤なし」を条件にするのではなく、あなたの専門分野(手術室、循環器、透析など)を活かせる職場を探すことで、給与交渉がしやすくなります。

複数の収入源を組み合わせる

  • Wワーク:クリニックのパート+単発の健診バイトなど、複数の仕事を組み合わせる
  • 副業:看護師ライター、オンライン看護相談、看護学生の家庭教師など

資格取得でキャリアアップ

認定看護師や専門看護師の資格を取得することで、日勤のみでも給与が上がる可能性があります。

転職サイトで給与交渉をサポートしてもらう

転職エージェントに「夜勤なしで年収○○万円以上」という条件を伝え、交渉を代行してもらうことで、希望の給与を実現しやすくなります。

実際の転職例

ケース:病棟勤務からCRCへ転職したCさん(44歳・女性)

  • 転職前:大学病院の循環器病棟、夜勤あり、年収520万円
  • 転職後:治験コーディネーター(SMO企業)、日勤のみ、年収480万円
  • 結果:年収は40万円ダウンしたが、夜勤がなくなり体調が改善。2年後には経験を積んで年収500万円に回復し、ワークライフバランスも実現

夜勤なしでも給料を維持できる職場は、確実に存在します。あなたの経験やスキルを活かせる分野を見つけ、戦略的に転職活動を進めることが成功の鍵です。

Q. 今後のキャリアアップが見えません…

A. 40代からでもキャリアアップは可能です。認定看護師の資格取得、管理職への昇進、異業種への転身など、選択肢は多様にあります。

「40代になって、このままで終わっていいのだろうか」「若手が次々と認定看護師を取得する中、自分には何ができるのか」——そんな不安を抱える看護師は少なくありません。しかし、40代だからこそ挑戦できるキャリアアップの道があります。

40代から目指せるキャリアアップの選択肢

認定看護師・専門看護師の資格取得

専門性を高め、看護のスペシャリストを目指す道です。40代での取得も十分に可能で、むしろ豊富な臨床経験が強みになります。

おすすめの分野:

  • 感染管理認定看護師:病院全体の感染対策を担当。需要が高く、どの病院でも重宝される
  • 緩和ケア認定看護師:終末期ケアの専門家。高齢化社会で需要が増加中
  • 皮膚・排泄ケア認定看護師:褥瘡ケア、ストーマケアの専門家。訪問看護や療養型病院でも活躍
  • 糖尿病看護認定看護師:生活習慣病の増加に伴い、需要が高い

メリット:

  • 専門性が認められ、給与アップ(月1〜3万円の資格手当)
  • 院内の教育担当や相談窓口として重要な役割を担う
  • 転職時に有利(専門資格保有者は高く評価される)

取得のハードル:

  • 6ヶ月〜1年の研修期間が必要(病院によっては職場の支援制度あり)
  • 受講費用が50万〜100万円程度(病院が負担してくれる場合も)
  • 実務経験5年以上などの受講資格がある

資格取得支援制度のある職場を選ぶ

転職先を選ぶ際に、「認定看護師の資格取得支援制度」がある病院を選べば、費用負担や勤務調整のサポートを受けられます。

管理職(主任・師長)への昇進

マネジメント能力を活かし、組織を動かす立場を目指す道です。40代は管理職として最も活躍しやすい年代と言えます。

おすすめの職場:

  • 総合病院:病棟師長、外来師長、手術室師長など、管理職ポジションが豊富
  • 介護施設:看護部門の責任者として、少人数の看護師をまとめる役割
  • 訪問看護ステーション:管理者(所長)として、ステーション全体の運営を担う

メリット:

  • 年収アップ(師長クラスで年収600万〜750万円)
  • 組織全体の看護の質を高める、やりがいのある仕事
  • リーダーシップやマネジメントスキルが身につく

求められるスキル:

  • スタッフ管理、シフト調整、業務改善
  • 病院経営の視点(コスト管理、業績向上)
  • コミュニケーション能力(医師、事務、他部署との調整)

管理職候補の求人を見つける方法

管理職求人は一般公募されることが少なく、転職サイトの「非公開求人」として募集されることが多いです。転職エージェントに「管理職希望」と伝えることで、非公開求人を紹介してもらえます。

教育・指導に特化したキャリア

後進の育成に力を入れたいなら、教育担当や実習指導者としてのキャリアもあります。

おすすめの職場:

  • 看護学校の教員:看護師養成課程の専任教員として、学生教育に専念
  • 病院の教育担当:院内研修の企画・運営、新人教育プログラムの開発
  • 実習指導者:看護学生の実習受け入れを担当

メリット:

  • 夜勤がない(看護学校教員の場合)
  • 次世代の看護師を育てるやりがい
  • 教育学の知識を深められる

必要な資格:

  • 看護学校教員:看護師養成所教員養成講習会の修了(1年間)
  • 実習指導者:実習指導者講習会の修了(2〜3ヶ月)

異業種への転身

看護師の枠を超えて、医療関連の異業種でキャリアを築く道もあります。

おすすめの職種:

  • 治験コーディネーター(CRC):臨床経験を活かし、治験の現場をサポート
  • 産業保健師(保健師資格が必要):企業で従業員の健康管理を担当
  • クリニカルスペシャリスト:医療機器メーカーで技術サポート
  • 医療ライター・医療監修:医療知識を活かして記事執筆や監修

メリット:

  • 夜勤なしで高収入を得られる職種もある
  • 新しい分野に挑戦するやりがい
  • ワークライフバランスが取りやすい

デメリット:

  • 直接的な患者ケアからは離れる
  • 新しいスキル(PC、英語、営業など)の習得が必要

開業・独立という選択肢

訪問看護ステーションの開業、フリーランス看護師として活動するなど、独立という道もあります。

開業の例:

  • 訪問看護ステーションの開業:自分の理念に基づいた看護を提供
  • 看護師向けの研修講師:セミナーやオンライン講座を開催
  • 看護コンサルタント:病院の業務改善や教育プログラムの開発を支援

メリット:

  • 自分のペースで働ける
  • 収入の上限がない
  • 理想の看護を追求できる

デメリット:

  • 経営リスクがある
  • 安定した収入が得られるまで時間がかかる
  • 経営の知識が必要

キャリアアップを実現するためのステップ

STEP1:自分のキャリアビジョンを明確にする

「5年後、10年後、どんな看護師でありたいか?」を具体的にイメージしましょう。

STEP2:必要なスキルや資格を洗い出す

目指すキャリアに必要な資格や経験をリストアップします。

STEP3:現在の職場で実現可能か検討する

今の職場で資格取得支援や昇進の機会があるか確認します。難しい場合は転職を検討しましょう。

STEP4:転職サイトやエージェントに相談する

キャリアアップを支援してくれる職場を、プロの力を借りて探します。

STEP5:小さな一歩から始める

いきなり大きな挑戦ではなく、まずは院内研修に参加する、資格の勉強を始めるなど、できることから始めましょう。

実際のキャリアアップ事例

ケース:病棟看護師から認定看護師へ(Dさん・45歳・女性)

  • 背景:15年間、一般内科病棟で勤務。「このままでいいのか」とキャリアに悩む
  • 行動:病院の資格取得支援制度を利用し、感染管理認定看護師を取得
  • 結果:院内の感染対策委員会の中心メンバーとなり、月3万円の資格手当で年収アップ。「専門家として頼られる」やりがいを実感

40代は、「もう遅い」ではなく「まだ間に合う」年代です。豊富な経験を土台に、新しい挑戦をすることで、看護師人生の後半戦をより充実したものにできます。

これらのQ&Aが、あなたの不安を解消し、前向きな一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

40代の転職は決して遅くありません。あなたの経験とスキルを活かせる、理想の職場が必ず見つかります。

さいごに

転職したい40代看護師さんに向けて、転職難易度について解説しました。

結論を再掲すると、40代だからと言って特段難しくなるわけではありませんが、ブランクが長かったり職場条件が厳しかったりするとややハードルは高くなるので、謙虚な姿勢と40代ならではの経験を強みに、面接に臨みましょう。

効率的に求人を探すなら転職サイトがおすすめですが、他にもいくつか仕事探しの方法は存在します。詳しくは『看護師転職の方法と求人の探し方をプロ目線で徹底解説』を参考にしてください。

このページを通して、あなたの転職活動が成功することを、陰ながら応援しております。

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この記事を書いた人

現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。

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