「自分に介護職は向いてないのかも…」
「どんな人が向いてるんだろう」
と考えていませんか。
この記事を作成するにあたり、ベテラン介護職員を対象に「どんな人が介護職に向いてないと言えますか?」とアンケート調査を行いました。
集まった回答を分類した結果、以下のような性格の方は向いていないと言えることが分かりました。
- 短期で怒りっぽい
- 神経質
- プライドが高い
- 体力に自信がない
- コミュニケーションが苦手
- 思いやりに欠ける
- 真面目過ぎる
ただ、入職直後や経験が浅い段階では、上記に当てはまったからと言って決めつけないことが大切です。
この記事では、当介護職向けに独自に取得したアンケート結果を元に、介護職に向いてない人の特徴や、向いてないと感じたときの判断ポイントをお伝えします。
全て読めば、あなたが介護職に向いていないかどうかがわかります。
1.介護職に向いてない人の特徴&性格【介護職54人にアンケート】
この章では、介護職に向いてない人の特徴や性格を紹介します。当サイトでは、業界経験7年以上のベテラン介護職員を対象に「どのような人が介護職に向いてないと思いますか?」と質問したところ、以下のような回答が得られました。
- 1-1.短気で怒りっぽく、せっかちな人
- 1-2.細かいことに悩んでしまう人
- 1-3.プライドが高く、自己中心的な人
- 1-4.体力に自信がない人や腰痛持ちの人
- 1-5.人とのコミュニケーションが苦手な人
- 1-6.思いやりのない人
- 1-7.精神的に弱い人や優しい人、真面目すぎる人
早速見ていきましょう。
1-1.短気で怒りっぽく、せっかちな人
短期で怒りっぽく、せっかちな性格の人は、介護職に不向きです。
なぜなら介護の現場では、「腰を据えてじっくりと利用者の話を聞く」「動作の遅い高齢者のペースにあわせて行動する」など、辛抱強く利用者と向き合う必要があるからです。
実際に介護職経験者からは、短期で怒りっぽい人、せっかちな人はやっていけないという意見が最も多く集まりました。



また介護職はサービス業のような側面があり、時には利用者から理不尽な扱いを受けることもあります。そういった時にすぐカッとなってしまう人は、介護職に向いていないと言えるでしょう。
1-2.細かいことに悩んでしまう人
細かいことに悩んでしまう人も、介護職には不向きと言えます。
介護の仕事では、利用者さんやご家族から暴言を吐かれたり、避けようのないトラブルが起きたりします。もちろん、これらに向き合うことは重要ですが、真正面から向き合い過ぎても身が持ちません。
実際に、細かいことに悩みがちで繊細な人は、介護職に向いていないとの意見が多く聞かれました。


このように、介護職の仕事をするには、「適度な鈍感さ」や「ある程度のところで割り切って考えること」が必要と言えます。
1-3.プライドが高く、自己中心的な人
プライドが高く自己中心的な人も、介護職に向かないとの声が聞かれました。
プライドの高さは自分のやり方を押し通すことにつながり、高齢者に寄り添えないからです。また、介護職はスタッフ間での連携が重要であり、自己中心的な行動はチームワークの乱れにつながります。
介護職経験者からも、プライドが高い人や自己中心的な人に介護職は難しいとの意見が聞かれました。



このように、プライドが高い人や自分のやり方にこだわる人は、介護職として働くのは難しいでしょう。
1-4.体力に自信がない人や腰痛持ちの人
体力に自信がない人や、腰痛持ちの人も、介護職には向いていません。
介護職は仕事の大半が体力仕事ですし、夜勤がある施設も多く、体力がない人にとってはかなりきつい環境だからです。体調管理能力や生活リズムを整える力も求められます。
実際に、体力がない人や腰痛持ちの人に介護職は厳しいとの声が多く聞かれました。


介護ロボットなど、人力での介助をしない施設が増えてはいるものの、全施設で導入されているわけではありません。このため、介護職に体力は必要不可欠と言えます。
1-5.人とのコミュニケーションが苦手な人
人とのコミュニケーションが苦手な人も、介護職に向いていません。
介護職は利用者さんの話を聞いてコミュニケーションを取る時間が多いからです。
また、チームで介護をしていると、スタッフ間や他職種の人とのやりとりが欠かせません。
実際に、コミュニケーションが苦手だと、介護職として働くのは難しいとの声が多く聞かれました。



このように、人とのコミュニケーションに苦手意識がある人は、介護職は向いていないでしょう。
1-6.思いやりのない人
人への思いやりがない人も、介護職として働くのは難しいです。
高齢者の体調や心の些細な変化に気づくには、常に相手を思いやる気持ちを持って接する必要があるからです。相手の気持ちに寄り添って、根気強く話を聞いてあげられる人でないと、信頼関係を築くのは難しいでしょう。
利用者の中には、本心や考えをそのまま表現してくれない人もいるので、その辺りを察する力も欠かせません。
実際に、思いやりがない人や配慮ができない人は、介護職に向いていないとの意見が寄せられています。


このように、思いやりがなく人の気持ちに寄り添えない人は、介護職が務まりにくいと言えます。
1-7.精神的に弱い人や優しい人、真面目すぎる人
精神的に弱い人や、優しい人、真面目すぎる人も、介護職に向いていません。
利用者さんに寄り添いすぎたり、何か言われるたびに真に受けて落ち込んだりしていると、自分をコントロールできずバランスを崩すからです。また、マニュアル通りに進まないと気が済まない、真面目すぎる人も好まれません。
アンケートからも、優しすぎる人や精神的に弱い人、真面目すぎる人は、介護職に向かないとの意見がありました。



このように、精神的に弱い人、優しい人、真面目すぎる人は、介護職に向いていません。
ここまでのまとめ
介護職に向いていない人は、以下の通りです。
- 短気で怒りっぽく、せっかちな人
- 細かいことに悩んでしまう人
- プライドが高く、自己中心的な人
- 体力に自信がない人や腰痛持ちの人
- 人とのコミュニケーションが苦手な人
- 思いやりのない人
- 精神的に弱い人や優しい人、真面目すぎる人
ただ、これらに当てはまったとしても早計に判断しないほうが良いです。実は入職してからの時期によって「向いてないかも…」と感じやすい時期があるからです。
次章では、介護の仕事を向いてないと感じやすい時期について、紹介します。
2.介護の仕事が向いてないと感じやすい時期
この章では、介護の仕事が向いていないと感じやすい時期を紹介します。特に「入職から3か月未満」の時期は特に壁にぶつかりやすく、すぐ「向いてない…」と感じてしまいやすいです。
また、その期間を乗り越えても、1年経つまではまた別の課題が生まれることもあります。
2-1.入職~3ヶ月未満|ほとんどの人が思うように仕事ができない
入職3ヶ月未満で向き不向きを判断するのは早計です。適性の有無に関わらず、3ヶ月未満ではほとんどの人が思うように仕事ができません。
介護職は高齢者の介助・レクリエーション・必要な事務作業など業務が多岐にわたり、入職したばかりだと、その都度「どうすれば良いのか」と行動・判断に迷うこともあるでしょう。
一通りの新しい仕事を覚えるには最低2ヶ月必要
仕事を難なくこなせるようになるには、毎日の定型業務が習慣化されたレベルに達する必要があります。
ですが実は、人間が新たな習慣を定着させるには、平均66日かかると言われています。新しい仕事を当たり前にこなせるようになるためには、誰でも絶対に2ヶ月以上かかると言えるのです。
慣れない頃は体力的な疲れもあり、利用者さんや先輩の言葉に気が沈んでしまうことも多いかと思いますが、時間の経過とともにそういったことにも慣れてきます。このため、3ヶ月未満で「向いてないかも」と悩む必要はありません。
2-2.入職3ヶ月〜1年|仕事に慣れた頃でも向いてないと感じやすい
入職3ヶ月から1年の間は、仕事に慣れて来ても向いていないと感じやすい時期です。この期間は、3ヶ月未満にはなかったことが起きやすいからです。
入職3ヶ月目以降に起きがちなこと
- 試用期間と教育期間が終わり、1人前として扱われる
- 3ヶ月未満時には大目に見てもらっていたミスが許されなくなる
- ちょっとした油断から、以前はしなかったミスをしてしまう
- 個別の業務が追加され、その対応に悩んでしまう
- 業務が増えることで、自分のキャパを超えてしまう
このように入職直後にはなかった新たな悩みが発生しやすい時期なのです。「やっと業務ができるようになったのに、やっぱり向いてないかも…」と感じやすく、落ち込むこともあるでしょう。
ただ、入職から3ヶ月で全ての業務をできるわけはないですし、業務量も増加も日を追うごとに対応できるようになります。このため、この時期の悩みから「向いていない」と判断するのは早計です。
「1年以上働いているのに向いてないかもしれないと感じる」という方は、次章で紹介する判断軸を基準に適性を見極めてみてください。
3.「向いていないかも…」と感じた時の具体的な対処法
この章では、「介護職、向いてないのかな…」と思ったときの具体的な判断ポイントをお伝えします。以下のポイントを押さえることで、建設的な判断がしやすくなるため、ぜひ参考にしてみてください。
順番に紹介します。
3-1.やるべき仕事をしっかりとこなせているか
自分に与えられた仕事をしっかりとこなせているかは、重要な判断ポイントです。
仕事が向いている場合は、自分の性格や能力を活かすことができ、自分の動きで施設全体が円滑に進んでいることを実感しやすくなります。
一方で、後輩ができる仕事を自分はできない、他の人が当たり前にできることでミスを繰り返すなど、業務で明らかに他の人との差が見られる場合、介護職に向いていない可能性があるのです。
ただ、前述のとおり入職から1年以内は向いてないと感じやすい期間であり、この時期に出来ない仕事があっても「向いてない」と判断する必要はありません。
3-2.仕事へのやりがいや達成感を感じるか
「仕事にやりがいを感じるか」は一つの判断ポイントです。
例えばですが、
- 利用者さんから「ありがとう」と言われた
- リハビリをサポートしている利用者さんが回復してきた
- ずっと沈んだ顔をしていた利用者さんがレクリエーションを通して楽しそうな表情を見せるようになってきた
こういったときに「嬉しい」「やってよかった」と素直に思えるなら、それは介護職に向いている証です。
どんな大変なことがあっても、仕事を続けられるかそうでないかを最後に分けるのはやりがいの有無です。ミスを連発したり、利用者さんや先輩からキツイことを言われても、その気持ちがあれば、乗り越えられるでしょう。
一方、これらのシチュエーションで心が動かないなら、介護職を長く続けるのは難しいかもしれません。
3-3.職場環境が自分に合っているのか
職場環境が自分に合っているのかも、重要な判断ポイントの一つです。
人間関係が良好な職場であれば、何かミスがあっても、チーム間で連携対応できたり、的確に指導してくれたりするでしょう。一方、人間関係が悪く殺伐とした職場の場合、些細なミスを過剰に叱責されたり、指導もなく放置されたりすることもあります。
このように、スムーズに仕事ができるかは、意外と本人の適性ではなく環境次第なことも大きいのです。このため、「自分は介護職に向いてない」とすぐに判断せず、まずは環境に問題がないかを考えることがおすすめです。
職場環境の問題から向いてないと感じやすい例
- 教育制度がなく、現場にまかせっきり
- 常に人手不足で、上司や先輩が部下を指導する余裕がない
- サービス残業や夜勤が多く、体力的な負担が大きい
- ミスをした際、他の人とは比にならない程怒られる
- 尊敬できる上司や先輩がいない
このため、介護職に向いていないと悩んだとき、職場環境に対して感じること具体的に書き出し、その上で今の職場を続けるか判断すると良いでしょう。
もし別の職場への転職を検討してみるなら『介護職300人が選ぶ転職サイトおすすめ比較!口コミ評判&求人数ランキング』で紹介している転職サイトに相談してみるのもおすすめです。
3-4.仕事への悩みで体調不良を引き起こしている場合
仕事への悩みで体調不良を引き起こしている場合、介護職の仕事が向いていない可能性があります。
仕事後や休日も仕事のことが頭から離れず、出勤日の前夜や当日の朝に不調を感じる場合、多くは毎日の疲れやストレスが蓄積し体に悪影響を及ぼしているからです。
辛い状態を我慢し続けると、うつ状態になることも
仕事が辛いと感じていながらも、その状態を我慢し続けた場合、うつ状態となってしまうことがあります。
休日なのに何も手に付かない、やる気が起きず寝てばかりなど、極度の疲労を感じる場合は、早めに病院に行くことがおすすめです。
このような状態が続く場合、今の仕事や職場が自分に合っていない、向いていない可能性が高いでしょう。
補足:仕事に失敗した直後に向き不向きを判断するのは難しい
仕事で大きな失敗をしてしまい、「向いてないかも」と感じている方もいると思いますが、そのタイミングでの判断するのは避けましょう。
冷静な判断ができない状態の可能性が高いからです。
というのも人は避けたい出来事に直面した時に、心を守ろうとする無意識の反応(心理学で防衛機制と呼ぶ)が働きます。
防衛機制が働くと、本来の失敗原因を深く考えることを(無意識に)放棄し、「自分が向いてなかったからミスをした」のような分かりやすい答えを導き出してしまうのです。
しかし、失敗の内容によっては「環境に非がある」「通常では起こり得ないイレギュラーなミス」など、あなた自身に何の問題もないことも多いのです。
失敗の根本原因は別にあるにも関わらず「向いてない」と思い込んでしまうのはもったいないですよね。このため「ミスをした直後」は、必要以上に思い悩まないようにしてください。
💭 まずは悩みの原因を書き出してみる
漠然とした「向いていない」という気持ちのままでは、効果的な対策は講じられません。
📝 今すぐできること
スマートフォンのメモ機能を使って、今感じている悩みを書き出してみましょう。
例えば…
✓ 身体介護や利用者さんとのコミュニケーションで困ること
✓ 記録作成で残業が続いてしまうこと
✓ 同僚や上司との人間関係の悩み
✓ 仕事へのやりがいを感じられないこと
💡 書き出した悩みを3つに分類
「すぐに自分で解決できるもの」「職場の協力が必要なもの」「時間をかけて解決すべきもの」
この作業で、どこから手をつければ良いかが明確になります。
📚 スキル不足が原因なら、研修や資格取得を検討する
利用者さんへの声かけがうまくいかない、介護技術に自信がないといった悩みは、スキルアップで解決できます。
職場内でできること
経験豊富な先輩職員に同行して介護技術を学んだり、事例検討会に積極参加することから始めましょう。
外部研修・資格取得も効果的
都道府県実施の介護技術研修(実技中心)
認知症ケア専門士(専門知識を体系的に習得)
介護福祉士(3年以上の実務経験で受験可能)
ケアマネジャー(5年以上の経験で受験資格取得)
💡 継続のコツ
1日15分でも毎日続けることが重要です。学んだ内容をすぐに現場で試してみると、より効果的にスキルアップできます。
多くの職場にある支援制度を活用して、研修費用の補助や勤務時間内での研修参加も相談してみてください。
🤝 人間関係が原因なら、信頼できる上司や同僚に相談する
先輩からの厳しい指導、チーム内コミュニケーション、職場の人間関係…。一人で抱え込まずに相談することが解決への第一歩です。
効果的な相談相手の選び方
業務調整について → 直属の上司
具体的なアドバイス → 先輩職員
同じ悩みの共有 → 同期や年齢の近い同僚
職場全体の調整 → 主任やリーダー
📋 相談時のポイント
具体的な状況を冷静に伝え、一緒に解決方法を探る姿勢を持つことが重要です。
職場内での相談が難しい場合は、労働基準監督署や介護労働安定センターなどの外部機関も活用できます。
💫 関係改善の小さな一歩
基本的な挨拶の徹底、感謝の言葉を意識的に伝える、必要な情報の積極的な共有から始めてみましょう。
💪 体力的な問題なら、働き方を見直す
夜勤明けの疲労、腰痛や肩こり、連続勤務による疲れ…。体力的な負担は工夫次第で軽減できます。
すぐに実践できる方法
正しい介護技術の習得:ボディメカニクスや福祉用具の活用
チームでの介護:一人で無理をせず複数人で対応
シフト調整の相談:夜勤回数の減少や連続勤務の回避
生活習慣の見直し
質の良い睡眠確保、適度な運動、栄養バランスの取れた食事を心がけることで、体力維持につながります。
🔄 他の選択肢も検討
体力的負担がどうしても改善されない場合は、デイサービス(夜勤なし)、訪問介護(自分のペース)、相談員(直接介護以外)、管理職(指導的役割)への転向も一つの選択肢です。
「介護職に向いていない」と感じることは、実は成長のチャンスです。
重要なのは、その感情を前向きな変化につなげること。今回ご紹介した対処法を参考に、まずはできそうなことから始めてみてください。
あなたの経験と努力は、必ず利用者さんのより良い生活につながっていきます。
4. その悩み、「仕事」ではなく「職場」が原因かもしれません
「介護職に向いていない」と感じている方の中には、実は介護という仕事自体ではなく、今の職場環境が合っていないだけのケースが非常に多いのです。
同じ介護職でも、施設の形態や規模によって働き方は大きく異なります。あなたの悩みの根本原因を探ってみましょう。
🏢 【施設形態別】仕事内容と求められる適性の違い
介護職と一口に言っても、施設によって仕事内容や求められるスキルは大きく違います。自分に合った環境を見つけることが重要です。
入所系施設(24時間体制)
特別養護老人ホーム(特養)
💼 仕事内容:要介護3以上の重度な方の生活全般をサポート。身体介護が中心
👤 向いている人:体力に自信がある、夜勤も頑張れる、重度の介護スキルを身につけたい
⏰ 勤務体制:夜勤あり、シフト制
介護付き有料老人ホーム
💼 仕事内容:入居者の生活サポート。レクリエーション企画も重要
👤 向いている人:接客スキルがある、明るい雰囲気作りが得意、サービス精神旺盛
⏰ 勤務体制:夜勤あり、比較的安定したシフト
グループホーム
💼 仕事内容:認知症の方9名以下の家庭的なケア。料理や掃除も含む生活支援
👤 向いている人:家庭的な雰囲気が好き、認知症ケアに興味がある、料理が得意
⏰ 勤務体制:夜勤あり、アットホームな環境
通所系施設(日中のみ)
デイサービス
💼 仕事内容:送迎、入浴介助、レクリエーション、食事提供
👤 向いている人:明るい性格、レクリエーション企画が好き、夜勤をしたくない
⏰ 勤務体制:日中のみ、土日休みの場合も多い
デイケア(通所リハビリ)
💼 仕事内容:リハビリサポート、機能訓練の補助
👤 向いている人:医療的な知識に興味がある、利用者の機能改善を支援したい
⏰ 勤務体制:日中のみ、医療機関併設が多い
訪問系サービス
訪問介護(ホームヘルプ)
💼 仕事内容:利用者宅での身体介護・生活援助
👤 向いている人:一対一の関わりが好き、自分のペースで働きたい、運転が苦にならない
⏰ 勤務体制:時間の融通が利きやすい、直行直帰
訪問入浴
💼 仕事内容:専用車で利用者宅を訪問し、入浴サービスを提供
👤 向いている人:チームワークを重視、体力に自信がある、短時間集中型の業務が好き
⏰ 勤務体制:日中メイン、効率的な業務
🏘️ 大規模施設と小規模施設のメリット・デメリット
施設の規模によって、働く環境や求められる能力が大きく変わります。あなたの性格や働き方の希望に合わせて選びましょう。
大規模施設(定員50名以上)
✅ メリット
- 豊富な症例経験:様々な介護度・疾患の利用者と関われるため、幅広いスキルが身につく
- 充実した設備:最新の介護機器や福祉用具が揃っている
- 安定した待遇:給与や福利厚生が充実している場合が多い
- 研修制度:体系的な教育プログラムが整備されている
- キャリアアップ:主任、リーダー、管理職などの昇進機会が多い
⚠️ デメリット
- 業務の効率化重視:一人ひとりにじっくり向き合う時間が限られる
- ルールや手順が厳格:マニュアル通りの業務が求められる
- 人間関係の複雑さ:職員数が多いため、派閥や人間関係のトラブルが起きやすい
📊 こんな人に向いている 効率的に多くの経験を積みたい、安定した環境で働きたい、将来的に管理職を目指したい方
小規模施設(定員30名以下)
✅ メリット
- 一人ひとりと深く関わる:利用者の小さな変化にも気づきやすく、家族のような関係性を築ける
- 柔軟な対応:利用者の希望に合わせた個別ケアがしやすい
- アットホームな雰囲気:職員同士の距離が近く、チームワークが取りやすい
- 幅広い業務経験:介護以外の業務(事務、清掃、調理補助)も経験できる
⚠️ デメリット
- 一人当たりの負担:少ない職員で多様な業務をこなす必要がある
- 代替が利きにくい:急な休みが取りにくい場合がある
- 給与面:大規模施設と比べて待遇面で劣る場合が多い
- 人間関係の密度:職員同士の関係が密な分、トラブルがあると逃げ場が少ない
📊 こんな人に向いている
利用者一人ひとりとじっくり向き合いたい、家庭的な雰囲気で働きたい、多様な業務を経験したい方
🎯 【比較表】あなたの性格に合う職場はどこ?タイプ別診断
あなたの性格や価値観に合った職場を見つけるための簡単診断です。当てはまる項目が多いところがあなたに適した職場です。
🌟 チームワーク重視タイプ
✓ 当てはまる特徴
- みんなで協力して仕事をするのが好き
- 困った時は同僚に相談したい
- 一人で判断するより、チームで決めたい
- 職場の雰囲気を大切にしたい
🎯 おすすめ職場
小規模施設(グループホーム・小規模デイサービス)
職員同士の距離が近く、密なコミュニケーションが取れる環境
🚀 スキルアップ志向タイプ
✓ 当てはまる特徴
- 多くの症例を経験してスキルを磨きたい
- 将来的にリーダーや管理職を目指したい
- 研修や資格取得に積極的に取り組みたい
- 安定した職場環境で長く働きたい
🎯 おすすめ職場
大規模施設(特養・大手有料老人ホーム)
豊富な経験と体系的な教育制度、キャリアパスが整備されている
🎨 個性重視・自由度タイプ
✓ 当てはまる特徴
- 自分のペースで仕事をしたい
- 利用者一人ひとりに合わせたケアをしたい
- マニュアル通りよりも創意工夫を活かしたい
- 時間の融通を利かせて働きたい
🎯 おすすめ職場
訪問介護・小規模多機能
個別性を重視したケアができ、働き方の自由度が高い
⚡ 効率重視・成果志向タイプ
✓ 当てはまる特徴
- てきぱきと効率的に仕事を進めたい
- 明確な目標や成果が見える仕事が好き
- 新しい技術や方法を積極的に取り入れたい
- 夜勤手当などで収入をアップさせたい
🎯 おすすめ職場
大規模施設・訪問入浴
システム化された効率的な業務環境と成果の見えやすさ
🌸 ワークライフバランス重視タイプ
✓ 当てはまる特徴
- 家庭や趣味の時間も大切にしたい
- 夜勤は避けたい
- 土日祝日は休みたい
- 残業は最小限に抑えたい
🎯 おすすめ職場
デイサービス・デイケア
日中のみの勤務で、土日休みの施設も多く、プライベート時間を確保しやすい
💡 診断結果の活用方法
この診断はあくまで目安です。実際の職場選びでは、以下の点も必ず確認しましょう:
- 職場見学:実際の雰囲気や働いている職員の表情を確認
- 面接での質問:残業時間、有給取得率、職員の定着率を聞く
- 口コミサイト:転職サイトや口コミサイトでの評判をチェック
「介護職に向いていない」と感じた時は、まず今の職場環境が自分に合っているかを見直してみてください。同じ介護職でも、環境を変えることで驚くほど働きやすくなる可能性があります。
さいごに
介護職に向いてない人の特徴や性格や判断ポイントについてお伝えしました。
介護職が向いてない人は、以下のような性格や特徴のかたです。
- 短気で怒りっぽく、せっかちな人
- 細かいことに悩んでしまう人
- プライドが高く、自己中心的な人
- 体力に自信がない人や腰痛持ちの人
- 人とのコミュニケーションが苦手な人
- 思いやりのない人
- 精神的に弱い人や優しい人、真面目すぎる人
また、今の仕事が「向いてない」と感じるのには、入職時期や職場環境による場合もあります。この記事を参考に、ぜひ最善の選択をしてください。
「介護職以外の仕事も視野に入れておきたい」という方は、『介護職からの転職におすすめの仕事16選!介護経験の強みを活かしてキャリアチェンジ』の記事も参考にしてみてください。
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