介護面接に落ちる人の特徴&理由10選|誰でも受かるわけではない!採用したい人の特徴も

介護面接 落ちる人

「介護面接にまた落ちた…」
「どうして落ちるんだろう?」

と悩んでいませんか。

介護職は人手不足であり、常に求人がある業界と言われていますが、誰でも受かるわけではありません。

面接を突破するためには、利用者の方を安心して任せられるような人柄である、この人と一緒に働きたいと採用担当者に思われることが非常に重要です。

そこでこの記事では、元介護士で転職コンサルタントの私が、以下の流れで解説します。

  1. 介護面接に落ちる人の特徴&理由10選!人手不足の業界で落ちる理由とは
  2. 介護面接で落ちる人の志望動機NG例【こんな志望動機は落ちやすい】
  3. こんな人は採用したい!介護面接に受かる人の特徴
  4. 【面接突破の近道】転職支援のプロから客観的なアドバイスをもらうのもおすすめ!

この記事を読めば、介護面接に受かるための第一歩となります。

目次

1.介護面接に落ちる人の特徴&理由10選!人手不足の業界で落ちる理由とは

人手不足の介護業界ですが、介護面接で落ちる人は実は多いです。この章では、介護面接に落ちる人の特徴や理由を紹介します。

是非チェックしてみてください。

理由1.身だしなみに清潔感がない

身だしなみに清潔感がないことは、面接において厳禁です。

第一印象は5秒以内に決まり、その印象は潜在的に2年続くと言われています。また、その人を印象付けるものとして、見た目や声の高さなどの視覚・聴覚からの情報は、印象全体の93%を占めると言われています。

このため、面接でどんなに良い内容を回答しても、身だしなみの清潔感がないことが大きなインパクトを与えてしまい、不合格となってしまうことは大いにあり得るのです。

身だしなみで一番大切なことは、清潔感です。スーツや服にシワがついていたり、靴が汚れていたりすると、だらしない印象を与えてしまいます。

特に介護職の場合、清潔さが必須であるため、服装以外の印象も重要です。男性は短髪でさわやかな印象に、女性は髪を一つにまとめましょう。爪は短く切りそろえ、女性のメイクは派手にならないように気を付けることが大切です。

採用担当者に良い印象を残すことを最優先に考え、身だしなみをきちんと整えるようにしましょう。

理由2.暗くて声が小さく、社会人マナーがなっていない

暗くて声が小さく、基本的な社会人マナーがなっていないと判断される人も、面接に落ちてしまいます。

社会人として最低限の振る舞いや、言葉遣いができていれば問題はないものの、声が小さかったり姿勢が悪かったりすると、暗い人であるというマイナスの印象を与えてしまいます。

採用担当者は「高齢者の方と上手く関わることができそうか」という視点で候補者を見ています。自信が無さそうな印象は面接で不利となるため、明るくハキハキと丁寧な言葉で受け答えすることが大切です。

また、面接時間に遅れることも社会人マナーとしてNGです。30分~15分前には施設付近に到着し、5分前には訪問できるようにスケジューリングしておくと、心に余裕ができ、面接でも堂々とアピールできるでしょう。

理由3.転職理由がネガティブですぐやめそうに見える

転職理由がネガティブで、すぐに辞めそうな人も、面接で落ちてしまうでしょう。

前職の退職理由が「人間関係が悪かった」「給料が安かった」など、マイナスなものである人は非常に多いですが、ネガティブな退職理由をそのまま転職理由として伝えてはいけません。

転職理由がネガティブだと、「採用しても、また同じことが起きたら辞めてしまうのでは…」「忍耐力がないのでは…」と捉えらえてしまい、良い印象にならないからです。

採用担当者は、候補者の本当の転職理由がネガティブである可能性は十分に分かっており、それをどのようにポジティブに変換し、次につなげようとしているのかを見ています。

このため、転職理由はポジティブに、新しい職場でのビジョンと併せて伝えることが大切です。

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介護職によくある転職理由を解説 面接で印象の良い伝え方とは?

理由4.上から目線で謙虚さがない

上から目線で謙虚さがない人も、面接で落ちる人の特徴と言えます。

介護職経験者や異業種でのキャリアを積んできた人が不採用となってしまう理由として、「傲慢であり、謙虚さがないこと」が挙げられます。

候補者の発言が「この私なら介護の仕事はかんたん」「長く介護の経験がある私なら、教わらなくても活躍できる」というような態度が見えてしまうと、採用担当者に一緒に働きたいと思われにくく、不採用となってしまいます。

経験やキャリアは強みとなりますが、新しい職場に入社したときは新人であり、教えてもらうことも多いでしょう。このため、「学ばせてほしい」という謙虚な姿勢を持ち続けることは、とても大切なのです。

理由5.話が長く、会話のキャッチボールができない

話が長く、会話のキャッチボールが出来ない人も、面接では落ちてしまうでしょう。

採用担当者の質問には、結論を先に伝えるなどわかりやすく端的に話すことがポイントです。回答する際に、理由や前置きを長々と話してはいけません。

話が長くなる人は、多くのことを伝えようとして話しているうちに、内容が脱線して本題からずれていくことがあります。結果、聞かれた質問に対する答えにならずに、面接官からは「理解力が乏しく、話を整理できない人」という印象を与えてしまうのです。

このため、質問をされたときは、まず答えを簡潔に述べ、次に理由、具体的なエピソード、という順番で続けることで、起承転結がわかりやすくなります。また、回答は1分ほどでまとめると、より印象が良くなるでしょう。

理由6.志望動機を伝えられない

面接の際に志望動機を伝えられない人は、間違いなく面接で落ちてしまいます。

志望動機は履歴書に記入する欄があるものがほとんどであり、面接では必ず聞かれる質問です。

  • なぜ介護の仕事をしようと思ったのか
  • なぜうちの施設に応募したのか

必ず聞かれるであろう上記2問への回答を準備していないことで、そもそもやる気がない人だと判断されてしまいます。

多くの仕事の中から介護職とその施設への応募を決めたのには、何かしらの理由があるはずです。ご自身の経験や価値観を交えながら、介護職として活躍したい理由や応募先でどのように働きたいかなど、熱意をアピールするようにしましょう。

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【介護業界の転職】志望動機の書き方・答え方のポイントを例文付きで解説

理由7.応募先施設の理解が不足している

応募先施設への理解が不足している人も、面接では落ちる可能性が高いでしょう。

応募する施設や会社の事前の情報収集は非常に大切です。情報不足のために、面接官の質問内容や意図が理解できず、とんちんかんな回答をしてしまう可能性もあります。

また、応募先施設の理念や大切にしていることを知っておくと、入社後にご自身がどのように役立ち貢献できるのかをアピールしやすくなるでしょう。

施設のホームページから、業務内容や企業理念は必ず確認しておきましょう。

理由8.理想論が多く違和感を感じる

候補者が話す内容に理想論が多く、採用担当者が違和感を感じてしまうと、面接に落ちやすくなります。

事前に情報収集をしっかりとおこない、志望動機につなげることはとても重要ですが、そこに書かれている理想論ばかりを語っていると、「理想と現実のギャップに耐えられるのだろうか」と心配されてしまうことがあるのです。

特に、入社後に現場の上司となる人が面接官をしている場合は、より一層の注意が必要です。

目標を持ち理想を目指すことは大切ですが、ご自身の価値観や経験もしっかりと伝えるようにしましょう。

理由9.回答に一貫性がない

候補者の回答に一貫性がないと捉えられた場合も、面接では落とされてしまうでしょう。

履歴書に書かれた志望理由や自己PRと、質問の回答内容が一致していない場合、仕事に対する熱意や姿勢が正しく伝わらないからです。

また、質問の回答内容に一貫性がないと、採用担当者はどれが候補者の本当の気持ちや考えなのか、何を信じたらよいのか分からなくなってしまいます。

面接は採用の合否を決めるだけではなく、採用担当者と候補者がお互いの理解を深めるために行われるため、回答内容に一貫性がないことで理解が深まらず、結果として不合格となってしまいます。

理由10.逆質問をしない

面接の最後に逆質問をしない人も、面接で落ちやすい傾向があります。

どの面接でも、一通りの質問が終わった後に「何か質問はありますか?」と聞かれます。このときに「特にありません」と答えてしまうことはNGです。

なぜなら、質問をしないことで応募先施設に興味がない、熱意がない人と捉えられてしまうからです。そこまでしっかりと回答していたにも関わらず、最後の質問で不採用となるのは非常にもったいないです。

事前の情報収集や、働くうえで気になることなどを事前に質問として準備し、最後に必ず質問をしましょう。質問の内容によっては、ここで働きたいという意思と積極性をアピールできる時間になります。

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転職面接のラスト2分で合格を勝ち取るための逆質問21選

2.介護面接で落ちる人の志望動機NG例【こんな志望動機は落ちやすい】

この章では、介護面接で落ちる人の志望動機NG例を解説します。ありがちな例を紹介しますので、ご自身の志望動機にぜひ活かしてください。

順番に見ていきましょう。

NG例1.人間関係が良い職場で働きたい

人間関係が良い職場で働きたいことを志望動機にすると、不採用の確率が一気に上がってしまいます。

職場での人間関係の良さは誰もが願うことですが、これを志望動機にすると「人間関係を理由に辞めてしまう人」と印象付けられてしまうからです。

仮に人間関係が良い職場に入社しても、その人に合うかどうかは別問題です。前職で人間関係で悩み転職したのであれば、悩んだときにどのよう人間関係を構築し、乗り越えたのかをアピールしましょう。

「職場全体のコミュニケーションが少ない中で、率先して全員に挨拶をするようにした」「苦手意識がある人にもしっかりと話を聞き、理解に努めた」など、ご自身の経験を次の職場でも活かせるポイントと併せて伝えることが大切です。

NG例2.自分が思うような介護をしたい

自分が思うような介護をしたいことを志望動機にした場合も、不採用になりやすいです。

介護の現場では柔軟な考えを持ち、臨機応変に対応できる適応力がある人が求められます。一つの職場で働いている介護士の中でも介護観は人それぞれで、ご自身の介護観を伝えて入社したとしても、他のスタッフも同じ介護観であるとは限りません。

また、時代の移り変わりや施設の方針変更などで、変化することもあるでしょう。このため、自分の介護に固執している人は、扱いにくいと捉えられてしまうのです。

ご自身に強い介護観があることは、転職先を選ぶ際の一つの指標となります。事前の下調べをしっかりとおこない、応募先施設の理念に強く共感していることを志望動機として伝えると、面接での印象は大きく変わるでしょう。

NG例3.スキルアップしたい

多くの人が志望動機としてスキルアップしたいことを挙げられますが、実は落ちやすい理由の一つです。

一見向上心があると評価されそうに思えるものの、職場は学校とは異なり、学ぶだけの場所ではありません。介護施設も一つのビジネスであり、利用者様からお金をいただいている以上、最適な介護サービスを提供しなくてはなりません。

この場合、スキルアップしたいという志望動機は、自分自身にのみ焦点が当たっており、利用者に目が向いていないと思われやすいのです。

そこで、「利用者様に喜んでいただくために、どのようなサービスが求められているのかに耳を傾け、自身のスキルを磨き続けたい」など、利用者ファーストの目線を伝えると、施設側にもメリットがあることをアピールできるでしょう。

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3.こんな人は採用したい!介護面接に受かる人の特徴

ここまで介護面接で落ちる人の特徴や志望動機についてお伝えしてきましたが、この章では面接官が「この人はぜひ採用したい!」と思う、受かる人の特徴をまとめました。

介護転職を成功させたい人は、押さえるべき必須ポイントと言えるでしょう。

それでは、紹介します。

受かる人1.利用者が気持ちよく過ごせるような明るさがある

受かる人の特徴一つ目は、利用者が気持ちよく過ごせるような明るさがあることです。

介護施設に来られる利用者の方の状況はさまざまですが、どのような方でも気持ちよく過ごしたいと思っていることに変わりはないでしょう。このため、利用者の方に喜ばれるような明るさや、ハキハキとした話し方をする人が好まれます。

また、介護士が担当する業務は多岐に渡るため、明るくハキハキと話すことは、利用者の方だけでなく周りのスタッフにも良い影響を与えます。

周囲の人を笑顔にするような話し方に加え、テキパキと仕事をする元気な印象を持ち合わせていると、さらに好印象です。

受かる人2.聞かれたことに的確に答えられる

聞かれたことに的確にこたえられる人も、受かる人の特徴と言えます。聞かれたことに対する回答を、まず手短に答えることが大切です。

介護施設の利用者の方は、耳が遠くなっていることや、認識がしにくくなっている人も中にはいらっしゃいます。このときに聞かれた内容以外のことから話し始めると、話が散らかってしまい、利用者の方に上手く伝わらなくなってしまうからです。

このため、例えば面接で志望動機を聞かれたときは、まず「志望理由は◯◯です。」と結論を述べます。付随することを追加で話したい場合は、質問の回答を述べた後に、1分を目安に手短にまとめながら話をするようにしましょう。

受かる人3.他者を否定せずに協調性を大事にしながらベストな答えを出せる

他者を否定せずに協調性を大事にしながら、ベストな答えを出せる人も、介護面接に受かる人の特徴です。

物事を白か黒かはっきりつけたがる人は、そもそも介護業界が合わない可能性が高いでしょう。介護は答えがないことも多く、その中から他の人も納得できる答えを導き出すことが多くあるからです。

介護の現場では、利用者の要望と介護医療面での視点がずれることはよくあります。このときに「あなたの意見は誤っていて、私が正しいです」という対応は好ましくありません。全ての人が納得できる中間点を探すことは、介護の現場で頻繁に起きるのです。

このため、物事が曖昧な状態でも前に進めていける人は、介護職に向いており、面接にも受かりやすいと言えます。

受かる人4.履歴書が見やすく、読む人の立場が考えられている

最後の特徴は、履歴書が見やすく、読む人の立場を考えられる人です。

必ずしも字のが上手である必要はありませんが、見る人が読みやすいように意識をして、丁寧に書くことは非常に重要と言えます。

仕事や希望の施設に対する姿勢や意欲に通じることはもちろん、年配の方が面接する可能性にも配慮していると好印象を与えられるでしょう。

履歴書一つでその人の最初の印象が変わるため、できるだけ丁寧に書いて提出するようにしましょう。

4.【面接突破の近道】転職支援のプロから客観的なアドバイスをもらうのもおすすめ!

介護面接を突破したい人には、介護士専門の転職サイトに登録をし、転職支援のプロから客観的なアドバイスをもらうこともおすすめです。

転職サイトは、求人探しから選考対策まで転職活動をトータルでサポートしてくれる人材サービスのことで、履歴書の作成や、面接を突破するための練習(模擬面接)など、担当のコンサルタントのフォローをもらうことができます。

また、転職サイトの担当者は「どのような自己PRをすれば、採用確率が高くなるか」といったノウハウを熟知しており、一人ひとりに合った転職活動の進め方も、具体的にアドバイスしてくれるでしょう。

興味があるかたは、『レバウェル介護(旧:きらケア)』や『かいご畑』などの介護士専用の転職サイトにぜひ登録してみてください。登録は1分程度で、利用料はかかりません。

また、『介護職300人が選ぶ転職サイトおすすめ比較!口コミ評判&求人数ランキング』では、当サイトが独自に取得したアンケートから、利用者満足度の高い転職サイトを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

さいごに

介護面接に落ちる人の理由や特徴について、お伝えしました。

求人が多い介護職ですが、面接を通過するためには、利用者の方を安心して任せられるような人柄である、この人と一緒に働きたいと採用担当者に思われることが重要です。

面接が苦手なので対策をしたい、介護職の転職活動についてフォローしてもらいたいという介護士さんは、『レバウェル介護(旧:きらケア)』や『かいご畑』などの介護士専用の転職サイトにぜひ登録してみてください。

あなたの介護士人生が最高のものになるよう、心から祈っています。

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この記事を書いた人

現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。

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