「20代のうちに、エンジニアとしての専門性を深めたい!」
「未経験からのエンジニア転職を目指したい!」など、20代エンジニアでの転職をご検討されていませんか?
長年、転職コンサルタントとして働いてきた私からすると、思い立った今、何か行動を起こさないと将来きっと後悔するので、まずは一歩踏み出すべきです。
このページでは、その理由や最高の第一歩を、以下の流れで紹介します。
- 20代エンジニア転職はやらねば損!強気に一歩踏み出そう!
- 20代エンジニアの転職成功率を飛躍的に上げる5ポイント
- 転職エージェントを活用しよう
- 【目的別】20代エンジニアにおすすめの転職エージェント15選
- 転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
- 【図解】転職エージェント利用の流れ
- エンジニア転職の基本ノウハウまとめ
- 20代エンジニアの転職でよくあるQ&A10選
何も行動せずに将来後悔しないように、また「行動して心からよかった」と思えるように、このページでお伝えするポイントをご一読頂ければと思います。
当記事では、20代エンジニアの転職市況から、転職で成功するための対策といった、20代エンジニアが転職で必要な全てを解説しています。
少し長いですが、軽く流しながら一読していただくだけでも何かお役に立てると思いますので、20代エンジニアで転職を考えている方はぜひご一読ください。
1. 20代エンジニア転職はやらねば損!強気に一歩踏み出そう!
結論、エンジニアの転職市場は非常に有望なため、強気に一歩踏み出すことをおすすめします。
実際に、有効求人倍率で見ても、職種全体で1.86に対して、ITエンジニア7.84と、人手不足であることが分かります。(参考:doda 2021年6月)
業種 | 有効求人倍率 |
技術系(IT・通信) | 7.84 |
技術系(電気・機械) | 3.04 |
技術系(建築・土木) | 4.41 |
参考:全職種 | 1.86 |
このように、エンジニアの転職市場は非常に有望ですが、今保有しているスキルにより、以下2つのケースに分かれます。
- 積極的に転職すべきケース
- 慎重に転職活動をすべきケース
では、それぞれについて解説していきます。
1-1. 積極的に転職すべき2つのケース
20代エンジニアで転職が成功する可能性が高い方には、以下2つの特徴があります。
- ポテンシャルがある方
- 専門性に自信がある方
以下、それぞれのケースを説明します。
《成功しやすいタイプ1》 ポテンシャルに自信がある方
まず、ポテンシャルに自信がある方は、転職成功しやすいです。
理由としては、以下の図のように、20代前半・20代後半の方、ともにポテンシャルが求められているためです。
20代前半 | 20代後半 | |
求められること |
|
|
同業種・同職種への転職 | チャンスは多い | チャンスは多い |
異業種・同職種への転職 | チャンスは多い | チャンスは多い |
同業種・異職種への転職 | チャンスは多い | チャンスは多い |
異業種・異職種への転職 | チャンスは多い | 少し難しい |
また、20代前半の方は、職種・業界ともに未経験であっても、ポテンシャルがあれば採用につながるケースが多いです。
このことから、20代エンジニア転職では、企業側に「将来活躍しそうだ」といかに思わせられるかが鍵となります。
《成功しやすいタイプ2》 専門性に自信がある方
次に、専門性に自信がある方は、転職成功しやすいです。
実際、20代後半になると、即戦力採用の側面が強くなります。
具体的には、求人の多くが何らかの開発経験を必須としているものも多く、開発を経験せずに20代後半を迎えてしまうと不利になります。
逆に言うと、過去に何かしらの開発経験があるエンジニアは、転職成功しやすいです。
たとえば、以下のような事例があります。
以上のように、「ポテンシャル」と「専門性」に自信がある20代エンジニアの方は、積極的にチャレンジしてみましょう。
1-2. 上記2点に当てはまらなければ転職活動でしっかり対策すべき
もし、20代エンジニアの方でこれらに当てはまらない場合、非常に厳しい転職活動になることが予想されます。
だからこそ、このような方は、企業側に必要な人材とアピールできるよう、転職活動においてしっかりと対策することをおすすめします。
2. 20代エンジニアの転職成功率を飛躍的に上げる5ポイント
20代エンジニア転職成功率を飛躍的に上げる対策は、以下の5つです。
では、これら5つの対策について、それぞれ理由とともに詳しく説明していきます。
2-1. 転職の全体像を理解してスケジュールを立てる
転職活動において、まずはじめにやるべきことは、転職の全体像を理解してスケジュールを立てることです。
以下にて重要な理由と、具体的な方法について、ご説明します。
《重要な理由》
転職の全体像を理解してスケジュールを立てると、効率的な転職活動を行うことができるためです。
具体的には、以下3点のメリットがあります、
- 転職活動のモチベーションが上がる
- 先のことを見据えた行動ができる
- 転職活動が長期化することを防げる
実際、転職の全体像が分からないことで大きな不安を抱える方や、スケジュールを立てないことで非効率な転職活動をされる方も多くいらっしゃいます。
その結果、自身が思ったような転職活動ができず、大きなストレスを抱えてしまい、転職活動自体を断念される方もいらっしゃいます。
転職活動を成功させるためにも、まずは転職の全体像を理解してスケジュールを立てるようにしましょう。
《具体的な方法》
転職を完了させたい時期(例えば、今年の◯月中などおよその時期)から、逆算方式で立てていきます。
希望通りのタイミングで転職をするためにも、転職の全体像とスケジュール感を把握した上で、転職活動を行っていきましょう。
2-2. 転職の目的となりたい将来像を考える
転職活動のスケジュールを立てたら、転職の目的となりたい将来像を考えます。
以下にて重要な理由と、具体的な方法をご説明します。
《重要な理由》
「転職の目的」と「なりたい将来像」は、いずれも転職活動の軸となるためです。
また、目的と将来像を設定することは、今転職することが本当に賢明なのかを判断する鍵にもなります。
転職の理由は人によってさまざまです。
例えば、一時の感情や日々のストレスなどで、急に思い立って転職したいと思うこともあるでしょう。
そんな時、上記を深掘りすることで、転職すべき時期は今なのか、そもそも本当に転職すべきなのかを、冷静に判断することができます。
《具体的な方法》
以下ポイントを具体化しておきましょう。
- 転職の目的・理由(なぜ転職したいのか)
- 転職後の将来像(仮に転職に成功したとして、5年後、10年後にどんな自分になっていたいか)
- 転職の必要性(今の会社では実現できないことなのか、必ず転職しなければいけないのか)
- 転職に求める条件(仕事内容・社風・年収など)
そして、転職に求める条件については、必ず優先順位をつけておきましょう。
なぜなら、「全ての条件をMAXで満たす最高の転職先というのは存在しない」という前提で、いくつかの会社から1社を選ぶという「あなたの人生における重要な意思決定」をより合理的なものにするためには、判断軸の明瞭化が必要不可欠だからです。
例えば、フィーリングや人間への魅力に始まり、仕事のワクワク感や年収だけで決めてしまうと、そのときは深く考えていなかった他の要素(例えば、なかなか活躍できず評価がもらえない..など)によって、転職後に後悔をしてしまう可能性があります。
そのため、例えば以下のように、転職先企業の検討については丁寧にやることをおすすめします。
社名 | やりたい仕事 | 活躍の確度 | 社風の相性 | 年収 | 企業ブランド |
A社 | ◎ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ |
B社 | ◎ | ◯ | ◯ | ◎ | ◎ |
C社 | ◯ | ◎ | ◯ | △ | ◯ |
※もっと丁寧にやるなら、軸に重要度を付けて、◎〇△でなく点数による定量評価をして総合評価する方法があります。
2-3. 自己分析・キャリアの振り返りを行う
転職の目的となりたい姿を考えたら、次は自己分析・キャリアの振り返りを行いましょう。
《重要な理由》
これまでどんな仕事をしてきたのかを整理して、自分にはどんな仕事が合っているのかを知ることで、より自分自身にマッチした転職先を探すことができます。
また、企業に自分の強みをうまくアピールし、弱みをうまくカバーするためにも必要な作業です。
転職先に対して夢ばかりが膨らんでしまうと、いざ就職した時に思ったほどうまくいかなかったり、「実際に就職してみたら、自分には合っていなかった…」と後悔してしまうことがあります。
自己分析やキャリアの振り返りは、こうした転職の失敗を防ぐために、今自分が持っているキャリアや特性に、正直に向き合うための作業です。
虚勢を張らずに、今の自分が持っているものや過去の経験を書き出すことで、本当に自分にマッチした転職先がどこなのかが見えるようになります。
《具体的な方法》
これまでのキャリアや取得している資格とともに、「転職の目的と将来像を考える」でご紹介したポイントを、紙に書き出してみましょう。
文字にすることで、自分の現在の状況や今後求められる行動などが明らかになり、書類作成や情報収集が行いやすくなります。
当サイトでは「プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ【シート付】」コラム内で、自己分析の方法をシート付きでご紹介しています。
このシートを使ってぜひ自己分析を行ってみてください。
2-4. 転職に関わる情報収集を行う
将来ありたい姿を明確にして、自己分析ができたら、次は転職をするために情報収集をしましょう。
《重要な理由》
業界や職種の実情、市場の転職ニーズを知るために必要です。
自己分析やキャリアの振り返りが、自分の状況を客観的に整理するための方法だとすれば、情報収集は転職自体を客観的に把握するための作業といえます。
例えば、どんな転職先があるのか、実情はどうなっているのかなどを知ることで、本当に自分に合った転職先を見つけましょう。
《具体的な方法》
ここでは以下の3つの方法を紹介します。
- 転職サイト・転職フェアを利用する。
- ビジネス特化型SNSを利用する。
- 口コミサイトを利用する。
では、以下にそれぞれ紹介していきます。
(1)転職サイト・転職フェアを利用する
業界全般を知りたいのであれば、転職サイトや転職フェアの活用がおすすめです。
各業界・職種に関する情報を幅広く提供しているので、転職したい企業や業界が決まっていない人は、転職サイトやフェアをチェックしてみましょう。
転職サイト(求人掲載サイト)については選び方は特になく、とりあえずどんな求人があるかみたい方は業界最大手の『リクナビNEXT』を使えば十分です。
転職フェアの特徴や大手4社の比較については、「転職フェアを有意義にする3つのポイントと大手4社徹底比較」でご紹介していますので、こちらを参考に転職フェアを探してみてください。
(2)ビジネス特化型SNSを利用する
ビジネス特化型SNSを利用することで、転職に関わる情報収集もできます。
いきなり選考という形ではなく「気軽に話を聞きに行く」といったことから転職に関わる情報集をすることができます。
代表的なサービスとしては、「Wantedly」「Linkedin」があります。
(3)口コミサイトを利用する
すでに転職したい企業がある程度決まっている場合は、「OpenWork」などの口コミサイトを利用するのがおすすめです。
「OpenWork」は、実際にその会社で働いている(または働いていた)社員による口コミサイトです。
「組織体制・企業文化」「入社理由・入社後ギャップ」など、さまざまな観点からの口コミと評価が寄せられています。
受けたい企業まで決まっているなら、入社後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、ぜひチェックされることをおすすめします。
2-5. 選考対策を徹底的に行う
受ける企業まで絞れたら、最後は選考対策をして内定をもらいに行くだけです。
《重要な理由》
実際、私は転職エージェントとして3,000人以上の転職志願者を支援してきましたが、せっかくやる気や能力があっても、選考で落ちてしまう人を数多く見てきました。
いくら転職理由の整理や自己分析によって自分の軸を確立したとしても、理想の会社から内定をもらえなければ理想のキャリアは実現できません。
ご自身が思い描く理想のキャリアを実現するためにも、選考対策は徹底的に行う必要があります。
《具体的な方法》
書類対策と面接対策の2つが必要です。
一般的に、書類選考の通過率は25〜30%、面接通過率は30〜40%と言われていますが、事前準備をしなければ通過率が0%…もない話ではありません。
せっかく可能性があるのに、選考対策を怠ったことでお見送りにならないよう、事前準備は徹底的に行いましょう。
書類、面接それぞれの対策は、以下の記事にて詳しくまとめていますのでご確認ください。
3.転職エージェントを活用しよう
これまで述べてきた対策を全て一人でこなすことは大変です。
なぜなら、現職での仕事と平行しながら行う転職活動では、時間の制約があることに加えて大きな負荷がかかり、一人で全てをこなすことは非常に難しいためです。
実際、一人で転職活動のすべてをこなそうとするあまり現職との折り合いがつかず、転職活動を断念してしまった方も数多く見てきました。
そこで、転職活動では、転職エージェントというサービスを活用することをおすすめします。
この章では、転職エージェントを知らない方のために詳しくご説明しますが、すでにご存じであればスキップしてください。
3-1. 転職エージェントのサービス概要
転職エージェントとは、登録をすると完全無料で転職相談に乗ってくれて、企業の求人紹介から面接のセッティング、給与交渉など転職に必要なサポートをしてくれるサービスのことを指します。多くの方がこのサービスを使って、転職のプロに相談をしています。
例えば、全国展開している有名大手エージェントだと、『マイナビ』『doda』などがあります。
転職エージェントは、よくある求人サイトとは違い、登録すると担当者がつき、その方に相談しながら転職するかどうか、そしてどこを受けるかを一緒に決めることができます。
そもそも転職すべきなのかという軽い気持ちでサービスを利用する方がすごく多いです。
いい転職エージェントに巡り会えれば以下の男性のようにキャリアにすごくプラスになります。
大手Sierのエンジニアとして働いていましたが、大したスキルが身についている実感がないこと、労働時間が長いことにすごく悩んでいました。
誰に相談していいかわからず、友人が転職したときに使った転職エージェントに当時の気持ちをぶつけました。
担当のKさんは私のこういった思いを全て受け止めてくれ、Web会社のネットワークエンジニアを提案してくれました。
選考に受かるようしっかりとサポートしてもらい、内定。最新の技術にどんどんチャレンジできること、19時に毎日帰れることなど悩みは全て解決できた気がします。
本当に感謝しかありません。
転職エージェントは、会社によって差はあれど、基本的に親身に相談に乗ってくれ、必要に応じてあなたの人生を豊かにするための提案をしてくれます。
今の悩みにフィットした事例を紹介してくれるので、悩んでいる今のあなたにぴったりなサービスです。
3-2. 転職エージェントのサポート内容
転職エージェントは担当者が身近な相談相手になってくれるだけでなく、もし転職を決意したときは以下のようなサポートをしてくれます。
- キャリア相談
- 希望に沿った求人紹介
- 企業の詳しい情報
- 選考対策(書類添削や面接練習)
これら全てを転職のプロとして対策してくれることにより、転職での成功確率も『劇的に』上がります。
参考1. 他にもこんなサポートをしてくれる
他にも、転職エージェントはこんなサポートをしてくれます。
- 【内定前】事務手続き全般(日程調整~メールやり取り)
- 【内定後】給与交渉・入社手続きなど
転職活動で面倒なことは全て自分の代わりにやってくれて、本番面接以外で企業と直接やりとりすることはほぼありません。
今の仕事やプライベートとこれらの面倒な手続きを両立させることは非常に苦労します。そのため、手間を少しでも減らすために転職エージェントはおすすめです。
参考2. 『転職エージェント』と『転職サイト』の違い
転職エージェントと転職サイト(Green)の大きな違いは、「担当者がつくかつかないか」という点です。
転職エージェントであれば、面談をした上で応募作業、面接日程調整、最終交渉などをすべてしてくれますが、転職サイトの場合は、Webサイト上にある求人情報を自分で調べて、全て自分で行う必要があります。
結論、転職サイトよりもエージェントの方が圧倒的に優れており、転職サイトはあくまでエージェントをつかってうまくいかない(サポートを断られた)時に使う存在です。
実際に、以下7つの観点で比較しましたが、転職活動においては『転職サイト』ではなく、『転職エージェント』を利用するメリットの方が大きいです。
そのため、転職活動を始める場合、まずは『転職エージェント』に登録することをおすすめします。※サービスは全て無料です。
3-3. 自分に合う転職エージェントを選ぶための3Step
転職エージェントの選び方は非常にシンプルで「多くのキャリアコンサルタントと効率よく接触し、その中から最適な担当者を選ぶ」で、具体的には次の3STEPです。
- Step1. 大手総合転職エージェントに2社以上登録する
- Step2. 特化型転職エージェントに1社登録する
- Step3. 自分と合う担当コンサルタントにしぼる
もし、上記3Stepについて面倒と感じる方は、すべての20代エンジニアにおすすめな『リクルートエージェント(IT)』『レバテックキャリア』『ワークポート』に登録しましょう。
なぜなら、これらの転職エージェントには優秀な人が多く在籍し、自分に合う担当コンサルタントを見つけやすいためです。
4. 【目的別】20代エンジニアにおすすめの転職エージェント15選
転職エージェントはどれを使ってもいいというわけではありません。
転職エージェントによって案件内容やサポートに大きく差が出るため、エンジニアとしての転職に興味を持った方は以下のような観点で相談するエージェントを選ぶことをおすすめします。
- 「転職すべきなのか」というところから親身に相談に乗ってくれる
- いざ転職する時にエンジニア関連の求人を豊富に揃えている
- 転職を決めた場合、対策を親身にサポートしてくれる
基本的に上記の3つを抑えた転職エージェントに2~3つ登録をしてみて、一回軽い気持ちで担当者の話を聞いてみることをおすすめします。
また、これらの条件を揃えたエージェントは複数ありますが、あなたがどんな方かによっても登録すべきエージェントが変わって来るので、ここでは以下のように紹介させていただきます。
- 4-1. すべての20代エンジニアにおすすめ
- 4-2. IT/Webベンチャー向け
- 4-3. 高年収向け
- 4-4. フリーランス向け
- 4-5. 女性向け
- 4-6. 未経験向け
- 4-7. 【参考】派遣就労を考える方向け
4-1. すべての20代エンジニアにおすすめ
ここでは、すべての20代エンジニアにおすすめのエージェント3社を紹介します。
レバテックキャリア|すべてのエンジニアにおすすめ!業界事情・エンジニアのキャリアに精通
『レバテックキャリア』は、IT・Webに特化した転職エージェントで、一般的な人材紹介会社としての知名度は低いかもしませんが、IT業界の転職では大手です。
特徴としては、元々システムの受注から始まった会社なので社内のコンサルタントはエンジニア出身者も多く在籍しており、技術的な知識が豊富なエージェントが多いです。
さらに、その知識豊富なコンサルタントが、人事だけでなく現場プロジェクトマネージャーと欲しい人材をしっかりと共有しているため、質の高い求人が高いです。
特に首都圏、関西、福岡に強いので、対象地域にお住まいの方は登録することをおすすめします。
ワークポート
『ワークポート』は、15年以上前からIT専門で転職支援をしている会社で、エンジニアへのサポートにも定評があります。
また、転職エンジニア転職を熟知した担当者が、丁寧なヒアリングの上で、良質な求人をたくさん紹介してくれると好評でした。
実際、「700人を対象に行ったワークポートの評判に関するアンケート」の結果、ワークポートから紹介される案件の質や、担当者の対応に満足した方が非常に多かったです。
転職後のキャリアステップについて非常に丁寧なアドバイスをしてくれるなど評判が良いですので、ぜひ登録してみてください。
リクルートエージェント(IT)|エンジニア求人数No.1
リクルートエージェント(IT)は、求人数No.1の総合転職エージェントであり、よりよい転職先と出会うためにも必ず登録すべき1社です。
公開求人だけでも39,422件、登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人を含めると、合計88,135件のIT業界求人を保有しています。(2023年10月時点)
また、年収600万~1,000万までの求人数が8割と、高年収求人を多数保有しています。(2023年10月時点)
さらに、専門のキャリアアドバイザーチームがあり、IT・Web業界ならではのサポートを受けることができるので、経験者の方にもおすすめです。
利用者数も多く、転職支援実績も豊富なので、利用すれば転職成功確率を高められるでしょう。
dodaエージェント
『doda』はパーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内規模No.2の転職エージェントで、エンジニア案件に関しても案件数・決定数共に業界最大手の『リクルートエージェント(IT)』に匹敵する優良エージェントです。
特にサポートが丁寧と多くの方から好評で、転職すべきなのかの相談から親身に乗ってくれます。
また、大手総合転職エージェントということもあり、エンジニアからの異業種転職の支援実績も豊富です。
サポート、求人数ともに申し分ない転職エージェントなので、ぜひ登録してみてください。
4-2. IT/Webベンチャー向け
ここでは、IT/Webベンチャーを狙う20代エンジニアにおすすめの転職エージェントを紹介します。
Geekly
『Geekly』はIT・Web・ゲーム業界に特化している転職エージェントです。
DeNAなどのメガベンチャーと呼ばれる企業から、クラウドワークスなどの急成長ベンチャー企業の案件を多数保有しています。
元エンジニアのエージェントが多いことに加え、リクルートが選ぶ優秀エージェント賞で1位を獲得するなど実績も十分です。
IT/Web系のベンチャー企業を見たいエンジニアは登録することをおすすめします。
4-3. 高年収向け
ここでは、20代エンジニアで高年収向けの転職サイトを3社ご紹介します。
JACリクルートメント
『JACリクルートメント』は、ロンドンが発祥の外資系転職エージェントで、外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1です。
大手転職エージェントの中でも、ハイキャリア案件については間違いなく質・量・サービス共にトップレベルといえるでしょう。
我々が500人を対象にした転職エージェントの評判に関するアンケートによると、ハイキャリア層にとっては全指標において、最高クラスの評価でした。
なので、キャリアやスキルに自信のある方は、必ず登録しましょう。
ビズリーチ
『ビズリーチ』は管理職・専門職などのハイクラス向け求人に特化した転職エージェントです。
ヘッドハンター経由での求人も紹介してくれ、求人件数はJACに比べたら少ないですが、高収入で良質な案件が多いのが特徴です。
場合によっては2000万越え案件もありますので、まずは登録してスカウト連絡を待っていれば、忘れた頃に素晴らしい案件が紹介されるかもしれません。
TechClips
『TechClips』は、首都圏のITエンジニアを専門としたハイクラス転職エージェントで、高年収&高待遇の案件に特化しています。
特徴としては、全ての案件が年収500万以上で、取り扱い求人もエンジニアが好条件で活躍できる求人を多数保有しています。
また、現役エンジニアによる手厚いサポートも好評です。
高年収を狙いつつ手厚いサポートを受けたいエンジニアの方は、必ず登録をしましょう。
4-4. フリーランス向け
ここでは、フリーランスを狙う20代エンジニアにおすすめの転職エージェント2社を紹介します。
レバテックフリーランス
『レバテックフリーランス』は、IT・Web系の常駐型フリーランスエンジニア(個人事業主)専門のエージェントです。
IT業界で有名な「レバテックキャリア」と同じ会社が運営しており、フリーランスの利用者からの評判は非常に良いです。
また、転職後の平均年収862万円と高年収案件も多数保有しているため、高単価を狙うエンジニアの大半がレバテックフリーランスに登録しています。
実際、「200人を対象に行ったレバテックフリーランスの評判に関するアンケート」の結果、フリーランス転身により年収200万円アップできた事例もあるため、年収アップの可能性も大いにあります。
フリーランス転身を考えるエンジニアは必ず登録しましょう。
ギークスジョブ
『ギークスジョブ』は、独立した後の確定申告の仕方や取引先との関係性の作り方なども丁寧に無料で教えてくれて、駆け出しのフリーランスエンジニア・Web職には非常にありがたいサイトです。
担当コンサルタントも優秀なので一度会って話を聞いてみると勉強になります。
下記のような情報も無料で提供しており質が高いためいつか独立と考えているのなら非常にオススメです。
4-5. 女性向け
ここでは、20代女性エンジニアにおすすめの転職エージェント2社をご紹介します。
パソナキャリア
『パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方に特におすすめです。
運営元のパソナ社は大手人材派遣会社として数多くの企業との取引実績を有しており、業種・規模を問わず多くの企業とのパートナーシップが実現する求人数の充実ぶりには目を見張るものがあります。
Career Theory編集部が転職エージェント利用経験者を対象に行ったアンケート調査では、求人の量や質だけでなく、その手厚いサポートを高く評価する声が多く寄せらました。
親身・丁寧な対応やアドバイスを受けられるのはもちろんのこと、たとえば若年層のキャリアプランや女性のライフプランに関連した悩みのように、転職の枠を超えて、求職者がそれぞれ抱えるキャリア全般の悩みにも深く寄り添ってもらえたと好評です。
『パソナキャリア』はどの求職者層にもおすすめできる大手総合系転職エージェントの1つですが、特に現年収500万円以上の人であれば豊富な選択肢と有用な提案を受けることができるでしょう。
さらに、東名阪(東京・名古屋・大阪)エリアでは特に求人数が充実しているため、同エリアでの転職を志望する人にはより一層おすすめの転職エージェントです。
『パソナキャリア』には高い年収を得ているハイクラス・ハイキャリア層の転職支援に特化した『パソナキャリア(ハイクラス)』があります。
取扱い求人約1.5万件(2022年8月時点)の約半数は年収800万円以上のハイクラス求人で、ハイクラス層の転職に特化した専任のコンサルタントがキャリアアップを力強くサポートしてくれます。
『パソナキャリア』が抱えるエージェントは腕利き揃いで、同じくハイキャリア向けのスカウト型転職サイト『リクルートダイレクトスカウト』のエージェント・ヘッドハンターランキングでは決定人数部門で1位(2020年)と、高い実績を有しています。
既に600万円程度の年収を得ている人がさらなるキャリアアップを目指すなら、あなたのニーズにより深く寄り添ってくれる『パソナキャリア(ハイクラス)』を利用しましょう。
type女性の転職エージェント
『type女性の転職エージェント』は、転職サイト大手の株式会社キャリアデザインセンターが運営する女性専門の転職エージェントです。
2005年から、女性に特化した転職サイトの「女の転職@type」を運営しており、女性の転職支援については10年以上の歴史があり、女性が働きやすい案件を大量に保有しています。
女性のアドバイザーを中心に、職種ごとに専門チームを作り女性の転職支援をしています。
全ての女性におすすめで、『パソナキャリア』と一緒に登録して、まずは話を聞いてみることをおすすめします。
4-6. 未経験向け
ここでは、20代未経験からエンジニアを目指す方におすすめの転職エージェント3社をご紹介します。
ワークポート
『ワークポート』は、10年以上前からIT専門で転職支援をしている会社で、その蓄積したノウハウや採用担当への深いパイプなどから非常に質が高いです。
IT業界の転職を熟知した担当者が、丁寧なヒアリングの上で、良質な求人をたくさん紹介してくれると好評でした。
また、転職後のキャリアステップについて非常に丁寧なアドバイスをしてくれるとのことで評判が良いです。
未経験からのエンジニア転職を考えられている方は、登録をおすすめします。
DMM WEBCAMP
『DMM WEBCAMP』は、未経験や初心者の方でも3ヶ月という短期間で、高いエンジニアスキルを身に付けることができる転職・就職保証型プログラミングスクールです。
実務を意識した実践的なカリキュラムや、講師の方にいつでも質問できる体制があることにくわえ、3,000名のエンジニアを輩出してきた専属アドバイザーによる手厚いサポートも受けられます。
受講完了後、3ヶ月以内に転職できない場合は全額返金しているなど、受講後のキャリアにも徹底的に寄り添うサポート体制も魅力です。
TechAcademy
『TechAcademy』は8週間で自宅でプログラミングのスキルを身につけた後、キャリアカウンセラーが転職支援までしてくれる手厚いスクールです。
週に2回ビデオチャットを使ってマンツーマンサポートを受けながらプログラミングを学べますが、就職が決まった場合は条件を満たせば受講料を全額キャッシュバックしてくれるオンラインスクールです。
実質0円でスキルを学べ、転職先も見つけられる画期的なサービスです。
4-7. 【参考】派遣就労を考える方向け
ここでは、エンジニアの派遣就労を考える方におすすめの派遣会社1社をご紹介します。
エンジニアガイド
『エンジニアガイド』は、大手派遣会社のスタッフサービスが運営している、IT・メーカーエンジニアに特化した人材派遣サービスです。
大手メーカーを中心に22,000件以上の求人を保有しており、エンジニアガイドを活用して就業されている方は10,000名以上と、豊富な支援実績があるのが特徴です。
実際、求人に関しては、時給2,300円以上の高単価求人から、ブランクがある方や、少しの知識や経験しかない方でも応募できる求人まで、幅広く保有しています。
また、就業前後におけるサポートが丁寧であることや、福利厚生が充実していることから、利用者の方からの評判が良いです。
派遣エンジニア転職を考えられる方は、ぜひ登録してみてください。
5転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。 「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。 例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。 更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。 そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。 ※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。 担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。 コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。 この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。 そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。 企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。 企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。 優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。 以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。 上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。6【図解】転職エージェント利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。 転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。 登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。 例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。 正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。 事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。) 初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。 思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。 それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。 場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。 最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。 自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。 求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。 あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。 対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。 面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。 また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!Step 10.退会手続きをする
転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。 万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。 転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。 転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。7. エンジニア転職の基本ノウハウまとめ
ここでは、未経験からのエンジニア転職を目指す方が転職の時に必要なノウハウをご説明していきます。
なお、転職活動に不安を抱えているエンジニアの方にもお役に立てる内容ですので、対象の方はぜひ一度目を通してみてください。
エンジニア転職の基本ノウハウとしておさえておくべきは、以下の5つです。
この5つは、転職を成功させるためにも重要な項目となりますので、必ず押さえておいてください。
7-1. 履歴書・職務経歴書
まず、履歴書と職務経歴書では、用途・目的が違います。
その違いは以下の通りです。
履歴書の目的 | 職務経歴書の目的 |
内定後に保管するもの | 書類選考で使うもの |
そのため、履歴書・職務経歴書に実際に書く内容として、目的を理解し、それに沿う内容にすることが重要です。
履歴書の内容 | 職務経歴書の内容 |
人事情報として保管する内容を書く | 書類選考に合格できる内容を書く |
以上二つを紹介しましたが、職務経歴書は書類選考で非常に重要になるので、職務経歴書に重きをおいて書くようにしてください。
その際、必ず書いて欲しい事項が5つあります。
- 職務要約
- 職務経歴
- 活かせる経験・知識・能力
- 自己PR
- 志望動機
この5つを必ず書くようにしてください。
より詳しく知りたい方は、次の記事を一度読むことをおすすめします。
7-2. 面接
ここでは、エンジニア転職する際によく聞かれる質問を3つ紹介します。
- なぜこの企業・職種を志望するのか
- 転職理由は何か
- 会社へどのように貢献できるか
以下で、回答例を示しますが、自分なりの回答を用意しておいてください。
なぜこの企業・職種を志望するのか
いわゆる志望動機は、エンジニアに限らないのですが、どこの企業でも必ずといっていいほど聞かれます。
「7-2 志望理由」でお伝えした通り、3つのポイントを意識して、自分なりの回答をできるようにしておきましょう。
転職理由は何か
未経験からのエンジニア転職では、面接の際に特に聞かれる質問です。
未経験からエンジニア転職を目指した背景をしっかりと伝える必要があります。
会社へどのように貢献できるか
エンジニア経験が未経験といえども、会社へどのように貢献できるかは必ず聞かれます。
例えば、以下のように現時点でのスキルアップの取り組みを答えても良いでしょう。
面接を成功させるたった一つのポイント
面接を成功させるたった一つのポイントは「PREP」を意識して回答することです。
PREPとは、まず結論を述べ(P)、次にその理由を伝え(R)、わかりやすく具体例を示し(E)、最後に再度結論を伝える(P)事で、自分の意見を効果的に相手に伝える回答フレームです。
質問への回答セオリー「PREP」
- 「P」Point:結論
- 「R」Reason:理由
- 「E」Example:例
- 「P」Point:結論
より詳しく知りたい方は、以下の記事を参考に面接対策を進めてみてください。
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7-3. 志望理由
未経験エンジニアの志望動機では以下のポイントを抑えれば、ライバルに差をつけられる志望動機が書けるようになります。
- 応募企業に惹かれている理由
- エンジニアに惹かれている理由
- そこであなたが活躍できる根拠
この3つを抑えればいい志望動機が書きやすいです。ただし、注意点としては、前向きでない志望動機や転職理由は避けるということです。
「ITに触れてみたいから」「手に職をつけたいから」というものではなく、「貴社の、、、というビジョンに共感しました」「貴社の、、、という仕事内容に携わって成長し続けたいです」など前向きに労働意欲、成長意欲を見せられると相手に刺さります。
例文に頼るのはNG
例文に頼るのはおすすめしません。なぜなら、例文を使ってしまうと、バレてしまうだけでなく、あなたの意欲や人柄が伝わりきらないからです。
そのため、基本的に例文には頼らず、迷ったら転職エージェントの担当者に相談するところから始めましょう。
とはいえ、イメージをつけていただくために先ほどの3つの例を元に以下のように例文をまとめました。
ポイント | 志望動機例 |
1. 応募企業に惹かれている理由 | 「クライアントの根本的な課題を解決するシステム開発」に携われることに魅力を感じ、貴社を志望しました。 |
2. エンジニアに惹かれている理由 | 私がエンジニア職を志望する理由は、成長産業といわれるIT業界で、技術力をつけ社会貢献していきたいと考えているからです。 エンジニアとして成長した後、出来上がった物をただ提供するのではなく、自分自身もIT化を進めていく側に回り、人材不足が深刻化しているIT業界で世の中により貢献できる人材になりたいと考えています。 |
3. そこであなたが活躍できる根拠 | 私は、3年間の法人営業経験において、常にお客様の気持ちに立って考えて行動し、お客様からの信頼関係を築いてきました。 また、最近ではプログラミング言語の学習だけでなく、実際にWebサイトを構築するなど実践的な学習を合計150時間行ってきました。 貴社では、3年間の法人経験で培ったお客様との「信頼構築力」を生かして、クライアントの根本的な課題を解決するエンジニアとして貢献していきたいと思います。 |
このように、3つ全て考えてみて繋げるだけで、ライバルに差をつける志望動機が作れます。
7-4. 自己PR
自己PRについても志望動機と同様、例文に頼ってはいけません。
しかし、伝えるべきポイントは大体決まっていますので、その形に合わせて埋めていきましょう。
※こちらも悩んだら転職エージェントに相談すれば親身になってくれます。自分で解決できなさそうな時は以下のフレームワークを使ってみましょう。
①仕事内容で頑張ったこと、②その結果、③どんな強みを得たか、④次の職場ではどう活かせるかというポイントをまとめてみましょう。
フレームワーク | 自己PR例 |
1. 仕事内容 | 法人営業として3年間勤務をしてきました。 業務内容としては、既存クライアント5社への課題ヒアリングと、それに対するソリューション提案を行ってきました。 具体的には、自ら進んで自社サービス・他社サービスの好事例を勉強し、お客様の課題解決策を複数案考えました。 また、それに加えて先輩や他部署の方にもアイデアに対する助言をお願いすることで、お客様の困り事を解決する方法をブラッシュアップし、お客様へ提案してきました。 |
2. 結果 | その結果、部内売上3位とお客様満足度1位を獲得し、部長表彰も頂くことができました。 |
3. 得た強み | 相手の立場に立ってとことん考えることと、周囲の方を巻き込んで課題解決の方法を磨き込むことの大切さを知りました。 |
4. 次の職場に貢献できる事 | 相手の立場に立って一生懸命考えることと、周囲の方と良好な関係を築いた上で協力し合うことでお客様への課題解決を行い続けていきます。 |
もっと詳しくこのフレームワークについて知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
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7-5. 服装
服装は基本的にスーツで行くようにしましょう。
イメージとしては、男性・女性ともに以下のような落ち着きのある色のスーツを着ていくと良いです。
より詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
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8. 20代エンジニアの転職でよくあるQ&A10選
ではここで、エンジニアの転職でよくある質問に対して答えていきたいと思います。
- 20代前半と20代後半で転職市場の状況は変わるの?
- 20代前半と20代後半で求められる能力は変わるの?
- 20代未経験からのエンジニア転職は本当にできるの?
- 20代エンジニアが学ぶべきプログラミング言語は?
- どうやってプログラミング基礎を学べばいいの?
- 20代女性エンジニア転職はどうなの?
- 20代エンジニアの平均年収は?
- 20代エンジニアが年収アップさせるには?
- 20代からフリーランスエンジニアになるのは可能?
- フリーランスエンジニアで年収が上がるのは本当?
Q1. 20代前半と20代後半で転職市場の状況は変わるの?
結論、以下のような回答となります。
- 20代からは1年経つごとに転職の難易度が上がる
- 20代後半から年収をアップさせた人の割合が減る
まず、20代からは1年経つごとに、エンジニアとして求められる経験・スキルが高くなるため、転職の難易度は上がります。
以下のグラフを見て頂ければわかるように、成長できる環境で働いてきた人と、なんとなく働いてきた人の経験・スキルは、1年経つごとに差が出てきます。
また、年収をアップさせて転職する人の数も、以下のように20代をピークに徐々に落ちてしまいます。
これらの理由から、20代でエンジニア転職を考えられる方は、20代のうちに転職活動をされることをおすすめします。
Q2.20代前半と20代後半で求められる能力は変わるの?
結論、以下のような回答となります。
- 20代前半と20代後半どちらも「汎用スキル」を求められる
- 一方で20代後半になると「専門スキル」が必須
まず、エンジニア転職においては、20代前半と20代後半、どちらも「汎用スキル」が求められます。
これはエンジニアに限らず、全ての企業が20代転職に求めるためです。
また、20代後半になると、「専門スキル」が必須になります。
実際に、求人の多くが何らかの開発経験を必須としているものも多く、これを経験せずに20代後半を迎えてしまうと不利になります。
20代エンジニアは、年齢毎にこれらの知識が必要とされることをしっかりと認識しておきましょう。
Q3. 20代未経験からのエンジニア転職は本当にできるの?
結論、未経験からのエンジニア転職は可能ですが、若ければ若いほど良いです。
なぜなら、エンジニア未経験だと0から企業が育てる必要があり、体力があり素直で吸収率も高い若手の方が育てやすいからです。
世間一般では、キリ良く29歳までというが目安ですので、参考にしてください。
エンジニアの仕事に興味を持っている方は、早い段階から積極的に一歩踏み出すことをおすすめします。
Q4. 20代エンジニアが学ぶべきプログラミング言語は?
言語に関しては、エージェントに相談すれば最新の動向を踏まえてアドバイスをくれますが、迷った場合は以下の3つがおすすめです。
JAVA
非常に汎用性が高い言語でなんでもできる。かなり広い分野で使われていて、勉強もしやすい。
Ruby
twitterなどのWebサービスから、大規模なシステムまで使われる、今存在感を増している言語。C/C++やJavaよりも覚えることが少ない。
PHP
Web系のサービスでよく使われる言語。習得はしやすいが、最近のWeb業界の盛り上がりで需要も高い。
Q5. どうやってプログラミング基礎を学べばいいの?
プログラミングの基礎は、専門のスクールか、オンライン学習サービスや本などを使って学習できます。
1.専門のスクールで勉強する
プログラミングのスクールに通ってスキルを習得するというものです。独学だと一人では理解できないところも講師などの指導が入るので理解も深まります。
学習効率が良く、エンジニアとしてのキャリア設計支援もあるため、この方法が最もおすすめです。
私がオススメするプログラミングのスクールは、先ほど紹介した以下2つ紹介です。
2.オンライン学習サービスや本などを使って独学する
独学で勉強してエンジニアになることも十分可能ですが、この方法はおすすめしません。というのも、勉強を習慣化させることと、挫折せずに学習を続けることが難しいためです。
とはいえ、プログラミングスクール以外での学習を考えられている方もいると思うので、その方向けにおすすめなオンライン学習サービスをご紹介します。
paizaラーニング
「paizaラーニング」は1本3分の動画でプログラミングを学び、動画レッスンを見ながら実際にオンライン上でプログラミングを書く練習ができるサービスで、基本から理解しやすと好評です。
くわえて、料金も月額1,078円 (税込)ということから、手軽に利用することができ、おすすめです。
Q6. 20代女性エンジニア転職はどうなの?
女性エンジニアも男性と同様、20代での転職では汎用スキル・専門スキルが求められます。
そのため、女性エンジニアで転職に成功された方は、これらのスキルを保有していることが多いです。
一方、出産・育児などのライフイベントを考慮して、フリーランス転職を考える女性エンジニアの方もいらっしゃいます。
20代女性エンジニアの方は、仕事だけでなく、プライベートのことも考慮し、幅広い視点で転職活動を進めると良いでしょう。
参考情報:女性エンジニア転職で注意すべきこと
女性エンジニア転職において、プライベートなことは面接ではあまり聞かれませんが、企業側は「あなたが結婚してやめてしまうのではないか」「育児と仕事を両立できるのか」などの不安が付きまといます。
そのため、採用者のそういった不安を取り除けるように、結婚・出産後も働く意思があることなどを書類や面接などでさりげなくアピールできると望ましいです。
Q7. 20代エンジニアの平均年収は?
平均年収は372万円で、全職種では5番目に高いです。(参考:doda 2020年12月)
職種 | 平均年収(20代) |
コンサルタント/専門士業(1位) | 497万円 |
企画/管理(2位) | 395万円 |
電気/機械エンジニア(3位) | 381万円 |
営業(4位) | 378万円 |
IT/Webエンジニア(5位) | 372万円 |
エンジニア転職をする際の年収は、これを基準に高い・安いを判断すると良いでしょう。
ただし、エンジニア転職をする際は年収だけではなく、「仕事内容」「職場環境」から総合的に判断することは忘れないでください。
Q8. 20代エンジニアが年収アップさせるには?
20代エンジニアが年収アップを狙うには、以下5つの高給与職種に就くことがおすすめです。
職種 | 平均年収 |
プロジェクトマネージャー | 656万円 |
プリセールス | 625万円 |
ITコンサルタント | 611万円 |
IT戦略/システム企画 | 592万円 |
システム開発/運用 | 471万円 |
なお、エンジニアとしての技術力に自信があるのであれば、AIエンジニアを目指すのもおすすめです。
もちろん、これらの職種に20代から就くのは至難の技ですが、これに近い領域で仕事を行っていくうちに、年収アップへの道のりがひらけます。
もし、現職でこのような経験ができない、経験できたとしても遅いといった状況があるのであれば、早いうちに転職活動を行うことをおすすめします。
AIエンジニアへの転職については、以下記事にてご説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。
Q9. 20代からフリーランスエンジニアになるのは可能?
ある程度の技術スキルがあれば可能ですが、キャリアアップを目指したいならあまりおすすめしません。
なぜなら、会社は契約中のフリーランスエンジニアを育成するつもりはほとんど無く、任される仕事もキャリアアップにつながるものが少ないからです。
特別なことがない限り、20代のうちは「社員」として企業で働き、スキル・経験を着実に積んでいくようにしましょう。
Q10. フリーランスエンジニアで年収が上がるのは本当?
結論、五分五分といったところです。
若干古いデータになりますが、2016年発行の「IT人材白書」では、年収が上がったと回答した割合は55.4%でした。
これを踏まえると、年収面に関して期待を抱きすぎない方が良いでしょう。
8. まとめ
これまで、20代エンジニアとして転職をする前に検討するべきことと、転職を成功させるためにするべきことを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
転職エージェントとは最終的に担当との相性ですが、どの転職エージェントを選ぶかによって失敗の確率を大きく下げることができます。
ぜひ、今回ご紹介した転職エージェントから、まずは話だけでも聞いてみてください。
おすすめの転職エージェントは以下の通りです。
すべての20代エンジニアにおすすめの転職エージェント
IT/Webベンチャーを狙う20代エンジニアにおすすめの転職エージェント
- 『Geekly』
高年収を狙う20代エンジニアにおすすめの転職エージェント
フリーランスを考える20代エンジニアにおすすめの転職エージェント
20代女性エンジニアの方におすすめの転職エージェント
20代未経験からエンジニアを目指す方におすすめの転職エージェント
【参考】派遣就労を考えるエンジニアの方におすすめの派遣会社
- 『エンジニアガイド』
まずはこれらに登録して、担当者に軽い気持ちで相談してみましょう。
あなたの人生がより明るいものになることを心から祈っています。
IT業界のWebエンジニアとして、新規Webサービス開発の上流から下流まで担当しました。
今の会社で成果を出しているものの給料が上がらないことと、最新の技術になかなか触れにくいことから転職を決意。
転職エージェントの方から外資系企業を紹介してもらい、無事内定を頂きました。
結果、年収が400万円から550万円になりました!
また、納得感のある評価制度と、日々最先端の技術に触れられることでやりがいを感じています!