「ITコンサルタントに強い転職サイト・エージェントはどこだろう?」など思っていませんか?
実際、ITコンサルタントの求人を取り扱う転職サービスは大手だけでも数多く存在し、サービスの質や得意分野に差があるため「とりあえず大手だから…」という理由だけで選んでしまうと、本当に自分に合った転職サービスを見つけることはできません。
そこで、このページでは幅広い年齢・年収帯のITコンサルタント総計500人に対して行ったアンケート結果を元に、おすすめの転職サービスをランキング形式でご紹介します。
- すべてのITコンサルタントにおすすめの転職サイト・エージェント5選
- 【目的別】ITコンサルタントにおすすめの転職サイト・エージェント20選
- ITコンサルタント転職でつまづく3つの理由と具体策
- 転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
- 【図解】転職エージェント利用の流れ
- 転職サイトをより効果的に利用するための5ポイント
- ITコンサルタントの転職でよくあるQ&A9選
- ITコンサルタント転職の必見ノウハウまとめ
全て読めば、自分が「どの転職サイト・エージェントに登録すべきか」を自信をもって判断でき、希望する職場で働くための第一歩を踏み出せるようになるでしょう。
1. すべてのITコンサルタントにおすすめの転職サイト・エージェント6選
ここでは、幅広い年齢・年収帯のITコンサルタント総計500人に対して以下3軸で行ったアンケート結果を元に、おすすめの転職サイト・エージェント5社をランキング形式でご紹介します。
- 「求人数/質」:良質なITコンサルタントの求人が豊富か?
- 「サポート体制」:丁寧な転職支援を受けられるか?
- 「提案力」:転職エージェントならではの価値提案ができるか?
ここでご紹介した転職サービスに2~3社登録すれば、ITコンサルタント転職成功に一歩近づくでしょう。
レバテックキャリア|IT業界・エンジニア系職種の転職ならまずはここ!
『レバテックキャリア』は、IT・Web業界に特化しエンジニア系職種の転職に強みを持つ転職エージェントです。
現役ITコンサルタントがさらにキャリアアップしたいときはもちろん、ITエンジニアからITコンサルタントへ転身したいとい人にもおすすめの転職エージェントです。
大手有名企業からスタートアップベンチャーまで幅広い企業の求人を保有しており、その8割が年収600万円以上の高年収求人です。
『レバテックキャリア』はIT・Web関連企業の人事やプロジェクトマネージャーと年間3,000回のミーティングを行い、企業と長期的な信頼関係を築くことで、高給与求人や希少性が高いポジションの求人を獲得。
質の高い公開・非公開求人が豊富であることにも納得です。
職務経歴書の添削や面接アドバイスはもちろん、対応の早さにも定評があり、中には最短2週間で内定を獲得したエンジニアもいるようです。
幅広い選択肢の中から、自分のキャリアにぴったりの職場を選ぶことができるおすすめのIT転職エージェントです。
リクルートエージェント(IT)|ITコンサルタント求人数No.1
リクルートエージェント(IT)は、求人数No.1の総合転職エージェントであり、よりよい転職先と出会うためにも必ず登録すべき1社です。
公開求人だけでも39,422件、登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人を含めると、合計88,135件のIT業界求人を保有しています。(2023年10月時点)
また、年収600万~1,000万までの求人数が8割と、高年収求人を多数保有しています。(2023年10月時点)
さらに、専門のキャリアアドバイザーチームがあり、IT・Web業界ならではのサポートを受けることができるので、経験者の方にもおすすめです。
利用者数も多く、転職支援実績も豊富なので、利用すれば転職成功確率を高められるでしょう。
こんな方におすすめ
- 信頼できる大手のエージェントを利用したい
- とにかくたくさんの求人を見たい
- できるだけ早く内定を決めたい
リクルートダイレクトスカウト
『リクルートダイレクトスカウト』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイトです。
ハイクラス求人の検索はもちろん、レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を選んで相談をすることもできます。
レジュメを登録しておけば、それを見たヘッドハンターから好条件のスカウトをもらうことも可能です。
また、総求人は118,653件と選択肢も多いので、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスといえます。
レジュメ登録後はスカウトを待つだけで良いので、「時間をかけて高年収の仕事を見つけたい」という方におすすめです。
マイナビエージェント
『マイナビエージェント』は、提案力に定評のある大手エージェントです。
20代~30代向けの案件が豊富で、それぞれの業界知識や、面接対策、履歴書の添削など、つまづきがちなポイントについて個別にアドバイスをくれるので、転職を考え始めた段階で必ず登録しておきたいエージェントです。
案件についても未経験OKのものからミドルクラスの案件まで豊富にありますから、紹介を断られることは少ないとの評判があります。
ビズリーチ
『ビズリーチ』は、管理職・専門職などのハイクラス向け求人に特化したヘッドハンティング型転職サイトです。
企業の求人掲載、求職者の登録の双方に事前審査が行われることにより、質の高いマッチングを実現しているのが特徴です。
基本的な検索サービスなどは無料で利用できますが、求人応募やプラチナスカウトの受信などの機能は有料会員への登録が必要となります。
- タレント会員
年収750万円未満の方対象 / 月額3,278円(税込) - ハイクラス会員
年収750万円以上の方対象 / 月額5,478円(税込)
月額課金制の転職サイトは業界でも珍しく、利用をためらってしまう人もいるかもしれませんが、その分質の高い求人が揃っているので、「本気で転職したい」と考える方に特におすすめです。
公式サイト:
https://bizreach.jp/
パソナキャリア(ハイクラス)
『パソナキャリア(ハイクラス向け)』は、大手人材サービス会社「パソナグループ」が運営するハイクラス向け転職エージェントです。
豊富な求人数を誇る『パソナキャリア(ハイクラス)』は、充実したサポート体制が魅力のハイクラス向けの人材サービスです。
年収800万円以上のハイクラス求人が非常に豊富であり、ハイクラス転職にグッと近づくことができます。
また、『パソナキャリア(ハイクラス)』では多くの独占求人を保有しており、希少な求人を求めて登録する方も数多くいます。
なにより、注目すべきなのが利用者満足度の高さです。
2019〜2022年オリコン顧客満足度調査の転職エージェント部門において、4年連続総合1位を獲得し、実績と信頼を兼ね揃えたサービスであることは疑いようがありません。
CareerTheory編集部が行ったアンケート調査でも、「満足のいく転職ができた」「サポートがよかった」という声が多く寄せられています。
「なるべく多くのハイクラス求人を見比べたい」「サポート体制が整った転職エージェントを探している」とお考えの方は、『パソナキャリア(ハイクラス)』をぜひ利用してください。
参考. 『転職エージェント』と『転職サイト』の違い
転職エージェントと転職サイトの大きな違いは、「担当者がつくかつかないか」という点です。
転職エージェントであれば、面談をした上で応募作業、面接日程調整、最終交渉などをすべてしてくれますが、転職サイトの場合は、Webサイト上にある求人情報を自分で調べて、全て自分で行う必要があります。
結論、転職サイトよりもエージェントの方が圧倒的に優れており、転職サイトはあくまでエージェントをつかってうまくいかない(サポートを断られた)時に使う存在です。※ただし、ビズリーチなどの「ヘッドハンティング型転職サイト」は、良質なヘッドハンターに出会える確率が高いため、利用を推奨します。
実際に、以下7つの観点で比較しましたが、転職活動においては『転職サイト』ではなく、『転職エージェント』を利用するメリットの方が大きいです。
そのため、転職活動を始める場合、まずは『転職エージェント』に登録することをおすすめします。※サービスは全て無料です。
2. 【目的別】ITコンサルタントにおすすめの転職サイト・エージェント20選
ここでは、ITコンサルタントにおすすめの転職サイトを目的別で以下のように紹介させていただきます。
- 2-1. 大手企業への転職を目指す方
- 2-2.とにかくITコンサルタントの求人をたくさん見たい方
- 2-3.今すぐではないが、いい求人があれば話を聞いてみたい方
- 2-4.IT・Webベンチャーへの転職を目指す方
- 2-5.未経験からのITコンサルタントを目指す方
- 2-6.フリーランス転身を目指す方
- 2-7.戦略系コンサルティング会社への転職を目指す方
2-1. 大手企業への転職を目指す方
ここでは、大手企業の求人を見たいITコンサルタントの方におすすめの転職エージェントを3社ご紹介します。
JACリクルートメント
『JACリクルートメント』は、ロンドンが発祥の外資系転職エージェントで、外資系・国内企業のグローバルポジションについては、国内実績No.1です。
『マイナビエージェント』や『パソナキャリア』のような総合転職エージェントの中でも、大手企業のハイキャリア案件については、間違いなく質・量・サービス共にトップレベルといえるでしょう。
キャリアやスキルに自信のある方は、必ず登録すべきエージェントです。
JACリクルートメント公式サイト:
https://jac-recruitment.jp
マイナビエージェント
『マイナビエージェント』は、提案力に定評のある大手エージェントです。
20代~30代向けの案件が豊富で、それぞれの業界知識や、面接対策、履歴書の添削など、つまづきがちなポイントについて個別にアドバイスをくれるので、転職を考え始めた段階で必ず登録しておきたいエージェントです。
案件についても大手企業のミドルクラスから幹部候補まで豊富にありますから、事業会社への転職を考えた際には登録をおすすめします。
マイナビエージェント公式サイト:
https://mynavi-agent.jp
doda
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
2-2.とにかくITコンサルタントの求人をたくさん見たい方
ここでは、ITコンサルタントの求人をたくさんみたい方におすすめの転職サイト・エージェントを3社ご紹介します。
リクルートダイレクトスカウト
『リクルートダイレクトスカウト』は転職業界最大手のリクルートが運営する転職支援サービスです。
スカウト案件も充実しており、ヘッドハンティング大手と提携し、エグゼクティブの独占案件も数多く保有しています。
ただ、ヘッドハンターの数や、案件数でいえばビズリーチが優勢と言えますので、ビズリーチの補完として活用しましょう。
リクルートダイレクトスカウト公式サイト:
https://directscout.recruit.co.jp
ビズリーチ
『ビズリーチ』は管理職・専門職などのハイクラス向け求人に特化したヘッドハンティング型転職サイトです。
約4700名のヘッドハンターが登録しており、数では約2500名のリクルートダイレクトスカウトを圧倒するなど、ヘッドハンティングサービスでは圧倒的首位といえます。
ヘッドハンター経由での求人も紹介してくれ、求人件数はJACに比べたら少ないですが、高収入で良質な案件が多いのが特徴です。
場合によっては2000万越え案件もありますので、まずは登録してスカウト連絡を待っていれば、忘れた頃に素晴らしい案件が紹介されるかもしれません。
ビズリーチ公式サイト:
https://bizreach.jp
リクルートエージェント(IT)
『リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです。
公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)。
業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。
転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。
◆補足:リクルートが運営している関連サービス
- リクルートダイレクトスカウト(年収700万円ある人向け)
- リクルートエージェントIT(エンジニア向け)
2-3.今すぐではないが、いい求人があれば話を聞いてみたい方
ここでは、今すぐの転職は考えていないが、いい求人があれば話を聞いてみたい方におすすめの転職サイトを2社ご紹介します。
ビズリーチ
『ビズリーチ』は管理職・専門職などのハイクラス向け求人に特化したヘッドハンティング型転職サイトです。
約4700名のヘッドハンターが登録しており、数では約2500名のリクルートダイレクトスカウトを圧倒するなど、ヘッドハンティングサービスでは圧倒的首位といえます。
最近では年収500万円前後のミドル層への求人も豊富で、高年収を目指す全ての人におすすめできる転職サイトです。
ビズリーチ公式サイト:
https://bizreach.jp
リクルートダイレクトスカウト
『リクルートダイレクトスカウト(by リクルート)』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス・エグゼクティブ向けの転職支援サービスです。
レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を自ら選んで相談をすることもできれば、レジュメを登録して好条件のスカウトも待つこともできるので、年収800万円を超えるような方であればすべての方におすすめできる転職サービスです。
リクルートダイレクトスカウト公式サイト:
https://directscout.recruit.co.jp
2-4. IT・Webベンチャーへの転職を目指す方
ここでは、IT・Webベンチャーへの転職を目指す方ITコンサルタントの方におすすめの転職サイト・エージェントを2社ご紹介します。
レバテックキャリア
『レバテックキャリア』は、エンジニア・クリエイターに特化した転職エージェントです。
IT・WEB業界を専門に転職支援を行っているため、担当者は業界情報に詳しく、技術や専門用語、希望の職場環境などを伝えるのも苦労しません。
また、年間7,000回以上の現場ヒアリングを実施しているため求人にはないリアルな情報から希望に合う求人を提案してもらえます。
「WEBエンジニア・クリエイター」の転職にはレバテックキャリアがおすすめです!
ビズリーチ
『ビズリーチ』は管理職・専門職などのハイクラス向け求人に特化したヘッドハンティング型転職サイトです。
約4700名のヘッドハンターが登録しており、数では約2500名のリクルートダイレクトスカウトを圧倒するなど、ヘッドハンティングサービスでは圧倒的首位といえます。
また、IT・Webベンチャーの役員ポジションを取り扱っているヘッドハンターも多く、大手エージェントでは出回らないような求人に出会える可能性もあります。
思いもよらなかった求人を紹介されたとの声も多く聞きますので、まずは登録してスカウト連絡を待ってみるのも良いでしょう。
ビズリーチ公式サイト:
https://bizreach.jp
AMBI
「AMBI」は人材領域で業界大手の『エン・ジャパン』が運営しているヘッドハンティング型転職サイトです。
求人に関してはベンチャー企業から大手企業まで豊富にカバーしており、その数は46,000件以上(2020年11月時点)と豊富な選択肢があるといえます。
また、サイト登録後の「合格可能性診断」により、自身の「リアルな市場価値」が分かったという方も多くいます。
AMBI公式サイト:
https://en-ambi.com/
ワークポート
『ワークポート』は、15年以上前からIT専門で転職支援をしている会社で、エンジニアへのサポートにも定評があります。
また、転職エンジニア転職を熟知した担当者が、丁寧なヒアリングの上で、良質な求人をたくさん紹介してくれると好評でした。
実際、「700人を対象に行ったワークポートの評判に関するアンケート」の結果、ワークポートから紹介される案件の質や、担当者の対応に満足した方が非常に多かったです。
転職後のキャリアステップについて非常に丁寧なアドバイスをしてくれるなど評判が良いですので、ぜひ登録してみてください。
ワークポート公式サイト:
https://workport.co.jp
2-5.未経験からのITコンサルタントを目指す方
ここでは、未経験からのITコンサルタント転職を目指す方におすすめの転職エージェントを3社ご紹介します。
DYM就職×IT
『DYM就職×IT』は、一部上場企業、トップベンチャー企業などを含め幅広い取引実績があり、最適な求人を紹介してくれるエンジニア経験者向けの特化型エージェントサービスです。
大手IT企業との強いネットワークを用いて、DYM就職独自の『完全非公開』の求人を多数所有しています。
また、システム・Web開発から、インフラ・ネットワーク構築など、様々なプロジェクトの求人を取り扱っているため、『さらなるスキルアップを目指す全てのエンジニア』におすすめの転職エージェントサービスです。
エンジニア経験者の方は、是非以下から登録して自身に合った求人を探してみましょう。
エンジニア経験者向け公式サイト:
https://www.dshu.jp/
また、未経験でエンジニアへの転職を検討している方は、以下への登録をおすすめします。
未経験者向け公式サイト:
https://www.dshu.jp/
パソナキャリア
『パソナキャリア』は、大手の中でも手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方には特におすすめです。
『自社の利益よりも正しい転職』をモットーに運営しているため、キャリアアドバイザーは一人ひとりによりそって、どのような些細な悩みにも対応してくれると評判が良いです。
丁寧なサポートが欲しい方は、登録すべき転職エージェントだと言えます。
パソナキャリア公式サイト:
https://www.pasonacareer.jp/
アクシスコンサルティング
アクシスコンサルティングは、コンサルティング業界特化型の転職エージェントです。
これまでに5,000名以上の現役コンサルタントへの支援実績があることに加え、”生涯のキャリアパートナー”を信念に、平均転職支援期間が3年と、転職のその次までをスコープに入れたキャリアパスの提案を受けられると評判が良いです。
また、コンサルティング業界に特化した選考対策を丁寧に行ってくれるため、未経験からのコンサルタント転職を目指す方にもおすすめです。
登録して損はないエージェントなので、ぜひ一度登録してみてください。
アクシスコンサルティング公式サイト:
https://www.axc.ne.jp/
ワークポート
『ワークポート』は、未経験からIT業界へ挑戦する場合は必ず登録するべきおすすめのIT転職エージェントです。
IT業界未経験の場合、IT転職エージェントではエージェントの利用や求人紹介を断られるケースもあります。
しかし、『ワークポート』はIT業種未経験者・IT職種未経験者ともに転職支援が可能です。
さらにエンジニア未経験者だけではなく、経験の浅い第二新卒や別業界からIT業界に挑戦したい方へのサポートも充実しています。
したがって、『ワークポート』はIT業界・エンジニア未経験でも、幅広い職種にチャレンジしやすいIT転職エージェントといえるでしょう。
『ワークポート』には、実績豊富なキャリアアドバイザーが多数在籍しているため、丁寧なカウンセリングを受けられる点も評判です。
ワークポート公式サイト:
https://www.workport.co.jp/
2-6.フリーランス転身を目指す方
ここでは、フリーランス転身を目指す方におすすめの転職サイト・エージェントを3社ご紹介します。
レバテックフリーランス
『レバテックフリーランス』は、IT・Web系のフリーランス(個人事業主)専門のエージェントです。
エンジニアに強いイメージがありますが、PMO関連の高単価求人が豊富にあるため、ITコンサルタントの方でも利用可能です。
また、IT業界で有名な「レバテックキャリア」と同じ会社が運営しており、フリーランスの利用者からの評判は非常に良いです。
実際、「200人を対象に行ったレバテックフリーランスの評判に関するアンケート」の結果、フリーランス転身により年収200万円アップできた事例もあるため、年収アップの可能性も大いにあります。
フリーランス転身を考える方は必ず登録しましょう。
レバテックフリーランス公式サイト:
https://freelance.levtech.jp
ハイパフォーマーコンサルタント
ハイパフォーマーコンサルタントは、ITコンサルティング事業を展開している「INTLOOP株式会社」が運営する、フリーコンサルタント向けの案件紹介サービスです。
SAPやPMO案件など常に豊富な案件数を確保していることに加え、平均報酬は80万円以上と、高単価なものが多いです。
登録者にはある程度の経験・スキルが求められますが、ITコンサルタントとして経験を積まれた方であれば参画できる案件も多くありますので、気になる方は登録してみてください。
ハイパフォーマーコンサルタント公式サイト:
https://www.high-performer.jp/
フリーコンサルタント.jp
フリーコンサルタント.jpは、「株式会社みらいワークス」が運営するフリーコンサルタント向けの案件紹介サービスです。
求人の50%以上が100万円以上で、その内訳としてはERP導入・業務コンサル・PMO・戦略案件など、幅広く存在します。
また、プロジェクト終了時には参画先のクライアント企業からフィードバックをもらえるなど、フリーコンサルタントとして実力を磨くために必要なサポートも提供しています。
少しでも興味のある方は、ぜひ登録してみてください。
フリーコンサルタント.jp公式サイト:
https://freeconsultant.jp/
2-7.戦略系コンサルティング会社への転職を目指す方
ここでは、戦略系コンサルティング会社を目指す方におすすめの転職サイトを2社ご紹介します。
JACリクルートメント
『JACリクルートメント』は、ロンドンが発祥の外資系転職エージェントで、外資系・国内企業のグローバルポジションについては、国内実績No.1です。
『マイナビエージェント』や『パソナキャリア』のような総合転職エージェントの中でも、ハイキャリア案件については、間違いなく質・量・サービス共にトップレベルといえるでしょう。
キャリアやスキルに自信のある方は、必ず登録すべきエージェントです。
JACリクルートメント公式サイト:
https://jac-recruitment.jp
コンコードエグゼクティブグループ
「コンコードエグゼクティブグループ」は、戦略系のコンサル転職・ポストコンサル転職で多数の内定者を輩出している転職エージェントです。
戦略コンサル出身者のスタッフがいるため、人気企業の選考ポイントを熟知しており、特に難関のケースインタビュー対策を得意としています。
また、採用担当者が選出する「日本ヘッドハンター大賞(ビズリーチ社主催)」のコンサルティング部門で、日本一となる初代MVPを受賞しているなど、その実力は群を抜いています。
支援を受けられる方は限られるものの、戦略系コンサルを狙う方にとっては非常に信頼ができるパートナーとなり得るため、ぜひ登録してみてください。
コンコードエグゼクティブグループ公式サイト:
https://www.concord-career.com/
ムービンストラテジックキャリア
『ムービンストラテジックキャリア』は、コンサルティング業界に特化したエージェントです。
元戦略ファーム出身者が多く、エージェントのコネクションで引っ張ってきた案件も多いです。
また、レジュメの添削はもちろん、戦略コンサルティング特有の面接対策(フェルミ推定やケース)についても、主要ファーム別にしっかりと対策をしてくれます。
戦略系コンサルティング業界に興味がある場合、必ず相談するべき転職エージェントだと言えます。
ムービンストラテジックキャリア公式サイト:
https://www.movin.co.jp/
3. ITコンサルタント転職でつまづく3つの理由と具体策
ITコンサルタント転職でつまづく理由は以下3つです。
- 転職の必然性を考え抜いていない
- 企業・職種に求められる能力を理解していない
- 選考対策ができていない
では、これら3つの理由と対策について、それぞれご説明していきます。
3-1. 転職の必然性を考え抜いていない
まず、転職の必然性を考え抜いていない方は、転職でつまづくことが多いです。
というのも、企業側としても「活躍するイメージがわかない」「早期退職するリスクがある」と思われてしまうからです。
実際に、「将来どうありたいのか、これからなにがしたいのか」と「その企業、職種でできること」のバランスが釣り合っていないとモチベーションの面でも続きませんし、当然活躍することなんてできません。
内定獲得のためだけでなく、転職後の伸び代にも直結しますので、転職の必然性に関しては、明確に言語化しておくようにしましょう。
《具体策》
自己分析、キャリアの振り返りを行い、以下ポイントを具体化しておきましょう。
- 転職の目的・理由(なぜ転職したいのか)
- 転職後の将来像(仮に転職に成功したとして、5年後、10年後にどんな自分になっていたいか)
- 転職の必要性(今の会社では実現できないことなのか、必ず転職しなければいけないのか)
- 転職に求める条件(仕事内容・社風・年収など)
なお、自己分析の方法に関しては「プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ【シート付】」コラム内でシート付きにてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
3-2. 企業・職種に求められる能力を理解していない
自己分析に偏っている方にありがちな失敗です。
いくら自分の状況を客観的に整理できたからといって、企業・職種に求められる能力を理解していなければ、面接官に自身の活躍イメージを伝えることができません。
そのため、企業側から「活躍するイメージがわかない」と判断されて、お見送りになることも多いです。
転職活動は「相互理解」が肝となりますので、企業側の視点に立って分析も行うように意識しましょう。
《具体策》
「コンサルティング業界」に詳しい人から直接話を聞くことをおすすめします。
もし、周囲にコンサルティング業界に詳しい人がいない場合は、「転職エージェント」からも話を聞くことができますので、活用しましょう。
なお、話を聞く際には、自身がITコンサルタントとして働いている姿が具体的にイメージができるように、業務内容や求められる仕事の質についてきめ細かく質問できるよう、質問項目の洗い出しを行いましょう。
質問項目の洗い出しに関しては、以下の逆質問例が使えますので、参考にしてみてください。
3-3. 選考対策ができていない
いくら自分の軸や企業が求めるスキル・経験を持っていても、書類や面接で「自分を採用するメリット」を伝えることができないと、内定はもらえません。
転職活動では「自分が企業で活躍する人材である」と相手に納得してもらうことが必要です。
そのためにも、これまでに積み上げてきたご自身のスキル・経験をもとに、入社後「どんなことができるのか」「企業にどう貢献できるのか」を論理的に説明することが求められます。
《具体策》
書類対策と面接対策の2つが必要です。
一般的に、書類選考の通過率は25〜30%、面接通過率は30〜40%と言われていますが、事前準備をしなければ通過率が0%…もない話ではありません。
せっかく可能性があるのに、選考対策を怠ったことでお見送りにならないよう、事前準備は徹底的に行いましょう。
書類、面接それぞれの対策は、以下の記事にて詳しくまとめていますのでご確認ください。
3-4. ここまでのまとめ
これまで述べてきたように、ITコンサルタントがつまづく理由は、以下の通りです。
- 転職の必然性を考え抜いていない
- 企業・職種に求められる能力を理解していない
- 選考対策ができていない
後悔のない転職をするためにも、これら3つをしっかりと対策していきましょう。
4転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。 「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。 例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。 更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。 そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。 ※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。 担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。 コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。 この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。 そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。 企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。 企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。 優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。 以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。 上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。5【図解】転職エージェント利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。 転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。 登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。 例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。 正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。 事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。) 初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。 思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。 それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。 場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。 最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。 自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。 求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。 あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。 対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。 面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。 また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!Step 10.退会手続きをする
転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。 万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。 転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。 転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。6.転職サイトをより効果的に利用するための5ポイント
この章では、ITコンサルタントの方が転職サイトを効果的に利用するためのポイントを5つご紹介します。
- 基本情報は空白が無いように記載する
- 質の高い職務経歴書をアップする
- 希望条件は広めに設定する
- スカウト機能の受信設定をする
- 気になる求人があったら早めに応募する
以下にて詳細をご説明しますが、転職エージェントに登録するために説明不要な方は、7章へスキップしてください。※7章:ITコンサルタントの転職でよくあるQ&A9選 に飛びます。
6-1. 基本情報は空白が無いように記載する
以下のような基本情報は応募に必須、もしくは優位に働くことがあるので、空白が無いように記載をするようにしましょう。
- 氏名
- 電話番号
- 現住所
- 最終学歴
- 語学
- 資格
- 現(前)年収
- 職務経歴書
6-2. 質の高い職務経歴書をアップする
選考通過率や企業スカウトの受信率を向上させるためにも、質の高い職務経歴書をアップするようにしましょう。
また、「いきなり質の高い職務経歴書をアップすると言われても…」という方もいらっしゃるかと思いますが、転職サイトには職務経歴書のテンプレートがあることが多いので、そのような心配は不要です。
実際、テンプレートを活用すれば、手軽に企業からの反応が良い職務経歴書を作成することができますので、転職サイトに登録した際は、ぜひ活用してみてください。
なお、職務経歴書の書き方を詳しく知りたい方は、以下の記事にて詳細を記載しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
6-3. 希望条件は広めに設定する
希望条件を広く設定することで、企業からのスカウトが受け取りやすくなったり、選考に通りやすくなります。
希望条件については選考過程ですり合わせを行うこともできるので、選考当初においてはなるべく希望条件を狭めないようにしておきましょう。
6-4. スカウト機能の受信設定をする
多くの転職サイトでは、スカウト機能を設定することで企業からのスカウトを受け取ることができます。
実際に、スカウト機能から内定につながった方も多くいますので、ぜひスカウト機能の受信設定をしてみてください
6-5. 気になる求人があったら早めに応募する
転職サイトを利用していて、気になる求人があったら早めに応募するようにしましょう。
なぜなら、転職活動は就職活動と違い、募集ポジションの枠が埋まった時点で募集が止まってしまうからです。
実際、希望する求人の募集が停止してしまったり、選考途中で募集枠が埋まったことを理由にお見送りとなり、「もっと早めに応募しておけば良かった」と思う方も多くいらっしゃいます。
このようなことにならないよう、気になる求人があったら早めに応募するようにしましょう。
7. ITコンサルタントの転職でよくあるQ&A9選
ではここで、ITコンサルタントの転職でよくある質問に対して答えていきたいと思います。
- ITコンサルタントとは?
- 未経験からのITコンサルタント転職はいつまでにすれば良い?
- ITコンサルタントの年収は?
- ITコンサルタントは本当に激務?
- ITコンサルタントを採用している企業はどんなところ?
- ITコンサルタントを経た後のキャリアパスは?
- 未経験からITコンサルタントになるには?
- ITコンサルタントに必要なスキル・資格は?
- ITコンサルタントとSEはどう違う?
Q1. ITコンサルタントとは?
ITコンサルタントとは、クライアント企業の経営課題に対して「IT」を武器に課題解決(コンサルティングを提供)を行う職業です。
基本的にはコンサルティングファームに所属し、企業の経営戦略に基づくIT戦略策定や、IT戦略に基づく各業務領域(CRM、SCM、ERP等)ごとのIT企画立案など、いわゆる経営戦略における上流工程の業務を担当します。
ITコンサルタントが扱うビジネス上の課題は多岐に渡り、且つ難易度も非常に高いため、ビジネススキルを身に付けるには打って付けの職業だと言えます。
Q2. 未経験からのITコンサルタント転職はいつまでにすれば良い?
結論、明確な区切りはありませんが、若ければ若いほど良いです。
なぜなら、ITコンサルタント未経験だと0から企業が育てる必要があり、体力があり素直で吸収率も高い若手の方が育てやすいからです。
世間一般では、キリ良く29歳までというのが目安ですので、参考にしてください。
ITコンサルタントの仕事に興味を持っている方は、早い段階から積極的に一歩踏み出すことをおすすめします。
Q3. ITコンサルタントの年収は?
平均年収は584万円で、IT系職種では3番目に高いです。(参考:doda 2020年12月)
職種 | 平均年収(全体) |
プロジェクトマネージャー(1位) | 664万円 |
プリセールス(2位) | 658万円 |
ITコンサルタント(3位) | 584万円 |
IT戦略/システム企画(4位) | 575万円 |
研究開発(5位) | 544万円 |
ITコンサルタント転職をする際の年収は、これを基準に高い・安いを判断すると良いでしょう。
ただし、転職をする際は年収だけではなく、「仕事内容」「職場環境」から総合的に判断することは忘れないでください。
例えば、転職先企業の検討については以下のように丁寧にやることをおすすめします。
社名 | やりたい仕事 | 活躍の確度 | 社風の相性 | 年収 | 企業ブランド |
A社 | ◎ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ |
B社 | ◎ | ◯ | ◯ | ◎ | ◎ |
C社 | ◯ | ◎ | ◯ | △ | ◯ |
※もっと丁寧にやるなら、軸に重要度を付けて、◎〇△でなく点数による定量評価をして総合評価する方法があります。
Q4. ITコンサルタントは本当に激務?
結論、働き方改革の推進により残業時間は減少傾向にありますが、他の職種に比べたら激務且つ高い生産性を求められます。
転職サイトdodaが行った「残業時間ランキング」では、ITコンサルタントの残業時間は27.2時間と掲載されていますが、実質は約30~35時間で考えるのが良いでしょう。
また、炎上プロジェクトに関わってしまうと、その火消しのために終電までの残業が続くなど、過剰労働が求められることもあります。
そのため、応募しようとしているコンサルティングファームが炎上プロジェクトを多発させていないか、口コミサイト「openwork」などで事前に調査しておくことをおすすめします。
Q5. ITコンサルタントを採用している企業はどんなところ?
ITコンサルタントを採用している企業群は、主に以下4種類です。
代表企業も併せてご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。※代表企業に関しては、クリックすると企業別の転職対策ページに飛びます。
概要 | 代表企業 | |
コンサルティング・ファーム | 主たる事業として経営課題へのコンサルティングサービスを提供する企業。 | |
シンクタンク | 政策立案・政策提言を主たる業務とする研究機関 | |
ITベンダー | 自社ITソフトウェア、ハードウェアを製造・販売する企業 | |
Sier | ITシステムを構築するシステムインテグレータ |
Q6. ITコンサルタントを経た後のキャリアパスは?
ITコンサルタントの主なキャリアパスは以下3通りです。
- 上位役職者である「マネージャー」「パートナー」に就く
- 事業会社の経営企画・IT戦略部門で働く
- 戦略コンサルタントへ転身する
基本的には1.2のキャリアパスを歩む方が多いですが、コンサルタントとしての価値を高めたい方は、3を選択される方もいます。
Q7. 未経験からITコンサルタントになるには?
IT業界以外で勤務されている方は、未経験からのITコンサルタント転職は非常に厳しく、ポテンシャル採用を狙うしかありません。
一方、IT業界で勤務されている場合は、要件定義を始めとした上流工程や、PM・PLとしてのマネジメント経験を積むと、ITコンサルタント転職の可能性が広がります。
とはいえ、「ITコンサルタント」として働かないと身につかないスキル・経験も多々あるので、ITコンサルタントを考える方は早いうちから転職活動を行うことをおすすめします。
Q8. ITコンサルタントに必要なスキル・資格は?
ITコンサルタントになるにあたって必要なスキルは以下3つです。
- ビジネス課題解決力
- ITソリューション提案力
- プロジェクト遂行力
なお、資格については余力があった場合に取得するぐらいで十分です。※資格よりも、現職での実務経験の幅・質が重視されます。
強いて言うならば以下の資格がおすすめなので、参考にしてみてください。
- ITストラテジスト | 情報処理国家資格で最高峰の難易度
- ITコーディネーター | IT経営推進に必要な基礎をケース研修で学べる
- PMP | プロジェクトマネジメントの基礎が学べる
Q9. ITコンサルタントとSEはどう違う?
ITコンサルタントとSEの違いを簡単にまとめると、以下になります。
ITコンサルタント | SE | |
仕事目的 | 経営課題解決 | システム構築 |
必要能力 | コンサルティングスキル | システム設計・開発スキル |
PJ期間 | 短期 | 長期 |
ITコンサルタントはSEのように「IT製品」と向き合うことは少なく、お客様の「経営課題」と向き合い、実際に解決につなげることが求められます。
そのため、いくらSEからの転職であっても、「課題発見・解決」を行ってこなかった方は、ITコンサルタントとして活躍できる確率は低いです。
もし上記の内容に当てはまってしまった方は、まずはご自身の職場で「課題発見・解決」を積極的に行うように心がけてください。
8. ITコンサルタント転職の必見ノウハウまとめ
ここでは、ITコンサルタント転職を目指す方が転職の時に必要なノウハウをご説明していきます。
ITコンサルタント転職を考えている方に必見の内容ですので、ぜひ一度目を通してみてください。
なお、ITコンサルタント転職の際にノウハウとしておさえておくべきは、以下の5つです。
- 筆記/Webテスト
- 志望理由
- 自己PR
- 面接
- 履歴書・職務経歴書
この5つは、転職を成功させるためにも重要な項目となりますので、必ず押さえておいてください。
8-1. 筆記/Webテスト
コンサルタントは地頭力が問われるため、筆記/Webテストの結果が非常に重視されます。
実際、他の職種と比べて合格ハードルが高く、面接に行けなかった…というケースも多々あります。
このようなことにならないよう、ITコンサルタント転職を目指す方は、綿密な対策をしておいてください。
特に、以下3種類のテストに関しては導入企業が多いため、予め対策することをおすすめします。
テスト形態 | 試験内容 | 導入企業 |
SPI | 言語・計数 | NRI、MRI、アビーム |
玉手箱 | 言語・計数・英語 | アクセンチュア、PwC、KPMG |
TG-WEB | 言語・計数・英語 | デロイト、EY、シグマクシス |
8-2. 志望理由
未経験ITコンサルタントの志望動機では以下のポイントを抑えれば、ライバルに差をつけられる志望動機が書けるようになります。
- 応募企業に惹かれている理由
- ITコンサルタントに惹かれている理由
- そこであなたが活躍できる根拠
この3つを抑えればいい志望動機が書きやすいです。ただし、注意点としては、前向きでない志望動機や転職理由は避けるということです。
「課題解決に携わってみたいから」「手に職をつけたいから」というものではなく、「貴社の、、、というビジョンに共感しました」「貴社の、、、という仕事内容に携わって成長し続けたいです」など前向きに労働意欲、成長意欲を見せられると相手に刺さります。
例文に頼るのはNG
例文に頼るのはおすすめしません。なぜなら、例文を使ってしまうと、バレてしまうだけでなく、あなたの意欲や人柄が伝わりきらないからです。
そのため、基本的に例文には頼らず、迷ったら転職エージェントの担当者に相談するところから始めましょう。
とはいえ、イメージをつけていただくために先ほどの3つの例を元に以下のように例文をまとめました。
ポイント | 志望動機例 |
1. 応募企業に惹かれている理由 | 「クライアントの根本課題をシステムありきではなく、ビジネス上の観点から0ベースでご提案できること」に魅力を感じ、貴社を志望しました。 |
2. ITコンサルタントに惹かれている理由 | 私がITコンサルタント職を志望する理由は、お客様のビジネスを成功に導くプロフェッショナルになりたいからです。そのためには、企画段階におけるビジネスニーズを捉えた「提案力」と実装段階における「マネジメント力」が必要だと考えます。 現在の企業での仕事にはやりがいを感じているのですが、ビジネスニーズを捉えたお客様への「直接提案」の経験が少なく、ここに課題があると考えています。 そこで、ITコンサルタントとしてこれまでのマネジメント経験を活かしつつも、お客様のビジネス・システムの両側面から今後あるべき業務プロセス、ITシステム構築のご提案を通じて、お客様のビジネスを成功に導くプロフェッショナルになりたいと考えています。 |
3. そこであなたが活躍できる根拠 | 私は、直近3年間でERPシステム導入のプロジェクト責任者に携わりました。そこでは、企画段階におけるお客様のビジネスプロセス把握、要件ヒアリング、あるべき姿のご提案から、実装段階におけるシステム開発のプロセス設計やリソースマネジメントまで一貫して行ってまいりました。 この業務を通じて、お客様の「ビジネスプロセス理解」から、ERPシステム開発における「コンサルティングスキル」と「マネジメントスキル」が身につきました。 貴社では、これまで培ったERPシステム開発の経験を生かしつつも、ビジネス観点からの提案力にも磨きをかけることで、クライアントの根本的な課題を解決するITコンサルタントとして貢献していきたいと思います。 |
このように、3つ全て考えてみて繋げるだけで、ライバルに差をつける志望動機が作れます。
8-3. 自己PR
自己PRについても志望動機と同様、例文に頼ってはいけません。
しかし、伝えるべきポイントは大体決まっていますので、その形に合わせて埋めていきましょう。
※こちらも悩んだら転職サイトに相談すれば親身になってくれます。自分で解決できなさそうな時は以下のフレームワークを使ってみましょう。
①仕事内容で頑張ったこと、②その結果、③どんな強みを得たか、④次の職場ではどう活かせるかというポイントをまとめてみましょう。※以下、IT法人営業の方の自己PR例です
フレームワーク | 自己PR例 |
1. 仕事内容 | SI業界のSE・法人営業として6年間勤務をしてきました。 法人営業異動後の業務では、既存クライアント5社への課題ヒアリング・課題抽出と、それに対するITソリューション提案を行ってきました。 この業務に携わるに当たって、課題発見・抽出のフレームワークを書籍から学びつつ、社内資料の熟読や自主的な展示会出席を通じて自社サービス・他社サービスの好事例からの学びを生かして、お客様の課題解決策を複数案考え出しました。 また、先輩や他部署の方にもアイデアに対する助言をお願いすることで、お客様の困り事を解決する方法をブラッシュアップし、お客様へご提案してきました。 |
2. 結果 | その結果、部内売上2位とお客様満足度1位を獲得し、部長表彰も頂くことができました。 |
3. 得た強み | 新職種への迅速なキャッチアップと、お客様の立場に立ってとことん考え抜いた課題解決策の絞り込み、周囲の方を巻き込んだ課題解決策の磨き込みができるようになりました。 |
4. 次の職場に貢献できる事 | ビジネスニーズを捉えつつ、お客様の立場に立ってとことん考え抜く姿勢と、周囲の方との高いレベルでの協働を通じて、お客様を唸らせるような価値提供をし続けるITコンサルタントとして貢献していきます。 |
もっと詳しくこのフレームワークについて知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
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8-4. 面接
ここでは、ITコンサルタントに転職する際によく聞かれる質問を3つ紹介します。
- なぜこの企業・職種を志望するのか
- 転職理由は何か
- 会社へどのように貢献できるか
以下で、回答例を示しますが、自分なりの回答を用意しておいてください。
なぜこの企業・職種を志望するのか
いわゆる志望動機は、ITコンサルタントに限らないのですが、どこの企業でも必ずといっていいほど聞かれます。
「9-2 志望理由」でお伝えした通り、3つのポイントを意識して、自分なりの回答をできるようにしておきましょう。
転職理由は何か
こちらも面接で必ず聞かれるため、ITコンサルタント転職を目指した背景を事前に整理し、しっかりと伝える必要があります。
会社へどのように貢献できるか
ITコンサルタント未経験者の場合、特にこの質問を聞かれます。
理由としては、多くのコンサルティングファームでは即戦力採用を基本としており、候補者には迅速なキャッチアップと会社への貢献が求められるためです。
そのため、これまでの業務内容とITコンサルタントとの親和性を以下のようにアピールするのが良いでしょう。
面接を成功させるたった一つのポイント
面接を成功させるたった一つのポイントは「PREP」を意識して回答することです。
PREPとは、まず結論を述べ(P)、次にその理由を伝え(R)、わかりやすく具体例を示し(E)、最後に再度結論を伝える(P)事で、自分の意見を効果的に相手に伝える回答フレームです。
質問への回答セオリー「PREP」
- 「P」Point:結論
- 「R」Reason:理由
- 「E」Example:例
- 「P」Point:結論
より詳しく知りたい方は、以下の記事を参考に面接対策を進めてみてください。
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8-5. 履歴書・職務経歴書
まず、履歴書と職務経歴書では、用途・目的が違います。
その違いは以下の通りです。
履歴書の目的 | 職務経歴書の目的 |
内定後に保管するもの | 書類選考で使うもの |
そのため、履歴書・職務経歴書に実際に書く内容として、目的を理解し、それに沿う内容にすることが重要です。
履歴書の内容 | 職務経歴書の内容 |
人事情報として保管する内容を書く | 書類選考に合格できる内容を書く |
以上二つを紹介しましたが、職務経歴書は書類選考で非常に重要になるので、職務経歴書に重きをおいて書くようにしてください。
その際、必ず書いて欲しい事項が5つあります。
- 職務要約
- 職務経歴
- 活かせる経験・知識・能力
- 自己PR
- 志望動機
この5つを必ず書くようにしてください。
より詳しく知りたい方は、次の記事を一度読むことをおすすめします。
9. まとめ
これまで、ITコンサルタントとして転職をする前に検討するべきことと、転職を成功させるためにするべきことを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
転職エージェントとは最終的に担当との相性ですが、どの転職エージェントを選ぶかによって失敗の確率を大きく下げることができます。
ぜひ、今回ご紹介した転職エージェント、転職サイトに登録をしてみてください。
おすすめの転職エージェント・転職サイトは以下の通りです。
すべてのITコンサルタントにおすすめの転職サイト・転職エージェント
大手企業への転職を目指す方
とにかくITコンサルタントの求人をたくさん見たい方
今すぐではないが、いい求人があれば話を聞いてみたい方
IT・Webベンチャーへの転職を目指す方
未経験からITコンサルタントを目指す方
フリーランス転身を目指す方
戦略系コンサルティング会社への転職を目指す方
あなたの人生がより明るいものになることを心から祈っています。