- 「AIエンジニアに転職したいな、でも難しいのかな…」
- 「全くの未経験でも転職できる?」
結論からいうと、AIエンジニアは職種のなかでもとくに高度なスキルが求められるため、転職は容易ではありません。
プログラミングの知識や経験はもちろんのこと、データサイエンスなどのプログラミング以外のスキルも必要になります。
とくに未経験の場合、そもそもの求人数が少なく、ポテンシャル採用の募集はほとんどないため、『AIエンジニアになる手順』を理解し『正しい方向で自主的な学習を継続』しないと、転職は難しいでしょう。
そこで本記事では、数多くのエンジニア転職をサポートしてきた私が、1章・2章でAIエンジニアにおすすめの転職サービスを解説し、3章から未経験からAIエンジニアを目指す方法について説明します。
- AIエンジニア向けおすすめ転職サイト・エージェント7選
- 【目的別】AIエンジニア向けおすすめ転職サイト・エージェント
- 入門編:AIエンジニア転職完全ガイド【未経験者向け】
- AIエンジニアが活躍している大手&急成長ベンチャー20選!
- AIエンジニアの需要は右肩上がり!市場価値が高く将来性が見込める仕事
- AIエンジニアを目指す3つの方法
- 未経験からAIエンジニアへ転職する3つの手順
- AIエンジニア向け転職ノウハウ
すべて読めば、あなたが使うべき転職サービスと、それらを最大限活用する方法、未経験からAIエンジニアに転職する手順がわかり、理想の転職を実現できるでしょう。
»3.入門編:AIエンジニア転職完全ガイド【未経験者向け】を知りたい方はこちら
1.AIエンジニア向けおすすめ転職サイト・エージェント7選
数あるAIエンジニア向け転職サイト・エージェントの中から、以下3点を基準に「総合評価の高い転職サイト・エージェント」をピックアップしました。
「総合評価」を導き出す3つの基準
- AIエンジニア求人の質・量
保有している求人の量や質は十分かどうか - 提案力
キャリアの築き方や求人の選び方を提案してもらえるか - サポート力
求職者に合わせたサポートがあるかどうか
その結果、AIエンジニア転職の分野で、とくに総合評価の高かった転職サイト・エージェントは、以下の通りとなりました。
総合的な評価が高い順に、ランキング形式で並べています。
転職サイト・エージェント | AIエンジニアの公開求人数 | 総合評価 |
---|---|
レバテックキャリア 公式サイトを見る 詳細を見る | 公開求人数:約110件 満足度:4.5 エンジニア特化で15年の転職サービス |
リクルートエージェント(IT) 公式サイトを見る 詳細を見る | 公開求人数:約440件 満足度:4.5 求人数No.1の総合転職エージェント |
dodaエンジニアIT 公式サイトを見る 詳細を見る | 公開求人数:約210件 満足度:4.4 サポート&提案力に定評がある |
ワークポート 公式サイトを見る 詳細を見る | 公開求人数:約90件 満足度:4.2 IT業界未経験者も利用可能 |
リクルートダイレクトスカウト 公式サイトを見る 詳細を見る | 公開求人数:約710件 満足度:4.1 リクルート運営のヘッドハンティング型サイト |
Geekly 公式サイトを見る 詳細を見る | 公開求人数:約90件 満足度:4.0 IT・ゲーム業界の転職に強い |
BIGDATA NAVI 公式サイトを見る 詳細を見る | 公開求人数:約100件 満足度:4.0 AI・データ分析の求人案件が業界最大 |
〔AIエンジニアの求人数〕2023年10月3日,編集部調べ
前提として、AIエンジニアの求人数は業界全体でも非常に少ない職種であるため、コロナ禍で求人数が減っている今はなるべく多くの転職サービスに登録することを推奨します。
また、上位の3サービス(レバテックキャリア、リクルートエージェント(IT)、dodaエンジニアIT)はとくに評価が高いため、AIエンジニアの好条件求人を集めるのであれば、すべて登録しておきましょう。
ここからはランキング上位の転職サービスを1つずつ詳しく紹介していきます。
1位.レバテックキャリア | IT業界の最大手。エンジニア特化
『レバテックキャリア』は、エンジニア・クリエイターに特化した転職エージェントです。
レバテックキャリアはIT・WEB業界を専門に転職支援を行っており、担当者は業界情報に詳しく、IT・WEB業界ならではのサポートを受けられます。
「AIエンジニアとしてさらなるキャリアアップを目指している」という方におすすめです。
関連記事:レバテックキャリアの評判
2位. リクルートエージェント(IT)|求人数No.1の総合転職エージェント
リクルートエージェント(IT)は、求人数No.1の総合転職エージェントであり、よりよい転職先と出会うためにも必ず登録すべき1社です。
公開求人だけでも39,422件、登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人を含めると、合計88,135件のIT業界求人を保有しています。(2023年10月時点)
AIエンジニアの求人については、約180件を保有しています。
(キーワード;AIエンジニアで検索 2023年10月時点)
また、リクルートエージェント(IT)は、年収600万~1,000万までの求人数が8割と、高年収求人を多数保有しています。(2023年10月時点)
さらに、専門のキャリアアドバイザーチームがあり、IT・Web業界ならではのサポートを受けることができるので、経験者の方にもおすすめです。
利用者数も多く、転職支援実績も豊富なので、利用すれば転職成功確率を高められるでしょう。
3位.dodaエンジニアIT|転職支援実績が豊富
『dodaエンジニアIT』は、IT転職・Web業界の求人情報に強い転職サイトです。
AIエンジニアの公開求人だけでも130件以上保有しており、他にも多くのIT職種を幅広く取り揃えています(キーワード:AIエンジニアで検索 2023年10月時点)。
4位.ワークポート | CMで話題のヘッドハンティング型サイト
『ワークポート』は、15年以上IT業界の転職支援を行ってきた、実績のある転職エージェントです。
その実績に裏打ちされた、きめ細やかな対応が、ワークポートの大きな魅力です。
アンケート結果を見ると、IT業界の転職を熟知した担当者が、丁寧なヒアリングの上で、良質な求人をたくさん紹介してくれると好評でした。
プログラミングスクールである『みんスク』を運営するなど、「IT業界未経験」の転職支援実績も豊富ですので、キャリアチェンジに不安を抱えている方は、登録しておくことをおすすめします。
関連記事:ワークポートの評判
5位. リクルートダイレクトスカウト
『リクルートダイレクトスカウト』はリクルートが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイトです。
自ら求人を探すのではなく、ヘッドハンターから声がかかり、求人の提案を受けることができるという仕組みのサービスです。
3,000名以上のヘッドハンターが、あなたの代わりにAIエンジニアの求人を探してくれます。(2023年10月現在)
レジュメ登録後はスカウトを待つだけで良いので、「時間をかけて高年収の仕事を見つけたい」という方におすすめです。
6位.Geekly |IT・Web・ゲーム業界への転職に強い
『Geekly』はIT・Web・ゲーム業界専門の転職エージェントで、特にゲーム業界への転職に強味があります。
実際、GREEなどのメガベンチャーと呼ばれる企業から、gumiなどの急成長ベンチャー企業の案件を多数保有しています。
また、元Web・ゲーム業界のエージェントが多いのも特徴で、リクルートが選ぶ優秀エージェント賞で1位を獲得するなど実績も十分です。
ゲーム業界への転職を検討している方におすすめです。
関連記事:GEEKLYの評判
7位.BIGDATA NAVI|AI・データ分析の求人案件が業界最大
『BIGDATA NAVI』は、AI・データ分析のフリーランス求人案件が業界最大級の転職サイトです。
AI領域に詳しいスタッフが、面談や企業との交渉、書類の添削までサポートしてくれます。
企業と契約を交わして案件に参画したあとも、担当者によるアフターフォローが付いています。
「少しでもフリーランスAIエンジニアに興味がある方」は、登録して損はない転職サイトです。
2.【目的別】AIエンジニア向けおすすめ転職サイト・エージェント
この章では、目的別におすすめの転職サービスを紹介します。
とくに求人が少なく、コロナ禍で減っている今、AIエンジニアの転職はいかに多くの求人情報を得られるかが鍵となります。
そのため、1章で紹介した転職サイト2~3社に加えて「転職の目的に合ったサイト」を1~2社を併用し、AIエンジニアの転職では合わせて3~5社を利用するのがおすすめです。
以下の表から、該当する箇所をタップして、あなたに最適な転職サービスを見つけましょう。
目的 | (1)キャリアアップしたい (2)年収1,000万円を目指したい (3)フリーランスを目指したい (4)まずは自分で求人情報を集めたい |
キャリアアップしたい方におすすめ
「キャリアアップしたい」という方は、求人数が多く、サポートに強みのある以下の「転職サービス」を使うのが効果的です。
転職サイト・エージェント | AIエンジニアの公開求人数 | 総合評価 |
1位. レバテックキャリア | 約80件 | ★★★★★4.6 エンジニア特化で15年の転職サービス |
2位. ワークポート | 約200件 | ★★★★☆4.2 IT業界未経験者も利用可能 |
3位. Geekly | 約140件 | ★★★★☆4.0 IT・ゲーム業界の転職に強い |
※求人数:2023年10月更新
一番のおすすめはエンジニアの転職に特化した転職エージェントの『レバテックキャリア』です。
エンジニア市場を知り尽くしたアドバイザーが、提案や書類添削、面接対策までマンツーマンでサポートしてくれます。
ただ、求人数は全部で約80件と心もとないため、求人を増やす選択肢として『ワークポート』『Geekly』も併用してみるのもいいでしょう。
年収1,000万円を目指したい
年収1,000万円を目指すなら、ハイキャリア向け転職に特化した求人広告&ヘッドハンティング型サービスの利用をおすすめします。
そこで、ヘッドハンティングのサービスを中心に、ハイクラス向けの転職サイトをピックアップしました。
転職サイト・エージェント | AIエンジニアの公開求人数 | 総合評価 |
1位. リクルートダイレクトスカウト | 約140件 | ★★★★★4.6 リクルート運営のヘッドハンティング型サイト |
2位. レバテックキャリア | 約80件 | ★★★★★4.5 エンジニア特化で15年の転職サービス |
※求人数:2023年10月更新
外資系企業やグローバル企業の求人を多く保有する『リクルートダイレクトスカウト』を使えば、年収1,000万円のポジションの情報を収集できます。
また、長い時間をかけて慎重に転職活動を行いたい方もいると思うので、優秀なヘッドハンターとマッチングできる『レバテックキャリア』も併用するとより効率的となるでしょう。
フリーランスを目指したい方におすすめ
フリーランスエンジニアへの転職は、フリーランス専門エージェントへの登録が成功のカギとなります。
そこで、評判の高いフリーランス専門エージェントを多く扱う転職サービスを厳選しました。
転職サイト・エージェント | AIエンジニアの公開求人数 | 総合評価 |
1位. BIGDATA NAVI | 約50件 | ★★★★☆4.0 AI・データ分析の求人案件が業界最大 |
2位. フリーランススタート | 約200件(機械学習) 約2,400件(AI)|★★★★☆4.0 フリーランス向けの求人を多数保有 |
※求人数:2023年10月更新
フリーランス専門エージェントは、多くの会社に登録すればするほど、エージェントが互いに競争しあい、よりよい案件をもってきてくれる可能性が高くなります。
AIエンジニアフリーランスの業界大手『BIGDATA NAVI』への登録はもちろんのこと、「フリーランススタート」も合わせて利用しましょう。
まずは自分で求人情報を集めたい方におすすめの転職サイト
「エージェントサービスを使わず、まずは自分で求人情報を集めたい」という方は、転職サイト(求人情報サイト)の利用をおすすめします。
そこで、できるだけ多くの情報が得られるよう、掲載求人数の多い転職サイトを厳選して以下にまとめました。
転職サイト・エージェント | AIエンジニアの公開求人数 | 総合評価 |
1位. Green | 約210件 | ★★★★★4.6 IT/WEB業界の求人・採用情報に強い転職サイト |
2位. リクナビNEXT | 約80件| ★★★★☆4.2 業界最大規模の転職サイト |
3位. dodaエンジニアIT | 約130件 | ★★★★☆4.1 IT転職・Web業界の求人情報を保有 |
※求人数:2023年10月更新
事前に選考対策をしておきたいという方は、転職サイトと『レバテックキャリア』などのエージェントサービスを併用するとよいでしょう。
転職サイトから自ら応募して、選考に臨むことももちろん可能ですが、特に転職経験が少ない方の場合、選考通過が課題となることがあります。
1位.Green | IT・Web業界に強い転職サイト
『Green』は、キャッチーな広告と、「完全成功報酬型」で着実にシェアを拡大している転職サイトです。
サイト内の特集記事・スカウト機能も充実しており、特集記事を通じて業界研究・企業研究に活かした方や、企業スカウトから、実際に内定を獲得した方も多いです。
特集記事を読むだけでも転職活動の情報収集に有用なため、ぜひ一度登録してみることをおすすめします。
ただ、エージェント型サイトではないので、手厚いサポートを求める方は、「Green」のみの登録ではなく『レバテックキャリア』などの利用者満足度の高いエージェントと併せて利用するようにしましょう。
関連記事:Greenの評判
2位.リクナビNEXT |業界最大規模の転職サイト
『リクナビNEXT』は、大手人材企業リクルートが運営する、業界最大規模の転職サイトです。
転職をするならまずは登録すべきサイトの一つで、実際に転職者の実に8割が登録していると言われています。(会員数は1210万人以上)。
また、リクナビNEXTに掲載されているAIエンジニア求人は80件を超えており、求人を増やす選択肢としては登録がおすすめです。
(キーワード:AIエンジニアで検索 2023年10月時点)
ただ「IT業界に特化した転職サイト」ではないので、エージェント型で業界特化の『レバテックキャリア』と併用して利用しましょう。
関連記事:リクナビNEXTの評判
3位.dodaエンジニアIT |IT職種の転職に強い
『dodaエンジニアIT』は、IT転職・Web業界の求人情報に強い転職サイトです。
今人気のITエンジニア求人からクリエイター求人まで、IT職種を幅広く取り揃えています。
ただし、エージェント機能がついていないため、1人で転職活動を行うのが不安な方は『レバテックキャリア』に登録し、あなたに合ったIT職種を紹介して貰うことをおすすめします。
3.入門編:AIエンジニア転職完全ガイド【未経験者向け】
AIエンジニアは、求められるスキルレベルも高く、仕事内容も専門性があります。
とくに未経験者の方は、この章で紹介する『仕事内容や求められるスキル』を理解した上で『今の自身に合った仕事なのか』を判断しましょう。
それぞれを詳しく紹介していきます。
3-1.機械学習エンジニアとデータサイエンティスト
AIエンジニアは、仕事内容によって大きく以下2種類にわけられます。
- 機械学習エンジニア
…AI(人工知能)の開発 - データサイエンティスト
…データ分析・解析
機械学習エンジニアは、Pythonなどのプログラミング言語を用いてAIの構築や開発を行います。
データサイエンティストは、統計データから収集・分析した情報をもとに、クライアントの抱える問題を解決に導きます。
ただ実際の現場では、機械学習エンジニアとデータサイエンティストの仕事が明確にわかれているわけではありません。
なぜなら、AI人材が不足しているため、データの分析からAIシステムの開発まで、できる人が仕事を請け負ってしまうからです。
AIエンジニアには厳密な定義はないですが、機械学習エンジニアとデータサイエンティストの仕事が合わさった「データの分析からAIシステムの開発を行う仕事」という認識で大丈夫です。
データアナリストもデータ分析・解析する仕事
データサイエンティストと似た職種に、データアナリストがあります。
データサイエンティストとデータアナリストどちらとも、データから収集・分析した情報をもとに、問題解決をする仕事です。
2つの職業に明確な線引きはありませんが、以下の考えのもとわけられるようです。
- データアナリストには「コンサル型」「エンジニア型」の2タイプある
- データサイエンティストはどちらも備えた職種である
- データアナリストの上位職にデータサイエンティストがある
3-2.仕事は情報のリサーチから開発業務まで幅広い
AIエンジニアとは「人工知能の開発やデータの解析などのAIに関連する業務を行う職種」のことです。
ここでは、具体的な業務内容として以下の5つご紹介します。
順番に見ていきましょう。
(1)研究・論文で最新情報をリサーチする
最先端のAI分野は日々技術革新が起こっているため、研究や論文をリサーチして最新の技術をキャッチアップすることは欠かせません。
研究や論文でキャッチアップした最新技術を基に、日々の業務に落とし込んでいきます。
初心者向けのAI論文であれば、最新論文を翻訳するメディアの「AI-SCHOLAR」がおすすめです。
とくにAI関連のテクノロジーは、シリコンバレーを始めとしたAI発展国で急速に発展しており、最新情報を得るために海外の論文を読むエンジニアも多いです。
論文調査のための語学能力が必要
出典:Twitter
(2)アルゴリズム・モデルの開発する
自社やお客様のニーズを満たしたアルゴリズム・モデル開発をするのもAIエンジニアの仕事です。
アルゴリズム・モデルとは
アルゴリズムとは、コンピュータが特定の処理を行うための手順や計算方法のことです。
モデルは、特定の処理を行う際のパターンやルールを数式で表したものです。
また、開発にあたって、クライアントのニーズや現在おかれている状況のヒアリングも行います。
アルゴリズムを開発する
AIエンジニアはAIの実装のみならず、最新の知見を駆使して新規のアルゴリズムを開発する。
一方データサイエンティストは、データから知見をあぶりだすのが専門だが、業務が重複することもある。
AIが使えないか見通す力は今後も重要になる。
出典:Twitter
(3)データをわかりやすく整える
AIに学習させるためのデータの前処理は、AIエンジニアの重要な仕事の一つです。
わかりやすくデータを整えたり、欠損データを補完したりして、AIが学習しやすいようにします。
扱うデータの多くにエラーや欠損値があると、間違った精度が悪いモデルができかねません。
データをきれいにする業務が大半
機械学習をするために生データを特徴量に変更したり、目的変数と特徴量に変換していきました。
ここでもデータの前処理を行い、つくづくデータサイエンティストはデータをきれいにする業務が大半だと感じました。
出典:Twitter
そのため、データの前処理は仕事の約7割が費やされるほど重要な作業だといわれています。
(4)実証実験でシステムの不具合を確認する
実証実験とは、「開発したアルゴリズムやモデルが高い精度で正しく動作するかの検証作業のこと」です。
具体的には、システムにデータを入力し「想定している結果が得られるか」「想定外の動きはないか」の検証を繰り返します。
実証実験の結果を踏まえて、開発業務に進むか、システムを見直すのかを検討します。
AIの開発に莫大な資金を投下したにも関わらず、良い結果が得られなかったという誤算を回避するためにも重要な作業です。
(5)プログラミング言語を用いて開発業務を行う
最後に開発業務です。
実証実験の結果を踏まえ、問題なければプログラミング言語(Pythonなど)を用いて、システム開発を行います。
エンジニア経験のない方だと、開発段階のコードを書いている場面を想像される方が多いですが、開発業務は仕事の中のほんの一部にすぎません。
3-3.年収は599万円!他職種よりも高い
求人ボックスによると、AIエンジニアの平均年収は599万円です。
これはエンジニア職種の中でも高い傾向にあります。
職種 | 平均年収 |
AIエンジニア | 599万円 |
ITコンサルタント | 584万円 |
サーバーエンジニア | 463万円 |
ネットワークエンジニア | 455万円 |
アプリ系エンジニア | 443万円 |
Webサービスエンジニア | 419万円 |
SE/プログラマー | 417万円 |
また、全38件のAIエンジニアの求人情報をもとに年収分布を調査したところ、以下のとおりになりました。
AIエンジニアのニーズは今後さらに高まるにも関わらず、人材が不足しているため高い年収が期待できます。
海外ではさらに高収入が見込める
海外では、日本以上にさらに高収入が見込めます。
Indeedの2019年の調査によると、シリコンバレーで最も年収が高かった職業は機械学習エンジニアで平均年収は1,860万円でした。
そのため、「キャリアアップを視野に入れている方」は海外でAIエンジニアを目指すのも一つの選択肢です。
3-4.求められるスキルはプログラミングから統計まで様々
AIエンジニアには、人工知能や機械学習の開発・実装などの即戦力としての能力が求められ、要求されるスキルセットは非常に高度で幅広いです。
AIエンジニアとして働く上で必要な技術と知識は、以下のとおりです。
AIエンジニアに必要な技術と知識
それぞれを詳しくみていきましょう。
(1)Pythonなどのプログラミングスキル
AIエンジニアでは、実務経験レベルのプログラミングスキルが求められます。
代表的なプログラミング言語は以下のとおりです。
- Python
- C
- C++
- R
- Lisp
- Java
- Prolog
- JavaScript
- Haskell
- Julia
AI開発に使われるプログラミング言語は10個以上ありますが、AIエンジニアを目指すのであればPythonの学習を中心に行いましょう。
Pythonの文法は簡単で、コードがわかりやすく、初心者に人気の言語だからです。
また、IoT分野やWebアプリケーション開発にも用いられ、汎用性が高く幅広い場面で活かせます。
(2)データベースの操作スキル
データベースを操作するスキルも求められます。
データベースとは「ある条件に当てはまるデータを複数まとめて使いやすい形に整理した情報の集まり」のことです。
AIエンジニアでは、ビックデータや統計から情報を集めて整理する業務で、データベースの操作スキルが必要となります。
Pytyonだけでなく、データベースの理解は必要
AIエンジニアでも結局はデータをキレイにしたり、前準備のほうが時間かかるのでデータベースの理解は必要。
Pythonだけ出来れば良いってのは実践ではまず無いです
(3)微分・積分などの数学知識
AIエンジニアには大学レベルの数学知識も必要となります。
- 微分
- 線形代数
- ベクトル
- 行列
- 確率
人工知能のアルゴリズムを開発する際に、微分や積分などの数学的知識が使われます。
線形代数・微分積分は絶対必要
出典:Twitter
Pythonより数学から始めよう
出典:Twitter
(4)標準偏差・分散などの統計学知識
AIエンジニアには大学レベルの統計知識も必要となります。
統計学とは、端的にいうと「与えれた情報から数値上の規則性や不規則性を見出す学問」のことです。
- 標準偏差
- 分散
- 確率分布
- 推定
- 検定
統計学を用いて、明らかになっている情報を分析します。
統計の基礎的な部分を分かっていないと難しい
プログラミング初心者の人で、「AIに興味があるからPythonを勉強したい」という方がいるんですが、やめておいた方がいいです。
PythonでAIエンジニアになれる訳じゃなくて、AIとは機械学習なんです。
理系の大学で数学とか統計とか機械学習の基礎的な部分を分かっていないと理解が難しい。
出典:Twitter
(5)機械学習とディープラーニングの知識
機械学習やディープラーニングの知識も必要です。
機械学習 | 与えられた情報から機械自身が学習すること |
ディープ ラーニング (深層学習) | 人間が行うタスクをコンピューターに学習させる機械学習の一つ |
また、機械学習ライブラリを使うスキルも求められます。
機械学習ライブラリとは、端的にいうと「機械学習を実装するためのツール」のことです。
- TensorFlow
- scikit-learn
- Keras
ライブラリの知識も機械学習を扱う上で、必須の知識であるといえます。
(6)クラウドインフラの知識
AWSやGCPなどのクラウドインフラの知識も必要です。
クラウドとは、「インターネットなどのネットワークを介して、サービスをユーザーに必要な分だけ提供する形態」のことです。
出典:Amazon
AIシステムの開発では、大量のデータを扱うため、AWSなどのクラウドを使うスキルが求められます。
AIエンジニアを目指すのであればGitやAWSがあると強い
データサイエンティストとして現場配属される前に新人研修で欲しかった内容
・gitの使い方
・linuxの使い方
・主要なAWSのサービスの使い方
git使えないと「gitも使ったことないの^^;」って現場の人に煽られるとのこと あーこわい
出典:Twitter
AIエンジニアには、ここまで紹介した6つのスキルが必要となります。
- Pythonなどのプログラミングスキル
- データベースの操作スキル
- 微分・積分などの数学知識
- 標準偏差・分散などの統計学知識
- 機械学習とディープラーニングの知識
- クラウドインフラの知識
一度に勉強を始めるのは難しいため、実際に手を動かしながら学べる、プログラミングと機械学習の勉強から始めましょう。
3-5.転職に有利な6つの資格
AIエンジニアになる上で、取得必須な資格はありません。
ただ、AIエンジニアの転職に有利な資格はあります。
G検定 | デープラーニングの基礎知識や事業活用能力の保有を示す資格 |
https://www.jdla.org/ | |
E資格 | ディープラーニングの理論の理解・実装能力や知識の保有を示す資格 |
https://www.jdla.org/ | |
Python3エンジニア 認定試験 | Pythonによるデータ分析の基礎・方法の理解を示す試験 |
https://www.pythonic-exam | |
統計検定 | 統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験 |
http://www.toukei-kentei.jp | |
画像処理エンジニア検定 | 画像処理に関する開発・設計に必要な知識・技術の保有を示す資格 |
https://www.cgarts.or.jp/kentei/ | |
ITパスポート | ITの基礎的な知識が身に付いていることを証明する国家資格 |
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html |
資格取得の勉強を通じて、AIスキル・知識を向上させられたり、日々の学習のモチベーションになったりします。
前述したとおり、AIエンジニアなるうえで取得必須な資格はなく「実務経験を積む」「実際に手を動かしてコードを書く」方が重要なことを理解したうえで学習を進めましょう。
3-6.AIエンジニアの3つのやりがい
AIエンジニアのやりがいを3つ紹介します。
順番に見ていきましょう。
(1)かなりの高収入が期待できる
AIエンジニアは求められるスキルレベルが高く、専門性がある職業であるため、かなりの高収入が期待できます。
3-3.で前述したとおり、AIエンジニアの平均年収は599万円で、他のエンジニア職種と比べても高いです。
50代で1,200万円でITエンジニアの年収を大きく上回る
出典:Twitter
AIエンジニアは技術力さえあれば年収1,000万円も狙える職業であるため、やりがいを感じている方は多いです。
(2)社会的なインパクトが大きい
社会的なインパクトの大きい仕事ができることはAIエンジニアのやりがいの一つです。
具体的なAI活用例を3つ下記に紹介します。
2型糖尿病などの生活習慣病リスクを予測するAI(人工知能)を共同開発したと、SOMPOホールディングス、東芝などが発表した。SOMPOホールディングスのヘルスケアサービスのノウハウと、東芝グループのAI・ビッグデータ解析技術とを融合させたという。
「SOMPOホールディングス」「東芝」は、100万人分の最長8年の健診データをもとに、糖尿病リスクを予測するAIを開発したようです。
茨城県のキャベツ農家で、ある実証実験が始まりました。ドローンで上空からキャベツを撮影し、膨大な量の画像をつなぎ合わせてAIで解析。将来的にはキャベツの育成状況から収量の予測を目指すプロジェクトです。
出典:BLOGOS
キャベツ農家の出荷量をドローンとAIで予測しているため、育成状況の悪いエリアに肥料を多め入れるなど、効率のよい作業ができているそうです。
1月8日、凸版印刷株式会社は「AI校閲・校正支援システム」が株式会社みずほ銀行に採用されたことを発表した。
AI校閲・校正支援システムは、印刷物・デジタル媒体に関する業界・企業特有の表記や専門用語を学習し、企業ごとの基準に合わせて文章の校閲・校正を可能にするものだ。
出典:Ledge.ai
今までは、校閲に2重も3重もかかっていましたが、「AI校閲・校正支援システム」の導入により、作業者の負荷削減やヒューマンエラーの減少など業務が効率されたようです。
このような革新的なビジネスが、小規模のベンチャー企業から生まれることもあるのがAI技術の特徴です。
AIエンジニアとしてスキルを高めていけば、今回紹介した生活を覆すような社会的インパクトの大きいビジネスに携われることがやりがいと言えるでしょう。
(3)最新の技術やサービス開発に携われる
AIエンジニアは、最新のサービス開発や技術に携われる仕事であるため、知的好奇心が高い人にとっては刺激的で面白い仕事になります。
- 自動接客ロボット
- 調理ロボット
- 農業用ドローン
- 自動運転
まだ完成していないサービスをAIエンジニアとして世の中に届けることができるのは、非常に社会貢献性が高く、やりがいのある仕事といえるでしょう。
また、ビッグデータ・クラウドコンピューティング・IoTなどの最新技術に関われることもあります。
4.AIエンジニアが活躍している大手&急成長ベンチャー20選!
ここでは、AIエンジニアが活躍しいてる大手、急成長ベンチャー企業を、AI事業とともに紹介します。
企業名 | 主なAI事業 |
DeNA | プロ野球「横浜DeNAベイスターズ」の強化や石炭火力発電所の燃料運用最適化など、AIでさまざま事業を展開している。 |
メルカリ | 出品物の画像認識によって商品名やカテゴリー、価格相場が自動で入力されるAI出品。 |
リクルート | 11種類のAI「API群 A3RT」を無料で公開。第三者がネット経由で利用できるようにしたサービス。 |
NTT | 4種のAI技術群を活用し「安心・安全で豊かな社会の実現」を目指している。 |
富士通 | ディープラーニングによって物体検出を可能とするAI技術を開発。 |
マイナビ | 「プライオ」は、AIを活用して前年のエントリーシート情報をもとに、「優先度」「文章特徴」を予測するサービスを導入。 |
NEC | 機械学習エンジン「RAPID機械学習」を開発。 |
メタップス | 小説を書く人工知能エンジンを開発。NASAと協力して宇宙小説アプリリリース。 |
クラウド ワークス | AI研究・ビッグデータ分析の専門組織「データサイエンス ラボ」と連携し、クラウドソーシングを活用したAI開発を支援。 |
ロゼッタ | 人口知能を活吉田自動翻訳サービス「塾考」を提供。 |
2018年にはAI学習サイト「Learn with Google AI」を無償で公開。機械学習の学びを支援しています。 | |
Amazon | 深層学習向けカメラ「DeepLens」を発売。 |
ディープラーニングフレームワーク「PyTorch 1.0」を公開。 | |
Apple | iOS11からCoreMLやVision Frameworkがリリース。AI・機械学習・ディープラーニングが簡単に使えるようになりました。 |
Microsoft | 日本法人が「2020 年までに 1 万人の AI エンジニアを育成」を発表。 AIの企業導入に必要な知識とスキルを3日間で習得できる「ディープラーニングハンズオンセミナー」を全国で展開。 |
アイデミー | 人口知能が学べる独自サービス「Aidemy」を開発。プログラミングスクールも開講。 |
スカイ ディスク | IoTサービスを簡単に実現するためのセンサとAIクラウドサービスの開発。 |
アラヤ | 次世代人工知能の研究開発。ディープラーニング演算量削減技術は「Microsoft Innovation Award 2018」の最優秀賞。 |
レトリバ | 『YOSHINA』という日々の業務が忙しい方でも、すぐに分析できるテキスト解析ツール。 |
AIメディカル サービス | 「内視鏡AI」に特化。「食道・胃~小腸・大腸」に対する「がん関連病変」の内視鏡検査で、専門医の診断を支援するシステムの実現を目指している。 |
AIエンジニアとして高収入を得ながら、大きなプロジェクトに携わるなら「日系企業」「外資系企業」への転職を目指しましょう。
ただその分、優秀なAIエンジニアが集まってくるため、転職難易度は非常に高いです。
ベンチャー企業は、安定して収入を得ることは難しいですが、早いうちから事業に携われたり、大手企業に比べると転職はしやすかったりします。
【企業別】AIエンジニア求人の探し方
- 日系企業
…『Green』などのIT系求人サイト - 外資系企業
…『リクルートダイレクトスカウト』などのヘットハンティング型転職サイト - ベンチャー企業
…『レバテックキャリア』『ワークポート』などのIT専門に特化した転職エージェント
5.AIエンジニアの需要は右肩上がり!市場価値が高く将来性が見込める仕事
AIエンジニアの需要は高まっており、市場価値が高く将来性が見込める仕事です。
求人データをもとに、上記の流れで解説していきます。
5-1.AIエンジニアの数が不足している
AIエンジニアを始めとする、先端IT人材が、人手不足の傾向にあります。
事実、経済産業省が発表したデータによると、「2030年までに先端IT人材が38.3万人不足する」とされています。
IT・Web業界が急速の成長によりエンジニアの需要が拡大している一方で、AIエンジニアの数は十分に増えておらず、需給バランスに偏りがあることがわかります。
また、「doda」のIT/通信求人倍率を見てみると、2020年12月現在で約6倍でした。
出典:doda
コロナウイルスの影響で下がってきてはいるものの、業種別でみると、群を抜いて高い求人倍率を維持しています。
5-2.市場規模は高まっている
AIエンジニアの市場規模は年々高まっています。
富士キメラ総研の調査によると、2018年には5,000億円規模だったAIビジネスの国内市場は、2030年には2兆1,200億円になると予測されています。
市場規模拡大の背景には、医療や農業などの産業でAIの需要が高まることが考えられます。
- 医療
…富士フィルムでは、AIを用いた画像処理技術によって従来は診断しにくかった画像を、わかりやすく加工する技術を開発。 - 農業
…スマートロボティクスは、農家と協力して収穫できるロボットの開発。 - 製造業
…オムロン株式会社は、AI技術を用いて外観検査(品質の良しあしをみる)を自動化。
AIビジネスの市場規模は急激に伸びており、AIエンジニアになれば高収入が期待できます。
5-3.専門性が高い職種である
AIエンジニアは、他のエンジニア職種に比べてスキルレベルも高く専門性があるため、市場価値も高い仕事です。
- プログラミング
- データベースの操作スキル
- 数学
- 統計学
- 機械学習
- クラウド環境の知識
たとえば、フロントエンドエンジニアでは「HTMLやCSSなどのプログラミング」「CMS構築」「UI・UX」などの知識とスキルが求められます。
AIエンジニアでは、プログラミングやデータベースの操作スキル、クラウド環境などのIT関連の知識にくわえて、数学や統計学を学ばなければなりません。
このようにAIエンジニアは、学習コストがかかり専門性があるため、市場価値が高い仕事であるといえます。
上記をまとめると、AIエンジニアは求められるスキルレベルが高いものの、
- AIエンジニアの数が不足している
- 市場規模が拡大している
- 専門性がある
ため、市場価値があり将来性の高い職種であることがわかりました。
6.AIエンジニアを目指す3つの方法
未経験からAIエンジニアを目指す方法は以下の3つです。
それぞれを詳しくみていきましょう。
6-1.他のエンジニア職から転職
1つ目は、他のエンジニア職種から転職する方法です。
求められるスキルセットは高く、全くの未経験だと転職は難しいため、他職種で実務経験を積んでからAIエンジニアを目指すのが現実的です。
AIエンジニアに繋がりうる職種は以下3つとなります。
- Web系
- データ分析
- インフラ開発
上記は、AIエンジニアに繋がるスキルを得られるだけでなく、未経験OKの求人も多い職種です。
関連記事:プログラミング未経験から転職成功するための秘訣を徹底解説
6-2.未経験からポテンシャル採用で転職
2つ目は、プログラミング未経験からポテンシャル採用で転職する方法です。
難易度は高く求人は少ないですが、AIエンジニアを一から育成する企業があります。
実際、IT業界に特化した転職サイトの『Green』では以下の未経験向けの求人がありました。
出典:Green
ポテンシャル採用されるために必要なポイントは以下のとおりです。
- 情報系の大学を卒業している
- 大学レベルの数学ができる
- 自主的に学習をしている
- ITのトレンドを追っている
- チームで仕事ができる
上記に挙げたものはあくまで一部ですが、20代の方は積極的にポテンシャル採用の求人に応募してみましょう。
全くの未経験から1年間の独学
この度、AIエンジニアへの転職が決まりました!
全くの未経験から1年間の独学が実り感無量です!
具体的には、製造工程の自動化や製造機器の故障予知のためのAI開発です
# 未経験からの転職
# AIエンジニア
出典:Twitter
未経験の30代は一度実務経験を積みましょう
ただ、30代を超えてくるとスキルに加えて、現場を統括するマネジメントスキルが求められるため、未経験からAIエンジニアに転職するのは厳しくなります。
そのため、30代以上の方は、6-1で前述したように「Web系」「インフラ系」などの他のエンジニア職種で実務経験を積んでから転職を目指しましょう。
6-3.大学卒業後に新卒として就職
20代前半(20~24歳)の方は、情報系大学に入学し、卒業後に新卒として就職する方法です。
AIエンジニアは、プログラミングスキルにくわえて、数学や統計などの知識が必要となります。
大学レベルの数学や統計学の知識を身に付けることは難しいです。
実際、IT業界に特化した転職エージェントの『ワークポート』では、応募資格に情報工学部院卒の求人がありました。
出典:ワークポート
ただし、4年間集中して学ぶだけの生活費と、学費を準備する必要があるためおすすめはしません。
7.未経験からAIエンジニアへ転職する3つの手順
AIエンジニアは求められるスキルレベルが高く、転職は容易ではありません。
ただ、まだまだAI人材は不足しており、未経験からAIエンジニアになるチャンスがあります。
基本的には6-1で紹介した、他のエンジニア職からAIエンジニアに転職する方法がもっとも現実的だといえます。
それぞれを詳しく紹介していきます。
STEP1.エンジニア転職をして実務経験を積む
いきなりAIエンジニアになるのはハードルが高いので、まずはエンジニアに転職をして実務経験を積みましょう。
なぜなら、業務を通じて学ぶことが、AIエンジニアに必要とされるスキルを最も効率よく習得できる方法だからです。
AIエンジニアを目指すうえで、おすすめの職種は以下3つです。
それぞれを詳しく紹介していきます。
(1)Web系
AIエンジニアを目指すのであれば、Web系職種のなかでも、開発スキルを身につけられるフロントエンドエンジニアがおすすめです。
フロントエンドエンジニアとは、「ユーザーと直接やり取りを行う部分(フロントエンド)のシステムを構築するエンジニア」のことです。
とくにPythonを使った開発経験を積める仕事が望ましいでしょう。
出典:レバテックキャリア
(2)データ分析
大規模データを用いた統計処理やモデル構築の経験を積むことは、AIエンジニアの必須要件です。
ここでは、データエンジニアやデータベースエンジニアなどのデータベースやSQLを扱う職種が対象となります。
出典:レバテックキャリア
(3)インフラ
これまで開発言語に全く触れていないのであれば、インフラ開発職種がおすすめです。
インフラ開発では、サーバーやネットワークの設計や構築、運用、保守を行います。
とくにサーバーエンジニアやネットワークエンジニアは未経験の募集が多いです。
出典:レバテックキャリア
関連記事:ネットワークエンジニア転職完全ガイド|転職エージェントも目的別におすすめをご紹介
プログラミング未経験からの転職については、以下の記事を参考にしてください。
未経験者が選考通過率を上げるポイントや転職ノウハウに関しても詳しく解説しています。
STEP2.実務経験を積みながら、自己学習を行う
実務経験を積みながら、自己学習を並行して行いましょう。
AIエンジニアに求められるスキルレベルは高く、範囲も多岐に渡るため勉強は欠かせません。
- プログラミング
- データベースの操作スキル
- 数学
- 統計学
- 機械学習
- クラウド環境
プログラミングスキルにくわえて、数学や統計学などの知識が必要となります。
仕事をしながら自己学習を進めるおすすめの方法は「オンラインプログラミングスクール」の受講です。
あなたに合わせた学習スケジュールが立てられ、現役エンジニアによるサポートが受けられます。
AI技術が学べるオンラインプログラミングスクールを2つ紹介します。
テックアカデミー|マンツーマンサポート
『TechAcademy』は、10年近く前からプログラミング専門のオンラインスクールを運営している会社で、企業内での研修も手掛けています。
現役エンジニアから指導を受けることができ、オンラインではあるものの1対1でサポートを受けながら進められるので、着実にスキルを身に着けることが可能です。
受講コースとしては、機械学習プログラム開発の基礎となるPythonと、機械学習・ディープラーニングについて専門的に学ぶ「Python+AIコース」がおすすめです。
ご興味のある方はぜひ登録してみてください。
Aidemy|人工知能特化型スクール
『Aidemy』は、人工知能特化型のオンラインプログラミング学習サービスです。
東大の教授が監修したカリキュラムで、現場でも使われるプロフェッショナルなスキルを学べます。
24時間以内返信のチャットサポートで、「ここのエラーの原因がわからない…」となってもいつでも質問可能です。
ご興味のある方はぜひ登録してみてください。
独学でゆっくり自分のペースで勉強したい方は、AI関連の書籍で学習するのも一つの手です。
Python3入門ノート
開発経験がないのであれば、まずは入門書として『Python3 入門ノート』から始めることをおすすめします。
この書籍を用いて学習を進めれば、文法などのpythonについての基礎知識だけではなく、機械学習プログラミングについて身に着けることができ、他人が書いたpythonのコードの意味が分かる程度に理解を深められます。
Python機械学習プログラミング
上記でご紹介した入門レベルの知識が身についていれば、『Python 機械学習プログラミング 達人データサイエンティストによる理論と実践』を用いて、より実践的な知識を得ることがおすすめです。
「ITエンジニア本大賞」にも選出されている本書籍を、手を動かしながら読み進めることで、理論や数学的な背景を理解しながら、機械学習の実装を体験することができます。
STEP3.転職エージェントを利用して転職活動をする
転職エージェントを利用して転職活動をしましょう。
コロナ禍で求人数が減っており、転職難易度が上がっている今、転職を一人で行うのは危険です。
いくらスキルや実績のある方とはいえ、慣れない転職活動を一人で進めると「本来であれば通っていた企業に落ちてしまう」という事態が起こりかねません。
エージェントに登録すれば、キャリアコンサルタントが求人の紹介から書類添削、面接対策まであらゆるサポートをしてくれます。
また、非公開求人と呼ばれる一般公開されていない優良な求人を紹介してもらえます。
「サポートを受けたい方」「優良求人をみたい方」は、転職エージェントを利用して転職活動を行いましょう。
AIエンジニア向け転職ノウハウ
ここまでは、AIエンジニア職への転職におすすめのエージェントを紹介してきました。
転職難易度が高く、コロナ禍で求人数が減っている今、AIエンジニア転職の成功のカギはなるべく多くの転職サービスに登録し、求人の選択肢を増やすことです。
そのため、転職エージェントを利用する際は、上記で紹介したものを複数併用して転職活動を進めることをおすすめします。
登録するエージェントの数が増えるほど、転職成功率が高まることを意識しておきましょう。
さてここからは、転職エージェントの具体的な利用方法を紹介していきます。
エージェントの正しい活用法を理解し、効率的に転職活動を進めていきましょう。
1.そもそも転職エージェントを使うべきたった1つの理由
転職エージェントを使うべきたった1つの理由は、『転職の成功確率がずっと高いため』です。
実際、転職エージェントへ登録することによって以下2点の恩恵を受けることができます。
- メリット(1) 非公開求人など、求人の幅が大きく広がる
- メリット(2) 転職のプロからサポートを受けることができる
では、順にご説明します。
メリット(1) 非公開求人など、求人の幅が大きく広がる
転職エージェントを利用することで、様々な求人を見ることが可能になります。
例を挙げると、リクルート社が運営する『リクナビNEXT(転職サイト)』と『リクルートエージェント(転職エージェント)』では求人数を比較すると、転職エージェントの方がより多くの求人を保有していることがわかります。
さらに、転職エージェントで一般公開している「公開求人」のみならず、「非公開求人」まで見ることができるので、幅広い求人を見たいのであれば、必ず登録すべきだといえるでしょう。
事業戦略上、表立って募集はできないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する内容のもので、給与やポジションなどがハイグレードであるという特徴があります。
非公開求人も見ることで、ご自身の希望する労働条件や職場を見つけられる可能性がグッと上がります。
メリット(2) 転職のプロからサポートを受けることができる
この章では、転職エージェントがしてくれる『4つのサポート』について紹介をしていきます。
選考前から入職後まで、とにかく手厚いサポートを無料で行ってくれます。
反対に転職エージェントを使わずに転職をすると各ステップで非常に苦労するので、そこも合わせて説明していきます。
STEP1. 面談(希望条件などのすり合わせ)
転職エージェントに登録をすると、担当者が連絡をしてくれます。
そして、その後時間を合わせて、対面もしくは電話で面談を行い、「転職しようか迷っている」レベルの相談から「こんな職場に転職したい」などのヒアリングまでを行ってくれます。
また、あなたの希望に応じて、その後求人をガンガン紹介してくれるようになるので、以下のような譲れない条件があれば,ここでぶつけておきましょう。
- 希望の給料やボーナスの水準
- 夜勤なし、休みやすいなどの働き方の要望
- 希望の勤務場所(立地や交通の便)
- 「介護施設がいい」などの転職先の希望
STEP2. 求人の紹介
面談の後は、あなたの要望に合わせて求人を紹介してくれます。
要望に合った求人の中から、興味があるものがあれば、転職エージェントが応募手続きを代行して行ってくれます。
この時、転職エージェントだからこそ知っている職場の実情なども踏まえながら提案をしてもらえます。
また、転職エージェントの場合、ネット上などに公開されている公開求人の他に、ネット上には公開されない「非公開求人」も存在します。
非公開求人は何がいいの?
転職エージェントを使っている方にとって、非公開求人は「好条件の求人が多い」というメリットがあります。
実際にネット上に公開されたら応募者が殺到してしまう、今働いている方よりいい条件になってしまうなど、非公開求人は「非公開にすべき理由」のあるいい求人が非常に多いです。
STEP3. 選考のサポート
履歴書や面接対策などの「受かるためのサポート」も転職エージェントは行ってくれます。
転職エージェントはあなたが転職に成功し、入職して初めて「紹介料」をもらえるからです。
そのため、紹介して終わりではなく、受かるためのサポートも徹底的に行ってくれます。
また、あなた自身ではなかなかしづらい、条件面の交渉も担当者が行ってくれますので、希望の条件をしっかりと伝えておきましょう。
STEP4. 内定後のサポート
内定した後もサポートは以下の面で、手厚く実施してくれます。
- 職場側との条件などの調整
- 入職手続きの代行
- 現職の退職交渉のアドバイス
以上のように、内定が決まった後も入職するまでサポートしてくれ、面倒な手続きなどもほとんど代行してくれます。
~ここまでのまとめ~
転職エージェントに登録するべき理由について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
登録することで、非常に大きな恩恵を受けられるので、とりあえず相談ベースでも登録することをおすすめします。※しかも登録は無料です。
- メリット(1) 非公開求人など、求人の幅が大きく広がる
- メリット(2) 転職のプロから丁寧なサポートが受けられる
次の章では、転職エージェントをより効果的に活用するポイントについてご紹介していきます。
2転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。 「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。 例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。 更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。 そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。 ※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。 担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。 コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。 この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。 そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。 企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。 企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。 優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。 以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。 上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。3【図解】転職エージェント利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。 転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。 登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。 例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。 正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。 事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。) 初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。 思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。 それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。 場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。 最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。 自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。 求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。 あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。 対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。 面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。 また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!Step 10.退会手続きをする
転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。 万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。 転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。 転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。4.AIエンジニア転職でよくあるQ&A4選
最後に、AIエンジニアの転職に関してよくある質問をまとめました。
- Q1.エンジニア未経験からAIエンジニアになれる?
- Q2. AIエンジニア転職が難しいと言われてしまった…
- Q3. 女性のAIエンジニア転職はどうなの?
- Q4. AIエンジニアの志望動機はどのように書くと良いでしょうか?
順番に見ていきましょう。
Q1.エンジニア未経験からAIエンジニアになれる?
7章で前述したとおり、エンジニア未経験からAIエンジニアへの転職は現実的に厳しいです。まずは、エンジニアに転職し、ある程度実務経験を積むことが大切です。
エンジニア未経験から転職を目指す方法については、以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
Q2. AIエンジニア転職が難しいと言われてしまった…
Q3. 女性のAIエンジニア転職はどうなの?
未経験同様、女性のAIエンジニアへの転職はハードルが高いです。女性の場合、出産・育児などのライフイベントを気にする企業が増え、企業側が「結婚してやめてしまうのではないか」「育児と仕事を両立できるのか」などの不安を抱くためです。
採用者の不安を取り除けるように、結婚・出産後も働く意思があることなどを書類や面接などでさりげなくアピールできると望ましいです。
Q4. AIエンジニアの志望動機はどのように書くと良いでしょうか?
AIエンジニアに限った話ではありませんが、下記3点は盛り込みましょう。
- なぜAIエンジニアなのか
- なぜその会社なのか
- その会社に自分が貢献できる根拠
志望動機の具体例
特に貴社は、強みである画像処理技術を活かした医療分野での開発を進めているため、今後さらに医療の領域で世の中を豊かにできると考えています。
前職の、プロジェクトマネジャーとしてAI技術を導入した物流システム構築の経験を活かして即戦力として貴社に貢献していきたいと思います。
以下の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
さいごに
いかがだったでしょうか。
AIエンジニアは市場価値が高く将来性が見込める仕事ですが、コロナ禍の影響により求人数が減っている今、転職難易度が高い職種です。
そのため、『AIエンジニアになる手順』を理解し『正しい方向で自主的な学習を継続する』必要があります。
もし転職するかを迷っている場合は、まずは転職エージェントのキャリアコンサルタントにあなたの今後のキャリアについて相談してみましょう
転職サイト・エージェント | AIエンジニアの公開求人数 | 総合評価 |
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レバテックキャリア 公式サイトを見る 詳細を見る | 公開求人数:約110件 満足度:4.5 エンジニア特化で15年の転職サービス |
リクルートエージェント(IT) 公式サイトを見る 詳細を見る | 公開求人数:約440件 満足度:4.5 求人数No.1の総合転職エージェント |
dodaエンジニアIT 公式サイトを見る 詳細を見る | 公開求人数:約210件 満足度:4.4 サポート&提案力に定評がある |
ワークポート 公式サイトを見る 詳細を見る | 公開求人数:約90件 満足度:4.2 IT業界未経験者も利用可能 |
リクルートダイレクトスカウト 公式サイトを見る 詳細を見る | 公開求人数:約710件 満足度:4.1 リクルート運営のヘッドハンティング型サイト |
Geekly 公式サイトを見る 詳細を見る | 公開求人数:約90件 満足度:4.0 IT・ゲーム業界の転職に強い |
BIGDATA NAVI 公式サイトを見る 詳細を見る | 公開求人数:約100件 満足度:4.0 AI・データ分析の求人案件が業界最大 |
〔AIエンジニアの求人数〕2023年10月3日,編集部調べ
あなたが最高の転職ができることを心から願っています。
AIエンジニアは、プログラミングだけ学んでもほぼなれません。
・高度な数学知識
・論文調査のための語学能力
・研究能力
などのベースを獲得しないといけません。