IT・Web業界の転職に強い『ワークポート』は、蓄積したノウハウや採用担当への深いパイプなどから、質の高いサービスを提供する転職エージェントです。
今回は、同社の転職コンシェルジュとして数多くの転職をサポートしてきた神立賢一さんに、ワークポートのサービス概要や強み、コロナ禍における転職事情など、詳しくお話を伺いました。
ワークポート公式サイト:
https://workport.co.jp/
求職者の可能性を広げていく!ワークポートの転職サポート
――まずは、ワークポートのサービス概要についてお聞かせください。
ワークポートは求人探しから選考アドバイス、内定後のフォローまで、転職を総合的にサポートする転職エージェントです。
日本とアジアを中心に15拠点以上展開しており、幅広いエリアの方に利用していただいています。
ワークポートのサービス内容
- 希望条件に合った求人のご紹介
- 応募手続き~面接日程のご調整
- 選考対策、アドバイス
- 条件面の調整と交渉
- 退職&入社後のフォロー
ワークポートに登録していただくと、まずはじめに求職者様と転職コンシェルジュで面談を行い、皆様のこれまでのご経験や、現在描いている将来像について詳しくお聞きしています。
転職コンシェルジュとは
求職者様の転職を二人三脚で支援するキャリアコンサルタントのこと。ワークポートでは、「転職活動にまつわる様々なご要望にお応えし、満足度の高いサービスを提供したい」という想いから、コンシェルジュという名称を用いている。
――他社サービスと比較して、ワークポートならではの強みと言える点はありますか?
特に強みとしているのは、エンジニアやクリエイター、ゲーム業界などの転職サポートです。
ワークポートが人材紹介事業をはじめたのは、およそ19年前。業界自体がまだそれほど大きくない頃から、IT分野での転職サポートを積極的に行ってきました。
そのため、求人数や取引企業数、転職サポート実績は、数あるエージェントの中でもトップクラスに位置しています。
企業との信頼関係も着実に築くことができており、私たちだからこそ知っている情報なども多いんです。
――IT業界は移り変わりが激しく、深い専門知識が求められる分野ではないかと思います。それに対応するためにどのような仕組みづくりを行っているのでしょうか?
ワークポートでは、専門性を高めることを目的として、業界・職種ごとに細かくユニットを分け、さらに少数精鋭のチーム作りを行っています。
エンジニア部門・セールス部門・管理部門など職種別にコンシェルジュを配置し、いわば「コンシェルジュ全員がその道のプロ」となるような体制を整えているんです。
求職者様のご経験やご希望に合わせて、各分野の転職事情を知り尽くしているコンシェルジュがサポートするため、常に質の高いアドバイスやサポートが可能です。
求職者の意思決定をサポートする―あえて多くの求人を提案する理由とは
――コンシェルジュ歴15年の神立さんからアドバイスを頂きたいのですが、転職活動で注意すべきことはありますか?
転職活動で、一番注意すべきなのは「ご自身の物差し」もしくは「転職コンサルタントの物差し」だけですべてを判断してしまうことです。
要するに、「自分一人で考えてしまう」あるいは「転職コンサルタントの意見を鵜吞みにしてしまう」ということですね。
視野を広げて転職活動を行わなければ、本当に自分に合う求人を見逃してしまいますし、判断を誤ってしまうこともあるでしょう。
実際、短期離職をされた方は「もっと多くの企業や業界、求人に応募して比較検討したうえで仕事を選べば良かった」と口を揃えておっしゃるんです。
――転職コンサルタントの意見を参考にしすぎるのも良くないのでしょうか?
はい。なぜかというと、担当するコンサルタントの知識と力量によって、結果が変わってしまうことが多々あるからです。
コンサルタントの独断で提案された求人だけでは、限られた範囲の中でしかキャリアを選択することができませんよね。
そのようなリスクを避けるためにも、私たちはより客観的な視点である「マーケットの物差し」で求人提案を行っているんです。
――それは具体的にどういうものですか?
端的にいうと、求職者様のキャリアやご経歴が「転職市場でどのように評価されるか」という視点です。
求職者様によっては、本人が見据えている業界・職種ではないほうが、キャリアやご経歴が正当に評価されるということもあります。
そのため、面談時にはすぐに方向性を狭めず、求職者様が活躍できる働き方を追求するところから始め、提案する求人も絞り込みすぎないようにしているんです。
――転職相談の時点では「漠然と転職したいと思いつつも、具体的な方向性が決まっていない」という方も多いかと思います。そういった方にはどのような提案を行っていますか?
迷いがある方にこそ、あえて方向性を狭めることなく、複数の道筋を比較してもらうようにしています。
まだ考えが漠然としている段階で、キャリアの可能性を限定してしまうのは好ましくありませんからね。
実例をあげると、以前、外資系マーケティングコンサルの方の転職サポートをしたことがあります。
その方は「外資系マーケでキャリア構築をしたいが、飽きてきた部分もある」「自社マーケへの転向も考えているが、年収は下げたくない」のように、希望条件の優先順位も曖昧な状態でした。
――どちらを選んでも、100%納得のいく転職とはならなそうですね。
そうですね。そこでヒアリングを通して、悩みの内容をより深掘りしてみたんです。
すると、「スキルを身につけたい」「経験したことのない自社マーケに挑戦したい」など、「上昇志向」が転職の大きな動機になっているようでした。
このことから、出来上がった組織よりも、「発展途上の組織、いわゆるスタートアップ企業のような環境が適しているのではないか」という考えに至ったんです。
マーケットの視点でみても、外資系というハイリスクな環境で活躍してきたというキャリアは多いに評価されます。
そこで、「外資系マーケでキャリア構築」「自社マーケへの転向」以外の、第三の選択肢となる「スタートアップ企業のマーケティング部署立ち上げ担当」の求人を提案しました。
――求職者にとってみれば、思いもよらなかったキャリアですね。
はい。だからこそ、「スタートアップへの転職はリスクが大きい」といったデメリットの部分も入念に説明し、他の求人にも応募していただきました。
なるべく多くの選択肢に触れて、じっくりと比較をしたうえで、本当に納得できる決断をしてほしいと考えているからです。
最終的には、私の提案した「スタートアップ企業のマーケティング部署立ち上げ担当」としてのキャリアへ進まれることとなったのですが、『求職者様にとって一番納得のいく転職』をサポートできたことに意味があると思っています。
面接で合否を決めるのは【第一印象】―面接成功のコツを紹介
――転職活動をされる方の多くが面接に対し苦手意識をお持ちのようですが、上手くいくためのポイントはありますか。
ご年齢や業界によって違う部分もありますが、総じて大切なのが「第一印象」です。
弊社が調べたデータによると、約7割の面接官がなんと「開始1分以内」で採用したいか否か判断しているそうです。
志望動機やキャリアプランなどの作り込みに目が行きがちですが、挨拶や身だしなみなどを見直して第一印象を良くしていくことが大事なんですね。
第一印象を左右する5つのポイント
- 挨拶
- 笑顔
- 声の大きさ
- 姿勢
- 清潔感
ワークポートでは、転職活動を始める方に向けて「すぐに転職講座」を無料で提供しています。
応募書類の作成や面接対策など、転職に必要な基礎知識から応用ノウハウまで知ることができるので、ぜひ活用してください。
また、最近では5割以上がオンライン面接になっています。挨拶や笑顔で話すことに加えて、画面越しで好印象を与えるために、オンライン面接ならではのポイントも押さえておくことも大事です。
――たとえば、どのようなものでしょうか?
画面の明るさや視線の向き、電波状況や声の聞き取りやすさなどです。
面接官と目を合わせるために、自分が話す時は設置されているカメラを見てみる、といった工夫一つで印象は大きく変わります。
また、画面の背景となる部屋が散らかってないか、清潔感があるかといった「部屋の印象」も非常に大切ですよ。
コロナ禍における転職事情―キャリアアップ転職には好機?
――新型コロナウイルス感染症が拡大し始めてから約1年経ちましたが、2021年の転職市場に変化はあったのでしょうか。
変化はありました。職種や業種によって差はありますが、求人数は増加に転じており、コロナ禍に入る前と比べ1.2~1.3倍に増えました。
ただ、求人数が増えたと言っても、コロナ禍前とは求人の顔並びがだいぶ入れ替わっています。
具体的には、いわゆる「業績がよい企業」や「他社と差別化できるサービスや商品をお持ちの企業」といった、ある程度業績の見通しがたっている優良企業様の求人が多いですね。
募集対象者は、経験者がほとんど。未経験者を募集している求人は圧倒的に少ないです。
――ではコロナ禍の今、成功しやすいのは経験者のキャリアアップ転職ということですね。
そうですね。経験職種でのキャリアアップを見据えた転職であれば、優良企業と出会える確率がグッと上がっているため、オススメのタイミングと言えるでしょう。
一方で、未経験職種への転職は未だ不利な状況ですから、今すぐ転職しなければならないのかもう一度よく考えてみてください。
条件別アドバイス
- 経験職種への転職:
スキルの棚卸が必須です。これまでのご経験の中で、自分の長所を明確にし、それをもとに応募用書類や面接の対策をしていきましょう。 - 未経験職種への転職:
転職はあまりオススメできません。それでも挑戦したい場合には武器が必要です。
(例:未経験エンジニア希望であれば、エンジニアスクールに通うなどの戦略が必須)
――さいごに、今転職を検討している求職者に向けたメッセージをお願いします。
今すぐ転職されたい方、転職するかどうか迷っている方、業界の情報だけでも欲しい方など、どなたでも大歓迎です。
私たちは転職のご判断をするにあたってのサポートをさせていただければと考えております。ぜひご活用ください。
転職の準備ができたなら、あとは思いきってドアを開けていきましょう。
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