「全く未経験の仕事に挑戦したい!」と思いつつも、「何から始めればいいの?」「未経験だと難しそう」と二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか。
実は転職支援サービスの中には、未経験のキャリアチェンジに特化したものがあります。今回ピックアップする転職エージェント『アーシャルデザイン』もその一つです。
今回は、同社のキャリアアドバイザー蔭山春佳さんに、アーシャルデザインの強みや未経験転職を成功させるポイントについて、詳しくお話を伺いました。
株式会社アーシャルデザイン キャリア事業部 CA(キャリアアドバイザー)
大手・中小・ベンチャー企業で働いた経験があり、転職者目線でのサポートを実践
公式サイト
https://www.a-cial.com/
アスリート5,000人のセカンドキャリア支援から確立した未経験転職ノウハウ
――まずはアーシャルデザインのサービス概要を教えてください。
アーシャルデザインは、未経験分野へのキャリアチェンジに特化した転職エージェントです。
一都三県在住の20代を対象に、未経験業界・職種への転職をサポートしています。
アーシャルデザインのサービス内容
- 丁寧なキャリアカウンセリング
- 希望条件に合った求人のご紹介
- 応募手続き、面接日程のご調整
- 選考対策、アドバイス
- 条件面の調整と交渉
- 入社前研修など内定後のフォロー
ご登録いただくと、担当のキャリアアドバイザーと面談を行います。
そこで希望条件・働き方をお伺いして、未経験者を積極採用している企業10万社の中から、求職者様のご希望に合った求人を紹介します。
――中途採用では即戦力が求められやすいので、20代で未経験となると難しそうなイメージがあります。
そう考える方も多いですが、アーシャルデザインでは内定獲得率86%を達成しており、20代未経験からでも十分転職は可能です。
また、経験がない分野への転職で年収ダウンは避けられないとよく言われますが、必ずしもそうではありません。実際に、弊社経由での転職者の59%は年収アップに成功しているんですよ。
――なぜそのような高い内定獲得率を実現できるのでしょうか?
実は弊社のメイン事業は、スポーツ選手・アスリートの引退後のセカンドキャリア支援なんです。これまでに5,000人以上のアスリートの就職をサポートしてきた実績があります。
その中で、「未経験でも熱意のある若手を積極採用する企業」との関係性を築き、さらに業界知識・職務経験のない方向けの転職支援ノウハウを確立させてきたんです。
――なるほど。”競技一筋で打ち込んできて、ビジネス経験自体がない”という方の転職成功事例が、未経験者向けサポートにつながっているのですね。
転職希望者の本質に迫る丁寧なカウンセリング
――他社エージェントと比較して、アーシャルデザインならでは強みは何かありますか?
アーシャルデザインでは、求人紹介前の面談に特に力を入れています。
面談では、まず希望条件や転職理由などを伺います。普通のエージェントであれば、そのタイミングで条件に合う求人を紹介することも多いかと思いますが、アーシャルデザインではそこから更に話を深掘りして、学生時代の話までさかのぼって求職者様の価値観や人柄を伺います。
――社会人として働き始める前までさかのぼるんですね。
はい。学生時代の進路を決めた話や部活のエピソードなど、様々な角度からヒアリングを重ねます。
そうすると「人生の岐路において、どのような基準で意思決定をしてきたか」「それを後押しする感情は何なのか」など、求職者様の考え方や行動の傾向が見えてくるんです。
本人も気が付いていない一面がうかがえたり、話しながら自己理解も進んだりするので、納得感を持って次のキャリアに進んでいただけるようになります。
――そこまで深い理解に達した上で、求人を紹介するというわけですね。
そうですね。基本的にはこの面談を経てからでないと求人の紹介はしておりません。
また、ご紹介の際も別日でお時間をいただいて、企業の魅力・業界の転職事情・どのようなスキルが身につくか、など求人票だけでは分からない部分も丁寧にお伝えしています。
徹底的にカウンセリングを行い、企業・業界のことも高い解像度で理解できるので、「とりあえず」ではなく、「ぜひ選考を受けたい」と納得感を持って応募に進まれる方が多いです。
――キャリアアドバイザーはどのような人が担当になるのでしょうか?
アドバイザーの経歴は様々で、大手企業で人事経験がある人、1,000名以上の20代転職支援をしてきた人、元スポーツ選手でビジネス歴ゼロ・完全未経験から転職した人などがいます。
全国規模のエージェントと比べると少人数体制ではありますが、だからこそ在籍しているキャリアアドバイザー全員が、求職者様一人ひとりの情報を把握する体制を整えられており、スピード感のある対応を徹底しています。
――面談の後は、どのような工程で進んでいきますか?
紹介企業への選考希望をいただいた後は、履歴書や職務経歴書の添削を行います。
企業に応募書類を送付する際は、キャリアアドバイザーから見た求職者様の魅力ポイントも一緒にお送りしており、弊社から応募した方の書類通過率は7割を超えています。
面接前にも時間をかけて対策を行い、企業のことを詳しく知ってもらった上で、面接ポイントをレクチャーしていますよ。
また、弊社では内定後のサポートにも注力していて、中でも利用者から高評価なのが、入社前研修です。
ワークショップ形式の研修では、「仕事の取り組み方」のレクチャーなどを通して、就業後のギャップを事前になくす取り組みをしています。
さらに、入社日にはアドバイザーから連絡を取らせていただき、最後まで安心して就業できるようなサポートを徹底しています。
自分と市場を理解すると、転職成功が近づく
――2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響から、転職市場の動向が変わりましたが、2021年現在の市況感はどうでしょうか?
業界・職種によってある程度差はありますが、求人数や企業の採用動向は、ほぼコロナ前の水準に戻っていると言えますね。
むしろ人手不足が深刻な業界では、人材を急募されている企業が増えています。例えば、IT業界(ITエンジニア)や建設業界の技術職(機電、半導体、施工管理技士)は、その傾向が顕著ですね。
――求職者側に何か変化はありましたか?
資格・スキルを習得し、未経験職種にチャレンジする方が急増していますね。
例えば、未経験からIT技術を身につけて、エンジニアにキャリアチェンジされる方も珍しくなくなりました。
コロナ禍やDX(デジタル技術による変革)の加速によって、「自分の仕事・業界に将来性はあるのだろうか」と懸念され、「スキルを身につけこれから伸びる業界へ転職しよう」と踏み出す方は増えているように思います。
――蔭山さんが求職者をサポートする中で、「スムーズに転職が決まる人」と「そうでない人」は、どういったところが違うと思いますか?
結論から言うと、「自己理解」と「市場理解」ができているかどうかに尽きると思います。
転職成功に欠かせない2ポイント
- 自己理解
現時点で自分にどんなスキル・経験があるのか、自分の立ち位置を過大評価・過小評価せず正確に把握すること - 市場理解
希望する企業や業界で、どのようなスキル・経験のある人物が求められているかを把握すること
この二つがしっかりとできていれば、転職もスムーズに決まりますし、転職後に「失敗した」と後悔する可能性も限りなく低くなります。
「40〜50社受けても内定がもらえない」「転職活動を1年以上やっている」という人は、間違いなく自己理解と市場理解ができておらず、好きなこと・興味があることしか見えていないことが多いですね。
極端な例ですが、サッカー観戦が好きな方が、「好きなことで食べていくぞ!」と言っていきなりプロ選抜を受けるようなものです。絶対無理とは言い切れませんが、物事には順序があります。
「自分は何ができるのか」「自分が目指す場所では、どのような人が求められているのか」をまずは考えるのが大事ですね。
――では、転職活動の第一歩目は何から始めれば良いのでしょうか?
まずは「スキル・経験の棚卸」から始めましょう。これは転職活動においてかなり重要な工程です。
なぜスキル・経験の棚卸が重要かというと、未経験転職ではポテンシャルが重視されるからです。書類選考・面接で、採用担当者に「この人は活躍してくれそうだな」と思ってもらわなければなりません。
そのためには、「今までの経験から、次の職場でも活かせそうな要素を言語化しておくこと」が欠かせないのです。
――20代となると、「次の職場で活かせそうな経験なんてない」と悩む方もいると思いますが、そういった方はどうすれば良いのでしょうか?
「現職の経験から学んで身につけたこと」を伝えるのがおすすめです。継続力、行動力など、やや主観的なものでも構いません。
自分では「普通のこと」と思っていたことが、「実はとても評価に値することだった」ということもよくありますよ。
スキル・経験の棚卸は、第三者の視点を取り入れながら行うとなお良いです。アーシャルデザインでは事前の面談でこの辺りを入念に行っているので、サポートが必要な場合はいつでもご相談ください。
――最後に、転職を検討している20代に向けてメッセージをお願いします。
好きなこと・やりたいことを仕事にするには、20代のうちに様々な経験を通して、ビジネススキルレベルを上げていくことが重要です。
まずは自分の立ち位置を知るという意味で、転職活動をしてみるのも一つの良い手段だと思います。
未経験から挑戦したい仕事があるという方は、ぜひご相談ください。
アーシャルデザインでは、求人紹介前にじっくり時間をかけるので、「なんとなく登録してみた」「条件だけ伝えるので、それに合う企業を知りたい」という方にとっては、合わないかもしれません。
しかし、「本気で未経験分野に挑戦したい!」という熱意のある方なら、きっとご満足いただけると思います。私たちもその熱意を上回るくらいの勢いでサポートさせていただきます!