「転職したいけど失敗したくない」と悩むあなたへ!辞めるリスク&後悔しない転職のポイントを解説

転職したいと思いつつも、

  • 「本当に転職すべきか分からない」
  • 「転職に失敗して後悔したくない」

と躊躇している方も多いでしょう。

転職を考え始めたら、まず「今の会社を辞めたい」と思うに至った理由をはっきりとさせ、適切に判断していく必要があります。

また、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、転職市場の流れも「買い手市場」へと変化しているため、安易に「転職しよう」と判断するのは、やめておくべきでしょう。

そこでこの記事では、転職のプロとしてこれまで数多くの悩みを解決してきた私が、転職理由から「転職に踏み切るべきではない人の特徴」や「転職を決断したならやるべき準備」を詳しく解説していきます。

  1. 今すぐ転職したい!転職者の本音・理由43選
  2. 当てはまる人は慎重に!転職に踏み切るべきではない人の特徴
  3. 今すぐ転職しても大丈夫な人の特徴
  4. 後悔しない選択のために、転職後に起こり得るリスクを知っておこう!
  5. 転職すると決めたなら!やるべき4つのこと
  6. まずはキャリア相談からOK!おすすめの転職エージェント5選
  7. 転職エージェントに断られた場合の手段
  8. 理想の転職を実現させる7つのポイント

すべて読めば、あなたが今転職すべきかどうかを判断でき、後悔のない選択を下すことができるでしょう。

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目次

1.今すぐ転職したい!転職者の本音・理由43選

「今すぐ転職したい」と考える方に向けて、実際にキャリアチェンジした人は、どのような理由で転職へと踏み切ったのか、その理由をまとめました。

個々の理由を詳しくみると、以下の9つのパターンに分類できます。

会社の待遇への不満
  • 給料等収入が少ない
  • 残業が多い
  • 休日が少ない
  • 昇進・昇給が望めない
  • ノルマが厳しすぎる
  • 経営が閉鎖的で風通しが悪い
  • 女性が働きにくい環境
  • 新人を育てる体制が整っていない
人間関係の悩み
  • 同僚との人間関係がうまくいかない
  • 上司との人間関係がうまくいかない
  • 上司からパワハラを受けている
  • 尊敬できる上司がいない
  • 殺伐としていて過ごしづらい
仕事内容への不満
  • もっと顧客のためになる仕事がしたい
  • もっとやりがいのある仕事がしたい
  • 仕事が単調でつまらない
キャリアアップなど前向きな理由
  • どうしても挑戦したい仕事がある
  • 手に職をつけたい
  • より幅広い経験をしたい
  • 自分の市場価値を高めたい
  • 人と接する仕事がしたい
  • 今以上に裁量権のある仕事をしたい
  • チームで働きたい
  • マネジメントスキルを身につけたい
働き方を変えたい
  • 土日祝日に休みたい
  • 雇用形態を変えたい
  • 不規則なシフトがつらい
  • 体力的につらい
  • 勤務スタイル(派遣常駐型)を変えたい
将来への不安
  • 会社の業績が不安
  • 業界の先行きが不安
  • コロナの影響で倒産しないか不安
実力とのギャップ
  • 仕事についていけない
  • 些細なミスばかり繰り返してしまう
  • 大きなミスをしてしまった
評価体制への不満
  • 会社の評価方法が不満
  • 個人の成果が評価されない
  • 年功序列でなく実力主義の企業で働きたい
環境・ライフステージの変化
  • U・Iターンを検討している
  • 結婚を機に転職したい
  • 出産を機に転職したい
  • 育児に専念したい
  • 介護と両立しなければならない

参考:『厚生労働省:雇用動向調査』『doda利用者の転職理由ランキング

漠然と「転職したい」と考えている方は、まず上記の表を見て、「自分が転職したいと思うに至った理由は何か」考えてみてください。

では次の章では、転職理由を踏まえ、転職はやめておいたほうが良い人の特徴について解説していきます。

2.当てはまる人は慎重に!転職に踏み切るべきではない人の特徴

転職に踏み切るべきではない人の特徴は、以下の通りです。

  1. 転職の理由が明確でない
  2. 理想が高すぎる
  3. 何事も他人のせいにする癖がついている
  4. 未経験の職種にチャレンジしようとしている
  5. 仕事についていけないから辞める

それぞれ詳しく見てみましょう。

2-1.転職の理由が明確でない

転職の理由が明確でない方は、転職に踏み切るべきではありません。

次の仕事・職場選びに失敗してしまう可能性が高くなるからです。

例えば「なんとなく辞めたい」といった曖昧な理由で求人を探してしまうと、「どの条件を見極めて判断すべきかどうか」が分かりません。

一方、「給与が少なすぎて不満。せめて月々3万円ずつ貯金できるくらいの、余裕のある暮らしがしたい」のような具体的な理由を考えておけば、「現職より給与が3万円以上高い求人を探す」といった判断軸が生まれます。

その結果、転職後「こんなはずではなかった」という後悔を避けることができるのです。

したがって、「転職したい」と考えたら、まずはその理由を突き詰めて考えることから始めるべきでしょう。

2-2.理想が高すぎる

高すぎる理想を掲げている方も、一旦慎重に考えるべきです。

スキルや経験に見合わない理想を持ち続けていると、転職活動が難航してしまう恐れがあるからです。

特に、

  • 給与、待遇
  • 仕事内容

に関しては、自分の市場価値を正しく把握し、現実的な条件を設けることが大切です。

2-3.何事も他人のせいにする癖がついている

何事も他人のせいにする、いわば「他責思考」の方は、安易に転職しないほうが良いでしょう。

他責思考のまま転職しても、新たな不満が生じ、転職を繰り返してしまう傾向にあるからです。

もちろん、会社の環境が悪いケースもありますが、「自分自身が改善しなければならないケース」というのも少なくありません。

例えば、十分な結果を出していないにも関わらず、「正当に評価されない」を不平をこぼしているといった人の場合、どの会社に転職しても同じような不満を述べて、再び転職することになるでしょう。

周囲のせいにする癖を治し、自分を省みる「自責思考」を身につけることが、転職成功の第一歩です。

2-4.未経験の職種にチャレンジしようとしている

未経験の職種にチャレンジしようとしている方は、一旦慎重な姿勢を取りましょう。

コロナ禍において、未経験歓迎の求人は減少を続けており、転職のハードルが高くなっているからです。

景気が悪くなると、製品やサービスが売れにくくなり、企業は事業の拡大戦略を取りづらくなります。

そのため、人員を増やす必要がなくなり、企業は採用活動に消極的になります。

そのうえ、未経験者を育成する余力がなくなっていくため、結果的に未経験求人は減少していくことになるのです。

コロナの影響で未経験転職は難しくなった

口コミ・評判

匿名
今の転職市場の話をすると、コロナの影響で求人数が一気に減少して、去年までは未経験でも大歓迎だった企業も今では即戦力採用を強化して る。

出典:Twitter

2-5.仕事についていけないから辞める

仕事についていけないから辞めようと考えている方には「一旦、今の職場で仕事を続けてみること」をおすすめしています。

なぜなら、スキルや知識・経験が十分でない状態では、転職活動のハードルが高くなってしまうからです。

特に働き始めて日が浅い方であれば、勢いで転職してしまわないように注意してください。

希望の条件に沿う職場に転職できる可能性は低くなってしまうでしょう。

ただし、以下のように「仕事がうまくいかない原因が職場環境にある」というケースも考えられます。

職場環境に問題があるケース

  • 仕事のフォロー・教育体制がない
  • 業務量に対して明らかに人手が足りていない
  • 上司からのパワハラや叱責が日常的に行われる

上記のような職場で働いている場合は、環境を変えることで、仕事がスムーズにこなせるようになることもあります。

3.今すぐ転職しても大丈夫な人の特徴

転職に踏み切っても問題のない人の特徴は、以下の通りです。

  1. 前向きな理由で転職する
  2. 現職での不満改善が見込めない
  3. 精神的なつらさを感じている

それぞれ詳しく見てみましょう。

3-1.前向きな理由で転職する

前向きな理由で転職を考えている方は、ぜひ行動に移してみることをおすすめします。

ただしその際は、次の転職先が決まってから退職するという手順を守りましょう。

先に現職を辞めてしまうと、収入が途絶えてしまうため生活に支障が出てしまいます。

そのうえ、焦って転職先を決めてしまい、会社選びに失敗してしまう恐れもあります。

「新たな仕事にチャレンジしたい」「幅広い経験をしたい」という方は、在職中に少しずつ求人情報を集めていきましょう。

3-2.現職での不満改善が見込めない

現職での不満改善が見込めない場合は、転職を通して環境を変えることをおすすめします。

例えば、以下のような理由の場合です。

  • 給料等収入が少ない
  • 残業が多すぎる
  • 同僚との人間関係がうまくいかない
  • 上司との人間関係がうまくいかない
  • 上司からパワハラを受けている

このような不満は、職場環境が根本的な原因であるため、著しく改善されることは考えにくいでしょう。

どうしても許容できない場合は、自ら行動して、働く環境を変えるほかありません。

3-3.精神的なつらさを感じている

精神的に限界を感じているのであれば、心のバランスを崩してしまう前に、転職を行って環境を変えることも視野に入れておきましょう。

今は多少我慢できていたとしても、自分に合わない環境で仕事を続けていけば、やがていつか限界がやってくるでしょう。

いざ転職活動をしようとしても、精神的に疲弊している状態では、思うようにうまくいかないこともあります。

いずれにせよ、あなたのキャリアにとってプラスになるとは言い難いものです。

補足:体調面の異変はメンタルの危険信号の可能性がある

精神的なつらさが、体調面の異変として現れるのならば、それはメンタルの危険信号かもしれません。

メンタルの危険信号となる体の異変

  • 朝起きると吐き気がする
  • 足が動かない
  • 明日の仕事が頭をよぎり、夜眠れない
  • 理由もなく涙が出る

このような体調の異変が見られる方は、精神的な病気・うつなどの可能性もあります。

このような状態のまま、無理をして働き続けるのは非常に危険です。

メンタルヘルスが悪化してしまえば、会社を辞めざるを得なくなったり、再就職が難しくなったりと、あなたの人生・キャリアにマイナスな影響を与えます。

この場合は、対処を先延ばししないよう、転職をはじめる準備だけでもしておくことをおすすめします。

4.後悔しない選択のために、転職後に起こり得るリスクを知っておこう!

転職後に起こりえるリクスを知らずに安易に転職すると、かえって望まないキャリアを歩むことになるかもしれません。

そこで本章では、転職のリスクを口コミを交えてご紹介します。

以下で詳しく見ていきましょう。

4-1. 大手はライバル多め・中小企業はライバル少なめで実力主義

企業規模によって集まる人の数も違い、採用の厳しさや求められる能力が変わることがあります。

大企業の求人は魅力を感じる人が多いため、ライバルも多く優秀な人が集まりやすい傾向です。

大手は倍率高い

口コミ・評判

匿名
新卒の自動車大手の就活倍率は40倍ほど。対してベンチャーは4倍くらい。この差は人材の質に直結するのは言うまでもないですよね。

出典:Twitter

一方、ベンチャーやニッチな商品サービスの会社は知名度が低いため、若干ライバルも少なくなります。

ただしベンチャーは実力主義な傾向が高く、スキルや実績を満たしていないと応募が難しい求人もあります。

分なスキルと経験がある人ならば業績の良いベンチャーで力試しをしてみるのも良いでしょう。

4-2. 年齢が上がるほど難しい

年齢が上がるほど、転職は厳しいものになります。

なぜなら、「マネジメント能力」「高い経験値」など、求められるレベルの基準が高くなるからです。

「転職をすると逆に年収が下がる」「上司が自分より年下で気まずい思いをする」など、後悔してしまう人も少なくありません。

特に未経験転職の場合、30代以下の若い方が有利になります。

よっぽどの特技がないと無理

口コミ・評判

匿名
よっぽどの特技や実績を持っていないのでしたら転職の限界は回数は3回、年齢は35歳までですよ

出典:Twitter

業種によっては30歳がボーダー

口コミ・評判

匿名
確かに年を取るにつれて転職は難しくなってきます。
アラフォー世代になるとなおさら厳しいです。
業種によっては30歳を越えだすと
急に転職が厳しくなったりする場合とかもあります。

出典:Twitter

4-3. 給料・待遇が下がることもある

転職をした結果、給料・待遇が下がることも想定されます。

給料・待遇が下がる3つのパターン

  • 年齢が高い
  • スキル、経験不足
  • 大手企業からの転職

特に、未経験職種への転職の場合や、転職先企業で成果を出せない場合は、給料や待遇が低くなることがあります。

給料や待遇を良くしたいなら、転職のタイミングと自分のスキル・経験・キャリアビジョンを明確に洗い出してから行動に移すことが何より大切です。

給料下がるのが目に見える

口コミ・評判

匿名
私もこの仕事長いので(転職したことない)棒級だけでも結構な給料貰ってるし、転職で一気に給料下がるの目に見えてるので恐くて転職できない
仕事キツいけどやっぱり金は欲しい大事

出典:Twitter

転職したら、さらに減額

口コミ・評判

匿名
不満と怒りは全く消えません。
誰か俺に新しい仕事を紹介してください…とはいえ今の給料もそうとうだけど転職したら更に下がる…しぬしか…

出典:Twitter

給料が下がるから転職しない

口コミ・評判

匿名
15年も仕事してるが、給料以外良いことがないね。 いつやめてもいいんだが、転職すると給料が下がるわ。

出典:Twitter

4-4. 人間関係のトラブルはどこでも起こる

人間関係の悩みが原因で転職をした方の中には、「新しい職場でも同様の状況に陥ってしまった」という方もいるようです。

人間関係のトラブルというのはどんな職場でも多かれ少なかれ存在するので、転職をしても人間関係に不満を持つ可能性があります。

人間関係の悩みを抱えている方は、いきなり転職をするのではなく、部署異動を申し出たり、人事担当者に相談したりすることをおすすめします。

転職を希望する理由として人間関係を挙げる方が多くいますが、部署を変えるだけで解決することも可能です。

よほどひどい環境であったり、部署を変えることが不可能な場合にのみ、転職をおすすめします。

4-5. ローン審査が不利になる

転職すると、ローン審査が不利になるということがあります。

転職直後は通りにくい

口コミ・評判

匿名
転職直後ってここまで住宅ローン審査が厳しいとは思わんかったわ

出典:Twitter

転職して1か月、落ちまくり

口コミ・評判

匿名
バイクローン審査落ちまくりです。
さすがに転職して1ヶ月じゃ厳しいか

出典:Twitter

ローン審査落ちた

口コミ・評判

匿名
転職して2週間で住宅ローン審査出したけど落ちた。。。勤続年数あまり見ないと噂の銀行だったのになぁ

出典:Twitter

転職したばかりの時期は勤続年数が短いため、以上の口コミのようなことが起きます。

転職すると必ずしもローン審査に影響するわけではありませんが、いざお金が必要となったときに借りられないということになりやすいので、注意が必要です

4-6. 福利厚生を100%受けられるか分からない

近々結婚や出産を予定している方は、基本的に転職には慎重になったほうが良いでしょう。

育児の支援制度が整っている会社であっても、転職してすぐに利用できるとは限りません。

転職後1年は育休とれないルールだった

口コミ・評判

匿名
転職して1年経過してから一回も有給使えてねえし、そんな話もしてくれねえし、休ませる気はないし意味わからん え?消化不良のまま働いてろと?自然消滅?マジで死ね

出典:Twitter

転職してすぐの妊娠、育休は取れない

口コミ・評判

匿名
わたしは転職してすぐの妊娠だったので、育休はありません…なので、お金のためにも産後2ヶ月で働かなくてはいけないです せめて入社してからの妊娠は育休適用にしてほしいです

出典:Twitter

有給はとれない

口コミ・評判

匿名
まだ転職したばっかで有給とれないし、あまり快く取らせてくれる会社じゃない

出典:Twitter

口コミにあるように、育休や有休休暇は必ず取得できるものではなく、制度の充実度に加えて周囲の理解が必要です。

そういった意味では、転職先の新しい環境よりも、人間関係ができている今の職場のほうが柔軟な対応をしてくれるかもしれません。

仮に、融通が利かない環境にいる場合も、まずは社内の人事異動で環境を変える可能性を探るべきでしょう。

どうしても今の会社を辞めたいという場合は、転職しても良いと思いますが、制度を目的とした転職はおすすめできません。

ここまでは、転職の際に起こり得るリスクについて述べました。

次の章からは、実際に行動に移すと決めた方が真っ先にやるべきことについて解説していきます。

5.転職すると決めたなら!やるべき4つのこと

転職すると決めたなら、まずは以下の4点を行いましょう。

  1. 「スキルや経歴」を振り返る
  2. 条件に「優先順位」をつける
  3. 「市場価値」を客観的に見極める
  4. 転職について相談する

それぞれ詳しく見てみましょう。

5-1.「スキルや経歴」を振り返る

まずは、自身のこれまでの経歴や身につけてきたスキルを振り返る時間を設けましょう。

働き始めてから現在までの経験を振り返り、業務内容や成果、得られたスキルを言語化しながら整理していきます。

振り返りの例

  • 「法人営業は得意だったけど、興味が持てるものではなかった」
  • 「ITの分野はまだまだ開拓の余地があり、もっと挑戦してみたいと思った」
  • 「小規模の職場はチームの連携がうまくとれるから働きやすかった」

改めて経験を振り返ることで、これからの仕事選びの基準が少しずつ明確になります。

「報酬や待遇だけで選んでしまいミスマッチが起きる」といった事態も避けやすくなるでしょう。

また身につけたスキルや強み・弱みを振り返ることで、自身のアピールポイントもはっきりしてきます。

履歴書や職務経歴書を書く際に役立つでしょう。

5-2.条件に「優先順位」をつける

転職活動を始める際には、希望条件をピックアップし、それらに優先順位をつけておきましょう。

優先順位をあらかじめつけておくことで、誤った判断を避けることができます。

優先順位付けの例

  1. 現職の年収よりも高いこと
  2. 残業時間は月20時間以内
  3. なるべく少人数の職場が望ましい
  4. 通勤時間は40分以内が良いが妥協可能

優先順位を考えてみると、自分が転職活動で何を重視しているのかが、徐々にはっきりとしてくるでしょう。

優先順位が決まれば、求人を検索する条件や判断する軸が明確になるので、転職活動がスムーズに進むようになります。

5-3.「市場価値」を客観的に見極める

転職活動において自分の市場価値を正しく知ることは重要です。

特に年齢が上がるほど、あなたの熱意や志望動機ではなく、「あなたがどんな経験をしてきて、今何ができるのか」が重要視されます。

自分の市場価値を正しく把握しておかないと、自分に見合わない求人に応募して時間を無駄にしたり、反対に望みがあるのに「自分にはこの会社に転職できる自信はない…」と諦めてしまったりすることがあるでしょう。

自分が転職市場でどのような評価を受けるのか、正しく理解することが欠かせません。

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5-4.転職について相談する

「転職したい」と思ったら、第三者に相談してみることをおすすめします。

客観的な意見をもらうことで、転職すべきかどうか冷静な判断を下せるようになるからです。

特に、キャリアのプロである「転職エージェント」に相談してみるのは、有効な方法です。

転職エージェントとは

一般的な求人広告サイトと異なり、求職者一人に対してキャリアコンサルタントが担当し、転職活動をサポートしてくれるサービスです。

求人の紹介から、面接対策まで、転職活動を総合的に支援してくれます。

転職サイトの利用をおすすめする最大の理由は、「転職しようか迷っている」という相談から、丁寧に対応してくれるからです。

「今後のキャリアに悩んでいる」「転職すべきか判断できない」という方は、一度プロの意見を聞いてみることをおすすめします。

さらに、転職エージェントを利用することで、以下のようなサポートを受けることができます。

サポート例

  1. 履歴書・職務経歴書の作成(添削)
  2. 求人探し
  3. 求人の応募手続き
  4. 面接の日程調整
  5. 配属先の交渉
  6. 給与・ポジションの交渉
  7. 雇用契約書の確認
  8. 入社関連手続き

転職エージェントの担当者は、数多くの薬剤師転職を成功に導いてきた実績があり、「どのように自己PRをすれば、採用確率が高くなるか」といったノウハウを熟知しています。

一人ひとりにあった転職活動の進め方も、具体的にアドバイスしてくれるでしょう。

登録から利用まですべて無料で行えますので、転職活動の準備に不安のある方は、利用を検討してみてください。

次の章では、数ある転職エージェントの中から、特に利用者の満足度の高いものを厳選して紹介していきます。

6.まずはキャリア相談からOK!おすすめの転職エージェント5選

数ある転職エージェントの中から、以下の3点を基準に、「総合評価の高い転職エージェント」をピックアップしました。

総合評価を導き出す3つの基準

  • 求人の数・質
    …求人の量や質は十分かどうか
  • 提案力
    …キャリアの築き方や仕事選びの方法など、求職者にぴったりの提案をしてくれるかどうか
  • サポート力
    …求職者の要望を聞きながら、一人ひとりに合った選考対策を行ってくれる

さらに当サイトが独自に取得した『500人を対象にした転職エージェントの評判に関するアンケート』の結果を加え、利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職エージェントは、以下の通りとなりました。

転職エージェント名求人数提案力サポート力
1位.リクルートエージェント
約29万5,000件

4.1

3.9
2位.doda
約12万4,000件

3.9

3.8
3位.マイナビエージェント
約5万3,000件

3.8

4.0
4位.パソナキャリア
約3万6,000件

3.8

4.1
5位.type転職エージェント
約2万2,000件

3.6

3.9

それぞれ見ていきましょう。

1位.リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです

公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)

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◆補足:リクルートが運営している関連サービス

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11. 【FAQ】転職希望者のよくある質問と回答

本章では、転職希望の方からよく聞く以下の質問に回答していきます。

では、詳しく見ていきましょう。

Q1 転職して退職金を貰えるようになりますか?

退職金制度のある会社に転職すれば、原則受け取ることができます。

しかし、転職後は退職金の額が少なくなる可能性が高いことに注意して下さい。

なぜなら、退職金は退職時の月給や勤続年数、退職理由によって決定されます。

ですので、現在就業中の会社に退職制度がある場合、転職しない方が1つの会社での勤続年数が長くなるので、貰える金額が大きいかもしれません。

退職金だけを目当てに転職すると、逆に損をする可能性もあると理解しておきましょう。

Q2  在宅・テレワークができる業種・職種ってどんなものですか?

テレワークが可能、または多く導入されている職種は以下の通りです。

  • 事務
  • システムエンジニア
  • プログラマー
  • Webデザイナー
  • Webライター
  • カスタマーサポート
  • 営業
  • 管理職

在宅・テレワークは基本的に、以下の2つの条件を満たせば誰でも可能です。

在宅・テレワークができる仕事

  • 1人で完遂できる
  • オフィス外の作業でもセキュリティ面で問題がない

しかし、IT技術の導入に手間取っていたり、未だに理解のない会社も多いため、一概に「この職種だからテレワークできる」ということはないです。

一方で、どうしても在宅・テレワークが向かない以下のような業種も存在します。

  • 生産業
  • 製造業
  • 接客業
  • 販売業
  • 医療業
  • 福祉業

これらに属する職業はPCだけで完結することができないので、在宅・テレワークはできません。

Q3 自分の会社の将来性が分かりません

将来性の無い企業には、3つの特徴のうちいずれかが当てはまります。

将来性がない企業の特徴

  • ブラック企業である
  • 斜陽産業・衰退産業と言われている
  • 世間の為、社員のための判断を行わない

この特徴に当てはまる具体例としては、以下のような例が挙げられます。

  • パワハラ・セクハラが横行している
  • 赤字が続いている
  • 下請けの仕事ばかり
  • 売り上げの分散ができていない
  • モラルのない商売をしている
  • コストカットで人件費を削減
  • 設備投資をしない
  • 労働環境が過酷すぎる
  • 社員の仕事量のバランスがバラバラ
  • 離職率が高い
  • 成果をだしても評価されない
  • 家族経営の会社
  • 会社の製品・サービス自体が時代遅れ  など

会社の経営判断が時代にそぐわず、社員の理解も得られていないような会社は要注意です。

Q4 入社してから転職すべき時期はいつですか?

【パターン別】転職のベストタイミング

  • 未経験分野への転職→社会人3~4年
  • 同業のキャリアアップ転職→経験5~6年

社会人3~4年の人材であれば、若手で柔軟性がありながらも基礎的なスキルとマナーを学んでいると考え、将来性に期待して採用してくれる企業が多いです。

一方、キャリアアップ転職の場合はある程度のスキルと経験を求められます。

ですので、丸3年かけて基礎を築き、さらに2~3年かけて応用的な難易度の高い仕事を経験してきた人材は、第一線で活躍できる経験値を持ちつつも若さと柔軟さがあるとして需要があるのです。

また、1つの会社に入社して数か月程度で退職したり、新卒で入社した会社を1年未満で辞めたりというエピソードは、転職の際に忍耐力や定着率の懸念材料にされてしまいます。

特に新卒入社した方に関しては、「最初に入社した会社は最低3年務めるべき」という風潮があるように、肉体的・精神的に追い詰められているのでない限り、ビジネスマナーやスキルの習得、メンタルを鍛える場として、現在の会社を利用しましょう。

Q5 転職に有利な資格はありますか?

様々な企業からニーズがある資格は以下の通りです。

  • 日商簿記検定
  • MBA
  • 社会保険労務士
  • TOEIC
  • 公認会計士
  • ファイナンシャルプランナー
  • 宅地建物取引士
  • キャリアカウンセラー
  • 米国公認会計士
  • 中小企業診断士
  • 自動車普通免許

難易度の低いものから高いものまで様々ですが、1つ持っていれば確実に転職できるとは限りません。

転職で重要な判断軸になるのは人となりや経験値で、年齢が上がるほど特に経験値も重要になってきます。

ですので、やみくもに資格取得を目指すのではなく、自分の経歴から目指せるキャリアを逆算してから行動に移しましょう。

Q6 転職する際に現就業先から退職金を貰うことは可能ですか?

可能です。

しかし、転職は一般的に自己都合退職なので、定年まで務め上げた方と比べると金額は低くなる可能性が非常に高いです。

退職金制度のある会社であれば、基本的に勤続年数・退職事由・当人の退職時の月給といった観点から退職金の金額が決まるからです。

いくらもらえるか知りたい方は、就業先の退職金制度を詳しく調べましょう。

さいごに

ここまで、転職希望者が知るべき事柄を全て解説してきましたが、いかがでしたか?

明確なキャリアビジョンがない中で、現実を無視した転職活動を行えば、後々後悔することになります。

転職をすれば得られるものもありますが、失ってしまうものもあると理解して、転職活動に望むようにましょう。

以下に、このページで紹介したおすすめの転職エージェントを紹介しておきます。

おすすめ総合転職エージェント5選

少しでも転職の意思があるのなら、登録してプロの力を借りることをおすすめします。

あなたの転職活動が心から上手く行くように願っています。

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この記事を書いた人

現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。

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