「仕事の悩みを誰かに相談したい」「どこに相談すればよいか分からない」と悩んでいませんか?
仕事の悩みは友人や同僚に相談する人が多いですが、公的機関や民間の相談サービスを利用することもできます。
悩みの内容によって相談先を決めてみるのもおすすめです。
悩み | 相談先 |
キャリアについての相談 | 民間の相談サービス |
労働問題・メンタルヘルスの悩み | ・公的機関 ・有料の心理カウンセラー |
ひとまず話を聞いてほしい | 身近な相談相手 |
この記事を読むことで、ストレスなく楽しく働くことができるようになるでしょう。
- 【無料】仕事の悩み相談
- 労働問題・メンタルヘルスの悩み相談
- 心理カウンセラーの有料相談
- 気軽に話せる身近な相談先
- 多くの人が直面するよくある仕事の悩み7選
- なかなか悩みを相談できない人の特徴
- 悩みを溜め込むのがダメな理由|我慢はデメリットだらけ
- 仕事の悩みを相談する前にすると良いこと
それでは順に紹介していきます。
働くことに悩み「自分の価値ってなんなんだろう」「もう、自分でも自分のことがわからなくなってしまった」とすら思ってしまっている人もいるのではないでしょうか。
長いキャリアを歩んでいくなかにおいて、自分自身を見失ってしまうことはとてもつらいことです。
そんな「働くこと自体」や「仕事との向き合い方」に悩む方々におすすめの、キャリアや仕事について相談できるおすすめのサービスを紹介します。。
左右にスクロールできます。
おすすめ相談サービス | 口コミ満足度 | 料金 | サービス | おすすめポイント |
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9,038円〜/月 (合計金額187,000円 [税込]) |
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完全無料 |
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合計440,000円~[税込み] (返金保証・分割制度あり) |
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よりどころ | 1,500円~/回[税込み] |
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〔料金・情報〕2023年1月20日時点
1.【無料】仕事の悩み相談
仕事の悩み相談は、専門のキャリアカウンセラーに相談することで、自分では得られない知識やアドバイスをもらうことができます。
この章ではキャリアについての悩みを無料で利用できるサービスを2つ紹介します。
1-1.kakedas
kakedas | キャリア・職場の悩み相談ができるサービス
『kakedas』は、職場の人間関係からキャリアプランまで、仕事に関する悩みをコンサルタント(ビジネスキャリアの専門家)に無料で相談できるサービスです。
相談内容は「」など漠然としたものでも構いません。
転職を前提としたエージェントサービスと異なり、kakedasは転職するつもりがなくても気軽に利用できます。
「気軽に相談できる人が身近に居ない」「将来についてキャリアのプロに相談したい」という方におすすめです。
1-2.キャリア形成サポートセンター
『キャリア形成サポートセンター』は、雇用形態を問わず働いている方を対象にキャリアコンサルティングを無料で実施するサービスです。
厚生労働省が委託して行われている事業であり、以下のような仕事の悩みを解決してくれます。
- 今後のキャリアについて何となく不安がある
- 今の職場でのやりがいや目標を整理したい
- 仕事とプライベートのバランスに悩んでいる
- スキルアップ・キャリアアップしたい
- 定年を見据えた働き方を相談したい
キャリアの悩みや不安がある時だけではなく、『これまでのキャリアを振り返って今後のキャリアについて考えたい』という時などにもぜひ利用してみてください。
補足:転職を検討している方は転職エージェント!
将来のキャリアについて悩んでいる方は転職エージェントのキャリアコンサルタントと話してみましょう。
転職エージェントは無料で利用することができ、転職先の紹介だけではなく転職をしても良いのかというところから相談できます。
自分一人ではなかなか入手できない情報も、転職のプロの力を借りることで一歩前進することができるでしょう。
2.労働問題・メンタルヘルスの悩み相談
労働問題・メンタルヘルスの悩み相談をしたい方は、公的機関の電話相談窓口を利用してみましょう。
それぞれ紹介していきます。
2-1.こころの耳電話相談
『こころの耳電話相談』では、働く人やその家族、企業の人事労務担当者の方々からの相談を電話で受け付けています。
以下のような仕事の悩みをご相談することができ、最長20分間訓練を受けた産業カウンセラーなどの相談員が対応してくれます。
- メンタルヘルス不調(こころ・人間関係・仕事の悩み)
- 過重労働による健康障害(長時間労働による健康への影響、事業場における健康管理状況)
- ストレスチェック制度
- tel:0120-565-455
- 月曜日・火曜日 17:00~22:00/土曜日・日曜日 10:00~16:00(祝日、年末年始はのぞく)
2-2.労働条件相談ほっとライン
『労働条件相談ほっとライン』は無料で利用できるサービスで、匿名での相談も受け付けています。
労働基準関係法令に関する相談に対し、法令や判例をもとに悩みや不安・疑問を減らすサポートをしてくれるため、職場の労働条件に付いて悩んでいる方におすすめです。
また、セクハラ・パワハラなど職場のいじめや嫌がらせについての相談には、専門の相談窓口を紹介してもらうことができるため、まずは気軽に相談してみましょう。
- 違法な時間外労働
- 過重労働による健康障害
- 賃金不払残業
- 職場の安全衛生
- セクハラ・パワハラ・マタハラ
- tel:0120-811-610
- 月~金:17:00~22:00/土・日・祝日:9:00~21:00(※12月29日~1月3日を除く)
2-3.総合労働相談コーナー
『総合労働相談コーナー』では予約不要で、専門の相談員と面談または電話での相談が無料でできます。
仕事や日常生活におけるあらゆる分野の労働問題を対象としているため、自分の悩みがはっきりしていない方でも利用しやすいでしょう。
- 解雇・雇止め・配置転換
- 賃金の引下げ
- 募集・採用
- いじめ・嫌がらせ・パワハラ
- 性的指向・性自認に関連する労働問題
各都道府県の労働局や全国の労働基準監督署内など、379か所に設置されています。
2-4.みんなの人権110番
『みんなの人権110番』は様々な人権問題についての相談を受け付けている相談窓口で、電話をかけると最寄りの法務局または地方法務局につながります。
法務局や地方法務局では窓口で面接による相談や、インターネットでの相談も受け付けています。
- 差別・いじめ
- 暴力・虐待
- パワーハラスメント
- 名誉棄損・プライバシー侵害
- tel:0570-003-110
- 平日 8:30~17:15
3.心理カウンセラーの有料相談
とにかく自分の話をゆっくり聞いて欲しい時、漠然とした不安を整理したい時などには心理カウンセラーのサービスを利用することをおすすめします。
友人や上司には自分のことで迷惑を掛けたくないと、相談することに負い目を感じている方がいるかもしれません。
しかし、有料のカウンセリングサービスでは気兼ねなく話すことができるため、むしろ話しやすいと感じる方も多いです。
ここではオンラインのカウンセリングサービスを2つ紹介します。
3-1.cotree
『cotree』は、ビデオ・電話またはテキストメッセージで悩みを相談できるサービスです。
相談内容や資格、日程などの条件から自分に合ったカウンセラーを探すことができ、カウンセラーとの対話を通じて、自分とじっくり向き合うことができます。
日本最大級カウンセリングプラットフォームとして多くの人に利用されており、利用満足度は92%と高い支持を集めています。
- ビデオ・電話:45分 5,500円(税込)~
- テキストメッセージ:2週間 8,800円(税込)~
3-2.うららか相談室
『うららか相談室』では、「メール・メッセージ」「ビデオ/電話」「対面」の中から自分にあった方式でカウンセリングを受けることができます。
相談内容やカウンセリング方法から、あなたにぴったりの相談員を選ぶことができ、話すことが苦手な方でも優しく相談に乗ってもらうことができるでしょう。
- メッセージカウンセリング:3回3,960円(税込)
- ビデオカウンセリング:50分5,280円(税込)
- 電話カウンセリング:50分5,280円(税込)
- 対面カウンセリング:50分5,500円~(税込)
4.気軽に話せる身近な相談先
一番気楽に相談できるのは、身近に頼れる人です。
それぞれお話していきます。
4-1.家族・友人・SNS
家族や友人はあなたの性格をよく理解しており、親身になって話を聞きアドバイスをしてくれるため、些細なことでもすぐに相談できるでしょう。
また、Twitterや掲示板などネットを通じて悩みを相談している方もいます。
SNSは匿名性であることからより気軽に話ができますが、情報の信憑性が高くなく、個人が特定されてしまうといったトラブルにも気を付ける必要があります。
4-2.職場の上司・人事
仕事で行き詰ったり、ハラスメントで悩んだりしている場合には職場の上司や人事に相談することで、具体的な解決策が得られるでしょう。
なかなか相談しづらいと感じるかもしれませんが、愚痴ではなく職場環境を良くするための一つの手段と捉えることで、充実した話し合いができるかもしれません。
職場の上司や人事の方々は仕事において心強い味方となるため、普段から相談しやすい関係性を作っておきましょう。
4-3.産業医・産業保健師
企業に産業医や産業保健師がいる場合には積極的にサポートを受けてみましょう。
産業医や産業保健師は、社員の健康管理と働きやすい職場環境づくりを行うスペシャリストです。
体調不良の時だけでなく、仕事で強いストレスを感じたときなどにも専門的な立場から的確なアドバイスをしてくれるためおすすめです。
5.多くの人が直面するよくある仕事の悩み7選
この章では多くの人が仕事をする上でよく直面する、仕事の悩みについて紹介していきます。
- 5-1.職場の人間関係が悪い
- 5-2.周りの人よりも給料が低い
- 5-3.仕事にやりがいを感じられない
- 5-4.労働環境がライフスタイルを乱している
- 5-5.思うような成果が出せず自分に自信が無い
- 5-6.パワハラ・セクハラを受けている
- 5-7.心身の調子が優れない
自分と似た状況の悩みがないか見てみましょう。
5-1.職場の人間関係が悪い
職場の人間関係は仕事のモチベーションに大きく影響するため、人間関係について悩む方は多いです。
職場の人間関係に以下のような特徴がある場合、仕事にやりづらさを感じてストレスが大きくなるため注意しましょう。
- 気軽に相談できる同僚がいない
- 上司が怖くなかなか質問できない
- 社内の出世競争が激しすぎる
- チームへの信頼感を持てない
毎日約8時間も一緒に働く相手との人間関係は重要であり、良好である方がストレスが少なく仕事内容に関わらず楽しく働くことができるものです。
「どんなミスを犯してもこの仲間なら適切に助けてくれるだろう」という信頼関係が築けていると、組織全体の生産性もあがるでしょう。
5-2.周りの人よりも給料が低い
給料が低いことに不満を抱く方もいます。
特に、周囲の人と比べたときに自分だけ給料が低い場合に満足度が下がりやすいです。
また、自分が仕事内容に見合った給料をもらえているのか、その職種の平均年収を一度調べてみるのも良いでしょう。
関連記事:
各年代の平均年収→20代、30代、40代、50代
5-3.仕事にやりがいを感じられない
仕事にやりがいを感じられずに悩む方もいます。
やりがいを感じられない場合には、以下のようないくつかの原因が考えられます。
- 仕事のフィードバックをもらえていない
- タスクの内容や作業スケジュールを自分で選択することができない
- 収入や社内ルールに対して意見を言うことができない
- 業務内容に多様性がなく毎日の仕事が退屈
- プロジェクトの全体像が見えていない
仕事に対する裁量権が少ないとやりがいを感じにくくなるため、上記の点を踏まえて働き方を上司に相談してみると良いでしょう。
5-4.労働環境がライフスタイルを乱している
労働環境が悪いことで悩んでいる方もいます。
以下のような労働環境で働いている方は、心身に悪影響を受けるリスクが高いため要注意です。
- 週41時間以上の労働→過労死のリスクが高い
- 休日も仕事をしている、頭から仕事のことが離れない→ワークライフバランスが崩れ休息が足りていない
- シフトワークで早朝や深夜に働かなければならない→体内時計が乱れ心身にダメージを与える
- 通勤時間が長い→満員電車によるストレス、睡眠時間の圧迫
些細なことでも自分にストレスを与えている可能性はあるため、労働環境の改善は後回しにしないようにしましょう。
5-5.思うような成果が出せず自分に自信が無い
頑張っているのに思うような成果が出せず、自分に自信がなくなってしまうこともあります。
- ミスをして周囲に迷惑かけたことが申し訳ない
- 上司に毎日叱責されている
- 業務成績が伸び悩んでいて解雇されないか不安
できない自分をまずは受け入れ、目標設定を一度見直して小さなタスクから達成していくようにしましょう。
上司や同僚など、仕事の知識が豊富な人からアドバイスをもらうことも効果的です。
5-6.パワハラ・セクハラを受けている
パワハラ・セクハラを受けて悩んでいる方もいますが、本人ではハラスメントを受けていることをなかなか自覚できなかったり、我慢してしまうことが多いです。
以下にハラスメントの定義をまとめたので、客観的にハラスメントかどうか評価してみましょう。
パワーハラスメント(参考:厚生労働省)
- 優越的な関係に基づいて行われること
- 業務の適正な範囲を超えて行われること
- 身体的若しくは精神的な苦痛を与えること、又は就業環境を害すること
セクシュアルハラスメント(参考:厚生労働省)
性的な言動により、労働条件や就業環境を害すること
セクハラは女性だけではなく、男性で悩んでいる方も多くいます。
ストレスを受けている状態では、正常な判断をしづらくなっているため、自分の認識に自信が持てない方もまずは周りの友人に相談してみましょう。
5-7.心身の調子が優れない
心身の調子が優れず、仕事をするのがつらいという方は、すぐに休みましょう。
以下の項目に当てはまる方は、医療機関やカウンセラーに相談することをおすすめします。
- 睡眠の質が低下している(眠りに入るまでに時間がかかる、いつも夢を見る、早く起きてしまう)
- 常に倦怠感を感じる、疲れがとれない
- 吐き気、めまいがする
- 食欲がない、または食べ過ぎてしまう
- 些細なことでイライラするようになった
- 理由もないのに涙が出る
自分ではなかなか不調に気づけないこともあるため、普段の自分をよく知る家族や友人の意見に耳を傾けましょう。
6.なかなか悩みを相談できない人の特徴
人に相談することがなかなかできない人は以下の特徴に当てはまっている可能性があります。
- 6-1.相手に迷惑がかかるのではないかと気にしてしまう
- 6-2.プライドが高く、全て自分で解決したいと思ってしまう
もう少し気楽になってみましょう。
6-1.相手に迷惑がかかるのではないかと気にしてしまう
「相手に迷惑をかけたくない」という理由から悩みを話せない方が多くいます。
- 相手の時間をとってしまって申し訳ない
- 自分ばかり相手に頼りすぎている
- 忙しそうでなかなか言い出せない
相談された側は、相手の役に立てたことでむしろ嬉しいと感じるものです。
素直に感謝の気持ちを伝えるだけでも十分なので、迷惑をかけているのではないかと気にしすぎる必要はありません。
6-2.プライドが高く、全て自分で解決したいと思ってしまう
以下のように、仕事に対するモチベーションが高すぎるためになかなか周りの手を借りられないような状況になっていませんか。
- 自分の力でやり遂げたい
- 自分でできることは全て自分でやるべき
- 周りの手を借りるのが恥ずかしい
自分に厳しくあるのは良いことですが、できない自分を受け入れることも必要です。
7.悩みを溜め込むのがダメな理由|我慢はデメリットだらけ
悩みを抱えたまま働き続けているよりも、早めに向き合って解決したほうが、長期的に考えたときに良い結果をもたらします。
7-1.うつ病である可能性があるから
悩みをため込みすぎると、うつ病などの精神疾患を発症してしまう危険性があるため注意しましょう。
うつ病は「心の風邪」とも言われており誰にでも起こりうる病気です。
一度うつになってしまうと、再発の可能性が高く繰り返すことで慢性化してしまうため、まずは発病を予防することが大切です。
悩みをため込みすぎて、気分が落ち込む日が増えた場合には、早めに身近な人やカウンセラーに相談して対処しましょう。
7-2.部署やチーム全体の生産性に影響するから
仕事に対して不安がある状態で働き続けていると、本来のスキルを発揮できなくなり十分な成果が出ません。
仕事でのミスが続くと業務成績に影響し、またモチベーションが低い状態で働き続けていると周りの社員の士気にも影響してしまいます。
労働環境や評価体制などについての悩みは、改善していくことで会社全体の利益にもつながるため、職場環境を向上させるための提案として話してみましょう。
8.仕事の悩みを相談する前にすると良いこと
相談窓口やカウンセリングを利用する前に相談したいことを決めておくと、より悩みを解決しやすくなり、また伝え忘れるといったことを防げます。
相談する前には以下の3つを試してみましょう。
- 紙に悩みを書き出してみる
- 客観的に自分の状況を評価する
- 相談したい内容をメモしておく
頭の中でぐるぐる考えているよりも、外にアウトプットすることで自分の気持ちや悩みが整理されるため、紙に書くだけでも気持ちを落ち着かせることができます。
特に複数の悩みがあったり、漠然とした不安を感じている時に有効ですが、ここで自分の気持ちを整理しようと頑張る必要はありません。
ただ自分の状況や気持ち、相談したいことなどを書き出すだけでも、より有意義な相談の時間をつくることができるでしょう。
さいごに
仕事の悩み相談についてお話してきましたが、いかがでしたか?
友人や同僚だけではなく、カウンセリングができるサービスが多くあるため、まずは遠慮せずに打ち明けてみましょう。
あなたの人生がより良いものになることを願っています。