「仕事で毎日怒られる…」
「怒られないためにはどうしたらよいのだろう?」
と悩んでいませんか。
社会に出てから数年間は、仕事のミスや失敗で怒られることは特に多いでしょう。
しかし、感情に任せて怒る上司もいることは事実であり、かつ「怒る」と「叱る」は意味が異なります。このため、まずご自身の今の状態がどちらに当たるのかを客観的に把握し、状況に応じた対処が必要です。
この記事では、転職のプロとして多くの社会人の仕事の悩みを聞いてきた経験を持つ私が、以下の流れで解説します。
全て読めば、今の辛い状況の乗り切り方が分かります。
働くことに悩み「自分の価値ってなんなんだろう」「もう、自分でも自分のことがわからなくなってしまった」とすら思ってしまっている人もいるのではないでしょうか。
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1.仕事で『怒られる』と『叱られる』は意味が違う
まず、仕事で「怒られる」と「叱られる」は意味が違うことを認識する必要があります。「怒る」と「叱る」には、以下のような違いがあります。
怒る | 叱る | |
意味 | 想定通りに進まない苛立ちを、相手に一方的にぶつけること | 結果/行動における期待値の「最低ライン」と「現状」の乖離に対して、理性的に改善を促すこと |
対策 | まず好かれるよう心がける 相手の想定を把握し、想定通りに進めるための努力をする | 現状を最低ラインに近づけるための生産的な努力をする |
このように、自分が「怒られた」と感じたとき、実は2種類の違いがあるため、「怒る」と「叱る」のどちらに該当するのかを見極める必要があります。
叱られている場合、仕事のやり方を改善すれば解決します。また、叱られながらも、任される仕事が徐々に増えているなら心配は不要です。
ただ、叱る側にも労力が必要であることや、叱られ続けているうちに自信を失ってしまう人もいるため、「叱られているから大丈夫」と思うのではなく、即刻改善に努めましょう。
仕事で「怒られる」人は、あなたの仕事への対応が起因して、必要以上に相手をイライラさせてしまっている可能性があります。怒られてしまっている人は、次章でお伝えする対処法をぜひやってみてください。
2.仕事で怒られる場合の対処法6選
この章では、仕事で怒られる場合の対処法を紹介します。仕事で怒られないためには、以下のポイントを意識して、仕事に取り組むと良いでしょう。
それでは、ご紹介します。
まずは好かれるための努力をすることは大切
親しみやすく、コミュニケーション力が高い人は、多くの人に好感を持たれやすいため、怒られにくいです。また、注意や指導されたとしても、人として好かれていると、怒鳴られたり叱責されることが少なくなります。
- 普段から愛嬌があり、親しみが感じられる
→例:相手の目を見て明るくハキハキ話す
- 積極的にコミュニケーションを取っている
→例:ランチタイムなどで、仕事以外の雑談もする - 上司と信頼関係を築いている
→例:毎日の仕事をしっかりとこなし、成果を挙げている
このように、仕事で怒られないためには、まず好かれるための努力をすることも大切です。
2-1.仕事で失敗をしない
仕事で怒られないためには、「仕事で失敗をしない」ことが何よりも重要です。たいていの失敗は、少しの習慣や工夫で防げます。
- 締め切りは2~3日前倒しで設定する
- ミスが発生しない仕組みづくりをする
- 完成の報告や提出をする前に、もう一度ミスがないかをチェックする
二重チェックをおこなうと作業の手間は増えるものの、結果的にミスを減らします。もちろん、怒られることも少なくなるのです。
また、仕事で失敗をしないために、具体的に以下も取り組んでみると良いでしょう。
仕事で失敗しないためのおすすめ事項
- メール・ビジネス文書
- 単語登録機能を活用する
- 整理整頓
- デスクに置く書類は必要なものに絞る
- 書類をファイルする際はラベリングする
- 週に一度、身の回りを片付ける時間を取る
- コミュニケーション
- 指示を受けるときは、5W3H(期日、目的、理由、担当、場所、手段、費用、数量)を確認する
- 時間的な問題で厳しい場合、理由と共に納期調整を打診する
- スケジュール・時間管理
- 自分向けの締切日を設定する
- 優先順位が高いものから取り組む
- 仕事に対する心構え
- 「ミスや失敗を防ぐ」ことを意識する
- 失敗してしまった場合、成長や改善のヒントにする
このように、少し工夫をするだけで、仕事の失敗を防ぎやすくなり、仕事で怒られにくくなります。ぜひ取り組んでみてください。
2-2.上司の期待値を把握する
仕事で怒られないために、上司の期待値を把握することも重要です。
良い印象は、上司の期待値を上回ったときに生じます。逆に、上司の期待値を下回る結果しか出せなかったとき、悪い印象となり、場合によっては怒られてしまうのです。
このため、上司が何を求めているか(何を目的とした、どの程度のクオリティのものを、いつまでに仕上げる)を正確に把握することが重要と言えます。
上司の期待値を把握する方法
上司の期待値を掴んだ成果物を作成するには、資料作成の「WHY・WHAT・HOW」を把握することが重要です。(例:プレゼン資料作成)
- WHY:資料作成の目的を明確化する
→なぜその資料を作成するのか(例:今後の議論の頭出し、新サービスの提案、経営陣の稟議通過 など) - WHAT:構成要素を具体化・すり合わせする
→どのような情報をどのような形式で盛り込むのか(例:構成、表現方法(グラフ・データ・チャート・テキスト)、全体のイメージ) - HOW:資料の利用方法や場面を把握する
→資料の投影方法、会議室の広さ、配布の有無など
これらを把握しない状態で仕事を進めた結果、期待値と異なる成果物が完成しても、評価につながりません。また、修正に時間を要してその他の仕事が遅延し、別方面で迷惑をかける可能性もあります。
このため、怒られずに仕事を円滑に進めるためには、まずあなたが仕事で求められている期待値を把握し、その仕事でしっかりと成果を出すよう努めましょう。
2-3.報連相をしっかりとおこなう
怒られないために、報連相をしっかりとおこなうことも、重要なポイントです。
報連相とは、「報告」「連絡」「相談」のことであり、仕事をスムーズに進めるために必要不可欠です。報連相が足りないと、仕事の指示者は、何がどこまで進んでいるのかわからず、不安を感じてしまいます。
また、報連相を怠った後に問題が発生すると、「早めに相談してくれれば、こんなことにならなかった」と、怒られる原因となってしまうでしょう。
事が大きいほど解決にも時間がかかり、怒られる要素が増えてしまうため、報連相はマメに行うことがおすすめです。
仕事ができる人は「Quick & Dirty」を取り入れている
Quick & Dirtyとは、「完璧よりも、まず早く」といった意味で、「完璧さよりもスピード重視で、足りない点はその都度改善していく」という考え方です。
例えば、以下のように対応していきます。
- 仕事をスタートしたら、まず大枠を考え、方向性が正しいか、改善すべきポイントがないかを相談する
- 相談してフィードバックをもらった内容を元に、仕事を進める
- 途中で行き詰まったり、時間がかかりそうだと感じたら、都度改善点を相談、必要に応じて軌道修正をおこなう
- スピード感を持ち、期日までに完成させる
このように、多くのフィードバックをもらいながら仕事を進めることになるため、マメに報連相ができるだけでなく、結果的にアウトプットの質が向上します。
また、依頼者も自分も安心して仕事ができるうえ、完成後の修正が少なくなり、結果として怒られることも少なくなるでしょう。
2-4.同じミスや質問を繰り返さないよう努力する
同じミスや質問を繰り返さないように努力することも大切です。
1回ならまだしも、何度も同じミスや質問を繰り返していると、聞かれた側はイライラしやすくなり、それだけで上司の怒りを買いやすくなります。また、「改善意識がない」「やる気がない」と受け取られてしまうこともあるでしょう。
一方で、指摘されたことをしっかりと改善していれば、再度怒られないだけでなく、「成長した」という評価にもつながりやすくなります。
同じ質問やミスを繰り返さないための対処法
- 業務の目的や意味を理解する
- 教えてもらったことや、指示を受けた内容をメモする
- あとで復習や振り返りをする習慣をつける
- 確認・見直し作業を徹底する
このように、同じミスや質問を繰り返さないためにも、ただ受け身で仕事をするのではなく、考えて工夫しながら仕事を進めることがおすすめです。
2-5.言い訳や責任転嫁をしない
怒られたときに、言い訳や責任転嫁をしないことも、重要な対処法です。
何度も怒られる人の特徴として、言い訳や責任転嫁をすることで、自分を正当化することがあげられます。怒られると自己防衛をしたくなる気持ちも理解はしますが、最初から言い訳や責任転嫁をすると、相手をより一層怒らせてしまいます。
言い訳や責任転嫁の事例と解決策
- 今月の営業成績が未達だったのは、A社の契約が資金不足で失注したからだ
→予期せぬ失注の可能性を考慮し、多めに契約を獲得しておけば良かったのではないか - 遅刻をしたのは、人身事故で電車が遅延したからだ
→30分早く出発していれば、迂回しても間に合ったのではないか
このように、言い訳をしたくなるようなことも、自分の行動次第で失敗を回避できることは多いのです。
まずは、相手が言っている内容を受け止めて、言われていることをよく聞くようにしましょう。そして、言われた内容で思い当たる節があるのなら、素直に認めて謝ることが大切です。
2-6.約束を守る
約束を守ることも、仕事で怒られないようにするためにとても大切です。
仕事をするうえで、ルールや期日、締切などの約束ごとを守るのは当然のマナーであり、これらが守れない人は、どうしても怒られやすくなってしまいます。
約束を守る具体例
- 取引先とのアポイントの際は10分前に到着(準備完了)する
- 締切・納期には余裕を持って対応する
- 社内や部署のルールを守って仕事を進める
しかし、自分の都合で遅れたり、社内のルールを守れなかったりすると、一緒に仕事をしているメンバーにも迷惑をかけてしまいます。時間や約束を守れない人は、自己中心的な考え方を持っていることが多く、信頼関係を築くこともできません。
このため、一社会人として約束を守ることは、怒られないため以上に、とても重要であると言えるのです。
(補足)気持ちを上手く切り替えることも重要
そもそも仕事で怒られないように努力することは重要ですが、気持ちを上手に切り替えることも大切です。
社会に出れば誰でも一度は怒られることはありますが、気持ちの切り替えが早ければ、怒られた後の行動(改善)も早くなります。
指摘された内容を受け入れて、プラスに転じることで、ミスの回数が減り、結果として怒られにくくなるでしょう。
人格否定が続く場合は我慢しなくてよい
仕事で怒られるときの内容が、ミスに対する注意ではなく、あなたの人柄や尊厳に対する侮辱や罵りであった場合、我慢する必要はありません。
なぜなら、あなたに改善して欲しいから怒っているのではなく、ただ怒りや不満などのストレスをぶつけているだけか、人を見下すことで優越感を得ようとしているからです。
理不尽に怒られ続けることがあまりにも続く場合は、一人で抱え込まないことが大切です。社内外の相談窓口など、プライバシーを守りながら相談できる窓口を頼ると良いでしょう。
働く人の「こころの耳電話相談」
厚生労働省は、働く全ての人に向けて、「こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト」を運営しています。
出典:厚生労働省
このサイトでは、プライバシーが守られた状態で、人間関係を含む、今の仕事での悩みを相談することができます。
毎日怒られて辛い、誰かに相談したいと感じている人は、ぜひ活用してみてください。
- フリーダイヤル:0120-565-455
月曜日・火曜日 17:00~22:00
土曜日・日曜日 10:00~16:00
(祝日、年末年始を除く)
3.仕事を任されたらやるべきこと【怒られないために】
仕事で怒られないためには、2章で紹介した対処法を実践するだけでなく、そもそも仕事ができる優秀な人になることが重要です。
そこで、仕事ができる人になるために、全てのビジネスマンに重要な「仕事を任せられたらやるべきこと」を紹介します。
仕事を任されたらどうするか8箇条
- 納期を確認せよ
- 成果を合意せよ
- 仕事を分割せよ
- 難しい仕事から取り掛かれ
- 行き詰まったら、「即、相談」せよ
- 説明責任を果たせ
- 自分でゼロから考えるな。前例を探せ。
- 人への依頼は早めにし、1から7を守らせよ。
出典:Books&Apps
これらを実践することで、ビジネスマンとして仕事のクオリティがあがることはもちろん、結果として怒られることも少なくなるでしょう。
8箇条通りに仕事を進める具体的なケーススタディ
ここでは、「仕事を任されたらどうするか8箇条」に沿った仕事の進め方を、ケーススタディとして見ていきます。
【例題】
上司が部下(あなた)に以下のような業務指示を出しました。
<依頼内容>
「9月中にA商品の契約を150万円分獲得してください」
※A商品1件あたりの金額は、基本料金10万円、プラスでオプションなどをつけることができるものとする(価格が変動する)
それでは、8箇条に沿った仕事を進め方を考えていきましょう。
1.納期を確認せよ
まず、具体的な納期を確認します。
依頼では「9月中」とのことですが、具体的に「9月何日までなのか」を確認します。9月中と言われると、9月30日までと思いがちですが、社内ルールで締切が設定されている場合もあるからです。
9月30日までだと思っていたら、9月分の成績になるのは9月29日までだった、ということも会社によってはあり得るため、注意しましょう。
また、締切と言われた日が土日であった場合、翌営業日の扱いとなってしまうこともあるので、その点も認識合わせが必要です。
納期を明確にしてスタートすることで、目標達成に向けた行動(プロセス)が明確になり、本来の力を発揮しやすくなります。
2.成果を合意せよ
納期の確認の次は、成果の合意を行います。今回の成果は「契約を150万円分獲得すること」ですが、この詳細を事前に確認しておくことはとても重要です。
具体的には、
- 納期までにお客様との契約手続きが完了すればOKなのか?
- 納期までに契約手続き後の社内処理が完了し、契約が成立した時点で完了となるのか?
など、何をクリアすれば「契約を獲得したことになるのか」の確認が必要です。
指示を出す上司は、「ここまで言わなくても分かるだろう」と思って特段伝えていないこともあります。曖昧な部分を事前に会話し、明確化しておきましょう。
3.仕事を分割せよ
次に、納期までのスケジュールを確認し、仕事を分割します。
例えば、依頼を受けた日から、納期まで15営業日あるのなら、
150万円÷15営業日=15万円/日
というように、1日平均15万円ずつ契約を獲得すれば納期までに間に合うスケジュールとなります。
また、動き出した当初に提案資料を作成するなど、他に組み込まなくてはいけない作業がある場合、その時間や日数も含めて計算しましょう。
例えば、最初の2日は資料作成とアポイントを取る時間に当て、締切当日は慌てないよう1日余裕を持たせるとすると、
150万円÷(15-3営業日)=12.5万円/日
となります。
また、営業活動を進めていくうえで、遅れを取るようなこともあるかもしれません。その際は、納期までに巻き返せるよう、適宜逆算して軌道修正をおこないながら進めることが大切です。
4.難しい仕事から取り掛かれ
仕事を進めるうえで、難しい仕事や、どうしたら良いのかわからない仕事が出た場合、最優先で取り掛かるようにしましょう。
例えば、お客様から聞かれた質問の回答がわからない場合、解決策として以下の一例が挙げられます。
- 同僚や上司に質問する
- 専門の部署に問い合わせする
- インターネットや本で調べる
このとき、「専門の部署に聞けばすぐに返事をもらえるだろうと思って問い合わせをしたら、回答をもらうのに想像以上に時間がかかった…」など、見積もり以上に時間がかかってしまうことが、よくあるのです。
また、その際の対応の遅さによって信頼を失い、契約に至らなかったなど、致命的な事態に発展することもあるでしょう。
そもそも、どうしたら良いのか分からない=必要な工数や時間を正確に見積もれないことを意味するため、そのような仕事は最優先で取り掛かるべきです。
5.行き詰まったら、「即、相談」せよ
成果を達成するまでの過程で、困ったり行き詰まったりすることがあれば、すぐ相談することが大切です。
相談すべきタイミングの一例
- 思うように契約が取れず、数字が伸びない
- 契約以前にお客様とのアポイントが取れない
- 営業活動に使用する資料作成に、手間取っている
- 他の業務がひっ迫していて、やるべき営業活動に手が回らない
納期が迫ったタイミングで相談しても「時間が足りなくて間に合わない」ということになりかねません。同時に、あなたへの信用を失う可能性もあるでしょう。
一方で、相談が早いほど対処できる可能性が高まり、納期までに成果を上げられる可能性も高まります。
6.説明責任を果たせ
途中経過を報告をすることは非常に重要です。最低でも1週間に1回は報告し、納期を迎えた時点での報告だけでは足りないことを心得ておきましょう。
週に1回の途中経過が必要な理由
仕事を依頼した上司は、以下のようなことを考え、ときに不安に感じているからです。
- 今のペースで納期に間に合うのか
- もしつまづいていることがあるなら、早めに解消しておきたい
- 仕事を進める過程で足かせとなっていることはないか
- 何がなんでも納期までに仕事を間に合わせて欲しい
このように、依頼した側にも責任があるため、さまざまなことを考え、依頼した相手によっては心配になっていることもあります。
あなたとしては、「実は進捗が悪く、当初の予定通りに営業成績が上がっていない」など、報告しにくいと感じることがあっても、そのときの情報を正確に伝えることが大切です。
納期までに成果を出すことが目的であることを、忘れてはいけません。
7.自分でゼロから考えるな。前例を探せ。
成果を達成するまでの過程が分からないと感じたら、自分で考えるより先に、過去の前例を探しましょう。
既存商品だった場合は分かりやすく、新商品だった場合でも、過去に他の新商品を売り出した場合はどのように対応したのか、その際に作成したプレゼン資料はないのか、など、参考にできることを探します。
自分だけで解決できないときは、目標達成までのプロセスを同僚や上司に相談するのも一つの手段です。
8.人への依頼は早めにし、1から7を守らせよ。
仕事をするうえで何か相談をしたり、一部の作業を依頼するなど、他の人に依頼をおこなう場合は、早めに対応しましょう。
依頼された側の人にも自分の仕事があり、依頼されたタスクに最優先で取り掛かれるとは限らないためです。また、依頼から期日までに余裕がないと、仕事の完成度が下がってしまうこともあるでしょう。
加えて、依頼する際には先に紹介した1〜7を合わせて伝えることや、相手が何か困ったときに相談しやすいような配慮しておくことも大切です。
4.怒られるのが辛い…仕事に行きたくないときの対処法
毎日の仕事の中で、「怒られないように気をつけているけれど、怒られてしまう…仕事に行きたくない…」と感じているかたもいらっしゃるでしょう。
そこでこの章では、怒られることが辛くて、仕事に行きたくない場合の対処法を紹介します。
- 4-1.自分に改善点がないかどうか客観的な視点で考える
- 4-2.今後の目標やキャリア、人生を見直してみる
- 4-3.仕事後や休日にしっかりリフレッシュする
- 4-4.家族や友人、同僚、社内の相談窓口など他の人に相談してみる
それでは、見ていきましょう。
4-1.自分に改善点がないかどうか客観的な視点で考える
自分に改善点がないかどうか、客観的な視点で考えるのは大切なことです。
怒られたときは「辛い」という感情が先行しやすくなります。このため、「怒られている」「叱られている」または「きつい口調で指導されてる」のうち、どれにあたるのかを冷静に、客観的に分析することから始めましょう。
なぜなら、怒られた原因が「上司の機嫌が悪かったから」など、必ずしも自分の落ち度があるとは限らないからです。自分に落ち度がなければ、必要以上に落ち込む必要はありません。
また、客観的な視点を持つためには、メモに書き出してみることもおすすめです。
- なぜ怒られたのか
- 怒られた具体的な内容
- どのように改善していくか
メモに書くことで、客観的な視点を持てるだけでなく、気持ちもスッキリしてきます。再び同じことで怒られないようにするためにも、しっかりと改善点を洗い出しておくと良いでしょう。
4-2.今後の目標やキャリア、人生を見直してみる
今後の目標やキャリア、人生を見直してみるのも、有効な対処法です。
怒られる状況が続くと、自分の本来の力を発揮することが難しくなります。さらに、活躍できないことで仕事を任されなくなり、結果として得られる経験や知識が少なくなるという悪循環にはまってしまうこともあります。
また、怒られ続けている状態で仕事をしていると、心が荒んでいき、今の仕事だけでなく長期的に今後の人生に悪影響を及ぼすこともあり得るでしょう。
ただ、怒られたことというのは、今の自分ができていない不足点であり、自分が気づかなかった弱点とも言えます。これは改善した方が今後のキャリアや人生においてプラスになりやすいです。
そこで、改めて自分の目標やキャリアプランを設定し直すと良いでしょう。成長のチャンスと捉え、怒られた点を改善することで目標達成につなげられたり、今の現状を乗り切れたりすると、一社会人としての能力も高まっていきます。
4-3.仕事後や休日にしっかりリフレッシュする
仕事後や休日にしっかりリフレッシュすることも、おすすめです。
仕事で怒られると、精神的な負担が大きくなります。また、ダメージを挽回しないまま落ち込んだ状態が続くと、さらにミスを繰り返す恐れがあるでしょう。
このため、しっかりと気分転換をすることも心がけましょう。気持ちの切り替えを早くできれば、「また頑張ろう!」と思いやすくなります。自分の好きなことや趣味に没頭するなど、前向きになれることに時間を使うことがおすすめです。
仕事以外の時間にしっかりとリフレッシュすることで、怒られたことを受け流せる心の余裕も持てるようになります。
4-4.家族や友人、同僚、社内の相談窓口など他の人に相談してみる
家族や友人、同僚、社内の相談窓口など他の人に相談してみることも、仕事にいきたくないときの対処法として有効です。
今の現状を人に話すだけでも、辛い気持ちが解消される可能性があります。辛いときは、周りの人に助けを求めましょう。
特に、実際にあなたが怒られている場面を見ている同僚なら、怒られてしまう原因や対策など、解決につながる客観的なヒントをくれる可能性が高いです。
また、社内の相談窓口がある場合は、そちらに相談してみることで解決の糸口が見えるかもしれません。
5.さいごに
仕事で怒られる場合の対処法や、仕事を任せされたらやるべきこと、仕事に行きたくない場合の対処法について紹介しました。
仕事で怒られてしまう場合、以下の対処法をまずやってみることがおすすめです。
- 仕事で失敗をしない
- 上司の期待値を把握する
- 報連相をしっかりとおこなう
- 同じミスや質問を繰り返さないよう努力する
- 言い訳や責任転嫁をしない
- 約束を守る
仕事で怒られることはとても辛いですが、まずは自分を客観視し、一つずつ改善していきましょう。また、時には息抜きも大切です。
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「仕事に行くのが怖い」「もう仕事は辞めたい」と感じているかたは、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
あなたの未来が明るいものになるよう願っています。