産業保健師の転職で求人探しをしていても、
- 「どの転職サイトを使えばよいのだろう」
- 「似たようなサイトたくさんあり、どれが1番良いか分からない」
と悩まれる方も多いかと思います。
産業保健師は、求人数が非常に少なく、かつ人気の職種です。
そのため、保健師の転職に強みのあるサイトを活用し、「いかに選択肢を広げるか」が、転職の成功・失敗を決定づける鍵となります。
そこでこの記事では、転職のプロとして数多くの保健師の転職をサポートしてきた私が、看護系転職サイトを徹底調査し、産業保健師の求人探しに本当におすすめできるものをランキング形式でまとめました。
すべて読めば、どの転職サイトを使うべきかを正しく判断できるようになり、後悔のない転職のための第一歩を踏み出せるでしょう。
1.産業保健師の求人探しにおすすめの転職サイトランキング
数ある産業保健師向けの転職サイトの中から、以下の3点を基準に、「総合評価の高い転職サイト」を7つピックアップしました。
転職サイト選定の3つの基準
- 求人の質・量:産業保健師の求人の量や質は十分かどうか
- 提案力:求職者のニーズにぴったりの提案をしてくれるかどうか
- サポート力:手厚いサポートを受けられるかどうか
利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、産業保健師におすすめの転職サイトは、以下の通りとなりました。
転職サイトランキング | ||
1位.看護roo!公式サイトを見る 詳細を見る | 産業保健師の公開求人数 562件 | |
利用者満足度96.3%、看護師さんからの人気No.1の転職サイト。細かい条件で求人が探しやすく、面接対策&サポートも手厚い。 | ||
2位.MCナースネット公式サイトを見る詳細を見る | 産業保健師の公開求人数 281件 | |
産業保健師の求人が豊富。掲載後すぐに人材が集まるような高時給求人が見つけやすい。 | ||
3位.APOPLUS公式サイトを見る詳細を見る | 産業保健師の公開求人数 27件 | |
産業保健師の転職に特化した転職サイト。専門のコンサルタントが転職を徹底サポート。 | ||
4位.M.STAGE公式サイトを見る詳細を見る | 非公開 | |
産業保健師の転職に特化した転職サイト。未経験、キャリアアップなど多様なニーズに対応。 | ||
5位.マイナビ看護師公式サイトを見る詳細を見る | 産業保健師の公開求人数 53件 | |
求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国25箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい。 |
※求人数:2023年10月時点
それでは、ここからはランキング上位のサイトを1つずつ紹介していきます。
1位.看護roo!|産業保健師さん利用者満足度No.1
『看護roo!』は、医療・看護系の分野において、利用者満足度が最も高い大手転職サイトです。
運営元の株式会社クイック(東証一部上場企業)は、医療業界を中心に30年以上に渡るサポートを続けてきた実績があり、十分な信頼が置ける企業と言えるでしょう。
また、面接に同席までしてくれるサポートの手厚さも特徴的で、面接が不安な方にもおすすめです。
2位.MCナースネット
『MCナースネット』は看護師・保健師向けの転職サイトです。
未経験歓迎の求人を多く保有しており、産業保健師の求人特集も組まれているためおすすめです。
単発・派遣の求人紹介にも強く、転職活動を行いながら単発勤務をするというワークスタイルを提案してもらうことができるため、長期化しやすい産業保健師の転職には最適と言えるでしょう。
3位.APOPLUS
『APOPLUS』は保健師・看護師の転職に特化した転職サイトです。
医療機関だけでなく企業の求人情報も業界トップクラスの数を取り扱っており、高い転職成功率を誇っています。
また、業界で唯一企業転職希望者への専門チームを持っており、現場に精通したスタッフがヒアリングから応募、面接、就業までを強力にバックアップしてくれます。
個別相談会や産業保健師セミナーも開催されているため、産業保健師への転職の心強い味方となってくれるでしょう。
4位.M.STAGE
『M.STAGE』は産業保健のサポートを行っているサービスです。
扱っている求人は、M.STAGEが企業から直接委託された案件であり、多彩な産業医・保健師の求人が紹介されています。
未経験OKの求人もあり、経験豊富な現役保健師がサポートしてくれるため初めての方でも安心です。
また、就職後も経験が浅い方や、より高度な産業保健活動を目指している方に向けて、研修会も開催されているため利用してみると良いでしょう。
5位.マイナビ看護師 | 看護系コンテンツが充実!
『マイナビ看護師』は人材大手マイナビグループが運営する、業界最大級の看護師系転職サイトです。
全国15カ所以上の拠点があるため、地方在住の方も安心して利用できます。
保健師の求人例の中には、「月給30万円以上・未経験可・夜勤なし・長く働ける」といった好条件の求人も見受けられます。
より多くの選択肢の中から、理想の職場を見つけたい方は、登録しておくと良いでしょう。
2.【目的/職種/地域別】産業保健師の求人探しにおすすめの転職サイト
ここまで、産業保健師向け転職サイトを総合的に評価したランキングをご紹介してきました。
1章で紹介した転職サイトに加えて、「転職の目的に合った転職サイト」や「居住地域に強みのある転職サイト」を1つずつ併用するのがおすすめです。
以下の表から、該当する箇所をタップして、あなたに最適な転職サイトを見つけましょう。
目的 | |
年齢 | 20代 / 30代 / 40~50代 |
地域 | 東京 / 大阪 / 横浜 / 名古屋 / 福岡 |
ご自身に当てはまる項目があった方は、ぜひこちらでご紹介している転職サイトも参考にしてみてください。
初めての転職で不安な方におすすめの転職サイトランキング
初めての転職で不安な方におすすめのサイトは以下の通りとなりました。
転職サイト | 産業保健師の求人数|利用満足度 |
1位 APOPLUS(特化型) | 118件 | ★★★★☆ 産業保健師専門のコンサルタントが転職を徹底サポート! |
2位 M.STAGE(特化型) | 非公開 | ★★★★☆ 未経験、キャリアアップなど多様なニーズに対応。 |
3位 看護roo! | 562件| ★★★★☆ 看護師さんからの人気No.1の転職サイト。面接対策&サポートが手厚い。 |
※求人数:2023年10月更新
初めての転職で不安な方には、産業保健師の転職に特化した転職サイトをおすすめします。
また『看護roo!』は手厚いサポートで信頼の厚い転職サイトであるため、併用すると安心でしょう。
産業保健師さんの利用者満足度が高かった転職サイトランキング
看護師さんへのアンケートの結果、利用者満足度が高かった転職サイトは以下の通りとなりました。
転職サイト | 産業保健師の求人数|利用満足度 |
1位 看護roo! | 359件 | ★★★★☆ 看護師さんからの人気No.1の転職サイト。面接対策&サポートが手厚い。 |
2位 APOPLUS(特化型) | 118件 | ★★★★☆ 産業保健師専門のコンサルタントが転職を徹底サポート! |
3位 M.STAGE(特化型) | 非公開 | ★★★★☆ 未経験、キャリアアップなど多様なニーズに対応。 |
※求人数:2023年10月更新
産業保健師の転職に特化した『APOPLUS』と『M.STAGE』では、ほかの転職サイトでは得られない、企業で働くためのノウハウやサポートを提供してもらうことができるでしょう。
とにかく求人をたくさん見たい!求人数ランキング
とにかく多くの求人を見たい方に向けて、保健師の求人数が多い転職サイト上位3選をまとめました。
転職サイト | 産業保健師の求人数|利用満足度 |
1位 MCナースネット | 130件 | ★★★★☆ 産業保健師の求人が豊富。掲載後すぐに人材が集まるような高時給求人が見つけやすい。 |
2位 APOPLUS(特化型) | 99件 | ★★★★☆ 産業保健師専門のコンサルタントが転職を徹底サポート! |
3位 マイナビ看護師 | 74件 | ★★★★☆ 求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国25箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい。 |
※求人数:2023年10月更新
『MCナースネット』は産業保健師の求人を多く扱っているため、必ず登録することをおすすめします。
また、登録することで非公開求人も見ることができるようになるため、『APOPLUS』や『マイナビ看護師』などのサービスも併用して、なるべく多くの情報を得られるようにしましょう。
派遣・非常勤の求人を探す時におすすめの転職サイトランキング
産業保健師の派遣・非常勤に強い大手転職サイトを3つ厳選しました。
転職サイト | 産業保健師の派遣・非常勤求人数|利用満足度 |
1位 MCナースネット | 281件 | ★★★★☆ 産業保健師の求人が豊富。掲載後すぐに人材が集まるような高時給求人が見つけやすい。 |
2位 パソナメディカル | 70件 | ★★★★☆ 多様な働き方を選択できる医療者向けの転職サイト。きめ細かなサポートを提供。 |
3位 マイナビ看護師 | 40件 | ★★★★☆ 求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国25箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい。 |
※求人数:2023年10月更新
パソナメディカル
『パソナメディカル』は、医療福祉分野で働く方を対象として、資格や経験を活かした仕事を紹介する転職サイトです。
非正規雇用の求人に強く、契約社員やパート、紹介予定派遣など多様な雇用形態でライフスタイルに合った求人を選ぶことができると好評です。
求人紹介 から 見学・面接同行 、就業開始 まで細やかな サポートを受けることができ、幅広い世代の方が転職を成功させています。
運営会社 | 株式会社パソナ |
対象地域 | 全国 |
オフィス | 全国8箇所 |
産業保健師の求人数 | 70件 |
公式ページ | https://nr.pasonamedical.com/ |
未経験からの産業保健師転職を目指す時におすすめの転職サイトランキング
未経験からの産業保健師転職に強い大手転職サイト上位3選をまとめました。
転職サイト | 産業保健師・未経験歓迎の求人数|利用満足度 |
1位 MCナースネット | 73件 | ★★★★☆ 産業保健師の求人が豊富。掲載後すぐに人材が集まるような高時給求人が見つけやすい。 |
2位 APOPLUS(特化型) | 30件 | ★★★★☆ 産業保健師専門のコンサルタントが転職を徹底サポート! |
3位 看護roo! | 449件 | ★★★★☆ 看護師さんからの人気No.1の転職サイト。面接対策&サポートが手厚い。 |
※求人数:2023年10月更新
未経験歓迎の産業保健師の求人は僅かしかないため、上記の転職サイトすべてに登録して情報を集めることをおすすめします。
また、「未経験歓迎」の表記がない求人でも応募することは可能であるため、転職サイトのサポートを活用して挑戦してみてください。
20代の方におすすめの転職サイト
20代の産業保健師転職におすすめの転職サイトを、以下の観点で厳選しました。
- 20代満足度:20代の方がその転職サイトを利用して満足できたか
- 支援実績:20代への転職支援実績が豊富か
その結果、下の表の通りになりました。
転職サイト | 産業保健師の求人数|利用満足度 |
1位 APOPLUS(特化型) | 99件 | ★★★★☆ 産業保健師専門のコンサルタントが転職を徹底サポート! |
2位 M.STAGE(特化型) | 非公開 | ★★★★☆ 未経験、キャリアアップなど多様なニーズに対応。 |
3位 看護roo! | 562件 | ★★★★☆ 看護師さんからの人気No.1の転職サイト。面接対策&サポートが手厚い。 |
※求人数:2023年10月更新
30代の方におすすめの転職サイト
30代の産業保健師転職におすすめの転職サイトを、以下の観点で厳選しました。
- 30代満足度:30代の方がその転職サイトを利用して満足できたか
- 支援実績:30代への転職支援実績が豊富か
その結果、下の表の通りになりました。
転職サイト | 産業保健師の求人数|利用満足度 |
1位 マイナビ看護師 | 74件 | ★★★★☆ 求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国25箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい。 |
2位 ナースではたらこ | 28件 | ★★★★☆ 気になる病院を指名して求人募集状況を確認してもらえる「逆指名求人」が魅力の転職サイト。 |
3位 MCナースネット | 281件 | ★★★★☆ 産業保健師の求人が豊富。掲載後すぐに人材が集まるような高時給求人が見つけやすい。 |
※求人数:2023年10月更新
40代~50代の方におすすめの転職サイト
40代~50代の産業保健師転職におすすめの転職サイトを、以下の観点で厳選しました。
- 40代~50代満足度:40代~50代の方がその転職サイトを利用して満足できたか
- 支援実績:40代~50代への転職支援実績が豊富か
その結果、下の表の通りになりました。
転職サイト | 産業保健師の求人数|利用満足度 |
1位 MCナースネット | 281件 | ★★★★☆ 産業保健師の求人が豊富。掲載後すぐに人材が集まるような高時給求人が見つけやすい。 |
2位 看護roo! | 562件 | ★★★★☆ 看護師さんからの人気No.1の転職サイト。面接対策&サポートが手厚い。 |
3位 パソナメディカル | 80件 | ★★★★☆ 多様な働き方を選択できる医療者向けの転職サイト。きめ細かなサポートを提供。 |
※求人数:2023年10月更新
東京の産業保健師転職におすすめ
東京の産業保健師転職に強みを持つ転職サイトを、以下の観点で厳選しました。
- 東京の求人数・質:東京の産業保健師求人の量と質
- 東京での支援実績:東京で豊富な産業保健師転職の支援実績があるか
その結果、下の表の通りになりました。
転職サイト | 東京都・産業保健師の求人数|利用満足度 |
1位 マイナビ看護師 | 26件 | ★★★★☆ 求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国25箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい。 |
2位 MCナースネット | 15件 | ★★★★☆ 産業保健師の求人が豊富。掲載後すぐに人材が集まるような高時給求人が見つけやすい。 |
3位 看護roo! | 64件 | ★★★★☆ 看護師さんからの人気No.1の転職サイト。面接対策&サポートが手厚い。 |
※求人数:2023年10月更新
大阪の産業保健師転職におすすめ
大阪の産業保健師転職に強みを持つ転職サイトを、以下の観点で厳選しました。
- 大阪の求人数・質:大阪の産業保健師求人の量と質
- 大阪での支援実績:大阪で豊富な産業保健師転職の支援実績があるか
その結果、下の表の通りになりました。
転職サイト | 大阪府・産業保健師の求人数|利用満足度 |
1位 APOPLUS(特化型) | 9件 | ★★★★☆ 産業保健師専門のコンサルタントが転職を徹底サポート! |
2位 MCナースネット | 16件 | ★★★★☆ 産業保健師の求人が豊富。掲載後すぐに人材が集まるような高時給求人が見つけやすい。 |
3位 看護roo! | 16件 | ★★★★☆ 看護師さんからの人気No.1の転職サイト。面接対策&サポートが手厚い。 |
※求人数:2023年10月更新
横浜の産業保健師転職におすすめ
横浜の産業保健師転職に強みを持つ転職サイトを、以下の観点で厳選しました。
- 横浜の求人数・質:神奈川県の産業保健師求人の量と質
- 横浜での支援実績:神奈川県で豊富な産業保健師転職の支援実績があるか
その結果、下の表の通りになりました。
転職サイト | 神奈川県・産業保健師の求人数|利用満足度 |
1位 看護roo! | 19件 | ★★★★☆ 看護師さんからの人気No.1の転職サイト。面接対策&サポートが手厚い。 |
2位 MCナースネット | 3件 | ★★★★☆ 産業保健師の求人が豊富。掲載後すぐに人材が集まるような高時給求人が見つけやすい。 |
3位 APOPLUS(特化型) | 11件 | ★★★★☆ 産業保健師専門のコンサルタントが転職を徹底サポート! |
※求人数:2023年10月更新
名古屋の産業保健師転職におすすめ
名古屋の産業保健師転職に強みを持つ転職サイトを、以下の観点で厳選しました。
- 名古屋の求人数・質:愛知県の産業保健師求人の量と質
- 名古屋での支援実績:愛知県で豊富な産業保健師転職の支援実績があるか
その結果、下の表の通りになりました。
転職サイト | 愛知県・産業保健師の求人数|利用満足度 |
1位 マイナビ看護師 | 6件 | ★★★★☆ 求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国25箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい。 |
2位 看護roo! | 10件 | ★★★★☆ 看護師さんからの人気No.1の転職サイト。面接対策&サポートが手厚い。 |
3位 MCナースネット | 16件 | ★★★★☆ 産業保健師の求人が豊富。掲載後すぐに人材が集まるような高時給求人が見つけやすい。 |
※求人数:2023年10月更新
福岡の産業保健師転職におすすめ
福岡の産業保健師転職に強みを持つ転職サイトを、以下の観点で厳選しました。
- 福岡の求人数・質:福岡の産業保健師求人の量と質
- 福岡での支援実績:福岡で豊富な産業保健師転職の支援実績があるか
その結果、下の表の通りになりました。
転職サイト | 福岡県・産業保健師の求人数|利用満足度 |
1位 MCナースネット | 20件 | ★★★★☆ 産業保健師の求人が豊富。掲載後すぐに人材が集まるような高時給求人が見つけやすい。 |
2位 看護roo! | 12件 | ★★★★☆ 看護師さんからの人気No.1の転職サイト。面接対策&サポートが手厚い。 |
3位 看護師ワーカー(旧 医療ワーカー) | 4件 | ★★★☆☆ 年間1万件以上の転職支援実績があり、ハイレベルなキャリアコンサルタントに担当してもらえると評判の転職サイト。 |
※求人数:2023年10月更新
産業保健師の転職を成功させるために知っておくべき基礎知識
ここまでは、産業保健師のキャリアチェンジにおすすめの転職サイトを紹介してきました。
転職サイトによって、それぞれ強みや保有求人の内容が異なることが理解いただけたのではないでしょうか。
産業保健師の転職を成功させるためには、あなたの希望に合った転職サイトを選び、より多くの選択肢を手に入れることが欠かせません。
そのため、転職サイトを利用する際は、上記で紹介したものを複数併用して転職活動を進めることをおすすめします。
利用するサイトの数が増えるほど、転職成功率が高まることを意識しておきましょう。
さて次の章からは、産業保健師転職のポイントや、転職サイトの具体的な利用方法を紹介していきます。
- 転職サイトの利用で受けられる4つのサポート
- 転職サイトをより効果的に利用する7ポイント
- 【図解】転職サイト利用の流れ
- 転職サイトでは上手くいかなかった時の全手段
- 産業保健師の内定を勝ち取るために抑えるべきポイント4選
- 【FAQ】産業保健師の転職でよくある質問と回答
それぞれ詳しく見ていきましょう
1.転職サイトの利用で受けられる4つのサポート
転職サイトは選考前から、入職後までとにかく手厚いサポートを無料で行ってくれます。
具体的に受けられるサポートは、以下の通りです。
それぞれ詳しく解説します。
1-1. 面談(希望条件などのすり合わせ)
転職サイトに登録をすると、転職サイトの担当者から連絡がきます。そして、その後時間を合わせて、対面もしくは電話で面談を行います。
面談では、「転職しようか迷っている」「こんな職場に転職したい」など、転職に関するあらゆる悩みを相談することが可能です。
面談内容の例
- 希望の給料やボーナスの水準
- 夜勤なし、休みやすいなどの働き方の要望
- 希望の勤務場所(立地や交通の便)
- 「大手企業で働きたい」などの転職先の希望
転職に踏み切る場合、この面談の内容に応じて、あなたにぴったりの求人を紹介してくれるようになります。
一方、転職サイトを使わずに1人で転職活動を進めようとすると、自分の今の不満や、スキル、今後のキャリアなどを客観的に把握しづらく、転職活動を間違った方向に進めてしまう恐れがあります。
1-2. 求人の紹介
面談の後は、あなたの要望に合わせて求人紹介に進みます。
興味がある求人があれば、そのまま応募することが可能です。
転職サイトだからこそ知っている就業先の職場の雰囲気なども交えながら、あなたに合った求人・職場を提案してもらえます。
また、転職サイトの場合、ネット上などに公開されている公開求人の他に、ネット上には公開されない「非公開求人」も存在します。
非公開求人とは?
転職サイトに登録している人だけが閲覧・応募できる求人のことです。
非公開求人は一般的に、高収入・好待遇なものが多い傾向にあります。
※転職サイトを使わずに一人でやろうとすると、以下のような点で労力がかかるでしょう。
- 好条件な求人をなかなか見つけられにくい
- 膨大な量の求人から自分の要望に合ったものを探さなければならない
- 求人票以上の情報を知らないまま応募しなければならない
- 応募書類を一人で作成し、自分で応募しなければならない
効率的に転職活動を進めたいのであれば、転職サイトの利用は欠かせません。
1-3. 選考のサポート
転履歴書の作成や面接対策など事前の選考サポートを行ってくれる点も、転職サイトの大きな魅力です。
はじめて転職をする方や、どのように自己PRをすればよいのか分からないという方にとっては、大きな助けとなるでしょう。
転職サイトのキャリアコンサルタントは、「応募先の企業はこのような人材を求めているので、こういった方向性で自己PRしましょう」のように、志望先に合った具体的なノウハウを教示してくれます。
転職のプロからの実践的なアドバイスは、選考通過に直結するでしょう。
※転職サイトを使わない場合、面接や履歴書の対策を全て1人で行わなければならなくなります。自己PRの方向性が間違っていた場合なども、客観的に気づくのは難しく、転職活動が難航してしまう恐れもあるでしょう。
1-4. 内定後のサポート
転職サイトは、以下のような内定後のサポートも実施してくれます。
- 年収・条件などの調整・交渉
- 入職手続きの代行
- 現職の退職交渉のアドバイス
特に年収や条件の交渉など、なかなか言い出しづらいことも代行してくれるという点は、大きな魅力と言えるでしょう。
また、転職サイトの中には、入職後も困ったことがあれば気軽に連絡できるような仕組みを整えていることもあります。
※転職サイトを利用しない場合、煩雑な手続きをすべて自分で行わなければならなくなります。
2転職サイトをより効果的に利用する7ポイント
この章では、転職サイトをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。 「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。 例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。 更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。 そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。 ※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。 担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。 コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。 この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。 そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。 企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。 企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
転職サイトも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。 優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。 以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。 上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。3【図解】転職サイト利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。 転職サイトに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。 登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。 例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。 正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。 事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが転職サイトのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。) 初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。 思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。 それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。 場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。 最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。 自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。 求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職サイト経由は圧倒的に有利です。Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。 あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。 対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。 面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。 また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職サイトであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!Step 10.退会手続きをする
転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。 万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。 転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。 転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。4.転職サイトでは上手くいかなかった時の全手段
産業保健師の転職は、求人数の少なさや人気の高さなどが影響して、なかなかうまくいかないケースもあります。
転職サイトに相談したものの、紹介できる案件がないと断られてしまった際は、以下の方法をためしてみてください。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
4-1.eナースセンター
看護系職種の職業紹介サイト「eナースセンター」でも、産業保健師の求人を探すことができます。
登録した条件に合った求人を自動的に紹介してくれるなど、転職活動をスムーズに進める大きな助けとなるでしょう。
公益社団法人である日本看護協会が運営しているサイトのため、信頼の高さも魅力的です。
転職サイトのような専任の担当者がつくことはありませんが、「営業の連絡がこないので、マイペースに転職活動を進められる」という点はメリットとなり得るでしょう。
転職サイトと併用して活用してみることをおすすめします。
4-2.産業保健総合支援センター(さんぽセンター)
『産業保健総合支援センター(さんぽセンター)』は労働者健康安全機構(JOHAS)が運営しており、産業医や産業保健師の支援や、事業者への健康管理の啓発を行うサービスです。
サポートセンターは全国47都道府県に設置されているため、地方にお住いの方も利用することができます。
産業保健に関する相談や研修、情報の提供などを行っているため、未経験から産業保健師に転職する際にも活用できるでしょう。
4-3.ハローワーク
ハローワークでも、産業保健師の求人を探すことはできます。
とはいえ、質の悪い求人も掲載されており、産業保健師の求人数も多くないため、ハローワーク1本での転職活動はしないようにしましょう。
補足:ハローワークの悪質な求人に注意
ハローワークは求職者が無料で仕事を探せるだけでなく、企業側も無料で求人を掲載することができます。採用にあまりコストをかけられない、もしくはかけたくない事業所の求人も多く混在しているのです。
したがって、ハローワークはあくまで補助的な役割として活用することをおすすめします。
4-4.求人情報サイト
求人情報サイトとは、求人情報のみを掲載している転職サービスです。
上記で解説した転職サイトと異なり、求人情報サイトは、専任の担当者がつくことはありません。
公開された求人の中から自分に合うものを探して応募し、選考準備まで全て1人で行うことになります。
求人数の少なさゆえに、情報収集が鍵となる産業保健師転職においては、あまり有効ではないでしょう。
もし「どうしても求人情報サイトを利用したい」という方には、検索エンジン『indeed』の利用がおすすめです。
出典:indeed
indeedは、各転職サイトなどで紹介されている膨大な求人を一括で検索することが可能なサービスです。
上記のように「産業保健師」と入力すると、数ある求人サイトの情報を閲覧することができます。
5.産業保健師の内定を勝ち取るために抑えるべきポイント4選
倍率の高い産業保健師の内定を勝ち取るためのポイントを、厳選してご紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう
5-1. 説得力のある志望動機が重要
転職を成功させるためには、説得力のある志望動機を考えることが欠かせません。
産業保健師の就業先は企業であるため、一般企業の転職と同じような対策が必要と考えるべきでしょう。
- 数ある企業の中から、なぜその会社を志望したのか
- 入社後に行いたいこと
などを、採用担当者に分かりやすく伝えられるよう、事前に入念な準備を行っておきましょう。
志望動機がまとめられないという方は、転職サイトのキャリアコンサルタントに相談してみるのもおすすめです。
5-2. 即戦力であることをうまくアピールする
転職時は、これまでのスキルや経験を伝え、即戦力であることをアピールすることが大切です。
産業保健師は採用枠が少ないため、企業は教育コストをそれほどかけることができません。
したがって、採用後すぐに活躍してくれる人材を求めている傾向にあります。
- どのような職務経験があるのか
- 入社後はどのような形で企業に貢献できるのか
を魅力的にアピールできるかどうかが、転職の成否を左右する鍵となります。
5-3. 正規雇用にこだわりすぎない
正規雇用にこだわりすぎず、契約社員や派遣社員も視野に入れて求人を探すことも、時には必要となります。
前述の通り、産業保健師は即戦力の人材が求められることが多いため、まったくの未経験者にとっては、就業のハードルが高いこともあるからです。
そこで、まずは契約社員・派遣社員として経験・実績を積んで、その後正社員としてのルートを進んでいくというのも、一つの方法です。
特にキャリアに自信のない方は、視野を広く持ち、選択肢を狭めないように心がけましょう。
契約社員の時に正社員のオファーを受けた
出典:アンケート
このように、契約社員として働くと、正社員のオファーがもらえるというケースもあるようです。
5-4. 常にアンテナを広く張る
産業保健師の転職は、常にアンテナをあらゆる方向に張りめぐらせることが欠かせません。
- 知人の紹介
- 卒業した学校の紹介
などの人脈が、転職成功につながることもあります。
また転職サイトを利用する場合でも、複数のサイトに登録し、あらゆる角度から情報を集めていく姿勢が大切です。
日頃から準備を怠らず、常にアンテナを広く張っておくことを意識しましょう。
6.【FAQ】産業保健師の転職でよくある質問と回答
産業保健師への転職について、よくある質問をまとめました。
- 産業保健師の求人はどんなところをチェックすればいいですか?
- 転職サイトの担当者と考え方が合わない場合はどうすればいいですか?
- 転職サイトからの連絡がしつこい時の対処法を教えてください。
- 未経験でも産業保健師は目指せますか?
- 企業で働くには保健師資格が必須ですか?
- 産業保健師と産業看護師の違いは何ですか?
- 新卒で産業保健師として働くことは可能ですか?
それでは、ひとつずつご紹介します。
Q1. 産業保健師の求人はどんなところをチェックすればいいですか?
産業保健師の求人で特にチェックしておきたいのが「給与」と「福利厚生」です。この2つは企業によってもかなり差がありますので、しっかりとチェックしておきましょう。
企業が「どのような人材を求めているのか」も重要です。
企業が自分に何を期待しているのかを理解しておけば、面接でも有利になり、入職後のミスマッチも起こりにくくなります。
企業のホームページや求人の細部にまで目を通し、企業が求める人物像をしっかりと把握しましょう。
Q2. 転職サイトの担当者と考え方が合わない場合はどうすればいいですか?
担当コンサルタントと考えや性格が合わないと感じる場合は、担当者を変えてもらいましょう。担当変更がどうしてもしづらい場合は、他のサービスをあたるのもおすすめです。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。
現在転職の支援をして頂いている○○と申します。
現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、私が転職を考えている産業保健師の業務により詳しいコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
Q3. 転職サイトからの連絡がしつこい時の対処法を教えてください。
転職サイトからの連絡が頻繁にある場合には、利用サービスの変更も検討しましょう。転職サイトの中には、サービス全体がしっかりしていても、担当者によってはしつこく電話やメールで求人を紹介してくる…というケースも多くあります。
もし、連絡がしつこいと感じた場合、まずは「希望に合わない求人の紹介は結構です」とはっきりと伝えるのがおすすめです。
言いにくかったり、伝えても対応が変わらない場合は、別のサイトの利用を検討しましょう。
Q4. 未経験でも産業保健師は目指せますか?
完全に就業経験がない方にとって、産業保健師の転職は、困難を極めると考えておくべきでしょう。人気の高い職種である産業保健師は、経験豊富な保健師からの応募も多数集まるため、競争率は必然的に高くなるからです。
ただし、看護師として一般病院などで勤務したことがある場合、その経験は十分アピールポイントになり得ます。
転職サイトの書類添削・模擬面接などを通して、選考通過率を高めていきましょう。
また転職サイトに相談することで、未経験でも就業可能な求人が見つかることもありますので、まずはキャリアコンサルタントに相談してみることをおすすめします。
Q5. 企業で働くには保健師資格が必須ですか?
結論からいうと、必須というわけではありません。というのも、看護師資格を有している方であれば、「産業看護師」という肩書で、産業保健師と同様の職務に従事することが可能だからです。
補足
企業に勤める保健師や看護師は、「産業看護職」と称されることもあれば、「産業保健師」という名称の場合もあります。
勤務先の企業によって、産業看護職に求める要件は様々であり、呼称も異なります。
このため、保健師の資格がない方でも、看護師資格をお持ちの場合、企業の一員として、メンタルヘルスを含む保健指導を行うことができるのです。
とはいえ、採用要件は企業によって異なり、「産業保健師」として人員を集めている場合、たいていは保健師資格が必須となります。
特に就業のハードルが高い職種なので、産業保健師として働くうえでは、可能な限り取得しておくべきと考えておきましょう。
Q6. 産業保健師と産業看護師の違いは何ですか?
それぞれ、業務内容に以下のような違いがあります。
- 産業保健師:企業で働く従業員のメンタルケアや健康管理
- 産業看護師:従業員の怪我や病気の対応、健康診断の手続き、資料の整理
ただ、上記のような細かい違いはあれど、厳密に業務内容が分かれているわけではなく、たいていの企業の場合、「産業保健師」と「産業看護師」の業務に大きな差はないようです。
Q7. 新卒で産業保健師として働くことは可能ですか?
新卒で産業保健師として働くことは、不可能ではありません。しかしながら、かなりの高倍率を突破しなければならないと考えておきましょう。
その際、できる限り看護師資格と同じタイミングで保健師資格も取得しておくことを強く推奨します。
また、新卒ではじめから産業保健師として働くだけでなく、
- 一度看護師として看護業務の経験を積む
- 行政保健師や学校保健師などの経験を経て、産業保健師に転職する
など、産業保健師へのルートは多岐にわたることを理解しておきましょう。
焦らず、長い目で産業保健師への就業を考えるというのも一つのポイントです。
さいごに
産業保健師向けの転職サイトと、転職のコツについて解説してきましたがいかがでしたか。
数少ない産業保健師の求人は、この記事で紹介した転職サイトを駆使して、効率的に探していきましょう。
転職サイト | 産業保健師の公開求人数 | 利用満足度 |
1位 APOPLUS | 99件 | ★★★★☆4.3 保健師・看護師の転職に特化した転職サイト |
2位 MCナースネット | 117件 | ★★★★☆4.2 産業保健師の登録数は国内No.1 |
3位 M.STAGE | 非公開 | ★★★★☆4.2 産業保健サービスのノウハウ満載 |
4位 看護roo! | 562件 | ★★★★☆4.1 保健師・看護師の満足度No.1 |
5位 マイナビ看護師 | 46件 | ★★★★☆4.0 保健師・看護師向けのコンテンツが充実 |
6位 看護師ワーカー(旧 医療ワーカー) | 46件 | ★★★★☆3.8 業界最大級!看護師のための転職サイト |
7位 ナースではたらこ | 29件 | ★★★★☆3.9 業界では珍しい逆指名制度を導入 |
※求人数:2023年10月時点
特に、上位3サイト(APOPLUS、MCナースネット、M.STAGE)は評価が高かったため、好条件求人を集めることを考えて、すべて登録することを強くおすすめします。
それでは、あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。
そこから、産業保健師との接点をいくつか作り、そのおかげで誘いを受け、正社員として働けています。
今もたまに看護師を紹介してほしいという話を受けることがあり、いかに産業保健師と接点を持つかがすごく大切だなと感じています。