「忙しい科って、どこだろう?」「働くなら、忙しい職場はできるだけ避けたい」と、気になりますよね。
結論から申し上げると、看護師さんが「忙しい」と感じやすい診療科は、以下の5つです。
- ICU
- 救急部門
- 外科系の診療科
- 手術室
- 精神科
この記事では、大学病院に勤務し様々な診療科で働く看護師を見てきた私が、看護師「忙しい」と感じやすい診療科や、忙しい理由、業務内容をご紹介いたします。
また、忙しい診療科を選ぶ際のメリットとデメリット、注意点も合わせてお伝えしていきます。
- 【看護師が選ぶ】本当に忙しい診療科ランキングTOP5
- 忙しい診療科を選ぶ3つのメリットとデメリット
- 逆に、比較的落ち着いているといわれる診療科は?
- 【診療科以外の視点】あなたの「忙しさ」を決める5つの環境要因
- 希望の診療科の探し方
- 転職を検討している方向け|おすすめ看護師専門転職サイト
この記事を読めば、どんな診療科の、どういった業務が忙しいのかを知ることができ、今後診療科を選ぶ際に役立つ情報が得られるでしょう。
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※2025年10月10日更新
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1.【看護師が選ぶ】本当に忙しい診療科ランキングTOP5
看護師の仕事は、医師の診療の介助、疾患に合わせた看護、退院に向けた支援など、様々な種類があります。
診療科によっては、業務が多岐にわたることや、時間に追われながら業務をこなすこともあるので、忙しさを感じることが多くなります。
複数の信頼性の高い調査結果と現役看護師の声をもとに、看護師が「本当に忙しい」と感じる診療科をランキング形式でご紹介します。
なぜその順位なのかという理由や業務内容をより詳しく解説することで、読者の納得感を高めます。
🥇 第1位:救急部門(ER)
忙しさ指数:★★★★★ 5.0
なぜ1位なのか
数多くの調査で看護師が最も忙しいと感じる診療科として第1位を獲得している救急部門。24時間365日、予測不可能な緊急事態に対応し続ける必要があり、常に緊張感を強いられる環境が最大の特徴です。
救急看護師が忙しく感じるポイント
救急部門が忙しく感じるポイントは、主に以下の4つです。
- 緊急度の高い患者さんの対応や、初療から退院までの継続看護を行うため、幅広い知識や技術が求められる
- ADLの介助が必要な患者さんが多く、緊急時には俊敏な対応が必要なので、普段からの体力づくりが大切
- 患者さんが亡くなることもあり、オンオフの切り替えが難しいことも
- チームで診療にあたるので、忙しい中でもコミュニケーションが欠かせない
救急部門で行う初療とは、救急搬送された患者さんに対して、トリアージを行い、初療室で診療を行うことです。
看護師は、主に診療や検査の補助を行いますが、一分一秒を争う病状の患者さんもいるので、医師の指示通りに動くだけではなく、的確な判断と行動が重要になってきます。
また、近年では、医師と共にドクターヘリで事故現場に赴き診療を行うフライトナース、災害派遣の現場で診療を行う災害支援ナース、災害急性期に医師・看護師・業務調整員などのチームを組んで診療にあたるDMATなど、救急医療の活躍の場が広がっています。
💬 現役看護師の声
匿名さん(36歳)
看護師5年目の時に、希望して高度救命救急センターに異動しました。きっかけは、東日本大震災で災害派遣ナースとして働いたことです。
始めは、わからないことばかりで、医師や先輩に怒られることも多く、かなり落ち込みました。でも、必死に勉強して、少しずつ出来ることが増えるようになると、周りのスタッフともコミュニケーションがとれるようになり、今は忙しいながらも、充実した毎日を過ごせています。
🥈 第2位:ICU(集中治療室)
忙しさ指数:★★★★★ 4.9
なぜ2位なのか
ICUは、診療科を問わず、集中管理を必要とする患者さんの診療を行います。生命の危機にある患者を24時間体制で管理する部門として、高度な専門知識と絶え間ない緊張感が要求されます。
ICU看護師が忙しく感じるポイント
- 高度な治療が必要な患者さんのケアや、異常があればすぐに対応するため、気が抜けない
- ADLが全介助の患者さんがいたり、業務量が多く、体力が必要
- 勤務時間外も、治療に関わる機器、薬剤、ケアなど様々なことを勉強するので、オンオフの切り替えが上手くできず、「アラームの音や心電図の音が耳から離れない」「休めない」という人もいる
- 看護師のなかには口調が強い人もいるので、人間関係に疲れてしまうことも
ICUでは、以下の患者に対して看護ケアを実施します:
- 病棟で状態が急変し集中管理が必要
- 救急搬送後の初療を終え継続した管理が必要
- 手術後に高度な管理を必要
異常に気付いてから対応するまで、一刻の猶予も許さない状況もあるので、常に細心の注意を払いながら業務を行うことが大切です。
💬 現役看護師の声
匿名さん(46歳)
新人でICUに配属された時は、毎日が地獄でしたね。患者さんの状態観察、急変時の対応、日々の業務に追われて、始めの頃は、余裕なんて1ミリもありませんでしたよ。
ある時、夜勤の先輩に「あの患者さんのルート類、どうなってるの?常に整理しておかないと、いざという時に対応が遅れることもあるのよ!」と怒鳴られ、泣きながらルートの整理をしたこともあります。今となっては、それも今では思い出ですが、当時は本当に大変でしたね。
🥉 第3位:外科系の診療科
忙しさ指数:★★★★☆ 4.6
なぜ3位なのか
外科系の診療科では、手術を行う患者さんに対して、術前・術後、退院までの診療を行います。周手術期の包括的な看護と時間に追われる業務環境が特徴的な忙しさを生み出しています。
外科系看護師が忙しく感じるポイント
- 周手術期の看護、退院後の生活を見据えた関わり、急変対応などができるように、網羅的な知識と技術が要求される
- 患者さんの移送や移動、術後のADL介助などがあり、体力仕事も多い
- 業務量が多いなかでも、優先度をつけながら、時間内に終わるよう指導される傾向があり、「時間に追われる」と感じることも
外科系の診療科は、専門分野ごとに分かれており、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、消化器外科、整形外科、婦人科などがあります。
外科系の看護師は、常に患者さんの状態に気を配りながら業務を行っています。その忙しさは、仕事中「座っている時間がない」と話す方がいるくらいなので、かなり慌ただしい状況であることは間違いないでしょう。
💬 現役看護師の声
匿名さん(45歳)
新卒の時に、消化器外科に配属されて、看護師とは何たるかを叩きこまれました。その頃は、業務に追われ、毎日残業は当たり前。
先輩方の、愛のある、厳しい指導に毎日泣いてましたが、そのおかげで看護師としての基礎ができ、どこの科に行っても、通用する技術と度胸がつきましたよ。
第4位:手術室(オペ室)
忙しさ指数:★★★★☆ 4.5
なぜ4位なのか
手術室では、疾患の根治や回復を目的とした手術が行われます。少しのミスも許されない環境で、患者の生命に直結する手術において完璧な医療提供が求められます。
手術室看護師が忙しく感じるポイント
- 少しのミスで、患者さんの生命を危険に晒す可能性があるため、1つ1つの業務に神経をつかう
- 多領域の勉強が必要で、例えば、手術看護、担当する疾患に関する知識、解剖学や生理学の知識、麻酔に関する知識など
- 全身麻酔状態の患者さんを移動・移送したり、手術時間に応じて除圧したりと、体力を使う場面は多い
- 口調が強い人もいるが、裏表なく「ダメなところはダメ」と言ってくれるので、成長に繋がる
手術室の看護師の仕事は、大きく2つに分かれます:
器械だし(直接介助)
医師に器械を手渡す作業を行い、手術が滞りなく進むように状況を見極めながらサポートする
外回り(間接介助)
手術に使用する薬剤のチェックや、術中のモニター管理、物品の補充などを行い、手術がスムーズに進行できるようにアシストする
💬 現役看護師の声
匿名さん(32歳)
循環器内科から転職し、手術室看護師になりました。内科的な治療で亡くなる患者さんを見てきて、外科的領域を学びながら、回復する患者さんの姿を見たいと思ったからです。
忙しくはありますが、手術が成功し、医師や看護師に一体感が生まれる瞬間もあり、仕事はとても楽しいですよ。
第5位:精神科
忙しさ指数:★★★★☆ 4.2
なぜ5位なのか
意外かもしれませんが、精神科も忙しい診療科の一つといえます。ここまで紹介してきた診療科の忙しさとは異なり、精神的な余裕を持ちにくい点に特徴的な大変さがあります。
精神科看護師が忙しさを感じるポイント
- 薬剤や服薬管理に関する知識、疾患に応じた看護だけではなく、精神保健福祉法といった法律にかかわる知識も履修しなくてはならない
- 患者さんとの関わり方に正解は無く、良いと思った関わりが裏目に出てしまうこともあり、「答えがない」ことに、疲れてしまう
- ADLの介助、状況に応じた身体拘束などで、体力を使う場面もある
精神科では、精神症状が落ち着かない患者さんに対して、鍵のかかる閉鎖病棟での管理を行ったり、自己あるいは他者に危害を与えるリスクのある患者さんに対して、隔離や身体拘束という処置をとらなくてはならない状況に陥ることもあります。
精神科には、外見や数値を見ながら治療を行う診療科とは違う難しさがあり、「気持ちが落ち着かない」「穏やかではいられない」と話す看護師もいます。
💬現役看護師の声
匿名さん(24歳)
昔から人間の心理や行動に興味があり、新卒から精神科看護師として働き始めました。実際に患者さんの看護を行うなかで、患者さんの心が病んでしまった背景を知り、ときには私自身が苦しくなってしまうこともあります。
精神看護は、治療や看護に正解はなくて、本当に難しい領域だと思っています。他の診療科とは違ったせわしなさはありますが、小さな関わりの一つ一つが、患者さんにとって意味があると考えると、深ぼりのしがいがある科だと思いますよ。
次の章では、忙しい診療科を選ぶメリットや、デメリットをご説明いたします。
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看護師が選ぶ楽な科はどこ?楽だと思う理由や具体的な選び方をご紹介!
2. 忙しい診療科を選ぶメリットとデメリット
まずは、メリットについてご説明します。
2-1. 忙しい診療科を選ぶメリット
忙しい診療科を選ぶメリットは、以下の3つです。
では、順番に詳しい内容を見ていきましょう。
(1). スキルアップに繋がりやすい
忙しい診療科では、他の診療科より専門性の高い診療を行っている場合が多いです。
当然、看護師に求められる知識や技術も高度になるため、仕事をしているだけでスキルアップに繋がりやすいです。
特に、急性期の診療科では、状況判断力やアセスメント力、急変対応力などが身につくため、看護師としての自信が持てるようになるでしょう。
以上のことから、スキルアップを考えている看護師にとって、忙しい診療科を選ぶメリットは大きいといえるでしょう。
参考
例えば、1章でご紹介したICUでは、専門分野を細分化した部門を併設していることもあります。具体例を、下記にいくつかあげます。
- HCU(高度治療室)…ICUと一般病棟の間に位置づけられ、継続治療を行う
- CCU(冠動脈疾患集中治療室)…主に心筋梗塞や狭心症の集中治療を行う
- SCU(脳卒中集中治療室)…主に脳出血、くも膜下出血、脳梗塞の集中治療を行う
- MFICU(母体・胎児集中治療室)…妊娠中の母親及び胎児の集中管理を行う
- NICU(新生児集中治療室)…低出生体重児、先天性奇形などで集中管理が必要な新生児の治療を行う
- PICU(小児集中治療室)…重症または術後の小児患者の治療を行う
あえて忙しい環境に身を置いて、高度医療を学んでみたいという方は、上記のような部門を選択肢に入れてみるのも、良いでしょう。
(2)優先度のつけ方や、タイムマネジメント能力が身につく
タイムマネジメント能力が身につくのも、忙しい診療科ならではのメリットといえるでしょう。
適切なタイミングで、患者さんに必要なケアを届けるためには、優先度をつけて働くことは重要です。
たとえば、患者さんからトイレ介助のナースコールが鳴ったと同時に、心電図モニターからアラーム音が鳴った場合、トイレ介助は他の看護師に託して、心電図モニターを装着している患者さんのもとに向かい異常がないか確認すべきですよね。
こうした優先度のつけ方は、状況によって正解が異なることもあり、先輩方の業務を見たり、経験を積むことで学んでいく必要があります。
また、忙しいからこそ、全体の業務量や業務にかかる所要時間を把握したほうが、仕事を効率よく進めることができます。
(3)忙しさの中から、やりがいを感じやすい
忙しい診療科と聞くと、「業務をこなすだけで終わりそう」と考える方もいるかもしれませんが、そこには忙しい診療科ならではの看護が存在します。
忙しい業務の中でも、患者さんとコミュニケーションをとることで、やりがいを感じる場面に出会えるかもしれません。
また、急性期治療を行うなかで、患者さんの生命を救うことができたり、回復していく姿を見たりすることで、やりがいを感じる看護師も多いです。
看護師のやりがいは、一人ひとり違います。忙しい診療科であっても、あなたなりのやりがいが見つけることで、長続きしやすくなるでしょう。
次に、忙しい診療科を選ぶデメリットをご説明します。
2-2. 忙しい診療科を選ぶデメリット
忙しい診療科を選ぶデメリットは、以下の3つです。
こちらも、順番に詳しい内容を見ていきましょう。
(1). 患者さんとゆっくり関わる余裕がない
忙しい診療科に配属されてすぐは、業務を覚えたり、こなしたりすることに必死で、患者さんとゆっくり関わる余裕が取りにくいです。
この問題は、業務に慣れていくなかで解消できますが、診療科によって、慣れるまで数カ月~数年かかるため、行き場のない思いを抱えながら仕事をしている方もいるかもしれません。
そんな時は、先輩や同期に相談して話しをきいてもらうことで、気持ちが落ち着いたり、場合によっては具体的な解決策が見つかる可能性もあります。
また、普段から、患者さんに挨拶をしたり、短時間でも会話をするよう意識づけるだけでも、患者さんとのコミュニケーションが広がっていくことでしょう。
それでも、「患者さんとじっくり話す時間が欲しい」と思う方は、もしかすると、忙しい診療科は避けたほうがいいかもしれません。
満足のいく仕事をするためにも、診療科を選ぶ際には、忙しくないことを条件にしてみることをおすすめいたします。
(2). 体力的負担が大きく、私生活に支障をきたしやすい
忙しい診療科では、体力仕事も多く、身体にかかる負担は大きいです。
また、獲得すべき知識や看護技術が多く、休日は勉強会や研修でつぶれてしまうこともあります。こうした状況から、オンオフの切り替えができず、私生活に支障をきたす方もいます。
その場合は、趣味に没頭したり、睡眠をとったりすることで気分転換ができ、仕事と私生活にメリハリをつけられることでしょう。
どの診療科であっても、身体は資本になります。しっかりと休息がとれるように、ときには仕事とプライベートを切り離すことも必要かもしれませんね。
(3). 急変対応があり、精神的に負荷を感じることがある
忙しい診療科の多くは、急性期患者さんの診療を行っているため、急変対応は避けられません。
それまで元気に過ごしていた患者さんが、急に体調不良になる姿を見て、動揺しない方はいないかと思います。なかには、急変してからそのまま命を落とされる患者さんもいるため、精神的ショックを感じてしまうこともあるでしょう。
こうした時は、仕事が終わった後に、先輩や同期に気持ちを吐露したり、日記にありのままの感情をぶつけることで、感情の整理ができるかもしれません。
避けることができない急変対応に、どう向き合うかは、看護師の課題のひとつです。あなたなりの感情の整理の仕方を見つけられると、働きやすさも変わってくることでしょう。
以上、忙しい診療科を選ぶことによるメリット・デメリットをご紹介しました。
次の章では、実際に忙しい診療科を選ぶ時の注意点をご紹介します。
3. 逆に、比較的落ち着いているといわれる診療科は?
忙しい診療科がある一方で、看護師が「比較的働きやすい」「落ち着いている」と感じる診療科も存在します。複数の調査結果によると、これらの診療科は夜勤が少ない、急変対応が少ない、身体的負担が軽いといった共通の特徴を持っています。
ここでは、看護師から「楽」と評価される診療科をご紹介します。ただし、「楽」といっても専門性は求められるため、どの診療科にも独自のやりがいと価値があることをご理解ください。
👁️ 眼科
働きやすさ指数:★★★★☆
なぜ働きやすいのか
眼科は看護師が働きやすい診療科として多くの調査で上位にランクインしています。重篤な症例が比較的少なく、生命に関わる緊急対応がほぼないため、看護師の心身の負担が少ないのが最大の特徴です。
主な業務内容と特徴
- 診療補助が中心:視力検査、眼圧測定、眼底検査などの検査介助
- 点眼指導:患者さんへの点眼薬の使用方法説明
- 日勤のみ:基本的に夜勤がなく、生活リズムが安定
- 定時退勤:急患が少ないため、定時で帰宅しやすい
眼科では、視能訓練士が在籍している施設も多く、専門的な検査は視能訓練士が担当し、看護師はサポート業務に徹することができます。
患者さんも比較的元気な方が多く、コミュニケーションを取りやすい環境です。
💬 現役看護師の声
「定時で帰れる日が多く、負担が少ない。患者さんも比較的元気な方が多いのでやりやすいです」
(眼科クリニック勤務・看護師)
🫧 皮膚科
働きやすさ指数:★★★★☆
なぜ働きやすいのか
皮膚科は命に関わる業務が少ないため精神的な負担が少ない診療科として知られています。患者さんの自立度が高く、身体介助の必要性も低いため、看護師の身体的負担も軽減されます。
主な業務内容と特徴
- 処置が中心:ガーゼ交換、軟膏塗布、創傷処置などのシンプルな処置
- 服薬指導:外用薬の使用方法や注意点の説明
- 診療補助:皮膚生検や液体窒素治療の介助
- 緊急性の低さ:患者の容態が急変するケースがほとんどない
皮膚科では、湿疹、アトピー性皮膚炎、水虫などの身近な疾患を扱うことが多く、患者さんとの関わりも比較的穏やかです。美容皮膚科を併設している場合は、美容に関する知識も身につけることができます。
💬 現役看護師の声
「急変がほぼないため、安心して働ける。患者さんの自立度が高く、身体的な負担が少ないです」
(皮膚科クリニック勤務・看護師)
👂 耳鼻咽喉科
働きやすさ指数:★★★★☆
なぜ働きやすいのか
耳鼻咽喉科はルーティンワークが多く業務を覚えやすい診療科です。風邪や花粉症、副鼻腔炎など比較的軽症の患者さんが多く、急変リスクのある重篤な患者さんが少ないため、落ち着いた環境で働けます。
主な業務内容と特徴
- 診療補助:聴力検査、鼻咽腔ファイバー検査の介助
- 処置介助:鼻洗浄、耳垢除去、ネブライザー治療の準備・介助
- 患者説明:薬の使用方法や生活指導
- 夜勤なし:基本的に外来のみで、プライベート時間を確保しやすい
耳鼻咽喉科では、季節性の疾患(花粉症など)が多いため、時期によって患者数の変動はありますが、全体的に穏やかなペースで業務を行うことができます。
注意点
花粉症の時期など、季節によっては患者数が急増し、一時的に忙しくなることがあります。
また、聞こえにくい患者さんや声が出しにくい患者さんとのコミュニケーションには、特別な配慮が必要です。
🔬 健診センター
働きやすさ指数:★★★★★
なぜ働きやすいのか
健診センターは多くの調査で「看護師が最も楽に働ける職場」として第1位にランクインしています。夜勤がなく、基本的に健康な人を対象とするため、精神的・肉体的負担が最も少ない職場の一つです。
主な業務内容と特徴
- 健診サポート:身長・体重・血圧測定、採血、心電図測定
- 問診業務:健診前の問診票確認と聞き取り
- 検査案内:受診者の検査室への誘導とサポート
- 結果説明補助:医師の結果説明時のサポート
健診センターでの業務は予約制で進行するため、業務の予測可能性が高く、突発的な対応が少ないのが特徴です。
基本的に8時から17時の勤務で、カレンダー通りの休みが取れることが多く、ワークライフバランスを重視する看護師に人気です。
健診センターの魅力
- 規則正しい生活:夜勤・残業がほとんどなく、生活リズムが安定
- 身体的負担軽減:重症患者の介助や体位変換などの重労働が少ない
- 精神的負担軽減:生死に関わる緊急対応がない
- スキルアップ:健康管理や予防医学の知識を身につけられる
💬 現役看護師の声
「ルーティン業務が中心で、残業がほぼない。身体的にも精神的にも負担が少なく働きやすいです」
(健診センター勤務・看護師)
📊 落ち着いた診療科の比較表
| 診療科 | 働きやすさ指数 | 主な特徴 | 夜勤 | 急変対応 |
|---|---|---|---|---|
| 健診センター | ★★★★★ | 予約制、健康な人対象 | なし | ほぼなし |
| 眼科 | ★★★★☆ | 重篤患者少、定時退勤 | なし | 少ない |
| 皮膚科 | ★★★★☆ | 緊急性低、シンプルな処置 | なし | ほぼなし |
| 耳鼻咽喉科 | ★★★★☆ | ルーティンワーク中心 | なし | 少ない |
4.【診療科以外の視点】あなたの「忙しさ」を決める5つの環境要因
看護師の忙しさは、診療科だけでは決まりません。
たとえ、一般的に忙しくない診療科を選んだとしても、選び方を誤ると、働いてから「想像と違った」「思ったより大変」といったギャップを感じてしまうこともあります。
同じ診療科でも、勤務先の環境や条件によって忙しさは大きく変わるのが現実です。そこで、この章では、あなたの働く環境における忙しさを左右する重要な要因を解説いたします。
具体的には、以下の5つの環境要因が、あなたの日々の忙しさを大きく左右します。
🏥 要因1:医療施設の種類
病棟の有無が忙しさを大きく左右する
看護師の仕事が忙しいかどうかは、医療施設の種類によって大きな違いがあります。
最も重要なポイントは、病棟の有無です。
病棟のある医療施設の特徴
病棟のある医療施設では、入院が必要な患者さんの検査や治療を行っているため、看護師にも高度な医療知識や技術が必要になってきます。
たとえば、第3位にランクインした外科系の診療科でも、外来のみのクリニックの場合、入院が必要な患者さんの処置や手術は行いません。そのため、外科系病棟の看護師と比べて、高度な知識や技術が求められず、勉強会や研修で休日が潰れてしまうといった事態も避けられるでしょう。
施設規模による違い
| 施設の種類 | 忙しさレベル | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 大学病院・総合病院 | ★★★★★ | 高度医療、研修・勉強会多数 |
| 中規模病院 | ★★★☆☆ | 地域密着、バランス型 |
| クリニック(有床) | ★★☆☆☆ | 限定的な入院機能 |
| クリニック(無床) | ★☆☆☆☆ | 外来のみ、夜勤なし |
以上のことから、病棟の有無は看護師の忙しさを左右する最重要ポイントの1つといえます。
🚑 要因2:救急患者の受け入れ態勢
救急指定の有無で業務負荷が劇的に変わる
救急患者の受け入れ態勢について確認することは、あなたの忙しさを予測する上で極めて重要です。
救急患者を受け入れている場合、時間外勤務や急患対応など、通常業務以外の業務が発生するからです。多くの病院は、救急医療指定病院として地域の救急医療に貢献しています。
救急医療の分類と忙しさ
救急医療は、緊急度や病状から以下のように分類されます:
| 救急分類 | 対象患者 | 看護師の忙しさ |
|---|---|---|
| 三次救急 | 生命に危険、重篤患者 | ★★★★★ |
| 二次救急 | 入院・手術が必要 | ★★★★☆ |
| 一次救急 | 軽症、外来対応可能 | ★★☆☆☆ |
「急患対応は学びたいけど、重症な患者さんばかりは大変そう」と不安な方は、働きたい病院の救急医療体制について事前に調べておくことで、心の準備ができるでしょう。
📋 要因3:業務の内容や量
同じ診療科でも病院によって業務負荷は天と地の差
診療科だけを基準に選んでも、病院によって業務量が多かったり、業務内容が複雑で過度な負担を感じることがあります。
具体例:ICUでの経験
第2位にランクインしたICUや第1位の救急部門は、超急性期の患者さんの対応を行う診療科であるため、看護師としては花形のようなイメージを持ち、希望する看護師も少なくありません。
しかし、業務量の多さや過酷さ、勉強する内容の難しさを考えると、安易な気持ちで選ぶことはおすすめできません。
実際に、筆者が働いていた病院には、『新卒の看護師はICUや救急部門に配属しない』という方針がありました。これは、新卒者のバーンアウトや離職を防ぐためで、最低でも他の診療科で2~3年経験を積まないと、配属してもらえませんでした。
業務負荷を見極めるチェックポイント
- ✅ 委員会活動の頻度と内容
- ✅ 研修・勉強会の義務参加回数
- ✅ 看護研究への参加要求
- ✅ 残業時間の平均値
- ✅ 有給取得率の実態
「忙しい診療科は避けたい」とお考えの方は、業務の量や内容にも注意して診療科選びをすることをおすすめいたします。
👥 要因4:人間関係
職場の雰囲気が日々の働きやすさを決定的に左右
忙しさとは別の問題ではありますが、仕事のしやすさという点で人間関係は極めて重要なポイントといえるでしょう。
データが示す人間関係の重要性
事実、当サイトで看護師100人を対象に辞めたいと思った理由を聞いたところ、最も多くの人が人間関係を理由に退職を考えていることが判明しました。

人間関係の実態を把握する方法
正直なところ、実際の人間関係は働いてみないと見えてこない部分も多くあります。そのため、以下の方法で事前調査することをおすすめします:
🔍 情報収集の手段
- 知人からの情報:働きたい病院に知人が働いている場合は相談
- 口コミサイト活用:看護師の病院口コミサイト『ナスコミ』などを利用
- 転職サイト相談:専門のキャリアアドバイザーから内部事情を聞く
- 面接時の観察:スタッフの雰囲気や言葉遣いをチェック
良好な人間関係の職場では、忙しくても互いに助け合える環境が整っており、同じ業務量でもストレスの感じ方が大きく異なります。
👨⚕️ 要因5:人員の充足度
スタッフ不足が個人の負荷を exponential に増大させる
看護師の人員が不足していると、一人ひとりにかかる負荷は大きくなり、結果として忙しさを感じることに直結します。
人手不足が招く悪循環
たとえ人手不足であっても、患者さんの数や業務量が減ることはないでしょう。むしろ以下のような悪循環に陥りがちです:
人手不足 → 一人当たりの業務量増加 → 残業・休日出勤増加
↓
離職者増加 → さらなる人手不足 → 業務品質低下リスク
コロナ禍での人手不足加速
特に、2021年以降、新型コロナウイルスの流行拡大に伴い、医療現場での人手不足は加速し続けています。
一人でこなすには多すぎる業務を抱え、常に時間に追われて仕事をし続けると、患者さんとコミュニケーションを取る余裕は持てず、確認ミスからインシデントを起こすリスクも出てきます。
人員充足度を見極める指標
- 📊 看護師配置基準:7対1、10対1、13対1など
- 📊 離職率:年間離職率10%以下が目安
- 📊 平均残業時間:月20時間以下が理想
- 📊 有給取得率:70%以上が望ましい
- 📊 新卒定着率:1年後90%以上が健全
診療科を選ぶ際は、働きたい病院の人員の充足度についても確認しておくことが賢明といえるでしょう。
5. 希望の診療科の探し方
診療科を選ぶ際に、プライベートとの両立を考えて、「忙しいかどうか」を条件にする方は多いでしょう。
しかし、仕事をしていく過程で、やりがいや成長を実感できないと、有意義な時間を過ごせず、仕事が苦痛になってくるかもしれません。
そこで、診療科を選ぶ前に、今後のキャリアやプライベートについて考える時間をとるのはいかがでしょうか。ご自身の考えを整理し、今後のキャリアを見据えた上で選択したほうが、あなたにとってベストな選択ができるかもしれません。
希望の診療科の探し方として、下記の方法をご紹介しますので、参考にしてみてください。
(1). 『理想の看護師像』を考えよう
診療科を選ぶ際に、まずは『理想の看護師像』を明確にしましょう。
『理想の看護師像』とは、将来的にどんな看護師になりたいか、ということです。
「患者さんに優しい看護師」、「仕事が早い看護師」…といった、抽象的なイメージでも良いですが、できるだけ、1年後、3年後、5年後、10年後にどういったキャリアを築いていたいか、具体的な将来像を描いてみましょう。
期限を決めて、具体的な将来像を描くことで、「今何をすべきか」がハッキリと見えてくると思います。
このように、期限とゴールを設定することで、スモールステップを踏んでいきやすくなり、結果的に目標が達成しやすくなります。
(2). 『プライベートで大切にしたいこと』を考える
次に、『プライベートで大切にしたいこと』を明らかにしましょう。
内容は、日常に関するささいなことで構いません。
たとえば、「趣味に没頭する時間は確保したい」「家族と仲よく過ごしたい」といった内容で大丈夫です。その際、あえて口に出したり、紙に書き出したりすることをおすすめします。
なぜなら、そうした作業を通して、自分が大切にしたいことに気付くことができたり、今後のキャリアを考える上でヒントが得られるかもしれないからです。
キャリアのことを考える時、つい仕事に関することばかりを考えてしまいがちですが、人生は仕事だけで構成されている訳ではありませんよね。
結婚、出産、妊娠、介護などのライフステージの変化は、人生において避けることができないものです。
実際に、ライフステージの変化が起きた際に、普段から『プライベートで大切にしたいこと』を明らかにしておくと、自分軸を持った選択がしやすくなりますよ。
(3). 整理した考えを軸に、希望の求人を探す
(1)では仕事上の目標を、(2)ではプライベートで重視したいことを、それぞれ明確にしました。
この2つを考慮したうえで、希望の診療科を探してみましょう。
たとえば、「今まで外科系で忙しく働いたから、次は忙しくない科に転職したい」という方がいるとします。
でも、(1)や(2)の方法を通して、「今までのように、プライベートを犠牲にはしたくない。でも、忙しくない科とはいっても、テキパキ動くことが好きだから、のんびりとした診療科は合わないかも。同じ外科系のクリニックに行って、仕事とプライベートが両立できる働き方をしたいな」といった考えが浮かぶかもしれませんよね。
このように、考えを整理することで、あなたがやりたい看護や、具体的なキャリアが見えてくる可能性があります。看護師が活躍できる場は多種多様ですから、一度立ち止まって、自分自身の考えを整理しても良いかもしれません。
補足
考えを整理しても、自分がやりたい看護や、今後のキャリアが考えられないと思う方もいるかもしれません。
その場合は、転職サイトに登録し、専門のキャリアアドバイザーに相談することで、自身のキャリアに関する相談に乗ってもらうことができます。
転職サイトについては、次の章で詳しくご紹介いたします。
6. 転職を検討している方向け|おすすめ看護師専門転職サイト
数ある転職サイトのなかから、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い看護師向け転職サイト」をピックアップしました。
転職サイト選定基準
- 求人数 …総求人数が多いほど、理想にぴったりの求人を見つけやすい
- 利用者満足度(提案&サポート力) …利用者の口コミをもとにサービスの質を評価。優秀なキャリアアドバイザーに担当してもらえれば、理想の職場を提案&手厚いサポートが期待できる
利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職サイトは、以下のとおりとなりました。
| 転職サイト | 求人数|総合満足度 |
|---|---|
| 1位 看護roo! | 22万件以上(2025年7月15日時点)|◎4.3 利用者満足度96.3%、看護師さんからの人気No1の転職サイト。細かい条件で求人が探しやすく、面接対策&サポートも手厚い。 |
| 2位 レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 約14万件|○3.8 総求人数トップレベル!累計40万人以上の利用者がいる転職サイト。LINEで最新の求人情報が得られるなど、気軽に転職活動ができる |
| 3位 マイナビ看護師 | 約7.9万件|◎4.1 求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国22箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい |
※求人数2025年4月20日更新
この記事では3サイトに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』を参考にしてください。
1位.看護roo! | 看護師さん利用者満足度No.1
『看護roo!』は、転職経験のある看護師さんから最も選ばれている、人気No1の看護師転職サイトです。
登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人も多数保有しています。
看護roo!の特徴
- 利用者満足度96.3%
- 公開求人22万件以上(2025年7月15日時点)+非公開求人も多数
- 面接同行や選考対策など手厚いサポート
さらに、細かい条件を組み合わせて仕事探しができるため、希望にぴったりの求人を見つけやすくなるでしょう。
『看護roo!』は、30年以上に渡る転職支援実績のある株式会社クイック(東証一部上場企業)が運営するサービスです。
信頼と実績も十分で、面接時に希望者には専任の女性スタッフが同行してくれるなど、きめ細かいサポートが魅力といえます。
こんな看護師さんにおすすめ
- みんなが使っていて、実績豊富な人気のサイトを利用したい
- 給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい
- はじめての転職で不安なのでプロに相談したい
2位.レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 求人多数で選択肢の幅が広い!
『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』は、求人数がトップレベルの転職サイトです。キャリアアドバイザーが、病院や施設を訪問して直接取材を行っており、現場のリアルな情報を提供しています。レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の特徴
- 累計利用者数40万人以上
- 友だちに勧めたい転職サイトランキングNo.1
- 総求人数は約14万件と転職サイトトップレベル(※2025年4月20日時点)
「人間関係や施設の雰囲気はどうか」「子育て中の看護師が働きやすい環境か」などの情報を踏まえて、最適な提案をしてもらえるのもポイントです。
また、LINEで「新着求人情報が届く」「担当のキャリアアドバイザーに相談できる」など、気軽に転職活動ができる点も魅力的といえます。
こんな看護師さんにおすすめ
- できるだけたくさん求人が見たい
- 職場の雰囲気や内部情報を知りたい
- 気軽に求人探しがしたい
3位.マイナビ看護師|ペースに合わせて転職できる
『マイナビ看護師』は、大手人材企業マイナビが運営する定番の転職サイトです。数週間で内定を目指す「スピード転職」や、数ヶ月に渡ってゆっくりと職場を探す「じっくり転職」など、求職者の都合に合わせたスピード感でのサポートをしてくれます。
マイナビ看護師の特徴
- 看護師認知度5年連続No1の定番転職サイト
- 求人数は約7.9万件(※2025年4月20日時点)
- 大手マイナビならではの情報ネットワークも強み
加えて、面接の日程調整なども、キャリアアドバイザーが代行してくれるサービスも提供しています。自分のペースで転職活動を進めるのに最適な転職サイトといえるでしょう。
こんな看護師さんにおすすめ
- なるべく早く次の仕事を見つけたい
- 数ヶ月かけて余裕を持って転職活動したい
6. まとめ
看護師が「忙しい」と感じやすい診療科は、以下の5つでした。
- ICU
- 救急部門
- 外科系の診療科
- 手術室
- 精神科
忙しい診療科を選んだとしても、スキルアップできるか、やりがいを感じられるかは個人の努力や価値観によって左右されます。
そのため、まずは、キャリアに関するご自身の考えを整理することから始めてみることをおすすめいたします。
一人で悩んでいる方は、転職サイトに登録し、専門のキャリアアドバイザーに相談することで、解決の糸口が掴めるかもしれません。
あなたの人生が輝かしいものになることを、陰ながら祈っております。
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