「ナース専科転職って評判悪いの?」
「評判悪いなら使うのやめようかな」
と悩みますよね。
そこで、当サイトでナース専科転職に関する口コミ・評判を集計したところ、口コミの多くが「電話がしつこい」というネガティブな口コミでした。質の低いサービスだと感じる人がいるのは事実です。
ただ、公式サイトを見ると、2006年に運営開始と記載されている割には、利用者のリアルな口コミが圧倒的に少なく、ナース専科だけを活用するのは心もとないので、結論としては「可能な限り大手転職サイトと併用するのが賢明」です。
この記事では、転職のプロとして数多くの看護師転職をサポートしてきた私が、ナース専科転職のサービス内容を調査し、他サイトとの比較のうえで、登録に値するサービスなのか徹底検証していきます。
- ナース専科転職のサービス概要
- サービスの特徴や口コミから分かるナース専科転職のメリット
- サービスの特徴や口コミから分かるナース専科転職のデメリット
- ナース専科転職を利用すべき人・利用すべきでない人
- 利用者からの評価が高い看護師向け転職サイト
- 転職サイトをより効果的に利用する7ポイント
- 【図解】転職サイト利用の流れ
すべて読めば、ナース専科転職の概要が分かり、登録すべきかどうか判断できるでしょう。
1. ナース専科転職のサービス概要と特徴
出典:ナース専科 転職
総合評価 (他サイトと比較して) | ★★★☆☆3.7 転職サイトが保有する求人を一括検索できる |
求人数 | 20万件以上(※) |
対応エリア | 全国 |
対応施設 | 病院/クリニック/訪問看護・介護/グループホーム/ケアハウス/サ高住/ショートステイ/デイサービス/有料老人ホーム/介護療養型医療施設/介護老人保健施設/小規模多機能ホーム/特別養護老人ホーム |
運営会社 | 株式会社エス・エム・エス |
(※)……2024年11月26日調査
ナース専科転職ナビは、19年以上の実績がある看護師専門の転職サイトです。
サービスの特徴を調査し、他のサイトの特徴と比較すると、ナース専科転職には以下のようなメリット・デメリットがあることが分かりました。
メリット | デメリット |
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特徴は以下の通りですので、解説します。
1-1.総求人数は20万件以上で大手にも劣らない選択肢がある
関東エリアを中心に全国の病院への転職に対応しており、総求人数は20万件以上と、大手転職サイトに劣らないほどの求人を掲載しています。
また、全国各地の転職サイトと提携しており、効率的な情報収集ができる点が特徴的です。
その一方で、サイトを見る限り、求人への応募後に求人先の転職サイトと話をする必要があり、窓口がバラバラとなることに不便さを感じる可能性が高いです。
1-2.約20年の運営実績のある老舗の看護師専門の転職サイト
ナース専科転職は、看護師専門の転職支援サービスとして、長年にわたり看護師のキャリア支援を行ってきた老舗企業の一つです。
運営会社である株式会社エス・エム・エス(SMS Co., Ltd.)は、2003年に設立されて以来、医療・介護・ヘルスケア分野で多数のサービスを展開しており、その歴史と実績から業界内で高い信頼を得ています。
現在のナース専科転職の元となっている転職サイトのサービスは、2005年から運営されている「ナース人材バンク」という名前の転職サイトでした。
しかし、2021年4月に「ナース専科転職」に名前を変更しています。
ブランド名が変更された経緯には、看護師として働く人々をより一層支援するために、サービス名称とロゴを統合・刷新する目的があり、このようなブランドの刷新が行われました。
1-3.利用する看護師の人数は年間10万人以上
ナース専科転職は、年間で10万人以上の看護師が利用する人気の転職支援サービスです。
これだけの人気の背景には、非公開求人を含めて20万件以上の選択肢があることや、地域専任のキャリアパートナーが個々のニーズに応じたサポートを行ってくれることがあると言えるでしょう。
実際、2024年オリコン顧客満足度調査でも2年連続でNo1を獲得の実績があります。
1-4.いくつか懸念点もある
ナース専科転職のサポート実績は「1万件以上、人材紹介の年間登録者数は70万人」との記載がありました。
しかし、実際に求人に応募した先のサポートは、ナース専科転職ではなく、提携先の転職サイトが担当しています。
このため、一度に複数の求人に応募した場合は、時間差で各社から連絡があり、同じことを何度も答えなくてはならないでしょう。
もちろんこれは推測の域をでませんが、少なくとも「自分にぴったりの求人を紹介してほしい」「みんなが使っていて、実績豊富な人気のサイトを利用したい」という方にはおすすめできません。
2.サービスの特徴や口コミから分かるナース専科転職のメリット
ナース専科転職の特徴を他の転職サイトと比較してみると、以下の点が強み・メリットであると分かりました。
それぞれ詳しく解説します。
2-1. 全国の転職サイトと提携しており、効率的な情報収集が可能
ナース専科転職は、全国の転職サイトと提携しており、効率的な情報収集が可能です。
本来であれば、各転職サイトで求人を検索すべきところ、ナース専科転職を利用すると、転職サイト横断で自分に合う求人を探すことができます。
実際に、公式サイトでも、求人検索の利便性についての記載が見られました。
これらの求人を一括検索、比較ができるため求人数が多く、探し漏れが少ない求人検索ができます。
また、当サービス内から全ての求人に応募が可能ですので、幾つものサイトに登録をする必要がなく、忙しいナースの手間を削減します。
出典:ナース専科転職
ただ、年間登録者数が多いにも関わらず、利用者の声が一切見当たらないため、実際の利用者数は登録者数の割に多くないのではないかと推測できます。
利用者の声が無さすぎて不安を感じる、という方は、求人数とサポートの両面で高い評判を得ている『看護roo!』などの大手サイトを使う方がおすすめです。
2-2.求人数が20万件以上と多く、転職先の選択肢を増やせる
ナース専科転職は、掲載求人数が約20万件以上と、転職サイトの中でも多くの求人を扱っています。
また、転職サイトによって求人に特徴があるため、多くの種類の求人をまとめて見たいという方にとってはメリットとなるでしょう。
実際に、大手転職サイトと比較したところ、求人数の面では看護roo!とほぼ同率で1位という結果でした。(ナース専科転職では、正確な求人数は公開されておらず、看護roo!では203,325件と公開されています。)
転職サイト | 公開求人数 |
ナース専科転職 | 20万件以上 |
看護roo! | 約20万件 |
レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 15万件以上 |
マイナビ看護師 | 約7万件 |
特にコロナ禍で求人が減っている中、多くの看護師求人にアクセスできることは、転職成否を大きく分けるポイントなので、登録しておいても損はありません。
2-3.担当者がマメに連絡をくれて丁寧である
少数でしたが、ナース専科転職は担当者がマメに連絡をくれて丁寧であるという口コミが見られました。
2-4.地域担当制のためエリア別・地方の求人に対応力がある
ナース専科求人ナビでは、地域ごとに専門の担当者がいるので、地方の求人にも強いんです。
例えば、東北地方の担当者は、その地域の病院や診療所のことをよく知っています。だから、求人情報だけでなく、職場の雰囲気や地域の特徴まで教えてくれるんですよ。
地方で働きたい看護師さんにとって、これはとても心強いポイントです。大都市にはない、地方ならではの求人も見つけやすくなります。例えば、田舎の小さな診療所や、地域に密着した訪問看護ステーションなどの情報も得られるでしょう。
利用者の声を見ると、「地元の病院の内部事情まで教えてもらえて助かった」という感想が多いです。地域の実情を知った上で転職先を選べるので、失敗も少なくなりそうですね。
2-5.ブランクがあってもサポートが得られる
看護師の仕事から離れていた人も、ナース専科求人ナビなら安心です。ブランクがある人向けの求人も多く扱っているんです。
例えば、「久しぶりに復帰する人歓迎」とか「丁寧な研修あり」といった求人が見つかります。
サポートも手厚いのがポイントです。担当者が、あなたのブランク期間や不安な点をよく聞いてくれます。そして、それに合わせた求人を紹介してくれるんです。
「子育てで5年ブランクがあったけど、パートから始められる病院を見つけられた」という声もありました。
復帰に向けての準備方法や、最新の医療情報なども教えてくれるそうです。ブランクがあっても、一歩ずつ自信を持って復帰できるようサポートしてくれるのが、このサービスの魅力と言えるでしょう。
ここまでのまとめ
ナース専科転職には以下のような強み・メリットがあることが分かりました。
- 全国の転職サイトと提携しており、効率的な情報収集が可能
- 求人数が多く、転職先の選択肢を増やせる
- 担当者がマメに連絡をくれて丁寧である
- 地域担当制のためエリア別・地方の求人に対応力がある
- ブランクがあってもサポートが得られる
ただ一方で、他のサイトよりも利用しづらい点がいくつかありますので、次章で解説します。
3.サービスの特徴や口コミから分かるナース専科転職のデメリット
ナース専科 転職のサイト・サービスの特徴を調査すると、以下の点は弱み・デメリットと言えます。
それぞれ詳しく解説します。
3-1. 求人を見ただけでは、求人の詳細が分かりにくい
ナース専科転職は、いわば転職サイト各社の求人を寄せ集めしているため、求人の詳細を知りにくいという側面があります。
求人の内容を見ると、一通りの内容は確認できますが、求人の問い合わせ先は転職サイト宛に設定されており、ナース専科転職側では求人の詳細は把握していない可能性が高いでしょう。
ナース専科転職はコールセンターを配置していますが、相談できる内容は、使い方や情報収集方法についてで、求人応募後のフォローは対象外のようです。
参考までに、大手転職サイト『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』では、求職者一人につき専任者のキャリアアドバイザーがつくため、求人情報に書かれていない情報を含めて詳細をたずねることができます。
ナース専科転職は、求人数が多い反面、情報の質という点では他サイトに劣ると言えます。
3-2. 電話がしつこい・怖いと感じる人もいる
ナース専科転職の口コミのほとんどは「電話がしつこい」というものでした。
簡単なアンケートに答えると、ナース専科転職からすぐに電話がくることが多いようで、興味本位で求人を覗いたくらいの気持ちだった人はかなり驚くようです。
短いスパンですぐに連絡が来ることは、次にお伝えする求人元の転職サイトに繋がれることが原因の一つであると言えます。
「今の職場から早く転職したい」と考えている人にとっては、大きなメリットとなりますが、「早く転職したい」と思っていない人にとっては、連絡がわずらわしいと感じるのも当然です。
3-3.応募すると求人掲載元の転職サイトに繋がれるため、人によっては不便を感じる
ナース専科転職に応募すると、求人掲載元の転職サイトに繋がれます。
このため、一度に多くの求人に応募した場合、転職サイト各社から電話がかかってくるため、そのたびに同じことを何度も答えなくてはなりません。
また、求人の窓口が多くなりすぎて「今話をしているのは、どの会社で、どの求人の話なのだろう」と混乱する可能性があります。
転職サイトを利用する場合、最初にキャリアコンサルタントとの面談で自分の希望を伝えた後、求人紹介や面接の連絡など、全て専任のコンサルタントから連絡がくるため、同じ話を何度もする必要はありません。
強いて言うなら、転職サイトは2~3社併用することをおすすめしているため、多くても3社でしょう。
このため、求人紹介の窓口を絞りたい、自分をしっかり理解してくれるコンサルタントと話したい方は、『マイナビ看護師』など大手サイトを使いましょう。
ここまでのまとめ
ナース専科転職には以下のようなデメリットがあることが分かりました。
- 求人を見ただけでは、自分に合う求人がわかりにくい
- 電話がしつこい
- 応募すると求人掲載元の転職サイトに繋がれるため、人によっては不便を感じる
ここまでの内容を踏まえて、次章ではナース専科転職を利用すべきかどうかの判断基準を説明します。
4.ナース専科転職を利用すべき人・利用すべきでない人
ナース専科転職のメリット・デメリットを踏まえると、ナース専科転職を利用すべき人・利用すべきでない人は以下のように整理できるでしょう。
利用すべき人 | 利用すべきでない人 |
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4-2.ナース専科転職の利用がおすすめな人
以下に該当する方は、ナース専科転職の利用がおすすめです。
- まとめて転職サイト各社の求人情報を見たい
- 多くの種類の求人を見て選びたい
特に、転職サイト各社を横断して求人検索ができる機能は魅力的なので、「たくさんのサイトを個別に見るのが面倒…」という方は、サイトを閲覧してみるだけでも役に立つでしょう。
もし気になる求人があれば、応募してみるのも一つの方法です。
一方で、以下に該当する方には、ナース専科転職はおすすめできません。
4-2.ナース専科転職を利用すべきでない人
以下に該当する方にはナース専科転職がおすすめできません。
- 仕事などが忙しく、求人に応募するたびにくる転職サイトからの連絡に対応できない
- 信頼できるコンサルタントから求人の詳細を教えてもらいたい
ナース専科転職は利用者の声が見当たらなかったため、「みんなが使っていて、満足度評価の高いサイトを使いたい」という方は、別の大手サイトを利用するようにしましょう。
次の章では、当サイトが取得した看護師の口コミをもとに、大手転職サイトランキングを紹介します。
5.利用者からの評価が高い看護師向け転職サイト
当サイトでは、看護師723人を対象にしたアンケート調査をもとに、数ある看護師転職サイトの中から特に高評価だったサイトを厳選しました。
転職サイトの選定基準
- 求人数・質
…各就業先の求人の量と質 - 利用者満足度(提案&サポート力)
…看護師一人ひとりのニーズにぴったりの提案・サポートをしてくれるかどうか
結果は以下の通りです。
転職サイト | 求人数|利用満足度 |
1位 看護roo! | 55,000件|★★★★☆4.3 利用者満足度96.3%、看護師さんからの人気No1の転職サイト。細かい条件で求人が探しやすく、面接対策&サポートも手厚い。 |
2位 レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 119,000件|★★★★☆4.1 総求人数トップレベル!累計40万人以上の利用者がいる転職サイト。LINEで最新の求人情報が得られるなど、気軽に転職活動ができる |
3位 マイナビ看護師 | 52,000件|★★★★☆4.0 求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国25箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい |
4位 ナースではたらこ | 92,000件|★★★★☆3.9 気になる病院を指名して求人募集状況を確認してもらえる「逆指名求人」が魅力の転職サイト |
5位 ナース専科転職(※旧ナース人材バンク) | 190,000件|★★★★☆3.8 地域専任のキャリアコンサルタントによるスピーディな対応が魅力。サイトの求人ページでは「職場の口コミ」などの情報も分かる |
※より詳しいサイト紹介は『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』で行っていますので、参考にしてください。
1位看護roo!
『看護roo!』は、転職経験のある看護師さんから最も選ばれている、人気No1の看護師転職サイトです。
登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人も多数保有しています。
看護roo!の特徴
- 利用者満足度96.3%
- 公開求人55,907件+非公開求人も多数
- 面接同行や選考対策など手厚いサポート
さらに、細かい条件を組み合わせて仕事探しができるため、希望にぴったりの求人を見つけやすくなるでしょう。
『看護roo!』は、30年以上に渡る転職支援実績のある株式会社クイック(東証一部上場企業)が運営するサービスです。
信頼と実績も十分で、面接時に希望者には専任の女性スタッフが同行してくれるなど、きめ細かいサポートが魅力といえます。
こんな看護師さんにおすすめ
- みんなが使っていて、実績豊富な人気のサイトを利用したい
- 給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい
- はじめての転職で不安なのでプロに相談したい
2位レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』は、求人数がトップレベルの転職サイトです。キャリアアドバイザーが、病院や施設を訪問して直接取材を行っており、現場のリアルな情報を提供しています。
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の特徴
- 累計利用者数40万人以上
- 友だちに勧めたい転職サイトランキングNo.1
- 総求人数は135,763件と転職サイトトップレベル
「人間関係や施設の雰囲気はどうか」「子育て中の看護師が働きやすい環境か」などの情報を踏まえて、最適な提案をしてもらえるのもポイントです。
また、LINEで「新着求人情報が届く」「担当のキャリアアドバイザーに相談できる」など、気軽に転職活動ができる点も魅力的といえます。
こんな看護師さんにおすすめ
- できるだけたくさん求人が見たい
- 職場の雰囲気や内部情報を知りたい
- 気軽に求人探しがしたい
3位マイナビ看護師
『マイナビ看護師』は、大手人材企業マイナビが運営する定番の転職サイトです。
数週間で内定を目指す「スピード転職」や、数ヶ月に渡ってゆっくりと職場を探す「じっくり転職」など、求職者の都合に合わせたスピード感でのサポートをしてくれます。
マイナビ看護師の特徴
- 看護師認知度5年連続No1の定番転職サイト
- 求人数は6万件以上
- 大手マイナビならではの情報ネットワークも強み
加えて、面接の日程調整なども、キャリアアドバイザーが代行してくれるサービスも提供しています。自分のペースで転職活動を進めるのに最適な転職サイトといえるでしょう。
こんな看護師さんにおすすめ
- なるべく早く次の仕事を見つけたい
- 数ヶ月かけて余裕を持って転職活動したい
4位ナースではたらこ
ナースではたらこの特徴
- 気になる病院を指名して探せる
- 問い合わせのフリーダイヤルは24時間受付
『ナースではたらこ』は、医療機関への「逆指名求人」が特徴的な看護師転職サイトです。
逆指名求人とは、求職者が気になる病院を指名すれば、求人募集が行われていない場合でも、その都度キャリアアドバイザーが求人の状況や条件を確認してくれるという仕組みです。
求職者側から病院を指名できるため「以前から気になっている病院で働きたい」という方にとっては、役に立つサイトと言えるでしょう。
また、問い合わせのフリーダイヤルは24時間受付をしているので、夜勤が多く・勤務シフトが不規則という方でも安心です。
こんな看護師さんにおすすめ
- 「この病院で働きたい」という希望がある
- 勤務シフトの都合上、なかなか転職活動をする時間がない
5位ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)
- 年間利用者10万人以上
- 地域に特化した専任のキャリアアドバイザーが在籍
『ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)』は、年間10万人以上の看護師が利用する転職サイトです。
同社のキャリアコンサルタントは地域専任の担当制となっており、各エリアの医療機関の看護師募集状況などの最新情報を熟知しているため、スピーディかつ詳細な情報収集が期待できます。
また、病院を病床数で絞り込んだり、介護施設を施設形態で検索できたりと、求人の探しやすさにも定評があります。
サイトの求人情報が「職場スタッフの口コミ」や「給与モデル」まで詳細に記載されている点も特徴的で、転職後の働き方を具体的にイメージできるでしょう。
- スピード感のある対応をしてほしい
- 応募に詳しい情報を集めておきたい
6転職サイトをより効果的に利用する7ポイント

- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。 「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。 そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。 ※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。 担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。 コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。 この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。 そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。 企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。 企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
転職サイトも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。 優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。 以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。
7【図解】転職サイト利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。 転職サイトに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。
Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。 登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。 例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。 正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。 事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが転職サイトのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。) 初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。 思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。 それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。 場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。 最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。 自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。 求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職サイト経由は圧倒的に有利です。Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。 あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。 対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。 面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。 また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職サイトであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!Step 10.退会手続きをする
転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。 万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。 転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。 転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。さいごに
ナース専科転職を利用すべきか、メリット・デメリットを踏まえた判断基準をお伝えしました。
転職サイトごとに確認すべき求人を一度に見られるサイトであるため、「転職サイト横断で求人を見てみたい」という方は活用してみるのもよいでしょう。
あなたが最高の転職をできるよう、祈っております。