「看護師の転職は何年目がよいのだろう」
「今すぐ転職して大丈夫…?」
と考えていませんか。
結論から言うと、看護師が転職をするなら、5年目以降がベストです。
看護師は転職しやすい職種ですが、転職する時期を誤ると、転職先が上手く決まらないことや、その後のキャリアプランに影響が出るなど、多くのデメリットあります。
この記事では、元看護師で転職コンサルタントの私が、看護師転職のベストな時期とその理由について解説します。
- 看護師転職するなら、5年目以降がベスト!
- 4年目以下の看護師転職は極力避けるべき!5つの理由
- 職場環境が著しく悪いか明確な将来像があるなら転職してもOK!
- 転職したい看護師におすすめする転職サイト3選【ベストな時期もわかる】
- 看護師がベストな転職をするために押さえるべきポイント
この記事を読めば、看護師転職をするベストな時期が分かるでしょう。
編集部が実施した看護師723名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。
キャリア・転職に悩んでいたり、今の仕事・職場から離れようかなと考えていたりするすべての看護師におすすめの相談先です。
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1.看護師転職するなら、5年目以降がベスト!
結論、看護師が転職するなら、5年目以降がベストです。5年目を過ぎるとこれまでの経験が十分評価されるため、転職自体はそう難しいものではなくなるからです。
丸4年以上の臨床経験を経た看護師は、いわば「中堅看護師」であり、5年目以降看護師の採用ニーズは1~4年目の新人看護師よりも非常に高くなります。看護師転職では「即戦力として十分な看護技術が身についていること」が最重要だからです。
実際に、看護師を対象にした複数の研究調査をみると、21の研究のうち20の文献で、「5年目=中堅」と定義されています。(参考:中堅看護師の職業継続に関する文献検討)
5年目以降の看護師が身につけている看護技術や知識、マネジメント経験は、即戦力採用がメインの看護業界において高く評価されやすいのです。
このため、キャリアアップや職場を変えたいと考えているかたは、5年目以降に転職することをおすすめします。
注意:コロナ禍で看護師の転職難易度は上がる可能性がある
5年目以降の看護師さんでも、昨今のコロナ禍により、看護師の転職難易度は上がる可能性があります。
新型コロナウイルスの影響で、赤字になる医療機関が増え、採用を控える施設が増加しているからです。
事実、2020年2月時点の有効求人倍率は2.60倍でしたが、2020年10月は2.10倍、2021年4月時点で1.98倍と、下降の一途をたどっています。(出典:e-Stat)
このため、看護師の転職難易度は上がりやすく、今すぐ転職したいと考えているかたは「本当に今転職すべきなのか」を慎重に考えたうえで判断しましょう。
2. 4年目以下の看護師転職は極力避けるべき!5つの理由
看護師が転職するなら5年目以降がベストであるということをお伝えしましたが、その中でも特に4年目以下の転職は極力避けるべきです。
この章では、その理由をご紹介します。
- 2-1.スキルがないと受け入れてくれない
- 2-2.応募できる求人が少ない
- 2-3.転職できたとしても仕事についていけない可能性がある
- 2-4.チームリーダーやプリセプターを経験していない
- 2-5.転職後の給与に差が出やすい
ぜひチェックしてみてください。
2-1.スキルがないと受け入れてくれない
1つ目の理由は、スキルがないと受け入れてくれないという点です。
職場が中途採用で新しく採用をする場合、基本的に即戦力となる豊富な実務経験が求められるため、経験の浅い4年目以下の看護師の採用率は低くなります。
特に、ICUや手術室などの高いスキルを求められる診療科や職場に転職したい方は、今の職場で経験を積んでから転職する方が得策と言えるでしょう。
ただし美容系や不妊治療のような専門分野では、それまでの経験を踏まえた業務より新たに覚えることの方が多いため、吸収の速い4年目以下の採用をおこなっている職場もあります。
このため、専門性の高い職場への転職によってキャリアアップしたいと考えている方は、転職先で必要とされるスキルを確認してから、転職時期を判断することがおすすめです。
2-2.応募できる求人が少ない
看護師4年目以下で転職しようとする場合、5年目以降で転職する場合とくらべると応募できる求人は少なくなってしまいます。
なぜなら中途採用は、即戦力の人材を募集するものだからです。たいていの場合、臨床経験3年以上のような条件が設けられています。
もちろん「未経験歓迎」という求人はありますが、これはあくまで「病棟で長年勤務した人が、未経験の訪問看護に転職する」など、他の診療科での経験が豊富ということを意味し、経験が浅い看護師を受け入れているというわけではありません。
年度の途中で受け入れ体制がない病院もある
また、年度の途中での受け入れ体制がない病院もあります。
すでに経験が豊富な看護師であれば、即戦力として年度の途中で採用しても活躍することができますが、4年目以下の看護師だと教育が必要と考えられるケースが多いです。
しかし、規模の大きい病院でない限り、途中で入職した若手職員を、丁寧に教える仕組みが整っている現場は非常に稀です。
結果的として転職先の選択肢が減ってしまいます。
2-3.転職できたとしても仕事についていけない可能性がある
仮に4年目以下で転職できたとしても、新しい職場の仕事についていけない可能性も大いにあります。
前述の通り、中途採用はすでにスキルがある人を採用することが基本であるため、受け入れ側も万全の教育体制を整えているとは限りません。
そのため、身に付いていないスキルも多い状態にもかかわらず、いきなりたくさんの仕事を任されるという可能性もあります。
以下は、1年目で転職し「失敗した」と感じているかたのコメントです。
しっかりとした教育を受けられませんでした
教育担当の看護師がついたとしても、職場の状況によっては忙しくて教えてもらう時間ないなども考えられるため、一通りのことを自力でできるようになってから転職する方が良いでしょう。
2-4.チームリーダーやプリセプターを経験していない
4年目以下では、チームリーダーや後輩にマンツーマンで指導するプリセプターなどを経験していない可能性が高いです。
特にチームリーダーは4年目から任されることが多く、以下のような業務を経験することでマネジメント能力が身に付きます。
- 病棟全体の情報収集・把握
- 看護計画の立案・修正
- 他の看護師への指示出し、サポート
- 医師、他部署との連携
また、プリセプターとして新人看護師にマンツーマンで指導をすることは、後輩の成長を感じるだけでなく、自分の知識や技術を再確認し定着させる期間にもなるため、ご自身が一気に成長するチャンスとなるのです。
9ヶ月が経ち、プリセプティに教えることの大変さや難しさ、知識不足を日々痛感していますが、それは自分にとっても成長できるチャンスなのだと捉えています。
出典:練馬光が丘病院 看護部
後輩を指導する立場を経験すると、転職先で即戦力として評価されやすくなるため、転職の前に経験しておくことをおすすめします。
2-5.転職後の給与に差が出やすい
4年目以下での転職と5年目以降の転職では、転職後の給与に差が出やすくなります。
というのも、丸3年間以上の臨床経験と、チームリーダーの経験によって1人前と見なされることが多いため、その経験をしたのちに転職すると、次の転職先での給与水準が高くなりやすいからです。
実際に、看護師を採用する際、経験年数を賃金処遇に考慮すると答えた医療機関は全体の90%以上となりました。
出典:日本看護協会
このため、経験年数が浅いキャリアでの転職の場合、年収アップはかなり難しいでしょう。
また、その中でも勤続年数が3年未満の場合、退職金が支給されない医療機関が多く、丸3年未満で転職をすると損をしてしまうことになります。
出典:マイナビ看護師
このように、給与の低さを理由に転職を考えている方は、転職先で給与アップしやすい条件を考慮すると、3年目以下での転職は慎重に判断することがおすすめです。
ただ、人によっては、4年目以下で転職しても良いでしょう。次章では時期を待たずに転職しても良い人の特徴をお伝えします。
3.職場環境が著しく悪いか明確な将来像があるなら転職してもOK!
看護師転職のベストな時期は5年目以降であり、特に3年目以下の転職は避けるべきですが、人によっては時期を待たずに転職しても良いでしょう。
この章では、その特徴をお伝えします。
ご自身に当てはまるところをぜひご覧ください。
3-1.毎日の仕事が辛すぎて健康が害されている
毎日の仕事が辛すぎて健康が害されているかたは、時期に関係なく転職しても問題ありません。
出社したくない状態や、療養が必要となるようなストレスを抱えている場合、うつ状態や不眠が続くなどの健康障害が出ている場合は、休職や退職を検討することをおすすめします。
その状態で仕事を続けても、力を付けるどころか今持っている力を発揮することが出来ませんし、体調を崩して働けなくなってからでは、看護師としてのキャリアが途絶える可能性もあるからです。
まずはご自身の体調を大事にし、健康を回復することを最優先に考えましょう。
3-2.労働基準法に違反するような職場である
労働基準法に違反するような職場で働いているかたも、時期を待たずに転職して良いでしょう。具体的には、以下のような職場です。
- 45時間以上の残業が発生する月が1年で7ヶ月以上ある
(時間外労働の上限は原則月45時間・年360時間で月45時間を超えられるのは年6ヶ月まで) - 勤務体制が4週7休制で祝日休みなし、長期連休も取れない
- 夜勤回数や日数が平均よりも多い(2交替制5回以上、3交替制8日以上)
(2交代制平均夜勤回数は4.11回、3交代制は7.53日)※出典:2020年度夜勤実態調査 - 年次有給休暇を取らせてもらえない
(年10日以上の有給休暇がある場合、年5日は取得義務がある) - 病院への評価や口コミが異様に低い
他にも、勤務先において残業代の未払いや、雇用契約とは異なる業務内容をしているなど、労働基準法に違反するような事態が続いている職場なら、退職を検討することをおすすめします。
近年、医療機関は労務管理・労働時間短縮の取り組みを進めている職場が増えているものの、その実態は入職してからはじめて分かることも多いです。
特に、仕事を続けても改善の兆しが見えず、長く勤めるとご自身の体調に悪影響を及ぼす可能性がある、デメリットや負担が大きいなど、マイナス面が多いのであれば、早々に決断した方が良いかもしれません。
3-3.将来の明確なキャリアビジョンがある
看護師として将来の明確なキャリアビジョンがあるかたも、時期に関係なく転職しても問題ありません。
今の仕事に励みながらも、将来のキャリアビジョンを考えておくことは大切なことです。基本的に知識やスキルを身に付けてからの転職の方がメリットは大きいですが、職種によっては早く転職した方が良い場合もあります。
将来的にやりたい仕事がある場合、その仕事に就いた際に求められるスキルや、転職時の応募条件についてよく確認し、今のご自身の状態で転職することがベストであると自信を持って判断できるのであれば、転職しても良いでしょう。
次章では、転職したい看護師さんにおすすめする看護師転職サイトを紹介します。転職サイトに登録すると、コンサルタントから希望職種への転職にベストな時期についても聞くことができるため、ぜひ活用してみてください。
4.転職したい看護師におすすめする転職サイト3選【ベストな時期もわかる】
この章では、転職したい看護師さんにおすすめする看護師転職サイトを紹介します。当サイトでは、転職経験のある看護師さん723人に、転職サイト85社についてアンケート調査をおこないました。
数ある転職サイトのなかから、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い看護師向け転職サイト」をピックアップしました。
転職サイト選定基準
- 求人数 …総求人数が多いほど、理想にぴったりの求人を見つけやすい
- 利用者満足度(提案&サポート力) …利用者の口コミをもとにサービスの質を評価。優秀なキャリアアドバイザーに担当してもらえれば、理想の職場を提案&手厚いサポートが期待できる
利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職サイトは、以下のとおりとなりました。
転職サイト | 求人数|総合満足度 |
---|---|
1位 看護roo! | 55,907件|◎4.3 利用者満足度96.3%、看護師さんからの人気No1の転職サイト。細かい条件で求人が探しやすく、面接対策&サポートも手厚い。 |
2位 レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 135,763件|○3.8 総求人数トップレベル!累計40万人以上の利用者がいる転職サイト。LINEで最新の求人情報が得られるなど、気軽に転職活動ができる |
3位 マイナビ看護師 | 60,875件|◎4.1 求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国22箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい |
※求人数2022年8月更新
この記事では3サイトに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』を参考にしてください。
1位.看護roo! | 看護師さん利用者満足度No.1
『看護roo!』は、転職経験のある看護師さんから最も選ばれている、人気No1の看護師転職サイトです。
登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人も多数保有しています。
看護roo!の特徴
- 利用者満足度96.3%
- 公開求人55,907件+非公開求人も多数
- 面接同行や選考対策など手厚いサポート
さらに、細かい条件を組み合わせて仕事探しができるため、希望にぴったりの求人を見つけやすくなるでしょう。
『看護roo!』は、30年以上に渡る転職支援実績のある株式会社クイック(東証一部上場企業)が運営するサービスです。
信頼と実績も十分で、面接時に希望者には専任の女性スタッフが同行してくれるなど、きめ細かいサポートが魅力といえます。
こんな看護師さんにおすすめ
- みんなが使っていて、実績豊富な人気のサイトを利用したい
- 給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい
- はじめての転職で不安なのでプロに相談したい
2位.レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 求人多数で選択肢の幅が広い!
『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』は、求人数がトップレベルの転職サイトです。キャリアアドバイザーが、病院や施設を訪問して直接取材を行っており、現場のリアルな情報を提供しています。レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の特徴
- 累計利用者数40万人以上
- 友だちに勧めたい転職サイトランキングNo.1
- 総求人数は135,763件と転職サイトトップレベル
「人間関係や施設の雰囲気はどうか」「子育て中の看護師が働きやすい環境か」などの情報を踏まえて、最適な提案をしてもらえるのもポイントです。
また、LINEで「新着求人情報が届く」「担当のキャリアアドバイザーに相談できる」など、気軽に転職活動ができる点も魅力的といえます。
こんな看護師さんにおすすめ
- できるだけたくさん求人が見たい
- 職場の雰囲気や内部情報を知りたい
- 気軽に求人探しがしたい
3位.マイナビ看護師|ペースに合わせて転職できる
『マイナビ看護師』は、大手人材企業マイナビが運営する定番の転職サイトです。数週間で内定を目指す「スピード転職」や、数ヶ月に渡ってゆっくりと職場を探す「じっくり転職」など、求職者の都合に合わせたスピード感でのサポートをしてくれます。
マイナビ看護師の特徴
- 看護師認知度5年連続No1の定番転職サイト
- 求人数は6万件以上
- 大手マイナビならではの情報ネットワークも強み
加えて、面接の日程調整なども、キャリアアドバイザーが代行してくれるサービスも提供しています。自分のペースで転職活動を進めるのに最適な転職サイトといえるでしょう。
こんな看護師さんにおすすめ
- なるべく早く次の仕事を見つけたい
- 数ヶ月かけて余裕を持って転職活動したい
5.看護師がベストな転職をするために押さえるべきポイント
看護師がベストな転職をするために、転職活動時に押さえるべきポイントは以下7ポイントです。
ご自身の転職活動を最高のものにするためにも、ぜひ活かしてみてください。
- Point1.自己分析を徹底的におこなう
- Point2.一人で転職活動を進めない
- Point3.なんとなくで職場を選ばない
- Point4.内定した後に、採用の条件を必ずよく確認する
- Point5.口コミサイトや職場見学で転職先の雰囲気を確認する
- Point6.現職場を「辞めない」という選択肢を残す
- Point7.転職活動をするなら、転職サイトを活用する
早速ご紹介します。
Point1.自己分析を徹底的におこなう
転職活動を始める際は、自己分析を徹底的におこなうことは重要です。
自己分析は、どうして転職をしたいのか、どのような職場に転職したいのかを明確にし、転職活動をスムーズに進めるために大切と言えます。
転職活動の課程で自分への理解が甘いと、転職後に「失敗した…」と気付いてしまうことが多くなってしまうのです。
転職成功に導く自己分析は、以下の4ステップでおこないます。
- 振り返り:今までの経験
- Will:何がやりたいのか
- Can:何ができるのか
- Must:何が求められているのか
自己分析で大切なことは、「私はこうだから」という固定観念をまず捨て、しっかりと自分に向き合うことです。
家族や友人などの第三者から意見をもらうことも良いですが、言いなりになることと、意見を受け止めることは大きく異なります。必ず自己分析をして、最終的に自分で判断をしましょう。
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プロ直伝!転職を成功に導く自己分析4ステップ【シート付】
Point2.一人で転職活動を進めない
特に初めての転職活動をする方は、一人で転職活動を進めず、詳しい人に話を聞きながら転職活動を行いましょう。
- そもそも転職すべき状況なのか
- どんな職場に転職すればいいか
- あなたの経験・スキル的にどのくらいの年収を狙えるか
- 面接ではどういったポイントをアピールすべきか
こういったものは明確な答えがなく、失敗すると人生の歯車が狂う可能性もあります。
そのため、周囲で人事の仕事をしていたり、転職に詳しい人がいたりした場合、その人に相談するようにしましょう。
Point3.なんとなくで職場を選ばない
なんとなくで職場を選ばないことも重要です。深く考えずに職場を決めてしまうと「こんなはずじゃなかった」などと後悔する可能性が高くなるためです。
このため、なぜ今の職場を退職したいのか、どうすれば納得して働けるかをしっかりと考えた上で職場選びをしましょう。
「興味があれば、とりあえず応募してみる」は問題ありませんが、自身の価値観や強みなどを分析するためにも、自己分析や職場研究をしっかりおこない、その職場への志望動機などを明確することが大切です。
Point4.内定した後に、採用の条件を必ずよく確認する
採用内定通知書などで必ず給与、入社日、労働時間などの条件を確認しておきましょう。
特に給与に関しては残業や手当を含むのかまで確認し、納得してから内定を承諾しましょう。わからなかったら採用担当者に確認することをおすすめします。
求人票と採用の条件が違うこともあるため、しっかりと確認せずに承諾してしまうと、思っていた条件と違う…ということにもなりかねません。
後述する転職サイトのコンサルタントに相談しておくと、必要に応じて給与交渉を代理でしてもらえます。
ご自身での給与交渉は難しいと感じる方も多いため、不安な方は転職サイト経由での応募がおすすめです。
Point5.口コミサイトや職場見学で転職先の雰囲気を確認する
口コミサイトや職場見学で転職先の雰囲気を確認しておくことも大切です。
サービス残業が多かった、人間関係が悪い、年功序列で仕事がしにくいなど、入職後に後悔しないよう、職場の雰囲気は必ずチェックしておきましょう。
「ナスコミ」などの口コミサイトを活用すると、実際にそこで働いた看護師さんがリアルな口コミを書き込んでおり、希望病院の雰囲気を簡単に調べられます。
また、面接時に職場の雰囲気をチェックする、転職サイトの担当者に職場の人間関係について尋ねるなど、多くの方法で情報収集することがおすすめです。
Point6.現職場を「辞めない」という選択肢を残す
また、現職場を「辞めない」という選択肢も残しておくことがおすすめです。
転職活動をしていると、今の職場の見え方が変わってくることは多々あります。実際転職活動をした結果、今の職場の良い部分が見え、以前よりも納得感を持って働けるようになったという方は多いからです。
このため、内定をもらったら、「今の職場とくらべてどうなんだろう」と一回立ち止まって考えてみると良いでしょう。
また、年齢に応じて差はありますが、転職しやすい看護師業界でも、転職回数が多いと選考時に不利となってしまうため、その貴重な1回を将来の転職のために取っておくことも一つの手段です。
Point7.転職活動をするなら、転職サイトを活用する
転職活動をするなら、転職サイトを活用するようにしましょう。転職サイトを活用すると、以下のようなメリットがあります。
- あなたに合った転職先を提案してくれる
- 転職のプロにキャリア相談ができる
- 応募書類の添削を受けられる
- 面接対策ができ、選考通過率がアップする
- 病院とのやり取りを代行してくれる
- あなたのことを病院の採用担当者にアピールしてくれる
- 内定決定後もサポートしてくれる
転職サイトに登録すると、それぞれの求職者に転職のプロであるコンサルタントが付き、職場環境や入職後の仕事の詳細、求められるスキルの詳細など、求人票では分からない情報を得ることができるのです。
また、看護師転職に関しても熟知しており、転職自体の相談も可能です。このため、ご自身では「今転職するのがベスト!」と思って転職したのに、やっぱり違ったかも…と後悔してしまうような事態も防ぐことができます。
転職サイトを活用することで、ご自身にベストな時期での転職が可能となるのです。なお、転職サイトへの登録・相談は無料です。
さいごに
看護師転職のベストな時期についてお話しました。
看護師が転職するなら5年目以降がベストではあるものの、職場環境が著しく悪い、将来のキャリアプランが明確など理由によっては、時期を待たずに転職して良い場合もあります。
このため、転職したいと考えている、転職したいけど今動くべきか分からない…というかたは、『看護roo!』や『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』などの看護師転職サイトに相談することがおすすめです。
転職のプロであるコンサルタントから転職にベストな時期を教えてもらうことができます。
転職サイトへの登録・相談は無料です。自分に合う求人や担当者を見つけるためにも、2~3社を併用し、ご自身に合うところを見つけてみてください。
あなたの転職が成功し、未来が明るいものになるよう願っています。