大卒で看護師を目指すとき
- 「大卒看護師の年収ってどのくらいなんだろう?」
- 「大卒で看護師を目指して後悔しないか不安」
と悩みますよね。
看護師の給料事情を詳しく知らない状態であると、のちに転職を視野に入れ始めるのではないかと考えると、就職に踏み込めないでしょう。
本記事では、大卒看護師が増加している背景に触れつつ、年収や給料事情について詳しく解説していきます。
最後まで読めば、大卒看護師のお金事情について理解し、給料アップに向けて最適な選択をできるようになります。ぜひ参考にしてみてください。
この記事を読むとわかること
- 大卒看護師の給与事情
- 大卒で看護師になるメリット・デメリット
- 大卒看護師が働くうえで大事なこと
- 大卒看護師が給与アップする方法
- 大卒看護師におすすめの転職サイト
大卒看護師は年々増えている
まずは大卒看護師が増えている現状に即して、下記の内容を確認していきましょう。
大卒看護師が増えている背景
大卒看護師国家試験の合格者数|推移と割合を紹介
大卒看護師の割合が増えている理由として、大卒看護師の合格者数が増えていることが挙げられます。厚生労働省が発表した「新卒と既卒の看護師数合計」と「国家試験合格発表」から、過去5年分の大卒看護師の合格者数を下記に算出しています。
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全体の合格者数(人) | 大卒看護師の合格者数(人) | 大卒看護師の合格率(%) | |
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2023年 |
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2021年 |
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2020年 |
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2019年 |
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2018年 |
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加えて、日本看護協会の「看護系大学数及び入学定員の推移」によると、看護師の養成所に該当する4年制大学数も年々増え続けています。20年前と比べると約6倍に増え、2023年時点で合計303校を記録しています。
大卒看護師・専門卒看護師の平均収入の差
日本看護協会の「2022 年 病院看護・助産実態調査 報告書」から算出した、初任給・年収の差は下記のとおりです。
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平均基本給与額 | 平均基本給与額(税込) | 推定年収 | |
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大卒看護師 |
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専門卒看護師 |
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差額 |
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※(平均給与額(税込)×12)+(平均基本給×2(ボーナス支給額))で算出
上記のように、看護師の初任給・年収は大卒看護師の方が専門卒看護師よりも若干高いことがわかります。推定年収に関しては、約11万円の差があるようです。
わずかな差ですが、約40年働き続けた場合を想定すると、単純計算でも400万円ほどの差が生じることになります。
大卒看護師の給料事情を細かく調査
本章では、大卒看護師の年収をいくつかの区分に分けて、細かく見ていきます。
都道府県による違い
大卒看護師の初任給を都道府県別に分けたものを、金額が高い順で以下にまとめました。
平均の27万円を上回っているのが13県で、関東エリアに集中していることが分かります。千葉・東京などのエリアは30万円近くあり、全体の平均を引き上げているようです。
施設規模による違い
看護師の年収は病院によって異なり、特に病床数が増えるほど看護師の給与も高くなります。
病床数 | 初任給(万円) |
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99床以下 |
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100~199床 |
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200~299床 |
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300~399床 |
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400~499床 |
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500床以上 |
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規模の大きな病院ほど高度・最新の医療設備を備えており、スキル・経験にプラスの影響を与えます。その結果、間接的ではありますが、キャリアを重ねた際に高年収・好待遇で転職できる可能性が高くなるでしょう。
また、高水準のスキルが求められる部署では、危険手当などの手当が付加され、結果として給料が高くなるケースもあります。
設置主体別の違い
大卒看護師の初任給は、その病院をどこが運営しているかによっても違います。
以下は、大卒看護師の初任給を、どこが運営しているかで分けて高い順に並べたものです。
運営元 | 初任給(万円) |
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社会保険関係団体 |
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私立学校法人 |
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日本赤十字社 |
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社会福祉法人 |
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公立 |
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国立 |
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済生会 |
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医療法人 |
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その他法人 |
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会社 |
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公益法人 |
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医療生協 |
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その他医療機関 |
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厚生連 |
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看護師の職場の多くを占める医療法人の初任給は、全体平均とほぼ同水準です。
社会保険関係団体や私立学校法人などが高い傾向にありますが、それほど明確な差があるわけでもなく、実際のところは残業の量など、各病院や勤務先によって異なります。
大卒で看護師に就任する6つのメリット
大卒を経て看護師になるメリットは以下の6つです。
それぞれ解説しているので、参考にしましょう。
給与や待遇が良い
大卒看護師のメリットとしては、給与や待遇が好条件であることが挙げられます。専門卒看護師と同じ業務をこなしつつ、毎月の給与が多くもらえるからです。
専門学校を卒業している看護師と比べても、基本給が8,000円前後高く設定されているのは、うれしいポイントといえます。企業側としても大卒看護師の教育課程や深い考察力を評価していると考えてよいでしょう。
知識を幅広く習得できる
大卒看護師は、教育課程をとおして幅広い知識を習得できるのもメリットの一つです。短期大学や専門学校では深く触れることの少ない一般教養を履修できます。
医療現場では直接的な関わりが少ない知識も含まれますが、深い考察力を養うことに役立つのです。
豊富な知識を備えることで、あらゆる視点から問題解決に取り組む土台を作り出せます。同僚の看護師や上司、患者さんとの人間関係・社会環境の構築にもつながるでしょう。
大卒看護師を目指す方のなかでも、4年制大学を選択できる方は、ぜひ進学を検討しましょう。
企業への転職がしやすい
大卒で看護師を目指す方のメリットは、企業への転職がしやすいことです。
一般企業はもちろん、製薬会社や美容クリニックなどでも看護に関わる求人を募集しているケースもあるようです。就業中の資格取得をとおして、病院以外の看護業務に転職できるでしょう。
また、求人の募集要項には「学歴が4年制大学卒業以上」と定められている場合もあります。大卒看護師なら転職先の選択肢が広げられるのです。
さらに、大卒看護師から大学院へステップアップしている方なら、大学院卒を条件としている就職先も目指せます。ご自身が貢献したい仕事内容への転職も実現しやすくなります。
進路選択の幅を広げやすい
大卒看護師には、進路選択の幅を広げやすいメリットがあります。なぜなら看護教育に精通した4年制大学では、保健師や助産師・養護教諭の資格取得に挑戦できる傾向があるからです。
各国家試験と養護教諭を活用することで、大学卒業後の進路選択を幅広く検討できるようになります。選考時も資格を所有していれば、自己PRの材料にすることも可能です。
加えて養護教諭一種免許状や二種免許状、専修免許状を取得することで、保健室の先生としての就任も目指せます。大学院へ進学すれば、研究者として臨床を支える道も選べます。
大卒看護師以外の進路も検討している方は、ぜひ資格の取得にチャレンジしてみてください。
なお、保健師や助産師・養護教諭に関する詳しい情報は、下記の記事をチェックしましょう。
短期間で専門看護師に就任できる
大卒看護師の方なら、短期間で専門看護師に就任できるメリットがあります。看護師として働きながら資格取得をすることで、さらなるキャリアアップを目指せるのです。
なお、専門看護師の例としては「専門看護師」や「認定看護師」などが挙げられ、専門看護師を目指す場合は大学院への進学が条件となります。
しかし大卒看護師は、資格取得に必要な基準を満たしていると判断されるため、専門卒の看護師より最短で専門看護師を目指せるのです。
専門卒看護師の方でも入学基準を満たしているなら、専門看護師の道を目指せますが、大卒看護師よりも時間がかかる懸念点があります。
キャリアを認められやすい病院もある
大卒のほうが、看護師としてのキャリアを認められやすいケースもあります。
学生時代から論文や学術的な研究に携わるので、働いてからも目に見える成果を残しやすくなるからです。
一例ですが、下記のような経験が評価され、間接的に収入に影響することもあります。
- 看護研究に携わり学会の研究発表会に参加した
- 症例から論文作成し専門誌に掲載された
ただし、大規模病院であれば看護研究や論文発表などをおこなうため、学歴でそれほど明確な違いがあるとは言い切れません。
大卒で看護師に就任するデメリット【2つ】
続いて、大卒の方が看護師に就任するデメリットを紹介します。メリットとあわせて把握し、就職・転職活動を進めていきましょう。
大卒看護師のデメリット
看護師になるまで時間とお金がかかる
大卒で看護師を目指す場合、専門卒や短大卒の方に比べて時間とお金がかかる点がデメリットです。
看護師として入念な教育を受けられる分、在学期間が長いため1〜2年ほど就任するまで時間がかかります。
また、4年制の大学は専門学校に比べて費用が高くなったり、奨学金制度が少なかったりする傾向もあります。看護師になるまでの時間やお金を考慮して、専門学校への進学を選択する方もいるようです。
「一日でも早く看護師として働きたい」と考えている方は、注意しましょう。
「使えない」と判断される職場もある
大卒看護師は職場によっては「使えない」と判断されてしまう可能性があります。なぜなら即戦力が求められ、専門卒の看護師を重宝している職場もあるからです。
厚生労働省が定めた看護師等養成所のガイドラインによると、看護師の臨地実習の時間数は、1単位を45時間として構成すると決められています。大卒看護師と専門卒の看護師の学習時間に大きな差はないようです。
しかし専門学校での教育内容は実践能力を重視したカリキュラムになっているため、医療現場での実践スキルが高く評価される傾向があります。
大卒看護師は、専門卒看護師と比較されたときに「使えない」と判断される職場もあることを念頭に置いて、就職を検討しましょう。
大卒看護師が働くうえで大事な4つのこと
大卒看護師として積極的にキャリアを高めていくには、以下の4つの要素を意識して業務に取り組むことが重要です。一つずつチェックしていきましょう。
大卒看護師が働くうえで大事な4つのこと
学ぶ意欲
大卒看護師に限らず、常に学習意欲を持って仕事に取り組む姿勢を意識するのが大切です。業務内容についてメモを取ったり、わからないことを質問したりして、キャリアアップに努めましょう。
また、職場の研修や勉強会へ積極的に参加することでスキルアップにつながり、将来的な昇給・年収アップの実現にも近づきます。
一方、学習意欲が低い看護師の場合は目の前の業務をこなすのみの状態になり、経験年数にともなっての十分なスキルが身に付きません。転職する際も、スキル不足が原因で決まらないという事態も考えられます。
大卒看護師の方は「リアクション」ではなく「アクション」を重視して、ぜひ業務に取り組んでみてください。
長期的な勤続
大卒看護師の方が高収入を目指すなら、一つの職場に長く勤めるのも重要です。なぜなら管理職などの職位に就きやすくなり、年収が結果的に上がるケースがあるからです。
「管理職」と「非管理職」では平均年収に100万円以上の差が生じ、学歴によるものはなく経験年数や年齢によるものといえます。職場によっては、特別な条件や手続きがなくても「◯年以上勤めれば主任看護師として認定される」と定めていることもあるようです。
大卒看護師を目指している方は、就職・転職予定の職場が長期的に勤続できるかを考慮して探すことを意識しましょう。
コミュニケーション力
大卒看護師の方が高収入を目指す場合は、コミュニケーション力の向上に努めるのも大切といえます。看護師として働くうえで欠かせないスキルであり、患者とのやり取りはもちろん、同僚や上司との関係を築くために重要だからです。
特に相手の発言に耳を傾けて目を合わせ、心に寄り添って話しを聞く「傾聴」の姿勢が、良好な関係を築くためのポイントになります。在学中では学べないスキルであるため、実際に働きながら身に付けていきましょう。
病院の理念に沿った行動
大卒看護師が高収入を目指す際は、在職している病院の理念に沿った行動を意識して仕事するのが大切です。職場のキャリアビジョンに見合った人材として認識され、キャリアアップ・収入アップしやすくなります。
なお、職場によって異なりますが、以下のような明確な昇給基準を定めている場合があるようです。
看護師に関する昇給基準の例
- 病院独自の試験・面接による評価
- ポイント制度とレベルに見合った評価
- 求められる課題に沿ったレベルの達成状況
特に規模の大きな病院ほど、上記のような基準(クリニカルラダー)を明確に定めているケースが多いようです。
病院が理念にもとづいて策定したクリニカルラダーに沿ってキャリア形成をすることで、学歴に関係なく、収入アップを目指せるでしょう。
大卒看護師が年収をアップする4つの方法
大卒看護師が年収をアップするために有効な方法は以下の4つです。収入面に不安を感じている方は、現状の改善に向けて実践できる内容がないか確認してみてください。
大卒看護師が年収をアップする方法
資格取得に努める
大卒看護師が年収アップを狙う際は、資格取得に挑戦するのをおすすめします。なぜなら職場によっては資格手当が適用されるからです。
2023年に日本看護協会が実施した調査によると、看護師の資格である「専門看護師」は、月額(平均)11,566円が支給されるようです。
また「認定看護師」の資格取得時には、月額(平均)8,556円が適用されるとも報告されています。専門的な知識を習得しつつ約10万円の年収アップを見込めるのは、大きなメリットといえるでしょう。
資格取得による年収アップは、時間的・精神的に余裕がある看護師や、知識・スキルの幅を広げたい看護師の方におすすめします。
出勤する頻度を増やす
年収アップを目指す大卒看護師の方は、勤務時間や頻度を増やすのも一つの方法です。夜勤手当や残業手当が支給されるため、必然と年収がアップします。
シフトを申請するタイミングで、勤務時間や回数を増やせないか一度確認してみましょう。
なお、注意点として、ワークライフバランスや健康への悪影響になる可能性が挙げられます。
体力に自信がある看護師や、業務経験の機会を増やして職場に貢献したい看護師の方は、ぜひ挑戦してみてください。
キャリアアップを目指す
管理職へのキャリアアップを目指すのも、大卒看護師の年収アップに最適な方法です。管理職へ昇進することで、役職手当が適用されるためです。
例えば看護主任や看護部長・夜勤師長などが職場によって定められており、責任者として統括する立場を務めます。
しかし管理職に就ける人数は限られており、肩書きで評価されるケースが多いようです。勤務年数や経験を積んで、昇進に有利な状況を目指しましょう。
キャリア面による年収アップは、目標に向かって少しずつ努力できる看護師や、長期的なキャリアビジョンがある看護師に最適な手段です。
基本給が高い職場へ転職する
大卒看護師が年収アップを目指すには、基本給が高い他の職場へ転職するのもおすすめです。
転職先の雇用条件で給料が異なりますが、大卒看護師としての経験・スキルがある方なら、転職に苦戦する心配はないでしょう。
なお、看護師転職サイトを活用することで、ご自身の力のみで転職成功を目指すよりもスムーズに進められます。次の章を参考にして、まずは無料相談から利用してみてください。
大卒看護師の転職におすすめのサイト3選
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マイナビ看護師の特徴
- 看護師認知度4年連続No1の定番転職サイト
- 求人数は6万件以上
- 大手マイナビならではの情報ネットワークも強み
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なお、マイナビ看護師の詳細は、下記の記事でも確認できます。
おすすめの転職サイトについてより詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
大卒看護師の転職についてよくある質問
さいごに、大卒看護師の転職に関する質問を紹介します。下記3つの質問に対して回答していますので、順番に確認していきましょう。
専門卒でキャリア採用を目指すのは難しいですか?
専門学校を卒業した看護師でも、キャリア採用を目指せます。なぜなら、管理職への昇進を視野に入れたキャリア採用では、経験や年齢なども重視されているからです。
ポイントとしては、若いうちから長期的に働ける職場で実績を積み、昇進を目指すことが挙げられます。管理職候補になる40代以上の看護師は、同世代の看護師が少なくなる傾向もあるため、昇進の対象として有利になりやすいです。
医大卒の看護師以外でも大学病院の看護師になれますか?
医大を卒業していなくても大学病院の看護師は目指せます。なぜなら、学歴のみで大学病院への就任を判断する職場が減ってきているからです。
近年では看護師へ就職する割合は減少傾向にあり、最適な人材を求める採用担当側としては、スキルや経験なども重視してます。実際に、医大以外の学校を卒業している看護師の割合が多い大学病院もあるようです。
「医大卒の看護学生ではないから、大学病院は目指せないのではないか」と考えている方は、ぜひ一度選考に応募してみるとよいでしょう。
認定看護師や専門看護師に転職するメリットはありますか?
認定看護師や専門看護師は、看護免許とは別の資格が必要であり、専門性が問われる役職です。転職(資格取得)することでキャリアアップにつながります。
しかし資格取得には、5年以上の実務経験や専門教育・認定審査などを通過する必要があるため注意しましょう。勤め先によっては人手不足により、資格取得の事情を考慮してもらえないケースもあるからです。
資格取得を検討している方は、異動がないように上司に相談しておくのをおすすめします。
さいごに
本記事では大卒看護師が増加している背景や、大卒看護師のお金事情を詳しく解説しました。
看護師の給料は、学歴によって左右される傾向がありますが「どのようなスキルがあるか」「どのような経験をしてきたか」という要素も重要です。本記事の内容を参考にして、看護師を目指す大卒の方は、前向きに就職・転職活動を進めてみてください。
万が一、現職に不満があったり収入面に不安がある方は、看護師転職サイトへの登録を検討してみてはいかがでしょうか?おすすめ転職サイトを再提示しているため、まずは無料相談の申し込みから始めましょう。
転職サイト | 求人数|総合満足度 |
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1位 | 55,907件|◎4.3 利用者満足度96.3%、看護師さんからの人気No1の転職サイト。細かい条件で求人が探しやすく、面接対策&サポートも手厚い。 |
2位 | 135,763件|○3.8 総求人数トップレベル!累計40万人以上の利用者がいる転職サイト。LINEで最新の求人情報が得られるなど、気軽に転職活動ができる |
3位 | 60,875件|◎4.1 求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国22箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい |