看護師の転職面接でよく聞かれる質問19選&回答例【面接官が見ているポイントも解説】

「面接では何を質問されるんだろう」
「面接で気を付けることはあるかな…?」

看護師の転職面接では、人柄や志望動機に加え、入職したらどのような看護師になるのかが見られており、様々な角度から質問がされます。

そこでこの記事では、看護師の転職面接での頻出の質問や、面接官がチェックしているポイントについて解説します。最後まで読めば、転職面接の突破と理想のキャリアに近づくでしょう。

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※2025年11月17日更新
※弊社が実施した独自アンケートの結果に基づきます

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目次

【回答例つき】看護師の転職面接でよく聞かれる質問リスト

看護師の転職面接では、ある程度パターン化された質問が存在します。この章では、面接で聞かれる主要な質問をほぼ網羅し、それぞれの回答例とともにご紹介します。事前に準備しておくことで、本番でも落ち着いて自分の言葉で語ることができるでしょう。

面接官が知りたいのは、あなたのスキルや経験だけではありません。「なぜこの病院を選んだのか」「どんな看護を実践したいのか」「組織にどう貢献してくれるのか」といった、あなたの価値観や人となりを理解したいと考えています。

質問の意図を理解し、自分らしさが伝わる回答を準備することが、面接成功の鍵となります。

自己紹介と基本的なプロフィール

面接の冒頭では、必ずと言っていいほど自己紹介を求められます。ここでは単に経歴を述べるだけでなく、あなたの看護師としてのアイデンティティを簡潔に伝えることが重要です。

「簡単に自己紹介をお願いします」

この質問は面接の入り口であり、第一印象を左右する重要な場面です。氏名、これまでの勤務先と診療科、経験年数、そして今回の応募理由を2〜3分程度でまとめましょう。

口コミ・評判

回答例: 「〇〇と申します。看護師として8年の経験があり、前職では総合病院の循環器内科病棟で5年間勤務しておりました。急性期から慢性期まで幅広い患者様のケアに携わり、特に心不全患者様の退院支援に力を入れてまいりました。今回、貴院が地域包括ケアに積極的に取り組んでおられる点に魅力を感じ、これまでの経験を活かしながら、さらに地域医療に貢献できる看護師になりたいと考え、応募いたしました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」

「あなたの長所と短所を教えてください」

この質問では、自己認識の正確さとともに、短所をどう克服しようとしているかが評価されます。長所は具体的なエピソードとともに語り、短所は改善への取り組みとセットで伝えることがポイントです。

口コミ・評判

回答例: 「私の長所は、患者様やご家族の細かな変化に気づく観察力です。前職では、バイタルサインの数値だけでなく、表情や声のトーン、食事の進み具合などから体調変化を早期に察知し、医師への報告によって重症化を防げたケースが複数ありました。一方で短所は、慎重すぎるあまり判断に時間がかかってしまうことです。この点については、優先順位を明確にするトリアージの考え方を学び、緊急度に応じた判断ができるよう意識して改善に取り組んでおります。」

「休日はどのように過ごしていますか」

プライベートの質問は、あなたの人間性やストレス管理方法を知るために行われます。趣味や休息方法を通じて、心身のバランスを保つ工夫ができる人物かどうかを見ています。

口コミ・評判

回答例: 「休日は、平日の疲れをしっかりリセットすることを心がけています。午前中はヨガやウォーキングで体を動かし、午後は読書や友人との食事を楽しんでいます。また、月に一度は少し遠出をして、自然の中でリフレッシュする時間を大切にしています。オンオフのメリハリをつけることで、仕事にも集中して取り組めていると感じています。」

志望動機とキャリアビジョン

面接官が最も重視するのが、「なぜこの病院・施設を選んだのか」という志望動機です。ここでは、あなたの価値観と応募先の理念がどう結びつくかを明確に語る必要があります。

「なぜ当院を志望されたのですか」

この質問には、病院のホームページや理念をしっかり研究した上で、自分の経験や目指す看護観と結びつけて答えることが求められます。「通勤が便利だから」「給与が良いから」といった条件面だけの回答は避けましょう。

口コミ・評判

回答例: 「貴院を志望した理由は3つあります。1つ目は、地域に根ざした医療を実践されている点です。前職では急性期医療に携わってまいりましたが、退院後の患者様の生活まで見据えたケアの重要性を実感し、地域包括ケアに力を入れている貴院でその実践をしたいと考えました。2つ目は、多職種連携を重視されている点です。貴院の症例検討会では看護師の意見が積極的に取り入れられていると伺い、チーム医療の一員として成長できる環境だと感じました。3つ目は、継続教育制度が充実している点です。認定看護師の育成支援制度があることを知り、長期的にキャリアアップできる環境に魅力を感じております。」

「前職を退職した理由は何ですか」

退職理由は慎重に伝える必要があります。前職への不満や批判ではなく、前向きなキャリアチェンジの理由として説明しましょう。

口コミ・評判

回答例: 「前職では急性期の循環器内科で5年間勤務し、多くの経験を積むことができました。しかし、在院日数が短く、退院後の患者様の生活までフォローできないことにもどかしさを感じるようになりました。今後は急性期で培った技術を活かしながら、退院後の生活支援や予防医療にも関われる環境で働きたいと考え、地域包括ケアに力を入れている貴院への転職を決意いたしました。前職で学んだ急性期対応のスキルを、貴院でも活かしていきたいと考えております。」

「5年後、10年後のキャリアプランを教えてください」

この質問では、あなたの成長意欲と、それが病院の方向性と合致しているかを確認しています。具体的でありながら、柔軟性も感じさせる回答が理想的です。

口コミ・評判

回答例: 「まずは3年以内に貴院の看護体制にしっかりと適応し、チームの一員として信頼される存在になりたいと考えています。その後、5年以内には慢性疾患看護の認定看護師資格の取得を目指し、専門性を高めたいと思っております。10年後には、後輩の育成にも携わりながら、患者様とそのご家族に寄り添える看護のロールモデルとなり、地域医療に貢献できる看護師になることが目標です。貴院の教育体制を活用しながら、着実にステップアップしていきたいと考えております。」

「看護師を目指したきっかけは何ですか」

この質問は、あなたの看護への根本的な動機と情熱を知るためのものです。原点を振り返ることで、看護師としてのアイデンティティが伝わります。

口コミ・評判

回答例: 「祖母が入院した際、担当看護師の方が医療処置だけでなく、不安を抱える祖母の話を丁寧に聞き、家族である私たちにも温かく接してくださったことが印象に残っています。その姿を見て、医療知識と技術を持ちながら、人の心に寄り添える職業の素晴らしさを感じました。人の役に立ちたい、患者様とご家族を支えたいという思いから、看護師を目指すことを決めました。現在も、その初心を忘れず、一人ひとりの患者様に真摯に向き合う看護を心がけています。」

「将来的にどのような看護師になりたいですか」

キャリアビジョンをより具体的に掘り下げる質問です。応募先の環境で実現できる目標を語ることが重要です。

口コミ・評判

回答例: 「患者様の生活全体を見据えた看護ができる看護師になりたいと考えています。病気や症状だけでなく、患者様がその人らしく生活できるよう、多職種と連携しながら支援する力を身につけたいです。そのために、まずは貴院の地域包括ケアの実践を学び、将来的には慢性疾患看護の認定看護師として専門性を高めることを目指しています。また、後輩の育成にも携わり、チーム全体の看護の質を向上させることにも貢献したいと考えております。」

あなたの看護観と価値観

看護師としての価値観や哲学を問う質問は、あなたの看護への姿勢を深く理解するために行われます。

「あなたにとって看護とは何ですか(看護観)」

この質問には正解はありませんが、自分の経験に基づいた具体的で誠実な答えが求められます。

口コミ・評判

回答例: 「私にとって看護とは、患者様が『その人らしく生きる』ことを支える仕事だと考えています。医療処置や症状管理は大切ですが、それ以上に、病気を抱えながらもその人らしい生活を送れるよう、一人ひとりの価値観や生活背景を理解し、寄り添うことが看護の本質だと思っています。前職で終末期の患者様を担当した際、『最期まで自分らしくいられた』とご家族から感謝された経験があり、その時に看護の意義を深く実感いたしました。」

「これまでで最も印象に残っているエピソードを教えてください」

具体的なエピソードを通じて、あなたの看護実践と価値観が評価されます。困難を乗り越えた経験や、患者様との心に残るやり取りを語りましょう。

口コミ・評判

回答例: 「前職で担当した高齢の心不全患者様のことが印象に残っています。独居で退院後の生活に不安を抱えておられ、入院中も表情が暗くふさぎ込んでいらっしゃいました。そこで、退院前にケアマネージャーやヘルパーさんと連携し、訪問看護の体制を整え、服薬管理の工夫や緊急時の連絡方法を一緒に確認しました。退院後も訪問看護師と情報共有を続け、半年後に外来で再会した際、『あの時あなたが丁寧に準備してくれたおかげで、安心して家で過ごせている』と笑顔で話してくださいました。多職種連携と継続的な関わりの大切さを実感した経験です。」

「仕事で失敗した経験と、そこから学んだことを教えてください」

失敗をどう受け止め、成長につなげたかが問われます。正直に語りながらも、改善への取り組みを明確に伝えましょう。

口コミ・評判

回答例: 「新人時代、複数の患者様の処置が重なり焦ってしまい、点滴の更新時間を見落としてしまったことがあります。幸い患者様に大きな影響はありませんでしたが、先輩に報告した際、『忙しい時こそ優先順位を明確にし、確認を怠らないこと』と指導を受けました。それ以降、業務開始時に必ずその日のスケジュールを可視化し、アラーム機能も活用するようになりました。また、一人で抱え込まず、早めにチームに相談することの重要性も学びました。この経験から、安全管理の基本を徹底する習慣が身につきました。」

これまでの経験とスキル

あなたの臨床経験と専門性を確認する質問です。具体的な実績とともに、それを応募先でどう活かせるかを語りましょう。

「これまでの看護師としての経験を教えてください」

職歴を時系列で説明するだけでなく、各職場で得たスキルや成長のポイントを盛り込むことが重要です。

口コミ・評判

回答例: 「看護師として8年の経験があります。最初の3年間は総合病院の外科病棟で勤務し、術前術後の看護や急変対応の基礎を学びました。その後、循環器内科病棟に異動し、5年間心不全や虚血性心疾患の患者様を担当いたしました。循環器内科では、症状の観察力やアセスメント能力が特に求められ、医師やリハビリスタッフとの連携も密に行ってまいりました。また、退院支援にも力を入れ、患者様が安心して在宅生活に戻れるよう、多職種カンファレンスにも積極的に参加してまいりました。これらの経験を、貴院の地域包括ケアでも活かしたいと考えております。」

「あなたの強みやスキルを教えてください」

自己PRの場です。応募先が求める人材像と照らし合わせながら、具体的な強みを伝えましょう。

口コミ・評判

回答例: 「私の強みは3つあります。1つ目は、患者様の小さな変化に気づく観察力です。バイタルサインだけでなく、表情や言葉のトーン、食事量の変化などから異常の兆候を早期に発見し、医師への適切な報告ができます。2つ目は、多職種との連携力です。前職では医師、リハビリスタッフ、MSWと密に情報共有を行い、患者様中心のチーム医療を実践してまいりました。3つ目は、学び続ける姿勢です。循環器疾患の専門知識を深めるため、院内外の研修に積極的に参加し、BLS資格も取得しております。これらの強みを貴院でも発揮したいと考えています。」

「当院でやりたいことは何ですか」

応募先への理解度と、あなたの貢献意欲が問われます。病院の特色と自分の目標を結びつけて語りましょう。

口コミ・評判

回答例: 「貴院でぜひ取り組みたいことは、地域包括ケアの実践です。前職では急性期医療に携わってまいりましたが、退院後の患者様の生活継続支援にもっと深く関わりたいと考えるようになりました。貴院は在宅医療や訪問看護との連携が充実しており、入院中から退院後の生活を見据えたケアができる環境だと伺っております。これまでの急性期での経験を活かしながら、患者様が安心して地域で暮らせるよう、多職種と連携した切れ目のない支援を実践したいと考えております。」

勤務条件と希望配属

実務的な確認として、勤務条件や配属希望についても質問されます。柔軟性を示しつつ、譲れない条件がある場合は誠実に伝えましょう。

「希望する配属先はありますか」

配属希望がある場合は、その理由とともに伝えます。ただし、「そこでなければ働けない」という印象を与えないよう、柔軟性も示しましょう。

口コミ・評判

回答例: 「これまでの経験を活かせる循環器内科や内科病棟を希望しております。ただし、貴院の方針や組織のニーズを最優先に考えておりますので、配属先については柔軟に対応させていただきます。どの部署に配属されても、一日も早く戦力となれるよう努力いたしますし、新しい分野であれば学ぶ良い機会と捉え、積極的に知識とスキルを身につけたいと考えております。」

「夜勤や残業は可能ですか」

勤務体制への対応可否を確認する質問です。正直に答えることが重要ですが、できる範囲での協力姿勢も示しましょう。

口コミ・評判

回答例: 「はい、夜勤・残業ともに対応可能です。前職でも月4〜5回の夜勤をこなしており、夜勤明けの体調管理も含めて対応できております。残業につきましても、業務の状況に応じて柔軟に対応いたします。ただし、効率的な業務遂行を心がけ、不要な残業は減らす努力も大切だと考えております。チーム全体の負担を減らすためにも、業務改善の提案などにも積極的に取り組みたいと思っております。」

「給与や勤務時間など、希望する条件はありますか」

条件面の確認は重要ですが、条件だけで選んでいる印象を与えないよう注意しましょう。

口コミ・評判

回答例: 「勤務条件につきましては、貴院の規定に従います。最も重視しているのは、自分の看護観を実践できる環境かどうかという点ですので、給与や勤務時間については特に希望はございません。ただし、将来的には認定看護師の資格取得を目指しておりますので、研修参加などのサポート体制があれば大変ありがたく思います。長く貴院で働き、成長し続けられる環境を何より重視しております。」

病院理解と組織適応

応募先への理解度と、組織へのフィット感を確認する質問です。

「当院の理念や特色について、どのように感じましたか」

事前に病院のホームページや資料をしっかり研究し、共感した点を具体的に語りましょう。

口コミ・評判

回答例: 「貴院の理念である『地域住民に寄り添い、信頼される医療を提供する』という言葉に深く共感いたしました。ホームページで拝見した地域連携の取り組みや、多職種カンファレンスの様子を見て、患者様を中心に据えたチーム医療が実践されていることを感じました。また、認定看護師育成支援や継続教育プログラムが充実している点も魅力的です。このような環境で、私も地域医療に貢献しながら、看護師として成長し続けたいと強く思いました。」

今後のキャリアと将来展望

「もし看護師以外の職業を検討するとしたら、どのような仕事に興味がありますか」

看護師としてのコミットメントを確認しつつ、あなたの価値観や興味の幅を知るための質問です。

口コミ・評判

回答例: 「現在は看護師としてのキャリアを積むことに専念しており、他の職業への転職は考えておりません。ただし、もし仮にと考えるならば、患者様の生活支援に関わる分野、例えば医療ソーシャルワーカーや保健師など、医療と福祉の架け橋となる仕事には興味があります。いずれにしても、人の役に立ち、人生に寄り添える仕事に魅力を感じますし、その点で看護師という職業は私の価値観に最も合っていると確信しております。今後も看護の道を歩み続けたいと考えています。」

これらの質問に対して、自分の言葉で誠実に答えられるよう準備しておくことが、面接成功への第一歩です。

回答例を丸暗記するのではなく、自分の経験や価値観と照らし合わせながらアレンジし、あなたらしい回答を作り上げてください。面接官は完璧な答えを求めているのではなく、あなたの人柄と看護への情熱、そして組織への適応可能性を見ています。自信を持って、あなたの看護師としての想いを伝えましょう。

看護師の転職面接で答えにくい質問をされたときの対処法

看護師の転職面接で答えにくい質問をされたときの対処法
面接では、想定していなかった質問や答え方に迷うような質問がくる場合があります。

想定外・予期せぬ質問例

  • 他の職種と比べて、看護師の役割の重要性はどう思いますか?
  • あなたが新たな職場でもたらすことのできる付加価値は何ですか?
  • 自分自身を一言で表現するとしたら、何と言いますか?

答え方に迷う質問例

  • 患者との関わりで難しさを感じた場合、どのように克服しましたか?
  • プレッシャーやストレスが高まる状況でどのように対処しますか?
  • 他のスタッフとの衝突や意見の相違があった場合、どのように解決しますか?

答えにくい質問をされたときは、まずは慌てずに冷静さを保つのが大切です。そのうえで質問の意図をくみ取り、要点をおさえて回答しましょう。

また答えを準備していなかったからと言って、嘘をついてはいけません。嘘をつくと、途中で話の辻褄が合わなくなったり、言いたいことがわからなくなったりと大きなリスクを伴います。自分を大きくみせる必要はないので、自分の考えや経験をもとに素直に答えていきましょう。

なお、場合によっては、以下のようなハラスメントや差別的な質問をされる可能性もあります。

  • パートナーはいますか?
  • 将来的に子どもを産む予定はありますか?
  • 信仰心はありますか?

    上記のように完全にプライベートの話であれば「申し訳ないのですが、仕事に関係ない話なので回答は控えさせていただきます」と正直に伝えても問題ありません。

    【この記事だけの強み】職場・年代・状況別!面接の特有質問と対策

    転職面接では、一般的な質問に加えて、応募先の職場タイプやあなたの年代・状況に応じた特有の質問が投げかけられることがあります。自分の状況に当てはまる部分を重点的に準備することで、面接での説得力が大きく高まるでしょう。

    職場別の特有質問と求められる人物像

    看護師が活躍できる職場は多岐にわたり、それぞれが求める人物像は大きく異なります。応募先の特性を理解し、それに合わせた回答を準備することが面接成功の鍵となります。

    病院(急性期・回復期・療養型)での面接対策

    急性期病院では迅速な判断力とチーム医療への適応力が、回復期・療養型病院では患者様の生活を見据えた長期的視点と多職種連携の能力が重視されます。

    「急変時の対応経験を具体的に教えてください」

    急性期病院では緊急時の対応力が不可欠です。具体的なエピソードを通じて、冷静な判断力と迅速な行動力を示しましょう。

    口コミ・評判

    回答例: 「前職の循環器内科病棟で夜勤中、心不全患者様が突然呼吸困難を訴えられました。すぐにバイタル測定でSpO2が85%まで低下していることを確認し、酸素投与を開始しながら当直医に状態を簡潔に報告しました。医師到着までの間、患者様を安心させる声かけを続け、ご家族への連絡も並行して行いました。医師の指示のもと点滴ルートを確保し、利尿剤投与後30分でSpO2が95%まで回復しました。緊急時こそ優先順位を明確にし、チーム連携が重要だと学びました。」

    「多忙な環境での業務効率化について、工夫していることはありますか」

    口コミ・評判

    回答例: 「3つの工夫をしています。1つ目は始業時に業務を優先順位順に可視化し、時間帯ごとにやるべきことを明確にすること。2つ目はチーム内での情報共有を密にし、重複作業を防ぐこと。3つ目は処置後すぐに記録することで、記憶が鮮明なうちに正確な記録ができ、残業削減にもつながっています。」

    「未経験の診療科への適応についてどう考えていますか」

    口コミ・評判

    回答例: 「前職でも外科から循環器内科に異動した際、自主的に勉強会に参加し、先輩方に積極的に質問することで半年ほどで基本業務を習得できました。看護の基本であるアセスメント力は共通していますので、貴院の教育体制を活用しながら、一日も早く戦力となれるよう努力いたします。新しい分野を学べることを成長の機会と捉えております。」

    回復期・療養型病院:「患者様やご家族との長期的な関わりについて、どのような姿勢で臨みますか」

    口コミ・評判

    回答例: 「長期的な関わりでは信頼関係の構築が何より大切です。前職で終末期患者様を数ヶ月担当した際、毎日の丁寧なケアと何気ない会話を重ねるうちに、徐々にご自身の想いを話してくださるようになりました。ご家族とも定期的にコミュニケーションを取り、不安や希望を丁寧に聞き取ることで、患者様らしい最期を迎えるサポートができました。一人の人間として患者様を理解し、その時々の状態や気持ちに寄り添う姿勢を大切にしたいと思っております。」

    クリニック(診療所)での面接対策

    クリニックでは少人数チームで幅広い業務をこなす柔軟性、患者様との距離が近いコミュニケーション力、受付や診療補助など多様な役割への対応力が求められます。

    「病院とクリニックの違いをどう理解していますか。なぜクリニックを選んだのですか」

    口コミ・評判

    回答例: 「最も大きな違いは患者様との関係性の深さだと理解しています。病院では関わりが一時的ですが、クリニックでは地域の患者様と長期的な関係を築けます。一人ひとりの生活背景や価値観を理解し、予防から治療、生活指導まで継続的にサポートしたいと考えました。また、少人数のチームだからこそ幅広いスキルを身につけられる点も魅力です。地域に根ざした医療に携わり、信頼される看護師になりたいと思っております。」

    「少人数の職場ですが、スタッフ間の人間関係をどう築いていきますか」

    口コミ・評判

    回答例: 「少人数だからこそ、コミュニケーションを密にし、お互いに協力し合える関係を築くことが重要です。前職でも日頃から積極的に声をかけ合い、困っている時はサポートし、自分が困った時は素直に助けを求めてきました。意見の相違があった時も相手の立場を尊重し、建設的に話し合う姿勢を大切にしています。」

    「受付業務や電話対応など、看護業務以外の仕事も多いですが、対応できますか」

    口コミ・評判

    回答例: 「はい、幅広い業務に対応する準備ができております。むしろ、受付での患者様対応や電話対応を通じて、患者様のニーズをより深く理解できると考えています。医療機器の管理や在庫管理なども丁寧に学び、クリニック運営に必要なスキルを一つひとつ身につけていく所存です。」

    訪問看護での面接対策

    訪問看護では看護師が最も自律的に判断し行動することが求められます。高いアセスメント力、判断力、コミュニケーション能力に加え、多職種連携と報告・相談のタイミングを見極める力が重要です。

    「訪問看護を希望する理由は何ですか」

    口コミ・評判

    回答例: 「患者様が住み慣れた場所で、その人らしく生活することを支えたいと考えたからです。病院では医療者中心の環境ですが、訪問看護では患者様の生活の場に伺い、その方の生活スタイルや価値観を尊重しながらケアを提供します。この『患者様が主役』という姿勢に深く共感しています。一人で判断する場面が多く責任も大きいですが、看護師として大きく成長できる環境だと考え、挑戦したいと思いました。」

    「一人で訪問する不安はありませんか。緊急時や判断に迷った時、どう対応しますか」

    口コミ・評判

    回答例: 「正直な不安はありますが、準備と連携で解消できると考えています。訪問前には利用者様の情報を十分把握し、想定されるリスクと対応策をシミュレーションします。訪問中に判断に迷った際は無理に一人で決めず、電話で上司や医師に相談します。訪問後は必ず報告を行い、気になる点はチームで共有します。一人で訪問するからこそ、チームとの連携を密にすることが重要だと考えています。」

    「ご家族へのサポートについてどう考えていますか」

    口コミ・評判

    回答例: 「在宅療養ではご家族の負担が大きいため、ご家族への支援も重要な役割です。実際の生活の場でご家族の介護方法を見ながら、負担を軽減する工夫を一緒に考えることができます。また、ご家族の話を傾聴し、頑張りを労うことで精神的なサポートもしたいと思っています。患者様とご家族、両方を支えることで安心して在宅療養を続けられる環境を作りたいと考えております。」

    年代・状況別の特有質問と対策

    あなたの年代や置かれた状況に応じた特有の質問と、効果的な答え方をご紹介します。

    30代・40代看護師の強みを活かす回答法

    30代・40代の看護師は豊富な臨床経験と成熟した判断力を持つ一方、新環境への適応力が問われることもあります。この年代だからこその強みを自信を持ってアピールしましょう。

    「これまでの経験を、当院でどのように活かせると考えていますか」

    口コミ・評判

    回答例: 「15年の看護師経験で外科、内科、ICUと複数の診療科を経験しました。特に直近5年間はICUで重症患者様のケアに携わり、急変対応やフィジカルアセスメントのスキルを磨きました。貴院が力を入れている救急医療で、これまでの経験を即座に活かせると考えています。また、後輩指導の経験もあり、新人教育やチームのサポート役としても貢献できます。」

    「新しい職場に適応できるか、不安はありませんか」

    口コミ・評判

    回答例: 「新しい環境を学びの機会と捉えています。前職の部署異動でも積極的に質問し、新しいやり方を素直に受け入れることでスムーズに適応できました。長年の経験があるからこそ何が本質的に重要かを理解しており、新しいルールやシステムも論理的に理解できます。謙虚に学ぶ姿勢を忘れず、一日も早く貴院のチームに溶け込めるよう努力いたします。」

    「体力面で不安はありませんか」

    口コミ・評判

    回答例: 「体力維持には日頃から意識的に取り組んでおり、現在も前職で月4回の夜勤をこなしております。週2回のジョギングと筋力トレーニング、十分な睡眠、バランスの取れた食事を心がけています。長年の経験から効率的な動き方も身につけており、無理なく業務を続けられています。健康診断でも特に問題なく、今後も健康管理を徹底しながら長く働き続けたいと考えております。」

    ブランクがある看護師の説明法と不安解消

    出産・育児、介護、病気療養などでブランクがある場合も、前向きに説明し復職への準備や意欲を示すことで不安を解消できます。

    「ブランクの理由と、その期間に何をされていたか教えてください」

    口コミ・評判

    回答例(育児の場合): 「出産・育児のため3年間のブランクがあります。育児期間中も看護の感覚を忘れないよう、看護雑誌の定期購読や医療ニュースのチェックを続けていました。子育てを通じて、患者様やご家族の不安に寄り添う気持ちがより深まったと感じています。子どもが保育園に入園し育児との両立体制が整いましたので、復職支援研修などを活用しながら一日も早く感覚を取り戻したいと考えております。」

    口コミ・評判

    回答例(介護の場合): 「両親の介護のため2年間現場を離れておりました。介護を通じて在宅療養の大変さを身をもって経験し、以前よりも患者様とご家族の立場に立って考えられるようになりました。現在は介護体制が整い仕事に専念できる状況です。ブランク中もオンライン研修を受講し、最新の医療情報に触れるようにしていました。介護の経験を看護に活かし、より共感力の高い看護師として貢献したいと考えております。」

    「臨床感覚が戻るか、不安はありませんか」

    口コミ・評判

    回答例: 「正直に申し上げると最初は不安があります。しかし、復職前に看護協会の復職支援研修に参加し、採血や注射などの基本手技を再確認いたしました。最近の医療・看護の動向についても書籍やオンライン講座で学習を続けています。復職後は分からないことは素直に質問し、先輩方の指導を謙虚に受け入れます。看護の基本は身についていますので、丁寧に復習しながら実践することで徐々に感覚を取り戻せると考えています。」

    「ブランクを経て、改めて看護師として働こうと思った理由は何ですか」

    口コミ・評判

    回答例: 「育児期間中に子どもが病院を受診した際、看護師の方が子どもだけでなく不安な私にも優しく声をかけてくださいました。その時、改めて看護師という仕事の素晴らしさを思い出しました。子育てを通じて人の痛みや不安に共感する力がより深まり、この経験を活かして以前よりも温かみのある看護ができると確信しています。一度離れたからこそ看護師という仕事の価値を再認識し、より強い想いで復職したいと考えております。」

    このセクションでは、あなたの置かれた状況に特化した質問への対策をご紹介しました。一般的な質問への準備に加えて、自分の職場タイプや年代、状況に合わせた回答を用意しておくことで、面接での説得力が格段に高まります。

    面接官は、あなたの過去ではなく、これから貴院でどう活躍してくれるかを知りたがっています。ブランクも年齢も、ネガティブな要素ではなく、あなた独自の強みや視点に変えることができます。自信を持って、あなたの経験と想いを伝えてください。

    看護師の転職面接で採用担当者がチェックしている6つのポイント

    ここでは、看護師の面接で採用担当者がチェックしているポイントをお伝えします。

    質問の回答内容に加え、下記をしっかりと押さえておくことで、より面接突破に近づきやすくなります。

    さっそくご紹介します。

    明るくハキハキと話せる人か

    明るくハキハキと話せる人かどうか、はチェックされてます。

    社会人としてきちんとした態度で受け答えが出来る人なのかを採用担当者は確認しています。緊張してしまうことは理解しますが、険しい表情や自信がなく暗い表情は、マイナスイメージとなってしまうのです。

    また、話す時の姿勢も、印象に大きく影響します。背もたれは使わずに背筋を伸ばして座り、話をするときは、ややゆっくりめにハキハキ話しながら、明るい表情を心がけましょう。

    やる気があり長く働いてくれるかどうか

    やる気があって長く働いてくれる人材かどうか、採用担当者はチェックしています。

    採用する側からすると、仕事に対する意識が高く、やる気がある人と働きたいと思うことは当然です。面接を受けている時点で、一定のやる気はあるかと思いますが、それが採用担当者に伝わらなければ、不採用となってしまうでしょう。

    思考は行動に現れるため、面接においては事前準備をしっかりとするようにしましょう。事前に自己分析や職場の情報収集、理念を調べておくことが大切です。

    そのことを踏まえたうえで何をやりたいかを伝えることが出来れば、やる気は自然と伝わります。

    また、長く働いてくれる人なのか、という観点でも見られているため、入職後のキャリアプランについても明確にしておきましょう。

    患者さんとのコミュニケーションに問題がないか

    患者さんとのコミュニケーションに問題がないか、というポイントもチェックされています。

    看護師は患者さんや同僚、医師など、多くの人とコミュニケーションを取ることが多いため、コミュニケーションスキルに問題がないかを採用担当者は知りたいと思っています。

    面接の際は、顔を上げてハキハキと対応することを心がけましょう。

    質問の回答内容が良いものであっても、コミュニケーションに難ありと判断された場合、内定からは遠ざかってしまいます。

    礼儀正しく受け答えができるか

    礼儀正しく受け答えができるかどうかも、採用担当者のチェックポイントの一つです。

    看護師転職では、採用時にスキルや技術面だけでなく、人柄の部分も大きく重視されます。

    相手がどんなにくだけた態度で接してきたとしても、礼儀正しく受け答えをすることは大変重要です。明るくハキハキと答えながらも、礼節を欠くことがないように気をつけましょう。

    そのうえで、自身の意見を的確に伝え、端的に意見を述べられると、採用担当者から良い評価を得やすくなります。

    応募書類の内容と質問への回答に相違はないか

    採用担当者は、応募書類を元に話を進めたり、質問したりしてテキストの情報だけでは把握しきれなかった人間味の部分を深掘りします。

    あわせて書類に書かれている内容と回答に違いがないかも、会話の中で確認しているため、書かれていることと違う内容を答えたり、誇張した発言をしたりすれば不信感や違和感を与え、マイナス評価の原因になってしまいます。

    回答への一貫性を保つためにも、面接前に応募書類を再確認し、記載した内容を正確に把握しておきましょう。

    職場に馴染める人材かどうか

    採用担当者は、組織の一員として長期的に働ける人材を探しています。そのため面接では以下のようなポイントをチェックして、職場に馴染める人材かどうかを見極めています。

    • 他のスタッフと円滑な意思伝達ができるか?
    • 協調性をもって働けるか?
    • 新しい環境への適応力はあるか?

      上記の内容に信ぴょう性をもたせるには、コミュニケーション能力や協調性が感じられる前職のエピソードを伝えるのが効果的です。

      口コミ・評判

      院内感染対策の改善プロジェクトに参加し、感染リスクを低減するための新しいガイドラインの策定に貢献しました。また、プロジェクトの進行状況のモニタリングをおこなったり、他のメンバーのサポートをしたりするなど、目標達成に向けた協力を惜しみませんでした。

      同時に、自己分析をおこない、適応力やコミュニケーション力などをアピールするための、具体的なエピソードを用意するのも大切です。面接ではそれらの情報に基づいて、自分の考えや意見を明確に伝え、職場に馴染む能力があることをアピールしましょう。

      看護師が転職の面接で質問に上手く答える3つのコツ

      看護師が転職の面接で質問に上手く答えるコツ
      面接での質問にうまく答えるためのコツを3つ紹介します。

      対策を練れば面接に対しての自信がつくうえ、採用担当者に刺さる回答が考えられるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

      自己分析をおこなう

      自己分析をおこなうと、自分の強みや志望動機、転職理由、キャリア目標などを把握できます。これらは面接で自信をもって自分をアピールしたり、質問に的確に答えたりするために必須となる情報です。

      転職成功への一歩をすすめるためにも、自己分析をおこない自分を深く理解したうえで面接にのぞみましょう。

      自己分析の方法はたくさんありますが、ここでは以下の4ステップで簡単に自分を振り返る方法を紹介します。

      自己分析のステップ分析内容
      Step1今までの経験(キャリア)を振り返る
      Step2「なぜ転職したいのか?」「どのような仕事がしたいのか?」などの気持ちを整理する
      Step3自分のスキルや得意なことを洗い出す
      Step4志願先会社が求める人材を調べて、自分と照らし合わせる

      この方法で分析をおこなうことで、自分が仕事で大切にしている信念や自分自身の強みを再確認しつつ、志願先の求める人材であるとアピールしやすくなります。

      以下の記事では、自己分析4Stepの詳しいやり方を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

      ポジティブに答える

      前職での不満や愚痴に匹敵するような発言はマイナス評価になります。ネガティブなエピソードや意見が実際にあったとしても、そのまま伝えるのではなくポジティブな発言に変換して回答すべきです。

      例えば転職回数が多い場合の回答例はこちら。

      口コミ・評判

      これまで転職を3度経験してきましたが、そこで得た学びはたくさんあります。特にそれぞれの職場に応じた職場環境や人間関係に適応する力を身につけられたと感じております。それらの経験を活かし、柔軟性と協調性をもって御院に貢献していきたいです。

      経験から得た学びを前向きにアピールし、良い印象を与えるように心がけていきましょう!

      回答の型を学ぶ

      採用担当者の質問にうまく答えられるようになりたいなら、回答の型を学ぶのも一つの手です。ここでは代表的な型であるSTAR法を紹介します。

      STAR法とは

      状況(Situation)・課題(Task)・行動(Action)・結果(Result)の頭文字をとって名付けられたもので、面接官の質問に的確に答えるためのテクニック。

      具体的な手順は以下のとおり。

      状況
      (Situation)
      あなたが直面した具体的な状況や背景を説明する
      課題
      (Task)
      その状況に対してどのような目標を設定したか説明する
      行動
      (Action)
      実際にどのような行動をしたのかを具体的に説明する
      結果
      (Result)
      行動した結果どのような学びを得たかを説明する

      4つの手順を踏んで説明すると質問の本質から逸脱することなく、採用担当者が理解しやすい形で答えられます。

      このような型を1つでも知っておくと、自分の考えを相手にわかりやすく伝える力が身につき自信にもつながるので、ぜひ積極的に学んでみてください。

      看護師の転職でやるべき面接前の事前準備6選

      看護師の転職でやるべき面接前の事前準備
      やっておくべき面接の事前準備を6つ紹介します。

      それぞれ詳しく見ていきましょう。

      志望先の情報収集をおこなう

      面接ではほとんどの場合、志望動機が問われます。志望先の企業理念やモットーにしていることなどに共感したうえで「御社だから働きたいと思った!」という気持ちを積極的に伝えていく姿勢が大切です。そのためには、志望先の事前リサーチが欠かせません。

      また、志望先を十分に理解できれば、自信がついて心が落ち着いた状態で面接にのぞめたり、採用担当者との会話をスムーズにすすめたりもできます。

      情報収集をおこなう際は、以下の方法がおすすめです。

      • 公式ホームページをみる
      • ソーシャルメディアをチェックする
      • 口コミサイトを確認する
      • 転職エージェントを活用する

        リサーチする場合は、複数の情報源を活用しましょう。特徴が違う複数の情報を組み合わせることで、より具体的なイメージをつかめるため、志望先に対する理解が深まります。

        面接に必要な持ち物を準備する

        「大事な持ち物を忘れてしまい、失敗した…」という事態を避けるためにも、面接に必要な持ち物は事前に準備しておきましょう。前もって支度をしておけば、当日慌てることなく心に余裕をもって面接にのぞめるはずです。

        以下に面接に必要な物をまとめました。

        面接に必要な持ち物

        • A4の書類が入るバッグとクリアファイル
        • 応募書類(履歴書・職務経歴書)のコピー
        • 募集要項のコピー
        • 身分証明書
        • 筆記用具
        • スケジュール帳・メモ帳
        • ハンカチ
        • 携帯電話・スマートフォン
        • 腕時計
        • 応募企業から指定された持参物 など

        上記の他にも、現地までの地図や印鑑、折りたたみ傘などがあるとよいでしょう。また、女性の場合は、ストッキングの予備や化粧ポーチを用意すると安心です。

        面接会場までのアクセスを調べる

        面接への遅刻は必ず避けなければいけません。事前に面接会場までのアクセスを調べ、交通手段や道路状況、所要時間を把握し、余裕をもって会場に到着できるスケジュールを立てましょう。

        面接会場までのアクセスの調べ方には、以下の方法があります。

        • Googleなどの検索エンジンを利用する
        • 公共交通機関のウェブサイトを参照する
        • ルート案内アプリを活用する

          なお、面接前に実際に会場にいき、周辺の様子や建物の外観、近隣の施設などを確認しておくのもよいでしょう。迷わずたどり着ける状況を整えておけば、移動の不安がなくなり、リラックスした状態で面接にのぞめます。

          身だしなみを万全な状態にしておく

          面接での服装は、採用担当者への第一印象を決定づけるものであり、その印象が合否に大きく影響します。面接本番で好印象を与えるためにも、身だしなみをしっかり整えておきましょう。

          面接での服装は原則スーツです。クリーニングされていてシワがなく、体型に合ったものを着用しましょう。また、スーツを着用する際には、シャツやネクタイ、靴などその他のアイテムにもこだわる必要があります。

          押さえておきたいポイントは以下のとおり。

          • ネクタイは派手すぎない明るい色
          • シャツは白無地でデザイン性の低いもの
          • ベルトはスーツにあう表皮
          • 靴はレザーの紐靴のビジネスシューズ
          • 靴下は黒無地
          • カバンは黒や濃いネイビー、ブラウンでA4が入るサイズ

            面接の突破率をあげるために、清潔感のあるTPOに適した格好を心がけていきましょう。

            面接の流れやマナーを再確認する

            ある程度のマナーを守らなければ、面接を突破するのは難しいでしょう。入社してからも「非常識な行動を起こすのではないか…」と懸念されるからです。

            以下に面接における大切なマナーの例をまとめました。

            • 携帯電話の電源はOFF
            • 控室では必ず下座に座る
            • ノックの回数は3回
            • 「どうぞお座りください」のあとに着席
            • 当日中に御礼メールを送る

              基本的なことがしっかりできているだけで、採用担当者に好印象を与えられます。合格率をあげるためにも、面接前に押さえるべきマナーをしっかりと確認してから本番にのぞみましょう。

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              面接官の評価を決定づける「逆質問」完全攻略ガイド

              面接の最後に必ずと言っていいほど聞かれる「何か質問はありますか」という逆質問の時間。実はこの数分間が、面接官の最終評価を大きく左右する重要な場面だということをご存知でしょうか。

              逆質問は単なる疑問点の確認ではありません。あなたの志望度の高さ、組織への関心の深さ、そして入職後の活躍イメージを具体的に示す絶好の機会なのです。

              「特にありません」と答えてしまうことは、「この病院・施設への関心が薄い」「事前準備が不足している」というネガティブなメッセージを送ることになります。

              このセクションでは、面接官に好印象を与え、あなたの意欲と本気度を伝える逆質問の作り方を、カテゴリ別の具体例とともにご紹介します。同時に、評価を下げてしまうNG質問についても解説しますので、面接前にしっかり準備しておきましょう。

              なぜ逆質問が面接の合否を分けるのか

              逆質問が重要視される理由は3つあります。

              第一に、志望度の高さを測る指標になるからです。本当にその病院・施設で働きたいと考えている人は、事前に情報を調べ、実際に働く姿をイメージした上で具体的な質問を用意しています。質問の質と深さから、どれだけ真剣に応募しているかが伝わります。

              第二に、あなたの価値観や関心事が明確になるからです。キャリアアップに関する質問をする人、教育体制を重視する人、ワークライフバランスを大切にする人。質問内容から、あなたが何を大切にしているかが見えてきます。面接官は、その価値観が組織の方針と合致するかを判断します。

              第三に、コミュニケーション能力と論理的思考力が評価されるからです。質問を簡潔に分かりやすく伝える力、相手の回答を踏まえて会話を発展させる力は、実務でのコミュニケーション能力を映し出します。

              準備のない曖昧な質問や、ホームページを見れば分かることを聞くのは逆効果です。事前にしっかり情報収集し、3〜5つの質問を用意しておくことをおすすめします。

              カテゴリ別・評価される逆質問例

              ここでは、面接官に「この人はよく考えている」「意欲的だ」と評価される逆質問を、カテゴリ別にご紹介します。自分の関心や状況に合わせて、複数のカテゴリから質問を準備しておきましょう。

              働き方・勤務体制に関する質問

              入職後の具体的な働き方をイメージしていることを示す質問です。条件面の確認に終始せず、「どう貢献できるか」という視点を含めることがポイントです。

              「一日の業務の流れや、1人の看護師が受け持つ患者様の人数について教えていただけますか」

              具体的な業務イメージを持とうとする姿勢が伝わります。入職後のミスマッチを防ぐ意味でも重要な質問です。

              「配属先はどのように決定されるのでしょうか。また、希望を考慮していただけますか」

              配属に関する質問は当然のことですが、「希望が通らなくても柔軟に対応する」という姿勢も同時に示すとより良い印象を与えます。

              「夜勤や残業の実態について、率直に教えていただけますか」

              残業時間や夜勤回数を聞くこと自体は問題ありません。ただし、「残業は絶対にできません」という前提ではなく、「実態を把握して準備したい」というニュアンスで聞きましょう。

              「貴院で長く活躍されている看護師の方に共通する特徴や強みがあれば教えてください」

              組織が求める人材像を理解し、自分がそこに適応できるか確認する姿勢が伝わります。同時に、長く働きたいという意思表示にもなります。

              「チーム医療の実践において、看護師に特に期待されている役割は何でしょうか」

              多職種連携への関心と、チームに貢献したいという意欲が伝わる質問です。

              「訪問看護ステーションの場合:一日の訪問件数や、緊急時のオンコール対応の頻度について教えていただけますか」

              訪問看護特有の働き方を具体的にイメージしようとする姿勢が評価されます。

              教育・研修・キャリア支援に関する質問

              成長意欲や学習姿勢を示す質問です。特に中途採用では、新しい環境で積極的に学ぶ姿勢があるかが重視されます。

              「中途入職者向けの研修やサポート体制について、具体的に教えていただけますか」

              新しい環境への適応を真剣に考えていることが伝わります。特にブランクがある方や未経験の診療科に挑戦する方には重要な質問です。

              「認定看護師や専門看護師の資格取得を目指す場合、どのような支援制度がありますか」

              キャリアアップへの強い意欲を示す質問です。ただし、入職してすぐに資格取得したいというニュアンスではなく、「将来的に」という表現を使うとバランスが良くなります。

              「院内研修や勉強会はどのくらいの頻度で開催されていますか。また、外部研修への参加は推奨されていますか」

              継続的な学習姿勢と、最新の知識を取り入れたいという向上心が伝わります。

              「新しい看護技術や医療機器が導入された際の教育体制について教えてください」

              変化に適応し、新しいことを学ぶ意欲があることを示せます。

              「プリセプター制度やメンター制度など、先輩看護師からのサポート体制はどのようになっていますか」

              謙虚に先輩から学ぼうとする姿勢が伝わります。

              「入職後、どのくらいの期間で一人前として独り立ちすることが期待されていますか」

              現実的な成長計画を立てようとする姿勢と、早く戦力になりたいという意欲が評価されます。

              組織文化・職場風土に関する質問

              組織への適合性を確認し、長く働きたいという意思を示す質問です。

              「貴院の看護部が大切にしている理念や、看護の特色について教えていただけますか」

              組織の価値観や文化に関心を持ち、自分の看護観と合致するか確認する姿勢が評価されます。

              「看護師同士のコミュニケーションや、チームワークを促進するための取り組みがあれば教えてください」

              人間関係や職場の雰囲気を気にするのは当然ですが、直接「人間関係は良いですか」と聞くよりも、このような聞き方の方が適切です。

              「患者様やご家族からのフィードバックを、看護の質向上にどのように活かしていますか」

              患者中心の医療への関心と、質の高い看護を提供したいという姿勢が伝わります。

              「看護師の意見や提案を、病院運営や看護体制の改善に反映する仕組みはありますか」

              受け身ではなく、積極的に組織に貢献したいという意欲が伝わります。

              「貴院で働くことの最大の魅力やメリットは何だと思われますか」

              面接官の主観的な意見を聞くことで、より深い情報を得られるとともに、会話を広げるきっかけになります。

              「コロナ禍を経て、看護体制や働き方で変化した点があれば教えてください」

              時事的な関心と、現在の医療環境への理解を示せます。

              絶対に避けるべきNG逆質問

              どんなに良い面接をしても、最後の逆質問で評価を下げてしまうケースがあります。以下のNG例を避け、準備した質問を自信を持って投げかけましょう。

              NG例1:「特にありません」

              最も避けるべき回答です。関心の低さ、準備不足、受け身の姿勢という三重のマイナス評価につながります。どんなに面接中に説明を受けていても、必ず質問を用意しておきましょう。

              NG例2:調べればすぐ分かることを質問する

              「貴院の病床数は何床ですか」「診療科目を教えてください」といった、ホームページに掲載されている基本情報を聞くのはNGです。事前準備の不足を露呈してしまいます。

              NG例3:条件面ばかりに終始する

              「有給休暇は取りやすいですか」「残業代は全額支給されますか」「ボーナスは何ヶ月分ですか」など、待遇や休暇の質問ばかりになると、「働く意欲よりも条件重視」という印象を与えます。条件確認が必要な場合は、他の質問とバランスを取りましょう。

              NG例4:ネガティブな前提の質問

              「人間関係のトラブルはありませんか」「パワハラやいじめはありませんか」といった質問は、疑念や不信感を前面に出しており、面接の場には適しません。職場環境を知りたい場合は、前述のようなポジティブな聞き方に変えましょう。

              NG例5:面接官が答えにくい質問

              「前任者はなぜ退職されたのですか」「離職率が高いと聞きましたが理由は何ですか」など、面接官を困らせる質問は避けましょう。

              NG例6:すでに説明された内容を再度聞く

              面接中にすでに説明された内容を聞いてしまうと、「話を聞いていなかった」という印象を与えます。メモを取りながら面接を受け、説明済みの内容は避けましょう。

              NG例7:抽象的で曖昧な質問

              「どんな看護師を求めていますか」といった漠然とした質問よりも、「貴院で長く活躍されている看護師の共通点は何ですか」のように具体的に聞く方が有意義な回答が得られます。

              逆質問を成功させる3つのコツ

              複数の質問を用意しておく

              面接中に疑問が解消されることもあるため、最低でも5つ程度の質問を準備しましょう。異なるカテゴリから選んでおくとバランスが良くなります。

              メモを取りながら質問する

              面接官の回答に対してメモを取ることで、真剣に聞いている姿勢が伝わります。また、回答を踏まえた追加質問ができると、会話が深まります。

              「入職後に貢献したい」という姿勢を忘れない

              単に情報を得るだけでなく、「このような形で貢献したいのですが、可能でしょうか」というニュアンスを含めると、前向きな印象を与えられます。

              逆質問は、受け身の質疑応答ではなく、あなたの意欲と本気度を伝える攻めの場面です。事前にしっかり準備し、面接の最後まで気を抜かずに臨みましょう。

              質の高い逆質問ができれば、面接官の記憶に残る応募者として、最終評価を大きく引き上げることができます。

              看護師の転職面接に関するよくある質問

              看護師の転職面接に関するよくある質問

              ここでは、看護師の転職面接に関するよくある質問にお答えします。

              気になる項目があれば、ぜひご覧ください。

              すべての質問に答えないといけませんか?

              悪い印象を与えないためにも、基本的にはすべての質問に答えるのが望ましいといえます。

              ただし、以下の質問に対しては答える必要がありません。

              • 個人のプライバシーに関する質問
              • 性的指向などの差別的な質問
              • 職務経験や能力に関係のない質問

                「これは絶対に仕事に関係のない話だ!」と思ったら、最低限の情報のみを説明したり、関連する他のテーマの話をしたりするなどの対応を取るとよいでしょう。

                面接採用者は悪気なく質問しているケースも珍しくありません。そのため失礼に感じる質問をされても、冷静な対応を心がけ、採用担当者との関係を良好に保つのが好ましいです。

                回答する際に気を付けるべきポイントについて教えてください

                質問に回答する際は、以下のポイントを押さえながら回答することがおすすめです。

                • ネガティブな内容でもポジティブに締める
                • 待遇面の条件については自ら話さない
                • 暗記した回答をそのまま話さない

                面接はコミュニケーションの場であり、会話のキャッチボールが大切です。どのような質問が飛んできたとしても、上記を意識しながら面接官との自然なやり取りを心がけると良いでしょう。

                特に、ネガティブな回答をしたくなっても、ポジティブに締めることは、とても重要です。面接で与える印象を大きく左右しますので、徹底するようにしましょう。

                面接中に、答えに詰まってしまいそうで心配です

                答えに詰まってしまうことは、悪いことではありません。それよりも長い沈黙が続くことがNGです。

                まず、答えに詰まってしまったこと自体は、採用の合否に影響しません。面接官の意図が読めないときは「○○に関する質問でよろしいでしょうか」などと聞き返すことで、分かりやすく言い直してくれることもあります。

                面接官は、予想外のことが起きた際の臨機応変な対応力を見ています。焦ることなく、コミュニケーションを心がけながら立て直していきましょう。

                頭が真っ白になって黙り込んでしまい、面接官からフォローしてもらう状況は回避しなくてはなりません。

                面接が苦手なのですが…

                面接に苦手意識を感じるのであれば、苦手意識をなくすように努力してみましょう。

                苦手意識から来る自信のなさは、それだけで魅力が半減してしまいます。逆に、堂々としていて自信があるように見える人には、どんな魅力があるのだろう、と面接官も気になるものです。

                家族や友人に協力を得て、ご紹介した質問を投げかけてもらい、面接の練習をするのもおすすめです。練習をしておけば、しっかりと回答できるようになり、自信を持って面接にのぞめるでしょう。

                転職サイトのコンサルタントに相談してみるのもおすすめ

                家族や友人に協力してもらうのが恥ずかしいという方は、『看護roo!』や『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』などの、看護師転職サイトに相談してみるのもおすすめです。転職サイトに登録すると、面接練習を含む選考対策を、転職のプロであるコンサルタントから無料で受けられます。

                また、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』では、当サイトが独自に取得したアンケートから、利用者満足度の高い転職サイトを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

                オンライン(Web)面接で特に気を付けることは?

                A: 対面面接とは異なる準備が必要です。技術的なトラブル防止と、画面越しでも好印象を与える工夫が重要になります。

                コロナ禍を経て、看護師の転職面接でもオンライン形式が一般的になりました。自宅から受けられる利便性がある一方で、技術的なトラブルや、画面越しでは表情や熱意が伝わりにくいリスクがあります。以下のポイントを押さえて、万全の準備で臨みましょう。

                事前準備:技術面のチェック

                通信環境とデバイスの確認

                安定した通信環境は最優先事項です。可能な限り有線LANを使用し、Wi-Fiの場合はルーターの近くで面接を受けましょう。面接前日に通信速度をテストし、Zoom、Teams、Google Meetなど指定されたツールでカメラ・マイク・スピーカーが正常に動作するか確認します。家族や友人とテスト通話を行い、音声や映像に問題がないかチェックしておくと安心です。

                スマートフォンより、パソコンやタブレットの使用をおすすめします。バッテリー切れを防ぐため充電器を接続し、万が一のトラブルに備えて面接担当者の連絡先を手元に控えておきましょう。

                環境設定:画面映りと背景への配慮

                背景と照明の調整

                カメラに映る範囲は必ず片付け、清潔感のある背景にしましょう。無地の壁が最も無難ですが、難しい場合はバーチャル背景も可です(事前に動作確認を)。

                照明は重要です。自然光が入る窓を正面にするか、デスクライトを顔の前方に置いて明るさを確保しましょう。逆光になると顔が真っ暗になるため、窓を背にするのは避けてください。カメラは目線の高さに設置し、胸から上が映る程度の距離感が適切です。

                静かな環境の確保

                家族やペットの声、生活音が入らないよう配慮が必要です。家族には面接時間を伝え、静かにしてもらうよう協力を求めましょう。スマートフォンの通知音も事前にオフにします。

                面接中の振る舞い:画面越しでも伝わる好印象のコツ

                カメラ目線とコミュニケーション

                画面を見てしまいがちですが、話すときはカメラレンズを見るよう意識しましょう。相手が話している時は画面を見て、自分が話す時はカメラを見るとバランスが良くなります。

                声と表情を意識的に表現

                オンラインでは声が聞き取りにくくなるため、対面よりもゆっくり、はっきりと話しましょう。相手の話が終わってから少し間を置いて話し始めると、音声の途切れを防げます。表情とリアクションはいつもより大きめに。適度に頷いたり相槌を打ったりすることで、しっかり聞いている姿勢が伝わります。

                姿勢と集中力

                自宅だからといって気を抜かず、背筋を伸ばして座りましょう。面接中にスマートフォンを見たり、他の作業をしたりするのは厳禁です。資料を見る必要がある場合は、一言断ると丁寧です。

                服装とトラブル対応

                身だしなみ

                オンラインでも対面と同様、清潔感のある服装が基本です。白やパステルカラーのシャツ・ブラウスは画面映りが良く、顔色も明るく見えます。派手な柄物は避け、髪型やメイクも整えましょう。

                トラブル発生時

                通信が途切れたり音声が聞こえなくなったりした場合は、慌てず再接続を試み、改善しなければ事前に控えた連絡先に状況を報告しましょう。「申し訳ございません、通信環境が不安定なようです」と正直に伝え、指示を仰ぐことが大切です。

                オンライン面接は、技術的な準備と画面越しのコミュニケーションスキルの両方が求められます。

                前日までにすべての確認を済ませ、対面以上に意識的に表情や熱意を表現することで、画面越しでもあなたの魅力をしっかり伝えることができます。

                看護師の転職面接で聞かれる質問&回答例のまとめ

                看護師の転職面接で聞かれる質問&回答例のまとめ

                看護師が転職面接で聞かれる質問や、採用担当者がチェックしているポイントについてお話しました。

                多くの質問と回答例をご紹介しましたが、面接において一番重要なことは、面接官とコミュニケーションの場であるということです。

                面接に苦手意識のある方は、看護roo!』や『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』などの看護師転職サイトに相談すると、転職のプロから面接対策をしてもらえます

                転職サイトへの登録・相談は無料です。自分に合う求人や担当者を見つけるためにも、2~3社を併用し、ご自身に合うところを見つけてみてください。

                あなたのこれまでの経験は必ず次の場所で活かせます。この記事を参考に、自信を持って面接に臨んでください

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                この記事を書いた人

                現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。

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