- 「4年目になると余計な仕事を振られて毎日しんどい」
- 「他の病院の同期と給料で差がついてる..」
4年目になると転職を考える看護師は増えてきます。
結論、看護師の転職は4年目がベストなタイミングです。
なぜなら、3年以上の実務経験はどの病院でも重宝されるので、年収を高確率であげることができます。さらに「とりあえず3年」の3年も過ぎているので、転職してもネガティブにとらえられることがないからです。
私自身、看護師として何度も転職を経験しましたが、若いときに知っておきたかったことを以下の流れでまとめさせて頂きました。
- 看護師４年目は転職を考えやすい時期
- 看護師にとって4年目の転職がベストな理由
- 看護師4年目で転職する方法
- 看護師4年目におすすめの転職サイト3選
- 看護師4年目で転職するデメリット
- 看護師4年目で転職するときの4つのポイント
- 看護師4年目で転職するときの注意点3つ
- 【看護師4年目】転職は職場選びに注意しよう｜3つのポイント
- 看護師4年目のよくある5つの疑問
このページを読めば、4年目が転職にベストである理由をはじめ、転職を成功させるためのコツや方法をすべてご理解いただけます。
編集部が実施した看護師723名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。
キャリア・転職に悩んでいたり、今の仕事・職場から離れようかなと考えていたりするすべての看護師におすすめの相談先です。
左右にスクロールできます。
| おすすめ転職サイト | 口コミ満足度 | 公開求人数 | おすすめポイント |
|---|---|---|---|
 1位：看護roo!（看護ルー） | 約5.9万件 |
| |
 2位：マイナビ看護師 | 約4.6万件 |
|  3位：レバウェル看護（旧・看護のお仕事） | 約14.1万件 |
|
〔求人数〕2023年1月5日時点
1. 看護師4年目は転職を考えやすい時期
看護師4年目で転職を考えやすくなる理由を紹介します。
一つずつ詳しく解説します。
1-1. 職場環境が合わない
4年目の看護師は職場の環境が合わずに転職する方が多いです。4年目になると、プリセプターやリーダーを任されるため、業務量や責任が増えます。
リーダーやプリセプターを任されると、仕事のやりがいが増えることはうれしいですが、逆にプレッシャーになるケースもあります。
周りの要求に応えきれないことや他の看護師のマネジメント、メンター業務などで、なかなかゆっくり休む時間がとれないです。
周りの中心にいるからこそ、院内の複雑な人間関係が嫌になり、転職を考えたくなる時期といえるでしょう。
1-2.給与が低い
看護師4年目で転職を考える方は、給与面で不満に思っているケースが多いです。4年目にもなって給与があがらなければ、「これだけしかもらえないの？」と感じてしまい、給与が高い職場に転職を考えます。
看護師は「人の命に関わる」大きな責任をともなう仕事です。業務量や責任の重さに見合わない給与だと、仕事をしている意味がないと感じる場面も多くなるでしょう。
また、4年目の看護師は他の病院に就職した人と収入に差が出始める時期でもあります。自然と、他の病院との待遇面を気にする機会が増えるでしょう。
看護師の平均年収が気になる方は、以下の記事で解説しているのでぜひ参考にしてください。
1-3. 将来のキャリアを考える
看護師4年目のタイミングで、将来のキャリアに不安を感じて転職を考える方も多いです。看護師4年目になると、周りの同期はプリセプターやリーダーとなりキャリアアップし始めます。「自分のキャリアはこのままでよいのか？」と感じる方もいるでしょう。
今のキャリアに悩んでいる方は、2つの選択肢があります。
- 同じ病院でキャリアアップできるタイミングを待つ
- キャリアアップを目的に転職する
今の職場に居続けてもキャリアアップのめどが立たない状況であれば、キャリアアップを目的に転職してもよいでしょう。
2. 看護師にとって4年目の転職がベストな理由
4年目の転職がベストな理由は、以下の5点があります。
では、詳しく説明していきます。
2-1. 3年以上の実務経験が評価されてキャリアアップできる
いまは多くの病院で看護師が不足しているので、3年以上の実務経験があれば、思っている以上に好条件・待遇の病院で採用されることがあります。
もちろん人によってバリバリ仕事ができる方もいれば、そうでない方もいます。たいていの場合『即戦力』として見られて採用されるため、年収・待遇があがった…という方が多いです。
実際、アンケートにも以下のような転職成功事例がありました。
出典：CareerTheoryアンケート
上記のようにサクッと転職が可能なのはシンプルに資格と3年以上の経験があるからです。
看護師は多くの病院も不足しがちで、3年以上の経験を積んできた看護師は重宝されます。かなりの数の転職先があるので、まずは気軽に求人を検索してみるといいでしょう。
2-2. 3年は過ぎたのでネガティブな印象を受けることはない
一般的に、看護師が一人前になるには3年かかるとされています。4年目であればもう過ぎているので、転職してもまったく問題はありません。
実際に、採用側としては「なるべく長く働いてもらいたい」と考えているので3年以上働いている実績があることは、評価されやすいです。ですので、4年目であれば問題はありません。
3年ぴったりでやめてもいいですが、おすすめとしては4年目の夏のボーナスがでたタイミング。
ボーナスがもらえるだけでなく、周りも転職を考える時期で、募集も多いので、もっと有利になります。
2~3ヵ月前から（可能ならもっと前から）準備しておく必要があるので下記のように余裕を持って準備をスタートしましょう。
- 4年目ぴったり(4年目の4月)に転職：4年目の1月から
- 4年目のボーナス後に転職：4年目の4月から
2-3. 悩んでいるなら転職を前向きに検討しよう
以上のように、『4年目は転職にベストな時期なので、キャリアや年収に悩んでいるなら前向きに検討すべき』というのが4年目看護師の転職です。
とはいえ、「初めての転職でどうしたらいいかわからない…」方がほとんどだと思うので、次の章で転職の始め方をご説明します。
2-4. 経験があり体力がある若手は重宝する
看護師4年目の20代は、多少の経験があり体力があると判断されて転職を有利に進められます。看護師は夜勤の仕事や、患者の対応で体力を多く消費するからです。
また、患者とのコミュニケーションも取れるようになっているので、他の病院に行っても即戦力として活躍できます。
看護師業界は人手不足のため、体力があり経験が豊富な20代は好条件で転職できる可能性が高いといえます。
2-5. 柔軟性があり新しい職場でも馴染みやすい
20代で看護師4年目であれば、新しい職場でも早く馴染めます。年齢が若いことと特定の仕事のやり方に染まっていないからです。
同じ職場を長年経験すると、独特な癖を持っていたり、前職の仕事のやり方を引きずったりします。新しい職場には馴染みづらいでしょう。
新しい職場にも適応しやすく、かつある程度の業務経験がある方は貴重な存在なので、転職しやすいといえます。
3. 看護師4年目で転職する方法
看護師4年目で転職する方法を解説します。もちろん一人で転職するのもありですが、もっと効率がよい転職方法があるので参考にしてください。
一つずつ解説します。
3-1. 転職経験者に相談する
転職を考えたとき、まずは転職経験者に相談するとよいでしょう。転職への近道になるからです。
転職経験者に相談するメリットは以下の3つです。
- 成功した方法や失敗談が聞ける
- 実際に利用したサービスが聞ける
- 面接で聞かれたことやポイントが聞ける
転職活動は一人でおこなうと失敗する可能性が高くなります。看護師は特殊な仕事なので、一般企業で働いている人に聞いてもわからないことが多いです。アドバイスをもらうなら、同じ看護師として転職したことがある人に相談してみましょう。
転職の相談先に詳しい情報は下記の記事で解説しているので参考にしてください。
身近な相談相手を作ることから始めよう
転職活動を始めるときは、身近な相談相手を作りましょう。
- 友人や家族
- 看護師向け転職サイト
今の職場の人の相談してしまうと、情報が広げられる恐れや引き止められて転職できない可能性もあります。そのときは、友人や家族に相談するのが一番安全で親身になってくれるでしょう。
また、転職サイトに登録して、転職のプロに相談するのも有効です。転職サイトのアドバイザーはさまざまな転職者の支援をしているので、転職すべきどうかの判断が明確につきます。その結果、転職をあと押ししてくれる存在になるでしょう。
3-2. 転職サイトに登録する
看護師に特化した転職サイトに登録するとスムーズに転職できます。転職サイトは転職活動のほとんどを代わりにやってくれるため、転職の難易度が低くなるからです。
具体的に転職サイトがおこなってくれることは以下です。
- 最適な求人紹介
- 一般に公開されていない求人に応募
- 応募企業とのやり取り
- 面接対策
- 書類添削
- 給与交渉
- 転職後のアフターフォロー
看護師特化の転職サイトに登録すると、病院の情報やさまざまな転職者のサポートをした実績があるので、ミスマッチを防げます。
転職するときは転職サイトに登録して、好条件で転職できるようにサポートしてもらいましょう。おすすめの看護師特化の転職サイトは「看護roo!」です。詳しい情報は下記に記載しています。
『看護roo!派遣』は東証一部上場企業の株式会社クイックによって運営される看護師向けの派遣会社で、特に求人の質への評価が高いです。
公式サイト：
https://www.kango-roo.com
4. 看護師4年目におすすめの転職サイト3選
転職サイトもいろいろありますが、どの転職サイトがよいのでしょうか？
50歳を超える看護師向けの転職サイトがありますが、ここでは転職サイトを徹底的に比較して、下記3つをおすすめしたいと思います。
『看護師の転職サイト目的別おすすめ8選｜17社を口コミ比較』で、看護師700人以上に「求人の質・量」「サポート力」を軸に評価してもらい上位だったものです。
- 看護roo!・・・総合評価No.1
- レバウェル看護（旧 看護のお仕事）・・・・非公開求人の評判◎
- ナースではたらこ・・抜群のサポート
4-1. 看護roo!：看護師からの総合評価No.1
| 総合満足度 | |
|---|---|
| 求人の質・量 | サポート力 |
| おすすめ看護師はこんな人 | |
| おすすめ資格 | 看護師准看護師助産師 |
| おすすめ施設形態 | 病院クリニック介護施設訪問看護保育施設 |
| おすすめ年代 | 20代30代40代 |
| おすすめ属性 | 常勤首都圏関西東海 |
看護roo!のおすすめポイント
- 10年以上・数十万人の看護師を支援してきた実績を持つ、業界最大手級サービス
- 利用者満足度は驚きの96.3％（看護roo!調べ）
- きめ細かなサポートや提案力など、利用者から満足の声が多数！
4-2. レバウェル看護（旧 看護のお仕事）：非公開の求人数◎
| 総合満足度 | |
|---|---|
| 求人の質・量 | サポート力 |
| おすすめ看護師はこんな人 | |
| おすすめ資格 | 看護師准看護師助産師 |
| おすすめ施設形態 | 病院クリニック介護施設訪問看護 |
| おすすめ年代 | 20代30代40代 |
| おすすめ属性 | 常勤パート・非常勤全国北海道東北首都圏関西東海中国・四国九州 |
レバウェル看護のおすすめポイント
- 累計利用者数40万人を超える（2019年度実績）、最大手級転職サイト
- 掲載求人数は公開求人だけでも14万件以上の圧倒的豊富さ（2022年12月19日時点）
- 年間4,000回以上実施の職場訪問によるリアルな内部事情をストック
4-3. ナースではたらこ：抜群のサポートが好評
| 総合満足度 | |
|---|---|
| 求人の質・量 | サポート力 |
| おすすめ看護師はこんな人 | |
| おすすめ資格 | 看護師准看護師助産師 |
| おすすめ施設形態 | 病院クリニック介護施設訪問看護 |
| おすすめ年代 | 20代30代40代 |
| おすすめ属性 | 常勤パート・非常勤全国東北首都圏東海関西中国・四国九州 |
ナースではたらこのおすすめポイント
- 求人掲載のない施設にも募集交渉をおこなってくれる「逆指名求人」
- スピーディかつ質の高い提案をしてもらえる
- 24時間受付の電話など、看護師の働き方に合わせた心配りも嬉しい
転職サイトを上手に使いこなすためのもっとも大切なポイント
転職サイトをうまく使いこなすためには「複数の転職サイトに同時に登録し比べる」ことを意識しましょう。
以下のように複数つかうことに関してはいいことがたくさんあります。
- あなたにあう優秀な担当者を選び、頼ることができる
- 各社が持つ求人のなかからあなたの条件に合った求人を見つけやすい
仮に「話を聞いて利用をやめた」となっても問題ないので、少なくとも3社の転職サイトに登録して比べながら使っていきましょう。
5. 看護師4年目で転職するデメリット
看護師4年目で転職するときはメリットは多くありますが、同時にデメリットもあります。紹介するデメリットを参考にして、転職するときに役立ててほしいです。デメリットを理解しておくと、転職する際のミスマッチが起きにくくなります。
看護師4年目で転職するデメリット
- 新しい職場の方針ややり方に悩まされる
- 一から人間関係や信頼関係を築かなければいけない
- 違う分野に転職した場合は勉強する必要がある
転職すると、新しい職場のやり方や方針などが違う可能性があり戸惑うこともあります。初対面なので、人間関係も一から構築していかなければいけません。
違う分野に転職するときは、一から勉強しないといけないため転職難易度は高くなります。自ら希望して看護師の幅を広げたいのであれば、苦痛に感じることもないでしょう。
大切なのは、転職したときに新しい職場の環境に適応できるかどうかです。現職場からキャリアアップしたい方や給与アップを目指したい方は、デメリットを理解したうえで積極的に転職を考えるとよいでしょう。
6. 看護師4年目で転職するときの4つのポイント
4年目でも看護師は十分転職先を見つけることは可能ですが、4年目だからこそ注意したいポイントもあるので、ここで確認しておきましょう。
ちなみに上記は転職サイトに登録すれば失敗しないようにフォローしてくれるので、転職サイトを使わない方はしっかり見ていきましょう。
6-1. 退職理由をしっかりと用意しておくこと
採用担当者から見て、4年目で転職してくる方に対しては「まだ4年経ってないのに..」というところが気になります。採用してもまたすぐに辞めないかをもっとも心配します。
4年目で辞めたい理由が仕事のきつさや人間関係であっても、本音で語ってしまうと一気に採用されにくくなります。
そのため下記のように前向きな退職理由を用意しておきましょう。
3年間仕事をして、〇〇の分野に興味を持ちました。〇〇に強い職場で経験をつみたいと思い転職を決意しました。
このように前向きな退職理由が好ましいです。転職サイトの担当者に相談すれば上記のような退職理由を一緒に考えてくれるので気軽に頼りましょう。
6-2. 転職先に求めるものをはっきりさせておくこと
4年目になると、看護師自体の仕事がどういうものかわかってきたのではないでしょうか？新卒の病院選びをしたときとはまた違った価値観が生まれていると思うので、それをはっきりさせておきましょう。
いまの職場から逃げるために「なんとなく」転職先を決めてしまうと、同じような悩みを抱えてしまうケースが多いです。
そのため下記ポイントは必ず振り返り、転職先選びに活かしましょう。
- 今の病院から転職したくなったのはなぜか
- 働くなかで嫌だと思っていたことは何か
- どのくらいなら妥協して働けるか
- どのようなクリニックなら長く働けそうか
上記のようなポイントをしっかりと考えることが4年目の転職では必須です。また、残業の有無や人間関係などは転職サイトに確認すれば、病院の内情を教えてくれます。
6-3. 4年目までの経験を考えて職場を選ぶこと
4年目になると2~3年目の転職と比べ物にならないくらい仕事の選択肢が広がり、内定も幅広い職場から得られるようになります。特に希望の職場がない方は、今までの経験を活かせるかの観点で転職先を選んでみてはいかがでしょうか。
経験してきた職場はもちろん、経験に応じては下記のように少し違った職場であなたのやってきたことが評価、優遇されるケースもあります。
前職は脳外科病棟で働いていました。命に関わる方の対応がすごく重圧で、また人間関係の悩みもあり、転職を考えていました。しかし、4年目で、少し転職するのが怖かったです。
とりあえず話だけでもと、転職サイトに相談し、紹介してもらったのが回復リハビリテーション病棟。
脳外科の患者さんがいることからその経験を活かして欲しいといっていただけました。
実際、転職して悩みを解決できたのと、あと3年目までの経験が活きてるなと毎日実感しています。
上記のように、仕事は変われど、あなたの経験が活きてくる職場があるはずです。他にも「内科病棟の経験が透析室に活きた」などの声もあります。
ただし、あなたの経験がどう活かせるかは人によってバラバラです。ここで正しい選択をするためにも、できれば転職サイトに登録し、専門のキャリアコンサルタントに相談できると好ましいです。
6-4. キャリアプランを考えておく
転職したあとのキャリアプランを考えておきましょう。面接で「次の病院で成し遂げたいことは？」と聞かれたとき、キャリアプランを提示できると印象が良いからです。
具体的なキャリアプランを提示できると、好条件で転職可能です。具体的なキャリアプランは以下のとおり。
- プリセプター
- ジェネラリスト
- スペシャリスト
- マネジメント
ただ、注意したいのが「スペシャリストを目指します」とだけ答えてしまうことです。
「なぜスペシャリストになりたいのか」「なんのためにマネジメントになりたいか」を考えて、理由を明確にする必要があります。
また「患者さんが過ごしやすい環境にしたい」「働きやすい環境にしたい」などのキャリアプランでもありでしょう。
大切なのは、「なぜそのキャリアプランなのか」を考えておくことです。
7. 看護師4年目で転職するときの注意点3つ
転職するときに注意すべき3つの点を解説します。
一つずつ解説するので、転職に失敗しないように参考にしてください。
7-1. ネガティブな転職理由にしない
転職活動をするとき、転職理由がネガティブにならないように注意しましょう。よくあるネガティブな転職理由は以下のとおりです。
- 給与が低いから
- 人間関係・職場環境が悪いから
- 先輩が高圧的だから
ネガティブな転職理由であれば、どこにも採用されません。「次の職場に転職しても、また同じ理由で辞める可能性がある」と判断されるからです。
ネガティブな理由で転職を考えるなら、ネガティブからポジティブに言い換えるようにしましょう。
具体的には以下の記事が参考になります。
7-2. 経験を活かせない職場はNG
今までの看護師の経験を活かせない職場は避けましょう。違う分野で働きたい意思がなければ、今までの経験を活かせる職場がよいです。
経験を活かせない職場に転職するときにデメリットとなるのは以下のとおりです。
- 仕事に慣れるまで時間がかかる
- 年収が下がる
- 選考が不利になる
4年間の看護師経験は強みに変わります。ただし、経験していない分野だと慣れるまで時間がかかり、自分に合っていない可能性もあるでしょう。また、せっかく経験を活かして好条件で転職できる可能性があるのにもったいないです。
転職を考えるときは、これまでの経験を活かせるかどうかで判断しましょう。
7-3. 転職先が決まっていないのに退職しない
転職先が決まっていないのに退職するとリスクしかありません。転職に苦戦する場合があるからです。
退職したけど、転職先が決まっていなければ以下のデメリットが発生します。
- 収入がない
- 社会保険がきれる
- 気持ちが焦る
辞めてから転職を考えている方は気を付けましょう。仮に1年暮らせる貯金があっても、無収入期間が長いとあせりで妥協して転職先を決めてしまうこともあります。
転職先が決まらないと転職活動中にストレスが多くなってしまうので、在職中に転職活動をしましょう。
8. 【看護師4年目】転職は職場選びに注意しよう｜3つのポイント
転職では職場選びにも注意しましょう。3つのポイントを解説します。
一つずつ解説するので、職場選びの参考にしてください。
8-1. 転職先で実現したいことを明確にしておく
職場のミスマッチを防ぐために、転職先で実現したいことを明確にしておきましょう。具体的に以下のことを考えてください。
- 転職する理由
- 転職する目的
- 転職する際に譲れないポイント
転職先を探す前に、キャリアビジョンを明確にするとスムーズに転職先を見つけられます。
例えば、「資格をとってスキルアップしたい」と考えているなら、資格がとりやすい病院や専門的な病院・教育制度が整っている病院になります。
大切なのは、実現したいことが病院でできるかです。実現したいことを明確にしてから転職活動をおこないましょう。
8-2. 労働条件を確認しておく
転職するうえで職場の労働条件を確認するのは重要です。仕事内容がよくても人手不足で残業時間が長い病院であれば、労働環境に耐えられなくなります。
求人票に記載している給与や労働時間に目が行きがちですが、時間外労働や休日などの細かい部分も確認しておきましょう。
詳しい求人情報を知りたいのであれば、看護師に特化した転職サイト「看護roo!」の登録をおすすめします。看護師の情報を広く知っており、アドバイザーに直接聞けるため、転職先選びが不安なら登録しておきましょう。
『看護roo!派遣』は東証一部上場企業の株式会社クイックによって運営される看護師向けの派遣会社で、特に求人の質への評価が高いです。
公式サイト：
https://www.kango-roo.com
8-3. 職場はライフプランに合っているのか
看護師4年目は20代半ばの方が多い傾向です。20代半ばになると結婚や出産など生活に関わるイベントが多くなります。仕事にも大きく影響してしますため、職場選びが大事になります。
例えば、以下の福利厚生がある病院がよいでしょう。
- 産休制度
- 育休制度
- 託児所の有
上記以外に人間関係も重要です。産休や育休は長期休暇なので、職場を離れる期間が長いです。休んでいる間、仕事をお願いできるような人間関係・休みやすい職場環境であることも重要になります。
今後のライフプランを考えて転職先を選択しましょう。
9.看護師4年目のよくある5つの疑問
ここで4年目の転職したい看護師からよくある質問へ回答していきたいと思います。
9-1.看護師4年目の平均給料はどのくらいでしょうか？
4年目の看護師の平均年収は正確な数字はどこにもデータが出ていません。ただ、「転職サイト看護roo!の調査」によると、下記のようなデータが出ています。
- 20歳~24歳の平均年収：400万円程度
- 25歳~29歳の平均年収：450万円程度
地域や病院の形態、夜勤の有無などによってもガラッと変わってきますが、上記とあまりに開きがあるようなら積極的に転職を考えてもいいでしょう。
参考までに、看護師の年収の口コミサイト「ナースなワタシのお給料」に投稿された4年目の方の給料の一例を紹介していきます。
| 4年目の看護師の年収事情 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 都道府県 | 年齢（歳） | 仕事内容 | 月給（万円） | 年収（万円） |
| 埼玉 | 24 | 病棟 | 24 | 294 |
| 神奈川 | 23 | 病棟 | 35 | 500 |
| 東京 | 24 | 病棟 | 36 | 530 |
| 大阪 | 23 | 病棟 | 31 | 469 |
| 埼玉 | 23 | 病棟 | 28 | 416 |
| 石川 | 24 | 病棟 | 27 | 384 |
上記のように開きはあるため、年収が低いことで悩んでいる方は病院を変えれば解消できるケースも多いです。
9-2. 給料をあげるのであればどうやって求人を選ぶべき？
注目するべきなのは、基本給以外に夜勤手当とボーナス。この3つの要素が高い病院をいかに見つけるかで給料が変わります。ただし、ボーナスや手当がどれくらいかなかなかわからないし、聞きにくいかと思います。
「転職サイト」は、こういった求人票には載っていない、だけど気になる情報を変わりに探ってくれるので便利です。
長く働きながら給料をあげていきたい方は、毎年のように昇級のある「国立病院」「公立病院」がおすすめです。
毎年年収はあがっていきますし、管理職になればグッと給料は増えます。
9-3. ハローワークは使えますか？
仕事を探す有名な方法であるハローワークは実は看護師も使えます。
地方の求人には強いという噂もありますが、ハローワークはよほど求人に困ったとき以外は使わないほうがいいでしょう。理由はシンプルで、求人の質が良くないといわれているからです。
利用者からは下記のような声も出ており、登録に行く時間すらも私はもったいないと考えています。
- よい条件の求人があまり見当たらない
- 入職してみたら待遇が全然違かった
- 入職してみたらブラックな職場だった
どうしても求人が気になる方のみ、「こちらの検索ページ」からハローワークの看護師求人を検索できるのでのぞいてみましょう。
9-4. 退職の切り出しがうまくできるか心配です
転職サイト経由で転職をしていた場合、退職の切り出しから交渉まであなたにあったアドバイスをくれるので安心です。
しかし、使わない方は下記のポイントを守れば失敗しにくいです。
- 転職を決めるときまで周囲には一切言わない
- 最初は師長などあなたの上司にあたる人に2人きりになったタイミングで伝える
- 引き留めにあっても絶対に意思を曲げない
特に3つ目のポイントが大切で、人によっては引き留められて心変わりしてしまうケースもあります。しかし、一度辞めたいと言った以上、今後本当に転職したいときに切り出しにくくなります。絶対に転職すると決めたとき以外は退職を口にしてはいけません。
9-5. 自分がやめたら病院に迷惑がかかるんじゃ…？
4年目になると、ある程度の仕事を任されることや、人間関係もできてくることから「やめたら迷惑をかけるんじゃ..」と不安な方も多いと思います。
実際、迷惑はかかりますが、なんとかなります。若手の看護師一人が抜けただけで回らなくなるようならあなたのせいじゃなく、そんな体制にしてきた病院側のミスです。
やめたあとのことよりも自分のことを一番に考えましょう。病院のためを思うなら転職が決まったら、少しでも早めに伝えるようにしましょう。
ちなみに、こういったことを感じられるのであれば、人間関係などものすごく恵まれた環境にいたかもしれません。
人間関係のいい職場はなかなかないので、本当に転職していいのかもう一度考えてみましょう。
10. 看護師4年目の転職でキャリアップを目指そう
4年目で看護師が転職したくなったときのお話をしてきましたが、いかがでしたか？記事の前半には看護師4年目で転職ベストな理由を解説し、後半で転職の注意点や職場選びのポイントを解説しました。
4年目にもなると、看護師はたくさんの転職先から欲しがられるようになります。
723人の口コミをもとに、私がおすすめしたいのは下記の転職サイトです。
- 看護roo!｜総合評価No.1
https://kango-roo.com - レバウェル看護（旧 看護のお仕事）｜非公開求人の評判◎
https://kango-oshigoto.jp - ナースではたらこ｜抜群のサポート
https://iryo-de-hatarako.net
以上を参考に長い看護師生活、後悔しない決断をしていただければと思います。
前の病院では少し苦手な先輩がおり、毎日職場に行くのがすごく嫌でした。
失敗も多く、周りからは「できない子」と評価されているようで、それも悩んでいて、毎日辞めたいと思っていました。
ふと、経験の少ない私に転職はできるのか、と試しに求人を見てみると前の病院よりも好条件な求人がたくさんありました。
面接もサクサク通過し、お給料を3万円あげて転職することになりました。
人間関係はいい職場と聞いていましたが、仕事も環境を変えてみたところ、以前のように「できない」感覚がなくなり、今は毎日貢献していると実感できています。