介護職やってられない!精神病みそう・辞めたいと感じる毎日を脱する方法

介護職 やってられない

「介護職、やってられない!」
「このまま続けたら精神を病みそう」

と悩んでいませんか。

介護職の仕事はとにかく体力的にハードで、一日中動きっぱなしです。仕事が終わることにはぐったり疲れ果てることもありますよね。腰痛などの体の不調を感じる方も多いと思います。

加えて、同僚との人間関係や利用者やそのご家族とのコミュニケーションの問題など、精神的にしんどい場面も多いですよね。

この記事では介護職経験者を対象にどんなことで「やってられない」と感じるのかを調査しました。集まった介護職スタッフの声をまとめて紹介します。

  1. 介護職をやってられない!と感じるとき【経験者に聞きました】
  2. 介護職をやってられないときのストレス解消法
  3. 介護職やってられない、精神病みそうと感じたときの対処法
目次

1.介護職をやってられない!と感じるとき【経験者に聞きました】

当サイトでは、介護職経験者向けに独自にアンケートを取得し、どのようなときに介護職やってられない!」と感じるかを調査しました。

介護職アンケート

「もうやってられないと感じた」という声が多数集まりました

そこからは、介護の仕事に励んでいるからこその「やってられない!」という悲痛な声が、多く聞こえてきました。

気になる項目をぜひご覧ください。

1-1.スタッフ間の人間関係が悪い

アンケート結果で最も多かったのは、スタッフ間の人間関係の悪さから「やってられない!」と感じるという内容でした。

仕事でのストレス以上に、

  • 職員間のいじめや嫌がらせ
  • 長年勤務しているスタッフとの不和
  • 女性特有の人間関係
  • 厄介ごとの押し付け合い

これらに耐えられないという声が多く聞かれています。また、スタッフの年代による価値観や意見の違いが引き金となって、人間関係が悪化してしまうこともあるようです。

職員間のいじめが耐えられない

口コミ・評判

介護老人保健施設勤務(正社員・32歳)
介護はストレスがたまる仕事というのはもとから知っていたのでそれでも我慢しようとしていたのですが、自分がそのきつさに耐えられたとしても先輩からの八つ当たりや職員同士のいじめがずっと続いていて、それが精神的に耐えられませんでした。

厄介ごとを押し付け合っている

口コミ・評判

デイサービスセンター勤務(正社員・23歳)
会社内での仕事、厄介ごとの押し付け合い。面倒な人物の担当を押し付けるなどです。
私の働いていた支店では、くせのある利用者の担当を私や、他の、いわゆる押しに弱そうな人に押し付ける文化がありました。

口コミ・評判

デイサービスセンター勤務(正社員・25歳)
デイサービスでの介護の仕事はすごく好きでした。「辞めたい」と感じたのは人間関係が一番影響していたと思います。
当時、一番若かったこともあり、おば様の職員(パートさん)から仕事を押し付けられることが多く、辛かったことが「辞めたい」に繋がりました。

年齢層が広く、風通しが悪い

口コミ・評判

グループホーム勤務(正社員・28歳)
同じ介護職員の年齢が比較的高めの人たちが陰で互いに悪口を言っており、人間関係が築きにくい。若い人が少なく、風通しが悪い。話ばかりしていて業務をこなさない人がいてイライラする。

愚痴を聞くのに疲れた

口コミ・評判

グループホーム勤務(正社員・37歳)
介護現場での人間関係。人の出入りが激しいので、リーダーの人も働いている人に冷たかった。休憩時間も休憩にならず、、愚痴ばかりを聴く感じで、とにかく働いている人達が嫌でした。

職場で孤立してしまった

口コミ・評判

重症心身障害者施設勤務(契約社員・28歳)
同僚や看護師との人間関係がうまくいかなかったとき、自分ではよかれと思って進めていた仕事が通用しないので困りました。相談するのにも、人間関係が難しく、孤立する感じがあってやめたいと思いました。

女性特有のあつれきに嫌気がさした

口コミ・評判

特別養護老人ホーム勤務(正社員・25歳)
入居者様に何か言われても、されても気にならなかったが、職員からの妬みや嫌がらせは耐えられなかった。職場に女性が多いために色恋沙汰の関係ですぐ妬まれ、特定の人と夜間勤務や同じ棟の担当になるのが辛かった。入居者の悪口を言うことにも腹が立った。

1-2.利用者と家族からのハラスメントが苦痛

利用者やその家族からのハラスメント・暴言に耐えられないと苦しんでいる介護職も多いです。

体力的にキツイ中でなんとか頑張ってケアをしているのに、その当人から罵倒されたり嫌がらせをされては、やってられないですよね。もう我慢の限界になってしまうのも当然でしょう。

実際に、叩かれる、物を投げられるなどの身体的な暴力や、怒鳴られる、理不尽なことを言われるなどの精神的な暴力が横行されていました。

認知症利用者の暴言暴力が耐えられない

口コミ・評判

巡回入浴勤務(正社員・23歳)
感染症で認知症の方の入浴介護時、暴言や暴力を受けること。これを上手に流しなんとか治めたとしても次は唾をかけられ、足でお腹を蹴られたりされます。入浴時は抱きかかえるので、顔は接近している。この時だけは、もうやってられないと思いました。

口コミ・評判

グループホーム勤務(アルバイト・30歳)
グループホームだったので認知症の方に暴言を吐かれたり、物を投げられたりしたとき。

利用者から命令される

口コミ・評判

有料老人ホーム勤務(契約社員・39歳)
丁寧に感謝の気持ちを言ってくれる人もいれば、命令口調で介護しろという人がいて精神的にきつかったです。

家族からのクレーム対応が疲れる

口コミ・評判

デイサービス勤務(アルバイト・25歳)
とにかく力仕事で体がきつい。利用者の人達は良い方優しい方が多かったが、利用者の家族からのクレームが度々あり、対応に疲れた。

1-3.給料が安すぎる

多くの介護職が、仕事に対して給料が安すぎることに苦痛を感じています

介護職員の仕事の満足度調査によると、賃金への満足度は低く、約4割が不満と回答しています(参考:厚生労働省「介護労働の現状」。ただでさえ劣悪な労働環境で仕事をしている介護職は多く、職場環境と合わせて給与への不満を感じている方は非常に多いです。

給料が上がらない

口コミ・評判

介護老人保健施設勤務(正社員・28歳)
給料が安すぎて、むなしくなる。夜勤あり残業ありが当たり前で働いているにも関わらず、給料は全然上がらない。高齢化で需要があるにも関わらず、雇用条件は一向に改善する気配がなく、これ以上この業界にいても先がないと感じたため。

口コミ・評判

デイサービス勤務(正社員・35歳)
給料が安いことや、頑張っても給料が変わらないこと。昇給やボーナスも期待できず、待遇的に厳しいと思って転職した。

仕事内容や業務量に対して給料が低い

口コミ・評判

介護老人保健施設勤務(アルバイト・28歳)
看護と介護の職種の違いか、おむつ交換は介護職が行っており、入浴介助も体力的に辛いのに低賃金だったので、何度も辞めたいと思いました。また、看護師の態度もキツい時があり、辛かったです。

口コミ・評判

特別養護老人ホーム勤務(正社員・38歳)
どうみても介護スタッフの人員が足りていない状況にも関わらず無理に仕事を押し付け、過度の仕事をさせられたことです。給料もたいして高くもないのに仕事量ばかり増える一方で嫌気が指しました。

1-4.業務量が多すぎる

人手不足で一人当たりの業務量が多すぎるという声も聞かれています。

スタッフが足りないために利用者の介助が追いつかず、人によっては仕事を押し付けられるなど、苦しんでいる介護職が多く見受けられました。

仕事量が多すぎる

口コミ・評判

有料老人ホーム勤務(正社員・34歳)
仕事というより、自分がダメになると思いました。やること一つ一つを丁寧にやっていかないといけないので、一人でこなす仕事量が多くそこから受ける重圧に潰される感じでした。

口コミ・評判

デイサービスセンター勤務(アルバイト・42歳)
職員によっては仕事をさぼっていたり他人任せにしたいする人も多くおり、真面目な性分の私は多くの仕事を押し付けられており、毎日帰宅後心身ともに疲れた状態になっていたので辞めたいと思っていました。

業務量が多いうえに煩雑でストレス

口コミ・評判

サービス付き高齢者向け住宅勤務(正社員・40歳)
担当件数が多いだけでなく、介護職員の調整業務や複数の書類業務など業務が煩雑過ぎて残業になることが多く、助けや相談を求めることができないし、なによりもケアマネジャーそのものの業務に専念させて貰えないのに責任の全てが私自身に帰属する理不尽さがストレスとなっていたから

1人で20人分の食事を作った

口コミ・評判

特別養護老人ホーム勤務(正社員・43歳)
いきなり人が辞めたことで、ケアマネジャーから食事担当になってしまい、サービス残業をさせられた。また、1人で食事を20人分作らされた。

多くの業務をこなしても、文句を言われる

口コミ・評判

特別養護老人ホーム勤務(契約社員・24歳)
1人でこなす数の量が多すぎて身体や精神的に疲労が蓄積してストレスが溜まりやってられないと感じた。こんなにも多くの量こなしているのにあれやこれやと文句を言ってくる人や悪口を言ってきたりするのでこんな仕事辞めたいと思った。

少人数での夜勤対応は疲弊する

口コミ・評判

有料老人ホーム勤務(正社員・30歳)
施設も入居者を入れなければ成り立たないため、人員的にも対応できないような介護度の重たい人の受け入れも多い。そのため、夜勤時に暴れる、転倒する、離設しようとするなどなど。。問題が山積みなうえ、夜勤は一人で通常の業務もこなさなければならない。看護師1人は夜勤にいるものの医療以外の対応は全くと言ってしてくれることはなく、仮眠などとれるわけもないので精神的、身体的に疲弊しました。

口コミ・評判

有料老人ホーム勤務(正社員・24歳)
夜勤は1人で利用者45名を見ていました。認知症の利用者様も多く対応に気疲れもする。1人でこなす仕事の量が物凄く多かったです。

1-5.休みが取れない

人手不足による長時間労働や、休みの少なさが限界で苦しんでいる介護職も多いです。

介護業界は慢性的な人手不足であり、長時間労働、サービス残業、夜勤過多、休日出勤など、多くの介護職が労働環境の悪さに苦しんでいます。「せっかくの休みも、疲れで何もできない」という悲痛な声も聞かれました。

年間を通してまとまった休みが取れない

口コミ・評判

訪問看護勤務(臨時職員・37歳)
土日祝日、年末年始、お盆全く関係なくまとまった休みが取り辛かったこと

休日は疲労回復して終わる

口コミ・評判

特別養護老人ホーム勤務(正社員・27歳)
残業が多く、人数も足りないので簡単に休めず、個人の負担が大きいことです。これにより仕事終わりには疲れて何も出来ず、休日も回復のために使うため生活が圧迫されたことが辞めたい原因でした。

シフトの組み方に無理がある

口コミ・評判

特別養護老人ホーム勤務(正社員・25歳)
体調不良等の欠勤があると、人手不足による日勤帯の掛け持ちや、夜勤明けの後の数時間残業や明けの翌日に遅番勤務があること。

口コミ・評判

老人保健施設勤務(正社員・28歳)
明けや休みの日でも研修や行事の手伝いなどがあり、まともに休むこともできない上に給料も少ないので、何度も辞めたいと思っていました。

残業や休日出勤が多すぎる

口コミ・評判

特別養護老人ホーム勤務(正社員・41歳)
介護現場の職員の人員不足で、ほとんどの確率で定時帰宅できなかった。ケアマネ業に手が回らないことが多く休みの日に出勤し書類を作成していた。休日手当や残業手当は無く嫌になった。

口コミ・評判

有料老人ホーム勤務(正社員・24歳)
夜勤続きで休み返上で働いていたことがあり、このままでは身体を壊してしまうと感じたとき。平均で月に8回は夜勤があり、残業も多かった。休みを返上して働いている職員がいないくらいだった。

1-6.腰痛や体調不良が辛い

腰痛や体調不良が原因で「やってられない!」と感じる方も多いです。

仕事が好きでも、痛みに耐えながら続けることは難しいですよね。同じような悩みを持つ方は多く、介護職の約8割は腰痛を抱えているとさえ言われています。

仕事は好きだが腰痛がきつい

口コミ・評判

デイサービス勤務(派遣社員・32歳)
職員や看護師さん達は良い人ばかりだったので、辞めたいと思ったことはない。患者さんとも仲良くやっていた。ただ、患者さんを抱えるときに腰に負担がかかったときはきつかった。

仕事でぎっくり腰になった

口コミ・評判

デイサービス勤務(アルバイト・36歳)
体力的にとてもきつかったです。患者さんの体を支えたりするのが腰痛につながり、毎日痛みに耐えながら働いていました。動けない方のお風呂や介助など力仕事も多く、ぎっくり腰になったときにはもう辞めたいと思いました。

日々の重労働が腰や体に響く

口コミ・評判

有料老人ホーム勤務(契約社員・30歳)
想像した以上に重労働だということです。人を持ち上げたりする仕事を毎日しているのでかなり体に堪えるなと思いました。これでは体が壊れるだろうと感じ嫌になりました。そして案の定体調を崩す結果となりました。

口コミ・評判

グループホーム勤務(正社員・26歳)
身体が大きい人への身体介助が辛かったです。車いすから、ベッドへの移乗をするときなどに私自身の体が小柄なので、腰への負担がひどく、腰ベルトをしていても腰が痛くなる時があり、続けるのは難しいとよく感じていました。

1-7.上司との関係がストレス

上司との関係にストレスを感じる介護職も多いです。

自分の介護観と上司の方針が違うことや、責任逃れをする上司など、多くの介護職が上司へのストレスを抱えており、結果として精神的に追い詰められてしまう方も見受けられました。

上司とのやりとりで心が折れた

口コミ・評判

有料老人ホーム勤務(派遣社員・52歳)
自分の能力以上をやってくださいと上司から言われ、1から10まで全て指摘されたことで、心が折れてしまいました。自分を保つのが大変でした。仕事も利用者様も好きでしたが、同僚・上司と折り合いが合わなかったです。

業績を上げろと言われてキツイ

口コミ・評判

デイサービス勤務(正社員・25歳)
慢性的に人手不足だったので転倒事故などの危険が多く常に気を張っていました。人手不足は解消されないのに業績を上げろと上から言われて精神的にも体力的にもしんどかったです。

精神的に追い詰められた

口コミ・評判

デイサービス勤務(アルバイト・54歳)
声かけ、ホウレンソウの徹底が非常に厳しく、精神的に追い詰められました。利用者様の入浴介助や排せつ介助は大変でした。しかし利用者様との対応よりも、上司との関係にストレスを感じました。

無理難題を言われる

口コミ・評判

特別養護老人ホーム勤務(契約社員・31歳)
フロアリーダーがおよそできないことを無理やりやらせようとするのでストレスが溜まりました。例えばワンオペで1フロアを担当している時に、ある方のお部屋に入ってオムツ交換するのに対し、フロアの人達の見守りも行いなさい。と言うのです。おむつ交換は部屋を閉め切って行う行為なのに、無理を言ってきて怒りを感じたのを覚えています。

上司が責任逃れをしている

口コミ・評判

グループホーム勤務(正社員・24歳)
他の職員が服薬ミスをおかした後、上司がご家族への説明責任を果たしていない状態で時間だけがすぎていくのを目の当たりにした時。この人の下にはつきたくないなと感じた。

法律違反に加担させられた

口コミ・評判

デイサービスセンター勤務(契約社員・32歳)
必要以上の業務の追加、職員間のいじめ、利用者からの暴力、監査を通るために人員不足を誤魔化す資料作りをさせられ、勤務時間外に強制的に会議に参加させられた等、やめたくなる理由は沢山ありました。

口コミ・評判

デイサービスセンター勤務(正社員・27歳)
自分が生活相談員として異動してきた際に前任の生活相談員が作成しなかった必要書類を5年間分遡って作成させられたこと。
作成時間帯も業務終了後の18:30から早くて22:00まで一年間毎日。違法な会社だった為、出勤簿は定時で記入するよう強要され、残業代もありませんでした。

ここまで、介護職の方々の「もう辛い、やってられない」と感じる瞬間をお伝えしました。仕事に本気で向き合うからこそ、いかにキツく大変なことが多いかが分かります。

そこで次章では、介護職の仕事をやってられない!と感じたときのストレス解消法をお伝えします。

2.介護職をやってられないときのストレス解消法

この章では、介護職が「やってられない!」感じたときに、試してほしいストレス解消法を紹介します。適度にストレスを解消しながら仕事を続けるためにも、以下の内容をまず試してみてください。

それでは、ご紹介します。

2-1.家族や同僚などの身近な人に相談する

一つ目は、家族や同僚などの身近な人に相談することです。

仕事への悩みによってストレスを感じている場合、家族や同僚などの身近な人に相談してみましょう。相談することによって、以下のような効果があります。

家族や同僚に相談することのメリット

  • 人に話すことで脳内が整理される
  • 解決策が見つかる可能性がある
  • (解決しなかったとしても)ガス抜きとなりストレスが軽減される

このように、人に話すだけでストレスが軽減されるのです。このため、何を話したら良いのかまとまっていない状態でも、まず相談してみると良いでしょう。

また、意識的に笑うことも大切です。笑うことで体内でストレスを解消するメカニズムが働くと言われており、声を出して笑うとさらに癒しや幸福感を得やすくなります。

2-2.体を動かして気持ちを切り替える

二つ目は、適度な運動などで体を動かして気持ちを切り替えることです。

仕事以外の時間を家で何もせずに過ごしていると、仕事のことが頭をよぎるだけでなく、ネガティブな考えが浮かびやすくなってしまいます。頭の中で堂々巡りになってしまうことも多く、考えても答えが出ないことも多いでしょう。

今すぐできる!体を動かす方法

  • 自宅の周辺を散歩(ウォーキング)する
  • 自宅近くを軽くジョギングする
  • 家の中で軽い筋トレやストレッチをする

このように、まずはできる範囲からで構いませんので、適度に体を動かして気持ちを切り替えることが大切です。慣れてきたら徐々に運動量を増やしても良いでしょう。

運動をすることでストレスを解消させるホルモンが分泌されることがわかっており、気持ちの切り替えや心の安定につながりやすくなります。

2-3.十分な睡眠時間を確保する

三つ目は、十分な睡眠時間を確保することです。

ストレスが増えると眠りが浅くなったり、寝つきが悪くなったりと、睡眠の質が悪くなることがあります。睡眠の質が悪化した結果、ストレスが解消されず、睡眠障害からうつ病などを引き起こすこともあるため注意が必要です。

睡眠習慣

睡眠と体調は密接に関係しており、健康面と仕事面の双方に悪影響を及ぼしてしまう(出典:厚生労働省

毎日の仕事にストレスを感じているときは、まずはしっかりと睡眠時間を確保することに加え、その他のストレス解消法も試しながら、リラックスした状態でしっかり眠ることに努めましょう。

2-4.仕事を忘れてリフレッシュする

四つ目は、仕事を忘れてリフレッシュすることです。

真面目な人ほど、仕事後や休みの日も仕事のことを考えてしまい、心が休まらない状態が続いてしまう人はとても多いです。映画鑑賞や読書、音楽、美味しいものを食べるなど、自分が興味があるものを積極的に楽しむ時間を持ちましょう。

心から楽しいと感じる時間を過ごすことでストレスが軽減され、「趣味や休みの日を楽しむために仕事を頑張ろう」とモチベーションを持つこともできます。

3.介護職やってられない、精神病みそうと感じたときの対処法

この章では、「どうしても介護職の仕事がキツい、これ以上続けると精神を病みそう」と思った場合の対処法をお伝えします。

順番にご紹介します。

3-1.施設長や上司、信頼できる同僚がいれば相談する

あなたの職場にいる施設長や上司、同僚の中で、信頼できる人がいるなら、まず相談してみることがおすすめです。

社内の人間関係が悪いことによるいじめや、ハラスメント、仕事に起因した体調不良など、何らかの形で業務に影響が出ている場合、迅速に対応してもらえることもあるでしょう。

上司との関係の悪さに悩んでいる場合は、施設長などのさらに上の役職者に話すことがおすすめです。また、話すことで気が楽になることも多いですが、愚痴を言うことよりも「どのようにしたら改善されるか」という観点で相談することを意識してみてください。

こころの耳電話相談【職場に相談できる人がいないとき】

こころの耳電話相談

職場に相談できる人がいないという場合、『こころの耳電話相談』を頼ってみることもおすすめです。厚生労働省が運営しており、働く人からの相談を電話で受け付けています。

以下のような仕事の悩みを無料で相談することができ、最長20分間訓練を受けた産業カウンセラーなどの相談員が対応してくれます。

  • メンタルヘルス不調(こころ・人間関係・仕事の悩み)
  • 過重労働による健康障害(長時間労働による健康への影響、職場における健康管理状況)
  • ストレスチェック制度

働く人の「こころの耳電話相談」

  • Tel:0120-565-455
  • 月曜日・火曜日 17:00~22:00/土曜日・日曜日 10:00~16:00(祝日、年末年始はのぞく)

3-2.休職する

毎日仕事を頑張っているからこそ、自分ではどうしようもできないと感じてしまったら、休職することも一つの手段です。

介護職の仕事は夜勤があるものも多く、不規則な生活になりやすいです。さらに、人手不足による膨大な業務量や介護職として人の命を預かるという大きな責任が負荷されて、ストレスから身体的だけでなく精神的にも体調を崩してしまう人はとても多いのです。

このため、一度十分な休息を取り自分を取り戻すことは、長期的に仕事を続けるという観点からも非常に大切な時間であると言えます。

3-3.職場を変える

どうしても仕事が辛い、これ以上仕事を続けるのは厳しいと感じる方は、職場を変えるしかありません。

職場を変えるのには、介護職のまま勤務先の施設や業種を変える方法と、介護職以外の異業種に転職する方法の2種類があります。

施設や職種によって仕事内容や忙しさは異なる

「介護の仕事は好きだけれど、今の職場は厳しい」という方は、勤務先の施設や業種を変えましょう。特に、夜勤や腰痛がキツイと感じている場合、職場や施設を変えることで、体への負担を大きく減らすことができます。

  • 夜勤がきつい
    →デイサービス、訪問介護、日勤のみの職場に転職
  • 力仕事による腰痛
    →ケアマネージャー、生活相談員を目指す
  • レクリエーションがつらい
    →病院、訪問看護、ショートステイ

他の施設への転職を考えている方は『介護職300人が選ぶ転職サイトおすすめ比較!口コミ評判&求人数ランキングを参考にしてください。

また、スタッフ間や上司との人間関係や、極度の人手不足などで職場環境が悪い場合、身につくはずのスキルが身に付かなかったり、萎縮してしまい本来の力が発揮できなかったりすることもあります。この場合も、他の施設への転職がおすすめです。

業界内での違う職種や他業界に転職も選択肢のひとつ

利用者への介助業務など、介護職の業務内容が合わないと感じる場合、異業種に転職することも一つの手段です。

自分に合った仕事を選べば、精神的・体力的にきつい毎日を抜け出しやすいでしょう。介護職での経験を活かし、介護業界での別の職種に転職する方や、全く別の業界へ転職する方は多くいらっしゃいます。

他業界への転職を考えている方は『介護職からの転職におすすめの仕事16選!介護経験の強みを活かしてキャリアチェンジ』の記事を参考にしてください。

仕事に行くこともままならないほど辛い場合、一度介護職から離れてみても良いでしょう。その際は、未経験が歓迎されやすい職種を選ぶと、仕事が見つかりやすくなります。

さいごに

「介護職をやってられない!」と感じる方の実際の声や、その際の対処法についてお伝えしました。

多くの介護職の方が、仕事において体力的・精神的にハードな毎日を送られています。キツイと感じた際は、この記事で紹介したストレス解消法や対処法を、ぜひやってみてください。

あなたの未来が明るいものになるよう願っています。

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この記事を書いた人

現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。

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