- 「介護派遣の夜勤は稼げるのだろうか」
- 「夜勤の仕事はどうやって見つければいいの?」
と考えていませんか。
介護派遣の夜勤は、時給が高く稼ぎやすい働き方です。
紹介案件の多い派遣会社を利用することで、好条件の求人を見つけられます。
この記事では、介護業界で働く派遣社員の転職をサポートしてきた私が、「好条件の夜勤求人を見つけやすい派遣会社」「夜勤の介護派遣の働き方」について解説します。
- 介護派遣の夜勤専従の仕事探しに利用すべき派遣会社4選
- 介護職の派遣求人が探せる!おすすめの求人情報サイト
- 夜勤専従の派遣介護職の特徴
- 介護派遣の夜勤専従で働くメリット
- 介護派遣の夜勤専従で働くデメリット
- 介護派遣の夜勤専従がおすすめな人
- 介護職の派遣で働くメリット・デメリット
すべてを読めば、夜勤の介護派遣で働くうえで必要な知識を得られるでしょう。
1.介護派遣の夜勤専従の仕事探しに利用すべき派遣会社4選
この章では、夜勤専従の仕事探しに利用すべき派遣会社4つを紹介していきます。
ここで紹介していく派遣会社は、下記3つの基準で選んでいます。
選ぶ基準
- 求人の質・量
…求人も十分にあり、優良案件が多い - 提案力
…業界の経験の有無に関わらず、希望条件に合った求人を紹介してもらえる - サポート力
…求職者一人ひとりのニーズに合った面接・書類対策など、選考対策を丁寧に行ってくれる
エージェント | 派遣 求人数 | 提案力 | サポート 体制 |
かいご畑 | ◎ 7,385件 | ◎ 4.2 | ◎ 4.0 |
ミラクス介護 | ○ 4,941件 | ○ 3.9 | ◎ 4.1 |
MC介護の お仕事 | ○ 5,018件 | ○ 3.7 | ○ 3.9 |
ブレイブ (BRAVE) | ◎ 68,490件 | ○ 3.7 | ○ 3.7 |
※求人数:2023年10月更新
それぞれ詳しく紹介していきます。
かいご畑
『かいご畑』は介護向けの人材紹介サービスから、資格講座まで、介護業界で幅広い事業を行うニッソーネットが運営しているサイトです。
求人数が非常に豊富で、かつ悩みをしっかりと聞いてくれた上で求人を紹介してくれると多くの方から好評でした。
また、派遣スタッフとして勤務する場合は以下のような資格の講座を無料で受けることができます。
- 介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)・・・75,000円→0円
- 介護福祉士 受験対策講座・・・・・・・・・37,000円〜→0円
そのため、資格を取ってキャリアアップしたい!という方がステップアップとして使うのもおすすめです。
かいご畑公式サイト:
https://kaigobatake.jp
ミラクス介護
『ミラクス介護』は、業界最大級の求人数を保有している転職サイトです。
非公開求人も含めると120,000件ほどの求人を保有しており、派遣としても勤務することができるので、希望に合った求人を非常に見つけやすいです。
無料で利用でき、就業までコンサルタントがしっかりサポートしてくれますので、他の転職サイトと併用して利用するようにしましょう。
ミラクス介護公式サイト:
https://www.h-career-support.com/kaigo
MC介護のお仕事|アフターフォローも充実!
『MC介護のお仕事』は、業界でもトップクラスの求人数を保有している派遣会社です。
希望する職場がどういう雰囲気なのかを伝えてくれ、最後は担当者が一緒に職場見学に同行してくれるので、職場の雰囲気を重視している方にとっては非常におすすめです。
就職した後のアフターサービスも充実しており、職場での悩みなど相談できるので、安心して利用できる1社でしょう。
MC介護のお仕事公式サイト:
https://mc-kaigo.net/
ブレイブ(BRAVE)
『ブレイブ(BRAVE)』は、転職業界大手のマイナビが運営している派遣会社で、看護師・介護士・薬剤師・保育士などの転職、派遣をサポートしています。
介護職だけでも約17,000件以上の単発介護派遣の求人を保有しているため、多様な仕事の中から能力に合った仕事を選ぶことができるでしょう。
また、給与の日払いができることが特徴で、相談しやすい環境と迅速な対応が評判が高く、登録して損はない1社です。
ブレイブ公式サイト:
https://www.braves.co.jp/sat/kaigo/
担当者がサポートにつく派遣介護におすすめの求人紹介サービスを紹介しました。
次は、求人情報がまとまってる介護職の派遣におすすめの求人サイトを紹介していきます。
2.介護職の派遣求人が探せる!おすすめの求人情報サイト
ここでは特に、掲載求人数の多い介護職の派遣求人を探すのにおすすめの求人サイト5社を紹介します。
求人情報サイト | 介護職の派遣求人数 |
はたらこねっと | ◎ 27,922件 |
e介護転職 | ◎ 31,448件 |
リクナビ派遣 | △ 478件 |
介護求人ナビ | ◎ 10,06Ⅰ件 |
エン派遣 | 〇 8,533件 |
※求人数:2023年10月更新
それぞれ詳しく紹介していきます。
2-1.はたらこねっと
『はたらこねっと』は、日本最大級の社員・派遣・パートの求人情報サイトです。
介護関連の求人は2万件を超えているため、希望に合った職場選びができるでしょう。
また、仕事探しの助けになるお役立ちコンテンツも多数掲載しています。
はたらこねっと公式サイト:
https://www.hatarako.net/
2-2.e介護転職
『e介護転職』は、国内最大級の介護転職求人サイトです。
掲載求人数は3万件以上で、幅広い求人から希望に合ったものを見つけやすいです。
また、介護転職のポイントやお役立ち情報などが非常に充実しています。
e介護転職公式サイト:
https://www.ekaigotenshoku.com/
2-3.リクナビ派遣
『リクナビ派遣』は、リクルートが運営している求人サイトです。
全体では6万件以上の求人を保有しており、資格・未経験でも応募できる求人が多数あります。
しかし介護関係の派遣求人は少なく、その多くが関東地方の求人のため、地方の方は他のサイトを利用することをオススメします。
求人は北海道から沖縄まで全国にあるため、介護職以外の仕事も含めて検討している場合は地方の方でも介護派遣探しに困ることはないでしょう。
リクナビ派遣公式サイト:
https://haken.rikunabi.com/
2-4.介護求人ナビ
『介護求人ナビ』は、介護士業界に特化した求人サイトです。
掲載求人は1万件を超えているため、幅広い求人から自身に合った職場選びができます。
介護に関するノウハウや役立つ情報が多数掲載しており、業界未経験の方でも安心して利用できるでしょう。
介護求人ナビ公式サイト:
https://www.kaigo-kyuujin.com/
2-5.エン派遣
『エン派遣』はエンジャパンが運営している、派遣の求人情報サイトです。
複数の派遣会社の求人をまとめて検索できるため、効率的に派遣求人を探せます。
介護の求人だけでも8,000件以上保有しているため、より自身の希望や能力に合った仕事選びができるでしょう。
また、サイト内のコラムや情報が充実しているため、派遣として働くことに慣れていない方はぜひ活用してみてください。
en派遣公式サイト:
https://haken.en-japan.com/
3.夜勤専従の派遣介護職の特徴
夜勤専従とは、勤務日をすべて夜勤とする働き方のことです。
主に介護福祉士や看護師向けの求人に多くみられ、正社員や派遣社員などの雇用形態を問わず募集があります。
この章では、夜勤専従の派遣介護職の特徴を3つ紹介していきます。
それぞれを詳しく解説していきます。
3-1.仕事内容・就業施設は日勤介護と変わらない
仕事内容・就業施設は日勤の介護職とではほとんど変わりません。
夜勤専従の仕事内容は、主に「食事介助」「就寝介助」「夜間の巡回から起床介助」の3つにわかれます。
仕事内容 | |
夕食~就寝 |
|
夜間~退勤 (日勤と交代) |
|
また、有料老人ホームやグループホームの場合、「日勤介護士」と「夜勤専従の介護士」の2交代制か3交代制で働くことが多いです。
2交代制の例
3交代制の例
※勤務地によって時間は異なります
ただ、昼の時間のみ利用者を預かり介護を行うデイサービスなどの場合は、そもそも夜勤が発生しないことがほとんどのため、夜勤専従の求人は少ないです。
3-2.夜勤専従の派遣介護職は、高時給が見込める
夜勤専従の給与は、日勤を担当する職員やシフト制の職員と比べて給与が高くなりやすい傾向があります。
なぜなら、夜勤専従の場合、深夜割増手当が付くため、日中の場合の25%増し(1.25倍)になるからです。
深夜割増手当とは
深夜帯(22時~5時)における賃金が25%割増になる手当です。
例えば、通常の深夜帯勤務で、賃金が1000円の場合、25%増しの1250円になります。
また、応募人材が少ないため、募集する施設側が日勤の求人より給与を高く設定していることが多いです。
参考までに、東京都の夜勤のみを担当する派遣社員の募集の場合、10日程度の出勤で日給3万円程度が給与の相場となります。
そのため、日勤のみで働く場合より給与は増える場合がほとんどでしょう。
3-3.勤務時間は変形労働時間制が適応される
夜勤専従の場合、変形労働時間制が適応されるため、1週間あたりの労働時間を40時間以内とされるのが一般的です。
変形労働時間制
1ヵ月以内の期間を平均して、1週間当たりの労働時間が法定労働時間を超えない範囲内において、特定の日や週に法定労働時間を超えて労働させることができる制度です。
参考:変形労働時間制
夜勤専従は「8時間勤務で交代する3交代制」と「16時間勤務で交代する2交代制」のどちらを就業先の施設が採用しているかで勤務時間が変わります。
3交代制の場合は週5日、2交代制の場合は月12日分まで勤務が可能です。
ただ、求人や派遣先の施設によって勤務体制は異なるため、応募時に確認するようにしましょう。
ここまで、介護の夜勤専従の特徴について解説してきました。
次章では、介護の夜勤専従のメリットについて紹介していきます。
4.介護派遣の夜勤専従で働くメリット
介護派遣の夜勤専従で働くメリットは以下4つです。
それぞれを詳しく紹介していきます。
4-1.給与が高く稼ぎやすい
夜勤専従は日中働く職員に比べて時給が高く設定されているため、出勤回数が少ない割に稼ぎやすいメリットがあります。
東京都内の介護施設の場合、日給にして25,000円前後の求人が多く、さらに基本給とは別に深夜手当がつくため、月収にして30万円程度は期待できるでしょう。
また、夜勤手当以外にも、深夜手当が時給に加算される就業先があります。
この場合は、給与がさらに上がることを期待できるでしょう。
4-2.出勤日数が少ない
日勤のみ、日勤と夜勤の両方が入るシフト制の就業先と比べて、夜勤専従の派遣は1か月あたりの出勤日数が少ないです。
そのため、プライベートの時間を取りやすく、空いた時間を自由に使うことができます。
特に「家庭と両方して働きたい」「副業の時間も確保したい」という方におすすめの職種です。
4-3.シフト制より生活リズムを保ちやすい
シフト制にも夜勤が含まれる場合がありますが、夜勤専従はシフト制よりも生活リズムを一定に保ちやすいでしょう。
昼に寝て夜に働く昼夜逆転の生活になるという点では同じです。
ただ、日勤と夜勤が不定期に繰り返されるシフト制は心身への負担が大きく、生活サイクルが乱れやすい特徴があります。
その点夜勤専従は、シフト制と比べて十分な睡眠時間や休息時間を確保しやすいため、「シフト制の夜勤よりも楽」と感じる人は多いです。
4-4.副業・Wワークでも働ける
出勤日数が少なく、比較的にシフトの自由がきくため、副業・Wワークで働けます。
夜勤明けの休日などに仕事を入れることで、さらなる収入アップが期待できるでしょう。
ただその分、心身にかかる負担は大きいため、副業をする場合は自分の体調に気を付けて働きましょう。
ここまで、介護の夜勤専従のメリットを紹介していきました。
次章では、介護の夜勤専従のデメリットについて解説していきます。
5.介護派遣の夜勤専従で働くデメリット
介護派遣の夜勤専従で働くデメリットは以下3つです。
それぞれを詳しく紹介していきます。
5-1.体調管理が難しい
シフト制の夜勤と比較して休む時間が確保しやすいとはいえ、夜勤が連続することで体調を崩しやすくなるでしょう。
人間の身体は「昼に動き、夜に寝る」ようにできているため、睡眠時間を確保できているとはいえども、自然なサイクルに反する働き方は心身に負担が溜まります。
事実、「23andme」が約9万人を対象にをおこなったDNA調査によると、朝型か夜型かは遺伝子で決まっているという結果が出たそうです。
そのため、朝型の人が無理して夜勤の仕事で働くと、健康に多大な影響がでる可能性があるため、日勤の介護士以上に自分の体調管理に注意しましょう。
5-2.入居者との交流が少なく、業務が限られる
介護の夜勤専従入では、入居者は基本就寝しているため、交流が少なく業務内容が限られます。
施設内の巡回や就寝介助など、夜勤でしか経験を積めない仕事ができるのが特徴です。
「入居者との交流」など日勤だからこそできる仕事を担当できないデメリットもあります。
そのため、「交流にやりがいを感じる人」は、日勤介護士の方が向いているかもしれません。
5-3.少人数体制のため、仕事の責任が重い
就業先の施設の規模によっては、夜勤のスタッフは原則1人のみという場合もあり、自分一人の責任で判断する必要があります。
厚生労働大臣の規定では、入所者の人数ごとに配置するスタッフの数が規定されています。
ただ、夜勤担当者の人手不足により、常にギリギリの人数しか配置できない介護施設も少なくありません。
入所者の大半が高齢者という都合上、容体の急変や持病の悪化による救急搬送などの緊急事態は常に発生するリスクがあります。
そのため、夜勤専従の求人に応募する場合、「緊急時にどのように対応するか」「対応できる環境かどうか」を事前確認にしておく必要があるでしょう。
6.介護派遣の夜勤専従がおすすめな人
結論として、下記のような方は夜勤専従の派遣介護士がおすすめです。
- 効率的に収入を得たい方
- 自身のライフスタイルに合わせた働き方がしたい方
- 副業・Wワークで働きたい方
- プライベートの時間も大切にしたい方
- 夜働いて昼間はゆっくりしたい方
上記の項目に当てはまる方は、「出勤日数が少なく効率的に稼げる」「比較的に働きやすい」夜勤専従の派遣介護士がおすすめとなります。
次章では、介護職の派遣で働くメリット・デメリットを紹介していきます。
7.介護職の派遣で働くメリット・デメリット
この章では、介護派遣として働くメリット・デメリットを紹介していきます。
メリット | |
デメリット |
それぞれを詳しく解説していきます。
7-1.派遣で働くメリット
派遣で働くメリットは以下3つです。
それぞれを詳しく紹介していきます。
(1).正社員以上に高収入になり得る
介護職の派遣は高時給の求人が多いです。
事実、介護派遣の求人を見てみると、派遣介護士の時給相場はおよそ1,200円~1,700円であることがわかります。
東京の例
福岡の例
22時以降に勤務の場合、時給にプラス25%されます。
もし月20日(夜勤週1日)働いたとしたら、月に30万円以上稼ぐことができます。
それに対して、「厚生労働省」のデータによると、介護職の正社員の平均月収は26万円ほどでした。
職種や働く場所によって違いはありますが、派遣介護士として働くことで、正社員よりも高収入が期待できるでしょう。
(2).勤務地・勤務時間を自由に選べる
派遣介護士は「駅近」「徒歩10分圏内」「週2」「平日のみ」「日勤のみ」と自分の好きな働き方を指定できます。
レバウェル介護派遣(旧:きらケア派遣)「こだわり条件」例
- 土日祝休み
- 日勤のみ
- 夜勤のみ
- 週休2日
- 駅近
- 完全週休二日など
参考:「レバウェル介護派遣(旧:きらケア派遣)」
正社員やパートのように施設との直接雇用契約を結ぶ場合、このように希望条件を叶えることは難しいです。
「家庭やプライベートを優先したい方」は派遣介護士として働くことがおすすめといえます。
(3).楽に仕事を探せる
介護の派遣会社はあなたの代わりに、「あなたのスキル・経験・個性・条件」に合った求人を見つけてくれます。
良い求人があれば、派遣会社が面接時間を調整し、給料やシフト等の条件交渉も行います。
さらに、勤務先の介護施設・事業所との契約期間が満了したら、また新たな派遣先も紹介してくれるため、仕事探しが楽です。
派遣会社への登録には費用がかからない
あなたが派遣会社を利用する場合、一切費用はかかりません。
理由は、派遣会社は、施設・事業所から手数料を得て収入にする仕組みだからです。
派遣として働いている職場で任期満了になっても、すぐに派遣会社が次の派遣先を見つけてくれます。
あなたは派遣会社に登録し、担当者に希望の働き方を伝えるだけでお仕事を始めることができます。
7-2.派遣で働くデメリット
派遣で働くデメリットは以下3つです。
それぞれを詳しく紹介していきます。
(1).ボーナスが出ない
派遣会社を通して働くと、正社員ではないためボーナスはありません。
このように、派遣社員は介護施設と直接雇用の関係でないため、介護施設からボーナスが直接支給されることはありません。
そのため、派遣で働きたいと考えている場合は、「ボーナスはない」という前提で求人に応募しましょう。
(2).業務内容が変わりやすい
正社員と違い、臨時で勤務することが多い派遣は、手が足りていない業務を任されることがあります。
そのため「この業務をしたい」という希望は叶いづらいです。
もし、任された業務が当初説明された内容と異なる場合や負担が大きい場合は、派遣会社の担当者に相談して変えてもらいましょう。
(3).同じ勤務地で長く働くことができない
派遣介護士は、任期満了によってその施設で働けなくなることがあります。
というのも、派遣には、派遣3年ルールという「派遣社員は3年を超えて同じ派遣先で働くことができない」という法律があるからです。
そのため、せっかく職場の人たちと良好な関係を築けたり、業務に慣れてきたりしても、3年以内に別の職場へ派遣されてしまいます。
8.さいごに
介護派遣の夜勤専従で働ける求人を紹介してほしい場合は、今回紹介した派遣会社への相談がおすすめです。
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あなたが夜勤専従の介護派遣としての就業が成功するよう祈っています。