「careena(旧CREEDO)ってどんなサービス?」「評判良いの?」と気になっていませんか。
careena(キャリーナ)は、興味のある企業で働く社員や気になる職業の人から、リアルな経験談を直接聞くことができるサービスです。
2020年3月のサービス開始以降、Twitterを利用しているビジネスパーソンを中心に広まっており、経験談の数はリリース1年で1,200件を突破しています。
利用者の投稿では、「キャリアの参考になった」「貴重な情報が聞けた」と非常に好評のようです。
この記事では、careena(旧CREEDO)のサービス内容や利用者の声をもとに、転職のプロとして数多くのキャリアチェンジを支援している立場で、本当に使えるサービスなのか検証します。
- careena(旧CREEDO)のサービス概要【3つのできること】
- careena(旧CREEDO)の良い口コミから分かる4つのメリット
- careena(旧CREEDO)のサービス内容から分かる3つのデメリット
- careena(旧CREEDO)を利用すべき人・利用すべきでない人
すべて読めば、careena(旧CREEDO)がどんなサービスなのかが分かるでしょう。
1.careena(旧CREEDO)のサービス概要【3つのできること】
careena(旧CREEDO)は、気になる企業で働く社員や興味のある職種の人から、経験談を直接聞くことができるサービスです。
日常ではなかなか接点が持ちづらい人から、リアルな話を聞くことで、自分のキャリアの視野を広げたり、アドバイスをもらったりすることができます。
careena(旧CREEDO)でできることを、詳しくまとめました。
careena(旧CREEDO)でできること
キャリアに迷っている方や、多様な情報を集めたい方にこそ、利用価値の高いサービスです。
1-1.興味のある企業や職種、テーマに関するリアルな経験談を聞ける
careena(旧CREEDO)は、オンライン・対面でキャリアについての経験談を聞くことができます。
サービスに登録すると、職種やカテゴリーで発信者を検索します。
<検索画面>
ためしに、「キャリアチェンジ」というカテゴリーで検索すると、以下のような経験談が500件以上表示されました。
<検索結果>
興味のある発信者が見つかったら、申し込みを行い、承諾されたら日程調整のうえで話をすることが可能です。
なお、経験談は「無料」「500円」「1,000円」と価格設定がされています。
約6割の経験談は無料で聞ける
2021年7月時点、掲載経験談のうち約6割は、無料で聞けるように設定されています。( 総経験談数2,000件以上)
有料の経験談の方がより内容の濃い話が聞ける可能性が高いですが、まずは無料でいくつか話を聞いてみて、役に立つかどうか判断してみるのもおすすめです。
1-2.人材を募集しているユーザーとカジュアル面談ができる
careena(旧CREEDO)は、人材を募集している企業に属するユーザー(「メンバー募集」というラベルをつけている)とのカジュアル面談もできます。
転職前に企業のリアルな情報を収集することで、ミスマッチを減らしたり、公に出回っていない情報を教えてもらえたりすることも可能です
就活の面接ではOB訪問の経験が、志望動機を裏付ける要素になることもありますが、それと同様に、転職時の面接でもcareena(旧CREEDO)での情報収集は他候補者との差別化になることもあるでしょう。
2021年7月:メンバー募集中のユーザーは278人
2021年7月時点で、メンバー募集中のユーザーは278人、全体の約15%です。
メガベンチャーや有名企業の社員もいるので、気になる企業の社員とコネクションを築くことも可能です。
ポイント:カジュアル面談後に届く「リファラルパス」で転職活動が有利になることもある
careena(旧CREEDO)は、「リファラルパス」で転職活動が有利になることもあります。
これは、面談後に「一緒に働きたい」と思った企業の社員から送られる招待状のようなもので、届くと企業の採用担当者などと直接やり取りができるようになります。
企業が求める人物像と一致している場合、特別オファーがもらえるかもしれません。(面接免除などが確約されるわけではない点に注意)
ベンチャー・スタートアップ企業ではリファラル採用も主流になっている
中小規模の企業(特にベンチャー・スタートアップ)は、人材を募集していても、大手転職サイトに求人を出さずに、リファラル採用(社員の人間関係による紹介)をベースに採用を行っていることも少なくありません。
careena(旧CREEDO)は2020年に始まった新しいサービスだけあって、IT業界などを中心に、ベンチャー・スタートアップ企業の社員が多く利用している傾向にあります。
そのため、「ベンチャー企業に興味がある」という方にとっては、企業への応募経路の一つとしても役に立つでしょう。
1-3.自分の経験談を発信してお金を稼げる
careena(旧CREEDO)は、自らが発信者となり、経験談を話すことで副業収入を得ることも可能です。
「それほど特殊な経験をしていない」という方でも、業界・職種の経験者だから語れる裏話や、企業に勤めているからこそ分かるリアルな情報などを持っていることも少なくありません。
人によってはお金を払ってでも聞きたいと思うことも珍しくないので、試してみる価値はあります。
経験談はテンプレートが用意されているので、簡単に登録できます。
謝礼金の設定
謝礼金額(30分あたり):0円/500円/1000円/3000円/5000円/10000円
※登録時には「0円」「500円」のみ設定可能。経験談を話す回数が増えるごとに、料金設定を上げることができます。
ここまでのまとめ
careena(旧CREEDO)は、端的にいうと「情報収集」「転職活動」「副業」の3つのシーンで活用できることが分かりました。
- 興味のある企業や職種、テーマに関するリアルな経験談を聞ける
- 人材を募集しているユーザーとカジュアル面談ができる
- 自分の経験談を発信してお金を稼げる
これらのサービス内容について、利用者がどのように感じているのか、口コミを次章で紹介します。
2.careena(旧CREEDO)の良い口コミから分かる4つのメリット
careena(旧CREEDO)は2020年開始の新しいサービスでありながら、Twitterを中心にビジネスパーソンから高評価が広がっているサービスです。
利用者の口コミから分かるメリットをまとめると、以下の通りとなりました。
それぞれ詳しく解説します。
メリット1.キャリアの視野が広がる
様々な経験を積んだ人の話を聞くことで、自分のキャリアの視野が広がるのは、careena(旧CREEDO)を利用する一番のメリットです。
将来のことに考えを巡らせ、視野を広げる人が増えている実感
出典:Twitter
話し手の刺激にもなる
毎回初めましての方と、自分の経験談を元にお話出来る機会は、話し手のこちらも刺激的で楽しい時間です
ステキなサービスを世に出してくれて、ありがとうございます
出典:Twitter
就活を行っている際は、自らのキャリアについて考える機会も多いですが、一旦社会人になるとゆっくりと自分の将来に向き合う時間は少なくなり、日々の業務に追われているうちに、気づけば膨大な時間が過ぎていることもあります。
また、社外とのコネクションがなく価値観を広げるきっかけを作ることも難しいでしょう。
careena(旧CREEDO)では、就活時における「OB訪問」のような感覚で、自分が働く業界の外の人と交流でき、多様な価値観に触れたり、自らの視野を広げたりする良いきっかけになります。
現在、面談は主にオンラインで行われているため、日程をうまく調整すれば、忙しいビジネスパーソンでも、スキマ時間を有効活用できるでしょう。
社外の人の話を聞いてみて、自分の働き方を照らし合わせたり、他社の業務・成功事例を自分の仕事にしたりと、様々な角度でキャリアアップに役立ちます。
メリット2.選考に関わらずに企業とやり取りできる
careena(旧CREEDO)は、選考に関わらずに企業とやり取りできるのも大きなメリットです。
面接の前段階としてラフに話ができる
カジュアル面談はもはや面接なので、もう一歩手前のラフなおしゃべり。それができるのがCREEDOさんね。
出典:アンケート
特に、気になる企業の人と直接話ができるのは、双方のミスマッチを事前に防ぐ意味でも非常に大きなメリットです。
『Wantedly』など採用担当者と気軽に面談ができるサービスは増えているものの、どのサービスも「選考」という位置づけになるため、お互い肩の力を抜いてラフにやり取りするのはなかなか難しいでしょう。
ですがcareena(旧CREEDO)であれば、選考とはまったく関係のない雑談のような形で企業の社員と話せるので、遠慮なく質問することもできます。
また、採用に携わる立場の人が、選考や面接についてのノウハウ・経験談を公開していることもあります。
採用について話しています
出典:アンケート
メリット3.ネット上にはないリアルな情報が得られる
careena(旧CREEDO)は、ネットにはないリアルな情報が得られるのも大きなメリットです。
リアルな話が聞ける
出典:Twitter
在籍企業についての質問が多い
出典:アンケート
転職者向けの口コミサイトなども多数存在しますが、いずれも匿名で書かれており、かつ数年前の古い情報ばかりが掲載されているケースも少なくありません。
一方、careena(旧CREEDO)では多くのユーザーが所属をある程度公開しており(ユーザー名自体は実名でないことも多い)、その企業・職種で働く人ならではの実体験を聞くことができるので、高い信頼性があります。
また、自分が深く知りたいと思ったことをその都度質問できるのも、ネット検索にはないcareena(旧CREEDO)ならではの強みと言えます。
メリット4.経験をお金に換えられる
経験談を発信することで、収益を上げられるのもcareena(旧CREEDO)のメリットです。
経験にお金を払ってもらえる嬉しさがある
自分が学んだことをアウトプットする場にもなり、お小遣いももらえたりするのでなかなかよき
出典:Twitter
誰かに喜んでもらえたのがうれしい
自分のお話が誰かに必要としてもらえて、喜んでもらえたのすごくうれしい!
またこんな機会があったらいいな。
出典:Twitter
利益額としては少額ではあるものの、自らの経験が人の役に立ち、そのうえでお金を払ってもらえるという点にやりがいを感じる人も多いようです。
また、無料で公開し交流を広げ、自社のメンバー候補との出会いのきっかけを作る、という使い方もあります。
ここまでのまとめ
careena(旧CREEDO)の口コミを分析した結果、以下のメリットがあると分かりました。
- メリット1.キャリアの視野が広がる
- メリット2.選考に関わらずに企業とやり取りできる
- メリット3.ネット上にはないリアルな情報が得られる
- メリット4.経験をお金に換えられる
careena(旧CREEDO)への登録はこちらから
公式サイト
https://creedo.jp/
登録は無料です。Facebookアカウントを用いて1分で利用開始できます。(自分のFacebookページが公開されたり、許可なくページに投稿されたりすることはありません)
ただ、careena(旧CREEDO)は比較的新しいサービスなので、相応のデメリットがあるのも事実です。
そこで次章ではcareena(旧CREEDO)のデメリット的な側面を解説していきます。
3.careena(旧CREEDO)のサービス内容から分かる3つのデメリット
careena(旧CREEDO)のサービス内容や、掲載されている経験談を精査すると、以下のようなデメリットがあることが考えられます。
それぞれ詳しく解説します。
デメリット1.地方の転職・キャリアにはあまり役に立たない可能性がある
careena(旧CREEDO)は、地方の転職・キャリアにはあまり役に立たない可能性があるという側面があります。
実際に、「地方」というカテゴリーで検索すると、経験談はわずか117件しかありませんでした。(2021年7月)
そのため、careena(旧CREEDO)のメリットを最大に享受できるのは、都心部の一部のユーザーに限られる、というのが現状です。
デメリット2.業界・職種によっては経験談がほとんどない
業界・職種によっては経験談がほとんどない、というデメリットもあります。
careena(旧CREEDO)はリリースされたばかりの比較的新しいサービスであり、利用者はIT・スタートアップ領域などで働く情報感度の高い人に偏っています。
実際に、IT・WEB業界の経験談が、総数の約半数弱を占めます。(IT・WEB業界の経験談1016件。2021年7月)
そのため、志望する業界や職種の経験談を探そうとしても、まったく見つからないということもあるでしょう。
デメリット3.発信者の評価が分かりづらく、信用できるかどうかが判断しにくい
careena(旧CREEDO)は、発信者の評価が分かりづらく、信用できるかどうかが判断しにくいのもデメリットの一つです。
発信者に対するコメント機能はありますが、Amazonレビューや食べログレビューのように数値で定量的に評価が示されているわけではないので、その発信者がどれくらいのユーザーから、どの程度高い評価を受けているのかを知ることができません。
特に有料の経験談を聞く際は、参考にできる指標が少ないので、申し込みに躊躇する方もいるでしょう。
ここまでのまとめ
careena(旧CREEDO)のデメリット的な側面は、以下の通りでした。
- デメリット1.地方の転職・キャリアにはあまり役に立たない可能性がある
- デメリット2.業界・職種によっては経験談がほとんどない
- デメリット3.発信者の評価が分かりづらく、信用できるかどうかが判断しにくい
ここまでの内容を踏まえて、careena(旧CREEDO)に登録すべきかどうか、判断基準を次章でまとめます。
4.careena(旧CREEDO)を利用すべき人・利用すべきでない人
サービスの内容と利用者の口コミ評価を踏まえると、以下に該当する方は、careena(旧CREEDO)の利用をおすすめします。
careena(旧CREEDO)がおすすめな人
- キャリアについて誰かに相談したい
- 転職を考えているが、まだ行動に移せていない
- IT・WEB業界への転職を考えている
- 有名企業や人気企業に勤めていた経験がある
「キャリアについて漠然と考えていて、誰かに話を聞いてみたい」という方は特に、careena(旧CREEDO)を利用してみる価値があるでしょう。
複数の意見を聞いてみることで、自分の考えや価値観を客観的に見つめなおすことができ、視野を広げることもできます。
一方で、以下に該当する方はそれほど利用の恩恵を受けられないでしょう。
careena(旧CREEDO)がおすすめでない人
- 地方在住で、かつ地元企業に転職したい
- 今すぐ転職先を見つけたい
- 知らない人と直接やり取りするのに抵抗がある
CREEDOは求人情報サービスではないので、今すぐ転職先を見つけたい人には適していません。
特別オファーがもらえる仕組みなどもありますが、メインのサービスではないことを理解しておきましょう。
careena(旧CREEDO)への登録はこちらから
公式サイト
https://creedo.jp/
登録は無料です。Facebookアカウントを用いて1分で利用開始できます。(自分のFacebookページが公開されたり、許可なくページに投稿されたりすることはありません)
お得なキャンペーン実施中
careena(旧CREEDO)は、登録から14日以内のみ利用できる「1,000円分クーポン」の配布を行っています。(2021年7月時点)
キャンペーンの終了は明示されていませんが、予告なく終了する可能性もあるので、気になる方は早いタイミングでの登録がおすすめです。
さいごに
careena(旧CREEDO)のサービス内容や、利用者の評判をまとめました。
社会人向けOB訪問というこれまでにあまり存在しなかった珍しいサービスであり、キャリアに悩む人たちのニーズをうまくとらえていることから、今後もますます規模の拡大が期待できます。
業界や職種によってはまだ経験談は少ないですが、今後は徐々に増えていくでしょう。
「キャリアについて迷っている」「業界・職種経験者の話を聞いてみたい」という方は、ぜひ利用してみてください。
世の中が大きく変化しているこのタイミングだからこそ、自分の将来のことに考えをめぐらせたり、視野を広げてみたいなんて気持ちになる人が増えているのかな。