「3年目になると余計な仕事を振られて毎日しんどい」「他の職場の同期と給料で差がついてる..」など3年目になると転職について考える薬剤師さんは増えてきます。
3年目になると多くの職場から欲しい人材になるので、転職先には困らず、悩みを解決できるケースが多いです。
しかし、最高の転職のタイミングは「とりあえず3年」、つまり3年経った時なので、今転職すべきなのかしっかり考えましょう。
私自身、薬剤師として何度も転職を経験しましたが、その時に知っておきたかったことを以下の流れで解説させて頂きました。
- 3年目はたくさんの薬剤師さんが転職を考える
- 3年目は薬剤師にとってベストな転職のタイミング?
- まずは立ち止まって考える。「転職しない」という選択肢
- 3年目だから注意したい転職の5つのポイント
- 3年目の経験を活かせる!4つのキャリア選択肢
- 薬剤師3年目におすすめの転職サイト
- 薬剤師転職サイトがしてくれる4つのこと
- 3年目の薬剤師のよくある疑問とその答え6選
このページを読めば、そもそも3年目で転職しても大丈夫かというところから、転職で失敗しないためのポイントまで、転職を成功させるための方法を全てご理解いただけます。
編集部が実施した薬剤師500名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。
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1. 3年目はたくさんの薬剤師さんが転職を考える
「仕事ができるようになり、雑用も押し付けられるようになった」「給料が低くて不満だ」など3年目になると、1・2年目とは違った悩みや不満を持つ方がいます。
実際、厚生労働省による調査を見ると、新卒の薬剤師の3年以内の離職率は、32.3%でした。
実際、少しネットを見るだけでも以下のように3年目の方でも「転職したい」と考えている方は非常にたくさんいることがわかりました。
給料が他の職場の同期より安い
毎日忙しく、残業が多い
3年目の薬剤師です。1年目から職場に合わないと考えており、毎日とてもつらいです….勤務時間がブラックで、休憩がなかったこともありますし、残業代も出ず、休日出勤代休なしのこともありました。
どこもこんな状況なのでしょうか?今後の進路のことで今とても悩んでいます。どなたかアドバイスお願いします。
上記のように、たくさんの3年目の方が転職を考えています。
また、3年目の薬剤師さんでは下記のような理由で転職を考える方が多いです。
みんなこんな理由で転職を考えている
- 3年目になって仕事を押し付けられるようになってきた
- 薬剤師としての目標が見えてきて、ステップアップしたい
- 給料が他の職場の同期よりも安い
- 毎日忙しく、残業も多い
- 人間関係が悪く、ストレスが大きい
以上は一例ですが、このように多くの3年目の方が様々な理由で転職するか悩んでいます。
実際、3年目になるとたくさんの病院があなたを欲しがるので、上記の悩みが我慢できなければ転職を考えてもいいでしょう。
ただし、もう少しだけ我慢すれば、あなたにとってプラスになるかもしれません。
このページを読みながら、きちんと転職について考えていきましょう。
2. 3年目は薬剤師にとってベストな転職のタイミング?
3年目の方で、職場を変えたいと考えた時に一番不安なのは、「3年目は転職のしどきなの?」ということかと思います。
結論から言うと、今ある悩みを解決できる転職先は十分見つかりますが、もう少し我慢すればもっとベストなタイミングが訪れる可能性があります。
2-1. 薬剤師は3年目になると引く手数多!
一般的な社会人は石の上にも三年、つまり「3年以内は転職してはいけない」とよく言われています。
しかし、薬剤師さんなら2年ちょっとの経験があるとたくさんの職場から欲しがられます。
実際、下記のように3年目で転職し、悩みをスッキリ解決したという方もたくさんいました。
前の職場では残業が多い割に、給料が少なく、不満でした。
ふと、経験の少ない私に転職はできるのか、と試しに求人を見てみると前の職場よりも好条件な求人がたくさんありました。
面接もサクサク通過し、給料を2万円あげて転職することになりました。
残業もほとんどなく、転職してよかったと心から思っています。
上記のようにサクッと転職が可能なのはシンプルに資格と経験があるからです。
薬剤師は多くの職場も不足しがちで、2年以上の経験を積んできた薬剤師さんはすごく欲しいと考えています。
びっくりするくらいの転職先があるので、悩んでどうにかなってしまうのであれば、気軽に求人だけ探してみましょう。
2-2. ただし本当は3年過ぎた後の方がいい
転職先に困ることはないですが、ベストなタイミングとしては3年経った3年目の終わり以降です。
なぜなら、3年経つと、薬剤師さんは即戦力として評価してもらえるようになるからです。
もちろん、3年経たなくてもバリバリできている人もいれば、4年経ってもできない人もいます。
しかし、とりあえず3年と考える採用側も多く、3年経つと転職の幅がぐっと広がり、給料など待遇のアップもしやすいです。
3年ぴったりでやめてもいいですが、おすすめとしては4年目の夏のボーナスが出たタイミング。
ボーナスがもらえるだけでなく、みんな転職を考える時期で、募集も多いので、もっと有利になります。
2~3ヶ月前から(可能ならもっと前から)準備しておく必要があるので、下記のように余裕を持って準備をスタートしましょう。
- 3年目ぴったり(4年目の4月)に転職:3年目の1月から
- 4年目のボーナス後に転職:4年目の4月から
2-3.3年やりきれば次やめたくなった時にもマイナスになりにくい
今回の転職は難なく決まるかもしれませんが、すぐに転職して、一番困るのが「すぐにやめたくなった時」です。
その時に、最初の職場も3年続けていないと「忍耐力がないのでは」などと評価される恐れもありますが、今の職場で3年きっちり働けば、次の転職の際も忍耐力やスキルの面で心配されにくくなります。
薬剤師さんは転職回数が多くても働き口には困りませんが、本当に行きたい職場ができた時に転職回数の多さを気にされてダメになる..ということがあるということだけ覚えておきましょう。
2-4.辞める前によく考えよう!
以上のように、転職先は十分できるものの、後少しだけ様子をみた方がもっといいかもしれないというのが3年目の薬剤師の転職です。
体や心を壊してしまいそうな人や、今の経験が活きないような職場への転職をしたい方は我慢せずに転職すべきですが、そうでない方は転職を少しだけ我慢することも一つの手です。
上記のような背景があるので、3年目の今のタイミングでやめていいのか、じっくり考えることをおすすめします。
それでも転職したいという方は、まずは薬剤師の資格を活かして転職することを考えましょう。
人間関係は職場が変われば変わりますし、プレッシャーや忙しさも施設などによってガラリと変わります。
その際のポイントを次章で説明していきます。
3. まずは立ち止まって考える。「転職しない」という選択肢
転職を検討している人の多くは、現在の職場に何らかの不満を抱えています。
しかし、安易に転職を決断する前に、一度立ち止まって考えることが重要です。
厚生労働省の「令和5年雇用動向調査結果」によると、転職者が前職を辞めた理由として、男性では「給料等収入が少なかった」が7.6%、女性では「職場の人間関係が好ましくなかった」が13.0%となっています。
これらの問題の多くは、実は現職で解決できる可能性があります。
転職には時間的・経済的コストが伴い、新しい環境でも同様の問題に直面するリスクもあることを理解し、まずは現在の職場での問題解決を検討してみましょう。
年収への不満:上司を納得させる「給与交渉」の準備と切り出し方
給与への不満は転職理由の上位に位置しますが、適切な交渉によって現職での改善が期待できる場合があります。
給与交渉の事前準備
- 実績の見える化:定例会議や週報で、工夫したポイントや成果を自然に共有し、「この人なら任せて大丈夫」という安心感を上司に持ってもらう
- 市場価値の把握:同業他社の給与水準を調査し、自分のスキル・経験に対する適正な評価基準を理解する
- 具体的な貢献度の整理:数値化できる成果や改善実績を整理し、会社への具体的な貢献を明確にする
参考:日経クロステック
効果的な切り出し方
- これまでの業績と会社への貢献
- 上司が課す制約や予算状況
- 自分の市場価値と競合他社の待遇
- 具体的な昇給希望額とその根拠
交渉時は「自分は上司を信頼している」旨を伝えることで、上司の協力的な姿勢を引き出すことができます。
人間関係の悩み:「異動」や「役割変更」を円滑に進める相談術
職場の人間関係は、女性の離職理由として13.0%を占める重要な要因です。(参考:厚生労働省)
しかし、部署異動や役割変更によって解決できるケースも多くあります。
相談の進め方
ストレスによる異動希望の効果的な伝え方として以下が推奨されています。
- 直接的な相談:まず直属の上司に具体的な状況と希望を伝える
- 人事部への相談:上司との直接対話が困難な場合は、人事部に相談する
- 社内制度の活用:メンター制度や労働組合、社内相談窓口を積極的に利用する
参考:マネーフォワード
異動を成功させるポイント
部署異動を希望する際の成功への3ステップとして以下が有効です。
- 現状の客観的な整理:人間関係の問題を感情的にではなく、業務への具体的な影響として整理する
- 異動希望理由の明確化:新しい部署でどのような貢献ができるかを具体的に示す
- タイミングの選択:人事異動の時期や組織の状況を考慮して相談する
やりがいの欠如:目標設定とスキルアップで仕事の価値を再発見する方法
厚生労働省の労働白書によると、キャリアコンサルティングを受けた労働者は、「自分の目指すべきキャリアが明確になった」「自己啓発を行うきっかけになった」と感じる割合が高いことが報告されています。
目標設定によるやりがい向上
また日本能率協会(JMA)の研究では、適切な目標設定がモチベーション向上に重要な役割を果たすことが示されています。
- SMART目標の設定:具体的(Specific)、測定可能(Measurable)、達成可能(Achievable)、関連性(Relevant)、時間枠(Time-bound)を意識した目標設定
- 定期的なフィードバック:目標達成期間中の適切なタイミングでのフィードバック実施
- スキルアップ計画の立案:現在の業務に関連する資格取得や研修参加の計画策定
これらのアプローチにより、転職せずとも現職でのやりがいや満足度を大幅に改善できる可能性があります。
4. 3年目の転職で注意したい5つのポイント
3年目の薬剤師さんは十分転職先を見つけることは可能ですが、3年目だからこそ注意したいポイントもあるので、ここで確認しておきましょう。
重要なことばかりなので、しっかり見ていきましょう。
4-1. 退職理由をしっかりと用意する
採用担当者から見て、3年目で転職してくる方に対しては「まだ3年経ってないのに..」というところが気になります。
採用してもまたすぐに辞めないかを最も心配します。
3年目で辞めたい理由が仕事のきつさや人間関係であっても、それを出してしまうと一気に採用されにくくなります。
そのため、下記のように前向きな退職理由を用意しておきましょう。
3年間仕事をして、〇〇の分野に興味を持ちました。〇〇に強い職場で経験を積みたいと思い転職を決意しました。
上記のように、前向きな退職理由が好ましいです。
転職サイトの担当者に相談すれば、上記のような退職理由を一緒に考えてくれますので、気軽に頼りましょう。
4-2. 退職した理由や転職先に求めるものをはっきりさせる
3年目になると、薬剤師自体の仕事がどういうものかわかってきたのではないでしょうか?
新卒の職場選びをした時とはまた違った価値観が生まれていると思いますので、それをはっきりさせておきましょう。
ここで、いまの職場から逃げるために「なんとなく」転職先を決めてしまうと、同じような悩みを抱えてしまうケースが多いです。
そのため、下記ポイントは必ず振り返り、転職先選びに活かしましょう。
- 今の職場から転職したくなったのはなぜか
- 上記以外に働く中で嫌だと思っていたことは何か
- どのくらいなら我慢して働けるか
- どんな職場なら長く働けそうか
上記のようなポイントをしっかりと棚卸しすることが3年目の転職では必須です。
また、残業の有無、人間関係などは転職サイトに確認すれば、職場の内情などを教えてくれます。
4-3. 3年目までの経験を考えて職場を選ぶ
3年目になると、1年目・2年目の転職と比べ物にならないくらい仕事の選択肢が広がり、内定も幅広い職場から得られるようになります。
特に希望の職場がないという方は、今までの経験を活かせるかという観点で、転職先を選んでみてはいかがでしょうか。
経験してきた職場はもちろん、経験に応じては、下記のように少し違った職場であなたのやってきたことが評価、優遇されるケースもあります。
前職は一般病院で働いていました。命に関わる方の対応がすごく重圧で、また人間関係の悩みもあり、転職を考えていました。しかし、3年目ということで、少し転職するのが怖かったです。
とりあえず話だけでもと、転職サイトに相談し、紹介してもらったのが調剤薬局でした。
調剤・製剤を中心に幅広い業務に携わってきたことからその経験を活かして欲しいと言っていただけました。
実際、転職して悩みを解決できたのと、あと2年目までの経験が生きてるなと毎日実感しています。
上記のように、仕事は変われど、あなたの経験が生きてくる職場があるはずです。
ただし、あなたの経験がどう生かせるかは人によってバラバラなので、正しい選択をするためにも、転職サイトに相談するのが好ましいです。
4-3.転職先が決まるまで絶対にやめない
たまにいらっしゃるのが、退職を決め周りに伝えた後や、退職した後に転職活動をスタートするという方です。
3年目は貯金ができている方も少なく、その中で退職をしてしまうと金銭的に苦労し、妥協した転職になってしまうケースがあります。
特に寮に住んでいる方は、退職すると出ていかないといけないため、そこでも金銭的に大変です。
そのため、必ず転職先を見つけてから退職をするようにしましょう。
4-4.身近な相談相手を作ることから始める
以上のように、3年目でも転職は十分可能ですが、場合によっては、3年ぴったりまで待った方が将来のためになるかもという話をしてきました。
そんな中で、結局転職をしていいのか、また、いつから動いていいのかを、判断することができない方も多いかと思います。
そんな時は、 詳しく頼りになる相談相手を作りましょう。
薬剤師3年目の方は、「今のタイミングで転職していいのか」、また「転職するにしても、どこに転職すればベストか」わからないかと思います。
そのため、薬剤師の仕事や転職について詳しい人に相談することをおすすめします。
注意点:職場の人への転職の相談はNG!!
職場の同僚や上司などへの転職の相談は絶対にしないように注意しましょう。理由は下記のようにたくさんあります。
- 転職をやめたとしても、一度転職をチラつかせたことで職場で腫れ物扱いされる
- 引き止められてしまい、正しい判断ができなくなる
- 仲のいい同期であっても、他の人に漏らしてしまう可能性がある
そのため、転職・退職を決めるその日までは仲の良い同期にもバレないようにしましょう。
とはいえ、職場の人以外そんなこと相談できる人がいない..と言う方がほとんどかと思います。そんな時は「転職サイト」というサービスを活用しましょう。
1. 薬剤師向け転職サイトというサービス
薬剤師さん向けに転職サイトというサービスがあり、それに登録すると、担当者がつき、転職して良いのか、どこに転職すれば良いのかの相談に乗ってくれます。
いまの悩みをきちんと聞いてくれ、アドバイスをくれることから多くの薬剤師さんが転職を検討する時に使っています。
そして、あなたが転職を決めた場合は、あなたの悩みを解消するような転職先を教えてくれ、全力でサポートしてくれます。
転職に悩んだ時の相談相手としては最もおすすめです。
2.相談相手以上の価値がある
私自身、転職サイトは相談相手としてだけの価値ではなく、相談相手以上の価値があると考えています。
それは、転職を決めた後のタイミングで下記のような、他を探してもないようなサポートをしてくれるからです。
- 各種手続きや職場との最終調整を行なってくれる
- 求人票ではわからない職場の内部情報を教えてくれる
求人票ではわからない職場の内部情報を教えてくれる
各職場の雰囲気や労働環境など、「求人票には出ない情報」を教えてくれます。
なぜなら、転職サイトは過去に転職を決めた方や、職場の担当者など、各職場に強いパイプを持っているからです。
今の職場がうまくいかなかったのも、こういった情報が事前になかったことが大きいかと思います。事前に情報を教えてくれる転職サイトを使わない手はありません。
各種手続きや職場との最終調整を行なってくれる
転職は面接を受けて、採用されて終わり…というわけではありません。
それぞれお給料も違うので最終的な条件の交渉や、転職時に提出する書類の準備などもあります。
そういった、初めての転職では少し大変なことも転職サイトは代理で実施してくれます。
以上のように、転職サイトに登録すると、相談相手という以上に転職全般をサポートしてくれる存在になります。完全無料なので、気軽に使ってみましょう。
4. 3年目の経験を活かせる!4つのキャリア選択肢
薬剤師として3年間の実務経験を積んだあなたは、もはや「新人」ではありません。基本的な調剤業務をマスターし、患者対応にも慣れ、医療チームの一員として貢献できる貴重な人材へと成長しています。
この3年間で培った経験と知識は、あなたが思っている以上に多様なキャリアパスへの扉を開く鍵となります。
調剤薬局での経験だけでも、病院薬剤師、製薬会社、さらには医療系IT企業まで、幅広い選択肢が待っているのです。
今回は、3年目の薬剤師だからこそ挑戦できる4つの魅力的なキャリア選択肢をご紹介します。それぞれの道で、あなたの経験がどのように活かされ、どんな未来が待っているのかを具体的に見ていきましょう。
選択肢①:専門性を磨く「病院薬剤師」への道
📋 仕事内容
病院薬剤師は、入院患者への服薬指導、注射薬の調製、医師への薬物療法提案、病棟での薬剤管理など、より高度で専門的な業務に携わります。
ICUや手術室での薬剤管理、抗がん剤の無菌調製、TDM(治療薬物モニタリング)による投与設計など、調剤薬局では経験できない専門領域に深く関わることができます。
また、多職種チーム医療の中核メンバーとして、医師や看護師と密に連携し、患者の治療方針決定に直接関わる機会も多くあります。
専門・認定薬剤師の資格取得を目指しながら、特定の疾患領域のエキスパートとして成長していくことが可能です。
🎯 求められるスキル
- 高度な薬学知識:病態生理、薬物動態、相互作用に関する深い理解
- コミュニケーション能力:医療チーム内での円滑な情報共有と連携
- 臨床判断力:患者の状態変化を的確に把握し、適切な薬物療法を提案
- 継続学習意欲:最新の治療ガイドラインや薬物療法への対応
- 精密性と責任感:生命に直結する業務への高い責任意識
💪 3年目の経験がどう活きるか
調剤薬局での3年間で身につけた「患者対応スキル」は、病院での服薬指導で大きな強みとなります。様々な患者と接してきた経験により、不安を抱える入院患者に寄り添った説明ができるでしょう。
また、処方箋の読み取り能力や薬物相互作用の知識は、病院での処方提案において即戦力として評価されます。
3年目の薬剤師は「教育コストが少なく、すぐに戦力になる人材」として多くの病院で歓迎される存在です。
選択肢②:マネジメントを目指す「大手調剤・ドラッグストア」
📋 仕事内容
大手調剤チェーンやドラッグストアでは、通常の調剤業務に加えて、店舗運営、スタッフ指導、売上管理などのマネジメント業務に携わります。管理薬剤師として複数店舗を統括したり、新人薬剤師の教育担当として後進育成に関わったりする機会が豊富にあります。
また、OTC医薬品の販売相談、健康サポート薬局としての地域保健活動、在宅医療への参画など、地域医療の最前線で幅広いサービスを提供します。
将来的には、エリアマネージャーや本部スタッフとして、会社全体の薬事業務や事業戦略に関わることも可能です。
🎯 求められるスキル
- リーダーシップ:チームをまとめ、目標達成に向けて導く能力
- 経営視点:売上管理、コスト意識、効率的な店舗運営への理解
- 教育指導力:新人やスタッフの成長をサポートする指導スキル
- 顧客対応力:多様な患者ニーズに対応できる柔軟性
- 地域連携力:医療機関や介護施設との協力関係構築
💪 3年目の経験がどう活きるか
3年間の実務経験により、基本的な調剤業務はもちろん、患者対応や薬歴管理において安定したパフォーマンスを発揮できます。これは管理薬剤師や指導的立場において非常に重要な基盤となります。
大手チェーンでは「即戦力かつ成長ポテンシャルの高い人材」として3年目薬剤師を高く評価する傾向があります。
基礎が固まっている分、マネジメントスキルの習得に集中でき、早期の昇進・昇格が期待できる時期でもあります。
選択肢③:年収と専門性を両立する「製薬会社(MR・学術等)」
📋 仕事内容
製薬会社のMR(医薬情報担当者)は、医療機関を訪問して自社医薬品の適正使用に関する情報提供と収集を行います。医師や薬剤師に対して、最新の臨床データや安全性情報を提供し、適切な薬物療法をサポートする重要な役割を担います。
学術担当者は、医学・薬学的な専門知識を活かして、学会発表や論文作成支援、医療従事者向けセミナーの企画・運営を行います。
また、臨床開発部門では治験の計画・実施・管理に携わり、新薬の開発プロセスに直接関与することができます。年収面では調剤薬局と比較して大幅なアップが期待できる分野です。
🎯 求められるスキル
- 高度な専門知識:薬理学、臨床医学、薬事法規への深い理解
- 営業・提案力:医療従事者に対する説得力のあるプレゼンテーション
- 分析・資料作成力:複雑なデータを分かりやすく整理・説明
- 語学力:海外文献の読解、国際学会での情報収集
- ネットワーク構築力:医療機関との良好な関係性の構築・維持
💪 3年目の経験がどう活きるか
調剤薬局での実務経験により、実際の処方実態や患者の服薬状況を肌で感じて理解していることは、MRとして非常に大きなアドバンテージとなります。机上の知識ではない、現場に根ざした提案ができる点で高く評価されます。
また、医師や他の医療従事者とのコミュニケーション経験は、製薬会社でのステークホルダー対応において即戦力となります。
3年目であれば、臨床現場の知識を持ちながらも製薬業界の考え方を柔軟に学べる「理想的なタイミング」として、多くの製薬会社が積極的に採用を検討する時期です。
選択肢④:薬剤師資格を活かす「異業種(医療系IT等)」
📋 仕事内容
医療系IT企業では、電子カルテシステムや調剤システムの開発・導入支援、薬物相互作用チェックシステムの精度向上、オンライン服薬指導プラットフォームの企画・運営などに携わります。
CRO(医薬品開発業務受託機関)では、治験の計画・管理・データ解析業務を担当します。
医療機器メーカーでは、薬剤師の専門知識を活かしたクリニカルスペシャリストとして、医療機関への技術サポートや製品開発への助言を行います。
保険会社や医療コンサルティング会社では、薬事監査や医療経済評価の専門職として活躍する道もあります。これらの職種では、薬剤師の専門性を保ちながら、IT・ビジネススキルも習得できる魅力があります。
🎯 求められるスキル
- 薬学専門知識:薬物療法、医療制度への理解をベースとした応用力
- ITリテラシー:システム理解、データ分析、デジタルツール活用
- 論理的思考力:複雑な問題を構造化して解決策を導く能力
- プロジェクト管理:多職種チームでの協働、スケジュール・品質管理
- 学習適応力:業界の枠を超えた知識習得への意欲と柔軟性
💪 3年目の経験がどう活きるか
調剤薬局での実務経験により、医療現場の実際のワークフローや課題を深く理解していることは、医療系ITサービスの開発において非常に貴重な視点となります。「現場を知る薬剤師」として、ユーザー目線での改善提案や仕様策定に大きく貢献できます。
3年目という時期は、薬剤師としての専門性を持ちながらも、新しい分野への適応力がまだ十分にある「転換期」です。
異業種への挑戦を考える企業も、「薬剤師資格+実務経験+成長ポテンシャル」を兼ね備えた人材として積極的に評価する傾向があります。
特に、デジタルヘルス分野の成長に伴い、このような人材への需要は年々高まっています。
キャリアパス | 平均年収レンジ | 働きがい・特徴 | キャリアの将来性 | 3年目に求められること |
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病院薬剤師 | 390~550万円 (厚労省調査:平均569万円) | ・高度医療に関わる専門性 ・チーム医療での薬学的介入 ・認定・専門薬剤師への道 ・患者との直接的な関わり | ⭐⭐⭐⭐⭐ ・専門薬剤師需要増 ・薬剤部長への昇進可能 ・医療技術進歩で活躍の場拡大 | ・基礎的な病院業務の習得 ・多職種連携スキル ・専門分野への興味・意欲 ・服薬指導の基本技術 |
大手調剤/DS | 450~650万円 (管理薬剤師:約720万円) | ・地域医療への貢献 ・かかりつけ薬剤師としての信頼関係 ・管理薬剤師への早期昇進可能 ・ワークライフバランス良好 | ⭐⭐⭐⭐ ・在宅医療需要で成長 ・管理職ポストが豊富 ・地域包括ケアで重要な役割 | ・調剤技術の正確性 ・コミュニケーション能力 ・管理業務への適性 ・地域医療への理解 |
製薬会社 | 550~800万円 (MR平均:約570万円) | ・新薬開発への参画 ・高水準の福利厚生 ・グローバルな視野 ・医薬品の最先端情報に触れる | ⭐⭐⭐⭐⭐ ・DX化で新職種創出 ・国際展開での需要 ・AIとの協働で価値向上 | ・薬学的専門知識の深化 ・英語力(国際共同治験) ・プレゼンテーション能力 ・営業スキル(MRの場合) |
異業種 | 500~700万円 (医療系IT:600~800万円) | ・薬剤師資格を活かした新分野 ・CRO、医療系IT、コンサル ・イノベーション創出 ・多様なキャリアパス | ⭐⭐⭐⭐⭐ ・デジタルヘルス成長市場 ・薬事規制の専門性活用 ・起業・独立の可能性 | ・ITスキル(医療系の場合) ・論理的思考力 ・新しい分野への適応力 ・薬事法規の理解 |
🎯 まとめ:3年目だからこそ広がる可能性
薬剤師3年目のあなたには、これら4つの魅力的なキャリアパスが開かれています。どの道を選んでも、これまでの経験は決して無駄になりません。むしろ、実務経験という強固な基盤があるからこそ、新しい挑戦も自信を持って進めることができるのです。
大切なのは、「今の自分にできること」ではなく、「将来なりたい自分」を描き、そこに向かって一歩を踏み出すことです。3年目という絶好のタイミングを活かして、あなたらしいキャリアを築いていきましょう。
5. 薬剤師3年目におすすめの転職サイト
当サイトでは薬剤師500人を対象に行った独自アンケートの調査結果 から、以下の3点を基準に、薬剤師3年目向けの転職サイトを比較しました。
総合評価を導き出す2つの基準
- 求人数・質
…薬剤師求人の量や質は十分かどうか - 利用者満足度(提案&サポート力)
…薬剤師一人ひとりのニーズにぴったりの提案・サポートをしてくれるかどうか
比較した結果を利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、薬剤師におすすめの転職サイトは、以下の通りとなりました。
転職サイトランキング | ||
![]() 1位.薬キャリエージェント公式サイトを見る 詳細を見る | 求人数 約6万件 | |
薬剤師さんからの利用満足度No1(※エムスリーキャリア調べ)の転職サイト。求人の質の高さや、丁寧なキャリアヒアリングが高評価 | ||
![]() | 求人数 約5万1,000件 | |
調剤薬局の求人数・量ともに業界トップクラスの転職サイト。20年異常に渡る転職支援実績があり、サポート力も高い | ||
![]() | 求人数 約4万6,000件 | |
マイナビグループのネットワークを活かした圧倒的な求人数が魅力の転職サイト。地方在住の方もおすすめ |
※求人数:2021年8月更新
それでは、ここからはランキング上位のサイトを1つずつ紹介していきます。
1位.薬キャリエージェント | 総合満足度No1、実績豊富で利用者満足度95%(※エムスリーキャリア調べ)
公式サイト:https://pcareer.m3.com/
求人の数・質
質の高い求人が魅力的
提案力
業界知識豊富なキャリアコンサルタントからの的確な提案
サポート
キャリア相談から面接対策まで手厚いサポート
『薬キャリエージェント』は、総合満足度No1の薬剤師転職サイトです。(※エムスリーキャリア調べ)
運営会社のエムスリーキャリアは、15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていることもあり、サポート力や薬剤師転職ノウハウには信頼と実績があります。
また、病院や医療施設などに強いコネクションを築いているため、転職人気の高い就業先である病院薬剤師や調剤薬局の分野では他を圧倒する求人数・質を誇ります。
業種・年齢・地域問わず、転職を考えるすべての薬剤師におすすめです。
関連記事:薬キャリエージェントの評判
2位.ファルマスタッフ | 調剤薬局と派遣の求人が豊富
公式サイト:https://www.38-8931.com/
求人の量・質
求人数は6万件以上。調剤薬局と派遣求人に強み
提案力
支店は全国15拠点にあり、地方の転職にも強い
サポート
20年以上にわたる転職支援実績も魅力
『ファルマスタッフ』は、大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。
20年以上にわたる転職支援実績があり、蓄積された豊富な転職ノウハウを惜しみなく伝えてくれる点が魅力です。
また、調剤薬局の求人は、数・量ともに業界トップクラスですので、薬局への転職を検討している方は、登録必須の転職サイトと言えます。
関連記事:ファルマスタッフの評判
3位.マイナビ薬剤師 | 親身なサポート体制に高評価
公式サイト:https://pharma.mynavi.jp/
求人数・質
マイナビグループのネットワークを活かした圧倒的な求人数
提案力
薬剤師専任のキャリアアドバイザーが、求職者のニーズに合わせて提案
サポート
全国15拠点でサービスを展開。アフターフォローも充実
『マイナビ薬剤師』は、転職業界大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職サイトです。
マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅し、多様な求人を数多く保有している点が大きな魅力です。
加えて、転職サポート力に定評があり、親身にアドバイスをしてくれるため、はじめての方でも安心して転職活動を進められるでしょう。
全国の主要都市に支店を持っており、地方在住の薬剤師の方にもおすすめです。
関連記事:マイナビ薬剤師の評判
6. 薬剤師転職サイトがしてくれる4つのこと
転職サイトって登録するとどうなるの?何をしてくれるの?と疑問に感じる方もいらっしゃるかと思うので、この章では転職サイトがしてくれることについて紹介をしていきます。
転職サイトは選考前から、入職後までとにかく手厚いサポートを無料で行ってくれます。具体的に、大きく分けて以下のようなサポートをしてくれます。
反対に転職サイトを使わずに転職をすると各ステップで非常に苦労するので、そこも合わせて説明していきます。
STEP1. 面談(希望条件などのすり合わせ)
転職サイトに登録をすると、転職サイトの担当者が連絡をしてくれます。そして、その後時間を合わせて、対面もしくは電話で面談を行います。
「転職しようか迷っている」レベルの相談から「こんな職場に転職したい」などのヒアリングまでを行ってくれます。
また、あなたの希望に応じて、その後求人をガンガン紹介してくれるようになるので、以下のような譲れない条件があれば,ここでぶつけておきましょう。
- 希望の給料やボーナスの水準
- 夜勤なし、休みやすいなどの働き方の要望
- 希望の勤務場所(立地や交通の便)
- 「調剤薬局がいい」などの転職先の希望
STEP2. 求人の紹介
面談の後は、あなたの要望に合わせて求人を紹介してくれます。
要望に合った求人の中から、興味があるものがあれば、転職サイトが応募手続きを代行して行ってくれます。
この時、転職サイトだから知っている職場の実情なども踏まえながら提案をしてもらえます。
また、転職サイトの場合、ネット上などに公開されている公開求人の他に、ネット上には公開されない「非公開求人」も存在します。
非公開求人は何がいいの?
転職サイトを使っている方にとって、非公開求人は「好条件の求人が多い」というメリットがあります。
実際にネット上に公開されたら応募者が殺到してしまう、今働いている方よりいい条件になってしまうなど、非公開求人は「非公開にすべき理由」のあるいい求人が非常に多いです。
STEP3. 選考のサポート
履歴書や面接対策などの「受かるためのサポート」も転職サイトは必死に行ってくれます。
転職サイトはあなたが転職に成功し、入職して初めて「紹介料」をもらえます。そのため、紹介して終わりではなく、受かるためのサポートも徹底的に行ってくれます。
また、あなた自身ではなかなかしづらい、条件面の交渉も担当者が行ってくれますので、希望の条件をしっかりと伝えておきましょう。
STEP4. 内定後のサポート
内定した後もサポートは以下の面で、手厚く実施してくれます。
- 職場側との条件などの調整
- 入職手続きの代行
- 現職の退職交渉のアドバイス
以上のように、内定が決まった後も入職するまでサポートしてくれ、面倒な手続きなどもほとんど代行してくれます。
また、転職サイトの中には入職後も困ったことがあれば気軽に連絡できるような仕組みを整えているところも存在します。
7. 3年目の薬剤師のよくある疑問とその答え6選
ここで3年目の転職したい薬剤師さんからよくある質問へ回答していきたいと思います。
- 世の中の3年目薬剤師はお給料どのくらいでしょうか?
- 給料を上げるのであればどうやって求人を選ぶべき?
- ハローワークは使えますか?
- 自分がやめたら職場に迷惑がかかるんじゃ…?
- 円満退職がうまくできるか心配です
- 退職金はもらえるの?
Q1.世の中の3年目薬剤師はお給料どのくらいでしょうか?
3年目の薬剤師の平均年収は400万円前後です。ただ、「e-Stat 平成30年賃金構造基本統計調査」によると、下記のようなデータが出ています。
参考までに、平均年収を年代別に分けました。
- 20歳~24歳の平均年収:350万円程度
- 25歳~29歳の平均年収:470万円程度
もちろん、地域や職場の形態、夜勤の有無などによってもガラッと変わってきますが、上記とあまりに開きがあるようなら積極的に転職を考えてもいいでしょう。
上記のように開きはあるため、年収が低いことで悩んでいる方は職場を変えれば解消できるケースも多いです。
Q2.給料を上げるのであればどうやって求人を選ぶべき?
薬剤師として高収入の転職を果たすためのポイントは2点、年収の高い職場を選ぶ・転職のしやすさを考慮するです。
実際に、薬剤師の皆さんが高年収転職を実現するためには、「収入の高さ」×「転職のしやすさ」の両面がある職場を狙うことが現実的です。
下記表は、私が薬剤師転職を支援してきた中で、各職場ごとについてまとめたものです。
職場 | 収入の高さ | 転職のしやすさ | おすすめ高収入薬剤師 |
病院 | ★ | ★★★ | |
調剤薬局 | ★★ | ★★★★ | |
調剤薬局(地方) | ★★★★ | ★★★ | ★おすすめ★ |
ドラッグストア | ★★★★ | ★★★★ | ★おすすめ★ |
公務員 | ★★★★ | ★ | |
製薬企業 | ★★★★★ | ★ |
薬学部を卒業した社会人が最も収入を獲得できる職場は「製薬企業」です。製薬企業の営業職(MR)が高収入である事はよく知られています。
また、研究開発職も同様に高収入であり、30〜40歳台で1,000万円以上の年収を稼ぐ人も珍しくありません。
しかし、製薬企業は「製薬企業からの中途採用」が中心なので、薬剤師が転職する事は大変厳しいと言えます。
ある程度の高収入が見込め転職のしやすい職場は、調剤薬局(地方)・ドラッグストアの2つです。
Q3. ハローワークは使えますか?
仕事を探す有名な方法であるハローワークは実は薬剤師さんも使えます。
地方の求人には強いという噂もありますが、ハローワークはよほど求人に困ったとき以外は使わない方がいいでしょう。理由はシンプルで、求人の質が良くないと言われているからです。
実際に下記のように、年々減少しているものの1年間での6千件以上の苦情が殺到しています。
出典:厚生労働省
そのほかに、利用者からは下記のような声も出ており、登録に行く時間すらも私はもったいないと考えています。
- いい条件の求人があまり見当たらない
- 入職してみたら待遇が全然違かった
- 入職してみたらブラックな職場だった
したがって、よほど困った場合以外はハローワークには登録しない方が良いでしょう。
Q4. 自分がやめたら職場に迷惑がかかるんじゃ…?
3年目になると、ある程度の仕事を任されたり、人間関係もできてくることから「やめたら迷惑をかけるんじゃ..」と不安な方も多いかと思います。
実際、迷惑はかかりますが、なんとかなります。
3年目の薬剤師さん1人が抜けただけで回らなくなるようなら、それはあなたのせいじゃなく、そんな体制にしてきた職場側のミスです。
そのため、やめた後のことよりも、自分のことを1番に考えましょう。
職場のためを思うなら、転職が決まったら、少しでも早めに伝えるようにしましょう。
Q5. 円満退職がうまくできるか心配です
転職サイト経由で転職をしていた場合、退職の切り出しから交渉まであなたにあったアドバイスをくれるので安心です。
しかし、使わないという方は下記のポイントを守れば失敗しにくいです。
- 転職を決める時まで周囲には一切言わない
- 最初は師長などあなたの上司にあたる人に2人きりになったタイミングで伝える
- 引き留めにあっても絶対に意思を曲げない
特に3つ目のポイントが大切で、3年目の薬剤師さんは経験を積み、戦力になっているので、引き留められることが多いからです。
しかし、一度辞めたいと言った以上、そのあと腫れ物扱いされたり、今後本当に転職したいときに切り出しにくくなります。
絶対に転職すると決めた時以外は退職を口にしてはいけません。
この他にも、円満に退職するポイントは多くあります。
より詳しく知りたい方は以下の記事を読むと良いでしょう。
Q6. 退職金はもらえるの?
退職金がもらえるかについては、いま勤めている職場のの就業規則や退職金規定を確かめるようにしましょう。
一般的には、3年以上の勤務によって退職金が支給される会社が多いです。
これは調剤薬局やドラッグストア、病院とあらゆる職場で同じです。
もちろん中には勤続1年で退職金を出してくれることはありますが、一般的には3年が一つの基準になります。
すぐに転職したくても、3年勤めれば、退職金をもらえる可能性が高いので、やはり3年経ってから転職することをおすすめします。
8. まとめ
3年目にもなると、薬剤師さんは多くの転職先から欲しがられるようになります。
無理する必要もありませんが、もっと最適な時期としてはぴったり3年の経験をつめた後、特に4年目の夏のボーナス後がもっとお得なタイミングと言えます。
上記背景から、3年目の今転職していいのか、そして今転職していいかを転職サイトのような転職のプロに相談するところから始めましょう。
500人の評価を元に、私がおすすめしたいのは下記の転職サイトです。
以上を参考に長い薬剤師生活、後悔しない決断をしていただければと思います。
3年目になったので、仕事へは慣れてきて少し大変なことはあるけどなんとか働けています。
人間関係も幸せなことにすごくいい職場で、仕事が辛いと感じることはありつつもやめるなんて発想はありませんでした。
でも、学生時代の同級生と近況報告をした時に、給料に開きがあるなと感じてしまったのです。
もともと残業や勉強会の多い職場で、拘束時間が長いのに、正直他の職場の給料を聞いた時はこんなに違うのかと衝撃を受けました。
生活費を切り詰めて仕事を頑張っているのに..と考えるようになり、その時くらいから転職したい毎日考えています。