楽天モバイルは、楽天グループが提供する格安モバイルサービスとして多くの注目を集めています。
独自の料金プランや豊富なポイント還元などのメリットが大きく宣伝される一方で、実際に利用する際には知っておくべきデメリットも存在します。
この記事では、楽天モバイルのデメリットに焦点を当て、一般的によく指摘されるデメリット点やその他実際に使ってみてわかったデメリット点を深掘りします。
「やめた方がいい」「利用して最悪だった」「後悔した」等、悪評価も多い楽天モバイル。
本当におすすめできないキャリアなのか、徹底究明しますので是非最後までご覧ください。
なお、メリットも含めた楽天モバイルの評判についてはこちらで詳しく解説中です。
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やめた方がいい?楽天モバイルの主なデメリット&隠れたデメリット
楽天モバイルのデメリットとしてはよく以下の内容が挙げられます。
実はこのほかにも実際に使ってみないとわからないデメリット点も存在します。
通信品質の不安定さ
楽天モバイルは自社回線の整備を進めていますが、実際に利用してみると通信速度や安定性に懸念点があることがわかります。
特に以下のような状況で問題が発生しやすいです。
- 平日の12〜13時、18〜22時などの混雑時間帯
- 人が多く集まる駅周辺やショッピングモールなど
- 地下鉄や地下街などの地下空間
混雑時には通信速度が極端に低下し、Webサイトの表示に時間がかかるだけでなく、LINEなどのメッセージアプリでさえメッセージの送受信が遅れる場合があります。
テレワークやオンライン会議などに支障をきたすケースも報告されています。
カスタマーサポートの質
以前より多く指摘されていますが契約者数の増加に伴い、サポート体制に大きな課題が生じています。
具体的には以下のような問題が指摘されています。
- 問い合わせ電話がつながりにくい
- オペレーターの知識不足による誤案内
- チャットサポートの認識違い、返答の遅さ
- 店舗スタッフの対応にバラつきがある
特に技術的なトラブルへの対応力に課題があり、チャットサポートに相談しても、見当違いの案内をされて結局電話や店舗訪問するしかない、ということが多いです。
問題解決までに数日から数週間かかるといった事例も報告されています。
キャンペーン内容の分かりにくさ
楽天モバイルは頻繁にキャンペーンや特典を打ち出していますが、その適用条件は複雑で分かりにくいという問題があります。
- キャンペーンの適用条件が細かく設定されている
- 特典の受け取り方法が複雑
- ポイント還元の時期や条件が分かりにくい
- ポイント還元が数ヶ月など長期間に分割される
- 特定のプランへの加入が条件になっている
- 受け取りに期限が設けられている
「実質無料」や「最大○○円相当還元」といった表現が多用されていますが、実際にはポイント還元が複数回に分けて行われたり、特定の条件を満たさないと全額受け取れなかったりするケースが多いです。
キャンペーンを利用する際には、適用条件をきちんと確認することをおすすめします。
Rakuten Linksの音質の悪さ
楽天モバイルでは、無料通話を利用するために「Rakuten Link」というアプリを使用することが推奨されています。
しかし、このアプリを使った通話には音質に関する大きな問題があります。

ユーザーからは「相手の声が聞き取りにくい」「エコーがかかったように聞こえる」「通話中に音声が途切れる」といった不満の声が数多く寄せられています。
特にビジネスでの利用や重要な通話では、この音質の悪さが致命的な問題となることがあります。
一般的な電話アプリを使用すると無料通話の特典が適用されず、別途通話料がかかるという点も見落とされがちなデメリットです。
公式サイトではこの音質問題についてほとんど言及されておらず、実際に使ってみて初めて気づくユーザーが多いようです。
無制限プランを過度に使うと通信制限にかかる
楽天モバイルでは「Rakuten最強プラン」という名称の無制限プランを提供していますが、実際には過度な利用を検知すると速度制限がかかる可能性があります。
公式サイトには以下のような注意書きが小さく記載されています。
「一定期間内に大量の通信をご利用されたお客様については、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。」
この「大量の通信」や「混雑する時間帯」の具体的な基準は明示されておらず、実際に動画やオンラインゲームを長時間利用したユーザーから速度制限がかかってしまう場合があります。
無制限と謳いながらも実質的には制限がある点には注意が必要です。
サービスやキャンペーン、プランが頻繁に変わる
楽天モバイルは他社と比較して、サービス内容やプラン、キャンペーンが非常に頻繁に変更されるという特徴があります。
一見するとユーザーにとって有利な変更に見えることもありますが、この頻繁な変更には以下のような問題が隠れています。
まず、契約時に適用されていた条件が数ヶ月後には廃止されていることがあります。
例えば、以前は提供されていた特典や割引が突然終了し、新規ユーザーのみに新たな特典が提供されるケースも少なくありません。
また、プラン変更によって既存ユーザーが不利になるケースもあり、「新規顧客優遇」の傾向が強いと言えます。
さらに、これらの変更に関する告知が分かりにくく、気づかないうちに条件が変わっていることも多いです。
特に重要な変更がアプリ内のお知らせや小さなバナーでしか告知されないことがあり、ユーザーが不利益を被るケースもあります。
楽天モバイルが最悪と言われる最大のデメリット点とは
楽天モバイルが「最悪」と評される背景には、上記のデメリットに加えて以下のようなより深刻な問題が存在します。
1. 極端な通信速度の低下
混雑時間帯になると通信速度が数百Kbps程度まで低下し、実質的にスマートフォンでの通常利用がほぼ不可能になるケースが報告されています。
特に以下のような症状が発生します。
- Webサイトの表示に数十秒かかる
- 地図アプリの位置情報が更新されない
- メッセージアプリの送受信に極端な遅延が生じる
- 画像や動画の読み込みができない
こうした通信障害とも言える状況が、特に平日の夕方から夜にかけて頻発するケースがあり、仕事や学業に支障をきたすユーザーも少なくありません。
2. 突発的な通信障害
楽天モバイルは比較的新しい通信インフラを使用しているため、突発的な通信障害が発生するケースも報告されています。
- 特定のエリアで突然圏外になる
- 電波はあっても通信ができない状態になる
- データ通信は可能だが通話ができないなどの症状
こうした障害が発生した際のフォローや情報提供も不十分で、ユーザーが自分で原因を調査せざるを得ないケースも多いです。
3. 解約時のトラブル
楽天モバイルからの解約を試みた際に、様々なトラブルが報告されています。
- 解約申請後も料金が請求され続ける
- 解約手続きが複雑で完了しない
- MNP(携帯電話番号ポータビリティ)手続きの遅延
- 解約後のサポートが受けられない
特に解約申請後も料金が引き落とされ続けるケースでは、返金対応までに時間がかかる上、返金手続き自体が複雑なため、ユーザーに大きな負担がかかっています。
おすすめされない評判ポイント:通信エリアの実態
楽天モバイルのエリアに関しては、公式サイトで公開されているエリアマップと実際の通信状況に大きな乖離があることが指摘されています。
1. エリアマップと実際の差
公式サイトのエリアマップでは「楽天回線エリア」と表示されていても、実際には以下のような状況があります。
- 建物内に入ると圏外になる
- 表示上は4G/5G回線でも実際の速度が極端に遅い
- 同じ場所でも時間帯によって通信状況が大きく変わる
エリアマップは基本的に屋外でのアンテナ到達範囲を示しており、建物内や地下での実際の利用状況は反映されていない点に注意が必要です。
2. パートナー回線エリアでの制限
楽天回線が届かないエリアではパートナー回線(au回線)を利用することになりますが、この場合以下のような厳しい制限があります。
- 月間データ容量が5GBに制限される
- 5GB超過後は128kbpsまで速度制限がかかる
- テザリングなど一部機能に制限がある場合がある
特に地方在住の方や出張・旅行で地方に行く機会が多い方にとっては、この5GB制限が大きな障壁となります。
通勤・通学経路の一部でパートナー回線エリアになっているだけでも、月間のデータ消費量は思いのほか多くなることがあります。
3. 屋内や地下での弱点
楽天モバイルが使用している周波数帯は、建物の壁や地下空間での透過性に弱い特性があります。具体的には以下のような場所での利用に課題があります。
- 鉄筋コンクリート造のマンションやオフィスビル
- 地下鉄や地下街
- 大型ショッピングモールの中心部
- エレベーター内や地下駐車場
こうした場所では他の大手キャリアが問題なく利用できる場合でも、楽天モバイルでは圏外になったり極端に速度が低下したりするケースが多いです。
楽天モバイルをおすすめしない人とは
楽天モバイルをおすすめしない人についてまとめました。
1. 通信品質を最優先する方
以下のような方には楽天モバイルはおすすめできません。
- 仕事で常に安定した通信環境が必要な方
- オンライン会議やテレワークを頻繁に行う方
- 外出先でもスムーズなWeb閲覧や動画視聴を求める方
- 通信の遅延がストレスになりやすい方
楽天モバイルはまだエリア整備途上であり、大手キャリアと比較すると通信の安定性や速度に課題があります。特に業務利用や重要な連絡手段として利用する場合は、通信品質の不安定さがリスクとなる可能性があります。
2. 地方や郊外に住んでいる方
以下のような環境で生活されている方には特に注意が必要です。
- 地方都市や郊外に居住されている方
- 山間部や海岸沿いなど電波の届きにくい地域にお住まいの方
- 通勤・通学経路に楽天回線のエリア外がある方
楽天モバイルのエリア整備は都市部から進められており、地方や郊外ではまだパートナー回線に依存する場面が多くなります。月間5GBという厳しいデータ容量制限があるため、日常的な利用には適さない可能性が高いです。
3. 建物内での利用が多い方
以下のような場所での利用が多い方には不向きです。
- オフィスビルの中心部で働いている方
- 地下オフィスや地下店舗で勤務している方
- 鉄筋コンクリート造のマンションにお住まいの方
- 地下鉄通勤・通学をされている方
楽天モバイルが使用している周波数帯は建物の壁を透過しにくいという特性があり、屋内での電波状況が悪化しやすいです。特に鉄筋コンクリート造の建物内や地下では、他社回線が問題なく使える場所でも楽天モバイルは圏外になることがあります。
4. 大容量データ通信を頻繁に行う方
以下のようなデータ利用が多い方には楽天モバイルは適していない可能性があります。
- オンラインゲームを頻繁に利用しいつも快適速度で楽しみたい方
- 動画配信サービスを頻繁に視聴する方
- 大容量ファイルのダウンロード/アップロードが必要な方
- テザリングを頻繁に利用する方
楽天モバイルは無制限プランを提供していますが、混雑時間帯や「過度な利用」と判断された場合には速度制限がかかる可能性があります。
また通信速度自体も不安定なため、大容量データ通信を快適に行えない場面が多いです。
5. カスタマーサポートの質を重視する方
以下のような方にはストレスとなる可能性があります。
- スマートフォンやネットワークに詳しくない方
- トラブル発生時に迅速な対応を求める方
- 対面でのサポートを好む方
- 問い合わせの手間を最小限にしたい方
楽天モバイルはオンラインでの契約やアプリを通じた各種手続きを前提としており、カスタマーサポートの体制は他社と比較して手薄な傾向があります。
問題が発生した際の電話対応の質にもバラつきがあり、複雑なトラブルの解決に時間がかかるケースもあります。
6. 通話品質にこだわる方
以下のような通話品質にこだわりたい方には楽天モバイルは不向きです。
- 仕事で長時間の通話をする方
- クリアな音声品質を求める方
- 通話が途切れると困る方
- 海外との通話が多い方
楽天モバイルは基本的にVoLTE(Voice over LTE)という技術で通話を提供していますが、エリアや端末によっては音質の低下や通話の途切れが発生することがあります。
特に楽天回線とパートナー回線の境界エリアでは、通話が突然切れてしまうケースも報告されています。
後悔しないために:楽天モバイルを契約前に注意すべきこと
デメリットを把握した上で楽天モバイルを契約したい方は以下の点について注意しましょう。
1. 利用エリアでの電波状況確認
楽天モバイルを契約する前に、以下の場所での電波状況を必ず確認しましょう。
- 自宅内(特に寝室や普段スマホを使う場所)
- 職場や学校の建物内
- 通勤・通学経路全体
- よく行く店舗や施設
公式サイトのエリアマップは目安にしかならないため、可能であれば知人の楽天モバイル端末を借りて実際に確認するか、フリーWiFiスポットや電波状況を表示するアプリなどを活用して確認することをおすすめします。特に建物内での電波状況は外観からは判断できないため、実際に建物内で確認することが重要です。
2. 実質無料期間を活用したテスト利用
楽天モバイルでは定期的に初月無料キャンペーンなどを実施しています。また、MNPで乗り換えを検討している場合は、一時的にデュアルSIMスマートフォンで以下のような方法でテストすることも可能です。
- 現在の回線はそのままに、楽天モバイルのSIMを追加で契約
- 無料期間中に日常の様々な場所で実際に使用感をテスト
- 問題なく使えることを確認してから、メイン回線を移行
特に仕事で使うなど重要な連絡手段として利用する場合は、このようなテスト期間を設けることで、実際の使用感を確認した上で判断することができます。
3. 契約条件の詳細確認
楽天モバイルを契約する際は、以下の点を必ず確認しましょう。
- 月額料金プランの内容と制限事項
- キャンペーンの適用条件と期間
- ポイント還元の時期と条件
- 最低利用期間や解約時の条件
- 端末購入時の分割払い条件
楽天モバイルのキャンペーンは複雑な条件が設定されていることが多いため、「実質〇円」「最大〇〇ポイント還元」といった表現に惑わされず、実際にどのような条件でどれだけの費用がかかるのかを正確に理解することが重要です。
4. 他社サービスとの比較
楽天モバイルだけでなく、以下のような他社サービスも比較検討しましょう。
- 大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)のサブブランド
- MVNO各社(IIJmio、mineo、LINEMOなど)
- 自分の利用パターンに合った料金プラン
- 通信品質とコストのバランス
単純な月額料金だけでなく、通信品質やサポート体制、自分の利用エリアでの電波状況など、総合的に判断することが大切です。
特に通信の安定性を重視する場合は、多少月額料金が高くても大手キャリアやそのサブブランドを選択する方が後悔しないケースも多いです。
5. 端末の対応確認
楽天モバイルを使用する端末については、以下の点を確認しましょう。
- 楽天回線(バンド3)に対応しているか
- VoLTE(Voice over LTE)に対応しているか
- SIMロック解除が必要な場合はその手続き
- eSIMを利用する場合はその対応状況
楽天モバイルは他社とは異なる周波数帯を使用しているため、すべてのスマートフォンが最適に動作するわけではありません。
特に古い端末や海外製の一部端末では、楽天回線をうまく掴めないケースがあります。公式サイトの動作確認端末リストなどで事前にチェックすることをおすすめします。
まとめ
楽天モバイルは月額料金の安さやポイント還元など、魅力的な特徴を持つ一方で、ここまで解説してきたように様々なデメリットも存在します。
契約を検討する際は以下のポイントを押さえて判断することが重要です。
メリットとデメリットの総括
メリット
- 低価格の月額料金プラン
- データ使い放題プランがある
- 楽天ポイントの還元率が高い
- 国内通話かけ放題サービスが無料
デメリット
- 通信品質の不安定さ
- エリア整備の遅れ
- カスタマーサポートの質
- アプリの不具合
- 契約条件の分かりにくさ
- パートナー回線エリアでの5GB制限
楽天モバイルが向いている人
以下のような方であれば、楽天モバイルのデメリットを許容できる可能性が高いです。
- 都市部在住で主に屋外で利用する方
- 通信速度よりも料金の安さを重視する方
- 楽天経済圏のサービスをよく利用する方
- 副回線やデータ通信専用として利用する方
- トラブルが発生しても自分で対処できる方
最終判断のアドバイス
楽天モバイルの契約を検討している方へのアドバイスとして、以下の点を意識することをおすすめします。
- 実際に試してから判断する:
可能であれば無料期間などを利用して、実際の使用感を確認することが最も確実です。 - 利用環境を最優先する:
自宅や職場での電波状況は最も重要な判断基準です。都市部での利用が主であれば比較的問題は少ないでしょう。 - 通信品質と料金のバランスを考える:
通信の安定性をどの程度重視するか、月額料金をどこまで抑えたいかのバランスを考慮しましょう。 - 長期的な視点で検討する:
一時的なキャンペーンだけでなく、長期利用した場合のコストパフォーマンスも考慮しましょう。
楽天モバイルはこれからも成長していくサービスであり、現時点でのデメリットが将来的に解消される可能性もあります。
しかし、現状での利用を検討する際には、本記事で挙げたデメリットをしっかりと理解した上で判断することをおすすめします。
あなたの生活スタイルや利用環境に合った最適なモバイルサービスを選択し、快適な通信環境を手に入れてください。
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