楽天モバイルのエリア確認方法まとめ|繋がらないときの改善策も解説

「楽天モバイルに乗り換えたいけど、自宅や職場で本当に使えるのかな…」
「エリアマップで確認はしたけど、実際の電波状況はどうなんだろう」
「電波が届きにくい場所では、どうすれば改善できるのかな」

楽天モバイルへ乗り換えを検討する際、通信エリアや電波状況の確認は最も重要なポイントです。

料金プランがおトクと楽天モバイルの評判がよくても、利用する場所で電波が入らないとなれば、日常生活に支障をきたしてしまうでしょう。

なお、2024年からは楽天モバイルのプラチナバンドが始動し、建物内や地下でもつながりやすい環境を実現しています。

本記事では、楽天モバイルの通信エリアの確認方法繋がらないときの改善策まで詳しく解説ます。

楽天モバイル回線エリアで快適にデータ通信を利用したい方は、ぜひ参考にしてください。

プラチナバンド開始で高速通信可能

目次

楽天モバイルの通信エリアの基本を解説

楽天モバイルの通信エリアの基本を解説

楽天モバイルのエリアについて、基本的な仕組みから最新状況まで解説します。

楽天モバイルの通信エリアを正しく理解して、自分の利用環境に合っているか確認しましょう。

楽天モバイルエリアサービスの2024年最新状況

楽天モバイルは2024年に入り、通信環境の大幅な改善を実現しています

特に注目を集めているのが、待望のプラチナバンド(700MHz帯)のサービス開始です。

プラチナバンドは電波が遠くまで届き、建物の中まで電波が届きやすい特徴があります。

人口カバー率は2023年末時点で99%を超え、利用できるエリアが大幅に広がっています。

5G(Sub6)エリアの拡大も予定を上回るペースで進んでおり、特に関東地方では、当初予定の1.6倍を大きく上回る2.1倍のエリア拡大を達成。

都市部では地下鉄や商業施設など、人が多く集まる場所での通信環境も改善されました。

さらに、5Gミリ波エリアも主要な駅や空港を中心に順次拡大中で、混雑エリアでの通信品質向上に力を入れています。

楽天モバイルでは、通信品質の向上とエリア拡大に向けて整備を進めているので、今後も繋がりやすさを期待できるでしょう。

楽天モバイル回線エリアの仕組み

楽天モバイルの通信エリアは、「自社回線」と「パートナー回線」の2種類で構成されています。

自社回線は、楽天モバイルが独自に設置した基地局を使用して通信を行うネットワークです。

都市部を中心に高速な通信が可能で、4G・5G Sub6・5Gミリ波の3つの通信規格に対応しています。

一方、パートナー回線はau回線(KDDI)のネットワークを借りて通信を行うサービスです。

自社回線が届かないエリアでもパートナー回線を利用することで、全国どこでも安定した通信環境を確保できます。

  • 【自社回線(楽天モバイル回線)】
    • 3つの通信規格に対応しており、都市部を中心に高速な通信が可能
  • 【パートナー回線(au回線)】
    • au回線(KDDI)をネットワークを活用して、自社回線が届きにくいエリアをカバー

楽天モバイルは2つの回線を組み合わせることで、高速な通信と広いカバーエリアの両立を実現しています。

楽天回線エリアの拡大は進んでいるものの、地方ではまだパートナー回線が主となるエリアも多いため、事前にサービスエリアマップの確認が推奨されます。

パートナー回線の現状と今後について

楽天モバイルは当初、パートナー回線の段階的な終了を予定していましたが、2023年6月にKDDIと新たな協定を締結しました

新協定により、パートナー回線の利用期間は、2026年9月までの延長が決定しています。

新協定の大きな特徴は、従来対象外だった都市部でもパートナー回線が利用できるようになった点です。

東京23区・名古屋市・大阪市の繁華街を含む都市部エリアでも、必要に応じてパートナー回線が使えるようになりました。

さらに、2023年6月以降は「Rakuten最強プラン」の開始に合わせて、パートナー回線の月5GBまでの利用制限が撤廃され、現在はデータ通信が無制限で利用できます

変更点2023年6月以前
Rakuten UN-LIMIT Ⅶ
2023年6月以降
Rakuten最強プラン
月額料金0〜3G:1,078円
3〜20G:2,178円
20G〜無制限:3,278円
変更なし
楽天回線エリア
データ容量
無制限変更なし
パートナー回線エリア
データ容量
5GB/月無制限
※価格はすべて税込表示

通信品質向上に向けた対応により、自社回線とパートナー回線をシームレスに切り替えながら、快適な通信環境を実現しています。

データ無制限の格安SIMを探している方は、楽天モバイルへ申し込んでみてはいかがでしょうか。

\ パートナー回線も無制限で利用できる/

楽天モバイル対応エリアの種類と特徴

楽天モバイル対応エリアの種類と特徴

楽天モバイルの対応エリアは、以下の4つの種類に分かれているのでそれぞれの特徴について解説します。

各エリアの特徴や利用可能なエリアを詳しく解説します。

4G LTEエリアの特徴

楽天モバイルの4G LTEエリアは、楽天モバイルサービスエリアマップピンク色に表示される地域です。

4G LTEエリアの特徴
※画像引用元:楽天モバイル公式サイト

バンド3と呼ばれる4G LTEの電波を使用して、通信サービスを提供しています。

バンド3とは
1.7GHz帯の電波がバンド3と呼ばれており、大手キャリアも利用している周波数帯です。
1.7GHz帯のバンド3は、一度に大量のデータを送受信できる特徴があります。
なお、4Gの周波数帯は700MHz〜3.6GHzの範囲で、大手キャリアは複数のバンドを保有しています。
NTTドコモ・KDDIは7種類、ソフトバンクは6種類の周波数帯を利用できる一方、楽天モバイルは1種類のみです。
ただし、楽天モバイルは自社回線のバンド3に加え、パートナー回線としてKDDIのバンド18と26を利用しています。

4G LTEエリアのメリット・デメリットは、以下を参考にしてください。

4G LTEエリアのメリット・デメリット

【4G LTEエリアのメリット】

  • 下り速度が最大1.7Gbpsの高速通信
  • 都市部での安定した通信環境を提供
  • 複数の利用者が同時に接続しても速度低下が少ない

【4G LTEエリアのデメリット】

  • 建物内や地下では電波が届きにくい
  • 郊外エリアでは通信速度が低下する可能性がある

主要な駅や商業施設には小型基地局を設置し、混雑時でも快適な通信環境を実現しています。

5G Sub6エリアの特徴

楽天モバイルの5Gエリアは、主にSub6と呼ばれる電波を利用して通信サービスを提供しています。

楽天モバイルサービスエリアマップでは、緑色で表示される部分が5G Sub6エリアです。

5G Sub6エリアの特徴
※画像引用元:楽天モバイル公式サイト

【Sub6とは】
Sub6は3.6〜6GHz6GHz以下の周波数帯のことで、高速通信と広いカバー範囲を両立させた通信方式です。
日本では、3.7GHz帯・4.0GHz帯・4.5GHz帯が使われています。
Sub6の電波は4G LTEよりも多くのデータを一度に送受信でき、高速な通信を利用可能です。

5G Sub6エリアのメリット・デメリットは、以下を参考にしてください。

5G Sub6エリアのメリット・デメリット

【5G Sub6エリアのメリット】

  • 4G LTEの2倍以上の通信速度を実現
  • 同時に多くの端末が接続可能
  • 遅延が少なくオンラインゲームも快適

【5G Sub6エリアのデメリット】

  • 建物の奥まで電波が届きにくい
  • 利用可能なエリアが都市部中心

なお、楽天モバイルは5G Sub6エリアの拡大を積極的に進めており、2024年内を目標に2024年1月比で最大1.6倍まで拡大すると発表していました。

5G Sub6エリアの拡大1
※画像引用元:楽天モバイル公式サイト

ただし、最新の発表では、当初予定していた完了時期より前倒しで完了しており、2024年1月比で最大1.6倍の予定を超えて2.1倍にまで拡大しています。

5G Sub6エリアの拡大2
※画像引用元:楽天モバイル公式サイト

5Gミリ波エリアの特徴

楽天モバイル回線の5Gエリアの中では、限られた一部のエリアで「ミリ波」を利用できます。

楽天モバイルサービスエリアマップでは、青色の点で表示されたエリアが5Gミリ波を利用できる場所です。

5Gミリ波エリアの特徴
※画像引用元:楽天モバイル公式サイト

ミリ波とは
ミリ波は、30GHz~300GHzの周波数帯の電波を指しています。
日本で使われている周波数帯は28GHzと高く、高速通信をストレスなく楽しめます。
映画や音楽など大容量のデータも、4Gに比べると短時間でダウンロード可能です。

5Gミリ波エリアのメリット・デメリットは、以下を参考にしてください。

5Gミリ波エリアのメリット・デメリット

【5Gミリ波エリアのメリット】

  • 多くの人が同時に接続しても通信速度が落ちにくい
  • 遅延が少ないので、オンラインゲームのリアルタイム通信に最適
  • 大容量の動画もスムーズにダウンロード可能

【5Gミリ波エリアのデメリット】

  • 電波の到達距離が短いため、基地局から数十メートル程度の限られたエリアでしか利用できない
  • 壁や障害物に弱く、建物の中では電波が届きにくい

屋外で快適な超高速通信を楽しみたい方は、5Gミリ波対応エリアを積極的に活用しましょう。

パートナー回線エリアの特徴

楽天モバイルパートナー回線エリアマップで、薄いピンク色で表示された地域がパートナー回線エリアです。

パートナー回線エリアの特徴
※画像引用元:楽天モバイル公式サイト

KDDIが楽天モバイルに提供しているのは、バンド18と26のプラチナバンドと呼ばれる周波数帯です。

楽天モバイルは、プラチナバンドを割り当てられてなかったため、地下街や建物の中、駅構内などは繋がりにくかったです。

しかし、2024年6月27日から、楽天モバイルもプラチナバンドの商用サービスが始まり、通信環境が大幅に改善しています。

プラチナバンドとは
プラチナバンドは700MHz~900MHz帯の低い周波数帯域を指します。
電波の届く範囲が広く、建物の中まで電波が届きやすい特徴があります。
そのため、携帯電話の基本的な通信エリアを確保するために重要な周波数帯域です。

パートナー回線エリアのメリット・デメリットは、以下を参考にしてください。

パートナー回線エリアのメリット・デメリット

【パートナー回線エリアのメリット】

  • KDDIの広範囲な通信エリアを利用できるため、日本全国で安定した通信が可能
  • 都市部から地方まで幅広いエリアをカバーし、移動中でも通信が途切れにくい
  • 山間部や離島などの過疎地域でも、安定した通信環境を利用できる

【パートナー回線エリアのデメリット】

  • 回線が切り替わる地域では、繋がりにくい可能性がある
  • 楽天モバイル回線を使いたいときでもパートナー回線につながってしまう

パートーナー回線を利用したい方は、エリアマップで薄いピンク色の部分を確認し、安定した通信環境を活用してください。

\ 楽天モバイルのエリアを確認しよう! /

楽天モバイルのエリア確認方法を徹底解説

楽天モバイルのエリア確認方法を徹底解説

楽天モバイルのエリアを確認する方法は、契約前と契約後で異なります

契約前の確認方法
契約後の確認方法

利用開始前に、お住まいの地域や使用場所での電波状況を確実に把握しましょう。

契約前の確認方法

楽天モバイルの契約前は、エリアマップとお手持ちのスマートフォンで電波の受信状況を確認できます。

以下の3つの方法で、実際の利用環境をチェックしましょう。

  • 楽天モバイルサービスエリアマップで確認
  • iPhoneで確認
  • Androidで確認

楽天モバイルサービスエリアマップで確認

パソコンやスマートフォンから楽天モバイルサービスエリアマップにアクセスできます。

確認したい場所の電波状況を以下の手順でチェックしてください。

楽天モバイルサービスエリアマップで確認
  • 住所や建物名を入力して検索する
  • 地図を動かしながら、おおよそのエリアを目視で確認する
  • 4G LTE専用の電波状況を確認したい場合は「4G LTEのみ」にチェックを入れる

エリアマップの色分けを見ると、利用可能なエリアが一目でわかります。

iPhoneで確認

お手持ちのiPhoneで、実際の電波受信状況を確認できます。

具体的な手順は以下の通りです。

  • 「設定」アプリを開く
  • 「モバイル通信」をタップする
  • 「ネットワーク選択」をタップする
  • 「自動」をオフにする
  • 表示された一覧に「Rakuten」または「440 11」があるか確認する

一覧に「Rakuten」または「440 11」が表示されれば、その場所で楽天回線が利用できます。

Androidで確認

Androidスマートフォンでも、同様に電波状況を確認できます。

端末によって表記が異なる場合がありますが、一般的な手順は以下の通りです。

  • 「設定」アプリを開く
  • 「ネットワークとインターネット」をタップする
  • 「SIM」をタップする
  • 「ネットワークを自動的に選択」をオフにする
  • 表示された一覧に「Rakuten」または「440 11」があるか確認する

「Rakuten」または「440 11」のいずれかの表示があれば、その場所で楽天回線が利用可能な状態です。

楽天モバイルへの契約を検討されている方は、ぜひ事前に複数の方法で確認してください。

契約後の確認方法

楽天モバイルを契約した後のエリア確認は、my楽天モバイルのアプリやWebサイトから簡単に電波状況を確認できます。

my楽天モバイル(アプリ/WEB)で確認

my楽天モバイルでは、アプリとWebで確認方法が少し異なるため、それぞれの手順を説明します。

【アプリでの確認手順】

  • my楽天モバイルアプリを起動する
  • 画面下メニューの「ホーム」をタップする
  • 利用中の契約電話番号を確認する
  • 電話番号の下に表示されている「接続中の回線エリア」を確認する

【Webでの確認手順】

  • my楽天モバイルのWebサイトにログインする
  • トップページの「ホーム」画面を開く
  • 利用中の契約電話番号を確認する
  • 電話番号の下に表示されている「接続中の回線エリア」を確認する

my楽天モバイルでは、データ通信量や通話時間なども確認できます。

定期的にアプリやWebサイトをチェックして、快適な通信環境を維持しましょう。

\ 対応エリアは楽天モバイルサービスエリアマップで確認 /

楽天モバイルのエリアで電波が悪い・繋がらないときの対処法

楽天モバイルのエリアで電波が悪い・繋がらないときの対処法

楽天モバイルのエリアで電波が悪い・繋がらないときの対処法について解説します。

上記4つの対処法を順番に試すことで、多くの通信トラブルを解決できます。

接続状況を確認して移動してみる

楽天モバイルが繋がりにくいときは、楽天モバイル回線のエリア外にいる可能性が高いため、まずは楽天モバイルサービスエリアマップを確認しましょう。

使用場所がエリア内であると確認できれば、次に「通信障害のお知らせ」を確認してください。

万が一通信障害のお知らせが更新されている場合は、以下の項目をチェックしましょう。

  • 障害が発生している地域
  • 障害の影響を受けるサービス
  • 復旧の見込み時間

なお、楽天モバイルのエリア内にいて、通信障害も発生していない場合は、今いる場所から移動して繋がるか確認してみましょう

移動して繋がるか確認する場所
  • 窓際に移動する
  • 建物の外に出てみる
  • 階数の高いフロアに移動する
  • 建物の別の場所に移動する

特に建物の中では、窓際に移動するだけで電波状況が大幅に改善することがあります

また、マンションやオフィスビルにいる場合は、階数の高いフロアに移動すると、基地局からの電波を受信しやすくなるでしょう。

通信モードを切り替える

楽天モバイルでは「データ高速モード」があるため、通信モードの切り替えで通信状況が改善する場合があります。

「my 楽天モバイル」アプリまたはWebサイトから設定を変更しましょう。

データ高速モードの切り替え手順は、以下のとおりです。

  • 「my 楽天モバイル」にログインする
  • ホーム画面を開く
  • 「高速データ容量」の下にある「データ高速モード」を探す
  • ON/OFFを切り替える

データ高速モードをOFFになっている場合は、ONに切り替えてみましょう。

データ高速モードがONになっている場合は、一度OFFに切り替えてから再度ONに切り替えて、改善するか確認してみてください。

SIMカードの抜き差しを試す

楽天モバイルのSIMカードの抜き差しは、通信トラブルを解決する有効な方法です。

ただし、SIMカードの取り扱いには注意が必要なため、以下の手順で安全に作業を進めましょう。

SIMカードの抜き差し手順
  • スマートフォンの電源を完全に切る
  • SIMカードトレイを取り出す
  • SIMカードを取り外す
  • SIMカードの金属面の汚れを確認する
  • 正しい向きでSIMカードを戻す
  • トレイを元の位置に挿入する
  • スマートフォンの電源を入れる

なお、SIMカードを抜き差しする場合、必ず電源を切ってから作業してください

電源を入れたままSIMカードを抜き差しすると、端末の故障やデータ消失の原因となります

SIMカードの抜き差しする際の注意点
  • 電源を入れたまま抜き差しをしない
  • SIMカードを無理な力で押し込まない
  • 金属面に触れすぎない
  • SIMカードを曲げたり折ったりしない

ネットワーク設定のリセット

SIMカードの抜き差しを行っても改善しない場合は、ネットワーク設定のリセットも改善に向けた手段の1つです。

ただし、有効な改善方法であるネットワーク設定のリセットは、ネットワークに関する重要な設定が初期化されます

そのため、リセット前に以下の情報をメモしておきましょう。

ネットワークリセット前にメモしておく情報
  • Wi-Fiネットワーク名とパスワード
  • Bluetoothでペアリングした機器の情報
  • VPN設定の内容
  • モバイルデータ通信の設定内容など

上記内容は一部であり、端末によりリセットされる項目は異なるため、端末の取扱説明書を必ず確認してください

なお、iPhone・Androidのネットワーク設定リセット手順は、以下を参考にしてください。

iPhoneのネットワークリセット手順
  • 「設定」アプリを開く
  • 「一般」をタップ
  • 「リセット」または「転送またはリセット」を選択
  • 「ネットワーク設定をリセット」をタップ
  • パスコードを入力して確定
Androidのネットワークリセット手順
  • 「設定」アプリを開く
  • 「システム」または「一般管理」をタップ
  • 「リセット」または「リセットオプション」を選択
  • 「ネットワーク設定をリセット」をタップ
  • 確認画面で「リセット」を選択
    ※Android端末により設定方法は異なります

通信トラブルについては、本章で紹介した対処法でも改善しないケースもあります。

SIMカードに問題があり交換を希望する場合は、お客様サポートセンターに相談してください。

\ 繋がりにくいときはトラブルシューティングで解決 /

楽天モバイルで「エリア情報が取得できません」と表示されたときの原因と解決法

楽天モバイルで「エリア情報が取得できません」と表示されたときの原因と解決法

楽天モバイルで「エリア情報が取得できません」と表示されたときの、主な原因と解決方法について解説します。

原因を確認したうえで、解決法を試してみましょう。

デュアルSIMで楽天モバイル以外が設定されている

デュアルSIM対応のスマートフォンでは、複数のSIMカードを同時に使用できます。

ただし、楽天モバイル以外の回線が優先設定になっていると、「エリア情報が取得できません」とメッセージが表示されます。

そのため、メインで使用する回線が楽天モバイル回線に設定されているか確認しましょう。

以下の手順で楽天モバイルの設定を確認してください。

iPhoneの設定手順
  • 「設定」アプリを開く
  • 「モバイル通信」をタップする
  • 「デフォルトの音声回線」を選択
  • 「Rakuten」を選択
  • 「データ通信回線」でも「Rakuten」を選択
Androidの設定手順
  • 「設定」アプリを開く
  • 「ネットワークとインターネット」をタップ
  • 「SIMカード」または「モバイルネットワーク」を選択
  • 優先するSIMとして「Rakuten」を設定する
    ※Android端末により設定方法は異なります

楽天モバイルを優先設定に変更して、エリア情報を正しく取得できるか確認しましょう。

パートナー回線が撤退した可能性がある

急に「エリア情報が取得できません」が表示された場合、パートナー回線エリアが撤退した可能性があります。

先述の「パートナー回線の現状と今後について」では、2026年9月まで新たなローミング協定が結ばれたことを解説しました。

しかし、パートナー回線を縮小していく方向性は変わらないため、地域によってはパートナー回線の提供が終了するケースもあるでしょう

そのため、最新の情報をパートナー回線エリアマップで確認してください。

エリアマップでの確認手順は、以下の通りです。

  • 楽天モバイル公式サイトの「エリアマップ」を開く
  • 地図上で「パートナー回線エリア」を選択
  • お住まいの地域を検索して確認
  • 薄いピンク色の表示がパートナー回線エリア

マップの見方については、「パートナー回線エリアの特徴」で確認してください。

エリア情報を取得するための解決法

エリアマップで利用可能なエリアと確認できているのに、エリア情報が取得できない場合は、端末の設定を見直してみましょう

主にAPN設定の見直して改善する可能性が高いです。

APNの確認手順
  • 「設定」から「モバイル通信」を開く
  • 「アクセスポイント名」または「APN」を選択
  • 楽天モバイルのAPN設定が正しいか確認し端末の再起動
  • 電源を完全にオフにします 30秒ほど待ってから電源を入れ直す
  • 機内モードをオンにして30秒ほど待つ
  • 機内モードをオフにして通信を再開します

上記の方法を試しても改善しない場合は、電源を切ってからSIMカードの抜き差しを試してみてください。

それでも問題が解決しない場合は、お客様サポートセンターに相談か、楽天モバイル利用者用の「電波改善・調査依頼ページ」から電波改善・調査依頼の要望を出しましょう。

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楽天モバイルのエリアに関するよくある質問

楽天モバイルのエリアについてよくある質問を6つ詳しく解説します。

楽天モバイルのエリアで不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

楽天モバイルのエリアカバー率はどれくらいですか?

楽天モバイルは、2023年9月時点で日本の人口の約99.9%をカバーしています

エリア拡大を継続的に進めており、基地局は現在も増加中です。

楽天モバイルで利用できる回線は2種類あり、主要都市部を中心とした楽天モバイルの自社回線エリアと、地方部や山間部をカバーするパートナー回線エリアを利用できます。

ただし、人口カバー率は地上での理論値であり、建物の中や地下では電波が届きにくい場合があります。

特に、マンション・オフィスビル・地下街などでは、建物の構造によって通信品質が変わる可能性があるため、事前にエリア確認をしましょう。

楽天モバイルの5Gエリアは今後も拡大予定ですか?

楽天モバイルでは、2024年9月末時点で全国47都道府県に合計17,494局の5G屋外基地局を展開しています。

人口カバー率100%の目標や、繋がりやすさの向上に向けて、今後も拡大予定です。

なお、5Gのエリア展開は「Sub6」と「ミリ波」の2種類で進められています。

広範囲をカバーできるSub6は、住宅地や市街地を中心に設置を加速中です。

一方の超高速通信が可能なミリ波は、駅・商業施設など人が多く集まる場所から優先的に設置しています。

対応エリアは順次更新されるため、楽天モバイルの公式サイトで最新情報をこまめに確認しましょう。

楽天モバイルの5Gエリアは地図で確認できる?

楽天モバイルの5Gエリアは、楽天モバイルサービスエリアマップから確認可能です。

エリアマップ上では、5G Sub6エリアが緑色5Gミリ波エリアが青色の点で表示され、一目で通信可能なエリアがわかります。

確認方法は、以下の手順を参考にしてください。

  • 楽天モバイルサービスエリアマップにアクセス
  • おおよそのエリア確認はマップを動かして確認
  • 詳しいエリア確認は住所・建物名を入力して検索
  • 4G LTEエリアの確認は「4G LTEのみ表示」にチェックを入れる

お住まいの地域や職場、よく利用する場所の確認にぜひ活用してください。

楽天モバイルのプラチナバンドが繋がるエリアは?

楽天モバイルのプラチナバンドが繋がるエリアは現状、楽天モバイルサービスエリアマップでは確認できません

東京都内にある基地局1カ所で対応を完了しており、今後は主要都市部で電波が届きにくい地域を優先して設置される予定です。

そのため、まずは関東から対応エリアを順次拡大し、その後全国へ展開すると予想されます。

周波数帯により色分けされているため、プラチナバンドの設置が進めば別の色でわかりやすく表示される可能性もあるでしょう。

楽天モバイルの最新の基地局の設置場所はマップでわかる?

楽天モバイルの基地局設置状況は「Rakuten最強プランプロジェクト」のページで詳しく確認できます。

基地局が新設・増設された地域の情報は、順次更新されているので都道府県で検索して確認しましょう。

楽天モバイルの最新の基地局の設置場所
※画像引用元:楽天モバイル公式サイト

なお、確認ページで最新情報が反映されていても、サービスエリアマップの情報更新は後日になるため、あらかじめ理解しておきましょう。

海外旅行時は楽天モバイルのエリアはどうなる?

楽天モバイルの海外エリアは、75の国と地域に対応しており、2GB/月まで高速データ通信が利用可能です

なお、2GBを超過すると通信速度が最大128kbpsまで低下します。

メールの送受信程度は可能ですが、動画の視聴やアプリのダウンロードなど、大容量のデータ通信の利用は困難でしょう。

高速通信を追加したい場合は、データチャージ(海外ローミング)のサービスを利用できます。

1GB 500円(不課税)で購入できますが、購入日から31日間の有効期限があるため、期限切れに注意しましょう。

また、事前に対応エリア料金渡航先での端末利用可否について必ず確認してください。

全て確認できたうえで、渡航前に海外ローミング(データ通信)設定を済ませておきましょう。

渡航前に確認すること

\ 海外でも高速データ通信が利用できる! /

楽天モバイルのエリアまとめ

本記事では、楽天モバイルエリアの最新状況や、エリアの確認方法について解説しました。

本記事のまとめは、以下のとおりです。

楽天モバイルは、エリアの確認方法や電波が繋がらない場合の対処法をしっかり把握することで、快適に利用できます。

本記事を参考に、ご自身の利用環境に合わせて最適な方法を見つけてください。

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