「新生活のインターネット環境に関する意識調査」 「モバイルデータ通信」の利用意向はさらに拡大 「モバイルデータ通信」、今後利用したいサービス1位は3年連続「WiMAX」 今後、購入したいデバイス1位は「タブレット端末」 「通信速度制限」の認知度は約7割
2014年2月26日
各位
「新生活のインターネット環境に関する意識調査」
「モバイルデータ通信」の利用意向はさらに拡大
「モバイルデータ通信」、今後利用したいサービス1位は3年連続「WiMAX」
今後、購入したいデバイス1位は「タブレット端末」
「通信速度制限」の認知度は約7割
株式会社イード
スマートフォンの普及、iPadをはじめとしたタブレット端末の需要拡大などによって、インターネット環境の多様化は進んでいます。株式会社イード(本社:東京都新宿区、代表取締役:宮川洋 以下、イード)は、新生活シーズンにあたり、新生活(引越し)を始める予定の人に対して3回目となる「新生活のインターネット環境に関する意識調査」を実施しました。
【TOPICS】
- ■新生活に見直したいもの、「インターネット」が変わらず1位、「モバイルデータ通信」の利用意向の拡大も進む 新生活(引越し)に見直したいものは3年連続で「インターネット(回線事業者、プロバイダーを含む)」(49.0%)となりました。今後利用したいインターネット回線についても昨年同様「モバイルデータ通信(WiMAXやイー・モバイルなど)」(33.8%)で1位となり、利用意向は拡大しています。
- ■モバイルデータ通信サービス、今後の利用意向は3年連続で「WiMAX」が1位。 今後利用したいモバイルデータ通信サービスについては、「WiMAX」が1位。次いで「EMOBILE 4G」、「Xi」、「ULTRA WiFi 4G」と続きました。
- ■今後、購入したいデバイスの1位は「タブレット端末」。タブレット需要、本格的に拡大 新生活を前に、今後、購入したいものを複数回答で尋ねたところ、39.8%がタブレット端末(電子書籍端末も含む)と答え最多となりました。スマートフォンの普及が進む中、次にさらに大画面のデバイスとしてタブレットのニーズが拡大していることが伺えます。
- ■モバイルデータ通信サービスにおける「通信速度制限」の認知度は約7割。速度制限を気にしているユーザーはこまめなデータ通信量の確認やWi-Fi利用で対応 モバイルデータ通信で1ヵ月に7GBを超えると通信速度が抑えられるなどの「速度制限」について、全体の71.4%が知っていると答えました。全体の42.2%については、速度制限を知っており、かつ、こまめなデータ通信量の確認やWi-Fi利用など何かしらの対応をしていると答えました。利用したいモバイルデータ通信サービスで1位に選ばれた「WiMAX」も、速度制限が無いことが大きく支持されて選ばれています。
■新生活に見直したいもの、「インターネット」が変わらず1位
新生活(引越し)に見直したいものは3年連続で「インターネット(回線事業者、プロバイダーを含む)」(49.0%)となりました。次いで「新聞社」(28.0%)、「CS放送・CATV等の有料放送」(26.6%)となっています。
■「モバイルデータ通信」利用意向の拡大も進む
現状のインターネット利用形態について、「固定回線(光ファイバー、CATV、ADSLなど)」のみを利用していると答えた人は52.8%、それに対して「モバイルデータ通信(WiMAXやイー・モバイルなど)」のみの利用は17.8%となりました。固定回線のみの利用は昨年から微減、モバイルデータ通信のみの利用は3年連続で増加しています。今後利用したいインターネット回線については「モバイルデータ通信(WiMAXやイー・モバイルなど)」(33.8%)が「固定回線(光ファイバー、CATV、ADSLなど)」(30.8%)を上回って昨年同様に1位となり、利用意向は拡大しています。
■モバイルデータ通信サービス、今後の利用意向は3年連続「WiMAX」が1位。2位は「EMOBILE 4G」
現在契約しているモバイルデータ通信を尋ねたところ、WiMAXのシェアが53.6%と半数以上を占め、次いでEMOBILE 4G(26.8%)となりました。そして、今後利用したいモバイルデータ通信についても、1位は3年連続で「WiMAX」(24.6%)、2位が「EMOBILE 4G」(13.6%)となりました。次いで「Xi」、「ULTRA WiFi 4G」と続きます。現在契約しているサービス、今後利用したいサービスともに、上位2社は3年間不動の結果となりました。WiMAXは昨年末に新しい通信規格WiMAX 2+のサービスを開始、au 4G LTE回線とのハイブリッド利用も可能になっています。イー・モバイルも昨年夏に、それまでのEMOBILE LTEのサービスに加えてソフトバンクモバイルのAXGP網の利用も可能な「EMOBILE 4G」サービスを開始しました。新しいサービスの動きなどがあった2社が、シェア、利用意向ともに上位をキープしている状況です。
また、それぞれのサービスを今後利用したいと思った理由(複数回答)を尋ねると、「WiMAX」は速度制限(一定通信量を超えたユーザーへの通信速度規制)がない」(65.0%)が特に高い支持を得ており、さらに「月額利用料金の安さ」(57.7%)を挙げる人も多くいました。2位の「EMOBILE 4G」については、「月額利用料金の安さ」(58.8%)を最も多くの人が理由に挙げました。また「ULTRA WiFi 4G」については「月額利用料金の安さ」(40.8%)、「Xi」については「高速通信エリアの広さ」(50.0%)が選ぶ理由となっているようです。
■今後、購入したいデバイスの1位は「タブレット端末」。タブレット需要、本格的に拡大
現在所有しているものを同じく複数回答で尋ねたところ、1位がノートパソコン(82.8%)が、2位にテレビ(72.4%)、3位がスマートフォン(61.6%)となりました。 一方で新生活を前に、今後、購入したいものを複数回答で尋ねたところ、39.8%がタブレット端末(電子書籍端末も含む)と答え最多となりました。2位はノートパソコン(33.2%)、3位はスマートフォン(29.6%)となっています。 ノートパソコン等、従来からある情報デバイスの需要が落ち着き、スマートフォンの普及が進む中、携帯性に優れ、スマホより大画面であるタブレットのニーズが拡大していることが伺えます。
■「通信速度制限」の認知度は約7割。こまめなデータ通信量の確認やWi-Fi利用で対応
下り速度が最大100Mbpsを超えるサービスが登場するなど、データ通信の高速化が日増しに進んでいます。しかし、そのいずれもが“使い放題”というわけではなく、サービスによっては、月のデータ通信量が7GBを超えると通信速度が制限されるなどの「速度制限」が設けられています。この速度制限を知っているか尋ねたところ、全体の71.4%が知っていると答えました。また全体の42.2%は速度制限を知っており、かつ、こまめなデータ通信量の確認やWi-Fi利用など何かしらの対応をしていると答えました。一方、29.2%は速度制限を知っているが気にしていない(対応をしていない)と答えました。利用したいモバイルデータ通信サービスで1位に選ばれた「WiMAX」は、速度制限が無いことが大きく支持されて選ばれています。
■総評
【調査概要】
- 調査名:新生活のインターネット環境に関する意識調査
- 調査期間:2014年1月24日(金)~2014年1月29日(水)
- 調査対象:男女18~40歳、 全国2014年春に新生活(引越し)を始める予定の人
- 有効回答者数:本調査500名
株式会社イード
- 担当:
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メディア事業本部 大羽
リサーチ事業部 菅原