軽自動車に関する意識調査「経済性」「運転のしやすさ」「実用性」で高い満足度ボディタイプ別では「スライドドアの背高軽自動車」が高評価
2013年11月22日
報道関係者各位
軽自動車に関する意識調査
「経済性」「運転のしやすさ」「実用性」で高い満足度
ボディタイプ別では「スライドドアの背高軽自動車」が高評価
株式会社イード
調査・マーケティング会社の株式会社イード(東京都中野区 以下イード)は、全国20~70代男女、ダウンサイザー(登録車から軽自動車への移行者)を対象に、「軽自動車に関する意識調査」を実施しました。
【TOPICS】-
■「経済性」「運転のしやすさ」「実用性」に高い期待
- ダウンサイザー(登録車から軽自動車への移行者)が軽自動車を購入する前に期待していた項目としては、「経済性」が83.6%で最も高く、「運転のしやすさ」(68.4%)、「実用性」(62.0%)などが続いています。
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■期待度の高かった「運転のしやすさ」「経済性」「実用性」に加えて「デザイン」も高い満足度
- 実際に購入した後の評価でも、期待度の高かった「運転のしやすさ」の満足度は76.8%と高く、同様に「経済性」(72.4%)、「実用性」(68.6%)も相対的に高い評価となりました。また、期待度では50.8%、45.4%とそれほど高くなかった「デザイン」、「居住性」についても、満足度ではそれぞれ67.2%、60.8%と期待を大きく上回る結果となり、軽自動車に対する評価の高まりが伺えます。
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■ボディタイプ別では「スライドドアの背高軽自動車」が高い評価
- 軽自動車をさらにボディタイプ別に分けて満足度を見てみると、全体で60%以上の高い満足度を示した項目のうち、「スライドドアの背高軽自動車」が、「デザイン」(77.6%)、「実用性」(77.6%)、「居住性」(69.6%)と、3つの項目で最も高い満足度になりました。「運転のしやすさ」では「普通ドアの背高軽自動車」が81.8%、「経済性」では「従来型(背の低い)軽自動車」が76.9%で最も高い満足度になりました。
【調査概要】
- 調査名:軽自動車に関する意識調査
- 調査対象:全国20~70代男女、ダウンサイザー(登録車から軽自動車への移行者)
- 調査期間:2013年10月31日(木)~11月5日(火)
- 回答者数:計500名
■「経済性」「運転のしやすさ」「実用性」に高い期待
ダウンサイザー(登録車から軽自動車への移行者)に、軽自動車を購入する前にどのようなところに期待しているかを聞いてみました。最も期待度が高かったのは「経済性」で83.6%。次いで「運転のしやすさ」(68.4%)、「実用性」(62.0%)となりました。購入前に軽自動車を選択する理由として、やはりコスト軽減への期待感が強いようです。
「経済性」の中でも、特に「維持費の安さ(税金や保険など)」が88.4%と最も高く、次いで「燃費の良さ」が84.0%で高い期待度となりました。一方、「車両本体価格の安さ」は69.2%となっており、購入価格よりもランニングコストへの意識の高さが伺える結果となりました。
「運転のしやすさ」では、「小回りの良さ」(79.6%)、「前方視界の良さ」(65.8%)などが上位となっており、取り回しが良くなることへの期待感が感じられます。
また、「実用性」の詳細を見てみると、「前席の乗り降りのしやすさ」(52.4%)、「後席の乗り降りのしやすさ」(48.6%)が上位となりました。特に「後席の乗り降りのしやすさ」をボディタイプ別に見てみると、「スライドドアの背高軽自動車」へ移行された人の期待度が68.3%と顕著で、「普通ドアの背高軽自動車」の43.5%、「従来型(背の低い)軽自動車」の28.7%を大きく上回る結果となりました。実用性の面では、スライドドアであることが車種選択の大きな要素の1つと言えそうです。
■期待度の高かった「運転のしやすさ」「経済性」「実用性」に加えて「デザイン」も高い満足度
続いて、ダウンサイザー(登録車から軽自動車への移行者)に、実際に軽自動車を購入した後、どのようなところに満足しているかを聞いてみました。最も満足度が高かったのは「運転のしやすさ」で76.8%。次いで、「経済性」(72.4%)、「実用性」(68.6%)という結果になりました。これらの項目は期待度でも上位にランクされており、「経済性」は期待度に比べてポイントは下げているものの、相対的には高い満足度となりました。
また、それに次ぐ「デザイン」(67.2%)、「居住性」(60.8%)も60%を超える満足度となりました。この2項目については期待度(それぞれ50.8%、45.4%)を大幅に上回り、購入する前と後での印象が大きく変わる結果になりました。「デザイン」「居住性」など、これまで軽自動車に対して期待度の薄かった項目に対する評価の高まりは、軽自動車が進化していることの裏付けと捉えることができるでしょう。
■ボディタイプ別では「スライドドアの背高軽自動車」が高い評価
ダウンサイザー(登録車から軽自動車への移行者)の軽自動車購入後の満足度について、さらにボディタイプ別に見てみました。その結果、全体で過半数を超える満足度を示した項目のうち、「スライドドアの背高軽自動車」が、「デザイン」(77.6%)、「実用性」(77.6%)、「居住性」(69.6%)と、3つの項目で最も高い満足度になりました。その他の項目では、「運転のしやすさ」で「普通ドアの背高軽自動車」が81.8%、「経済性」では「従来型(背の低い)軽自動車」が76.9%で最も高い満足度となりました。
このように、「スライドドアの背高軽自動車」が全体的に高い満足度となりましたが、「デザイン」では、他のボディタイプと比べて特に「ボディ(外観)のデザイン」(78.3%)、「ボディカラー」(75.8%)の評価が高く、“見た目”の満足度の高さが目立つ結果となりました。「実用性」では「後席の乗り降りのしやすさ」(78.9%)が他のボディタイプの満足度を大きく上回っており、スライドドアであることの利点が結果に反映されているものと考えられます。また、「居住性」でも「後席まわりの広さ」(77.0%)で大きな差をつける結果となりました。
■総評
今回のダウンサイザー(登録車から軽自動車への移行者)への調査より、登録車から軽自動車へ乗り換える動機としては、やはり維持費の安さ(税金や保険など)や燃費の良さなどコスト軽減に期待する傾向が大きいことがわかりました。
一方、軽自動車購入後の満足度では、「運転のしやすさ」「経済性」「実用性」など期待度の高かった項目は概ね満足度も高いという結果になりましたが、期待度はそれほど高くなかった「デザイン」「居住性」についても60%を超える満足度となっており、実際に乗ってみて軽自動車の印象度がアップしたユーザーも少なくないことがわかりました。
この「デザイン」「居住性」と、「実用性」でも特に評価が高かったのが「スライドドアの背高軽自動車」という結果になりましたが、軽自動車に新しい価値を創り出しているという点で、「スライドドアの背高軽自動車」が軽自動車市場で今後も存在感を増していくものと考えられます。
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担当:永島