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各位

スマートテレビに関する利用体験調査を実施多機能で様々なコンテンツを楽しめるスマートテレビ画質以上に求められる「リモコンの操作性」メーカー別総合評価は第1位LG、2位パナソニックに

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2012年11月12日

各位

スマートテレビに関する利用体験調査を実施
多機能でさまざまなコンテンツを楽しめるスマートテレビ
画質以上に求められる「リモコンの操作性」
メーカー別総合評価は第1位LG、2位パナソニックに

株式会社イード

調査マーケティング会社の株式会社イード(東京都中野区 以下イード)は、本年10月11日~16日に男女20代~50代以上240名を対象にスマートテレビに関する会場調査(CLT)を実施しました。

■TOPICS

  • スマートテレビに持つイメージはWEB利用やスマートフォンとの連携
    体験前にスマートテレビのイメージを聞いたところ、「テレビに加え、インターネットで色々な使い方ができる」、「PCのように天気やニュースを検索できる」、「スマートフォンと連動できる」となり、スマートテレビに「WEB利用」や「スマートフォンとの連携」を期待している様子が伺えます。
  • スマートテレビに求めるのは「リモコンの操作性」。9割以上が「必要」と回答
    スマートテレビを使用体験してもらった上で、スマートテレビに何を求めたいかを聞いたところ、94.6%と最も多かったのが「リモコンの操作性」、以下「ホーム画面の分かりやすさ」、「映像のきれいさ」、「外観デザイン」、「ネットワーク機能の充実」という結果になりました。通常画質の良さがテレビ選びの最重要項目になる傾向ですが、今回はさまざまな機能・コンテンツを有するスマートテレビならではの結果といえそうです。
  • 総合1位のLGは「リモコンの操作性」「コンテンツの豊富さ」で高評価
    実際にホーム画面を開き、WEBサイトを見るなどの操作をした上で評価を聞いたところ、LGは71.7%の人が「リモコンのデザインが良い・持ちやすい」とし、「リモコンの操作性」でも46.3%の人が1位を選びました。また「コンテンツの豊富さ」についても81.6%の人が魅力的と回答。コンテンツの充実と、その中から見たいコンテンツを探し出すリモコンの操作性が総合1位という結果につながりました。
  • 総合2位のパナソニックは「ホーム画面のデザイン、使いやすさ」が高評価
    「ホーム画面のデザイン」について魅力的だと思うものを聞いたところ、74.7%と最も高い数値となったのはパナソニック。また、「見たいコンテンツが探しやすい」という項目でも70.0%で1位となっており、「ホーム画面のデザイン、使い勝手のよさ」によるコンテンツの探しやすさが評価を得ました。
  • ソニーは「リモコンの反応の良さ」「文字の読みやすさ」、シャープは「画面分割の使いやすさ」を評価する声が多い
    自由回答の声を見ると、ソニーについては「リモコンの反応が良い、わかりやすい」「文字が大きくて読みやすい」という評価が目立ちました。また、シャープでは「テレビ・インターネットの画面2分割は魅力的」と、テレビを見ながら同時にインターネットを使える点が高評価を得ています。

■スマートテレビの認知・イメージ

スマートテレビに持つイメージはWEB利用やスマートフォンとの連携

家電エコポイント制度の終了後、販売状況があまり芳しくないテレビ業界ですが、昨今、その中でも熱い視線を集めているのが、従来のテレビにはないさまざまな機能を搭載したいわゆる「スマートテレビ」です。ユーザーに興味を持ってもらうべく、各社色々な特徴を持たせた製品を発売しています。
そんなスマートテレビの認知度について一般生活者に聞いてみると、「現在自宅に持っている」人は0.4%とまだまだ少ないですが、「スマートテレビとは何か知っている」と回答した人が8.3%、また「名前を聞いたことがある」と回答した人57.9%を合わせると、約67%の人が少なからず「スマートテレビ」と接点があることがわかりました。

一方で、「スマートテレビのイメージ」(スマートテレビと聞いた時のイメージ)を聞いてみると、「テレビ放送に加えて、インターネットにも接続することで色々な使い方ができる」が67.1%、「PCのように天気やニュースを検索できる」が62.1%、「スマートフォンと連動できる」が56.3%となっており、スマートテレビに「WEB利用」や「スマートフォンとの連携」といった用途を期待している様子も伺えます。
認知度は半数を超えたスマートテレビですが、詳しく知っている人が1割程度とまだまだ少ない中、これからのテレビに生活者はどのような機能を求めているのでしょうか。今回は実際に各社のスマートテレビを体験してもらい、評価してもらいました。

【調査概要】

◆調査方法:プレリクルートによる会場集合調査(CLT)
◆調査内容:パナソニック、ソニー、シャープ、LGエレクトロニクス・ジャパンの4製品のテレビを実際に使用してもらい評価。 対象製品: Panasonic TH-L55ET5/SONY KDL-55HX850/SHARP LC52L5/LG Electronics Japan 55LM7600
◆調査対象者:20~50代以上、テレビが自宅にあり週に3回以上テレビを見る人、インターネットを利用している人 (性年代割付 8セル×30s 計240s 各年代で対象製品の評価順序を割付)
◆調査期間:2012年10月11日(木)~16日(火)

■スマートテレビに求めること

スマートテレビに求めるのは「リモコンの操作性」

スマートテレビを実際に使用体験してもらった上で、スマートテレビに何を求めたいかを聞いたところ、94.6%と最も多かったのが「リモコンの操作のしやすさ」という結果となりました。以下「ホーム画面の分かりやすさ・探しやすさ」85.4%、「映像のきれいさ」80.0%、「外観デザイン」74.6%、「ネットワーク機能の充実」69.6%という結果になりました。
単にテレビ放送を見るだけのものではない以上、それを使いこなすことが重要であると考えられます。操作性に関する項目が上位に挙がったのもスマートテレビならではであり、それを裏付ける結果といえるでしょう。

■総合評価

利用体験評価、総合評価1位はLG

今回の調査で最も多くの支持を得たのはLGで、67.6%の人が「全体的に満足」と回答しました。次いでパナソニック63.5%、ソニー62.1%、シャープ52.5%となっています。購入意向についても「購入したい」と回答した人が最も多かったのはLGで64.6%、次いでパナソニック60.0%、ソニー54.3%、シャープ41.7%となりました。

今回の調査でそれぞれ、どのような点が評価されたのでしょうか?メーカーごとに評価されたポイントを整理してみました。

■LGの評価されたポイント

総合1位のLGは
「リモコンの操作性」「コンテンツの豊富さ」「外観デザイン」で高評価

実際にリモコンを使ってホーム画面を開き、WEBサイトを見るなどの操作をしてもらった上で、操作性についての評価を聞いたところ、「リモコンのデザインが良い・持ちやすい」という項目でLGが71.7%の票を集めトップに。リモコンの操作性が良いと思うものから順位をつけてもらうランキングでも、46.3%と半数近くの人がLGを1位にしています。2位のパナソニックが20.0%、3位がソニーで19.2%、4位がシャープで14.6%となっており、リモコンの操作性でのLGの評価の高さがわかります。
「コンテンツの豊富さについて」は、「魅力的」と答えた人が最も多かったのがLGで81.6%となりました。以下、ソニー63.2%、パナソニック62.8%、シャープ53.8%となっています。
「外観デザイン」については、「直感的な第一印象」や「正面から見たデザイン」、「本体の薄さ」などの項目で支持され、「外観デザイン」が好きな順位では54.2%と過半数の人からLGが1位に選ばれました。

■パナソニックの評価されたポイント

総合2位のパナソニックは「ホーム画面のデザイン、使いやすさ」が高評価

「ホーム画面のデザイン」について魅力的だと思うものを聞いたところ、74.7%と最も高い数値となったのはパナソニック。また、「見たいコンテンツが探しやすい」という項目でもパナソニックは70.0%で1位に。以下、LG63.2%、シャープ60.0%、ソニー54.5%となっています。総合2位のパナソニックですが、「ホーム画面のデザイン、使い勝手の良さ」によるコンテンツの探しやすさが高い評価につながっているようです。
また、年代別でみると年齢が上がるにつれてパナソニックの評価が上がっていることが分かります。「見たいコンテンツが探しやすい」の項目では、20代66.1%、30代67.9%、40代70.9%、50代以上75.0%となりました。「購入意向」についても、20代46.7%、30代60.5%、40代65.9%、50代以上67.4%となり、20代と50代以上で20ポイント以上もの開きがあることが分かります。
総合2位のパナソニックですが、「ホーム画面のデザイン、使いやすさ」が高い評価となり特に40代以上から高い支持を受けています。 また、パナソニックの「外観デザイン」については女性からの評価が高く、「正面から見たデザイン」、「本体の薄さ」、「インテリアとの調和性」で1位になっています。

■ソニー、シャープの評価されたポイント

ソニーは「リモコンの反応の良さ」「文字の読みやすさ」、
シャープは「画面分割の使いやすさ」を評価する声が多い

総合評価で3位のソニーは「色々なコンテンツを楽しめる」76.3%、「コンテンツの豊富さ」63.2%と、コンテンツの豊富さでは2位と高評価となっています。また、自由回答の声を見てみると「リモコンの反応が良い。画面の切り替えがスムーズなのも良い」(男性44歳)、「リモコンの操作感がサクサクとして非常に良く、ストレスを感じさせない」(男性54歳)など、リモコンの反応の良さを評価する声が目立ちました。さらに、「画面の文字がとても見やすい」(女性42歳)、「お年寄りにも難しくなく使えそう」(男性27歳)という声もあり、いろいろな人が操作するという点を重視する人からの評価が高いようです。
シャープに対しては「テレビ、インターネットが画面半々に分かれるのは見やすい」(男性54歳)、「TVとインターネットが同時にできてよい」(男性38歳)と、テレビ・インターネットの画面2分割を魅力的だとする声が多数あがりました。「見たいコンテンツが探しやすい」の項目では60.0%と2位を獲得。テレビを見ながら同時にインターネットを利用したい人に特に高評価だと言えるでしょう。

■総評
スマートテレビに求めることは「リモコンの操作性」

テレビ放送を受信するだけではなく、インターネットに接続したり、他の家電製品と連携したりと、さまざまな機能やコンテンツを楽しめるのが「スマートテレビ」。今回の調査で実際に使用体験してもらったところ、自由回答でも「いろいろ試したい要素があって魅力的」(女性50歳)、「どんなコンテンツがあるんだろうというわくわく感がありました。」(男性23歳)など、やはりコンテンツの豊富さに期待する声が多いことが分かりました。

しかし、これらの機能も使われてこそ価値が出るもの。多くの機能やコンテンツを使いこなすための操作性が重要になってきます。実際、使用体験を終え、最後にスマートテレビに何を求めたいかを聞いたところ、94.6%とほとんどの人が「リモコンの操作のしやすさ」と答えています。「リモコンの操作性」「リモコンのデザイン、持ちやすさ」の項目で1位だったLGのスマートテレビが、今回の調査で総合評価1位を獲得したというのは、非常に象徴的な結果だったと言えるでしょう。

スマートテレビも進化するにつれて、ますます機能やコンテンツが充実していくことが想起されます。それをいかに使いこなせるかがユーザーにとっては重要であり、メーカー側にとってはいかにリモコンの操作性を向上させていくかが、今後スマートテレビ市場で支持を得るための重要な要素になっていくのではないでしょうか。

■本リリースに関するお問い合せ先
株式会社イード
メディア営業部 永島 
リサーチ事業部 渕上 
〒164-0011 東京都中野区中央1-38-1 住友中野坂上ビル16階
URL:http://www.iid.co.jp/

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