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「母乳中心で授乳したい」と望む母親が8割超、その実態は!? 授乳に関する意識調査 ~若い世代の半数は授乳中の食事バランスがとれていない、不足する食品は「魚」~

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2011年10月03日

各位

「母乳中心で授乳したい」と望む母親が8割超、その実態は!?
授乳に関する意識調査
~若い世代の半数は授乳中の食事バランスがとれていない、不足する食品は「魚」~

株式会社イード

育児で大きな関心事のひとつは授乳のこと。授乳はできるだけ母乳を中心にしたいと考えている女性は多いでしょう。そこで、育児関連商品及び機能性食品などを研究開発・製造するビーンスターク・スノー株式会社(北海道札幌市)と調査マーケティング会社の株式会社イード(東京都中野区 以下イード)は、出産・授乳経験がある20~50代の女性を対象に「授乳に関する意識調査」を実施しました。

■TOPICS

・8割の母親が望む「母乳中心の授乳」。だが実践できているのは全体の5割程度。
出産前には全体で8割の母親が母乳を中心(完全母乳、母乳のほうが多い)にしようと考えていましたが、実際、母乳中心の授乳を実践できたのは全体の5割程度となりました。

・授乳中に気をつけたこと1位は「栄養バランスの良い食事」しかし、実践は難しい?
授乳中の生活で最も気をつけたのは「バランスの良い食事」と7割の母親が回答。しかし、実際にバランスのとれた食事を実践できたと回答したのは全体の5割程度でした。

・授乳期に思うように食べられない食品は「魚」!そのまま「あきらめた」のは半数
授乳中思うように食べられなかった食品の第1位は「魚」。「魚」を食べられなかった理由として、「調理の手間や時間」「価格」などが理由として挙げられました。また、摂りたいと思いつつも魚を摂れなかった人は半数以上、特に30・40代では6割を超える結果となりました。

【調査概要】
■調査期間:2011年9月5日(月)~2011年9月7日(水)
■調査対象:出産・授乳経験がある20~50代の女性
■有効回答数:520サンプル
■回答者属性:20代66名、30代208名、40代123名、50代123名
■調査方法:イードの運営するアンケートサイト「あんぱら」を使ったインターネット調査

■8割の母親が望む「母乳中心の授乳」を実践できているのは5割

授乳期に最も気を使うことのひとつが子どもに与える母乳とミルクとバランスです。今回の調査でまず、「出産前に母乳とミルクをどのような割合で育てたかったか」と願望の部分を質問すると、「完全母乳」が58.3%、「母乳とミルクで母乳のほうが多い」が24.4%、「母乳とミルクがほぼ半々」が13.5%、「母乳とミルクでミルクのほうが多い」が3.3%、「完全ミルク」が0.6%という、母乳中心で育てたいと考える母親が8割を占める結果となりました。次に、「母乳とミルクをどのような割合で育てたか」と実際の育て方について尋ねると、「完全母乳」が31.7%、「母乳とミルクで母乳のほうが多い」が21.2%、「母乳とミルクがほぼ半々」が13.7%、「母乳とミルクでミルクのほうが多い」が31.2%、「完全ミルク」が2.3%という結果となりました。出産前には全体で8割の母親が母乳を中心(完全母乳、母乳のほうが多い)にしようと考えていたものの、実際に母乳中心の授乳を実践できたのは全体の5割。この結果から母乳で育てることのむずかしさが見て取れます。

■授乳中に気をつけたこと1位は「栄養バランスの良い食事」しかし、実践は難しい?

授乳中の生活でどのようなことに気をつけたのかという質問で、最も回答が多かったのは「栄養バランスの良い食事」(72.9%)となりました。世代ごとの割合で最も高かったのは40代の82.1%ですが、最も低い20代でも66.7%を占め、どの世代でも「授乳中の食事」は大きな関心事であることがわかりました。
そのほか、「赤ちゃんとのコミュニケ―ション」(58.1%)や「アルコールを摂取しないようにする」(54.6%)、「赤ちゃん以外の家族とのコミュニケーション」(19.2%)、などが上位に挙げられました。特に赤ちゃんや家族とのコミュニケーションについて重要視しているのは20代の割合が高く、若い世代ほどつながりを大切にする傾向があるようです。

授乳中に気をつけたこととして最も意見の多かった「栄養バランスの良い食事」ですが、「授乳中にバランスがとれた食事を実践できたと思うか」という質問に対して、「はい」と回答した人は56.9%という結果になりました。栄養バランスのとれた食事を意識しながらも、実践はなかなか難しかったようす。世代別で見ると、50代では7割の人が「実践できた」と回答するも20代では5割まで下がり、若い世代の方が栄養バランスのとれた食事を実践できていないことがわかりました。

■授乳期に思うように食べられない食品は「魚」!そのまま「あきらめた」のは半数

授乳中に気をつけるべき食事についてさらに、「授乳中に摂取を心がけた食品」を挙げてもらいました。すると、上位から順にトップ3は「野菜」「魚」「乳製品」。次に、「授乳中、思うように摂取ができなかった食品」を尋ねると、「魚」「野菜」「くだもの」という順になりました。ともに同じ食品がトップ3入りしており、「心がけたけれども十分に摂取できなかった」という実態が明らかに。特に「魚」が思うように摂取出来なかった理由としては、「調理が面倒で、価格も高かった」(30代)や「(魚料理は)レパートリーが少ない」(20代女性)といった意見が上げられ、他食品と比べても、思いどおりに食べることが難しい様子が見て取れました。

 そこで、「授乳中、思うように摂取ができなかった食品はどのように摂取して(補って)いたか」と尋ねると、「できるだけ食材を購入するようにした」が38.9%、「サプリメントで補った」が7.9%、そして半数以上の54.6%で最も多かったのは「あきらめた」という回答。世代別で見ると「あきらめた」と回答したのは30・40代がともに6割を超える結果となりました。一方20代で「あきらめた」と回答した人は35%と、全世代の中で最も低く、できるだけ食材を購入したり、サプリメントで補うなどの対応をしているということがわかりました。
サプリメントなどで手軽に栄養補給をするのが若い世代のスタンダードになりつつあるようです。

■総評

8割の母親が母乳中心の授乳を希望しているものの、それを実践できたのは約半数にとどまっているという結果となりました。また、授乳期には母親の「食事の栄養バランス」が重要視される一方で、決して理想通りにはいかない現状が浮き彫りにされました。 授乳期に思うように食べられない食品については、「魚」が第1位となりました。その理由として、調理や購入に関する生活環境的な要因があげられ、「食べたくても食べられない」状況にあることがわかりました。 魚には良質のたんぱく質やカルシウム、EPAやDHAなどが多く含まれ、私たちの健康に役立つことが知られています。このうちDHAは、さまざまな健康増進効果が報告されている栄養素ですが、胎児や赤ちゃんのすこやかな発育のためにも大切なことが分かっております。また母乳脂質中に占めるDHAの割合は、母親の魚の摂取量により変化するといわれております。
「魚を食べたくても食べられない」母親でも十分に摂取できるようにすることが、授乳期の母親にとって大きな課題であるといえます。

■本リリースに関するお問い合わせ
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担当: 西村
広報担当 伊藤 E-mail:pr_mailadress.gif
〒164-0011 東京都中野区中央1-38-1 住友中野坂上ビル16階

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