イード、自動車の衝突・安全およびデータセンター領域でサービスを提供するエフ・アイ・ティー・パシフィック株式会社の株式を取得し子会社化
モビリティ⾰命への更なる貢献を目指す
株式会社イード(本社:東京都中野区、代表取締役:宮川 洋、以下 イード)は、2022年10月25日開催の取締役会において、エフ・アイ・ティー・パシフィック株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:笠井 庸正、以下 FITP社)の発行済株式の70.7%を取得し、子会社化することについて決議いたしましたので、お知らせいたします。
■株式取得の理由と目指すところ
FITP社は、自動車の衝突・安全分野と、データセンターや商業施設・オフィスビルのファシリティマネジメントの主に2つの領域でのサービスプロバイダーとして成長してきました。
当社グループも、自動車関連では「レスポンス」(発信)「CARTUNE」(コミュニティ)「e燃費」(データ分析)の主要メディアを擁し、リサーチ事業とともに一般消費者と業界ビジネスパーソンを繋ぐ役割を果たしてきました。また、2017年より「iid 5G Mobility」として、CASEやMaaS(※)によって大きく変化する自動車産業に注目し、ベンチャー企業とのアクセラレーション・コラボレーションを推進しています。
FITP社の自動車関連事業では、衝突・安全領域のソリューションを販売するだけでなく、所有する施設「つくばテクニカルセンター」のISO認定設備を使っての試験・実験サービスの提供も行っています。
今後は当社グループの強みであるメディア・リサーチによる発信力と、FITP社の自動車の衝突・安全領域における知見やファシリティを活かし、CASE/MaaS時代の新しいモビリティ環境にフィットした安心・安全・快適を自らテストし評価する「ラボとしての情報発信」が可能になります。
CASE時代はコネクテッド機能が拡充され、エッジとしての車両とデータセンターとの連携が必須になります。また、今後は電気自動車(EV)市場の拡大に伴い、既存の自動車メーカー以外の新規参入や海外生産モデルの日本市場への投入も増加が予想されます。安全・安心性能が満たされたEVが今後の市場に普及するよう、メディア・リサーチ・商品評価の観点からグループをあげて日本のモビリティ革命に貢献してまいります。
(※)CASE:Connected(つながる)、Autonomous(自動運転)、Shared&Services(カーシェアリング)、Electric(電動化)の頭文字
MaaS:Mobility as a Service の略(サービスとしてのモビリティ、またはモビリティのサービス化の意味で使用)
なお、本株式取得により2022年11月1日よりFITP社は当社の連結子会社となる予定です。本件による当期の連結業績に与える影響は現在精査中であり、今後公表すべき事項が生じた場合には速やかにお知らせいたします。
■FITP社株式取得に関する詳細
・2022年10月25日発表 適時開示
エフ・アイ・ティー・パシフィック株式会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ
■エフ・アイ・ティー・パシフィック株式会社について
自動車の衝突・安全分野と、データセンターや商業施設・オフィスビルのファシリティマネジメントの主に2つの領域でのサービスプロバイダーとして成長。現在では、統合配線管理データベースソフトウェアの販売、介護福祉用具の企画、製造、販売、耐熱・耐摩耗ホースの輸入販売、ICT(情報通信)関連の製品及びサービスの提供、骨伝導、忌避剤その他製品の企画・販売、生体センサ、RFIDによる検知システムの開発及び販売など、幅広い事業を手掛けています。
代表者:代表取締役社長 笠井 庸正
本社:〒111-0053 東京都台東区浅草橋3-20-15 浅草橋ミハマビル4F
設立:1996年7月26日
資本金:1億円
URL:https://www.fitpacific.com/
■「iid 5G Mobility」について
「iid 5G Mobility」は、2017年夏より、モビリティ革命を支援するアクセラレーターとして、この領域で新たに立ち上がるベンチャー企業や、この領域で新たな取り組みを行う企業に対し、情報支援、事業開発支援、マーケティング支援、商品・サービス開発支援、資金調達支援などを行うことを目的とした取り組みを行っています。
これまで、株式会社ジゴワッツとの業務提携による「バーチャルキー」開発のほか、レイ・フロンティア株式会社との位置情報ソリューション「モビリティ・フロンティア」の共同開発、ナイル株式会社との業務提携による個人向け車両サブスクリプション「定額カルモくん」の展開、キャンピングカー株式会社の「キャンピングカーレンタル事業」、ロボットスタート株式会社との「車両向けAI音声コンパニオン調査」など、進化する自動車ビジネスが「サービスとしての移動」である「MaaS」に推移し拡大する流れを捉えてパートナーとの関係を深めています。
また、MaaS関連企業を幅広く紹介するためのセミナーの定期開催や、国内外のイベントからCASE/MaaSの視点によるレポート講演の販売、モビリティ関連の海外視察企画などの関連事業も推進してまいりました。
「iid 5G Mobility」では、今後も新しいモビリティ・スマートサービスを発掘・支援、更に資本業務提携などを実施することで、新たな事業機会を捉え、非連続的な成長を目指してまいります。
- ■本リリースに関するお問合せ
- 広報担当 問合せ窓口はこちら
株式会社イード
〒164-0012 東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー17階
URL:https://www.iid.co.jp/