イード、ジゴワッツと共同開発のスマホがクルマの鍵になる「バーチャルキー」
J-netレンタリースが運営する「Jネットレンタカー」の実証実験に活用
非対面・非接触での貸出・返却を可能に
「iid 5G Mobility」でモビリティ革命への貢献を目指す株式会社イード(本社:東京都中野区、代表取締役:宮川 洋、以下 イード)と、デバイス開発と認証技術に強みを持つ株式会社ジゴワッツ(本社:東京都中央区、代表取締役:柴田 知輝、以下 ジゴワッツ)が共同でビジネス開発を行っている後付型自動車用スマートロック「バーチャルキー」が、J-netレンタリース株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:對馬 正幸、以下 J-netレンタリース)が運営するJネットレンタカーの無人化に向けての実証実験に活用されることとなりました。
「バーチャルキー」は、株式会社スマートバリュー(本社:大阪府大阪市、取締役兼代表執行役社長:渋谷 順、以下 スマートバリュー)が運営するモビリティのサービス化プラットフォーム「Kuruma Base」に実装されています。このたびスマートバリューとJ-netレンタリースは業務提携契約を締結し、「Kuruma Base」を活用してJネットレンタカーの無人化に向けた実証実験を行っていくこととなりました。
今回の実証実験を通じて、Jネットレンタカーの一部車両に「Kuruma Base」を活用し、非対面・非接触での貸出・返却を可能にします。
Jネットレンタカーの直営店舗、フランチャイズ店舗、総台数20,000台の適用も見据え、運用体制の効率化、顧客サービスの向上についての検証を行います。
■J-netレンタリースについて
J-netレンタリースは、2004年にJネットレンタカーブランドを立ち上げ、多くのお客様に支えられ、現在は北海道から沖縄まで日本全国にネットワークを構築しております。日本ではじめて導入した「フラットレート」、メーカーに偏らない「多様な品揃え」、HP上での予約割引や店舗ごとの情報発信など「インターネットサービスの強化」、さらには、レンタカーの流通システムとして「中古車販売チャネル」を立ち上げ、お客様のより多くのご要望にお応えできるようシステムやサービスの向上に取り組んでまいりました。そしてこれからも、レンタカービジネスの基本に誠実に、環境やお客様のニーズの変化に柔軟に対応し、レンタカービジネスの進化を追い求めてまいります。
Jネットレンタカーでは、今般のコロナ禍においても積極的に新店舗を続々と出店しています。直近では、桑名店(三重県)がオープン、更に近日中に上田店(長野県)、浜松和田店(静岡県)がオープン予定です。引き続き、全国でのエリア拡大を推進します。
■「Kuruma Base」について
「Kuruma Base」は、カーシェアリング事業者など、クルマのサービス化の事業を行っている事業者向けのプラットフォームサービスです。
「Kuruma Base」では、クルマのサービス化を実現するための重要なポイントとなる鍵の受け渡しにおいて「バーチャルキー」を採用し、車両のシェアリングを実現します。「バーチャルキー」を実装することにより、「任意の許可された相手だけに、許可された時間のみ」車両の鍵の権限を与えることができます。
クルマのサービス化の事業を検討されている事業者は、クルマとステーションをご用意いただければスピーディーに事業を開始することができます。※一部許認可等は事業者様にて必要となります。
「Kuruma Base」というサービス名には、「クルマの(で)革新を起こす基地 」として、 子供の頃の様に夢中になれるサービスを目指し、皆が集まり、イノベーションを生みだす場所にしたい、そんなプラットフォームにしていきたいといった想いが込められています。
■「バーチャルキー」について
「バーチャルキー」は、ジゴワッツの特許技術を用いた自動車の鍵をスマートフォンに置き換えるスマートロックシステムです。ジゴワッツの認証基盤技術「JigoAuth」を利用した認証サーバ(③)とスマートフォンアプリ(②)および専用車載器(①)により構成されます。自動車の鍵の解錠・施錠のみならず、プッシュスタートボタンの有効化・無効化操作が可能です。
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バーチャルキー車載器
「バーチャルキー」は、これまでの実績としてスマートバリュー「Patto」を使ったスズキディーラーの試乗車などのカーシェア化や、NTT東日本の社用車を休日にカーシェア化する株式会社NTTル・パルク「ノッテッテ」、マンション住民に向けたEVカーシェアを提供する九州電力株式会社「weev」、福井県が取り組む「嶺南スマートエネルギーエリアプロジェクト」のカーシェアにも使われています。他にも「バーチャルキー」は、レンタカーの24時間非対面貸出しを実現したバリュートープ株式会社「オールタイムレンタカー」や中古車販売におけるローンの可能性を広げる株式会社IDOM「ガリバースマートローン」、Jリーグ湘南ベルマーレホームタウン住民の方を中心に提供する「ベルマーレカーシェア」、奈良先端科学技術大学院大学におけるブロックチェーンを活用したカーシェアリング実験システム「持続可能モビリティ社会システム運用実験」でもご利用いただいております。
■株式会社ジゴワッツについて
電気自動車用普通充電器の開発、IoT製品群向け非同期認証システムなどの認証および課金システムの開発を手掛けています。ほかにキャッシュレスカフェ「ROBOTS.COFFEE」の運営も行っています。
■「iid 5G Mobility」について
「iid 5G Mobility」は、2017年夏より、モビリティ革命を支援するアクセラレーターとして、この領域で新たに立ち上がるベンチャー企業や、この領域で新たな取り組みを行う企業に対し、情報支援、事業開発支援、マーケティング支援、商品・サービス開発支援、資金調達支援などを行うことを目的とした取り組みを行っています。
これまで、ジゴワッツとの業務提携による「バーチャルキー」開発のほか、レイ・フロンティア株式会社との位置情報ソリューション「モビリティ・フロンティア」の共同開発、ナイル株式会社との業務提携による個人向け車両サブスクリプション「定額カルモくん」の展開、キャンピングカー株式会社の「キャンピングカーレンタル事業」、ロボットスタート株式会社との「車両向けAI音声コンパニオン調査」など、進化する自動車ビジネスが「サービスとしての移動」である「MaaS」に推移し拡大する流れを捉えてパートナーとの関係を深めています。
また、MaaS関連企業を幅広く紹介するためのセミナーの定期開催や、国内外の20以上のイベントからCASE/MaaSの最新情報を中心としたレポート講演の販売、モビリティ関連の海外視察企画などの関連事業も推進してまいりました。
「iid 5G Mobility」では、今後も新しいモビリティ・スマートサービスを発掘・支援、更に資本業務提携などを実施することで、新たな事業機会を捉え、非連続的な成長を目指してまいります。