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イード、『CES2021レポート』を発表
「スマートホーム」「スマートシティ」「サイバー化するEV」「ヘルス&ウェルネス」がテーマに

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株式会社イード(本社:東京都中野区、代表取締役:宮川 洋、以下 イード)は、「海外展示会レポート」として、今年1月11日(月)~1月14日(木)にアメリカ・ラスベガスで開催された「CES2021」の調査レポートを発表いたしました。

■「海外展示会レポート」について

イードでは、CESや各国モーターショーを代表とする海外の自動車・IT系の展示会を、CASEやMaaS目線で調査レポーティングし、販売を行っております。

納品物は各展示会毎に30~50ページのPPT(パワーポイント)レポート、お客様のオフィス等にお伺いし実施するプライベートセミナーとなります(オンラインでの対応も可能)。

詳しくはこちら:https://iid5gmobility-report.com/#top

■「CES2021」について

世界最大級の最先端エレクトロニクステクノロジーショーであるとともに、次世代自動車と各種スタートアップのグローバル発信の場となっています。

世界中からの出展社と、報道・投資・産業従事者が集まり、入場は関係者のみで一般公開はありません。例年であれば、開催期間を通じて、ラスベガス全域の展示会場や複数のホテルバンケットでパブリック・プライベート含めた展示やカンファレンスが展開されておりましたが、今年は新型コロナウイルスの影響で、すべての展示がオンライン開催のみとなりました。当然のことながら、展示内容は世相を反映したものになっていました。

『CES2021レポート』では、同展示会をオンラインで視聴、取材、調査、傾向分析を行っております。

本年度の『CES2021レポート』では「スマートホーム」「スマートシティ」「サイバー化するEV」「ヘルス&ウェルネス」をトピックスとして取り上げました。

■調査概要

  • 調査目的:「CES2021」の動向を以下の観点から調査・レポートし、今後の商品開発や商品企画の参考に資することを目的とする。
  • 調査内容:自動車/自動車周辺機器/最新のテクノロジー/デジタルソリューション/次世代車両/EV/自動運転/都市およびデジタルモビリティ/CASE/MaaS/スマートシティ/コネクテッドカー/5G/AI

調査レポート購入のご希望に関しては、こちらより、お問合せください。

【CES2021レポート概要】

■スマートホーム

ひとつ目に挙げるテーマは「スマートホーム」です。アメリカでも新型コロナウイルスによるロックダウン・外出自粛が長期化しており、ワークフロムホームを快適にするためのニーズが高まっています。「おうち時間」を快適に過ごすための提案は数多くみられました。

象徴的だったのが、家庭の水回り製品を得意とする大手メーカー、コーラーが発表した、日本のお風呂からインスピレーションを得たバスタブです。四角くて深さのあるバスタブからあふれたお湯がヒノキ材に溢れ出し、心地よい音を立てる。同時にお湯の表面に霧を発生させ、深いリラクゼーション効果を演出する。エッセンシャルオイルで爽快な香りを楽しむことも可能です。

サムスンは、家電メーカーからは、高機能なおそうじロボット「ジェットボット90 AI+」を発表しました。カメラやLiDARを搭載し、取得したデータをAIで解析することでオブジェクトを認識、あらゆる”散らかり”を特定しどのような掃除が必要かを認識できます。例えば、床に散らかるケーブルや衣服、あるいはペットの粗相などを判断し、避けて走行することが可能。今年の上半期に発売されます。家で過ごす時間が増えるに伴い、電気代がかさんでいる現状や、特に西部三州で山火事による停電も頻発しており、そのような課題に対する提案にもなっています。

蛇口やシャワーヘッドなどで知られるモエンは、”スマート蛇口”「U by Moen Smart Faucet」を発表しました。GoogleアシスタントやAlexaなどの音声アシスタントを通じて、出す水の水温や吐出量を音声で指定することができるもので、例えば「60度のお湯を1カップ」とリクエストすれば、蛇口の下に容器が置かれたことを検知して吐出します。

イスラエルのベンチャー企業バイアーは、家庭用のセンサー「バイアーホーム」を展示。カメラ無し、ウェアラブルデバイス無しで居住人をセンシングするデバイスです。壁に設置したデバイスによってミリ波レーダーで点群データを取得し、居住人の動きをAIで解析、居住人が倒れるなどの異変が起きた時にはそれを検知しアラートを出します。

■スマートシティ

この1年でニューノーマルが定着したため、スマートシティに求められる要件も大きく様変わりしました。CESにおいても、新たなニーズに対する提案が目立ちました。

例えばパナソニックは、ドライブスルーの接客効率をアップするシステムを提案。車社会のアメリカでは以前にもましてドライブスルーの利用が増加しており、長時間の順番待ちが顧客のストレスになっていることが背景です。バックエンドの在庫と連携したタフブックタブレットを接客時に利用し、時間当たりの顧客対応数を向上させることができます。

また基調講演に登場したベライゾンは、5Gの大容量・低遅延によるメトロポリタン美術館の遠隔アート体験を提案。最新の3Dレンダリング技術を活用し、遠隔でどこからでもリアルにアート作品を学ぶことができるというもの。学校のロックダウンやオンライン授業が続くアメリカでは、教育の断絶が社会的な話題になっていることも背景にありそうです。

そしてベライゾンはこのような遠隔教育への支援も表明。2030年までに1000万人のデジタル教育格差を埋めていくために500億ドルの支援だけでなく、既に100の学校に5G設備を設置することを約束しています。

物流もまた大きな変化にさらされている分野のひとつです。個人宅への物流が増え、ポストコロナにおいてもその傾向は続くとされており、配送バンから玄関先までのラストマイルのソリューションは効率アップに欠かせません。スカイワード、UPSとベライゾンが発表した5Gドローン配送実証実験は、ドローンによるラストマイル効率化を狙うものです。

そして、電動化を全方位的に推進すると宣言してショーの主役となったGMは、EVを活用し物流を包括的に支援するサービス「ブライト・ドロップ」を起ち上げると発表。EV・テレマティクス・フリート管理システムで環境に対応した物流の効率化を支援するものです。

まず発表されたのが、配送バンから玄関先まで自律移動する電動パレット「EP1」。フェデックスの実証実験で「EP1」の活用によって1日当たりの配送量が25%アップしたとのことです。

「EP1」と組み合わされるのは小型EVトラック「EV600」。2021年後半に物流大手のフェデックスに500台供給し、22年以降に市販する予定。フル充電で最大400kmの航続距離を実現し、貨物スペースの容量は1万7000リットルを確保しています。

■サイバー化するEV

アメリカにおけるEV市場は、その約8割を占めるテスラの独壇場です。これはつまり、エコロジー訴求だけでは顧客を獲得できないことの証左とも言えるでしょう。今回GMが発表したEVも、エコ訴求というよりも、テスラのEVを買い求めるような顧客層に訴える「サイバーカー」ともいうべきEVの提案でした。

GMのトラックブランドGMCからは、「HUMMER EV」が登場。世界初のEVスーパートラックを謳い、2021年の秋に発売予定。電動車ならではの爆発的な加速力や、精緻なトルク配分による悪路走破力をアピールしています。1000馬力で0-100キロ加速はなんと3秒。エンジンでは到底実現できない怪物級のパフォーマンスをゼロエミッションで実現する、いわばサイバーなモンスターです。

同時に展示されたGMのラグジュアリーブランドであるキャディラックの新型EV「リリック」「セレスティック」、これらについても環境性能のアピールはなく、ダッシュボード全面を覆うディスプレイによるサイバーなHMIや、電子制御が進む豪華なインテリアのアピールに終始していました。

またメルセデスは、まもなく発売される同社のラグジュアリーEVサルーン「EQS」に搭載される新世代HMIシステム「MBUXハイパースクリーン」を発表しました。3つのOLEDディスプレイを、左右141cmにもなる巨大な1つの湾曲スクリーンに集約したもので、複雑化するファンクションを顧客が迷いなく利用するための「ゼロ・レイヤーの原則」を採用し、20を超える機能の中から、AIが様々な状況から必要な機能を最上位に表示します。

■ヘルス&ウェルネス

4つ目に挙げるトレンドは「ヘルス&ウェルネス」。ライフスタイルの変化により、人々の健康管理のしかたも変化しており、それに対応したソリューションが活況でした。特に、生体情報をセンシングしてデータをAIで解析することで健康管理や異常を検知する機能を提案するものが非常に目立ちました。

例えばボッシュの腕時計型ウェアラブルデバイス「BHI260AP」は、センサーによって利用者が何の運動をしているのかを検出し、具体的なフィットネス・アクティビティとして記録したり、利用者のフィットネスをコーチングする機能もあります。

日本のスタートアップ企業であるQuantum Operationは、世界初の針を用いない血糖値ウェアラブルセンサーを発表。LEDおよびフォトダイオードを使い、独自のスペクトラム安定化技術やノイズ除去技術によって高精度かつ再現性あるデータ取得を実現するものでした。

そしてオムロンは「VitalSight」を展示。血圧計と体重計をコネクテッドさせ、医療クラウドに繋ぐ事で高血圧患者の自宅での遠隔医療を可能にするシステムで、ユーザーはいつも通り血圧や体重を測るだけで数値が自動的に記録されます。記録されたデータは医師と直接繋がっているため、異常値や観察を必要とする数値になった時には医師から即時にアラートが出せます。

■レポートの販売について

本調査レポートはご購入いただけます。

価格:400,000円(税別)
ページ数:PPT/A4/115ページ
納品物:レポートPPT、報告会

詳しくはこちら:https://iid5gmobility-report.com/#plan
ご購入はこちら:https://www.iid.co.jp/contact/iid5gmobirepo-contact.html
※お問合せ詳細欄に「CES2021レポート購入希望」とお書きください。

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