イード、ジゴワッツと共同開発のスマホがクルマの鍵になる「バーチャルキー」 NTTグループ企業のサービス「ノッテッテ」へ提供
「iid 5G Mobility」でモビリティ革命への貢献を目指す株式会社イード(本社:東京都新宿区、代表取締役:宮川 洋、以下 イード)と、デバイス開発と認証技術に強みを持つ株式会社ジゴワッツ(本社:東京都中央区、代表取締役:柴田 知輝、以下 ジゴワッツ)が共同開発したスマートフォンをクルマの鍵として使える「バーチャルキー」を、株式会社エヌ・ティ・ティ・ル・パルク(本社:東京都台東区、代表取締役 浅野 彰、以下 NTT ル・パルク)が2020年5月21日(木)より開始する新たなカーシェアリングサービス「ノッテッテ」に提供いたします。
「バーチャルキー」は、株式会社スマートバリュー(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:渋谷 順、以下 スマートバリュー)が提供する、法人が保有する社用車をグループ企業や地域の一般利用者等へもシェアできるモビリティシェアリングプラットフォーム「Kuruma Base Biz(クルマベースビズ)」に搭載されています。これにより「Kuruma Base Biz」はクルマの運行管理から予約、決済、利用時のクルマの解錠・施錠もすべてひとつのアプリで完結できるソリューションとなっています。今回この「Kuruma Base Biz」がNTTル・パルクのカーシェアリングサービス「ノッテッテ」に導入されました。
イードとジゴワッツは、今後も「社用車の共有」への変化に対応する、文字通りキーデバイスとして「バーチャルキー」の活用事例を増やしていきたいと考えております。
なお、本件による当社の連結業績に与える影響は軽微です。
■スマートバリュー提供の「Kuruma Base Biz」の概要
- ・1台の車両を業務でシェアしながら、地域の一般利用者にもシェアできる
- ・社用車の柔軟な活用を実現
- ・法人向けの管理機能については、導入実績 20,000 台以上の運行管理システム
■「バーチャルキー」(https://virtualkey.jp/)について
「バーチャルキー」(特許第6501330号)は、クルマのスマートキーの機能をスマートフォンに置き換える、つまり「スマホがクルマの鍵になる」スマートロックシステムです。ジゴワッツの「key.bo/t」認証テクノロジーを利用した認証サーバ(③)とスマートフォンアプリ(②)、バーチャルキー車載器(①)によって構成されます。
バーチャルキー車載器は、対象車種のセキュリティに対する改造工事をすることなく、よって安価に車両をカーシェアに対応させることができます。また、スマートフォンアプリをつかった鍵のため、カード発行などの時間とコストを圧縮した運用を可能にしています。
■株式会社ジゴワッツについて
電気自動車用普通充電器の開発、IoT製品群向け非同期認証システムなどの認証および課金システムの開発を手掛けています。ほかにキャッシュレスカフェ「ROBOTS.COFFEE」の運営も行っています。
■「iid 5G Mobility」について
「iid 5G Mobility」は、2017年夏より、モビリティ革命を支援するアクセラレーターとして、この領域で新たに立ち上がるベンチャー企業や、この領域で新たな取り組みを行う企業に対し、情報支援、事業開発支援、マーケティング支援、商品・サービス開発支援、資金調達支援などを行うことを目的とした取り組みを行っています。
これまで、ジゴワッツとの業務提携による「バーチャルキー」開発のほか、レイ・フロンティア株式会社との位置情報ソリューション「モビリティ・フロンティア」の共同開発、ナイル株式会社との業務提携による個人向け車両サブスクリプション「定額カルモくん」の展開、キャンピングカー株式会社の「キャンピングカーレンタル事業」、ロボットスタート株式会社との「車両向けAI音声コンパニオン調査」など、進化する自動車ビジネスが「サービスとしての移動」である「MaaS」に推移し拡大する流れを捉えてパートナーとの関係を深めています。
また、MaaS関連企業を幅広く紹介するためのセミナーの定期開催や、国内外の20以上のイベントからCASE/MaaSの最新情報を中心としたレポート講演の販売、モビリティ関連の海外視察企画などの関連事業も推進してまいりました。
「iid 5G Mobility」では、今後も新しいモビリティ・スマートサービスを発掘・支援、更に資本業務提携などを実施することで、新たな事業機会を捉え、非連続的な成長を目指してまいります。