イード、『MOVE 2020レポート』を発表
「スタートアップ中心の祭典」「MaaSプラットフォーマーの群雄割拠」「モビリティはMaaSからスマートシティへ」などがテーマに
株式会社イード(本社:東京都新宿区、代表取締役:宮川 洋、以下 イード)は、「海外展示会レポート」として、今年2月11日(火)~2月12日(水)にイギリス・ロンドンで開催された「MOVE 2020」の調査レポートを発表いたしました。
■「海外展示会レポート」について
イードでは、CESや各国モーターショーを代表とする海外の自動車・IT系の展示会を、CASEやMaaS目線で調査レポーティングし、販売を行っております。
納品物は各展示会毎に30~50ページのPPT(パワーポイント)レポートと15分~30分の動画レポート、そしてお客様のオフィス等にお伺いし実施するプライベートセミナーとなります。
詳しくはこちら:https://iid5gmobility-report.com/#top
■MOVE 2020について
毎年ロンドンで開催されている世界的なモビリティイベントで、コンセプトは “Reinvent the Mobility (モビリティの再発明)”です。
OEM視点ではなく、公共交通・スマートシティ視点から“モビリティの未来”を見ているところが本イベントのポイントとなります。
250社ほどのスタートアップを中心とする企業が、モビリティの未来に関する展示を行っており、これだけのモビリティ関連スタートアップが集うのは世界的にも他にはなかなかありません。
『MOVE 2020レポート』では、同展示会に赴き、現地で取材、調査、傾向分析を行なっております。
本年度の『MOVE 2020レポート』では「スタートアップ中心の祭典」「MaaSプラットフォーマーの群雄割拠」「モビリティはMaaSからスマートシティへ」をトピックスとして取り上げました。
調査概要
- 調査目的:『MOVE 2020レポート』の動向を以下の観点から調査・レポートし、今後の商品開発や商品企画の参考に資することを目的とする。
- 調査内容:自動車/自動車周辺機器/最新のテクノロジー/デジタルソリューション/次世代車両/EV/自動運転/都市およびデジタルモビリティ/CASE/MaaS/スマートシティ/コネクテッドカー/5G/AI
調査レポート購入のご希望に関しては、こちらより、お問合せください。
【MOVE 2020レポート概要】
■スタートアップ中心の祭典
今回印象的だったのは、「MOVE 2020」がスタートアップ企業を主役としたモビリティイベントだったことです。
会場の中心には200社を軽く超える数のスタートアップが出展しており、そのスタートアップブースの傍らでは、常にスタートアップ企業によるピッチイベントが行われていました。
また、大手企業は基本的にスタートアップ企業と組むために出展しており、自社の技術やサービスをアピールするのではなく、パートナーを探すための展示を行っていることが印象的でした。
■MaaSプラットフォーマーの群雄割拠
今回多かったのはモビリティサービスプラットフォーマーによる展示で、どの企業もプラットフォーマーの地位を狙うべくアピールをしていました。
しかし「特筆すべきテクノロジーを持たず、規模も小さいプラットフォームサービスはやがて淘汰される」とHERE mobilityも言っており、2020年からの数年間はまさに「MaaSプラットフォーム戦国時代」になると考えられます。
国土交通省は2020年2月「MaaS関連データの連携に関するガイドラインver.1.0(素案)」を発表しました。この中で示されている通り、地域毎で生き残ったプラットフォーマー同士が連携し、大きなMaaSプラットフォームを形成していくのかもしれません。
■モビリティはMaaSからスマートシティへ
今回はモビリティイベントということで、OEMやサプライヤーによる出展・登壇が多くなると思われましたが、いわゆる「空飛ぶクルマ」を企画・開発するeVTOLメーカーや、都市交通の最適化を進める自治体、世の中の無駄をなくし最適化を図る非営利団体など、CASEやMaaSに留まらない様々なモビリティプレーヤーが参加していました。
CASEによる技術革命を発端に進む、所有型の自動車利用からシェアリング・オンデマンド型のモビリティ利用への移行だけでなく、モビリティが行き交う都市交通の最適化、すなわちスマートシティ推進のための各種サービスやソリューションが多く見受けられるイベントでした。
■レポートの販売について
本調査レポートはご購入いただけます。
詳しくはこちら:https://iid5gmobility-report.com/#plan